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2023.11.01
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※ 『祝福家庭』17号(2000 夏季号)より:​​​



真の愛は本然の対象圏価値観の完成

二OOO年四月二日、聖日、韓国の本部教会において真のご父母様が集った教会員にみ言を語られました。


​  百回、干回読み、すべて覚える​

 私が御言を語りますか?  (「何章を訓読しますか?」)。今回の大会の時に訓導したものがあるではないですか。「神様の王子・王女が行くべき生涯路程」です。(「はい」)。南北をするためには、それをすべて覚えなければなりません。皆さんはその本を百回、干回読み、すべて覚えてこそ、摂理観が明確になり、今後、私たちが行くべき方向が明確になります。「王子・王女」とは、堕落していないアダム・エバのことをいうのです。

 (訓読会をされる)

 他の話をすれば、この御言がすべて消えてしまいそうで恐ろしいです。先生の御言が必要ですか? (「はい」)。

 きょうは二日ですから、私は四日後には出発しなければなりません。それで、仕方なくきょうここに来たのです。忙しいし、風邪も31き、憾もかれています。それでも、御言を語ってほしいと願うのですか? (「はい」)。もう一度すべて読んであげて終わりにしましょうか?

 深刻な御言です。レバレンド・ムーンは、神様の国がないので苦労するのです。神様も同じです。皆さんも、どのようにして私個人が完成するか、ということが問題です。神様の御旨の前に、東西南北、四方な塞がれず進むことのできる人、あるいは、中心的位置でどのような犠牲でも覚悟して進むことのできる、そのような人になったのか、そのこと自体が問題なのです。それさえ解決すれば、南北統一戦線も問題ありません。いくら地上が地獄になっていても、地獄の門を開放するのは問題ないのです。結局は、「私」にかかっているのです。

 南北統一、祖国光復、そのようなすべての願いは、国が願うのではありません。アダムとエバが男性と女性を代表して堕落したので、男性と女性の完成的基準を中心としてみるとき、摂理のすべては,男性という「私」、女性という「私」のために動いてきたという事実を意識しなければなりません。

 六十億人類の救援というものは、堕落圏内にあるのです。救援が必要な私であるということを思うとき、その救援は個人の救援ではありません。家庭を越え、家庭救援、国家救援、世界救援と、天地が地獄とに分けられていることをすべて解放し、神様までも解放してさしあげなければならないのです。

 今日の数多くの宗教は、神様の前に恩恵を受け、人間の解放圏をなそうと願っています。神様の心情世界の本然的根本を掘り下げて考えてみれば、アダムとエバによって神様は、そのような苦痛の立場に立つようになったのです。孝子、忠臣・聖人、聖子の道埋を完成すべき息子・娘が、一つも成し遂げることができず、そのような目的はそのまま神様の心の中に埋められているのです。対象がいないのです。対象を探し出すために苦しむ神様なのです。その対象がいないというのです。すべてが怨讐なのです。

 それで、神様が実体対象の位置で、僕の位置・養子の位置、庶子の位置を経て、直系の息子の位置、次に,父と母の位置を経ていく復帰の道があるということを、今まで分かりませんでした。

 すべてが行くべき摂理的終着点であり、復帰の目的である祖国光復、地上天上天国というものは、私たちが必ず果たさなければならない宿命的な課題です。運命ではありません。運命は代わりを立てることができますが、宿命は代わりを立てることができません。父子の関係で、代わりを立てることができますか?  代わりを立てることはできません。また、夫婦の関係で、代わりを立てることはできません。

 このようなすべてのことを見るとき、この全体の願い、摂理的目的を解決することのできる一つの基盤、国を中心として宗教圏が起きた地域を、サタン世界が歴史を通して今に至るまで、破綻させ、環境と世界の舞台にまで引きずり出して攻撃してきたのです。神様は保守的な立場で、あちらは攻撃的な立場です。天は打たれて奪ってくる戦略をしてきたのです。それゆえ、神様の苦汁は、どれほど大きかったことでしょうか?

 歴史を通して願われてきた神様の家庭、真なる孝子・孝女の家庭がありません。孝子・孝女が暮らすことのできる国がありません。国家がないというのです。国家基準さえ連結されれば、サタン圏内を乗り越えられるのです。長成期完成級で堕落したのです。その基準を乗り越えるので、完成(期)は、蘇生基盤を中心として入っていくのです。完成(期)は、サタン世界が解放されるのです。それが摂理観です。

  宇宙の勝敗がかかっている厳粛で宿命的な天の願いを遂行するのが、この短い人生

 このようなすべてを中心として完成するのです。それゆえ、問題はだれかというと、家庭ではなく、男性一人、女性一人だというのです。血統が変わってしまったのです。

 神様の血統を受け継ぎ、天の国の直系の王子・王女になり、その天の国の王家、王圏をft表した家庭的代表が、堕落していない完成したアダムです。神様が一代、アダムが二代です。三代を経て、アダム時代において多くの息子に対することによって、横的に発展し、民族に発展して、国家形態になることを願っていたのです。

国家を越え、世界、天宙までなし、神様が理想としていた本然の天国理念を完成し、 神様が父母 となるのです。 全人類は、直系子女の環境を備えた地上・天上で暮らすようになるのです。そのような所が、堕落していない本然の神様の理想世界です。私たちで言えば、理想天国です。このことを知らなければなりません。

 このすべてが、個人・アダム、個人・エバです。彼らによって血統が汚されてしまい,断たれてしまったので、すべての完成の解法点は、「私」によってなされるというのです。そのような原理的な内容、その伝統的公式路程を、今まで分からずにいたのです。

 統一教会に入れば、個人としてどのように完成するのか、知ることができます。家庭完成、氏族完成、民族完成、国家完成,世界完成、天宙完成までなして、神様まで上がっていくのです。

 神様は、梯子を反対にして人間世界に降りてこられ、堕落していない本然の個人個人を迎えて家庭形成をなし、家庭、氏族・民族、国家形態を備え・世界に新しい祝福的血統的環境を拡大させることが、統一教会に対する神様の願いであり、希望なのです。ですから、今日、統一教会は国際祝福という課題を中心として、全人類が家庭的血統を転換し、神様の伝統的血統に連結させ、接ぎ木をしてきたのです。それが国際合同結婚です。それは国家から始まるのではありません。皆さん個人から始まるのです。

 真のご父母様が完成して出発したことと同じように、その伝統的内容で、皆さんが完成の出発をなすことのできる基準に連結されてこそ……。種ができ、実になって、世界に繁殖するのです。神様の創造理想が地上に満ちあふれ、天上に満ちあふれ、(神様を)愛の主権の大王陛下として侍り、アダム・エバをこの地上の大王陛下として侍り、一体理想を中心としてすべてのものが解決され初めて、復帰摂理が完結するのです。

 それで、宗教圏の解放、人類のすべての国家、民族の解放がなされるのです。今まで堕落圏内にあったすべての伝統的習慣を否定し、本然の基準に一致させ、私個人から天の国の玉座まで直行できる高速道路を走る皆さんにならなければ、天国に入ることはできません。分かりますか?

 天国です。天国は、だれにかかっているのですか? (「私にかかっています」)。神様にかかっているのではありません。神様にかかっているのならば、神様の思い通りにして、すでに成し遂げていたでしょう。血統が変わってしまったので、神様は審判できないのです。これは必ず、息子・娘を再び取り戻し、堕落の血統ではない完成した個人から、完成した家庭、氏族……。これは理論的です。このようなすべてのことが、「私」にかかっているというのです。どれほど厳粛で、どれほど深刻でしょうか?

 私たちの生涯は、七、八十年です。「宇宙の勝敗がかかっている、厳粛で宿命的な天の願いを遂行するのが、この短い人生だ」ということを骨髄に染みるほど感じなければ、その道を行くことはできません。人間がその道を行くことができないので、メシヤ、真の父母を送り、 絶対信仰、絶対愛、絶対服従 という一体圏の位置に入っていき……。

 完全な主体は完全な対象をなすように、不足ですが,皆さんも真のご父母様に侍り, 絶対信仰、絶f愛、絶対服従 で一つになることによって、初めて、神様の後について行くことができるのです。

 愛によって一体となることのできる本然の血統的根源が顕現し、その息子・娘の位置に立つことによって、「父の所有は息子・娘の所有」と、このようになるとき、天の国に直行し、すべてが私の国になるのです。ぞのような人になれば、天地のどこに行っても、制裁を受けず、自由奔放な解放の世界になるのです。それが私たちが願う理想天地です。アーメン! (「アーメン!」)。

この七年路程で歴史的なすべてのものを蕩減しなければならない

 もっと御言を語りますか?

 だれにかかっていると言いましたか? (「私たちにです」)。男性の私、女性の私、二人が問題です。これが問題です。結婚を過ったのです。神様の血統を伝授され得る夫婦にならなければなりません。そのようになれば・そこに生まれた息子・娘には、信仰や宗教は必要ありません。天の国に直行できるように、先生が道を築いておきました。分かりますか?

 それゆえ、受難の道、人類歴史でいかなる人よりも苦労の道を行かなければなりません。地獄の底まで、すべて掘り返さなければなりません。サタンが打ち込んだ根を抜いてしまわなけれになりません。

 人間世界において、受難の道を行かなければならないのです。救援摂理の歴史は六千年ではありません。何千万年です。長い歴史の恨を抱いてきた父の心を、どのようにして元返すのか、これが問題です。堕落のゆえに恨を抱いた父母を,どのようにして解放するのですか? この地上でだれよりも受難の道を行き、その道において勝利しなければなりません。

 それゆえ、サタンは、天の人々が行こうとすることに反対し、これを転覆させ、迫害し、すべて殺してしまねうとするのです。それを越えて、越えて、越えて、越えて、勝利の道を行かなければなりません。

 キリスト教を中心として基盤を築き、来られる主と一つになっていたならば、七年以内に終わっていました。七年もかかりません。四年以内にすべて終わったのです。そのような歴史的な総蕩減時代が、二〇〇〇年から二〇〇三年までです。また、その前は、一九九七年から九八、九九、二〇〇〇年の四年路程です。この七年路程で、歴史的なすべてのものを蕩減しなければならないのです。

 神様が環境を創造した後にアダムとエバをつくられたように、今まで環境的与件を世界につくってきました。今からの問題は環境圏内において、国を中心として、主体的な国になれば、その国が祖国光復の基台になることができるのです。それが南北韓だというのです。

 これは、共産主義・唯物思想と唯心史観の終着地です。闘いによって始まったので、最後の決定は、平和の基準で愛することによって終わりを迎えるのです。兄が弟を愛し、北韓が南緯を愛し、この環境を解決しなければ、地上天上天国理念は完成できないのです。なぜですか?

 アダム家庭において兄が弟を殺し、殺戮戦が起きました。これを解決するためには、国家的基準において解消しなければなりません。そうしてこそ、天国を代表し得る国家となり、世界の国家を兄弟国家として統一することができるのです。そのような環境がすべて整っているのです。分かりますか? (「はい」)。

 どのような犠牲があったとしても、南北統一という必然的な運命的課題を、宿命的な課題として、私個人・私の家庭、私の一族、御言七代子孫が、必ず,越えなければならないのです。宿命的課題です。

 このような御言を真のご父母様が詳しく語ったのにもかかわらず、皆さんがこれを越えることができず、それを実行しなければ、歴史的な七代の後孫たちの前に、アダムが堕落し恨みを受けたことと同じ結果になるのです。皆さんを再び救援するための摂理はありません。

 このようになれば、今まで恨みの喊声(かんせい)を聞いていた神様は、真のご父母様が天上世界に行けば、世の中と関係のない境地、地獄と関係のない境地で、これをすべて断ち切り、堕落したアダム・エバのためにつくった宇宙以上の天国を再びつくり、新しい天上天国,地上天国を形成することができるのです。二度と救援摂理はありません。分かりますか? (「はい」)。

 それで、宗教というものは、今すべて滅んだのでず。そのようなことを知らなければなりません。

 そのような責任を、各自がもつことができますか、できませんか? (「もつことができます)。思っているのですが、分かっているのですか? (「分かっています」)。では、分かって、自覚しなければならないでしょうか、してはならないでしょうか? (「自覚しなければなりません!」)。
 自覚できるという人は、条件的にでも手を挙げるのです。「その御旨の前について行くことができる人、実体にはなれなくても影のように、昼があれば夜のような位置で、天国があれば影のような世界に行き、解放的救援完成の民族、国家、人類,万民になる! アーメン!」という人は、手を挙げてください。(「アーメン!」)。(手を挙げる)(把手)

  今から四年間、このことに生死を懸ける

 何によって天国人になることができるのですか?  私はどのようにして、天国の人になることができるのでしょうか?  血統が変わらなければなりません。この大韓民国も、堕落した世界の戦争によって分立された一分派の国です。数多くある国の中の一つにすぎません。神が願う本然の国ではありません。これは堕落した、過った,整備されるべき国なのです。

 それゆえ、終末になれば、人間は希望をもつことができなくなるのです。分かりますか? 政治、経済、文化、自分が愛する家庭に対しても、すべて不信するのです。絶望しています。そして、絶望しているところに、このような新しい世界観が出てきたのです。

 今、そうです。インターネット時代、電子メール時代も来ました。放送すれば、世界は四日以内に真のご父母様が願う世界に、サッと帰っていくのです。そのようにすることのできる時が来たのです。

 今から、皆さんが責任を果たすことのできない日には、先生は韓国を放棄してもかまいません。候補の国……。先生は完成圏内に移行したので、世界的です。天地の最高の位置に移行しました。完成圏内には、多くの国が入っているのです。韓国を放棄することのできる準備をすべてしてきました。分かりますか?

 イスラエル民族がどのようになりましたか?  来られた主を迎えることができず、歴史にない、血を流す悲惨な民族になってしまいました,韓国は今後、どのようになるのでしょうか? 血は流さないでしょう。しかし、呪いと瑚弄(ちょうろう)の民族として、陰で暮らさざるを得ない、悲運な位置に立つことを心配しているのです。

 本来、日本で三億六千万双の祝福をしようとしたのです。それができないので、四十日以内に韓国に来て、昨年の二月七日になしました。寒い時です。それで、神様の前に日本の国がなくなってしまうのです。それゆえ、私が責任をもって……。

 過去の時代は母子協助時代だったのですが、今の時は父子協助時代です。神様の御旨の中で、エバ国家、母の国が責任を果たせなければ、どこにでも母の国を立てることのできる版図を形成して……。それゆえ、三つの国を一つの国として扱うのです。三つの国は一つの国です。分
かりますか? (「はい」)。

 祝福家庭は、ジヤルジン四十日修練を受けて、総生畜献納をしなければならないようになっています。皆さんが愛の位置に行く前に献納するのです。すべての所有は、神様の所有です。愛の血統を受け継いで、愛の息子・娘を結婚させて、初めて、相続権が生まれるようになっているのです。これは言葉だけではありません。そうしてこそ、サタンの足場が、きれいに完全になくなるのです。

 霊界と肉界、地上の祝福家庭はプラスであり、霊界の祝福家庭はマイナスです。そのような天使長兼家庭が生まれたのです。これは原理にはありません。創造理想世界にはありません。堕落することによってそうなったので、この二つが一つになり、祝福家庭はここから垂直に上がっていくのです。個人解放時代から、今は国家時代に上がってきました。上がってきて全体統一です。

 そして、これを越えることができるものが南北統一なのです。南北統一ができなくても、私が国をなすことのできる基盤をすべて築いておきました。

 皆さんが責任を果たせなければ……。今から四年間です。ある人は,四十年だと言うのですが、それはだれが話したのですか?  皆さんが今から四年間、このことに生死を懸け、御言を理解し、家庭を救援することのできる内容だということを理解し、個人を救援することのできる内容だということを理解し、一族を救援することのできる内容だということを理解し、民族を一つにして救援することのできる内容だということを理解し、これに責任をもたなければなりません。責任を果たさなければならないのです。死ぬ時まで……。

 「死なんとする者は」、どうなると言いましたか? 「生きる」と言ったでしょう。サタン世界の血統をもってそのまま生きれば、地獄に行ってしまうのです。これを踏み越え、復活しなければなりません。重生の過程を通して復活することによって、サタンの血統を否定し、天の血統を受け継ぐのです。これがメシヤ思想です。これが旧約時代・新約時代を経て成し遂げられるのです。

 旧約とは何ですか? 結婚できないのです。神様の御旨と血統を連結させる、結婚の基盤を失ってしまったのです。新約とは何ですか? イエス様が来られて、小羊の婚宴……。再臨時代に小羊の婚宴をすると言ったのですが、そうではありません。イスラエル民族が、 絶対信仰、絶対愛、絶対服徒 していたら、国と世界を取り戻していたのです。そのことと同じです。そのような位置に立つことができずに、失ってしまったのです。

 そのことによって、先生はイエス様の代わりに、世界的な基盤で成し遂げなければならない立場に立っているのです。真の父母を中心として、四十年を中心として四千年歴史を蕩減し、世界人類を祝福圏内に導き・解放圏をなすことのできる現実的時代を成し遂げたのです。

 第一の問題が青少年問題です。家庭破綻の問題は、どの国の主権も、だれも、解決策が分かりません。それを解決することのできる特権をもっているのが文先生なのです。分かりますか?  真の父母だというのです。

 霊界の秘密、地上歴史の秘密、これをすべて解怨成就しました。堕落してこのように拡大し、ここに立っているのです。先生がこのすべてを蕩減して勝刊したので、皆さんはここに、 絶対信仰、絶対愛、絶対服従 で一体とならなければなりません。昼も、夜も、一体圏をなしたという時は、この位置に、真の愛を中心として上がっていくことができるのです。

 真のご父母様が許可することは、真の愛の血統、真の愛の一族、真の愛の民族を編成することです。そのような歴史上の何にも代え難い、天の宝である相続権を、個々人の家庭に伝授したのです。それが祝福家庭だということを知らなければなりません。分かりますか? (「はい」)。

すべては真の愛と因縁をもたなければ完成できない

 御言をもっと語りますか?  何時ですか? (「七時半です」)。

 さあそれでは、私がどのように個性完成し、原理観において歴史を整備し、解放されるか話をします。 題目は「真の愛は本然の対象圏価値観の完成」 です。

ペア・システム になっています。鉱物世界もぺア、植物世界もぺア、人間世界もぺア、天地もぺア、皆さんの心と体もぺアです。対象圏をもっているのです。被道世界のすべてのものも、対象圏の価値観! その価値観は、神様が好み、神様が喜ぶことができ、神様が共にいることのできる価値観なのです。分かるでしょう。この目もそうであり、すべて相対になっているのです。​

 それゆえ、上下、前後、左右、自分が立つ位置が確定するためには、上下関係、左右関係、前後関係が必要なのです。そのような立場に立った自分が、どのようになればすべての解放をなし、サタンから解放された者になるのか、これが問題なのです。

 真の愛は九〇度、四X九=三十六でしょう。九〇度でしょう。堕落することによって、角度が変わってしまったのです。それゆえ、真の愛が定着するためには……。男性と女性が一つになったその中に、中心が生まれるのです。分かりますか?  主体と対象が授け受けすれば、必ず中心が生まれます。ペアになって運動するところには、愛を中心として、中心が生じるのです。

 ここもそうです。小さいものも見れば、これがプラス・マイナスです。これを中心として主体となり、千態万象の基準がすべてこのようになっています。これがプラス・マイナスです。これが九〇度です。分かりますか?  これがプラス・マイナスです。霊界がプラス、地上がマイナスです。すべて相対的基準ができてこそ、この中心と横が九〇度になるのです。

 そのような意味で真の愛は、堕落していない、神様の本然の対象圏の価値をもっているのです。価値は、一人では成立しません。価値があるものとは、相対的な関係においてお互いに取り替えることのできる存在のことをいいます。価値があるということは、物を買うときも、二人の人・売る人と買う人、二人が認める以上の位置に上がっていくのです。対象圏価値観の完成がなされるのです。

 題目の内容は分かるでしょう。(「はい」)。

 それでは、神様はどのようなお方でしょうか? 私たちが知っている神様の属性は何ですか?  絶対的なお方です。それから、唯一なる存在です。それから、不変です。それから、永遠です。神様自身も、心と体のようになっているのです。分かりますか?


 その属性である「絶対」が必要なのが何かというと、「創造」です。これがプラスならば、これがマイナスです。(図1を板書しながら語られる)「唯一」では「主体」、「不変」は「関係」、それから、「統一」。この二つが一つになり、神様は人格的神だというのです。

 何を中心としてですか? 真の愛がなければ、これはすべて必要ありません。皆さんも、真の愛は絶対的であることを願うでしょう。そうでしょう。ただ一つの、唯一であることを願うでしょう。不変であることを願うでしょう。永遠であることを願うでしょう。

 それゆえ、この二つが一つになるので、神様は人格神だというのです。愛の主体になることができるのです。これが縦約基準に立っています。人間における価値とは何ですか? 人間の価値は知情意です。知情意があるのです。

 皆さん、「知」という字の「口」は「御言」を表します。それゆえ、御言の矢です。標的をつくるのです。知識を得ることによって、標的を中心とした環境と関係を結ぶことができるのです。ですから、学ばなければなりません。知識が必要だというのです。

 次に「情」です。人は情的です。「情」は何かというと「心」という字です。「心が青い」です。春夏秋冬、変化がありません。真の愛は変わらないのです。知情意の「意」は、志を立てるうえで、愛を中心とした志だというのです。「立」という字と「曰」(曰〔いわ〕く)という字と「心」という字です。これが「意」です。御言の心を立てるのが「意」だというのです。分かりますか?

 知情意です。人は、そのようなものをもたなければなりません。そこに必要な相対的な価値が何かというと、真善美です。それが相対的価値です。真でなければならず、美しくなければならず、善でなければなりません。これは人格としての相対的関係です。

 これは内的な世界、これは外的な世界、内的な人格・外的な人格,これはプラスであり、これはマイナスです。私たちはこれを必ず知らなければなりません。情を立てなければならず、目的をもたなければなりません。それから、真善美です。

 「善」と「美」には、二つとも「羊」が入っています。羊は犠牲的です。真善美を探し出すためには、真善美自体が要求することは、「犠牲にならなければならない」ということです。

 知情意の人格、個人の人格、家庭の夫婦の人格、この二つが一つになってこそ、そのような男性と女性が真の愛で一つになってこそ、家庭が生まれるのです。この二人が一つになってこそ、家庭が生まれるのです。家庭破綻は、このすべてをばらばらにしてしまうのです。それゆえ、神様が相対する価値がないのです。

 絶対性、唯一性、不変性、永速性、創造性、主体性、関係性、統一性を中心として、知情意の観点、知情意の価値、このすべてのものがここにあるのです。ですから、結婚がどれほど……。分かりますか?  神様と人間が一つになることなのです。すべての内外が一つになって、家庭をなすのです。すべてのものが真の愛です。真の愛は、本然の対象圏価値観の完成です。分かったでしょう。

 内的・外的、プラス・マイナス、これは横的な基準で、知情意はプラス、真善美はマイナスです。この二つが一つになれば、家庭というものが形成されるのです。

 それゆえ、絶対性が必要なのです。絶対性と通じることができるのです。絶対性があるので創造したのです。創造は何かというと、唯一なので、主体性がなければなりません。男性ならば絶対的な主体性、女性ならば絶対的な主体性です,これは不変なので、変わらないようにしようとすれば、二つが一つにならなければなりません。内外が一つにならなければならないのです。内外が一つにならなければ、夫婦で暮らしていても、一言でも誤れば,ねじれてしまうでしょう。不変の相対的関係です。

 それゆえ、この世の中を見れば、関係の世界です。個人関係、家庭関係、氏族関係・民族関係、国家関係、世界関係、信仰関係,すべての関係が集まっているのです。その関係は、どのように主体性を中心として一つになるのでしょうか? その主体性は、神様の創造の絶対性と、どのように一つになるのでしょうか? このようになっているのです。

 永遠は、統一です。それゆえ、皆さんには創造性があるでしょう。何かよいものをつくりたいと思い、自分にプラスになるものを願っているのです。その主体になりたいと思うのです。主体になって、何をするのですか?  相対が必要であり、関係が必要だというのです。相対に出会ってこそ、二つが一つになって、統一がなされるのです。「統一」という言葉は、一つの存在でなされる言葉ではありません。それゆえ、このような属性的内容を中心として連結し、神様の愛を主体とした人格が生まれるのです。人格です。

 これを中心として、このような人々が一つになり、完成した家庭ができあがるのです。分かりますか?  一度、してみてください。絶対性は創造を必要とし、唯一性は主体を必要とし、不変性は関係があり、それが一つにならなければ変わってしまうのです。それから,永遠性は、縦的な世界を代見代身して九〇度で連結して一つにするためのものです。それが人間世界では、知情意です。知情意であり、真善美だというのです。これを中心として、知って、よい志を抱き、このすべての真理……。

 ここから真の愛が抜けたならば、すべて意味がありません。真の愛を中心として知ることのできる、知識、情、意です。真善美も、真の愛がなければ駄目なのです。

 それゆえ,真の愛は、本然の対象圏価値です。男性が真の愛の道から離別すれば、それは天宙の前に犯した犯罪だというのです。夫婦が立つようになれば、上下、前後関係が正しくなるということを娃らなければなりません。男性と女性が出会うということは、神様から分かれた分性が、再び出会うということなのです。宇宙の核が、霊肉に分かれていたものが、縦横を通して、九〇度で出会って定着したものが家庭だというのです。分かりますか? (「はい」)。

 では、皆さん、知情意を中心として、何をしようというのでしょうか?  真善美を求めていくのです。相対圏のことです。

 このような過程において、絶対、唯一、不変、永遠であり、創造、主体、関係、統一が願い、それから、知情意が願い、真善美が願うすべてのものは、真の愛と因縁をもたなければ完成できないのです。これが結論です。

  祈 祷

 愛するお父様!

 流れていく歴史を止め、その中に自らの位置を立て、上下、前後、左右、周囲の環境が自分を批判し、ただの一人も天が願う位置を探し出して立つことができない、かわいそうな堕落の血統を受けた全人類となったという事実を知らずに生きてきました。

 今、真の父母との因縁に従い、このような内外の相対的理想が地上世界と天上世界に、断ち切ることのできない因縁として、真の愛の関係が綴られているということを知っている統一教会の群れは、昼も夜も、青春時代も老年時代も、生涯を通し、この伝統的な使命と宿命的な目

28

的の前に一致し得る個々人の完成とともに、家庭理想を中心として、氏族、民族、国家、世界、天国を編成し、神様に侍って暮らすことのできる大家族理想天国の国民となるよう、許諾してくださいますことを懇切にお願い申し上げます。

 この四月は、春を迎え、すべての方物万物が蘇生する季節であり、葉が育ち、花が咲く、そのすべての事実を見るとき、秋の収穫の実が、百倍、千倍以上になることを願い、育つすべての万物と同じように、統一教会においても歴史的な恨の峠を越え、また越え、今、春の季節を迎えることのできる時になりました。

 真の父母を種として、ここに葉が生い茂り、花が咲き、全天下の万民が真なる愛の収穫の実を、今まで空いていた天の国の倉庫に収穫し、満ちあふれてあまりある、このような希望的な責任を果たすうえで,すべての精誠を尽くすよう許諾してください。

 神様が創造された過程を思うとき、太陽と月と水と空気と地をつくり、生命が存続することのできる環境をつくられ、そこで、絶対的な原則で主体と対象圏が一体となることができるようにつくられました。

 同じように私たちが生きるうえでも、環境はすでに神様が創造し、そこに、男性と女性が主体と対象となり、この二人が一つになれば、地上の家庭が天上の家庭となり、地上の国家が天上の国家に連結し、そのような希望を成し遂げるべきはずだったのですが、アダムとエバの堕落によって、すべてが引っ繰り返してしまったのです。今、真の夫婦が来て、すべての道を提唱しました。そして、歴史的なすべてのものを、 絶対信仰、絶対愛、絶対服従 の基準を中心として、真の父母が代身して蕩減いたしました。

 それゆえ、 父母を絶対信仰し、絶対愛し、絶服従 することによって、真の愛で一つとなり、サタンの血統を否定し、サタン世界の地獄を否定し、解放の位置に立ち得るすべてのことが、理論的な結果だということを知っていける統一の群れは、そこまで行くための個人的環境を打開し、氏族、民族……、八段階の蕩減復帰歴史をすべては行くことができなくても、それ以上の苦労の心をもって, 絶対信仰、絶対愛、絶対服従 で、神様と天地父母と一つになることができるという、そのような希望をもち、生涯のいかなることも越え、また越えることのできる勝利的継承者となるよう、祝福してくださいますことを懇切にお願い申し上げます。

 願う天国が私たちの目前に近づいてきましたので、その前に立ち、ご父母様が治め、懐に抱かなければ行くことができない彼らを、お父様の愛で抱き、このすべての人類と地獄にいる人を解放して抱いてくださり、あなたの本然の真の天地父母の位置を回生し、万国が統一された愛の主権時代の解放時代を迎えるよう、許諾してくださいますことを懇切にお願い申しヒげます。

 今、本部教会に来て、このような集いをもつようにしてくださったことを感謝申し上げ、四月の忙しい路程を残し、世界のために責任を果たさなければならないご父母様の願いを完成する道に向かい、それぞれの環境においても、 絶対信仰、絶対愛、絶対服従 の心をもって一心一体となり、一つの天宙を代表した家庭的兄弟姉妹の血族となるよう、許諾してくださることを懇切に願いながら、このすべての天上世界と地上世界の一体圏を協助してくださいますように。すべての祈りを真のご父母様のみ名によって祝願いたします。アーメン!  アーメン!  アーメン!


 皆さん、今後は全員班長になり、都市でほ統、班、地方では里長、面長の位置に立たなければなりません。それは問題ありません。占領したとしても、それが永遠に定着するためには「訓読会」をしなければなりません。これは霊的な糧です。分かりますか? 肉的な糧を慕い、それをおいしく食べてこそ成長するのと同じように、霊的な糧をおいしく食べてこそ成長するのです。このように家庭的定着をすることによって、地上に解放が展開するのです。分かりますか(「はい!」)。​​




一休さんのような機知(トンチ)ではありません。
奇知=人とは異なる知恵
すなわち神様の知恵
世界平和を願う奇知の外の凡人が徒然なるがままに書く日記です。
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