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2024年06月27日
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カテゴリ: 自動車メカ、部品
 2024年4月4日から、トヨタ自動車はプリウスを生産する堤工場(愛知県豊田市)の1ラインを停止していた。「生産工程の確認作業のため」として理由の詳細は明らかにしなかった。
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 4月4日にディーラー宛てに発信された内容では「4月9日まで生産&出荷を停止するものの、登録と納車は進めて構わない」との主旨だった。
 4月9日付けの続報では「4月12日まで生産&出荷停止を延長する」と記された。
 4月11日付けの通達では「4月13日以降も生産&出荷停止を継続する。それに加えて新車・中古車ともに登録および納車も控えてほしい」と、さらに踏み込んだ内容に変わった。
 4月17日、トヨタ自動車は、新型(5代目) 「プリウス」13万5305台(2022年11月〜24年4月生産)のリコール(回収・無償修理)を国土交通省に届け出た。後席のドアに不具合があり、最悪の場合、走行中に開いてしまう恐れがあるとのこと。
 対象は全生産車両の計約21万1000台。国内のリコールのほか、各国で法規に合わせた対応を進める。生産は当面停止する。
 すでに購入した顧客に対してはドアを開けるのを手動のみにする暫定的な措置をとる。生産を停止は対策部品が整うまで継続する。
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 4月17日、トヨタ系の東海理化は、リコールの要因になった後席のドアスイッチを製造したのは自社だと公表した。製品保証引当金として110億円を24年3月期の連結決算で計上する。
 5月23日、トヨタは、修理用の部品の準備が整ったことでリコールへの対応で停止している新型「プリウス」の国内向けの出荷を6月14日をめどに再開すると公表した。
 5月30日、トヨタは、4月の世界生産台数を発表した。 世界生産台数は前年同月比4.0%減の75万6254台、世界販売は0.5%減の79万7097台。いずれも3カ月連続の減少
 台数減の主な要因は、リコールへの対応で人気車種「プリウス」の生産、出荷が長期停止し、国内の実績が下振れしたこと、主要市場の中国でも苦戦したこと。ハイブリッド車(HV)や電気自動車(EV)など電動車の販売は28.0%増の33万8936台。
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 6月14日、トヨタは、 車の前後に付けられたカメラの防水性が不十分 だったとして、プリウスなど計25車種、約23万5077台のリコールを届け出た。
 リコールの対象は、2022年11月から23年9月までに生産されたトヨタの「プリウス」「ノア」「ヴォクシー」など24車種と、「スバル」ブランドの「ソルテラ」の計25車種。
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…ドア部品の不具合でリコール
読売新聞  2024年6月17日 17時8分
 トヨタ自動車は17日、後部座席ドアの部品の不具合でリコールを届け出た「プリウス」の生産を約2か月半ぶりに再開した。
 ドアを外から開くスイッチの防水機能が不十分で、多量の水がかかると内部で回路がショートし、最悪の場合には走行中にドアが開いて半ドアとなる恐れがあった。
 出荷済みの車両の修理も販売店で受け付けている。対象は2022年11月以降に製造された約13万5000台。
  ―  引用終わり  ―
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 6月14日、トヨタは、量産に必要な「型式指定」の認証不正が発覚して生産を止めている3車種について、7月末まで停止を継続すると明らかにした。国土交通省などによる調査が続いており、当面は生産を再開するのが難しいと判断した。また不正の影響で高級車「クラウン」の新型車の発売を延期することも決めた。
 どうやら5月も6月もトヨタは世界生産台数を伸ばすのは難しいようだ。自動車生産世界一の座を守るのは容易ではない。





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最終更新日  2024年06月27日 06時00分15秒
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