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2022年12月24日
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 日野自動車は大企業としてパワーハラスメントを含むハラスメントを罰する社内規定、通報制度、社内教育を実施していたことであろう。
 報告したことに対する報復も禁じられていたことだろうが、パワハラ体質の企業では報復を恐れて制度は機能しない。
 都合の悪い事実を聞きたくない上司によるパワハラは嘘の報告をすることを通じて不正につながる。、性能不正の根底にパワハラ体質がマネジメント層に岩盤として存在する。
 親会社のトヨタが存在し、強力に体質の是正を指導することで、日野自動車は体質を是正できる
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指摘受け社内処分を厳罰化…懲戒解雇も
2022年12月13日 読売新聞オンライン
 日野自動車は13日、性能試験を巡る不正の背景にパワーハラスメント文化があったことを踏まえ、同様の行為に対する社内処分の厳罰化を発表した。最も軽い処分でも減給とし、懲戒解雇も選択肢とするという。
 同社では従来、パワハラに対する処分は「けん責」~「減給」だった。11月末に社員に厳罰化を周知した。日野を巡っては、エンジン性能検査において相次いで不正が発覚した。外部の特別調査委員会は、不正の背景として、職場上司の人格否定する発言や、仕事上のミスに対する行き過ぎた批判行為といったパワハラ体質を指摘した。
 同社がパワハラ対策を強化した今年8月以降、年2、3件だったパワハラ相談件数が11月末時点で約60件に増えているという。
  ―  引用終り  ―
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 リコール隠しを繰り返した三菱自動車も、根底にパワハラ体質があり、その是正がはかられなかったので不正を繰返し、日産の軍門に下ることになった。
 パワハラ体質の中を勝ち抜いてきたマネジメント層は、その体質が当たり前のことと思う。
 「甘いことを言っていたら勝ち残れない」と考え、経営者とマネジメント層が企業のために良かれと思い、企業固有の伝統、風土であるかのようにパワーハラスメントを続けていると、企業を滅ぼすことにつながる。
 ベンチャー企業はもちろん、「名門企業はパワーハラスメントがもたらす不正に注意」という警告が浮かび上がってくいる。





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最終更新日  2022年12月24日 06時00分08秒
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