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前進座の五月公演『お染の七役
』を見てきました
もとの演題は『
於染久松色読販
』、「 おそめひさまつうきなのよみうり」と読むそうです。
5
月
18
日午後、前進座の五月公演、国立劇場でした。
日本共産党後援会の観劇会に参加させてもらいました。
日ごろは草取りの休日農夫としては、文化的なことは珍しいのですが。
原作は、鶴屋南北という人で、江戸時代の文化文政時代に活躍した人だそうです。
http://www2.ntj.jac.go.jp/unesco/kabuki/jp/2/2_08.html
江戸時代の文化、歌舞伎が今でも楽しめるというのですから、
すごいですね。
表題は「お染の七役」とありますが、
話の筋は、商家の娘・お染が、丁稚の久松に恋するというものですが、
ゆすりの悪役が、失敗する場面もあります。
お染役の河原崎国太郎が、ゆったりした流れの中で、
同じ役者が久松をはじめ、瞬時に七人の人物に早変わりするんですね。
何度も変身していて、全部で二十数回も早変わりしたとのことです。
この早変わりが見事で、からくり人形の変身ようでした。
それでいて全体は、ゆったりと優雅な
歌舞伎をたのしませてくれるんですから。
「なるほど」と納得でした。
当方、歌舞伎を観賞するなどということは、めったにないのですが、
河原崎国太郎という人は、ずーっと以前に見たことがあります。
それはお父さんの代の国太郎さんだったんですね。
何を見たかは忘れたのですが、風貌の記憶はあります。
今は若手の
河原崎国太郎に変わっていました。
ちっとも知らなかったんですが、
1998
年に今の六代目河原崎国太郎に引き継がれたのだそうで、
その
16
年前の襲名披露演目が『お染の七役』だったのだそうです。
今回の観劇では、座席が花道の近くの六列目ということでしたから、
音曲部屋での演奏もすぐ近くで、歌いや三味線がベンベンとなまで響くように伝わってきました。
また花道での演技は、ほんのすぐ
近くでのことですから、役者の表情の迫力も伝わってきました。
花道の側を振り向いたり、相手方の舞台正面を見たり、首をキョロキョロ
180
度以上を何度も回転させるところとなりました。
とくに花道の役者さんは間近かでしたから、表情や息づかいが、生ならでわの迫力で伝わってきました。
「ここちよく眠気にさそわれる」どころではなく、がっちりと向き合わされてしまい、こっちもあっちもと全体をみようとして振り回されました。
まぁ、これもなまの舞台公演ならでわの魅力であり、楽しさでした。
やはり生の演劇は、素晴らしいですね。
優雅なひと時でした。
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