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職場の若い女性が腸の手術のため2ヶ月ばかり休むと言うので、この間から派遣社員を雇っている。3ヶ月の契約と言うことだが、どうしても自分の経験と重なり、あの先の見えない不安感を共有している。(まあ、私は大きな失敗とかがなければすぐに代わりがある訳ではないので彼女よりも小さいだろうが)
彼女はプラズマ発光分光で金属を測定する仕事なのだが、 「経験あるの?」と聞いたら「ここで教わりました」という。中小企業でこんな分析機を持っているところは少ない。分析のスキルと言うことで募集しても、もともと小さなマーケットだからめったにない。派遣会社だって同じ、正直なところ「分析の経験者なら誰でも連れていってみろ」と経営者なら思っているはずだ。事前面接が禁止されているとは言え、紹介でやって来た人に簡単な質問をしてスキルを見抜くぐらいは簡単なこと。基本的な略語を知っているか、話が出来るかでわかってしまう。
私が現在やっている電子顕微鏡の仕事も、前には派遣社員で対応していたが、当時の写真を見るとなんともお粗末な出来である。経験による学習が出来るか否かで結果は毎日でている。雇い入れてスキルを育てるしか仕方のない部分だ。こういう手作業の部分があったから再就職が出来たのだろうと、仕事としてエンジニアを選んだことがよかったと思っている。
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