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2019年07月19日
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カテゴリ: 自動車
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 答えは、日本のユーザー向けに開発した車がN-BOXとフリードぐらいしかないから。

 最近のホンダは面白くない、という声を聞くことも少なくなった。
 "面白いクルマ"を作る会社として期待されなくなったのだろう。
 ホンダ経営陣の意図には合っているのだろう。
 「今」のホンダを示すよくまとまった文章があったのでメモ。
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【N-BOXしか売れない】
なぜホンダは微妙な車をつくるのか
2019.06.03 Ancar Channel
  …(略)…
コストと効率性重視の社風
 ホンダはコストや効率性を重視し、株主への価値を重要視している傾向があります。
 大きな会社にはよくあることですが、会社が大きくなればなるほど現場や技術者の声が届かなくなるのです。
 エンジニアがどれだけ革新的なことをしようとしても、コストを削減され経営陣に止められる。
 挑戦や進化を必要なリスクとして捉えることができない体質が車にまで出ているように思います。
 第一にユーザーを考え、次に販売店を大切にすることが自動車メーカーとして一番大切なことです。

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保守的で北米向けのデザイン
 ホンダ顔は横長でツリ目のヘッドライトに太いアルミのバーが入ったグリル。
 これは北米や中国でウケるデザインなのです。
 北米や中国が主戦場ですから、当然北米や中国でウケるデザインの車を作ります。
 それを日本に持ってきてもウケるわけがないでしょう。
 また、デザインに関してはかなり保守的で、自社の人気な車のデザインを参考にするそう。
 つまり、似たような車が量産されるのです。
 そりゃつまらなくなりますよね。
 また、欧州の高級車のようにデザインに統一性を持たせて、ブランド力を強化するというのもホンダの将来を考えたら必要なことでしょう。
 ホンダのデザインは、ホンダがこれからどのようになっていきたいのかが全く見えません。
 やはり、ユーザーもホンダについていきたいと思わせるには、デザインで方向性を示していく必要があるでしょう
  ―引用終了―
        ​
 見かけのデザインだけでなくハンドリング、乗り心地、ユーザビリティまで北米仕様。
 その証拠に、シビックもアコードもリッジラインも、米国でカーオブザイヤーを受賞している。
 収益の上がる米国に魂も預けたクルマ作りをしていれば、日本のホンダファンの納得が得られないのも納得できる。
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 そして現在は、中国での販売が伸びることも主要な目標となっている。
 デザインは北米だけでなく中国のユーザーの要求も反映している。
 ホンダ車のデザインは北米と中国で評価されることを目指している。

 日本のユーザーの比重はどんどん低下する。
 ヨーロッパでのシェアに至っては風前の灯火。
 英国、トルコの工場閉鎖は必然。
 軽自動車は基本的に国外で販売していない。
 N-BOXが売れるのは、ホンダが日本のユーザーだけを念頭において企画・開発・製造したからだ。
 やればできる?
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 シビックタイプRは売れる。
 走りのいいシビックは、走りを強調してPRしないのでハッチバック、セダンとも売れない。
 タイプRは、フィットやS660ではやらない。

 日本では「やらないんだな」。
 やらないホンダ、スペシャルティカー メーカーを目指しているホンダ。
 トヨタは絶好の機会を活かしガズーレーシングでスポーツイメージを強調。
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 コアファンの意識を変えようとでもしているのか、売れそうなものを売らないホンダは、日本で売れ行きが鈍くても驚くにあたらない。
 ホンダエンジンのF1がどんなに買っても、F1ファンの夢を満たす車は、ホンダのカタログにはない。
 NSXは米国オハイオ製で、日本の割当台数は決まっている。
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最終更新日  2019年07月19日 16時00分11秒
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