型をこよなく重んじるも、嵌ることをめっぽう嫌がる作曲家の日記
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フィギュアスケート・グランプリシリーズで優勝した、ロシアのアリョーナ・コストルナヤ選手について、日本のメディアがあまり盛り上がっていないのは、彼女が今年の中では伏兵だったからだと思います。世の中の視点はロシアのトゥルソワ選手が4回転ジャンプを何本も入れてくることから、それに対して日本の紀平選手が4回転を成功させ立ち向かう想定でした。しかし、結果はジャンプではトリプルアクセルだけで勝負したコストルナヤ選手の優勝でした。結局は、メディアの解説者を含めて4回転で盛り上げた方向性は浅薄でした。反面、フィギュアスケート界は何回転ジャンプを跳ぶかというだけのスポーツ競技ではなく、ジャンプ以外の表現すべてを含めた芸術的価値を採点できるすばらしいものだと思えたのです。フィギュアスケートに音楽をつけること自体、この競技に芸術的意味合いを感じるのですが、観ていて音楽に合わせて演技することはかなり難しいのだろうとも思えます。むしろ演技に合わせて基の音楽を切り刻んで編集していくことに抵抗も感じます。それが、演技の安定感と表現力が優った時にこそ、音楽と相まって芸術性を感じるまでに至ります。この証明をして見せたのがコストルナヤ選手で、新たな時代を切り拓いたと言ってもいいと思います。結果としては、紀平選手が4回転に挑戦するよりも、今までのトリプルアクセルに磨きをかけて全体の安定性に長けていたなら、コストルナヤ選手と優勝を競り合えたかもしれません。日本の論調は紀平選手を全面的に応援しているのがよくわかるのですが、コストルナヤ選手の快挙はフィギュアスケート全体として喜ぶべきことではないかと思います。彼女の表現力や独創性が感じられるひとつとして、NHK杯のショートプログラムがあります。カメラワークもよく彼女の良さが感じられます。また、コストルナヤ選手のことについて書かれた記事があります。
2019.12.19
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