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2022年11月03日
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テーマ: ボーイング(7)
カテゴリ: 民間航空
 自動車の自動運転技術などが注目されているが、旅客機の自動操縦技術は自動車に先行している。
 AI技術がさらに進歩すれば、緊急時の対応のためのパイロットも不要となり、パイロットなしで飛行機が飛ばせるようになるのではないか、というレベルまでになっている。
 中型、双発以上の旅客機は、操縦士、副操縦士とともに航空機関士が搭乗していたが、航空機関士が廃止されて久しい。
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 高度の安全性確保を要求される操縦士の資格は機種ごとに設定されていたが、JALは、ボーイング777と787を“ダブル乗務”できる「MMF」制度を2019年に導入しているという。
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パイロットに革新
「2種類の旅客機に乗れる制度」 
操縦に違和感ないの? JAL機長に聞く
乗りものニュース 2022年10月23日
 通常旅客機のパイロットは、同時期に複数の型式をまたいで乗務することはできません。しかしJALでは、ボーイング777と787を“ダブル乗務”できる制度を導入しています。2つの型式の操縦に違いはないのでしょうか。
「思いのほか変わらないな」
 通常、旅客機のパイロットは、手順やシステム、操縦感覚の差異を排除すべく、同時期に複数の型式をまたいで乗務することはできません。しかし2019年4月に本邦の通達改正により実施可能になり、 JALでは、この“常識”を覆す革新的な制度を国内でいち早く取り入れていました。「MFF(Mixed Fleet Flying)」といい、1人のパイロットがふたつの型式に乗務できます。
 この“ダブル乗務”制度、担当パイロットにとって違いを感じ、困惑することはないのでしょうか。
 JALでは「MFF」制度を2019年にスタート。その内容は、ボーイングの旅客機「777」「787」のふたつの型式をまたいで乗務できるというものです。
  …  (略)  …
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777と787、どれくらい似てるのか?
 古川機長は2機種の共通性を次のように説明します。
 「基本的な配置とフロー(作業の流れ)、ディスプレイの配置は2型式とも一緒です。配置だけでなく、チェックの順番も統一されています。システム的なつくりとしては787の方が電気飛行機的なところもあるので、スイッチの量などは違うところはありますが、間違うことはまずありません。逆に違うところを探すのが難しいくらいです」
 「冗談みたいな話なんですが、小さなところだと、コクピットのドアを開けるときに押すのか引くのかとか、1段コクピットに段差がある777に対し、バリアフリーにも配慮された787は段差がないんです。その段差でつんのめりそうになったり……そんな笑い話みたいな違いしかないです(笑)」
 JALによると「MFF乗員になるには、機長・副操縦士としての経験に加え、両型式の資格を維持するための訓練を実施し、どちらかの型式で審査不合格となった場合は両型式を乗務不可とするなどの付加的条件が設定されている」とのこと。この制度を導入したことによって、「パイロットの配置を柔軟に割り当てられる」(古川機長)としています。
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 ボーイング787は、当初から操縦性を777と共通性を持たせるよう開発されています。
  ―  引用終り  ―





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最終更新日  2022年11月08日 05時19分40秒
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