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一年の最後の道楽を締めくくったのは、新橋演舞場で新春公演としてかかっている染五郎の「朧の森に棲む鬼(おぼろのもりにすむおに)」(作 中島かずき、演出 いのうえひでのり)でした。大晦日のチケットが取れずに、その一日前と相成りました次第です。大晦日ならカウントダウンと言うことで、おまけ企画があるとか・・・。でもまあ、芝居の中身は変わらないならいいじゃありませんか。そのおかげで、日テレタワーに出来たからくり時計なんぞも見てきましたが、これは夜のほうが良さそうですよ。さて、話を戻して、入場時に渡されるチラシの多いことにびっくり。その中に出演者の一覧があり、市川 染五郎、阿部 サダヲ、古田 新太らで、巷では新幹"染"と言われているそうです。なにせ、新幹染とか、いのうえ歌舞伎と称されるものを舞台で観るのは初めてなものですから、知っている役者は染五郎のみ。他の役者がどんなものか興味津々でもありました。カレンダーセットの筋書き(3000円)は買わなくても分かりやすいですよ(営業妨害かなァ、ご免、松竹さん)。幕間や帰りに買っている人が多かったのは、やっぱり欲しいと思ったのでしょう。中に入ると舞台は墨絵の薄い幕でして、これが映画のスクリーンのようになったり、照明で中が透けて見えたり暗幕になって舞台が早代わりしたりとテンポの良い進行に一役かっていました。舞台の幕を活かした映画もどきの始まりでして、音響と言い、ライトの使い方と言い、3ヶ月連続で観た新歌舞伎の元禄忠臣蔵とは大違いで、三階席からいかにも舞台映画を観るような雰囲気で楽しんできましたよ。さて、あらすじは、・・・・・。-------------------------------森が囁くとき、滅びが始まる。野良犬のようにギラギラとした目の男が、シャレコウベを踏みつけ歩いていく。そこは累々たる屍に埋まる深い森。「王の座を欲しくないか、おまえの命と引き替えに」突然現れた森の魔物《オボロ》の声が、その男の運命を変えた。......「おもしれえ」。男の武器は、魔物にもらった「オボロの剣」。そしてありとあらゆる嘘を生み出す、赤い舌。放たれる無数の言葉は果たして正か邪か、善か悪か。そして告げる想いは、愛か、それとも憎しみか。嘘で染まった真っ赤な舌が、裏切りと憎悪の無間地獄を作り出し、そして「オボロの剣」が、緑の森に赤い血を降らしていく---。『血よ。オボロの森を真っ赤な嘘に染め上げろ!それが俺の、生きる証だ---。』-----------------------------英語でのタイトル、「Lord of the Lies」が的確な表現のようでして、直訳的にうその道と感じていましたが、まさにそのとおりのストーリー展開でした。と言うことでネタばれしない程度にさらりと・・・。ライ(染五郎)は、弟分のキンタ(阿部 サダヲ)と朧の森に入って森の魔物《オボロ》に言われるままに自分の野望を目指して目の前に現れた人を切り殺して、入れ替わることから、ドラマが始まります。キンタは寝てしまっていてこのことは知りません。このへんが伏線かな。登場人物が次々といろいろな関わりを持つようで、いわばどんでん返しみたいな感じの部分もあります。しかも、登場人物の名前はカタカナでして、酒呑童子(しゅてんどうじ)などのようなお話しの登場人物になぞらえた名前の付け方なんでしょう。音楽や立ち回りの効果音、附け打ちなどを使い聴覚でも良し、ライトの様々な使い方で視覚でも良し、と、良いことずくめ。かなり、花道を使っての演技もありましたし、客席と近くのところでの進行が目立ちました。始めのほうで、ライが歌舞伎の六方飛びで花道を引っ込んでゆくと、キンタが「兄貴、かっこいい~」と、真似して引っ込んでゆきました。そりゃァ、歌舞伎で鍛えているもんね。高麗屋~!今回は、染五郎が次第次第に悪の深みにはまって行く姿がうまく表現されていたのも、分かりやすいです。立ち回りは、やはり、染五郎の独壇場の感がします。立ち回りでは、キンタは、目が見えなくなってから、なつかしの勝新の座頭市ふう立ち回りになって、大暴れでしたァ。しかも、目の見えなくなったキンタが人の心が見えるようになったということで、ライの嘘を見抜くことが出来て兄貴に刃を向けることに・・・。主役のライは最後は殺されてしまうのですが、キスシーンが多くて、染ちゃん役得なんでしょうか?本物の水で雨を降らせたり、滝が流れたり、コクーン歌舞伎の四谷怪談・南番のようにびしょぬれになっての立ち回りも迫力満点。こんなドラマなのですが、何故か宝塚っぽいところもあったりして、華やかさを入れたかったのでしょうか。役者の衣装代え時間を稼ぐのもあったのでしょうか。カットしてしまえば、もっと舞台が締まるような気がしましたね。キンタ(阿部 サダヲ)はテレビなどで見ている役柄に近い、三枚目キャラでしたね。古田新太は、口跡あざやかで、存在感も抜群です。結局、この二人は最後は良い役回りをしていまして、主宰劇団の主役格ってとこですね。オオキミ(田山涼成)が、毒殺されてしまうのですが、昨日は苦しみもだえて転がって、鬘が取れてしまいましたよ。でも、舞台はそのまま進行。終わってからのアンコールが合計4回、オオキミはきちんと鬘を付け直して出てきました。最後のアンコールで引っ込むとき、染五郎がわざとくしゃみをして笑わせましたよ。幕間が30分で、正味は3時間でしたが、テンポの良さで進んでいますので、あっと言う間の3時間ドラマでした。大晦日は、年越しそばが振舞われるらしいので、お出かけになられた方は、その様子を教えてくださいませ。では、では、良いお年をお迎えください。
2006年12月31日
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暮れも押し詰まった30日、日テレ大時計なんぞを拝見してきました。宮崎アニメを元にしてデザインされたからくり時計であります。昼間は銅板の地板がリアルに際立ってしまいますが、夜なら周囲の薄明でしっとりと沈んで、中の造作がライトで浮き立つことでしょう。 ではでは、この後、今年最後の観劇とあいなりました次第です。
2006年12月31日
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クリスマスイブですが、別段、変わったこともありませんでした。買い物に出かけると街はいかにも年末商戦たけなわと、言ったところで暮れも押し詰まったなァと感じざるをえません。暮れと言えば、一年納めのJRAは、第51回有馬記念で、名馬ディープインパクトが最後のレースを優勝で飾りましたね。走るというより飛ぶ感じのゴール前の姿は、もう見られないと思うとちょっと、寂しいものがあります。さて、昨日から考えていた、2007年の観劇予定ですが、12月に先取りして見てしまうものがあったので、一月は、3ヶ所になります。毎月、昼夜を通しで一気に見ることが多いのですが、一月は、観劇前のお話とお弁当、イヤホンガイドが付いた催しに参加してみようかと思い、昼夜別々になる予定です。大阪や京都などなどに飛び回るところまでは出来ませんので、東京だけは確実に観ておきたいところです。2007年の予定寿初春大歌舞伎(歌舞伎座)平成19年1月2日(火)~26日(金)http://www.kabuki-bito.jp/theaters/kabukiza/2007/01/post_6.html国立劇場開場40周年記念平成19年1月3日(火)~27日(金)初春歌舞伎公演「通し狂言 梅初春五十三驛(うめのはるごじゅうさんつぎ)」http://www.ntj.jac.go.jp/performance/954.html※これって、初日にテレビ中継があるんですね。チケット、取れなかったので、別の日にゆっくり見ます。新春浅草歌舞伎(浅草公会堂)平成19年1月2日(火)~26日(金)第1部(午前11時開演)http://www.kabuki-bito.jp/theaters/other/2007/01/post_1.html二月大歌舞伎(歌舞伎座)平成19年2月1日(木)~25日(日)http://www.kabuki-bito.jp/theaters/kabukiza/2007/02/post_7.html通し狂言 仮名手本忠臣蔵(かなでほんちゅうしんぐら)※昼は幸四郎、夜は吉右衛門の大星由良之助だそうです。殿のちょんまげを切る女(新橋演舞場)平成19年2月1日(木)~25日(日) http://www.shochiku.co.jp/play/enbujyo/0702/index.html※歌舞伎ではありませんが、二月の新橋はこのところ欠かせません。三月歌舞伎公演「初瀬/豊寿丸 蓮華糸恋曼荼羅(はちすのいと こいのまんだら)」国立劇場開場40周年記念歌舞伎脚本入選作2007年3月9日(金) ~ 2007年3月25日(日)http://www.ntj.jac.go.jp/performance/1061.html三月、四月大歌舞伎(歌舞伎座)はまだ、お知らせがありませんが、四月は二代目中村錦之助襲名披露もあるので、欠かせません。五月大歌舞伎(新橋演舞場)平成19年5月1日(火)~25日(金)http://www.kabuki-bito.jp/theaters/shinbashi/2007/05/post_3.html五月はまた、團菊祭もあるでしょうから、なんだかんだと毎月2箇所平均になりそうですね。日常生活から思いっきり離れた空間で時間を忘れてひと時を過ごすのも、忙しい現代人には必要なことかもしれませんね。
2006年12月24日
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ついに、この日が来ました。映画でお馴染みだった、中錦こと、錦之助の名跡が歌舞伎界に復活します。--------------------------- 松竹は21日、歌舞伎俳優の中村信二郎さん(47)が来年4月に二代目中村錦之助を襲名する、と発表した。 中村錦之助は、時代劇映画のスターとして活躍し、1997年に亡くなった萬屋(よろずや)錦之介さんの前名。錦之介さんのおいである信二郎さんの襲名で、35年ぶりに名前が復活することになった。 会見した信二郎さんは、「錦之助を歌舞伎界で代々残せる大きな名前にしていきたい」と抱負を語った。 12月21日20時54分配信 読売新聞----------------------------永山会長がお亡くなりになられて間もないのですが、すでに周到に準備は進められていたことでしょう。二代目!錦之助!萬屋!
2006年12月21日
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師走の19日、歌舞伎座に行って来ました。時間の取れる時に一気に昼夜通しで見てしまうパターンが定着しています。例によりまして三階の上のほうで高見の見物。昼の部では偶然隣り合わせたおばあさんが歌舞伎観劇歴43年と言う大ベテランでして、いろいろと教えていただきましたァ~。昼の部一、八重桐廓噺(やえぎりくるわばなし) 嫗山姥荻野屋八重桐 菊之助白菊 萬次郎太田十郎 亀 蔵沢瀉姫 松 也腰元お歌 市 蔵煙草屋源七 実は坂田蔵人時行 團 蔵みどころ 以前は傾城、今は傾城の恋文の代筆をして歩く八重桐(菊之助)は、大納言岩倉兼冬の館の前で、姿を消した夫の坂田蔵人時行(團蔵)と自分しか知らないはずの聞き慣れた歌を耳にします。館に入った八重桐は、兼冬の娘の沢瀉姫を囲む人々の中に、煙草売りに身をやつした時行を発見。乞われるままに、自分を棄てた時行への複雑な想いを込めて、その境遇を立て板に水のごとく語り始めます。別名「しゃべり」と呼ばれる女方のひとり語りが眼目の一幕。後に坂田金時を身ごもることにもなる強き女八重桐役に、菊之助が初めて挑みます。《鑑賞記》腰元お歌の市蔵のお役は立ち役が務めるものだそうですが、思わず吹き出してしまうような美女(どんなのかは見てのお楽しみ)でございました。結局、最後までこちらに気を取られることが多かったようでして、新たな市蔵のキャラを発見と言うところでしょうか。なんだかなァ。さて、ヒロインの八重桐は、坂田金時の母親なんですね。知らなかったのは私だけでしょうか・・・・・・・・?菊之助が初役とは思えない出来でございました。二、忍夜恋曲者(しのびよるこいはくせもの) 将門傾城如月 実は滝夜叉姫 時 蔵大宅太郎光圀 松 緑みどころ 朝廷に反旗を翻し、滅んでいった平将門。その古御所に蝦蟇の妖術を使う妖怪が出没すると聞き、大宅太郎光圀(松緑)が征伐にやって来ます。現れたのは、島原の傾城如月と名乗る妖艶な美女(時蔵)。光圀に気づかれ、実は平将門の遺児滝夜叉姫と本性を顕すと、大蝦蟇を従えて光圀に抵抗します。薄暗い廃墟に、豪奢な遊女と大蝦蟇。妖しい耽美の世界が展開します。《鑑賞記》薄暗い廃墟がおどろおどろしさをいやがうえにも盛り立てる始まりです。平将門の遺児滝夜叉姫と見破られた後の凄みには少し欠けるかなと言う印象でしたが、現れ出でたる蝦蟇ちゃんが可愛い作りだったりして、おかしかったなァ。光圀(松緑)のひげは、描くのではなく、付け髭にしたら良かったのでしょうけど、汗で取れちゃうか・・・。隣のおばあさんは、成駒屋(中村歌衛門)の芸を再現できる方が出るまで生きていたいとか、言ってましたよ。それは、福助だろうってね。三、芝浜革財布(しばはまのかわざいふ)政五郎 菊五郎女房おたつ 魁 春金貸おかね 東 蔵錺屋金太 権十郎桶屋吉五郎 亀 蔵大工勘太郎 團 蔵左官梅吉 彦三郎大家長兵衛 田之助みどころ 大酒飲みで怠け癖のある魚屋の政五郎(菊五郎)は、芝浜海岸で大金入りの革財布を拾います。早速、左官の梅吉(彦三郎)ら仲間を集めて大酒盛り。が、一晩寝て目覚めると、女房のおたつ(魁春)は、夢でも見たのだろうと取り合わず、借金の返済催促に来たおかね(東蔵)も無駄足に。反省した政五郎は、一念発起して断酒。まじめに働き出して三年の月日が流れます。政五郎を思いやるおたつと、その事情を知った大家の長兵衛(田之助)による英断が、夫婦に幸をもたらすという、三遊亭円朝の人情噺の舞台化。当たり役の菊五郎の政五郎が、笑って泣かせます。《鑑賞記》人情噺には定評のある菊五郎だけに、落語の噺を知らなくても主人公夫婦がとても良く分かるようにまとまっていたと感じました。女房おたつの魁春が、この方のお人柄もそうですが、控えめでいて芯はしっかりした女房でしたよ。まじめにコツコツ働くことの大切さを今の世の中のある種の階層の方にもご覧いただきましょう。四、勢獅子(きおいじし)鳶頭鶴吉 梅 玉鳶頭亀吉 松 緑鳶の者 松 江同 亀三郎同 松 也芸者お京 雀右衛門みどころ ここは赤坂の日枝神社。山王祭に顔を見せた芸者お京(雀右衛門)と鳶頭鶴吉(梅玉)や亀吉(松緑)たちが、ほろ酔い加減で賑やかに踊ります。さまざまな江戸っ子の風俗が楽しい、晴れやかな常磐津舞踊です。《鑑賞記》獅子頭に松緑が入っての熱演。後ろの部分には松江で、二人の意気もぴったりとあって、いろいろな動きを表していました。時間にしたら短いとは言っても、中腰で重い獅子頭を操作する演技ですから、相当タフでないと25日間はきついでしょうね。夜の部一、神霊矢口渡(しんれいやぐちのわたし)頓兵衛 富十郎新田義峯 友右衛門うてな 松 也六蔵 團 蔵お舟 菊之助みどころ 六郷川の矢口の渡し。渡し守の頓兵衛(富十郎)は、先の足利と新田の争いで、褒美の金欲しさに足利方の手先となり、新田義興の溺死に加担した強欲者です。この家に、義興の弟の義峯(友右衛門)が、愛妻の傾城うてなを伴って訪れます。頓兵衛の娘で、父とは似ても似つかぬ気立てのいいお舟(菊之助)は、気品ある義峯にひと目惚れ。連れの女性は妹と聞き、積極的に義峯に迫ります。しかし義峯を新田の落人と知った頓兵衛は、再び金目当てに、床下から義峯を狙います。手応えを感じた頓兵衛が刀の先を見ると、そこには苦しむ娘の姿が。お舟は自ら義峯の身替わりとなり、彼らを逃がしたのです。平賀源内が福内鬼外のペンネームで書いた浄瑠璃で、『義経千本桜』の「すし屋」の趣向を採り入れるなど、見せ場に富む作品。菊之助のお舟は初役、富十郎の頓兵衛は三十六年ぶりという、見逃せない一幕です。《鑑賞記》江戸時代の発明王、平賀源内が節分の豆まきをもじったような福内鬼外と言うペンネームで、こんな浄瑠璃を書いていたんですね。興味津々ではありましたが、おやつに食べた、たい焼きがお腹にもたれてきて終わりのほうまで意識が薄れてしまいました。じゃんねん、残念、不覚でごじゃりまする。二、江戸女草紙 出刃打お玉(でばうちおたま)お玉 菊五郎おろく 時 蔵どんでんの新助 友右衛門おかね 萬次郎三井平之助 権十郎僧宗円 亀三郎おふさ 松 也茶屋女お金 歌 江居酒屋甚五郎 市 蔵桔梗屋伊兵衛 右之助近江屋与兵衛 家 橘森藤十郎 團 蔵広円和尚 田之助増田正蔵 梅 玉みどころ かつて出刃打ちという曲芸で評判を取ったお玉(菊五郎)は、今は谷中の岡場所で、隠れ遊びに通う老僧侶の広円和尚(田之助)などを相手に、客を取る日々を送っています。ある日、敵討ちを前に緊張の面持ちで訪れた武士の増田正蔵(梅玉)に心打たれたお玉は、正蔵の仇討ちを、出刃打ちの技で手助けし、ひっそりとその場を去ります。その二十八年後、おろく(時蔵)の営む出合い茶屋で、ふたりは再会を果たしますが......。池波正太郎が、故・尾上梅幸の求めに応じて書いた、気っぷのいい、男勝りの女の話。梅幸の長男の菊五郎にとっても、適役となるでしょう。《鑑賞記》広円和尚(田之助)がお玉を相手に按摩をしながら、お饅頭をぱくついてましたァ。本物だ。たい焼きで眠くなって、一休みしてしまいましたから、ここから目をパッチリさせて見てましたよ。それにしても、増田正蔵(梅玉)が23歳とはお若い作りで、客席からも笑い声が・・・。死ぬから金は要らないのだと言って大金をお玉に渡して・・・・。その財布の小判を一枚、二枚、三枚、信じられなァ~い、と言うギャグに大笑いです。これは正月の国立劇場も期待できるぞぉ~。で、正蔵の敵討ちの場に駆けつけて、得意技の出刃包丁投げで手助けすることで敵討ちを果たせたのですが・・・。10分の休憩で一気に28年後の白髪で皺くちゃなお玉に変身。しかし、お玉の働いている店に来合わせた正蔵は、お玉のことなど、こんな婆あは知らぬと平手打ち。だれのおかげで、敵討ちを果たし、大名の家臣にまでなって今の暮らしが出来ているのか恩を忘れてあだで返したことに怒ります。店からの帰りに正蔵めがけて出刃包丁が飛んでくると左目に命中。歳はとっても得意技は衰えていません。家来がお玉に切りかかろうとするのですが、身から出た錆びだと言って、お玉を切らせません。ふむふむ、お玉もなぜ切らなかったのか、心に感ずるものがあったのでしょう。人と人とのつながりを大切にしたいものだと思いました。三、新歌舞伎十八番の内 紅葉狩(もみじがり) 更科姫実は戸隠山の鬼女 海老蔵山神 尾上右近侍女野菊 市川ぼたん腰元岩橋 亀 蔵従者左源太 亀三郎従者右源太 市 蔵局田毎 門之助平維茂 松 緑みどころ 紅葉が美しい戸隠山。平維茂(松緑)が、従者を伴いやって来ると、ひと足先に酒宴を催している一行の姿が目に留まります。その主である更科姫(海老蔵)直々に誘いを受けた維茂は、酒宴にまじわるうちに、まどろんでしまいます。寝込む維茂のもとに山神が現れ、更科姫は実は人食い鬼であると警告して去ります。目覚めた維茂は、鬼女の正体を顕した更科姫に立ち向かい、松の大木の上まで追いつめます。静かな女性の舞いから荒れ狂う鬼女へ。大役に挑む海老蔵、受けて立つ松緑ともに、初役でつとめます。戸隠伝説とは、こちら。《鑑賞記》本年最後の歌舞伎になるし、注目の一幕でした。またしても、今度は、腰元岩橋(亀蔵)に化かされてしまいました。こんなキャラもあったんですかァ。緊張感を和らげてくれるだけに、次への緊張感がさらに高まりました。成田屋ご子息の女形は、トレーニングジムで鍛えたお体では肩が落ちずに難しかろうとは思いますが、それはそれで、目の使い方を細目にして更科姫の部分を演じておりました。表情からは十分に女形です。鬼女の正体を現すところからが荒事で鍛えた成田屋のあの目玉ぎょろりの睨みが利いてきます。山神の尾上右近は声がきついようでしたが、踊りは良かったです。さあ、鬼女に変身してからは最後の見せ場でして、成田屋の連発!まだ見ていない方は、楽日が26日ですので、お見逃し無く。ところで、成田屋ご息女、海老蔵の妹さんが舞踊を披露する場面があったりしてファンサービスも満点でした。
2006年12月20日
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Myオートトレードシステムのお仲間から連絡がありまして、出かけてみることにしました。だれでも聞けるらしいですが、人数に限りがあるようなので、申し込んでおきましたァ。-----------------------------12月21日(木)の「東京セミナー」15:00~第一部として「資産運用セミナー」を開催いたします。講師として経済評論家 三雲 敬一郎先生をお招きします。なぜ、今「個人資産運用」が必要不可欠なのか?「証券業界」の誰も知らないウラバナシなどを面白おかしく、そして大胆にお話していただきます。一般人が絶対に聞けないような話をアタリマエのようにフツウに話してしまうユニークな先生です。経済評論家 三雲 敬一郎(ミクモ ケイイチロウ)<プロフィール>横浜国立大学経済大学経営学科卒業野村證券株式会社に入社。同社大阪支店法人部部長、川崎支店長、岡山支店長、本社研修部長、福岡支店企業部長、金融法人部長を経て、野村ファイナンス株式会社常務取締役(営業担当)に就任する。現在、NPO法人 スポーツメディカル協会理事として活躍中説明会申込は、ここから。(sslのフォームです)期日:12月21日(木)時間:15:00~18:00場所: 東京都杉並区荻窪5-30-16MTCビル7F サンキャピタルジャパン株式会社 セミナールームJR荻窪駅南口のエスカレーターを上って正面(左手)に見える1階が「ローソン」のビルの7階です。--------------------------------どんなお話が聞けるか、楽しみです。このお話の後には、タッチオンのお話も聞けるようですよ。
2006年12月18日
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時は元禄十五年十二月十四日、と言えばお馴染みの方にはお分かりかと思いますが、忠臣蔵、赤穂浪士の吉良邸討ち入りの日のこと。国立劇場に行ってきましたよ。いつもの3階席ですけど、ここは花道が半分は見えますので、気に入ってます。入るが早いか、10月から3ヶ月分のチケット半券を提示して、各月の大石内蔵助を演じた、中村吉右衛門、坂田藤十郎、そして今月の松本幸四郎のサイン入り手ぬぐいをいただきましたァ。これで喜んで帰った、なァ~んてことはありませんよ。これまでの二ヶ月で御簾内音楽や附け打ちなどがほとんど無い新歌舞伎の雰囲気に慣れてきましたので、第三部もしっかりと見所を押さえて観て来ました。国立劇場開場四十周年記念平成18年度(第61回)文化庁芸術祭主催真山青果=作真山美保=演出織田紘二=補綴・演出元禄忠臣蔵 第三部 四幕九場伊藤熹朔=美術中嶋八郎=美術《吉良屋敷裏門》第一幕 吉良上野介屋敷裏門前《泉岳寺》第二幕 芝高輪泉岳寺浅野内匠頭墓所《仙石屋敷》第三幕 仙石伯耆守屋敷玄関 同 大広間 同 元の玄関《大石最後の一日》第四幕 細川屋敷下の間 同 詰番詰所 同 大書院 同 元の詰番詰所《主な出演者》大石内蔵助 松本幸四郎おみの 中村芝雀磯貝十郎左衛門 中村信二郎仙石伯耆守 坂東三津五郎さて、赤穂浪士の討ち入りのお話ではありますが、討ち入りの勇ましい立ち回りは全くありません。討ち入りが済んで、いきなり、吉良上野介屋敷裏門前に出てきた赤穂の浪士たち。一人ひとりの胸に去来するものが繰り広げられて始まりました。筋書きなどは、こちら。(時間が経つとなくなります)話は舞台に戻って、泉岳寺の浅野内匠頭墓所です。一番槍の間と武林が内蔵助から真っ先に指名されて焼香。そこはかとなく、お線香の香りが漂っていました。この場に来合わせたのが、討ち入り急進派でありながら、脱落してしまった高田郡兵衛(市川門之助)ですが、堀部安兵衛(中村歌六)に諭され「達者で暮らせ」と、今生最後の別れに、郡兵衛は号泣するのみ。門之助はここだけの出番でしたが迫真の演技でした。次に、話が飛んで(原作からカットしていたようです)、仙石屋敷で、いまで言うところの犯罪者が自首してきて取調べを受けるのですが、世間の風評も良く好意的なうちにお取調べが進んでゆきます。中でも最年少の大石主税(坂東巳之助)に及ぶと、母親のことを聞かれ、「いまは分かりませぬ」と涙ぐんでの返答に、すまぬことを聞いてしまったと、仙石伯耆守(坂東三津五郎)。ほろりとさせられましたね。結局、その夜のうちに4箇所に分けて身柄が移され、親子兄弟はすべて別々にされました。いよいよ、大石最後の一日。この場面は単独で公演されることもあるようでして、さすがに、松本幸四郎のお得意の場面。細川屋敷に身柄を移された大石内蔵助ら17名がいます。刻々と迫る日を待つ緊迫の中、廊下側の障子が開けられると春の日差しが差し込んで、光と背景の庭の様子でうららかな春日和を満喫させてくれます。また、ここで紅一点、おみの(中村芝雀)が登場、許婚の磯貝十郎左衛門(中村信二郎)との対面を内蔵助に懇願。バックに流れる尺八の音はおみのがいるとも知らずに十郎左衛門が吹いているのでしょうか。この手法は、映画の武士の一分でも使われていました。磯貝十郎左衛門は、それまでの月代の伸びきったぼさぼさ頭から、しっかりと月代を剃った頭に変えていまして、25歳の好青年に変身。最後は、自害したおみのを、十郎左衛門が抱き起こして、間もなくお前のところに行くと、語りかけると息絶えました。いやァ~、信二郎は良いお役でしたよ。(小さな声で、萬屋~)討ち入りから50日後(今の暦で3月20日)、最後の一日の最後の大石内蔵助は、「初一念が届きました」と静かに歩を進めるのでした。(高麗屋!)静かに静かに、しかしテンポ良く進められる舞台に時間の長さは感じませんでした。あまりに静かで、時折かかる大向こうの声の良く響くことこのうえありません。こういうお芝居は、掛け声も抑え目に静かに掛けるのでしょうか。自分は、盛り上がったところだけでしたが、大いに満喫させていただきましたァ~。幕間に切腹最中なんぞを買ってしまい、一つ食べましたよ。あんこが飛び出しているのが特徴のようですが、かなり甘かったです。お話の深い考察は、吉之助さんの「歌舞伎素人講釈」が、参考になります。個人的なる「仇討ち」~「元禄忠臣蔵」のもうひとつの意味内蔵助の 「初一念」とは何か~「元禄忠臣蔵・大石最後の一日」をかぶき的心情で読むこの三部作は、テレビ放送で見るほうが分かりやすいし、見所を押さえて見られるのでは無いかと思います。
2006年12月16日
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深夜のニュースをまとめて見ていたら、松竹の永山会長がお亡くなりになられたそうで、びっくりしてしまいました。毎月、歌舞伎を楽しませていただいているだけに、残念です。--------------------------------松竹会長の永山武臣さんが死去 戦後の歌舞伎界をリードasahi.com戦後の歌舞伎界をリードした松竹会長で文化功労者の永山武臣(ながやま・たけおみ)さんが13日午前7時48分、急性白血病のため東京都内の病院で死去した。81歳だった。--------------------------------近年の多くの襲名に際しては必ずその口上に「松竹永山会長はじめ皆様方の・・・」と、枕詞のようにお名前が最初に出てまいります。もちろん毎月の筋書の最初にもご挨拶として写真とともに一文を寄せておいでになっておりまして、大変馴染みのあるお名前です。が、こんな急に・・、急性白血病とは。それにしましても、歌舞伎座の建て替えなどの大事業が計画にあがっている今日このごろ、さぞや心残りだったことでしょう。ご冥福をお祈りします。
2006年12月13日
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師走も半ばになりまして、明日、12月14日は赤穂浪士討入の日。 ただし旧暦なので、元禄15年12月14日は、新暦では翌年の1月30日になります。明日2006年12月14日は、旧暦だと2006年10月24日です。 暦の話はともかくとして、12月14日は各地で義士祭があるようですが、東京では、浅野内匠頭や四十七士のお墓がある泉岳寺で義士祭があります。 泉岳寺HP義士祭は年二回、12月と4月に行っております国立劇場の元禄忠臣蔵も第三部でして、討ち入り場面はありませんが、討ち入りを果たした義士たちの最後の様子を上演しています。ただし、チケットは、すでに先月、売り切れですけどね。まとめて先行取得しておいて、良かったなァ~。いざ、討ち入りでござる。
2006年12月13日
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北海道開拓時代からの歴史的遺産とも言うべき「ばんえい競馬」が、存続の危機に立たされているそうです。北海道市営競馬組合の公式HP実物を見たことはありませんが、とても大きな馬がソリを引いて坂を駆け上がったりする姿は、壮観でもあります。帯広競馬場旭川競馬場岩見沢競馬場北見競馬場これらの所で開催されているのですが、帯広を除いて来年度は終了することが発表され、残るは、帯広だけが来週にも決まるようです。何とか、存続させようと、市民レベルの活動も必死に行われていますので、紹介します。-----------------------------「残そう、ばんえい競馬!守ろう世界唯一無二の文化遺産!」ばんえい競馬が瀬戸際に立たされています。 旭川、北見、岩見沢はすでに撤退を表明していて、残された可能性は、現時点では帯広での単独開催しかありません。 もし、帯広市が存続を断念するようなことになると、世界で北海道でしか行われていないばんえい競馬がこの世から消えてしまいます。今に生きる北海道開拓の歴史的文化・伝統。世界唯一無二----------------------------12月10日(日)までにメールでも良いそうですよ。ばんえい競馬は廃止と決定したわけではありません!!まだ可能性が残されています。ファンの声で存続に近づけましょう!このサイトは署名・集会等の連絡用サイトとして活用していきたいと思います。 ホームページやブログをお持ちの方はリンクしていただけますようお願いいたします。
2006年12月07日
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NHKのニュース番組で、歌舞伎俳優、市川海老蔵のインタビューが放送されていましたァ~。来年のパリ、オペラ座公演を前に「市川海老蔵、世界の舞台へ」とのタイトルでした。ちょうど、本日は29歳の誕生日だったんですね。「一般の社会の4050代の方と同じような経験をしてきた。」と、事も無げに言ってのける、しっかりした一面を垣間見せていましたね。また、トレーニングジムで体を鍛えていることも紹介されていましたが、そう言えば、ある飲料水メーカーのテレビコマーシャルでも、太鼓を叩く姿がありましたね。成田屋の持ち味と言えば、荒事の「にらみ」でもありまして、海老蔵もしっかりと受け継いでいます。この、にらみが、世界にも通じるのでしょう。パリでの襲名披露公演や、今年のヨーロッパ公演がオファーを呼び込んだとも言えます。父、團十郎が襲名公演の時に白血病で倒れるなど、困難な時期もありましたが立派に乗り越え、團十郎も驚異の快復力で、今年の春からカムバック。市川宗家の歌舞伎を世界最高の劇場で、いまだ日本人が歌舞伎をやってないところで、これまた最高の歌舞伎を披露してくれることでしょう。放送の中では、12月歌舞伎座公演の紅葉狩を映していましたが、にらみは凄まじいものがありましたね。今月も観劇が楽しみです。
2006年12月06日
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話題の映画らしいのと、歌舞伎で見ている坂東三津五郎が出ているので、早速見に行きました。どうやら、出足は好調のようです。キムタク効果!興収50億円見えた!...映画「武士の一分」平日公開も16万人来た (スポーツ報知)海坂藩の下級武士、三村新之丞(木村拓哉)と最愛の妻・加世(壇れい)。毒見役の新之丞は赤つぶ貝の毒に当たって、一命は取り留めたものの失明したことから・・・。毒見役とは、主君の食事を前もって食べて毒が無いかどうかを調べるお役目。先月の歌舞伎座公演でも、伽羅先代萩(めいぼくせんだいはぎ)で、若君の毒見役が千松と言う幼子でした。主君のためには命も惜しまぬ覚悟の必要な役割ですよね。さてさて、ストーリーは武士の一分にて見ていただくとしまして・・・。三津五郎が映画では初めての仇役でしたが、存在感のある演技と、立ち回りでしたが、もう少し、この人物を掘り下げても良かったかな。(12月の舞台出演は、国立劇場の元禄忠臣蔵第三部ですが、ご子息の巳之助との出演になります。)また、幼い頃からの新之丞や加世を知り、若い夫婦に仕える徳平(笹野高史)が物語の展開に重要な役柄でもあり、好演でしたよ。映画ですから掛け声は自分の中だけですが、淡路屋~。(コクーン歌舞伎での屋号なんです)。素晴らしかったですね。目の見えなくなった新之丞が妻の加世をだました島田(三津五郎)との果し打ちをすることで、武士の一分を貫くことになり、クライマックスの決闘場面。なぜか、助太刀をするわけでもないだろうに、徳平が鉢巻をしていまして、勝利を暗示しているかのようでした。新之丞も離縁した加世の襷を頭に締めて、いざ、決戦・・・。・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・これで終わりではないんで、後は映画館で見てください。え、教えないのかって・・・。教えても良いけど・・・・。ハッピーエンドで、ジ~ンと来ました~。隣の席のおばあさんたちが涙を拭いていましたよ。徳平も粋なことをしたもんです。。。またしても、淡路屋~。はい、これ以上は、映画館でのお楽しみに。公式ブログは、こちら。 武士の一分 藤沢ワールドの「静と動」 シンプルに、濃密にこんな辛口の批評もありました。追)予告編で知ったのですが、「犬神家の一族」には、菊之助が母上の富司純子と共演なんですね。それと、「大奥」は、歌舞伎史上大事件となった、江島生島のお話で、歌舞伎の場面もあるようです。興味津々だなァ。
2006年12月03日
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歌舞伎ファン、特に仁左衛門ファンには嬉しいニュースがありました。つい数日前、顔見世歌舞伎で、昼夜にわたって観劇、堪能してきたばかりですので、納得のニュースです。平成18年度 日本芸術院会員の決定について第三部(音楽・演劇・舞踊)演 劇片岡孝夫(十五世 片岡仁左衛門) 実は、私は、この方が本名でテレビドラマなどに出演していた頃は、どんな歌舞伎俳優なのか知りませんでしたァ。歌舞伎観劇するようになってから、知ることが出来たわけです。毎日ニュースにも。芸術院:歌舞伎の片岡仁左衛門氏ら6人を新会員に決定日本芸術院(三浦朱門院長)は1日、歌舞伎の片岡仁左衛門氏(本名・孝夫)ら6人を新会員に決定した。15日付で伊吹文明文部科学相が正式発令する。会員は計112人となる。◆第3部(音楽・演劇・舞踊)◇片岡仁左衛門(かたおか・にざえもん=本名・孝夫)歌舞伎。江戸と上方の時代物・世話物を演じ分ける技量は高く評価されている。62歳。大阪府生まれ。歌舞伎は、音楽・演劇・舞踊(演劇)の分野で、中村芝翫、中村雀右衛門、坂田藤十郎、中村富十郎、尾上菊五郎、中村吉右衛門に次いで、七人目です。日本芸術院のHPは、こちら。
2006年12月02日
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またしても、買ってきました。師走になったばかりだと言うのに1月号でして、せわしなくなるなァ。今号は、顔見世月 歌舞伎競演と、言うことで、歌舞伎座、国立劇場、新橋演舞場の舞台写真が満載です。表紙は、歌舞伎座で初めての上演となった、菊五郎の雛助狂乱でした。筋書きで写真が載っていないころのものを買った方は一見の価値ありかも。読み返していると、先月の観劇が鮮やかに思い出されます。12月も楽しみですが、すでに1月の予定を決めないといけない時期になってしまいました。
2006年12月02日
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