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2017年06月06日
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カテゴリ: EV  電気自動車
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 ニコラ・テスラは1856年7月10日、当時のオーストリア帝国、現在のクロアチアに生まれた天才発明家、物理学者、電気技師。
 交流電気方式、無線操縦、蛍光灯、空中放電実験で有名なテスラコイルなどの多数の発明を行った。
 テスラが考案した現代に通じる交流発電、給電システムは、直流方式を主張したエジソンを敗北させた。
 全地球的な無線送電システム(世界システム)による最大効率の実現を提唱したが道半ばに資金を絶たれ潰えた。
 磁束単位の密度に名を残す「テスラ」は秘密とロマンの気を感じさせる。
 米国・シリコンバレーを拠点に、バッテリー式電気自動車と電気自動車関連商品を開発・製造・販売している自動車会社テスラの名はニコラ・テスラにちなんだもの。
 テスラはEVの代表的メーカーになっている。
【中国のテスラ・ファラディ】
 中国系EVメーカー・ファラディは、フレキシブルプラットホームを謳い、プロダクションモデルもない昨年の段階ですでに北ラスベガスに工場建設を発表。
 土方細秩子 (ジャーナリスト)
 2017年1月14日 WEDGE Infinity
 昨年のCESのオープニングに合わせて未来的なレースカーに近いスーパーカーコンセプト、FFゼロワンを発表した「謎のEV会社」ファラディ・フューチャーが、今年もCES期間中に市販化モデルのコンセプトを発表した。
 今回のコンセプトは「FF91」と名付けられたモデルで、同社のニック・センス氏は「これは単なる車ではなく未来のモビリティ、未来の自動車産業をリフォーマットする存在となる」と豪語した
 …(略)…



 もちろんこれらの機能は他の自動運転開発を行うメーカーも同様に提唱している。
 そこでFFが決定的な違いを見せるのが、車のパフォーマンスという部分だ。
 ファラディ社によるとFF91は「世界で最もパワフルなEV」だという。
 EVとして世界最大のバッテリーを備えるFF91は130キロワット時のエネルギーを発生。
 継続走行距離は500キロを越える。
 さらにスピードは決定的で、停止状態から時速100キロ達成に要する時間はわず2.39秒だという。
 …(略)…
 とても怪しげだ。
 どんなに凄い性能でも、市販価格と耐久性抜きでは評価ができない。
【空のテスラ】
 EV専業メーカーのテスラは電機駆動の代名詞になったようだ。
 米国のズナムアエロ社は「航空産業のテスラ」と呼ばれているという。
 土方細秩子 (ジャーナリスト)
 2017年4月14日 WEDGE Infinity
 「航空産業のテスラ」と呼ばれ、注目を集める企業がある。
 米ワシントン州に本拠地を置くズナム(Zunum)アエロ社だ。
 CEOのアシシュ・クマール氏はマイクロソフト、グーグル、デル、マッキンゼーなどで経験を重ね、2013年ズナムを設立した。
 目的は 「商業用のHEA(ハイブリッド電気航空機)の製造」 だ。
 ハイブリッドとは電池と化石燃料を合わせたエンジンだが、ズナムが目指しているのは全体のエネルギーの20%をバッテリーからのものにする、というシステム。
 これにより航空機の騒音は75%、排気ガスは80%カットできる、という。
 クマール氏は予てからHEAは経済全体に大きな衝撃を与えるものになる、と主張して来た。
 なぜならEVの開発が進み、バッテリー価格は下落する。
 しかし通常の航空機はジェット燃料に多大な費用をかけ続ける。
 特に短距離のフライト、例えばサンフランシスコーロサンゼルス間を考えた時、クマール氏は「HEAによるオペレーティングコストは40-80%下落、またエンジン稼働などの時間がかからないため所要時間も約半分になる」という。



 クマール氏にとって、HEAで最も大切な部分はバッテリーだ。
 現在ズナム社は30を超えるバッテリーメーカーに打診、最適なバッテリーを選定中だが、最終的にはリチウムイオンもしくはソリッドステートが採用されることになるだろう、という。
 …(略)…

 航空機の基本は軽量化。
 そのためには恐らく電池の飛躍的進化が必要となるはず。
 電池を自社開発、製造しないのは、とても「ムシノイイ」話。

【テスラを目指さないテスラ】
 京都発のEVベンチャーはGLM。
 「開発プラットフォーム」の提供に活路
 2017年5月9日 日経ビジネスオンライン
 …(略)…
 日本での報道発表会では、これまで明かされてこなかった4000万円という予定価格と、1000台という目標販売台数、そして2019年という量産開始時期が公開された。
 京都の研究開発拠点で重要部品の搭載検討を始め、年内には試作車での走行テストを行う予定だ。
 G4の性能は、まさに EVのスーパースポーツカー である。
 車両の前後にモーターを2機搭載した4輪駆動で、二つのモーターを合わせた最高出力は400kW、最大トルクは1000Nmを発揮する。
 この性能は、現在フェラーリの最も高性能な車種「812 Superfast」に搭載されている排気量6.5LのV型12気筒エンジンの最高出力588kW、718Nmという数字と比べると、最高出力では下回るものの、最大トルクでは大きく上回る。
 …(略)…


 予定価格は高額ではあるが、正直に価格と販売台数を示しているので、現実感がある。
 重量バランスに関する記事は本当なのか分からないが、車の基本が分からない人々が開発に携わっており、革新的なメカニズムが生まれるか、幻と化すか。

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最終更新日  2018年11月25日 07時50分38秒
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