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2016年07月22日
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カテゴリ: 政治

都知事選挙を考えるー会議録からみた基地問題(その5)


2016 3 9 日の予算特別委員会での清水ひで子都議の質疑、前回のつづきですが、
2 のテーマは横田基地の問題です。


写真: DSCN4519

私の日ごろの生活からは基地問題が意識に座ることはなかったんですが。
さきに読んだ翁長知事の『戦う民意』 ( 角川書店  2015 12 15 日刊行 ) を読んだとき、
その中で、翁長知事は、なかなか沖縄県民のこころが本土・政府につたわらない、届かない『魂の飢餓感』があると語っていました。

そして、今回の参議院選挙の結果を受けて、今日のことですが、 160 人の全村民が反対しているのに、日本政府は 1,000 人の機動隊を送り込んで、力ずくで新基地づくりを押し付けています。


私自身、日米地位協定の受けとめ方に、沖縄県民の切実の思いとの間に、確かに落差があるのを感じていたんですが。日ごろ、身近に感じていなかったんですね。

今回、この会議録を読ましていただいて、少し問題が見えてきました。
この三多摩地域が、東京が、日本の国が、今置かれている状況が、少しですが見えてきました。


この議事録から紹介します。

清水都議「横田基地と沖縄の普天間基地は、住宅密集地にある点では変わらない。横田基地の周辺
3 キロには、学校が 30 以上、 40 の保育園、 20 近い老人施設、 3 つの病院など、 90 以上の公共施設がひしめいている。都民の命と安全、騒音被害から守るために横田基地の整理、縮小、返還を強力にすすめていくことが求められている。
知事は具体的にどういう取り組みをしているのか。米軍とどの様な交渉を行い、米軍はどう回答しているのか?」

これが最初の質問で、横田基地問題については 3 回の往復質問をしています。

舛添知事が答弁に立ったのは、この最初の質問に対してだけです。あとは東京都技監 ( 副知事級の役人 ) が答えています。
これに対して、舛添知事は何と答えたのか。

「安全保障環境は非常に厳しさを増している。日米安全保障体制は我が国とこの地域の平和と安全に不可欠なものと考えている。横田基地など都内の米軍基地もその一翼を担うものと思う。米軍基地のあり方については、日米地位協定に基づいてその必要性は絶えず検討されることになってます。
東京都としては、基地の返還の可能性が検討され、整理、縮小、返還が促進されるよう、これは国に要請をしてございます。アメリカとの交渉については日米政府間で協議がされるべきものでありまして、私が米軍と協議すべきものではございません。」

政府の答弁していることと言葉まで同じであり、しかも゛国の問題だから゛として自らの責任を投げ捨てているんですね。

この質疑を通じて感じさせられました。
1
、ちょっと注意して見れば、「日米地位協定」というのは、東京都民にとっても、きわめて密接で具体的なかかわりがあるんですね。
2
、それと、翁長沖縄県知事と舛添東京都知事、同じ地方自治体の知事として、その日米地位協定に対する姿勢が、月とスッポンのように大きく違うことですね。
しかし、これは沖縄県民の意識と、私も含めた東京都民の意識の違いなんですね。

清水都議はつづく質疑で、横田基地の機能が、戦争法や新ガイドラインなどにより、一段と強化され恒久化されようとしている問題を指摘し追及しています。

3 、これを聞いていると、沖縄での今現在のたたかいと、同じなんですね。
私などは、 1969 年に田舎から東京に出てきた時、ベトナム戦争が激しくなり、日本と沖縄が出撃基地としてつかわれていた。この日本社会の状況というものを、東京に来て初めて知ったんですね。
そのころですが、「あかつきの空に」「沖縄を返せ」という歌の輪に参加したものでした。

http://bunbun.boo.jp/okera/aaoo/akatuki_sorani.htm

あの当時は、日本と沖縄、そしてベトナムが、
歌でも行動でも、そして都政でも連帯してたんですよ。


さて、都知事選挙ですが。

この間の戦争法の強行実施は、あらためて日本国憲法の意義を問い直させてくれました。
多くの国民は、戦後の民主主義をかけがえのない宝とうけとめていると思います。多くの犠牲の上につくられた憲法です。その意義を再認識しています。
しかし、他方では、同じ戦後生まれの人たち中には、その価値が分からない人もいる。政府の長にしてそうですが、今回の都知事選挙の候補者をみてもそうです。
どうして「戦争法が憲法三原則と矛盾しない」なんて言えるんでしょうか。「憲法は占領軍の押し付けであり、自主憲法に変えるべきだ」という意見をかくして都知事にのぞんでいる。


一方では、自民党と公明党は闇の組織をあげた選挙を展開していでしょう。他方では、女性と浮動票をあつめようと活動を展開しています。
これらをはね返えすには、都民自身の大きな団結と底力の発揮が必要だと思います。
この発信も、その一助になればということですが。

沖縄での基地づくりに素手で、多数の機動隊の暴力に立ち向かっているおじいやおばあ。

この都知事選挙は、都民自身が平和とくらしを守る選挙ですが、沖縄に連帯して国の内外に

意志を発信するものでもあります。力による押し付けをはね返すものでもあります。






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Last updated  2016年07月22日 18時17分31秒
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