SALT OF THE EARTH

SALT OF THE EARTH

2012/12/11
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日曜の午後、自宅に電話があったのだが、再婚前の姓で呼び掛けられたものだから、
一体何が、と思った。
それで思いつくのはその姓を使う息子のことでしかないと思ったので、
悪い連絡かと身構えたのだが…

そうではなく、最初の結婚時の姑が某病院に救急搬送されているが、
特に悪いところはなく、しかしながら、認知症のようでもあり身元が不確かで、
持っていた連絡先を記したものから、
順番に電話してみて最初につながったのが私だったということらしい。
その病院の場所も、元姑の以前の住所地とまったくかけ離れているし、
何がなんだか、ということと、勝気だった姑が認知症のようだということも、
なんとも突然すぎる話だった。

私の事情と、知る限りの情報を話して、先方はもう少しあたってみるということだったが、
数時間後に再度電話があり、どうにも連絡の取れる身寄りがない、
私の息子(元姑の孫にあたる)は直接の血縁だから、引き取りに来られるか、
または何も悪いところはなさそうなので一人で帰してもいいか、という承諾をしてもらえるか、というのだ。
血縁者が判明している状況では警察に何か頼めることでもなくなるようだった。
地区の民生委員なども担当している状況がなければわからないだろうし、
役所の福祉課なども介護保険の利用などなければ、
身元確認や保護の依頼もできないだろう、第一、今日は日曜日だ、と。
私は、こちらとしては引き受けられないと答えた。現状の生活状態も住所すら知らず、そんなこと答えられるか。息子だってそうだろう。

結局更に数時間後、親類の一人に連絡がつき引き取りに来たということがわかって、ほっとした。既に夫も亡くし、私の元夫であった次男も早死にして、長男と暮らしているようだったが、その長男とは一旦電話がつながったものの、酔っているようで電話が切れその後つながらなくなったというのが病院側の話。
どうなっているのか、と思った。

親族の扶養責任というのが生活保護の不正受給問題などでも話題になったが、
ちょっと実感として感じた。
「そうはいっても(孫も)血縁ですから…」と病院側に言われた時、何年も会わず、
暮らしぶりも知らない「祖母」のことなど、どうしたらいいものかと。
それでもどうしようもない状況があるなら、耳に入ってしまった話を知らん顔できるのか、とも思う。
時代的、社会的な問題以上に、あの一見愛想がよく、怒るとものすごかった元姑の現状を一瞬思ったものの、私の心を動かすものではなかった。

















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Last updated  2012/12/11 11:00:19 PM
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Comments

slash555@ Re[1]:介助犬の立場(09/09) 優遊悠さん 最近はツイッターに移行し、…
優遊悠@ Re:介助犬の立場(09/09) このような記事を書いて下さり、ありがと…
マイコ3703 @ Blogを拝見させて頂きました(*^^*) ふむふむ!と私にもあるある!と感じてし…
いぶら @ Re:危うい年代(02/26) 姐さんご無沙汰。っていっても他で話して…
slash555@ Re[1]:重い日だった(02/01) 七詩さん 後日知りましたが、後藤さんは…

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