老父のつぶやき

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2017年07月28日
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カテゴリ: 飲み食いの話
カスピ海ヨーグルトの商品名で売られている種菌がある。重量換算すると結構高いのだが、まあ非常に信頼性の高い乳酸菌株だと考えられる。

これを牛乳に加えて、発酵させると独特の粘度のあるヨーグルトができる。このヨーグルトを新しい牛乳に入れるとまたヨーグルトが出来る。こうやって作って行けば永久にヨーグルトが出来る(はずだ)。が、現実は「匂いが変だ」「うまく固まらない」「分離している」等々、起こるようだ。女房からの苦情だが、苦情ったって私が関係しているのはスーパーで牛乳を買ってくるくらいのものなので文句を言われる筋合いはないぞ。

で、退職してからのヨーグルト製造は私の係になってしまったのだが、いくつか植え次ぎ(微生物屋の言葉だが)に注意した方がいいことを経験で書いてみる。微生物の成育で、特に家庭でやる場合、重要なことは温度管理と汚染防止だ。

まず温度管理。この菌は、高温が苦手らしい。今の時期だと、種菌を入れて1Lパックで4時間ほどで固まるようだが、冬だともっと時間をかけるか、保温ポットに接触しておくと良いようだ。

汚染防止は、とにかく直接ヨーグルトにも牛乳にも触れないことだ。スプーンなどの器具も使わないで、開封したらそこから入れる、くらいの感覚で良い。ガスバーナーで火炎滅菌をすることも出来るだろうが、慣れない人はやらないが良い。発酵を始める時の菌数が十分にある(入れたぞと言う感覚なら50-100gというところか。十分に多いので他の雑菌は圧倒できる。納豆が腐らないのと同じだ)

菌を入れてからはあまり振らない方がいいようだ。ヨーグルトが入った入れ物に少し牛乳を入れ、振って中を洗い、それを牛乳に戻すのも構わないが、入れたら静置する方がいいようだ)

匂いについては、出し口についたヨーグルトが酸化したりして酪酸が出来たものではないかと思うが、口と中では違うことも十分考えられるので、皿にでも出して匂いをかぐ方がいいと思う。もちろん、戻さないこと。

「乳飲料」と言う表示のあるものは原料として使わない方が良い。非常に分離しやすい。分離したものはダメでもないとは思うが、責任が持てないので、「牛乳」と書いてあるものを使う方が良い。わが家では毎日これを使ったジュースを飲んでいて、1回に200gくらいは使ってしまうので5日に1度は作っている勘定になる。

生菌を使っているものなら、温度管理は変わると思うが、同じ方法で安くできるはずだ。





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最終更新日  2017年07月28日 21時21分27秒
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