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2026年03月03日
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飛騨と共に大工の町として有名な気仙沼。この町の大工たちは気仙大工と呼ばれ、気仙沼市内や陸前高田・大船渡などに素晴らしい御堂を幾つも残しているのです。そんな素晴らしい御堂を味わうには、気仙三十三観音をまわるのが一番なんですが、札所以外にも彼らの作品が見られる寺院があります。それが今回紹介する補陀寺です。

2025.7.12
奥州三十三観音霊場三十番札所:白華山 補陀寺 観音堂


気仙沼市の駅北に曹洞宗の古刹が境内を構えています。境内の入口には落ち着いた雰囲気の寺門が建ち、それが竹や木々に囲まれている様は、本当に曹洞宗らしい風情があって好みです。



山門をくぐる前に、右に少しいった所に建つ御堂を見ておきましょう。墓地の一画に建つこの小堂には、太子堂の扁額が懸かっています。



堂内にはまるで山伏のような姿をした仏像が収められています。これも聖徳太子なんでしょうか?



それでは山門に戻り、境内を見ていきましょう。山門をくぐるとこんな感じで堂宇が配されています。奥にあるのが本堂と位牌堂?で、その手前には御神木クラスの巨木が繁ります。



この巨木は補陀時のモミと呼ばれており、樹齢はなんと500年とも言われています。市指定天然記念物となっているようです。



巨大なモミの木を横目に、左の方を見てみると、何とも麗しい六角形の御堂が建っています。写真では伝わりづらいんですが、一般的な観音堂と比べても大柄な御堂です。この六角堂に奥州三十三観音霊場の札所本尊が収められています。



六角堂の縁起を見てみましょう。
補陀持六角堂

・・・。
 三十番札所の御本尊如意輪観世音菩薩は、坐像の木彫り走りで恵心僧都(942~1017年)の作といわれている。それを安置する六角堂は、奥州三十三番札所の再興に尽力した八世智膏和尚が宝暦12年(1762年)に現行の札所を復活させたという大願成就を記念して発願し、弟子遼天(当寺九世)の代に完成したと伝えられている。六角の建築は八角に比べて辺と辺の交叉部や軒を支える組み物が難しく、屋根組みの構築には特に技巧を要するため全国でも非常に稀な建築物とされている(県指定文化財)。
 御堂の内外とも朱塗りで、一辺の長さ2.7mの六角形、高さは宝珠上端まで8.2m、屋根は六角錐体で赤瓦葺き。堂内天井には墨絵の龍が描かれ、唐様の須弥壇に家形厨子をのせて御本尊を安置している。御開帳は33年に1度。
 ・・・。
岩手・宮城・福島 奥州三十三観音の旅 改訂新版 河北新報出版センター 134ページ より引用

ふむ、奥州三十三観音霊場再興巡礼の大願成就を祝して建てられた御堂だったんですね。堂内には札所本尊の如意輪観音と共に、三十三観音が収められています。
如意輪観音像は恵心僧都作と伝わる秀作で、御影は奥州三十三観音霊場のガイドブック(御由緒引用元)にてご覧になれます。丸顔で肉付きの良い像容が特徴的です。黒く錆びた姿に反して、宝冠や胸飾り・舟型光背は今でも金色に輝いておりました。

六角堂の左手にはこのような石碑が建っています。碑面には”菊地英二先生之碑”と刻まれていました。特に詳しく調べてはいませんが、竹林を背景にして建つその様は趣深いの一言に尽きます。



六角堂斜めから。
それでは次は、本堂の由緒などを見ていきましょうか!



本堂です。
よくある感じの造りなんですが、窓や向拝の意匠に気仙大工達の魂が表れています。



御由緒です。
白華山 補陀寺

曹洞宗 金仙山圓光寶鏡寺末寺
中興開山:宝鏡寺六世 周庵文懊和尚
本尊:釈迦三尊

 JR大船渡線気仙沼駅と線路を隔てて北側わずか200mに三十番札所の補陀寺がある。道路から七段の石段を上ると山門、さらに石段十八段を上ると本堂の前庭に出る。その左手に六角形の観音堂があり、右側は池を配した庭園になっている。裏山の竹林を背にした本堂は八間(14.4m)四面、 正面向拝の彫刻の精緻さにいわゆる気仙大工の技の神髄を見せられたような思いがする。手入れの行き届いた境内の庭園は心やすらぐ静寂の中にあり、人々の往来の激しい駅のすぐ近くとは思えないほどである。

 寺伝によると補陀寺の開山は寛平2年(890年)。補陀落寺という天台寺院で同市赤坂の小沢田にあったと伝えられている。その辺り一帯はかつて入り海だったため時化で海が荒れると境内が波に洗われることも多く、次第に寺も廃れてしまった。葛西家臣で細浦館主の熊谷直元がその衰退を嘆き文亀元年(1501年)に 正法寺 ​九世の虚窓良巴禅師を招き、細浦の地に曹洞宗補陀寺を開創、天文7年(1538年)に宝鏡寺六世の周庵文懊和尚が現在の地に移して中興開山したと伝えられている。以後、寺運安定して今に至っている。
 山号は、当時本堂の前庭に柏の大木があったことから柏華山と号したが、後にこれを白華山に改めたという。
 ・・・。
 補陀寺歴代の住職の中には後世に名を残した名僧も少なくない。前述の通り八世梁有智膏和尚は、奥州三十三観音の再興のために有志の僧とともに巡礼をして札所復活の大願を果たした。その再興巡礼にあたり作ったという「奥州れい仏順礼三十三番札所融通歌記」と札所創設者「名取の神子旭絵像」の木版は寺宝として今に伝えられている。
 九世日東遼天和尚は六角堂の完成後、北野天満宮の勧請や市内新町・三日町・八日町を結んだお日市を創設し、商売の活性化に貢献した。また、自ら木食遼天を名乗って諸国を遍歴し、独自の作風で仏像を彫り各地の信者に分け与えた。散在する仏像は発見されているものだけでも60体。美術家や歴史家の注目を集めている。
岩手・宮城・福島 奥州三十三観音の旅 改訂新版 河北新報出版センター 132~135ページ より引用

もとは天台宗寺院だったんですね。一時衰退するも、この地の有力者である熊谷直元公、奥州曹洞宗の根本寺院 正法寺などの援助を受けて16世紀に再興を果たします。

ではお待ちかね、気仙大工の真髄を見てみましょう。
こちらは本堂向拝の彫刻です。・・・何というか一目で凄いと分からせるすんばらしい仕上がりですよね!懸魚の鳳凰は長い尾羽がたなびき、蟇股の龍は鱗1つ1つがさざめいているかのようです。虹梁では3匹の獅子が戯れ、毬や花々・蔦がそれらを飾っています。木鼻は一般的な獅子と象の構成ですが、表情は柔らかく、生き生きとしています。
うーむ、良いですね。ここまで上等な木彫にはなかなか出会えないでしょう



山号額。繊細な筆致です。



本尊です。
中央の釈迦如来に文殊菩薩・普賢菩薩が脇侍として附く一般的な三尊スタイルでした。



斜めから。
カラーリングといい、樹叢と調和した境内といい、禅宗寺院の何たるかを体現しているかのような寺院でした。何気に気仙沼市は面白い神社・仏閣ばかりで、それらには素晴らしい彫刻が付随しているんです。こちらに来た時には、是非とも直にご覧になっていってくださいね!
美しい本堂にウットリしつつ、締めたいと思います。




あつまぢや かかれる罪と補陀洛の 寺居に澄める 月よ心よ
あつまじや かかれるつみとふだらくの てらいにすめる つきよこころよ

本尊:如意輪観音 चिन्तामणिचक्र

今回貰った御朱印です。



以上です。

次の記事
・三十一番札所:江峰山 聖福寺 白坂観音堂 七面の仏を祀る観音堂

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最終更新日  2026年03月03日 21時20分59秒
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