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2024年06月12日
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カテゴリ: 民間航空
 2023年5月26日、中国産大型ジェット旅客機・COMAC(中国商用飛機)・C919が中国東方航空にて最初の商業運航を行った。
 2023年9月26日、ブルネイの新興航空会社「ギャロップエア」は、ARJ21型機およびC919型機を導入すると発表した。内訳はARJ21旅客型15機(うち貨物型3機、ARJ21ビジネスジェット1機、ARJ21医療型1機)、C919型15機の合計30機。C919の導入について、中国国外の航空会社が表明するのは初。
 2024年6月1日、東方航空は、C919香港から上海に向けてチャーター便として運航した。C919による初の中国大陸部外への商業飛行となった。
 CAMAC・C919は、2025年中のEASA(欧州州航空安全機関)の耐空証明取得を目指している。旅客機として完成しても、FAAやEASAの耐空証明を取得しなければ、欧米の空を飛ぶことができないので、国際市場に向けて広く売り込むことは不可能とされる。
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 2024年6月4日、中国産リージョナルジェットCOMAC・ARJ21がインドネシアに到着。初の人民元建て越境決済とのこと。
 インドネシアなど国内で飛ぶ分には、インドネシアなど当該当局の許認可で十分。
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初の人民元建て越境決済の
―中国
Record China  2024年6月4日
 中国飛行機リース集団がインドネシアの航空会社トランスヌサに引き渡す中国産ジェット旅客機ARJ21の3機目が5月31日、インドネシアの首都ジャカルタに到着した。中国の国産航空機にとって初めての人民元建て越境決済取引となる。
 同機はリース輸出方式でトランスヌサに引き渡される。同社はこの取り引きの購入・リースのプロセスですべて人民元建て決済を使用し、リース料支払いは中国内外の中国資本金融機関により国境を越えて連動して決済されるという。
 トランスヌサはARJ21機にとって初の海外ユーザー。2023年4月にトランスヌサの保有機となったARJ21機が初の商用運航をスタートした。これまで1年にわたりインドネシアで安定した運営が行われ、安全記録は良好な状態が続いている。
(提供/人民網日本語版・編集/KS)
  ―  引用終わり  ―
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 トランスヌサは、2005年に設立したインドネシア・ジャカルタのスカルノハッタ国際空港を拠点にしているLCC。
 2024年4月、パティムラ国際空港(マルク州アンボン)とサムラトゥランギ国際空港(北スラウェシ州マナド)発着便と、ソロン空港(南西パプア州ソロン)とパティムラ国際空港発着便にトランスヌサ航空のCOMAC・ARJ21-700が新たに就航している。
■ARJ21
 COMAC・ARJ21は2008年11月28日初飛行。
 2016年6月28日、商業飛行開始。
 2018年5月23日、量産型初号機が初飛行。
 2022年12月18日、インドネシアのトランスヌサ航空にARJ21を納入したことを発表。
 2023年11月24日、中国南方航空が運航したCZ3892便(広州/掲陽潮汕線)で、ARJ21型機の累計乗客数が1,000万人を突破したとCOMACが発表した。
 ARJ21の開発にあたっては、ウクライナのアントノフがウィングレットを備えた後退角25°の超臨界翼を設計、構造体強度の幾何学的定量や積分解析をサポートしたとされる。
 マクドネル・ダグラスのMD-90シリーズよろしく 機体後部に搭載された双発のエンジンは、ゼネラル・エレクトリック CF34-10A。
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COMAC ARJ21 ​は、中華人民共和国で2007年に生産を開始した地域路線用の小型ジェット旅客機である。
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
概 要
 ARJとは発達型地域ジェットの略称であり、計画遂行は中国商用飛機有限公司 (COMAC) が担当する。なお当機は中国が自主開発する初めてのジェット旅客機(実験的な上海Y-10ジェット機は除く)である。一機当たりの値段は2700万~2900万ドル。「ARJ21」は現在、中国国内需要だけで数百機以上の注文を受けている。なお中国において当形式の愛称は"翔鳳"(英語: Flying Phoenix)という。
 この計画はエンジン生産のGE・アビエーションやフライ・バイ・ワイヤシステムのハネウェル・エアロスペースやアビオニクス生産のロックウェル・コリンズ等を含むヨーロッパとアメリカ合衆国の主要な19社が開発を支援する。
 2008年11月28日、上海大場空港で初めての試験飛行を行ない、62分間飛行した後無事着陸した。2009年7月1日には2号機の試験飛行を実施し、1号機と同様62分間飛行した後実験は無事終了した。2009年7月15日、1号機が上海から西安まで初の都市間飛行を実施した。
 2017年10月26日、三番目のARJ21飛行機を成都航空へ引き渡した。
  ―  引用終わり  ―
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 開発費に見合うと思われる国内市場を背景としながらも、ライセンス生産したマクドネル・ダグラスMD-90の製造ラインを用いるなど ARJ21の開発・製造は、手堅い手法でまとめられている。







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最終更新日  2024年06月12日 06時00分17秒
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