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2018年04月30日
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カテゴリ: 読書
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『古代の技術を知れば、「日本書紀」の謎が解ける』
 長野 正孝(著)
 PHP新書 2017年10月27日

 『古事記』『日本書記』により隠蔽された「船」の
王国日本の謎が解き明かされる。
 古代日本の文物、技術の中心は大和だけではなかっ
た。
 大規模な物流が、海運・舟運中心であったことを示
す様々な痕跡から解き明かす、古代日本の王国の真実。      ​

目次
序章 技術屋の見方と八つのお願いごと
第1章 対馬はなぜ泡の国とされたのか
第2章 海路でつながる壱岐、沖ノ島の神々
第3章 神功皇后の九州遠征―奪われた九州の遺産
第4章 「倭の五王」の国・出雲王国
第5章 神武東征―国威発揚と国土荘園化
第6章 虚構から現実の歴史に―継体天皇の淀川凱旋
第7章 隠され、無視され続けた古代海洋王国群
第8章 解けた巨大古墳群の謎―百舌鳥・古市古墳群考察
第9章 『日本書紀』の呪縛を解く

     ​


 日本最初の正史である『日本書紀』には頻繁に軍隊
の派遣がある。当時の交通の技術を考えれば、特に冬
季における軍隊の移動が難しいことは明白であるにも
拘わらず、なぜ冬場の行軍の記述が数多くあるのだろ
うか?
 また、対馬で二世紀ごろから海の安全を祈る太占や
アマテラスの信仰が行われていたこと、そして、出雲
や丹後が交易で栄えていたことに、『日本書紀』はな
ぜ触れていないのか?
 対馬、壱岐、丹後、敦賀など現地を訪れ、技術者の
視点で先入観を排して分析すると、『日本書紀』の実
質的な編纂者である藤原氏の深謀が明らかになった。
古代史研究の盲点を突く意欲作。

     ​ ​​





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最終更新日  2018年04月30日 22時00分12秒
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