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2023年09月21日
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カテゴリ: 自動車
 2023年7月25日、ビッグモーターに37人の出向者を出していた損害保険大手「損保ジャパン」の白川儀一社長がTBSの取材に応じ、「不正を見抜けなかった」と到底事実と思えない発言をした。
 8月28日、損害保険ジャパンが2024年1月に検討していた自動車保険料の値上げを見送ることが報じられた。
 商売熱心なので、保険料値上げの時期の適不適は分かるのだろう。
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 8月29日、「損害保険ジャパン」の白川社長がビッグモーターの保険金請求に不正の可能性があるという情報を得ていながら、2022年7月の役員会議で追加調査は行わずにいったん中止した取り引きを再開してはどうかと促していたことが判明した。
 役員会議では、副社長など他の役員からもビッグモーターへの追加の調査の必要はないという発言が相次いだということで金融庁が詳しい経緯を調べている。
 いまだ音なしの構えの国交省と異なり、調査が厳しいので有名な金融庁であれば、他の中古車販売大手の不正についても調査をすすめることだろう。
 金融庁は損保ジャパンに対し、37人の出向者が不正を認識していたかどうかなどを8月末までに報告するよう命じた。保険業法に基づく立ち入り検査を9月にも行う方向で検討している。
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 “ビッグモーター不正”知りながら
2023年8月29日 FNNプライムオンライン
 ビッグモーターの保険金不正請求問題で、損害保険ジャパンは、社長自らが不正の可能性を認識しながら、取引の再開を促していたことがわかった。
 関係者によると、損保ジャパンの白川儀一社長は、2022年7月の役員会議で、ビッグモーターに不正がある可能性を認識しながら、追加調査を待たず、取引再開を促すような発言をしたという。
 白川社長はまた、追加調査について、ビッグモーターとの関係が悪化するとの懸念を示し、同調する役員も相次いだという。
  ー  引用終わり  ー
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 取引再開決定後、損保ジャパンの担当役員がビッグモーターの社長に対して、取り引きを早期に再開する方針を伝えた際にビッグモーターの社長から、新たに開設する店舗での保険ビジネスをお願いしたいという発言が判明。損保ジャパンの中村茂樹専務執行役員など担当者が、工場への追加調査は行わず、できるだけ早く取り引きを再開するという方針を伝えたという。
 損保ジャパンは不正請求された保険金の返還や、不正請求の対象になった車両の持ち主への経緯説明をビッグモーター側に求めてすらいない段階で、事故車の修理紹介を再開している。
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 保険金不正請求問題で、金融庁から報告徴求命令を受けた損保各社は8月31日までに、報告書を提出した。
 計37人を出向させ、不正の疑惑発覚後、唯一取引を再開した損害保険ジャパンについて取引再開時に不正の可能性を認識していたことが判明しており、金融庁は損保ジャパンの責任や認識度を重点的に調査する方針と報じられた。
 金融庁は保険契約者の保護に欠ける問題が認められた場合には、法令に基づいて厳正に対処する方針。
 兼重宏一前副社長は依然として雲隠れしたまま。金融庁の調査対象になるのだろうか。
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 中古車販売業界2位のネクステージ、中京圏中心に営業展開するグッドスピードの件がどう決着するのかも引き続き注目したい。

 9月15日、​保険の不正に関する報道で時価総額が1000億円以上減少したとして、中古車販売大手ネクステージが、印象操作を行った報道機関や事実と異なる取材への協力者らを対象に「法的措置を検討する」と声明を発表した。

 会社の立場を守ろうとする弁護士が考えそうな声明であるが、マスコミの報道制御策として行ったとしたら、明らかに逆効果。元従業員の声などをもとにした報道が増えることだろう。情報源は報道の自由の下、秘匿される。
 もめ事が増えて儲かるのは顧問弁護士とマスコミ。









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最終更新日  2023年09月21日 06時00分10秒
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