おしゃれ手紙

2018.09.28
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カテゴリ: 映画
プロヴァンス物語 マルセルの夏

父がいた、母がいた、家族と友がいた。
忘れ得ぬ、人生で最も美しい日々・・・。


お針子と教師の間に生まれたマルセルは、幼いうちから読み書きに秀でた少年。
やがて弟、そして妹も誕生したパニョル一家は、夏のヴァカンスを過ごすため、ローズ伯母とその夫ジュール伯父が借りている丘陵のヴィラに向かう。
狩猟の名人である伯父は初心者の父ジョゼフを狩猟に誘う。
マルセルが初めて目にする頼りない父親だったが、しかし彼はついにヤマウズラの王バルタヴェルを仕留める。
やはり父はヒーローだった。
マルセルは大いに自慢に思うのだったが、それはまた、夏休みの終わりを告げていた。
マルセルは愛するこの丘と、ここで知り合った無二の大親友のもとに留まる策を見つけなければならない…。

 フランスの小説家マルセル パニョルの少年時代の回想録を基にして作られた「 プロヴァンス物語マルセルの夏」はマネやモネの絵画みたいな100年以上前のフランスを舞台にした映像が美しかった

時代は、19世紀末、20世紀はじめ。

アール・ヌーヴォー、印象派(ポール・セザンヌ、クロード・モネなど)が活躍していた時代。

大きな街には列車が走りだし、家にはガスが来ているところもあった。
主人公の家には、母親がお針子だったこともあってかミシンがあった。
パスツールは細菌を発見し、世の中は新しく始まった世紀に大きな期待を持っていた。
小学校の教師をしているマルセルの父親も
「20世紀には、家に電話がつく」とクラスの子どもたちに言っていた。

しかし、 実生活はまだまだ19世紀の続きで、荷馬車での移動や食事のシーン、母親の長い丈のスカートや結った髪、マルセルのセーラーカラーの服など、当時としては、当たり前のことが、いちいち美しい。
 キッチンの道具や、カフェオレのボールなど、昔の物が好きな私にはたまらない。

セピア色を帯びた、まるで モネなどの印象派の絵画の様な美しい映像 に魅せられた。

物語は、マルセルの誕生から始まり、 普通の暮らしを描いている。
ナレーションが大人になったマルセルなので、少年の日の当たり前の風景は二度と戻ってこないと切なく、ノスタルジーに浸る


「少年時代」という歌を思い出した。
帽子 少年時代

夏が過ぎ 風あざみ
誰のあこがれにさまよう
青空に残された 私の心は風模様

夏まつり 宵かがり
胸のたかなりにあわせて
八月は夢花火 私の心は夏模様

夏が過ぎ 風あざみ
誰のあこがれにさまよう
八月は夢花火 私の心は夏模様
 何度でも見たい、1990年の作品。
*マルセルの弟がかわいかった♪
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Last updated  2018.09.29 14:23:26
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