ワインと絵画がある生活

ワインと絵画がある生活

2006.03.12
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2日目 ローマ

 6:00起床で7:30出発。今回のツアーは、オプショナルツアーが設定されていないほど盛りだくさんのツアーなので朝が早いのだ。別の言い方をすると、自由時間がほとんどないとも言える。

 ホテルの朝食はコンチネンタル。オムレツ付きとオムレツなしがあるらしく入り口でチケットをチェックされる。われわれはオムレツ付きのようだ。とはいえ、コンチネンタルなので寂しさはぬぐえない。

 最初の目的地はバチカンだ。たどり着くと、噂通りすごい行列になっている。しかし、いざ並んでみると流れが早くて20分くらいで入場できた。あとで調べるとAll Aboutにも行列の記事があった。

All About「バチカン美術館入場の行列ってホント? バチカン美術館裏ワザガイド」

 なおバチカン美術館には、不定期に休館日があり、日によって開館時間が異なる。事前に確認することをお勧めする。
バチカン美術館(博物館)
Musei Vatican

バチカンに訪問する前には、開館情報をオフィシャルサイトで確認すること。年によって変わるので、古いガイドブックの情報は参考にならない。また館内は原則として撮影可能だ。ただしシスティーナ礼拝堂は撮影できない(フラッシュの有無関係なし)。

交:(M)A線 Cripro-Musei Vaticani駅から徒歩5分
住:Via Vaticano
時:8時45分~最終入場15時20分。閉館時間は16時45分。
料:12ユーロ、オーディオガイド 5.5ユーロ

バチカン美術館のオフィシャルサイト(英語)
休館日情報


美術館の中庭。システィーナ礼拝堂内部では説明禁止のため、中庭に設置されているポスターを使って説明を受ける。
バチカン美術館の中庭

内部の天井は美しい装飾がいっぱい。
バチカン美術館の美しい天井

通路を歩いていると何気ないところに「アテネの学童」を発見。もっと厳重に展示されていると思っただけにびっくり。
ラファエロの「アテネの学童」

 館内をひととおり見て、細い通路を進むと、いよいよシスティーナ礼拝堂だ。中に入ると思っていたよりも薄暗く人口密度が高い。壁画の上部をしっかり見ようと思うなら、オペラグラスのようなものがあったほうがよいだろう。持ってこなくて失敗したのだ。

 それにしても、過密とも思える人口密度には落ち着かない。また日本人以外の東洋人と思われる、心ない一部の観光客がガードマンに注意されながらも何度もフラッシュをたいていたのには落胆した。

 美術館を出ると、サン・ピエトロ大聖堂だ。世界一と言われているように本当に大きい。

美術館に隣接している世界で一番大きい大聖堂のサン・ピエトロ寺院前の広場。カトリックの総本山。
大聖堂前の広場

さすがに世界一大きいだけあって、入り口から奥までは何メートルあるのだろうか。
サン・ピエトロ大聖堂内部

サン・ピエトロ寺院にはミケランジェロのピエタ像がある。昔、傷つけられたことがあるらしく、現在はガラスで隔たれている。
ミケランジェロのピエタ像

 バチカンは今回の目的の一つだったけど、なぜかそれほど感動せず。システィーナ礼拝堂はすごいし、何気ないところにアテネの学童はあるし、サン・ピエトロ寺院はとんでもない大きさなんだけどね。人混みが気になったのかもしれない。

 比較すべき対象ではないが、四国の大塚国際美術館は、最後の審判と天井画の一部しかないけど、人の少なさとライトアップの美しさで、(少なくともシスティーナ礼拝堂に関して)個人的な印象ポイントは上だ。大塚国際美術館については今後取り上げたいと思う。

大塚国際美術館

世界中の名画を実物大の陶板で複製展示している巨大な美術館。
全部レプリカじゃないかとか入場料が高いとの批判もあるが、世界各地の著名美術館をまわった経験をふまえても、価値のある美術館だと思う。原寸大の魅力は絶大。それに人口密度が低く、作品展示がうまいため、作品によっては本物よりも感動するものもあった。

住:徳島県鳴門市国立公園内
時:9時30分から17時まで
料:小・中・高生 520円/大学生 2100円/一般 3150円
URL: http://www.o-museum.or.jp/japanese/index.html

 その後コロッセオ、トレビの泉、フォロ・ロマーノ、スペイン広場へ。とにかく歩いた一日だった。

コロッセオの周りにはグラディエーターに出てくる戦士のような格好をした人がたくさんいる。一緒に写真を撮った場合はもちろん有料だ。
コロッセオ

広いところにあると想像していたのだが、大通りから細い道を入り、とても狭いところだった。泉の周辺は商店で囲まれている。スリが多いので注意。
トレビの泉

かの有名なスペイン広場。階段には人がいっぱい。このあたりもスリの多発地帯。
スペイン広場

 心残りだったのが、バルベリーニ宮殿にあるグイド・レーニの「ベアトリーチェ・チェンチの肖像」を見れなかったこと。レーニは、日本では無名な画家ながら、美の巨人で放映されて絶大な感動をよんだ作品なのだ。少しだけあった自由時間に行きたかったのだけど休館日のために入場できず。うーん残念。

 なおグイド・レーニの作品は、ロンドンナショナルギャラリーやルーブルなどにもあるのだ。グイド・レーニの存在を知ってからというもの、美術館に行くとつい目にとまってしまう。

TV東京 美の巨人 グイド・レーニ「ベアトリーチェ・チェンチの肖像」
バルベリーニ宮殿(国立絵画館)
Palazzo Barberini(Galleria Nazionale d'Arte Antica)

交:(M)A線 Barberini駅から徒歩5分
住:Via Barberini 18
時:9時~19時
料:5ユーロ
URL: http://www.galleriaborghese.it/barberini/en/einfo.htm


 夕食後は、スペイン広場近くの総菜屋で調達したパルマハムとモッツァレラをおかずにワインで晩酌。ユーロ高もあってワインの安さは感じないけど、生鮮食品は安い! パルマハム120gと水牛のモッツァレラ1つで、8ユーロ(約1,100円)。日本だったら倍以上するはず。

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最終更新日  2006.03.14 08:47:36
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