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里見家に伝わる【伏姫の珠】を、将軍の嫡男の為に、献上することになった。八人の里見家の老臣は反対するが・・・前日分の『里見八犬伝』とセット読みです。(メインはこちら♪)もっとも、こちらのほうは八犬士活躍の百五十年後という設定。犬塚信乃、犬飼現八、犬川壮助、犬山道節、犬山田文吾、犬江親兵衛、犬坂毛野、犬村角太郎。八犬士の末孫の8人は、先祖と同じ名を名乗る。が、主役は彼ら(老臣)ではないのです。その息子たち。もちろん、8人。(なお、愛犬八房も8匹いるのだ!)忠義の権化、堅苦しい老人達とは、180度気質が異なる。乞食、盗っ人、軍学者、狂言師などなど職業も様々。なんていったって、【仁義礼智信忠孝悌】が、山田風太郎にかかると、【淫戯乱盗狂惑悦弄】になってしまうのだ!(この順番どおりに対応するわけではない)おいおい(笑) もう、本当に何でもありだ。いつもの風太郎ワールド、ワクワクドキドキ忍法帖だ。えー、いちおう説明しておきますと、里見家を潰そうとしているヤツらがいるわけです。それでもって、一番上に書いたような事態から謀略をめぐらして・・・一方里見の若者八人は、甲賀に修行に出されるものの、一年でやめてしまっていた。だがそこはやはり忍法帖。当然、忍法合戦へとなっていくのであった。いい。面白い。風太郎、エロい。いや、偉い。こんなの他の人には書けない。解説で清水義範さんが書いているように、ひとの小説をそのままあったことにして、主役の子孫を忍者にしてしまう。図々しくも平然とそんなことをやるから、パロディではない別の八犬伝の出来上がり♪なお、風太郎さんには別にその名もズバリ『八犬傳』という作品があるようです。(もちろん、入手済み!)こちらは、原典に忠実な『八犬伝』のストーリーと、作者・滝沢馬琴自身の話が交互に描かれるという。(巻末、日下三蔵『忍法帖雑学講座4』より)こちらも楽しみだ。いつか必ず読むであろう。『忍法八犬伝 山田風太郎忍法帖4』 山田風太郎 講談社文庫(1999年2月第1刷発行)
2004年11月30日
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原作・曲亭馬琴安房の国、滝田城は、卑劣な安西景連に攻められ落城寸前だった。城主・里見義実は、娘の伏姫の愛犬八房にかけた言葉を思い出す。「もし里見の一族を救いだしてくれるのなら、おまえに姫をとらせるぞよ」八房は、どこからか人の生首をくわえてきた・・・さて、今回読んだのは、講談社『少年少女古典文学館』というシリーズの【22】。“現代の有力文筆家たちが、いまの言葉でつづる日本の古典”というもの。監修は、司馬遼太郎、田辺聖子、井上ひさし、とありますからなかなか豪華です。そもそも『八犬伝』を読んでみようと思ったのは、山田風太郎の『忍法八犬伝』をより楽しもうという狙いがあったから。原作(元になる話。忍法八犬伝はタイトルだけで明らか)を知っていれば、面白さ倍増に違いない、ということで・・・【セット読み】です。だが、いざ読もうと思っても、あまり本格的に浸かる気はなく。他には平岩弓枝の『南総里見八犬伝』なども家にあったのですが、親しみのある栗本薫ということと(なんていいつつ、2作品くらいしか読んでいないが)この本が、小学生を対象にしているということで私にぴったり(笑)。つまり、楽に読めそうだなということで選択。栗本薫さんが「みなさんも勇敢な犬士たちのように友達にやさしく」と呼びかけていたりもしますが、第一話は、【八房たわむれの言に感じて手柄をたて、伏姫深山に花の盛りを拉致されること ― 物語のはじまり。】というタイトルですし、結構本格的です。巻頭には、史料や写真、地図も載っています。各ページ上段には脚注も多く(頭注か。むしろ多すぎる)、とても丁寧な本のつくりになっています。(昔、似たようなシリーズで、『ああ無常』『坊っちゃん』を読んだのを思い出しました)ただ、ときたま挿入される劇画調の絵が怖い!ち、血がぁー!そんなこんなで読み進む(笑)犬塚信乃、犬川荘助・・・と続々犬士が登場してくるのだが。な、な、なんと!!!!途中で終わるのだ。八犬士すら揃っていない・・・(涙)かなり序盤だぞきっと。ご存知の方にとっては、何をいまさらなのでしょうが、もともと『南総里見八犬伝』は、馬琴が28年にわたって書き続けた超大作。98巻、106冊だとか。(知りませんでした)そりゃー、この分量におさめるのは相当キツイよなぁ。今回はここまで!という感じのいいところで一旦きられ、【そののちのあらすじ】ということでかなりの駆け足で話を進めています。おかげで、雰囲気はかなり掴むことが出来ました。それが目的だし、まぁいいか。ちょっと気になったのは、上にも挙げた脚注。これ、どれくらいきちんと読むものか、わかりませんが、先の展開を書いてしまっていたり、作者の狙いは?みたいな書き方もあって違和感を覚えた。あまりに親切すぎるのも考え物かと。ちなみに、私が持っていた『里見八犬伝』のイメージは・・・・忠とか孝とかいう【珠】持っていたよね?・途中で石になってしまう人がいたような。・あの人、ギャバンの人だよね?(そう、全て遥か昔にちらっと見た映画の印象だけです。 映画の知識がほぼ0の私は、上記が正しいのかどうかもわかりません。)関係ないが、ギャバンの唄は熱すぎる。アバヨ涙、よろしく勇気。相変わらず、全くまとめることが出来ず。話自体の感想無いし(笑)栗本さんテイストが出ていたのかどうかは、よくわかりませんでした。『里見八犬伝 少年少女古典文学館第22巻』 栗本薫 講談社 (1993年第1刷発行)内容 南総里見八犬伝 318P 22cm
2004年11月29日
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十九年ぶりに聞く声。記憶はゆらゆらと不確かに、それでいて確実に自分の中に存在し、それから逃れることはできない・・・・最近(でもないか)、ただ適当に文章くっつけているだけです。文人出版につとめる山崎。仕事は、『月刊エレクト』(エロ雑誌)の編集。と。実はあまり内容を覚えてない。読み終わったのは6月。(ギョッ、半年前だ!)もはや、【読書日記】として意味があるのかどうか、かなり怪しい。それはともかく(考えすぎると書けなくなる)以前に読んだ『聖の青春』で泣かされた、大崎善生。聖の不器用ながら懸命に生きる姿に、胸を打たれた。でも文章、構成が巧みだとはあまり感じず、聖そのまま不器用なイメージ。フィクションだと、どうなるのだろう?という興味があった。うーん、読んだ順番(『存在の耐えられない軽さ』の後という)も悪かったかもしれない。とってつけたような会話に感じてしまい、なんだか厚みがない。ようやく、犬のトムのことや、「生活そのものがまるで選択肢の洪水だった」というような文章を読んで、話に入っていくことができた。無防備に時間が過ぎていくという感覚と、【パイロットフィッシュ】という存在。この作品自体が、“大崎善生という作家の【パイロットフィッシュ】なのだ”と言い切ってしまったら、凄いのかもしれないけれど、自分でも何を言っているのかよくわからない(笑)『パイロットフィッシュ』 大崎善生 角川文庫 (平成16年3月初版発行)・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ちょっと話をずらします。この話の主人公・山崎は“エロ雑誌の編集”をしている。それに関連して。もしかしたら。この日記、及び過去の日記を読まれた方の中には、mao(私)は、「穢れを知らないピュアな心の持ち主なのではないか?」という人が、一人くらいいるかもしれない。(きっと世の中の人は皆ピュアだ、と思う人が一人くらいはいるのではないか)もちろんピュアなのですが、エロ系には多少の関わりがあります。というのは、仕事で風俗関係の雑誌を扱うことが多いのです。基本は、求人(スポーツ紙、高給アルバイト情報誌)ですが、なかには、週刊○○、○○芸能、なんていうものの営業広告もあります。(広告代理店といっても、いろいろあるのさ。)経理の私は直接お店の人と商談をしたり、記事を書いたりということはありませんが。それでも、一度問い合わせただけのエロ雑誌が毎月会社に送られてきたり、どこに売っているのかも謎な、かなりマニアな雑誌が普通に会社にあったりもします。レディコミとかも。でも実際、関わっている人は結構普通なんですよね。(中にはヤバイ人もいるかもしれないが)お店も大規模に組織化しているところはほとんど普通の会社とかわらない。代理店側の営業成績だって、真面目な硬い人の方が良かったりするし、とても綺麗な女性が妙な記事や広告をつくっていたりもします。ま、どうでもいい話でした。
2004年11月28日
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1960年代、チェコのある小さな町で、テレザはトマーシュと出会った。1時間一緒に過し、トマーシュはプラハに帰った。10日後、テレザは200キロ離れた自分の町を出て彼のもとへ向かった。こんな内容説明では伝わらないなぁ。読むきっかけとなったのは、 isemari さん のページを見て。この方の存在すら知りませんでした。isemari さんに感謝。まず、題名に強くひきつけられた。私は、自身の【軽さ】について思うところがある。この場合の【軽さ】は、希薄な、虚ろな、核がない、中身のない、というような否定的なイメージである。(古代ギリシア哲学者パルメニデースとは捉え方が異なるのだ)【存在】と【軽さ】どちらに焦点をあわせるかよくわからんけど。トマーシュとテレザ、サビナとフランツが基本線。(これだけではないが)◇トマーシュ“性愛的友情”と呼ぶ、双方にとって都合の良い愛人関係こそが必要。このシステムは長年の愛人と別れず、数多くの短期の愛人を持つことを可能にした。しかし、テレザのことを“誰かが籠にいれて川に流した子供だ”と思い、失うことを恐れた。◇テレザ何もかも失った母親からスケープゴートとされ、罪の意識に呪縛される。八歳の時から、一方の手をもう一方の手でおさえて眠り、自分の愛している男を手にしていると想像する。「あなに年とってほしいの。十歳年をとってほしいの。二十歳年をとってほしいの!」(P95)◇サビナ裏切りにより人生を切り開いてきた。正しくない自分に興奮して陶酔するが、すぐに恐怖が訪れる。終止符をうたなければならないが・・・裏切りたいという憧れのあとに、隠されたゴールは何なのか?◇フランツ誠実さが全ての美徳の中で一番。「愛とは力をふるわないもこと」そこにいない人々の想像上の視線の下に生きる。そして、カレーニン。トマーシュとテレザのもとにいる雌犬。確かな存在感がある。特に最終章。トマーシュよりテレザ、サビナよりフランツに意識がいく。フランツって他人からみると幸せなんだか面白くないんだかよくわからない。相手を思いやるようでいて実は自分本位。だと思うが、私はこのタイプだと思う。わかっているつもりで、違う道を進んでしまう。この話に、奥行きがあるのは、この状況設定の為でもあるだろう。(その当時神経過敏になっていたプラハでは、誰が期待を裏切ったとか、誰が密告をしたとか、誰が敵の協力者であるかという情報がアフリカのタムタムの信じがたい速さで伝わっていた。)(P229)どう生きるのか?どう愛するのか? 切実だ。存在そのものが、拠り所、希望、救い、最後の最後の切り札、となるような相手。常日頃そう思いながら、感謝し、幸福を祝う。そんなふうには、なかなかなれない。「愛してる」と表面を取り繕ってみても、虚しいだけだ。実感するのは、別れの直前、死の寸前かもしれないが、気づいただけでも幸せだろう。出来るなら失う前に、今その時に・・・どのくらい理解出来たのか、感じることが出来たのか、考えることが出来たのか。答えなんてわからないが、とにかく読んで良かったと思う。『存在の耐えられない軽さ』 ミラン・クンデラ(Milan kundera) 千野栄一 訳集英社文庫 (1998年11月第1刷)
2004年11月27日
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さて、ようやくサンタナさんの話を。今現在、しっちゃかめっちゃかで混乱しているのは、サンタナさんのせいである。日記を思うように書ことが出来ないのも、きっとサンタナのせいだ。(いや、真の原因は私自身なのだが)もう2週間くらい前、車で郊外のホームセンターに出向いた。目的は、以前に『オレ、折れた』で書いたキャスターの補強、もしくは代替品の模索。その際、一つの本棚が目についた。【隙間収納的な、移動可能(レール有)な細いヤツ】実は、以前にも同じシリーズのものを買っている。→ 『とりかえべや』こちらは、“ノベルス専用”だったので、今回のものはハードカバー専用にするべ、と。そして、アイツの存在を思い出した。褐色のデカイやつ。180はあったはず。次の行き先は決まった。会いにいかなくてはならない気がした。車で5分。ワゴンには、組み立て本棚1ヶ。到着。近くにある別のホームセンター。私は、ハシゴをすることにした。あいつはいた!しかも!!!!この前とは様子が違っている!特売品 ¥2,980 なんだと~!【180×85×30の褐色の本棚】がそんな値段でいいのかー!以前、見た時は確か¥6,000で売られていて、それでも「めちゃくちゃ安ぃー、いつか買ってやる!」と思っていたのだ!真ん中に仕切りの通し板あり。棚は中央だけが固定。位置を替えられる棚板は計8枚。この値段だと、“安かろう悪かろう”ではないかと心配するが、強度の問題はなさそう。見てくれも決して悪くない。うぉぉーーー、と妙に静かに興奮する私。が、ここでハッとする。在庫はあるのか?展示品の裏に、組み立て前の包装された在庫が幾つかあったと、以前は確認済み。しかし、特売品となってしまった今、楽観視できる事態ではない!恐る恐る裏にまわってみると・・・・・・。無いっ!がくっ。前に来たときは、4つくらいはあったぞ。タイミングがいいんだか、悪いんだか。特売のバカヤロー!私は、¥6,000でも買ったのにぃ!もっと忍耐力をつけろー!(売れるまで待てよ)と叫びたかったのを我慢して、念の為、店員に尋ねる。「在庫はありますか?」ふふふ。ばっはははははははっ。あったよ。どうやら、私の運の良さは、古本だけではなく、本棚にも適用されるらしい。ここで、頭の中に自分の部屋を思い描く。あいつを違う部屋にどかして、コイツを置く。んで、アレはあそこ、アイツも移動。残りのスペースは・・・・ギリギリ行けるか。「これもう一つありますか?」残念。今度は玉砕。先ほどのものが最後の一つでした。そのかわり、その隣りにあった、シンプルな本棚に眼がいく。【180×60×30。移動棚、5つ。ちょっと色白】¥2,580。気持ち安っぽい気もするが・・・。えぇーーーい、こいつでいいや。買っちゃえ。長さがない分、逆に収まりが良くなるだろう。むしろ、丁度いい。サンタナ(三棚)め、ゲット。うぅ。本棚の衝動買いをしてしまった・・・ちょっと言い訳をすると、部屋の本棚大幅入れ替えは以前から考えていたことで機会を狙っていたので、かならずしも、“衝動”だけで買ったのではない。もちろん、普段からこんなアホな買い物の仕方をしているわけではない。(といっても、古本の買い方をみると説得力がないかな)さて。ワゴンには、サンタナ。皆背が高いし、結構重い。積み込むだけでも一苦労。家に帰り、一気に組み立てる。既存の本棚の移動もしなければならない。当然、収納されている本の出し入れもしなければならない。もう、大変。えらいことになっている。今まで一番の散らかりよう。延べ何冊の本を動かしたことだろう。普段、何百冊くらいの本の入れ替えはそれほど苦ではないけど、今回は流石にきつい。って、実はさらに続きがあって、まだ片付けは終わっていなかったりする(涙)かなり長くなってしまったので、今回はこれくらいで。季節柄、サンタさんと絡めたいところでもありましたが、無理があるので断念(笑)
2004年11月26日
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どんな偶然があるか、わかったものではない。通勤電車で本を読んでいたら、(『二進法の犬』 花村萬月、光文社文庫、1011ページ、厚さ4.4cm)たまたま隣に立っている人も同じ本を!しかも同じページを読んでいるではないか!!なんていう驚愕経験がある人はあまりいないのではないか。もちろん、私にもそんな状況が訪れたことはない。そもそも『二進法の犬』、読んだことないしな。(いい加減、このパターンはやめようか)これが、週刊少年ジャンプなんかだったら、ありえない話でもないかもしれないけど。電車の中、前に立っている人の読んでいる本が背中越しにたまたま見えて、そのページをチラッと読んだら、たまたま誰が書いている何の本だかが判った!ということは何度かあるが、妙にうれしいものである。まぁ、でも別にそこから話が発展するわけでもない。「その本、アレでしょ?」と話しかけるわけにもいかないしなぁ。通勤時間の読書が楽しみだ。普段はほぼ文庫のみだが、最近は『今年中に伊坂制覇キャンペーン実施中』のため、『重力ピエロ』、『鴨とアヒルのコインロッカー』を満員電車で読んだ。(只今は、『チルドレン』)感想はいずれ書くとして(いつになる?)、とりあえず叫んでおこう。いいぞ、伊坂 ! やるな幸太郎 !うっかりしゃちべぇさんから>自分が読みたいなぁ、と思ってる本を読んでいる人を発見!すると「おおお」って。同じ電車に乗り合わせただけの、通りすがりの他人でも(笑)。というコメントをいただいた時に、ちょうど、↑のようなことを考えていたので、ちょっと書いてみました。
2004年11月25日
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漫画家・玖保キリコ、入魂のエッセイ!うそうそ、絵柄同様、力が抜けた感じのお気楽なものでした♪はっきりいって、何の漫画を描いている人か知りませんでしたー。確か、七生子さんの日記で名前を見かけたような気がして、なんとな~く、古本屋で手にして、なんとな~く、読み始めた。この頃、『存在の耐えられない軽さ』 を読んでいたのだが・・・不思議なことに、身の回りから“突然消えてしまう本”がたまにある。「足が生えて何処かへ行っちゃったんじゃない」というツマラナイ冗談を信じたくなるように。(何処にでも本を持ち歩くの原因なのかどうかは定かではないこともなくもない)で、続きを読みたいのに見当たらない。 → 手持ち無沙汰になる → 仕方ない、とりあえず他の本を読もう → でも『存在~』の世界に浸かっていたので、あまりヤヤコシイものはパスだな。というわけで、お気楽本を求めて、この本にたどり着いた。(長い前置き終了)どこかで見たことあるなぁと思ったら、『バケツでごはん』を描いている人だ!と判明。(いつ誰が(多分私だが)買ったのかわからない、『バケツ~』の1巻が家にあった)んで、ペンギンやら動物の絵をパラパラと見ていて、ようやく気づいた!『動物占い』で動物の絵を描いている人だったのかい!(昔、スピリッツを買っていた頃、巻末にあったコレ毎週読んでました。小鹿な私)見えなかった糸が次々と繋がっていく!!!おおげさだぁ(笑)でも一番驚いたのは・・・この本の中で、『存在の耐えられない軽さ』 について書かれていたのだ~~!(映画のほうだったけど)読書好きな方は、こういう経験何度かしているのでは?たまーに、シンクロするんだよなぁ。不思議な縁を感じてしまう。(結局は、それだけなんだけど)と、ここまで書いてきて・・・全く、感想じゃない!なかなか面白かったです。「わかる、わかる、私もだ」という点も多かった。本人は【合理性】を追求しているつもりなのに、結果をみると単に【短気】で【不器用】なだけにしかみえなかったり(一度に何でも済ませようとして、どれも中途半端に終わる)、自分はわかりやすく説明しているつもりなのに、相手からみると???だったり(説明下手という現実を知らされてショックを受ける。思わず叔母の顔が浮かんだ)。スキーをはじめてやったら、思ったよりも巧くできて「あと20年早く始めていたらオリンピックにだって・・・」と言ってしまったり(私も全く同じセリフをこの日記で使ったことがある。スキーじゃないけど)。その発言に対して「その冗談、恥ずかしいからやめてください」という石渡Pも気になる人である。なんだかなぁーと、思わず苦笑いをしてしまうような体験を多くしているようだが、やることはきちんとやっている人みたいです。そりゃそうか。ボケだけでは生きていけないしな。インターナショナル・アニメーション・フェスティバル(英・カーディフ)に行ったり(自分の作ったアニメフィルムが2本上映されるという)、N・Yでダンスのステージデザインをやったり。まぁー、ほかにもいろいろやっているのだろう。いい気分転換になった。『存在~』もすぐに見つかったし。ただ、巻末の【とり・みき】との対談『みじかなところにケガびょうき』は、本当に痛かった。こういう話が一番苦手かも。『キリコのドッキリコ みぢかなところにキケンがいっぱい』 玖保キリコ 角川文庫 (平成4年9月初版発行)
2004年11月24日
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力尽きた。もう耐えられない。期待にそえず、申し訳ない。所詮、荷が重すぎたのだ。さて。気を取り直して(笑)こんな感じの【メタル本棚】5段。キャスター付で重宝していた。だが、その肝心の足元にガタがきた、というか限界を超えた。傾き、やがて本がドサッーーと崩れ落ちてきた。 右側。“折れた”というよりは、“引き千切られた”という感じか。左側のも、曲がっている気がする。【本棚】ということで油断をし、トータル重量をそれほど気にしなかった。これだけ載せると動かすのは結構キツイな、くらいだった。なのに・・・・・・・やはり荷が重すぎたようだ。ここから、一騒ぎあり。(ひとりで)あまり調子にのるとよくない。のせすぎてもよくない。これからは気をつけよう。
2004年11月23日
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私は八方美人であるが、ただ臆病なだけかもしれない。一時期、親兄弟よりも過ごした時間が長かった部活の仲間。出会ってからもう10年が経つ。(そりゃー、30にもなるよなぁー。私はもうちょい先だけど)今も付き合いは続いているが、しだいに集まるメンバーは固定されてくる。そして、一人欠け、二人欠け・・・。仕事が忙しかったり、結婚したりすると、時間の調整もつかなくなる。環境が変わったことにより、付き合う人の変化もあるだろう。こればかりは仕方がない。わかってはいるけど、ちょっとサビシイ。【Y】とは、急に疎遠になってしまった。仲間から離れていった。「そのうち、3歳ぐらいの子供が写った年賀状が、突然来たりして」というネタになるほど。(結婚の噂話すら全く聞いていないが)仲間内で、私のことを下の名で呼ぶのはYだけだ。仲がよかった。が、今はどこに住んでいるのかもわからなくなっていた・・・しかし、ようやく連絡がとれた!といっても直接ではない。「大阪にいるらしい」という噂が流れていたので、関西へ旅行の予定があった【T】がダメモトでかけた電話に反応があった。もう関東に戻ってきているとのこと。相変わらず、皆とは距離を置きたいようで、「他の人には言わんでくれ」と。「でもmaoには教えていい」ということで、かろうじて、まだ繋がっているようだ。何はともあれ良かった。そしてもう一人。【J】である。かなり昔にこの日記でも書いたことがある → 『散散』この日記でここまで言っておきながら、連絡をとっていなかった私。そう、血も涙も情も金もない男なのである。掃除中に導かれるようにして一つのメモを見つけた私は、まだ生きているかどうかわからないアドレスにメールしてみた。(実は、アドレス、電話番号を紛失していたのだ! 威張るな)「もし届いたら返事くれ。そしたら小躍りします」と。【J】は部を途中で辞めているのだが、【Y】はかなり【J】を慕っている。【T】を加えて4人で飲むことが出来ればいいのだが・・・・果たして?さて、ここまででも十分に長いのだが、まだ続いてしまうのだ・・・回想モーーード! いざ、中学時代へ。中3の頃、それまで一番仲の良かった【A】と些細なことで喧嘩をした。ちょっとした事件があった。私は“同級生を売った”と【A】を非難したが、【A】は逆に、私が【A】を売ったとみなしたのだと思う。それ以来、お互いに口をきくことは一切なかった。同じクラスに【A】の幼馴染【Bくん】が居た。一番背が高くて、いい体格をしていた。しかし、性格はとても穏やか。皆とワイワイ騒ぐタイプではなく、いつも本を読んでいた。だからといって、澄ました感じでも、浮いているわけでもない。心底、本が好きなんだろうなぁ、とわかる。自分から話かけるとことはほとんどないが、やはり【A】と居る時はちょっと違った。3年の修学旅行にて。私は同じ部屋の【Bくん】が読んでいた本が、『三国志』 吉川英治 だと知った。「よし、これでBくんと話が出来るぞ」と、キッカケをみつけて私は嬉しくなった。そこまではよく覚えている。修学旅行から帰った数日後。【Bくん】 が自殺した。学級委員だった私は、弔辞を読んだ。卒業して皆が別々の高校へ。Bくんの一周忌に皆が集まった。Bくんの家から自宅へ帰って来て、私はふと気がついた。【A】と全く、話をしていない。Bくんが亡くなったとき(塾でいじめられていたらしい)、私は何をしていたのか?数日前まで一緒にいたのに(修学旅行で同じ部屋だったのに)、何も気づくことが出来なかった。そんな責任を感じているフリをしながら、学校で一番キツかった部活の朝練の最中、一人、部室で照れたように弔辞の文章を考えた。式の時、どんなトーンで読めばいいのだろう?と比較的冷静に考えている自分が居た。だが。だが、【A】のことは全く考えなかった。幼馴染を、自分の大切な親友を、何も言わずに逝ってしまったBくんを失った【A】のことを、考えていなかった。言葉一つかけることも出来なかった。あー、俺は友達を無くしていたのだな。と、この時、初めて思った。(ただ単に、私の人間性の問題なのかもしれないが)そしたら、なんだか寂しくなっちまって。あまり喧嘩をしたくないのだよ。甘ったるいかもしれないが、皆で仲良くしたいのだよ。敵をつくりたくない。(また、違う要素も絡んでくるが)出来るなら。元友はもういらない。うーん、やはりアホかなぁ。そんなこといったって仕方ないよなぁ。そりゃ、出会って別れるのが当たり前だ。別にたいして仲がよくない人がどうなったってかまわないんだけど (おい!)だから、とりあえず、【Y】と【J】よ! 久しぶりに飲むぞ!飲もうよ。はぁーあ。タイトル。あまり使いたい言葉ではないが、回文(語)だから使用するとしよう。(結局、そっち優先かい!)
2004年11月22日
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日記が滞ると、何処におるのか?いったい何をしているのか?わからんですね。まぁべつに問題はないですが。日記の更新、今日はいいや。と思っていたら、あっという間に10日以上。月日が経つのは早いものです。いろいろと忙しく、部屋は寒く、自宅PCの調子も悪い(急に繋がらなくなる)。が、一番の原因は“後片付け中”の為。その辺のことは、後日【サンタナさんだな】という題で書く予定。他には、【元友 モトトモ】というのも書くつもりなんだけど・・・こうやって、書こうと思う内容のタイトルだけ考えて中身はそのうちに、というつもりが面倒になり、闇に葬られたものがいったい幾つあることだろう。(【大台お得らし】とか。タイトルつけた時点で自己完結してるのか?)相変わらず、本の感想に取り掛かれない。もうそろそろ何とかしないと、今年中に読んだ本の感想をアップしきれない(汗)これはちょっと悔しいので(今年の総決算も出来ないし!)足掻いてみようか。と思ってはいる。
2004年11月21日
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なかなか日記が更新できず。代理店のよくわからない飲み会で、持ち回りである幹事をしたり、またまたまたまたまたまたまた、本の移動・整理に手をつけてしまったり、ドラフトをドキドキしながら見守っていたりしたら、時間があっという間に。そんなわけで本もなかなか読めず。(この状態はもうかなり長いのだが)漫画はそれなりに。待っていた、『リアル』の4巻。いいぞー、これはいいぞー。それと古本屋で見つけた、『イグアナの娘』荻尾望都。(こちらは未読)さて、ドラフト。【くじ】は無かったし、テレビ中継もなく(極一部を除く)“無風”だとか、“つまらない”なんて声もよく聞きますが、個人的にはとても面白かったです。まぁ、ロッテの指名が順調だったというのが大きいけど(笑)ほぼ完璧でしょ。上位4人のうち、せめて2人が来年の戦力になってくれれば。他球団では、楽天の2巡、渡辺ダイエーの3巡、高橋徹阪神の5巡、大橋中日の6巡、石井横浜の7巡、橋本日ハムの8巡、鵜久森などが、「えぇ~!」という感じで、ワクワクしていました(笑)ほとんどの選手のプレーを実際には見ていないし、ドラフト雑誌や、ネットで怪しい(?)情報を仕入れているだけですが、成績や寸評、タイプなどを見て、「この選手は何処へ?」と妄想するのが楽しい。ちょっとしたGM気分? 大げさだ(笑)
2004年11月20日
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そろそろ文庫化か?いや、まだもうちょい後だろう・・・基本的に文庫派であり、それは今でもかわらない。(古本派である、というのは更に強固)だが最近はハードカバーにも手を出すようになってしまっている。“満員電車でもかさ張る本を読むことが出来るようになったから”というのが、一つの理由である。(座ってではなく、立っている時のこと)もっとも、これは【座席端ドア横】という“ポジション取り”が大前提ではあるが。それはともかく。文庫で出ている作品なら、それに越したことは無い。当然、文庫を買う。値段も安いし、持ち運びしやすく、収納する場所をとらない。また、出版されたばかりのものは特に悩む必要はない。余程のものでない限り、比較的待てる。(伊坂幸太郎は無理だったけど)もっとも、古本屋に置いていない場合も多いが。問題は、刊行後少し経った本である。2、3年もすれば、大抵は古本屋に並びだす。それでもなかなか無いものもある。欲しいものに限ってそうだ。なのに、急にみつかる。それも、「やっと見つけた!」と思ったら、別の店にも置いてあったり。ここで、買うかどうか迷うのである。(そして冒頭↑の自問自答となる)実際はどうだか良くわからないが、文庫化直前になると、その単行本を売る人が多い気がする。文庫化済だと値がつかないのか?そこもよくわからないけど。(単純に発行年の問題?)でも文庫化した後に、同じ単行本の売れ行きは当然落ちるだろう。(それを狙って、あえて文庫本かした単行本を狙うてもあるが・・・)文庫化、文庫化うるさいな(笑) それだけ文庫が好きなんです。もちろん、出版社の文庫化情報などをきちんとチェックしていれば何の問題もない。けど、していない時に限って、微妙な本が見つかってしまうのさ。ようやく前置きが終わりました。この話題になったのは、この本をハードカバーで見つけ、買ったからです。『アラビアの夜の種族』 古川日出男 まだ、文庫化しないよね?(笑)久々の買い物日記なので、他のものも。オール古本です。『遊部』(上・下) 梓澤要『オー・マイ・ガァッ!』 浅田次郎『妖怪』 司馬遼太郎『曹操注解 孫子の兵法』 中島悟史『龍時 01-02』 野沢尚『春期限定いちごタルト事件』 米澤穂信『ワイオミングの惨劇』 トレヴェニアン『黒いチューリップ』 アレクサンドル・デュマ(創元推理文庫)『ポオ小説全集』(1~4) エドガー・アラン・ポー(創元推理文庫) 文庫以外『リピート』 乾くるみ『姉飼』 遠藤徹『クレイジーヘヴン』 垣根涼介『アイリーン』 篠原一『闇のなかの赤い馬』 竹本健治『都会のトム&ソーヤ』(1~2) はやみねかおる『DIVE!!4 コンクリート・ドラゴン』 森絵都ん?文庫以外も多いや(笑)こんな日付のところに書いていますが、内容としては、04年12月-05年01年に買った主な本です。最近、半額でもあまり買いません。○○セールとか、“1000円以上だと全品1割引き!”とかそういう時に買います。『DIVE』 はようやく揃いました。乾くるみの『イニシエーション・ラブ』が、なかなか見つかりません。ハヤカワJコレもすっかり止まってしまって、現在18冊(うち既読2冊!)
2004年11月19日
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予想以上にいい買い物が出来ました。えぇ、古本です。もうそろそろ(遅すぎ)、何でもかんでも手当たり次第買ってしまうのは止めねばなりません。これからは欲しいものしか買いません(オイ!)そんななか、探してすらなかった(あるとは思わなかった)本を発見!『夜のピクニック』 恩田陸『明日の記憶』 荻原浩もう、これだけで200点です。あとは文庫を。『ミステリは万華鏡』 北村薫『銭形平次捕物控 新装版』 野村胡堂『オクス博士の幻想』 ジュール・ヴェルヌ北村さんのはダブリではないかと恐る恐る。ヴェルヌは創元推理文庫。あまり冒険はせず、変な怪しいものにも手は出さず、堅実に。『明日の記憶』はセール対象外でしたが、締めて二千円。大満足。
2004年11月18日
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エースの三橋は、チームで浮いた存在だった。祖父の経営する中学では、マウンドを譲らなかった。そのまま高等部へは進まず、違う県の高校へと・・・野球マンガ。(↓ネタばれありです)漫画雑誌は買わなくなったので、情報はほとんど楽天で仕入れている感じ。話題になっているようだし、まだそれほど巻数がいってないので(3巻)読んでみた。表紙の絵を見た時点では、それほど期待はしていなかったが・・・(線が細くゴチャゴチャした、チャラっとした絵とキャラクターかなぁと)面白かった!(楽天での盛り上がり方とは違っているかもしれません)【高校野球マンガ】として、充分読み応えがある。絵の好き嫌いはあるでしょうが、【野球】についての内容はなかなかのもの。主人公の三橋は、ちょっと変わったエース。球が遅い。前のチーム(中学時)では、嫌われていた。ウジウジとした性格で、自分に自信が持てない・・・なのにエースだった。それが高校でどう変わっていくか。他の設定では、・今年から硬式野球部が出来た。・監督は女性。現実ではなかなかお目にかかることはないが、マンガの世界では比較的よくありそう。割りとあっさりと進んでしまう(後々にエピソードとして入るかもしれないが)。ちょっと不安になってきたところで、監督が女であることに納得いかないヤツ登場。ここで監督(モモカン)は、垂直キャッチャーフライを見せつける。ほぉー、これはなかなかいいんでないかい。(私自身、野球のプレー経験はほとんどないに等しいが、ここらへんの感覚はある)んで、このあとも、・ストレートって変化球なんだよ・北別府ですら、ストライクゾーンは4分割・力加減を調節する機能自体に力が入っちゃってるなどなど、へぇーって感じの話が入ってくる。何だか柔い絵だけど、野球に関する筋はしっかりしているというか、作者は本当に野球を好きなんだろうなぁと言うのが伝わってきて、読んでいて楽しい。主人公のチーム・西浦は、エースが情けないので(笑)まわりが大変。アクの強い捕手と、スーパースターな三塁手、そして外野にはキャプテンが。チームスポーツの場合、一人ひとりに焦点があたりすぎると、話が動かなくなるというかテンポが悪くなる気がするが、今のところバランスは大丈夫。3巻の段階では、他校のライバルたちが顔見せで登場。あまり区別がつかないんだけど、これは後々話が進めば解決するでしょう。現役高校野球部員の弟と、野球部(中、高、大)OBの弟も面白い!と言っていました。続きも読んでいきたいっす。(それにしても、軟式の頃の選手って残っていないのかな?>西浦)『おおきく振りかぶって』(1~3) ひぐちアサ 講談社 アフタヌーンKC (2005年1月第1刷発行)・・・・・・・へんな日付で更新していますが、これを書いたのは05/01/30。
2004年11月17日
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最近、古本屋に行って1冊も買わずに帰ってくることがたまにある。2年前には考えられなかったことだ(笑)もうそろそろ買うものが無くなってきたかなぁ。積読本を減らせということなのかもしれない。新刊本で欲しいのは山ほどあるけど。買わないように頑張ろう。というわけで、購入した古本(笑)『エソラ』小説現代特別編集 伊坂幸太郎『魔王』書き下ろし掲載。『泉鏡花 ちくま日本文学全集』『翼のある言葉』 紀田順一郎『怪獣男爵』『まぼろしの怪人』 横溝正史 (ともに角川スニーカー文庫)『ブレイクの飛翔』 レイ・ファラディ・ネルソン塩野さんの『ローマ人の物語』を文庫で全部揃えたいんだけど、なかなか難しい。・・・・・・・・・・・・・・・・・・以前購入した荻原浩『明日の記憶』を読了。【若年性アルツハイマー】という大変思いテーマ。読み始めたら止まらず一気に。いろいろありながらも、平静に読んでいたが・・・最後に ガツーン とやられ涙が溢れた。でもこの涙が複雑で、いろいろな感情が交じり合ってどうしようもない。この本の前に読んだ『風車祭』池上永一は、読了するのに1週間以上かかった。かといって、つまらなくてページが進まなかったのではなく、もったいぶって読んだのが原因だ。もちろん、本自体の厚さも相当なものだが。これも良かった~。石垣島に行きたいよ。・・・・・・・・・・今、せっせと感想を書いている本は、昨年の8月に読了したもの。順番にアップしていくつもりなんだけど、2冊続いたスペシャル本のことも、早く書きたい!ということで、フライングで少し。もう日付はめちゃくちゃで、あとから時系列で読んだら既に????な状態。素直に一番上(先)の日付で書けばいいんだけどさー。一応、自分なりに形にしているので、読みにくく探しにくいですがご勘弁を。現実に追いつくのはいつの日か・・・
2004年11月16日
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本の重みで床が抜ける。そんなニュースがありました。http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050207-00000078-kyodo-soci私にとっては、笑い事でありません(笑)家族が心配しております。今部屋(2階)においている本の数は・・・6000冊くらいか。まぁでも9割5分は文庫だし、雑誌はほとんど置いていないし大丈夫だよな。もちろん本以外にも少しはモノがあるけど。微々たるものか。今のところ、2階の床&1階の天井がミシミシいうことはないです。が、何故か今日、1階トイレの床がミシミシいってるんだけど。怖い。そういえば、最近バボが危ない。もう限界に近い。っていうか、まだそのままかよ。そんな状態にもかかわらず、まだ本を買いたいのか? (買いたい)家が解体してもいいのか?(よくない。)妻が懐胎してもいいのか (いるのなら良しとする。)前置き終了。買った古本です。『クィーンの色紙』 鮎川哲也『戦争の法』 佐藤亜紀『チェーザレ・ボルジアあるいは優雅なる冷酷』 塩野七生『猫の息子 -眠り猫2-』 花村萬月 集英社文庫『つるつるの壺』 町田康『ロマンス小説の七日間』 三浦しをん『宮沢賢治全集8』 ちくま文庫『爬虫館事件 新青年傑作選』 角川ホラー文庫 横溝、乱歩、夢野久作ほか『たったひとつの冴えたやりかた』 ジェイムズ・ティプトリー・ジュニア『永遠なる天空の調』 キム・スタンリー・ロビンスン『わたしのおじさん』 湯本香樹実 植田真・画『蒼天航路』 12・13・14 王欣太 講談社漫画文庫げげ、白川道の『星が降る』って、『カットグラス』の改題かよ。気づかなかった。裏に思いっきり書いてあるのに・・・いつもよりもさらに節操ないなぁ。まぁ、明日は水曜日だし仕方ない。
2004年11月15日
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レンタルビデオ(&DVD)を借りたことが無い私。映画とはあまり縁がない生活で、今までに観たのはトータルでも30本ほど。(TV含む)スターウォーズ、マトリックスなど超有名作もほとんど観ていない。宮崎駿も「紅の豚」を以降の作品は観ていない。別に映画が嫌いなわけではないのだが・・・。「これから2時間ないし3時間、確実に時間を使いますよー」というのがどうもダメで。途中で止めるっていうのが出来無そうだし(集中しすぎて)でも、ダラダラと野球中継を観たりするので本当はただの言い訳かも。そんな私が「この映画が好きだ」といえる作品は、『ショーションクの空に』くらい。(私の生涯の一冊(今のところ)は、『モンテクリスト伯』であるからに)俳優や、監督の顔と名と作品名がほとんど一致しない。(話題作なら名前くらいは何とかわかる程度)しかし今年は違う。決意した。映画を観よう。そんなわけで先月には1日でDVDを二本観るという【離れ技】もやってのけた!(全然、たいした事では無い?いや、私にとっては画期的)『ブレードランナー 最終版』 監督・リドリー・スコット 主演・ハリソン・フォード『式日』 監督・庵野秀明 出演・岩井俊二、藤谷文子 二本とも、だいぶ以前に買ってはいたが寝かせていたもの。もはや私の性癖か?(私が他に所持しているDVDは『Ski Jumping Pairs』のみ。音楽関係除く)2本とも面白かったです。って、簡単だなぁ。Coccoの主題歌『Raining』もあっていたし。>式日で、やっとこさ 『鉄男』 である。映画鑑賞に目覚めるべく、会社の人にお薦め映画を聞いた。内容までは知らなかったが、覚えていたインパクトのあるタイトルを中古でみつけたので購入。ファンタジックな話か、松本大洋の本みたいな雰囲気かなと思っていた。その予想は、パッケージを見た時に「違うかも」と気がついたのだが、[鉄男]以降、海外映画祭における日本映画界の流れが変わったといわれるという後ろの紹介文を読み、「観るしかねぇ」と決意する。で、観た。ビビッた。以上。でもいいんだけど。うぉーーーーーーーーーーー、何だコレ?どうやらディスクに傷がついていたみたいで、途中何度か止まったりしたのだが、それですら「仕様なのではないか」と勘違いしてしまうほどのぶっ飛び具合。ストーリーを追うのもモドカシイのでしないけど、要は、どんどん【鉄】と同化してしまっていく男の話。というか映像。もう言葉はいらないから、とにかく観ろよ、感じろよ、という圧倒的な迫力。抑えきれないものを爆発させるような、怖さ満点だけど観始めたら止められない中毒をおこしそうな作品。難しいことはわからない。技術的なことだとか、作品の意義だとか。今は結構冷静に書いているけど(これでも冷静なツモリです)観終わった直後は、「おれにはわかんねぇー。手に負えねぇーよー」と泣きが入るほどだった。でも何だか、残る。こびりつく。主演の田口トモロヲは、確かに怪演だぁなぁ。映画初心者の私には荷が重すぎです。人には薦めません(苦笑)モノクロで、“89年製作、制作費1000万円”とあるように、大手が作った自信作!というものではなく、無名監督のデビュー作。現在どういうポジションにいる監督なのかは知らない。カラーで続編が出ているようだが、モノクロだかからこその良さを感じたので、そちらはあまり観る気はしないなぁ。『鉄男 TETSUO THE IRON MAN』 STAFF 製作・監督・脚本・美術・撮影・照明・特撮 塚本晋也 音楽 石川忠 CAST 田口トモロヲ、藤原京、叶岡伸、 塚本晋也、六平直政、石橋蓮司 いや~、映画の感想は書きにくい。読書感想も同じようなもんだろ?と言われると、もともこもないが。観た映画についてはあまりこの日記に書くつもりはなかったが、あまりに衝撃的だったので残しておくことにした。DVDは、特典がたくさんあってお得な感じ。でもやはり価格も高いので、集めるわけにはいかないだろう。借りよっと。
2004年11月14日
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☆☆☆☆1日で20冊の感想はさすがにシンドイなぁ。いくら2,3行、超テキトーとはいえ。伊坂作品は4冊目?どこかでだれかがいっていたが、「次こそ来るか、最高傑作!」と期待してしまう作家です。新刊出たら、躊躇わずに買うな。おっと、これは殺し屋の話でした。『グラスホッパー』 伊坂幸太郎 角川書店 (平成16年7月初版発行)それにしても、満遍なくいろいろな出版社から出しているなぁ。後日、もうちょっと長く書きます。
2004年11月13日
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☆☆☆★もうちょい軽い話かと思ってた。本が行方不明。探す元気がない。急に眠くなってきた。『私が幽霊だった時』 ダイアナ・ウィン・ジョーンズ
2004年11月12日
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☆☆☆☆★これもいいやねぇー。伊坂、銀行強盗、家裁の調査官とくれば、それだけでもうお腹いっぱい。『チルドレン』 伊坂幸太郎 講談社 (2004年5月第1刷発行)
2004年11月11日
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☆☆☆☆読了後は衝撃があったのだが、『空の中』を読んで印象が薄まってしまった。再読してみたい。プロローグでの挿入の仕方とか好みっす。『太陽の簒奪者』 野尻抱助 ハヤカワSFシリーズJコレクション (2002年4月初版発行)後日、もうちょっと長く書きます。
2004年11月10日
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☆☆☆☆久々の黒・乙。『A MASKED BALL』のトイレの落書きを使ってのコミュニケーションという設定。これは飛びつくでしょう。単なるひとアイディアで終わらないのが乙一ですな。表題作の第三者的に見守ってやりたくなるような微妙な距離感も好きです。『天帝妖狐』 乙一 集英社文庫 (2001年7月第1刷)後日、もうちょっと長く書きます。
2004年11月09日
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☆☆☆☆白状します。私は、『ハチミツとクローバー』の森田を、【河崎】に見立てて読みました。ドルジは当然、ローマイヤ先輩。(これは嘘)そんなことより。伊坂さんは、話の収め方が抜群。下手すれば全く救いがなくなる話をもっていってしまう。清々しさすら感じてしまう。見失ってはならないものもあるのだろうけど。『アヒルと鴨のコインロッカー』 伊坂幸太郎 東京創元社◎ミステリ・フロンティア (2003年11月初版)後日、もうちょっと長く書きます。
2004年11月08日
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☆☆☆☆★スキピオ!スキピオ!もちろん、ハンニバルあっての・・・だけれども。いい!凄くいい!このポエニ戦役の攻防は面白過ぎるっ!じっくり読み返したいなぁ。『ローマ人の物語 ハンニバル戦記』 塩野七生 新潮文庫 (平成14年7月発行)後日、もうちょっと長く書きます。
2004年11月07日
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☆☆☆☆☆一本の道がある。ぶれない真っ直ぐな道。その上を突き進む。先はまだ見えないかもしれないが、いづれ辿り着く。そんな感じが心地良い。『重力ピエロ』 伊坂幸太郎 新潮社 (2003年4月発行)後日、もうちょっと長く書きます。
2004年11月06日
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☆☆☆☆☆面白かった。圧倒された。色彩が鮮やかに浮き出てくるっーーー!森の超自然力に対抗する為に、文明の霊力を。よくある考えなのかわからないが、私には新鮮だった。『すべての網膜の終り』も個人的にはOK!『13』 古川日出男 角川文庫 (平成14年1月初版発行)後日、もうちょっと長く書きます。
2004年11月05日
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☆☆☆★題名はちょっと軽やかな感じだけど・・・一歩間違えばこうなってしまう可能性って誰にでもあるかも。ない?メロンタ・タウタ、メロンタ・タウタ、メロンタ・タウタ、メロンタ・タウタ、メロンタ・タウタ、メロンタ・タウタ・・・『黒猫遁走曲』 服部まゆみ 角川文庫 (平成5年12月初版発行)後日、もうちょっと長く書きます。
2004年11月04日
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☆☆☆☆初カー。うーん、雰囲気あるなぁ。毒殺魔として名高い女の写真が、妻とうりふたつ!死体は亡くなるし、鏡には写るし・・・思っていたよりも取っ付き易かった。『火刑法廷』 ジョン・ディクスン・カー ハヤカワ文庫 (1976年5月発行)後日、もうちょっと長く書きます。
2004年11月03日
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☆☆☆☆★いろいろと読み処はあると思いますが・・・【私】の数式に対する見方がかわり“特別な使命を帯びているのだ”とまでなってしまうところもいいなぁ。野球は、数字だけでも楽しめる。想像できる。このデータ豊富さはワクワクする。算数が大きな【壁】だった私もそう思う。『博士の愛した数式』 小川洋子 新潮社 (2003年8月発行)後日、もうちょっと長く書きます。
2004年11月02日
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☆☆☆★丁度この本を読んでいた頃、父親が競売物件に手を出そうとしていたっけ。やはり社会派的なものは苦手かもしれない。疲れてしまう。でも『火車』はもう一度読んでみたい。『理由』 宮部みゆき 朝日文庫 (2002年9月第1刷発行)後日、もうちょっと長く書きます。
2004年11月01日
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