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援農者の力で残払い終了
小田原・早川のみかん園ですが。1月27日(木)、援農者の力を得て温州みかん・青島の木を「残払い」しました。
「残払い」というのは、みかんの木からすべての果実を落とすことです。
みかんの木は多数の果実をつけていますから、木は果実に養分を取られ続けているんですね。
木から果実を落としてやることで、木は休みに入れるわけです。
そうしてやらないと、木は養分を取られ続けて疲弊しちゃうんですね。枯れる場合もあります。
広いみかん園ですから、中には収穫に手が及ばなくなっていた部分も出てきます。
この1月13日でしたが、
農家の方から「これ以上は、身が回らなくてみかんを採りきれないんだよ」とSOSがありました。
ここからです、突発的でしたが、今回の追加的な収穫の援農活動が始まりました。
これまでに自前の分で、当方はヘトヘトでしてが、そんなことは言ってられません。
一年間の苦労が、ヒヨドリたちの餌食になるか、人が収穫するかの分かれ目ですから。
急きょの呼びかけだったんですが、
日常の忙しい中をさいて、遠路援農にかけつけてくれた人たちがいました。
この時期、山にいるヒヨドリが、果実の残るみかん園に集まってきます。
彼らには、仕事日や土曜・日曜もなく、暮れも正月休みも、コロナも関係ないんです。
フルタイムで、大挙して食い荒らしにやってきます。
加えて、雨や霜の寒さにあたると、みかんはしなびて、味も姿も急速に劣化しちゃうんです。
収穫は時間との勝負になったんですね。
こうなると、集中力のある援農者が、決定的な頼りだったんです。
これは、「みかん狩り」のような行楽気分のような作業ではありません。
農家がSOSしたときというのは、生活のぎりぎりの状況なんです。
来てくれた人たちは、そこのところをわきまえて、援農に来ていただいたんですね。
ありがたいじゃないですか。
経験があるとかないとか、作業に慣れてるとか不慣れとか、そんなことじゃないんです。
あれこれの理屈や口上、御世辞やあれこれの解釈なんて、問題じゃないんです。
ようは、決定的な瞬間におうじて、少しでも良いみかんを収穫してあげる、
そのボランティア精神と行動なんです。
これは、農家の実情が、ほとんど伝えられることのない、
ないし、一般的にしか、伝わっていない今の日本社会の、農業のギャップの問題でもあります。
「こんなに、長時間みかんを採ったことはなかった」
「短時間の集中なら、がんばれるけど、これがずーっとだったら大変な作業だ」
「とにかく、もったいない」
来てくれた人たちの声です。
午前9時から11時まで、さらに午後にも、もうひと踏ん張りと頑張りました。
「鳥たちは、美味しいところをよく知っている」
「前回来て時から短時間なんたけど、おどろくほど食い荒らしている」。
「ヒヨドリの気分がわかるようだ」
みたら、20メートルくらいの先でしたが、綺麗なオスのキジがいたんですね。
しばらくの時間、逃げないんです。
人間を観察しているかのように、そこにずっといたんですよ。
キジは、あまり人間を怖がらないんですね。
ということで、1月27日に、援農者の協力を得て、
今期の温州みかんの収穫を、なんとか終えることが出来ました。
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