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2019年12月09日
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テーマ: 韓国!(17316)
カテゴリ: 自動車
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 ドイツ、日本の自動車メーカーは、電動化、自動化対応のための莫大な研究開発費をねん出するため要員削減などを発表し、苦心している。
 近年販売台数が低下している韓国・現代自動車は、なんと新社屋に巨費を投じようとしている。
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 鑑定評価額の3倍の10兆ウォンで取得した土地建てる本社ビルは、地上105階で569m。
 3兆ウォン以上を投じ、2026年完工予定。
 本社のほか、高級ホテル、コンサートホール、展示場などを設け、「現代自動車タウン」とする。
 2018年の現代自動車と起亜自動車の営業利益は3兆5000億ウォン。
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現代自動車、
成長鈍化でも後に引けない「会長の悲願」
玉置 直司
2019.11.28 JBpress
  …(略)…
 もう一つは、現代自動車が世界市場で苦戦を強いられているのだ。
 現代自動車と子会社の起亜自動車は2000年代に入って急成長を続けた。
 世界上位グループの一角に入ったが、ここ数年、米国、欧州、中国など主力市場で苦戦が鮮明になってきた。
 現代・起亜車の世界販売台数は、2014年と2015年に800万台を突破した。
 しかし、それ以降は減少に転じ、2017年には723万台に落ちた。
 2018年も740万台にとどまり、2019年は再び前年比マイナスになる可能性が高い。
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生産能力900万台、販売実績700万台
 特に苦戦しているのが中国市場だ。
 一時は中国市場でシェアを伸ばし、次々と工場を新設して生産能力は年間200万台を超えた。
 ところが2019年の販売台数は80万台割れの公算が高く、大規模リストラを断行中だ。
「毎日経済新聞」によると、世界全体では「生産能力は900万台、販売台数は700万台」で、生産能力の縮小が待ったなしだ。
 もちろん、成長が期待できる市場に工場を建設することは当然だが、何となく「気勢が上がらない」のだ。
  ― 引用終り ―
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 11月26日、2020年度に新型5車種投入を発表した日産自動車は、11月28日、2020年に 約330億円を投じて栃木工場へ電動化 など次世代車づくりを支える最新生産技術を導入すると発表。
 パワートレインユニットの組立てを電気自動車(EV)やガソリン車などを問わず、ロボットが一括で自動で行うなどの最新技術を同年以降、国内外の工場へ順次導入する。
 トヨタ、ホンダも研究開発費の増額、系列会社の統合による研究開発体制の強化に取り組んでいる。
 電動化は、研究開発にも製造設備にも巨額の資金を要する。
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 現代自動車は、ここ3年、将来がある世界最大の新車市場・中国でも販売台数、シェアともに低下。
 どうやら中国がダメならインドネシアがあるさ、と考えているようだが、インドネシアはトヨタにとっても大事な市場。


 現代自動車は、起亜自動車の買収、米国、中国での成功で見た夢を再び、三度みようと考えているのだろう。
 世界の有力自動車メーカー、電動化(バッテリー、モーター)、自動運転(運転制御、インターフェイス、AI)などで、開発費と人材確保に汲々としている。
 新社屋が現代自動車グループの落日の象徴とならぬことを願う。
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最終更新日  2019年12月09日 16時00分09秒
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