ピカルディの三度。~T.H.の音楽日誌/映画日誌(米国発)

Feb 10, 2021
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カテゴリ: 英語
「僕の髪が肩まで伸びて君と同じになったら」

 今まで何百人もの方々の結婚式で演奏させていただいてるけれど、でも最近はコービッドのせいで婚礼の本番が皆無。そんな寂しさを紛らわせるべく、結婚式関係で知っておいたほうがいいと思われる英単語なぞまとめてみようかと。


<当事者の呼称>
bride 新婦
groom 新郎(bridegroom)←グルームって、動詞だと「身づくろいする」「調教する」とか全然違う意味になって紛らわしい
bridesmaids 新婦の介添え役の女子たち
maid of honor 上記ブライヅメイヅのうち最も責任ある女子←既婚なら matron of honor
groomsmen 新郎の介添え役の男子たち
best man 上記グルームスメンのうち最も責任ある男子
flower girl 新婦が入場する前に通路に花びらを撒きながら歩く少女
ring bearer 結婚指輪を運ぶ少年。pageboyとも
celebrant, officiant 式を執り行ない婚姻の証人となる重要人物。オフィシエイターではなく正しくはオフィシアントなはず。宗教によって pastor だったり priest だったり。ユダヤ教なら rabbi ←ラビではなくラバイと発音する人も多い
bridal party 上記全て、つまり主催者側の人間の総称。教会では congregation とも呼ぶ


<挙式:招待客の到着>
sides ぼくの知る限り新郎側は上手(客から見て右)、新婦側は下手(左)に座るのが慣習
usher 入口付近にいて招待客を席に案内する係。上記、どっち側に座ったらいいのか自信なかったら、アシャーに「あのぉ、新郎の友人なんすけど」とか言うと右か左か教えてくれる。なんと新郎ご本人がアシャーを務めてることも多い←挙式直前って、化粧や衣装にテンパってる新婦に対し、新郎は比較的ヒマなことが多いし、ちょうどいい人事かと
program 「式次第」を印刷したものが配られることがある。まれに bulletin(ブレティン)とも←業界の人は deets(details の略か)とか呼んじゃう


<挙式:新郎新婦の入場>
ceremony 挙式のことは(ウェディング)セレモニー、ただカトリックの結婚式は mass(ミサ)と呼ばれ礼拝扱い、長丁場で60分以上もざら←さすがに新郎新婦も立ちっぱなしとはいかず、途中で椅子に腰かける
preludes 挙式開始前の音楽
processionals, entrance, arrival ブライダルパーティご一行さまが順次ご入場。花嫁の番になったら招待客は立ち上がるべし
isle 花嫁が歩く通路を日本語ではバージンロードと呼ぶけれど、英語だと単にアイル。walk down the isle

 ちなみに、ぼくら演奏家としては、メイドオブオナー(かフラワーガール)が登壇し終えたのを確認したらいったん演奏を終了し、曲を変え、花嫁(と花嫁パパ)用の曲を演奏開始。
 ただ、稀にメイドオブオナーが見えないなーと思ってると、花嫁の後ろで裾を持ちながら歩いてくることもあり、いつ花嫁用の楽曲を弾き始めるかは入念に打ち合わせする必要あり。
 てか、花嫁ご入場の段になったら、オフィシアントさんが「Please rise(ご起立願います)」と言ってくれるのが理想。めりはりがついて明確になる。

 あと花嫁の歩きかたについて。特にワーグナーの結婚行進曲のような遅めの曲に合わせて歩く場合、右足をゆっくり出しては両足そろえ、左足出しては両足そろえ、みたいなのを映画で見るけど、ぼくはこのように歩いた花嫁を一度も見たことがない。今は昔の慣習なのかもしれない。


 そして、いよいよ挙式が始まる。(次回につづく)





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最終更新日  Aug 14, 2021 11:06:20 PM
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