・1971年モデル 初登場した455 cu inエンジンは、マッスルカー時代最後となったハイパフォーマンス・エンジン。
1973年と1974年に、スーパーデューティ455(SD-455)の特別版も供給された。
SD-455はポンティアックの366 cu in NASCARエンジンのコンポーネントを利用して、最大540馬力を発生するレース用エンジンとして造られた。だが、環境保護庁(EPA)とGMの協議の結果、300馬力を上回らないことを義務づけられ、290馬力のSD-455となった。
実際は371馬力(グロスで約440馬力)を発生していた。また、比較的簡単に500馬力以上の仕様に戻すことができた。
ポンティアックは455 cu inを数年間提供したが、排出ガス規制が強化され、終焉を迎えた。
・1976年モデル ポンティアックの50周年を記念して、ブラック&ゴールドの特別仕様のトランザムが発売された。 1976年モデルのトランザムは、455 cu in搭載車が7,100台に留まり、「ビッグ・キューブ・バーズ」(大排気量のファイアーバードたち)の終わりとなった。
・1977年モデル
1977年のフェイスリフトでヘッドライトがSAE規格の角型4灯となった。
ポンティアックは通常の180馬力の400 cu in(6.6L)に対し、200馬力を発生するT/A400 cu inエンジンがラインナップされた。 カリフォルニア仕様と高地仕様車には、ポンティアックのエンジンより高めの圧縮比と扱いやすいトルクバンドを持つオールズモビル403エンジンが搭載された。
・1978年モデル ポンティアック400 cu inエンジンにより圧縮比が向上する小さな燃焼室を持つシリンダーヘッドが装着された。これにより排気ガス浄化により長年低下する一方であった出力を10 %向上させ、最高出力は220馬力となった。
400 cu in/403 cu inオプションは1979年まで選択可能で、400 cu inのエンジンには4速マニュアルトランスミッションが装備された。