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2010年07月17日
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さて、ヴィパッサナー瞑想コースの初日のこと。

私は家の近くに住んでいるPeterという、同じくコースに参加される方が
センターまで車で送ってくれることになり
ここから車で約5時間のセンターへと向かいました。

このヴィパッサナー瞑想コースでは、ウェブ上に車求むのリクエストをしておくと
それを見た参加者で車で行く方が連絡をしてくれます。
私は、ボストンに行っていたりして手配が遅れていたにも関わらず
急きょ、乗せていってくれる方が見つかったのは
とてもラッキーなことでした。

そしてPeter と出会ったことも、やはりとてもラッキーでした。

Peterは、元プロのバレエダンサーで、背中を痛め引退したのだそう。
今は、ヨガや瞑想を日々の生活の中で行っているそうで、
彼を一目見た瞬間に、静かで強い精神性が感じられる人でした。
話してみると、最初の印象通り、とてもニュートラルな人で
それでいて、ユーモアに溢れていて、楽しく過ごすことができました。
今回、センターへの行き帰りの10時間の旅の中で、
彼といろんな話ができたおかげで、このセンターでの経験が、
私の中でよりクリアになったように感じています。
旅はそこでどういう人と出会うか、
によっても大きくその印象が変わってくるものですよね。

センターに到着した後は、参加者の男女は分けられ、
このコースの最終日までは男女が会うことはできません。
最初の日は宿舎にチェックインした後、夕方からオリエンテーションがありました。

オリエーテーションが始まるまでの時間には
参加者の方々が、お互いに自己紹介したり、このコースについてのことで
話しあっていました。

その多くが初めて参加の方で、
これまでほとんど瞑想経験がないという方も多くいました。

「ここに参加することを決めるのに、10年かかったわ~」
「私も何年も迷っていたけど、ようやく今回決心したの」
「I am so scary 』(とっても恐いわ)

などとみんな口々に話していて、それを聞きながら
瞑想リトリートなどと言って、まるでバケーション気分で来ていた私は
内心ちょっと驚いていました。
(実際、バケーションとはほど遠いものでしたが

みんなが恐れていることの中で、
1日10時間もの瞑想に肉体的、精神的に耐えれるかしら?
ということが大きいようでしたが
他には
プログラムがスタートすると
1日中、全く誰とも口を聞けないことを恐れている方も
いらっしゃいました。

私にとっては、これは逆にとてもうれしいルールでした。
人と気を使って話をする必要が全くないのですから。
Peterとの帰りの車の中では、この体験をお互いにシェアできて
よかった~と感じたのですが
行きの車の中では「この沈黙のルールがこの車の中でも適用されたらいいのに」
などと、ふと思ったぐらいです。
もちろん、Peterはとても話しやすい人でしたが
それでも初対面で、いきなり5時間の間
2人でドライブするのですから、やはり心のどこかで気を使っています。
(というわりには、途中から助手席でグーすか眠ってしまいましたが

特に英語での会話というのは、
私はぼーっと聞いていると聞き逃してしまうこともあるし
私にとっては、常にある程度の集中力を必要とするということもあって
コースの間、人と会話をしなくてすむのはとても楽だと感じました。

後でわかったのですが、今回の参加者は女性65名、男性65名の計130名。
その女性の65名のうち、初めての参加者は40名でした。

そしてその日の夜8時からプログラムはスタートし
厳正なる沈黙がスタート。

この厳正なる沈黙は、口での会話はもちろん
筆談も、ジェスチャーも、アイコンタクトも禁止されています。
もし、何かがあれば、コースマネージャーと言われる
全員のお世話係の方とは
直接、話をすることができますが、その他の人との会話は一切禁止です。

さっきまで、みんなわいわい話していたのに
プログラムが始まった途端、目も合わせなくなるのは
最初、ちょっと奇妙な感じでした。

その日は2時間の瞑想の後、10時すぎにそれぞれの部屋に戻ります。

私のルームメイトは2人。
ニューヨークから来たというキャリアウーマン風のアメリカ人女性と
ネパール人の女性。

さて、この初日の夜、
11時すぎに眠りについた私は、夜中1時頃に
何かの物音で目が覚めました。

それは、このネパール人の女性のいびきでした

そのいびきの音は、私がこれまでに聞いたいびきの音の中で
一番、大きな音でした。
(ってそんなにたくさんのいびきを聞いてきたわけではないけど
私は普段は、一旦眠ると、あまり物音で目覚めるようなことはないのですが
さすがにこの部屋中に響き渡る音では、目覚めてしまい
いびきってここまで大きな音になるのね~
などと妙に感心しました。

これから10日間、このいびきの音に慣れていかなくちゃ~

そう思って、再び眠りに入った私を
今度は、彼女の寝言で起こされました。
寝言というより、ひどくうなされていて
ほんとに泣いているんじゃないかしら?と思うぐらい
寝ながらわ~わ~と言葉を出し、わめいていました

彼女、かなり、重いものを背負っているのだなあ。

そんな風に感じました。

もう一人のルームメイトのアメリカ人も
全く眠れないようで、時々、大きなため息をついているのが
聞こえました。
もし、ここで会話ができたなら、お互いに
「困ったね~」
などと話をしたところでしょうが、全くコンタクトをすることはできないので
ただ、ベッドの中でそのいびきや寝言を聞いていました。

ふ~きっとこのことも、それに反応しないでいるためのレッスンってことね。

だいたいこのヴィパッサナーに限らず、瞑想のトレーニングなんて、
そういう目的があるわけですから、こういうことが起こったのも
きっと何かそういう意味があるのだろうなあと漠然と感じて
まあ無理に眠らなくてもいいかと思い直しました。
次の日の瞑想中に眠ってしまうかもしれないけど、それも仕方ないなあと。
その夜は、彼女の叫び声に起こされ、うつらうつらしながら、
朝の4時に起床。

結局、その夜は3時間ぐらいしか眠らなかったのですが
不思議と、次の日の朝4時半からスタートした1日10時間の瞑想の中で、
ほとんど眠くなることはありませんでした。
これまでは睡眠不足で、瞑想すれば、大抵は眠くなってしまう私にとって
これは新たな発見でした。
例え、睡眠不足でも、やり方によっては
瞑想中に眠くならないことがわかってよかった~♪
やっぱりすべてのことに学びはあるなあ、とあらためて感じました。

2日目の夜も同じく、彼女はいびきと寝言を繰り返していましたが
前日、睡眠不足だったためか、それともその音に慣れてしまったのか
1、2度目覚めながらも、ぐっすり眠ることができて一安心。

そして、3日目、彼女は忽然と部屋からいなくなっていました。
これはコースが終了した後で知ったのですが
彼女は壁側のベッドだったために、最初の2日間、とても寝苦しく感じ、
自分で一人部屋に代えてくれるように
コースマネージャーに頼んでいたのでした。

最終日にそのことを知るまで、実は、私は、彼女が突然部屋を移った理由について
たぶん、もう一人のアメリカ人のルームメイトがそれを訴えたのだろう
と思っていたので、彼女に対して、ちょっと申しわけなく感じました。
こういう状況では、普通のアメリカ人なら
間違いなく文句を言うところでしょうから。
やはり、アメリカ人であっても、こういうところに来られる人は
ある程度の忍耐力を持っている人が多いのでしょうね。

そして、この出来事は、一見、災難と思えるようなことであっても
そこから本当に学ぶべきことを学んだなら、
もうそのことは起こらないということを、あらためて感じさせました。
ヴィパッサナー風?に言えば、すべてはアニッチャ(変化してゆくもの)
なのですが。

という感じで、瞑想リトリート、いえ瞑想道場がスタートしました







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最終更新日  2010年07月19日 03時37分21秒
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