SAC.COM

2022年11月14日
XML
テーマ: ボーイング(7)
カテゴリ: 航空事故
 11月12日、米国・テキサス州の航空ショーで上空から降下してきたP-63戦闘機がB-17爆撃機に衝突、2機は墜落した。
 地元の警察はこの事故で6人が死亡したと発表した。
     ​ ​​​
米航空ショー
2022年11月13日 AFP 
 米テキサス州ダラス(Dallas)で開催されていた航空ショーで12日、第2次世界大戦(World War II)中に製造された大型爆撃機と戦闘機が空中衝突する事故が起きた。連邦航空局(FAA)が明らかにした。
 衝突したのは、ボーイング(Boeing)の戦略爆撃機B17「フライングフォートレス(Flying Fortress)」と、ベル・エアクラフト(Bell Aircraft)の単発単座式戦闘機P63「キングコブラ(Kingcobra)」。搭乗していた人数や生存者の有無は不明。
 2機は、ダラス・エグゼクティブ空港(Dallas Executive Airport)で開かれていた「ウイングス・オーバー・ダラス航空ショー(Wings Over Dallas Airshow)」の午後のプログラムに参加していた。
  ―  引用終り  ―
     ​
P-63
 ベル・エアクラフト社、胴体中央、操縦席の後に液冷式V型12気筒のレシプロエンジンを置き、プロペラ軸を通った大口径37mm機関砲を機首に装備するP-39エアラコブラを開発した。しかし、高高度性能が貧弱だったため戦闘機としては苦戦を強いられた。
 この後継機として、同じレイアウトで高度による性能低下問題を解決した発展型がP-63キングコブラ。
     ​
 高々度性能を改善するためP-39の機械式一段一速過給器のV-1710-35エンジンから、2段過給器を備えたアリソン V-1710エンジンを換装し翼の形も変更した。
 機体全体は若干P-39よりもスケールアップされ、全長は0.75m伸びた。
 基本的なレイアウトはP-39を踏襲しているが、パーツは全て新規設計。
 初飛行前の1942年9月に量産が決定され、1943年10月に運用開始された。
 P-63はP-39より性能的にかなり向上したが、多数配備押されているP-47、P-51と比較すると低速で上昇力も劣っていた。またP-39の半分以下の著しく短い航続距離(724km)であり、米陸軍は P-63の一部を国内の練習部隊に配備した他、約 2400 機を、ソ連へのレンドリース機とした。ソ連では 迎撃戦闘機として利用された。
 第二次正解対戦後フランスに供与され、インドシナ紛争時に対地攻撃で使用された。





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

最終更新日  2022年11月14日 06時00分08秒
コメント(0) | コメントを書く


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

キーワードサーチ

▼キーワード検索

プロフィール

Ta152R

Ta152R

お気に入りブログ

源氏物語〔12帖 須磨… New! USM1さん

新型車検証 New! 越前SRさん

English speech Nove… New! maki5417さん

以前にもアップした… New! 為谷 邦男さん

いつか、必ず、訪れ… New! nkucchanさん


© Rakuten Group, Inc.
X
Create a Mobile Website
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: