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朝日新聞に「海外の提携紙から」というコラムがあり、バンコク・ポストの記事が取り上げられている。先頃、バイオエタノールよりもディーゼルの方が効率がいいのではないか、と書いたが、なんとバンコクのある科学者が鶏肉の脂肪で動く燃料をつくったという。
タイは、日本への焼き鳥供給国のトップであるが、 脂肪はどちらかといえば廃棄物なのだ。畜産業で、肉は高価に売れる。次が内臓、実は私はあまり好きではないが国際的には「内臓を食わずして食肉を語るな」というほどのものらしい。そして残るのが骨と脂肪だ。
鶏の脂肪は、実はラーメンのだしにはかかせないものだが、酸化もしやすいので程々に、となる。豚のラードも揚げ油になる。ラードで揚げたコロッケは実にうまい。牛脂となると少し融点が高くなるし、すき焼きのトロッとしたあの食感がこたえられない、という人もあるが悪玉コレステロール原料の代名詞みたいに言われる。骨は焼却し、骨炭としても使えるが、あまり価値はない。
価値のあるのは、食品、飼料、肥料の順である。ところが、脂肪は土壌細菌でもなかなか処理できない。もちろん時間をかければ処理できるが、基本的に水に溶けないものは酵素反応もしにくいのだ。
その邪魔っけな脂肪が燃料に使えることは大きな意味がある。ディーゼルエンジンに使えるということは、かなり多様なものが使えるということだ。寒冷地ではディーゼル燃料が固まるというのは有名な話だ。だからディーゼル車で寒冷地に行くときは、現地の燃料を使え、という。
大豆油だって冷蔵庫に入れたら白く固まってしまう。石油ではワックスと呼ばれるものだろうが、植物油なら飽和脂肪酸だ。不飽和が混じっているから液体でいられるのだ。
これはなかなかの記事、と思いながら読んだら、最後に「もともとディーゼルエンジンは植物油を燃料として使うことを想定してつくった。それを石油に奪われただけだ」と書いてあった。これには驚き。今まで、ブログに書いたとおりのことが後日マスコミに載ったりしたこともあるが、発明者のディーゼルの先見性はすごかったのだな、と思う。 廃油の原料なんてほかにいくつでもありそうだ。
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