2019.11.29
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娘たちが小学生くらいの頃の話。

その頃は家のローンで我が家は四苦八苦していた。っていうか四苦八苦してやりくりしていたのは私だけ、夫な能天気で家の床の間に掛け軸が欲しいと言い出して、掛け軸を集めだした。それも通販で。

一つ一万くらいの、それでも掛け軸としては安いのかもしれないが、夫勝手に注文しては家計で払えといって、小遣いでは払わなかったので、よくもめていた。

一万臨時支出があればそれをどう埋めるか頭を悩ましていたのに。そんなもののためにやりくりしたくなかった。

私たち夫婦がそれで毎月もめていたころ、家の床の間には夫のお気に入りの山水の掛け軸がかかっていた。

長女がそこに鉛筆で落書きをした。

小学生の長女に山水の掛け軸の良さなどわかるはずもなく、家が一軒もなくて寂しいから書き足しといたと言って家を書き込んだ。

変に消そうとしたら痛むかもしれないし、夫が知ったら激怒するだろうなと思ったけど、私はあえて言わなかった。

夫は全く気が付かない。夫に掛け軸を見わける力などなくて、もしかしたら気が付いていたとしても初めから家があったと思っているのかもしれない。

いまだに夫はそれを知らない。私と長女は時々思い出して笑いあっている。

その後、その部屋は長女が使うようになり、床の間は本棚をおいて物置状態になった。

長女が出てからは、次女が出戻ってきて8月まで使っていたけど、床の間に掛け軸がかけられることはなかった。

掛け軸は今では押し入れにしまい込んでいる。夫も多分忘れている。もしかしたらカビとか染みでダメになっているかも。

結局掛け軸は5から6本くらい買ったかな?私がいくら言っても買うのをやめなかったのに、送ってくる会社が注文したのと全く違う落書きみたいな掛け軸を送ってきて、トラブルになり、何度も電話をかけてもらちが明かなくて。

夫は注文したのを送れと何度も言ったけど、なかなか送ってこないので夫はいや気が差してようやく掛け軸の収集をやめた。

もともとそんな御大層な家でもないし、一本あれば十分だったのに、無駄な買い物をした。

夫はいつも熱しやすく冷めやすい。なんでも初めてはすぐに放り出す。

掛け軸は飽きてくれてよかった。貧乏人なのにそんなところにつぎ込む余裕はないんだから。





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最終更新日  2019.11.29 21:24:35
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