仙台・宮城・東北を考える おだずまジャーナル
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山形交響楽団のサイトで楽団員さんのプロフィールを読んでいた。山形北高校音楽科出身の方がおられて、県立高校に音楽科があることを初めて知った。東北だと、常盤木学園(宮城)、八戸聖ウルスラ学院(青森)、郡山女子大学附属(福島)の私立高校に音楽科があるが、公立では、岩手県立不来方高校に芸術学系音楽コースがあるようだ。全国的にみると、県立や市立の公立高校に音楽科をおく県は結構あって、複数設置している県が5つ(茨城、埼玉、神奈川、静岡、愛知)、公立の音楽科一校だけが20県くらい。もちろんこれらの県やそれ以外の県でも、割と広く私立高校で音楽科が設置されている。逆に、公私を通じて音楽科がない県は、7県になる(秋田、石川、三重、和歌山、鳥取、島根、愛媛)ようだ。大学レベルだと、宮城学院女子大学の音楽科、山形大学のかつての教育学部特設音楽科(現在は地域教育文化学部になるのか)など立派な音楽家育成の場はあるし、ひろく音楽教育をまなぶ場所は少なくないと思う。しかし、やはりプロの音楽家を養成する主流が音楽学部(いわゆる音大)とするならば、東日本は寂しい。東京、神奈川や関西に集中しているのは仕方ないとしても、中部(愛知県立芸大、名古屋音大など)中国(エリザベト音大、くらしき作陽大など)九州(活水女子大学、平成音楽大など)に比べてもやはり層がうすいように思う。公立に絞ると、愛知県立芸大(音楽学部)、京都市立芸大(同)、沖縄県立芸大(同)、大分県立芸術文化短大(音楽科)があるようだ。なお、大分県は高校でも県立芸術緑丘高校があるが(音楽科、美術科)、同校の音楽科には声楽、ピアノ、管、弦、打の5専攻という充実ぶりだ。東北の芸術文化と教育の関わりについては、美術の分野では、秋田公立美術大学や山形県の東北芸術工科大学が結構目立っていると思うが、音楽の分野では、東北初のプロ管弦楽団を持ち地域に根付いた音楽文化を展開する山形県が、1965年という早い時期に県立高校に音楽科を設置したことは、やはり特筆されるべきと思う。定員割れがあり、令和3年から県外からの募集を行っているという(加茂水産高水産科も)。高校段階での専門教育には、需要の規模、教育側の専門家確保の問題など難しさは多いと察する。だが、音楽の山形を目指して広く全国から若者が集まり、蔵王や最上川を眺めながら伸びやかに育って、卒業後も山形や東北に根ざした交流を大事にしてくれれば素晴らしいことだと思う。■関連する過去の記事 オーケストラと東北(2017年2月19日) 秋田美術短大附属高等学院(2012年11月25日) 秋田公立美術大学が...(2012年11月2日) 秋田公立美術大学(2012年5月31日) 秋田大に新学部の構想(2012年3月2日)
2022.07.03
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