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2022年01月02日
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テーマ: 人口減少(17)
 日本沈没はそう簡単に起こらないと思われるが、伝統的な「日本人」は著しい減少、または消滅の危機にあるようだ。
 人口構成と出生率、死亡率等から、日本人が今後10年間で1100万人減少することはほぼ確実。
     ​
今後10年で1100万人減の現実にどう対処するか
鈴木 貴博
2021/12/12 東洋経済ONLINE
  …  (略)  …
「5年前から94万人減」に隠れた178万人減の真実
 11月30日に総務省が2020年国勢調査の確定値を公表しました。NHKの報道のタイトルは『日本の総人口減少続く 5年前より94万人余減少』です。全国紙の報道もすべて「5年で94万人減」で統一されています。
 「思っていたよりも小幅だな」
 というのが経済評論家としての私の直感でした。2008年に日本の人口が減少に転じた後、それにしても5年で94万人とは減少ペースが遅く感じられる。それで総務省の発表を読んでみると実情がわかりました。数字のからくりはこういうことです。
①日本人の人口は5年間で実は倍近い178万人も減少している
②外国人人口がこの5年間で84万人増えている
③その差し引きで日本の総人口が94万人減少と報道されている
 この説明なら私もピンときます。経済の世界では『2030年問題』というキーワードがあって、2030年には日本の人口が大幅に減少し、そのことで経済が回らなくなるのではないかという危機感があります。
     ​
 ちょうど10年前、2011年に総務省が発表した資料を引用しますと、その時点で未来予測された2030年の日本の総人口は1億1520万人。2020年の人口と比較すればこれからの10年間で1100万人も減少する予測でした。
 これからの10年間で1100万人の人口が減少する予測があるならば、最初から「これまでの5年間で日本人は178万人減少している」という事実を報道してくれれば、事の重大さがもっと伝わったはずです。
     ​
 日本の人口は減少に転じてからは放物線を描くように人口減少が始まると予測されています。
 とりあえずここまでの5年間が178万人減で、ここからの10年は1100万人減少というペースで減っていくわけで、やがて 人口は半減し遠い将来には「日本人は消滅する」 とまでまことしやかに言われているぐらいです。
  ―  引用終り  ―
     ​
 日本の経済、社会を再生、復興する解決策として著者は2点あげている。
 ひとつは、移民国家として門戸を開放し外国人を活用すること。
 もうひとつはDX(デジタルトランスフォーメーション)の活用で限界集落化を阻止すること。
     ​
 伝統的「日本人」はいなくても経済社会は大丈夫らしい。
 日本で生まれ、日本語をはなす日本人の国の「日本」は、新しい「日本」に転換する(既に転換しつつある)。あるいは古い日本は「消滅」する。
 日本が生き残る道は、生まれ変わるしかない。





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最終更新日  2022年01月02日 16時00分07秒
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