つれづれなるままに―日本一学歴の高い掃除夫だった不具のブログ―

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2005.06.04
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カテゴリ: 近代日本文学
実話に基づくモデル小説。子どもの頃『ロビンソン・クルーソー』を読んで以来、漂流物語は好んで読んできたが、これはゴールディングの『蠅の王』に次いで後味の悪い小説だった。しかも併録されている『海神丸』後日物語によれば、小説中ではただ殺しただけになっている少年の死体が、実際は食べられてしまった節があるという。極限状態だったとはいえ、容易ならざる話である。井伏鱒二の『ジョン万次郎漂流記』の方がなんぼかいい、と思ってしまった。



後記。
文中「人間の肉はザクロの実の味がするらしい」という記述がある。
おなじことを森園みるくさんも漫画のネームに書いていた。
出典はここだろうか?


【中古】 海神丸 付・「海神丸」後日物語 / 野上 彌生子 [文庫]【あす楽対応】





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Last updated  2013.01.13 15:39:37
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