おしゃれ手紙

2004.11.26
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カテゴリ: 父の麦わら帽子
イチョウ 里の秋

作詞 ・斉藤 信夫 /作曲・海沼 実

1. 静かな静かな 里の秋

  お背戸(セド)に木の実の 落ちる夜は

  ああ 母さんとただ二人

  栗の実 煮てます いろり端(バタ)


2. 明るい明るい 星の空

  鳴き鳴き夜鴨(ヨガモ)の 渡る夜は

  ああ 父さんのあの笑顔

  栗の実 食べては 思い出す

☆。。。☆。。。☆。。。☆。。。☆。。。☆。。。☆

私が中学校に入った頃から、父は、現金収入を得るために、一人で龍野市に出稼ぎに行っていた。

家族が岡山の家と龍野市に離れて暮す毎日。


人一倍明るい、父がいないのは、寂しかった。

とはいえ、私たちには、母がいて妹がいて、学校の友だちや近所の人がいた。

けれども、父は、たった一人、慣れない土地で、慣れない仕事をして、自炊をして暮していた。


先祖代々、岡山の片田舎に住み、先祖代々、農業を営んできた父。

父にとって、岡山の家は、百姓という職業は、根っこの生えた場所のようなもの。

その根っこを自ら、引き抜いて、他の場所に移植することの大変さ・・・。

50歳を越えて、慣れない仕事につくことの大変さ・・・。

今なら、わかる、今なら・・・。

結局、私たちは、皆で龍野市に住むようになる。

その年は、里山が里山としての機能を失う、昭和30年代の後半にあたる。


ああ 父さんのあの笑顔  栗の実 食べては 思い出す・・・


「里の秋」は、家にいない父親を待つ歌。

胸を揺さぶるような、歌詞と旋律に涙がこぼれる・・・。


☆。。。☆。。。☆。。。☆。。。☆。。。☆。。。☆

3  さよならさよなら 椰子(ヤシ)の島
  お舟にゆられて 帰られる
  ああ 父さんよ 御無事でと
  今夜も 母さんと 祈ります

時代の流れで、3番の歌詞は歌われなくなった。

■父の麦わら帽子■

■□■テレビしびれて■□■

★黒皮の手帳

★大奥



◎自然と人間が仲良く暮らしていたころの話です。 
★11月25日 *食い初め* UP






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Last updated  2013.11.04 22:18:34
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