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午後8時 気温28℃ 東南東の風 風速3メートル 雷雨 降水量50mm/h台風10号の影響で、連日35℃超の旱魃もようやく、ひと段落。なんとうれしい恵みの豪雨でしょう。この雷がまた、夏らしさを演出してくれているではありませんか。(子供の頃、夕立や雷は、普通に夏の風物詩でしたよ)そしてまるで滝の陰にいるような豪快な雨の音を聴くと、なぜか元気になります。しかも蚊が1匹もいなくて、こんな涼しい夏の夜はありません。たまり水も熱すぎて、庭のボウフラも生き残れないのよね。
2024.08.29
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これは一見、アリのようで、日本全国、比較的どこにでも生息する。街中でも、屋内でも。ただ、アリと違うのは、尾がややとがっており、体の中間部分がオレンジ色なので、すぐに同定できる。なにが危険かと言えば、ヤケド虫から出る体液が皮膚につくと非常な痒みを覚え、しかもヤケドのように赤く腫れあがるのだ。絶対に触れては、いけない!!!画像検索は各自で m(_ _)m
2023.06.28
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生まれてこの方、私はこのような生き物を初めて見た。それは巨大な精子であった。全長30センチはあるだろうか。オタマジャクシのように頭があり、尾は1本、髪の毛のように長く、水中を動き回っている。その頭部は親指の先ほどの大きさである。「ああ、これが突然変異というものか。きっと遺伝子組み換え食品が氾濫している結果かもしれない」ゾッした。とりあえず世間で話題になっていないかどうか、ネット検索する。勇気を振り絞って、画像も探す。と、どうだろう。それは突然変異ではなく、ハナアブの幼虫だったのだ。。。。世の中の皆様方、水中に発生するのは、ボウフラだけではありません!!!ハナアブの幼虫には、じゅうぶんご注意ください。無害ですが、恐怖の極みです。(画像、略!)
2023.06.27
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引き寄せの法則というのが流行っていて、しかも人気なんですね。たしかに聞けば、都合の良さそうな話です。しかし、これは何も今に始まったことではなくて「類は友を呼ぶ」のことですし、心理学でいうカラーバス効果、あるいはカクテルパーティ効果、あるいはRASといって「Reticular Activating Syste 脳幹網様体賦活系(のうかんもうようたいふかつけい)」という、意識したものを脳機能のことなんです。よくいう「最近、目につくなぁ」というアレです。そしてそれが進むと ’目につく状態’ から、意識の中心になり、やがて自分そのものを形づくる…つまり行動の原点となっていくものなんですね。究極のところ、『信じているもの、自分が感じているものが、自分の意識を支配する』ということになるんですよね。これ、カンタンに書けば数行ですが、ある意味 ’引き寄せ’ というのは本当に恐ろしいなと思いました。しかも、これはスピリチュアルでもなんでもなくて「意思次第」で【ひとりひとりの現実】が違ってくるというオチまであるんですから。
2023.05.10
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花粉症がきつくて。病院は眼科で痒み止めをもらう程度に留めています。絶対、手放せないのがティッシュなのですが、ローションティッシュの柔らかさは鼻周辺のお肌へのダメージがかなり抑えられ、本当ありがたい。クリネックスのこのサイズは、ほど良い大きさでありながらタップリのボリュームで持ち運びにも重宝。そして、この特売は⁉️ たまに行くコンビニで在庫入れ替えのため、なんと『半額』でした‼️神!神!紙!まさかのコンビニで、命綱のローションティッシュが半額。最近、ひのきが飛散してきているようで、まだ当分、手放せなさそう。
2023.04.03
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大学時代、電車通学していましたが、駅構内に巨大なポスターが貼ってあって、その美しさによく見とれたものです。当時、麦焼酎の『いいちこ』の写真が本当に美しく、私はアートディレクターに感想文を送ってしまったほどなのです。もう何十年も前のことで、その時頂戴したお礼のお葉書もどこへ行ってしまったかわかりませんが、自筆のメッセージに感動したのを覚えています。コピーライターではなくてデザインに進むべきだったのかもしれませんが、グラフィックといえば版下制作などの機械操作に恐れをなし、論外でした。さて何を思い出したか、桜を眺めていると、そんな「いいちこ」のポスターが思い出されて、おもむろに作ってみたのがコレ。いや、さすがにあかんやろーwwwプライムリッチ写して、なんで「いいちこ」やねん‼️アサヒビールさん、ごめん三和酒類さん、ごめん焼酎、飲めません…画像は2022年4月6日洲本市 塩屋緑地で
2023.04.02
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しいたけを焼いて柑橘を絞ると、それだけで最高の一皿なのですが、今回は大変なことになってしまったので、お伝えしたいと思います。冷蔵庫にあったスーパーで買ってきた肉厚のしいたけ、これ焼いて食べたら絶対おいしいだろうな、と軽く炙って1つだけ食べたんです。そしたら…10分ほどしたら、なんだかビミョーにお腹が痛いんですよね。まさか、しいたけなワケないよね〜と思って検索すると、雑菌や繊維質の消化不良でそういうことはあるらしい。そのうち、ますます様子がおかしくなってきてムカムカするし、この時期、そういえば山菜のイタドリでもおかしくなったことがあるから、もしかしたらそうかな〜と、とりあえず吐いたんです。と同時に下痢の気分。これは、れいのアレ(食中毒)だなーと、万一に備え、救急車を呼ぶための携帯電話を掴んでトイレに。お腹が弱い私は、これまでの経験上、1時間ほどトイレで空っぽにするとすっかり元気になるので、今回もそれかなと思いました。しかしさすがにキツかった!下痢と嘔吐が同時なので前後に便器が2つほしい。「よし! TOTOに提案しよう」と思ったほどです。ちなみに愛犬ミロ君も1つナマを食べましたが平気でした。が、ワンコにもダメらしい。毒キノコはみんな注意するけど、しいたけは「死角」‼️くれぐれも、お気をつけ下さい。画像は、毒のある高級キノコ、掘りたてモリーユ。フランス人にプレゼントしたら大変、喜ばれました。バターで炒めて生クリームを掛けるんですって。https://youtube.com/shorts/GYDVCIDis-8
2023.03.31
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お友達のoさんが、オープンチャットに手作りシュウマイの写真とレシピを挙げられると、他の方もシュウマイを手作りされたりしてオプチャ内ではちょっとしたシュウマイブームに。しかしながら私、菓子類はがんばれても、お惣菜関係はどうも苦手意識が強く、なかなか実行には至りませんでした。そんな頃、野生のニラをあちらこちらで見かけ、葉が売っているものより小さく柔らかいので、少し摘んで帰ってみると、俄然やる気が湧いてきたのです。(花も天ぷらにできると、これまた、お友達の53さんが教えて下さいましたが、もう開きすぎていたので今回は、’あしらい’に)【材料】ニラ 刻んだもの 大さじ3ぐらいシュウマイの皮 12枚鳥ミンチ 150g玉ねぎ(みじん切り)100g干しエビ(きざむ)約大さじ2生姜(おろしたもの)大さじ1米粉(または片栗粉)大さじ2煮干し粉 小さじ1寿司のり(シュウマイの皮と同じ大きさに切ったもの)4枚ごま油(揚げシュウマイ用)黒酢(タレ用)塩 少々五香粉 微量そしてこのレシピは教えて頂いたものとは、全く違うレシピになってしまっています!というのもニラを主役にしたかったことと、なんとなく海苔でもやってみたくなったこと、豚がダメだということなど複雑に理由が絡まってしまったからです。材料を ’クッチャクッチャ’ こねくり回すと、いい感じに粘りが出てきます。寿司海苔もカット。⭐️そしてここからがシュウマイ作りの本番🌟0さんいわく、左手の親指と人差し指をオーリングのように丸め、そこにシュウマイの皮を乗せ、中央に具を乗せるとストンと落ちるとのことでした。やってみると、シュウマイの皮はこんなにも薄かったのか?と思うほど薄く、薄紙の芸術作品のような様相でした。しばしシュウマイの皮にみとれていましたが、いざ具を掬って落としてみても、初めてのせいか、そんなにうまくは行きませんでした。具は少なめにして入れすぎないこと、尻窄みのようにフリルのあたりを広がらないようにすることがコツのように思えました。また海苔はシュウマイの皮に比べると分厚く柔軟さが出ません。見栄えの悪い状態ですが、このまま、揚げに入ります!(シュウマイの皮は1袋30枚入りなので、残った分は冷凍へ)(黒の海苔シュウマイ4個、白の普通のシュウマイ4個)ほどよく熱したごま油の中に、静かにシュウマイをいれていき、淡いキツネ色になった頃、取り出します。余分な油をペーパーに吸わせます。シュウマイって手作り出来るんですね…と、妙な感動と妙な納得。(ギョウザしか作ったことがなかったため)海苔シュウマイは形は全然ダメですが、お味はコクがあり、なかなかおいしいです。シュウマイにせず、きちんと、くるんで揚げるのが良さそう。臨醐山の黒酢はほんのり甘くて、このままタレとしてイケます。(そのため、具材にはお砂糖を使いませんでした)今回、天ぷらに出来なかったニラのお花は、あしらいとして活躍です。人生初のシュウマイ❗️再掲させて頂きます❗️シュウマイのシュウマイたるゆえんは、このフリルにあり‼️oさんたち、感動をありがとうございました。(今夜は、食べすぎた…)
2022.09.17
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徳島のY社長は手広くお店をされていて、昔、従業員としてお世話になって以来、20年来の知人です。5年ぶりぐらいに安否を尋ねると、お茶に誘って下さったり。そんな社長にビジネスのコツを伺ってみると「人より先んじること」「そしてこれからはバーチャルだ」「世の中すべて ’脳の錯覚’ なんだよ」とも。たしかに、幸せや不幸という判断は主観であり、それは自分の脳が感情的に判断していると言えます。さてマネーの流れがバーチャルやデジタルに向かっているのは確実だとしても、私自身はアナログ派なので、どうも時代と逆行してるかな〜やはり、マネーとはご縁がないのかもしれません…。
2022.09.16
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(2014年 三重県「いつきのみや歴史体験館」で購入)今日、9月9日は重陽の節句。あまり馴染みがありませんが、3月3日、5月5日、7月7日といった奇数月のお祝いのひとつ。9月の場合は別名、菊の節句とも言われ、菊酒を酌み交わし菊枕で眠るという中国の風習があったようです。菊は薬草でもあり、生薬としてもポピュラーなもの。あのヨモギも菊科ですね。さて、その菊の節句に登場するのが『須臾嚢』と呼ばれる匂い袋。赤い小袋にカラハジカミの種を詰めて床の間に飾ったりするようで、薬玉(くすだま)飾りの一種です。実際、呉須臾湯(ごしゅゆとう)という漢方は頭痛に効き、他の菊科植物と同じような働きがあります。
2022.09.09
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どっさりのアミガサタケを発見しました。うれしい。しかも調べたら高級食材らしく。さて、どう腕を振るいましょかね。(キヌガサタケとアミガサタケの同定ポイントは、先端部分とスカートヒダの部分)
2022.03.28
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(10月7日の日記より)そんなわけで、鍵盤からますます遠ざかる今日この頃。クラシックファンのあいだでは、目下、ポーランドで開催中のショパンコンクールの予選通過者に沸き立っているようだが、もとより興味はない。Chopin&Miro
2021.10.13
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チェンバロのレッスンで激しいパッセージを弾いていたら、先生に指の形を注意された。そうはいっても、できないものはできない。昔から、そうだから。思い切ってレントゲンを撮ってもらうと、案の定、異常だった。痛みなどないから、生まれつきだろう。親指の付け根、CM関節がずれているらしく、外側に出ていると言われれば、そうかな…と思う程度で、日常生活には支障がないのに、チェンバロを弾くには致命的。
2021.10.07
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風の時代と浮かれていてもしのびよるパスポート一握りの照らしを受けた戦士に超古代戦争を今に思う
2021.10.04
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豊栄舞の先生は、神宮楽師 辻幸孝先生です。まだずいぶんとお若く、ややどもりがちにお話しになられます。先生の頭の中では、しかしながらその後奏部分も、じつは「てぃーらららー」ではなく、「て~たらろ~、た~りろろ↓」と厳密に文字化されており、つまり、「た~り」の部分でお辞儀中の頭を戻すというわけです。
2013.08.05
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さて、この舞は、じつは二つの曲で合成されています。結婚式でよく流れている雅楽「越天楽」が主題であり、東儀和太郎作曲、作詞者不詳の「風車」が1番と2番のあいだの間奏に使用されます。以前は「風車」の歌詞も豊栄舞に挿入されていましたが、近年では曲のみの演奏となっています。そしてこの「越天楽」なのですが、後世、「越天楽今様」や「黒田節」に編曲されていきました。越天楽は唱歌になっていたのでしょうか?!今様は口ずさみやすいですね。「木本いず美が歌う越天楽」もなかなか。三番の‘いろは歌’には驚きです。豊栄舞 (作詞 臼田甚五郎)朱(あけ)の雲わけうらうらととよさか昇る朝日子(こ)を神のみかげとおろがめばその日その日の尊しやかざぐるま風のまにまにめぐるなりやまずめぐるも やまずめぐるもみづぐるま水のまにまにめぐるなりやまずめぐるも やまずめぐるもつちにこぼれし草の実の芽ばえて伸びてうるわしく春秋(はるあき)飾る花みれば神のめぐみの尊しや(てぃーらららー、らーりらら)←お稽古では先生がこんなふうに後奏も歌って下さいます。 笑
2013.06.10
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舞っていると、風に乗って聞こえてくるような笙や笛の音はなんと雅なことでしょう。笛や篳篥といった雅楽の人達は一階でお稽古しています。では、他のクラスをちょっと覗いてみましょう♪ どこの大学かしら!と思うほど古風でアカデミックな雰囲気漂うたくさんの教室は…見れば畳敷き(笑)。いやーしかし、火鉢はないでしょー、火鉢は! この暑いさなかに暖房器具を出しっぱなしとは(呆)。 迷いそうなぐらい広い道場内この火鉢は!聞けば、笙を乾燥させるための火鉢でした…公衆電話も完備!(笑)見た感じ、カトリック教会の告解室みたいです。
2013.06.09
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ここで、まさかのツールが大活躍。先日、購入するつもりもなかったiPhoneです。パソコン同様、便利なものですが、これで豊栄の動画を徹底マスター。休憩時間に動画に合わせて舞うことで、流れが頭の中に入っていきました。まあ、廊下の隅で、iPhone見てお稽古しているのは私だけでしたが (恥)。だけどそんなことで恥じている場合ではありません、最終日には内宮でご奉納ですから。中庭に心なごむひととき増築されたのか、二階は新しい稽古場。豊栄クラスはここでお稽古。能舞台のように足元のすべりがよく、空調も利いて快適!
2013.06.08
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‘浦安’の時は、ほぼ舞ぶりを覚えてからお稽古に臨んだせいか、さほど難しくは思わなかったのですが(実際は非常に難解)、今回は泣きそうに…ええ、劣等感を舐め尽くしました。念願の舞だったにもかかわらず、現実は厳しくて。とにかくお稽古は…最初から…いきなり舞うんです。先輩方の振りを見よう見真似で覚えようとしても、そうカンタンには行きません。放課後、宿舎である神宮会館でおさらいに励んでいるのは、管の人たちばかり! 舞人たちはとくにおさらいもせず、テレビを見たり温泉に浸かったりと余裕綽々なのが私にはまたもどかしい限りでした。
2013.06.07
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浦安の舞を奉納させて頂いたとき、次回は豊栄舞をと考えたんです。浦安の舞が鈴と桧扇、古典装束での豪華絢爛さを特徴とするなら、乙女舞とも呼ばれる豊栄舞は今様の、とも言える唄いやすく、清純で優しげな舞。どちらも私を魅了してやみませんでした。ですが、豊栄舞のお稽古は一般人には開かれていません。不敵な私のこと、なんとか女子神職さんや巫女さんたちに伝授をこいねがおうとしたのですが、祭祀舞というだけあってどうにも部外者にお稽古させてはもらえません。ところが1年半後、なんの苦労もなくアレヨアレヨという間に伊勢・神宮道場の門をくぐらせて頂くこととなったのです。浦安の舞を奉納する直前。控え室で。むかって右がロゼーテですね。豊栄舞はこんなの! 柔らかく、たおやか・・・
2013.06.06
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伊勢の神宮道場で雅楽講習会に参加しました。6月2日~6日の五日間、神宮司庁の主催で全国から雅楽を奏でる神社関係者らが集い、雅楽上達に向けた集中講座が開かれます。龍笛・篳篥(ひちりき)・笙・浦安の舞・豊栄舞と五つのクラスに分かれ、私は豊栄クラスを選びました。じつはまったく同日付で橿原神宮では、神社音楽協会主催の‘浦安の舞’講習会が開かれるのです。お稽古をする神宮道場の正面 古風な建築に感激♪ しっかり撮影!明治天皇がお泊りになられただけあって堂々たる風格「(こういうところの)看板は、やっぱ、毛筆でしょ。書ける人がいないわけじゃなし…」と同行の女子神職さんとともに嘆息
2013.06.05
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上巳(じょうし)の節句に供えられるのが桃色・白・蓬色の菱餅。この「ひし」というのがなかなか謎めいているのです。繁殖力旺盛な菱の実を白餅に入れる説、御菱葩餅に由来する説、女性器の菱形を象ったという説…私もWikiで知ったのですが。けれどもそんな御託や蘊蓄を凌駕してしまうほど美しいのがこの色合い。世に三原色がありますが、そんな原色の‘きつさ’ではなく、女の子を優しくうれしい気持ちにさせる三つ重ねの中間色。お餅によくある丸型ではなく、‘対角線が直交する平行四辺形’という予期せぬ意匠。五段になると重ね方も変わってくるよう。黄色=月緑色=蓬桃色=桃の花白色=雪赤色=太陽
2013.06.04
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「御菱葩(おんひしはなびら)」あるいは「花びら餅」と言い、平安時代から続く宮中のおせち料理が元となった和菓子。ごぼうの甘露煮、白みそ餡、ピンク色のお餅を求肥(ぎゅうひ)で包んだもので、ほんのり透ける桃色が はんなりと、迎春を祝うにふさわしいお菓子です。元旦にはお薄を点て、私は葩餅でお祝いしています。まるで二枚貝のような雅な葩餅葩餅の中身(ごぼう、ひし形の薄いお餅、白みそ餡)裏千家お家元の初釜で使われるのはこちら川端道喜(かわばたどうき)の葩餅白みそ餡がソースのようなまろやかさ(たったの1個が¥1,575という破格のお値段。12月に一般先行販売あり。)
2013.06.03
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きなこ餅のこと。切り餅を焼いた時、お砂糖だけでは物足りないので、きな粉をまぶしますが、この手軽さと飽きの来ないおいしさが、あべかわの秘密。切り餅を焼いてから、焦げ目のついたものを一旦、お湯にくぐらせると柔らかなお餅になり、そこへきな粉をかけて頂くと美味。あべかわや、ぜんざいに重宝する、個別包装された切り餅 真空パックの鏡餅とは違い、見るからにおいしい(笑)一袋あると便利で、磯部巻きやチーズ海苔巻き、お雑煮…とその活躍ぶりは多彩関西圏ではお雑煮は丸餅ですが、私は角餅が好き焼かずにレンジで柔らかくしても、なかなかのおいしさなのです
2013.06.02
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草むらで今年もヘイケを発見。一匹だけの単体で発光器は2節、オスではありませんか! 昨年5月の蛍光グリーンとは違って、どちらかといえばオレンジ色の発光で連続的な慌ただしい点滅。大きさ的には、やはり昨年悩んだようにとても小さいのです。深夜、犬の散歩をしているときに見つけました。暗がりの中でぼんやり光っている様子は幻想的でなんとも素敵。つい、捕まえて記念撮影です。ヘイケ♂ 裏返されたところ もがいてる?(2013.5.27.0:35 兵庫県南部 気温20℃ 湿度80% 晴れ 0mm/h 南 3m/s)
2013.06.01
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お正月、歳神様にお供えする大小二つを重ねたお餅。暮れになると母は餅つき機で‘お鏡’を手作りし、仏壇、玄関、台所、子供部屋の箪笥の上など要所要所に飾ってくれました。もちろん、今でも真空パック入りの鏡餅は買わずに手で丸め、半紙の上に裏白、お餅、干柿、橙等をバランスよく重ねています。パック餅はカビが生えないとはいえ、なぜかおいしそうには感じないのです。また本来は、神様へ召し上がって頂くものなのに、密封したものを供えるというのは、どうも「人間さまのご都合」にしか過ぎないのではないかと思うのです。地域によって多少の差はあるものの、伝統的といえる鏡餅の飾りつけ神事などでお正月以外に供える時はお餅だけを重ねます完璧に成形された真空パックの鏡餅は、水引飾りなどがセットに餅つき機年に1回ぐらいしか出番はないけど
2013.05.15
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ボタモチとおはぎの違いが諸説あるようですが、わたし的にはその大きさ。春の牡丹のような、やや大ぶりのお餅と、秋の萩の花のような小さめに丸めたお餅と。粒あんだけでなく、黒胡麻やキナコ、青海苔…とあるようですが、一般的なのは、中がもち米で外が粒あんのと、中がこしあんで、まわりがもち米、外側がきなこの、2種類でしょうか。もち米にしっかり塩分を利かせ、周りの粒あんを少なめにすると、とてもおいしいおはぎができあがります。関西のこのあたりではボタモチとはあまり言わず、「おはぎ」というのが一般的ですが、夏の土用の小さな‘あんころ餅’、お月見団子のひとつ‘きぬかつぎ’も、このボタモチ・おはぎの仲間と言えるかもしれません。一般的なおはぎ 2種類外が餡で包まれているものだけ、中身は無し塩味の利いたごはんのツブツブがシンプルなおいしさお供えものの、皮を剥いた里芋を模した‘きぬかつぎ’
2013.05.14
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‘雪見だいふく’というのがあります。Wikiによると、「1981年(昭和56年)10月に雪印が日本で発売した和菓子。 現在はロッテがお菓子部門を買収して販売している。 アイスクリームの外側を薄い求肥で包み、大福のように丸く整形された氷菓の一種である。」とありました。元より関心はなかったのですが、訪問先のご家庭で頂戴したときは、求肥とアイスクリームという奇妙奇天烈な組み合わせにもう泣きながら頂きました。いちご大福といい、雪見だいふくといい、これほどヒットしているのですから私ども少数派から何ら申し上げることはないのですが・・・いえ、あえて申しましょう。「気持ち悪い」 これもまたどうしようもない部類。いい線行ってるなと思うアイスは‘ピノ’‘モナ王’‘チョコモナカジャンボ’‘しろくまアイス’‘レディボーデン’あたりです。(余談)もしや、世代による嗜好の違い?(汗)
2013.05.13
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‘山のキノコ’さんのお誘いで、本しゃくなげの観察会に出かけました。「観察」と言っても、山中に咲いているものを確認するだけです。しゃくなげの自生は珍しいらしく、(花にはあまり興味のない私も)、上司である宮司の名代なので断るわけにいきません。ところが、何十年ぶりかの登山。道なき道をハンターのように歩くあの楽しさと爽快感が蘇ること、蘇ること! 先頭を切って登りましたとも。お昼は山頂付近で。山菜のひとつ、イタドリのおひたしをお味見に、と皆さんに回して下さった主婦のかた…。神職さんでいらっしゃる‘山のキノコ’さんはお神酒を振る舞って下さいました。遠路はるばる京都から参加して下さった某男性はミネラルウォーターを背負っての登山。バーナーでドリップコーヒーを淹れて下さったかと思えば生八つ橋まで頂戴しました。熱いコーヒーを啜っていると身体も温まり、ただ有り難く、たくさんの愛がとてもおいしいお花見となりました。感謝。山にはまだ椿がしゃくなげ(奥は開いたところ。手前は蕾)ひとかたまりのつぼみが別れていくところつつじ科というだけあって、つつじのかたまりが徐々に開いていく感じ満開。アマリリスの花のような感じ酔芙蓉のように濃いピンク色の蕾から薄桃、白色に褪色するしゃくなげの、すべすべした幹帰り道で見つけた京都大学の地震観測装置さわるな、と言われれば揺らしたくなるのが人情これは、あまりにもみごとな絶景!!!帰り際に、ひとり遭遇してしまった雰囲気のある水辺(2013.5.12. 兵庫県柏原山)
2013.05.12
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あんこのたっぷり入ったこのお餅は、どうしても好きになれないお餅。破れんばかりに詰め込まれた餡と、粉の はたかれた生地。およそ「繊細」とか「微妙」という言葉には程遠い、ただ甘いだけのお餅。ところがそれにもまして可笑しな お餅が「いちご大福」。いったいなぜ、お餅の中にくだものが! なんというミスマッチ、しかも本当にミスったようなお餅。これに追随してメロン大福だのピーチ大福だのと出回っているようですが、いずれにしても、どうしようもありません・・・。左が白あん、右がこしあんの いちご大福の断面。大福に丸ごと埋め込まれたタイプ。餡をどうしようが、ダメなものはダメよ~
2013.05.11
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大阪生まれの私はういろうに馴染みがなかったので、また、あんこの入ったお餅は好きではなかったので、徳島や明石の‘丁稚羊羹’を頂いた時はその素朴でもちもちした感触に感激したものです。これは羊羹とは言っても蒸菓子で、こしあん風味のういろうと同じもの。また、当ブログにたびたび登場している‘水無月’は、氷を象ったういろうの上に厄払いの小豆が乗った生菓子で6月30日に頂きますが、京都菓子工業組合が商標登録している和菓子だそう。商標権のある和菓子というところに、思いがけない新しさと意地を感じてしまいました。ういろうのバリエーションとも言える‘水無月’葛粉を使う場合も。
2013.05.09
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仁丹のような外郎薬ではなく和菓子のほうの ういろう。米粉と小麦粉を蒸した棹物で、とくに珍しいというものではないのですが、中部地方で第一番に挙げたい和菓子。‘もっちゃり’と、これがなかなかおいしいのですよ。黒砂糖、抹茶、さくら味・・・名古屋・青柳総本家のはお味もバラエティに富み、一口サイズなのが嬉しいところ。ういろうといえば名古屋と思ってしまうのですが、小麦粉だけを使った伊勢ういろう、わらび粉の入った山口ういろうなど、各地でそれぞれ微妙に違う ういろうが出ているようです。これは層になっている美しい ういろう!
2013.05.08
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レンコンをすりおろして揚げた、おかずとしてのレンコン餅ではなく、ここでは純粋に和菓子として。レンコンが喉にいいと知り、自然食品のお店でレンコンパウダーを手に入れたのがきっかけでした。火にかけて練っていくと、ちょうど‘黒糖わらび餅’のようなレンコン餅ができあがります。お味も上品で喉ごし良く、咳が出るときなどはぜひ口にしたいお菓子ですが、あまり市販されていないのが残念です。神奈川・葉山 日影茶屋「れんこん餅」蓮 Nelumbo nucifera【薬効】れんこん粘液 > 利尿効果・痔・消化不良・下痢にれんこん絞り汁 > 咳・強壮・血液循環・風邪・喘息・口の渇き・二日酔い・下痢・腸カタル・胃潰瘍(節の部分が効果大)塗布 > 腫れ・鎮痛れんこんの花 >下痢・赤痢・肝臓病花のシロップ > 咳・からだのほてり・痔の出血花の乾燥粉末 > 滋養強壮・鎮静・痔花柄(花の付く茎)汁 > 解熱・止血・収斂・利尿作用・健胃花托 > 不眠花托の塗布 > あかぎれ・しもやけ種子(煎じて服用)> 利尿・滋養強壮・口の渇き・吐き気・浮腫・腎炎・糖尿病・しゃっくり・身体衰弱・婦人病種子のペースト > 皮膚病葉の汁 > 下痢葉を煎じる > 解毒・止血葉のかゆ > 強壮葉の黒焼き粉末 (ごま油で練って塗布) > 口内炎・歯痛・腫れ物・やけど・乳腫・しゃっくり葉のお茶 > 水分代謝・脂肪燃焼・便秘・淤血 ハス酒も楽しそう♪(余談)
2013.05.07
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そういえば、長男を出産した神戸の助産院では「くずりんご」というおやつを産後に出して頂きました。葛粉とりんご果汁で簡単に作れる くず餅です。おばあちゃん先生 手ずからの温かい葛菓子を、きな粉は掛けず りんごの甘味だけで頂きましたが、素朴でありながらも滋養に富み、感動するほどおいしかったことを覚えています。くず湯や葛根湯(かっこんとう)の主成分である葛根のでんぷんは、身体を温め血行をよくする働きのある生薬として馴染みの深いもの。葛は山中ではどこにでも生えている雑草ですが、寒晒しに手間がかかり希少な物となってしまいました。葛菓子といっても、もう、馬鈴薯でんぷんや甘藷でんぷんにいくらか葛が混ざっているようなものが多いようです。葛 マメ科 Pueraria lobata 秋の七草のひとつなのに大柄で頑強、花も可憐とは言い難い。3枚1セットとなってツルから伸びる葛の葉。中央を除く両脇の2枚の葉は、このように、どれも線対称とはならなくて、中央の葉に譲ったような謙虚なかたち。
2013.05.06
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ある日、思い立ち、葛粉を買ってきてわらび餅を大量に作り、ご近所にお裾分けしたことがありました。「まあ、珍しいわねぇ」。東京ではやはり珍しいお菓子になるようでした。ところで。奈良にも「くず餅」と呼ばれるものがあります。吉野葛を使った くず餅は小麦粉を発酵させた東京の くず餅とはまた別物で、和風ゼリーという感じの涼やかな和菓子です。奈良・大和名物 くず餅筒状の紙袋に入った吉野本葛
2013.05.05
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まさに、わらび餅とともに人生を歩んできたような私ですが(笑)、一時期、東京で暮らしていた時には弱りました。関東の硬水や お醤油ベースの‘おだし’は、もう諦めようもありましたが、わらび餅というものがどこを探しても見当たらなかったのです。かろうじて見つけたのは似て非なる「くず餅」。これは小麦粉を発酵させたもので、黒蜜と きな粉を同時に掛けて食すると言うお菓子です。わらび餅を懐かしみ黒蜜は掛けずに きな粉だけをまぶして頂きましたが、あの わらび餅特有のやわ肌のような柔らかさと弾力にはどうしても欠けるのです。しかしそれは当然で、これはあくまで「くず餅」ですから。都内では駅前でもどこでも容易に手に入る和菓子でしたので、よく買い求めました。亀戸天神 船橋屋 「くず餅」台形型にカットされたお餅が特徴的
2013.05.04
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そもそもわらび粉は、シダ科の毒草である わらびの根から採れるでんぷん。カタクリや葛と同様です。本来、晒していないわらびの澱粉は黒色だそうで、最近は「本わらび」と称して黒いわらび餅も見かけます。私が完成させた最高傑作は「よもぎわらび」。四月下旬の蓬の新芽だけを摘み取り、それを茹でてミキサーにかけて濃し、蓬汁をわらび粉と練り合わせると、限りなく透き通ったヒスイ色のわらび餅が出来上がります。晩春から初夏にかけての時期にしか作れないものですが、ほんのり蓬の苦みと非常に強い香りが口に広がり、どんな老舗の和菓子屋も真似のできない、見るからに美しく絶妙な味わいのわらび餅なのです。蕨 Pteridium aquilinum本わらび餅こちらは「御菓子司 高岡福信(タカオカフクノブ)」のもの良く見ると、黒というより深緑色!
2013.05.03
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けれども、お砂糖の練り込まれていない わらび餅は皆無でした。きな粉が甘いので、餅生地に甘みが入ると しつこくなってしまうのです。また、手作りのわらび餅は冷蔵庫で冷やすと弾力がなくなり、すっかり半透明になってしまうのも特徴。最高のわらび餅とは・・・? わらび餅作りに命を掛けた かつての私は‘流し缶’を買い、当時もっともおいしいと思われた わらび粉を太子屋から取り寄せ、練りに練って仕上げたものです。母が作るわらび餅はスプーンで水に落とすので、こんなふうな丸型。できたては、淡いグレー色をしています。私が作るのは、こんなふうな角型角がある方が、おいしそうなので。寒天やわらび餅を流して固める「流し缶」
2013.05.02
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夏のお菓子といえば、私はわらび餅。子供の頃、母がわらび粉をしっかり練ってよく作ってくれました。お鍋に水とわらび餅の粉を入れ火に掛けながら、木杓子で混ぜて行くと半透明だったのが徐々に透明になり、その頃から生地がもったりと粘着し、混ぜにくくなるんです。それでも力いっぱいひたすら混ぜ、頃合いを見計らって真水に取ると、もう、プルンとしたみずみずしいわらび餅のできあがり! 母は出来たてのまだ荒熱が取れていないようなのを私たち子供らにスプーンで掬って、きな粉をまぶして食べさせてくれました。生地自体にお砂糖を練り込まないので、とてもさっぱりと上品な味わいで、いくらでも頂けました。
2013.05.01
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上新粉のお餅の中身はこしあんですから、葉以外は柏餅なんです。「いびつ」と言われるのは、葉が円形ではないからでしょう。この葉も塩を利かせているのですが、桜餅と違って、葉が厚いせいか食べません。サルトリイバラは北海道から九州に至るまで全国的に自生するツル性の植物ですが、柏は、四国南部の太平洋側や淡路島には自生していないので、「柏餅」が存在しないのですね。秋に掘る根茎はサポニン、タンニンが含まれ薬用植物とされ、漢方がさかんな中国では癌の治療にも処方されるそうです。2013.5.12 兵庫県サルトリイバラ 実 5.12
2013.04.25
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桜の葉で包むのは桜餅、かしわの葉で包むのは柏餅。あたりまえですね。ところが、柏の葉ではないのに「柏餅」と言われるお餅があるのです。まったく詐欺です(笑)。同じ関西でも、大阪府と兵庫県ではこうも異なる食文化があるのかと、兵庫県南部に住み始めた時は、ずいぶん悩みました。じつはこれ、サルトリイバラの葉で包んだお餅で、厳密には柏餅ではなく「いびつ餅」というらしいのです。
2013.04.24
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桜餅は桜の塩漬けの葉で包んだ道明寺のお餅が、関西では一般的。関東では道明寺粉を使わずに、長命寺餅というらしく、ところ変われば、同じ名称でもこうも変わってしまうのかと思います。モチモチしたツブツブ感がたっぷりで、こしあんの入った道明寺桜餅は牡丹餅のようなぼってり大きなものより、やや小ぶりのものが上品で飽きも来ず、おいしく頂けます。これは葉ごと頂くべきもので、甘みと塩味と言った、まったく相反する味わいと桜葉の香りが絶妙に絡み合い、まさしく春を代表する和菓子と言えましょう。残念なのは、もう通年、売り出されていることです。 関西の桜餅 (全体にしっとりしています) 関東の桜餅 (湿るとだめになってしまう皮)
2013.04.23
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ゆでたタケノコは、宮司はじめ、職場の人にもお持ち帰り頂き、私も何人かの人にお配りしました。母にも発送すると「なんて小さいタケノコ!」とさっそくお礼の、いえ、クレームの電話が。「いや、土から出たばかりの小さいほうが柔らかくて…」と弁明しても、食べた気がしないとか、なんとかかんとか…(苦笑)。たしかにタケノコなんてものは美味であると言えないものです。しかし、これは春の味覚なんです、旬の味わいなんです! 一口サイズのほうが絶対おいしいと思うのになぁ…。
2013.04.22
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タケノコが次から次へと出てきて仕方ないんです。参拝者の皆様にお持ち帰り頂くんですが、それでも余るほど。それで、お昼の一品にしてしまおうと、朝から社務所の台所でゆでれば、これが皆様に好評で。ここの職場ではお昼はお弁当持参なので、ちょっとした小鉢が増えるとやはり嬉しいものなんですね。うまみを占めたロゼーテ、今度はお下がりのシイタケ、高野、ニンジン、昆布などと炊き合わせて供すると、これがさらに宮司をうならせてしまって(笑)。ついでに社務所の冷蔵庫にあった春祭で供えた鯛をさばいて煮つけ、アラで潮汁を作ると、もう堂々たる厨房係! 禅宗では料理係を‘典座(てんぞ)’と言うらしいのですが「いかに身体に優しく、おいしい旬を提供するか」が目下、私のテーマです。「今朝、境内で採れたタケノコです。ご自由にお持ち帰りください。」
2013.04.21
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美智子皇后さまは、このすてきなお祭をこのようにお詠みになられました。「三輪の里狭井のわたりに今日もかも花鎮めとす祭りあらむ」ご神木である杉の葉があしらわれた提子(ひさげ)狭井(さい)神社で白酒(しろき)が振る舞われます限定授与品(忍冬酒・鎮花御幣・忍冬飴)茶褐色の甘い忍冬酒は、スイカズラの花とつぼみを摘んで手作りできますよ忍冬酒の作り方「忍冬酒鎮花祭(はなしずめのまつり)は二千年の昔から執り行なわれている疫病除けの古神事でありまして、全国に知られた薬の祭典であります。このお祭に奉奠される忍冬(にんどう)は、薬の神様の鎮ります神山に産する薬草で、古来霊薬の一つと言われています。なお狭井神社(華鎮社)の御神水を加えて醸造、薬の祖神様の大前で、皆様方の延命長寿をお祈り申し上げた次第であります。」お酒には、このような説明書が入っていました杉の葉のようなヒカゲノカズラとスイカズラの若葉が納められた紅白の鎮花御幣薬草は霊草! 植物に秘められた力ってなんて素晴らしいのでしょう。三輪山の薬草をおろがみながら、ここが命を育み守る地だと思いました。慈悲深い大国主命がガマの花粉でウサギを救ったあの古事記伝に想いを馳せながら。「はるはなやとうときみこころ鎮めませ大物主の狭井のまほらに」 (ロゼーテ)
2013.04.20
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毎年4月18日は奈良・大神(おおみわ)神社の鎮花祭(はなしずめのまつり・くすりまつり)。大物主命の和魂を祀る大神神社本殿での神事の後、その荒魂を祀る摂社の狭井神社で神事があります。花しずめとは、かつて春のこの時期、散る花びらに乗って疫病がまき散らされると考えられたからだそうです。あの日の夕暮れ、献灯に柔らかな光の灯った‘くすり道’を踏みしめながら、これからも植物の力を学んで行きたいものと、昨年、‘薬神講’に入会させていただいたのでした。 狭井神社での神事 神様のお力を頂く、うれしい‘おみき’一拍手して頂戴します 「薬神講」入会お申し込みはこちら→大神神社 講社崇敬会 事務局製薬関係者様や医療関係者様でなくても、どなた様でも入会できます。
2013.04.19
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それで、この「古典基礎語辞典」を見ていると奇妙なことに気づいたんです。古語の解説書であるはずなのに、「外国語との対応 - タミール語」とあるんです。インド悉曇学と日本語とは関わりがあるというのは聞いたことがありますが、南インド語のタミール語が日本語と非常に似ていると言うのは、どういうことでしょう。古代日本人はインド亜大陸から渡来してきた海人族…?と空想はふくらみます。そもそも編者の大野晋氏が、日本語の原型はドラヴィダ語族の言語の影響を受けていると唱えているのでした。またこの書の凡例のなかでは、「古来、日本語の有力な語源は朝鮮語」という一文も見受けられます。コトバひとつにも、多く古代史の秘密が隠されているのでしょうね。赤い部分がタミール語区域(Wikiより)。南インド人が東シナ海を渡り来たのでしょうか?
2013.04.18
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・・・という具合。 植物までも詳しく解説、というあたりが心憎いのですよ。6500円の値打ちは、どう?(笑)私にしてはやや高価な買い物でしたが。必ずしも必要なものではないけど、楽しみながら知識と教養が身につく、ロゼーテいちおしの『古典基礎語辞典』、今や楽天ブログで話題沸騰中の『古典基礎語辞典』、ぜひともお買い求め下さいませ! アマゾンでも → 古典基礎語辞典
2013.04.17
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(つづき) 娘は「それ、なんだか、表紙が綺麗」なんて言うし、ひもとけば、古語の由来が解説されていて理屈好きな私には納得の一冊。まあ、娘の古典学習の一助となれば、と辞書を衝動買いしたのは初めてですが、ところどころおもしろいんです。こんな感じで・・・ つるばみ【橡】(解説)どんぐりの古名。ブナ科のクヌギやトチノキ科のトチノキの実。(語釈)1.どんぐり 「おそろしげなるもの、つるばみのかさ」枕1472、くぬぎやどんぐりの実やかさを煮て(略)略式の喪服の色となった。「紅は移ろふものそつるばみの馴れにし衣になほしかめやも」万葉4109(略)
2013.04.16
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各高校によって揃える辞書はバラバラで、電子辞書がOKな高校もあれば古語辞典を特に購入しないような高校もありますが。今年は末娘が高校生になったたため、英和・古語など一揃え用意することにしました。私の頃は全部学校側で用意してくれたのに・・・と思いつつ、内容はもとより、挿絵やカラー刷りまで、片っぱしからしっかり吟味選択していると。ふと横に、『古典基礎語辞典』などという見かけない辞書が。(つづく)
2013.04.15
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