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2024年06月30日
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カテゴリ: 民間航空
 ORC(オリエンタルエアブリッジ)のDHC-8-201「JA803B」が6月30日をもって全機退役となる。
 ボルバルディアDHC-8ダッシュ8は、デ・ハビランド・カナダが開発した双発ターボプロップ旅客機。初飛行は1983年6月20日。
 ダッシュ8シリーズには、37席から40席仕様のDHC-8-100、新エンジンを搭載したDHC-8-200、50席から56席仕様のDHC-8-300がある。
 ボンバルディアが開発したDHC-800シリーズの改良型はDHC-8-400、
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 ボンバルディアDHC-8-200/Q200は、デ・ハビランド・カナダが開発した双発ターボプロップ旅客機でDHC-8シリーズのDHC-8-100に、性能を改善したプラット・アンド・ホイットニーにPW123エンジンを搭載した改良型。
 プロトタイプの初飛行は、ボンバルディアとなってからの1994年11月8日。全長は22.25m、最大座席数は39席。主翼は高翼配置で、主脚はエンジンナセルの後部に収納される。
  日本では、オリエンタルエアブリッジ(ORC)が運用している。世界では、ロシアのオーロラ航空や、オーストラリアのカンタス航空グループのイースタン・オーストラリア・エアラインズ、アメリカのホライゾン航空などが運用している。
 Q(Quiet Series)は1996年以降に生産されたダッシュ8シリーズの騒音・振動抑制装置が装備された低騒音型。
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長崎ORCの元主力機、ラストフライトへ
…どの路線?
乗りものニュース  2024年6月20日 15時12分
よく頑張った!
6月30日の壱岐→長崎がラスト
 長崎を拠点とする地域航空会社、ORC(オリエンタルエアブリッジ)が、「DHC-8-201」の3号機「JA803B」を2024年6月30日のフライトをもって定期旅客便が退役させると発表しました。これにより、2001年から同社の主力機だったDHC-8-201型が、全て退役することになります。
 商業運航最終日は長崎~対馬、五島福江、壱岐を3往復。最終便はORC44便(壱岐16時40分発→長崎17時10分着)を予定しています。同社は退役の理由について「構造的な寿命と既に製造中止となっている機種」とし、「約23年の長きに亘り、弊社発展の立役者として活躍した同型式機を、お客様や地域の皆さまにご搭乗いただきましたことに心より感謝申し上げます。今後はATR42-600型機を主力とし、安全で快適なフライトを提供して参ります」としています。
 DHC-8-201はANAウイングスやRAC(琉球エアーコミューター。カーゴコンビ型)で運航されているDHC8-Q400シリーズとの姉妹機にあたり、Q400より小型なモデルです。同社の機体では39席の乗客を収容できます。
  ―  引用終わり  ―
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 ボルバルディアDHC-8ダッシュ8シリーズのDHC-8-400/Q400は、デ・ハビランド・カナダが開発したDHC-8をベースに、ボンバルディア・エアロスペースが改良した機体。日本では、ANAウイングスやRACが運用している。
 DHC-8/Qシリーズ最大の機体で、全長は32.81m、最大座席数は78席。6枚ブレードのプロペラにより、低回転でも必要な出力を得ることができる。
 巡航速度は、ターボプロップ機としては高速の時速約700km/hで飛行できる。機体から音波を出し、機内に入るプロペラによる騒音や振動を小さくする「NVS(Noise and Vibration Suppression)」が装備され、ボンバルディアが手がけるリージョナルジェット機のCRJシリーズより騒音値が低い。
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 2023年11月1日、ANAのDHC-8-400型機が就航20周年を迎えた。
 下記のサイトで、DHC-8-400型機の魅力や、ANAグループ社員の想いが紹介されている。
ANA 公式サイト
 /ANAグループ企業情報





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最終更新日  2024年06月30日 06時00分22秒
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