心豊かに過ごす

心豊かに過ごす

2010.05.07
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テーマ: 住宅コラム(1809)
カテゴリ: カテゴリ未分類
主人の中学時代の友人が建てた家が今や仲間の間でも町でも評判になっている。
80歳の宮大工さんに8回頼みに行って「最後の仕事」だと引き受けてもらった家。
その豪邸を、先日、佐渡に行った時に見せてもらった。
1年近くかかった新築邸宅もまだ、未完成。
漆を10回塗らなければいけない床が1か所だけまだ5回しか塗っていないとか。
建て坪87坪、述べ126坪。
大黒柱は主人の体が隠れる太さ。檜、ヒバ、欅の日本産木材だけで作った豪邸は、釘1本使っていない純和風建築。欄間ひとつ120万。神棚も1年がかりの特注品。
最初から見積もりなんて出してもらわずに、棟上げ式は旧式通りにやって100万以上。
間取りはこの地方の昔ながらの間取りで、便利さなんて追求しない。
表玄関にもチャイムない。柱に傷つけては駄目という棟梁の言葉に従っている。
夫婦の退職金を注ぎこんでもたりなかった豪邸は、昔懐かしい建築物。

「お掃除たいへんですね」と奥さんに言うと、漆塗りの床はモップの使用は駄目で、布のから拭くか水拭き。126坪の建物の掃除と広い庭の手入れが勤めていた時以上の重労働とのことで、「これから、年をとっていくのにいつまで掃除できるかしらね」
家族は60歳前後の夫婦と81歳の母親の3人。
「東京に暮らす息子はこの家見て戻ってくるのをビビったみたい」


私たち夫婦も娘の同居提案を受けてリフォームを取りやめて2所帯住宅の建設を考えているところですが、求めるのはエコと快適さと耐震性。
「価値観がまるっきり違う」と感じたのですが、友人は
「30年前に結婚した時に全館空調で建てた近代的な家が1年たらずで空調は壊れて、30年でシロアリ被害でガタがきたので、腕の良い大工さんに丈夫な家を建ててもらいたかった。
子孫に残して恥ずかしくない家をと思って無理したよ。200年は持つと棟梁の太鼓判の家だよ」
彼は、30年前に建てた当時の最新設備を備えた家に失望したから、風土にあった材質と建て方で腕の良い大工に頼んで純和風建築の家をたてたんですねスマイル







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Last updated  2010.05.07 15:48:49
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ron-pearl@ Re[1]:「あなたは一生働きますよ」(09/07) yamagasukiさんへ コメントありがとうござ…
yamagasuki @ Re:「あなたは一生働きますよ」(09/07) こんばんは ron-pearlさんも脊柱管狭窄症…
ron-pearl@ Re[1]:佐渡から届いた美味しい「いごねり」(07/26) yamagasukiさんへ キノコやゼンマイなどの…
yamagasuki@ Re:佐渡から届いた美味しい「いごねり」(07/26) こんばんは。 我が家では、散歩コースに『…
ron-pearl @ Re[1]:楽天ブログ初めて20周年目(06/28) yamagasukiさんへ 本当にお久しぶりです。…

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