SAC.COM

2019年12月26日
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カテゴリ: 航空&ミリタリー
 MREは、米軍のレーション。
 Meal, Ready-to-Eatの頭文字をとった名称。
 1936年から1941年にかけて、米国で1つのパッケージで1食分とするような形態の総合的なレーションが開発され、CレーションとDレーションと名付けられた。
 代表的なCレーションは、米軍が第二次世界大戦から1980年代にかけて製造、配給したレーション(戦闘糧食)。
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 正式名の“Meal, Combat Individual”(個人用戦闘糧食)から、MCIレーションと呼ばれることもある。
 初期のレーションは保存性、栄養価、耐久性重視で開発され、運搬性や味への配慮は薄かった。
 「まずさ」で有名になったMREには、頭文字を利用して数々のあだ名がつけられた。
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Mr.E
(ミステリー)
Meals, Rarely Edible
(とても食べられたものじゃない食べ物)
Meals Rejected by the Enemy
(敵からも拒否された食べ物)
Meals Rejected by Everyone
(誰もが拒否した食べ物)
Meals Rejected by Ethiopians
(エチオピア人にも拒否された食べ物、1983年から1985年まで起きたエチオピア大飢饉に因む)
Meal, Ready to Excrete
(すぐ排泄できる食べ物)
Morsels, Regurgitated, Eviscerated
(吐き戻され、骨抜きにされた一口)
Mentally Retarded Edibles
(知恵遅れな食品)
Materials Resembling Edibles
(食べ物に似た何か)
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 味の評判の悪さが鳴り響きMREは改善された。
 また、缶詰主体で重かったため、1983年から大幅に軽量化されたMREレーションが配給されはじめ、Cレーションは段階的に廃止された。
 軍隊同士の交換会、食べ比べ記事などによると、評価が高いのは、フランス軍、イタリア軍。
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 日本語の記事、マニアによるレポートによると自衛隊レーションの味の評価も高いという。
 米軍は依然として他国軍隊のレーションと比較して「まずい」と評されている。
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最終更新日  2019年12月26日 06時00分11秒
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