ピカルディの三度。~T.H.の音楽日誌/映画日誌(米国発)

Apr 10, 2022
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 今日はオケの本番、第2バイオリン首席として演奏いたしました。プルト相方はエリンさん。
 演目は以下。とても楽しく弾けました。指揮はドンさんでした。

 メンデルスゾーン:「フィンガルの洞窟 Die Hebriden」
 ビーチ:「仮面舞踏会 Bal Masque」
 デ・ファリャ:「三角帽子 El sombrero de tres picos」第一組曲
 チャイコフスキー:バイオリン協奏曲(独奏はKさん←フィラデルフィア管弦楽団コンマス)

 首席としての重責も感じて緊張しちゃいましたけど、さらにK様を独奏にお迎えしてのチャイコ、ぼくは位置的に氏の真後ろだったし、激しくも美しい音を間近で堪能できました。まさに至福のひととき。

 ぼく自身、子どもの頃から40年近くもオーケストラで弾いてるので、だいたいの曲はひと通り弾いており、「(隠れた)名曲との新たな出会い」とかはあまり期待できない。もうそれなりに弾き倒したし、充分かな、引退してもいっかと思いかけたりもするのだけれど、優れた共演者(協奏曲独奏者とか指揮者とか。お仲間トゥッティ奏者も)との邂逅があると、改めてオケやる醍醐味が再認識できるわけでして、やっぱしやめられません。

 Kさんとの共演は、本番そのものはもちろん、事前の稽古ですごく濃い時間を過ごせました。休憩時の雑談すら濃ゆい。それに今回の共演のコネを駆使し、ぼくら何人かは昨日、彼が若いバイオリニストらに個人指導する様子を聴講させてもらうことができたのですが、とにかくお話が上手い。世界ぢゅうの音楽家たちに関するウラ話とかもどんどん飛び出し、泣いたり笑ったり、音楽以上のことをも学べた気がします。





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最終更新日  Apr 16, 2022 09:18:39 AM
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