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2016.07.07
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カテゴリ: 書籍



 この本は多くのことを…。

しかしあえて思います。この著者のかたはということではありませんが

多くは、時代の制約を受けているのは現代のほうなのではないか?

書籍は、書かれていないこと、ふれられていない現実のほうがはるかに

実は重要だったのではないか?





 日本の歴史の不思議として

 この書のオビに

 「権力を握った幕府は なぜ朝廷を滅ぼさなかったのか」とあります。


  まだスタートしたばかりの鎌倉幕府は、自らに危険であったはずの

 朝廷を滅ぼさなかった謎…。


  同じ東国武士の間では、凄惨な争いや敵の殲滅といった抗争や滅亡が起きていましたが

 朝廷に対しては…。




この書を通して、私が思った答えですが…。


  当時の人々は、本当は何を求めていたのかを考えてみるのでした。


  生活者であった東国の人々にも、春が来て夏となり、

 秋のみのりを迎えることが基本。

  政治の本当のゴールは、安定であり、物事が生まれてくることでした。


  同等のライバルはこれを退けるとして、ゴールにかかわる暦や技術を持った

 朝廷の人々が滅んでしまっては、成り立たなくなる…。


  秋の収穫の成果をめぐる争いは早めに終わらせ、翌年の春のスタートを迎えるには、

 厳しい時期である冬をともに越すことが人には大切だったということを思いました。


  人の集団は、共通のゴールがあること、共通の敵がいること…。


  西の国々は自分たちとは、違った人々である。


  そして、物事を完成させる、秋までの困難、災難をさける技法を持った人々であったこと。


 天の北の北極星が動かないこと、四季の星はその周囲をめぐることで、

 時間や空間が成立していると暦のかたちが、地上に反映されたのではないかと思えました。


  現代でもそうですが、動かない中心は安定という、ゴールまで、必要なものであったのだと

 感じます。

  東国の人々も、日々の現実、さまざまな問題に解決を求めていたということが理由だったと思えます。


  四季の循環は、人にも男女・父母があるように、自然は多くは…


  中心が、二つ。


  天と地、 昼と夜。


  そして、相手があれば、難題を物事を、そちらに渡してしまう…

 まかせてしまうことができます。手放すことの大切さ。


  ライバルがいなくなってしまった瞬間、自らが、その難題まですべてを背負い込んでしまうことは

 現代にいたるまであることだなと思います。


  中心は、柱は二つあることは、自然であったと思えました。

 それは、その二つには、第三の勢力にともに対抗してきたからでしょう。


  荘園領主であった寺社の存在。


  朝廷は、山法師たちの政治的な圧力をさけるために、武家を雇い、自らを守ったのでした。


  自らを雇い、育成してくれた朝廷・院や摂関家。


  武家は、同じ仲間であり続けたのかも知れないですね。



 その後も変わらなかった政治的な同盟関係。


  日本の戦後の知識層が、災厄をさける当時の考えや迷信・信仰の世界、

軍事の同盟のありかたを認めたくなかったのでは…?


 その答えは、朝廷と幕府は、その成り立ちが、実は同盟関係であったから…。

 潜在的に…共通の目標があり、共通の敵がいたから…ではないかと思います。



 そして、大陸・半島の…歴史、王権が崩壊しては

 群雄割拠の、今よりも過酷な凄惨な抗争の時代が到来してしまうことを、

 学んでいたからではないかと思います。


  王権を続けて行くのは、かなり大変だと日本人は知っていたのでは?

 分不相応な、無理なことには手をださない?

  相手のほうがとりあえず立派だし (笑)

 こっちは田舎だし。
















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Last updated  2016.07.07 14:13:24
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