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2015/06/10
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この時期、日本中の水田に水が張られ、こうして日本の空を映し出します。
そしてこの時期、日本は入梅し、さらに台風の季節にもなってきます。
一年で一番降水量の多い時期に、日本中の水田がこうして、空に向かって口を広げます。

水田の水は山間から出てきた水を、上から順番にそれぞれの田に入れていき、下へ下へと水を流していき、集落全体の田んぼに行き渡らせていきます。
そのためには、エゴイズムは許されません。
必要以上の水を上流の田が取れば、下流の田は干からびてしまいます。

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和を第一とする日本人の国民性は、こういった稲作文化が育んだと言われてますね。

こうした水田というのは、通常、稲の根本が浸かる程度に水が張られている状態がキープされますが、実際の畦はもっと高いので、それだけの「貯水余力」があるということですね。
都会では集中豪雨が床下浸水に直結したりしますが、これは都市がコンクリートで覆われていて、貯水力がないから。

日本の国土というのは、森の貯水量で守られ、田んぼの貯水量で守られて豊かな自然を保っているんですね。
農村部の過疎化と、農地の放棄というのは、日本全体にとって大きな問題です。

一票の格差の問題というのもありますが、田園地帯に住む人たちが、都市部に住む人たちよりも大きな「国土保全」の役割を果たしていることは間違いありません。
頭数だけでなんでも決められたら堪りませんね。

なんて、ちょっとまじめなことを書いてみました。

さて、撮影地は私のブログに何度も紹介した、廿日市市原地区の棚田です。
廿日市の市街地から5分~10分で来れる場所。

海の見える素敵な場所ですが、6月11日オープンする「ゆめタウン廿日市」も見えます。
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昨日からプレオープン中で、ご近所の方はさっそく行ってました。

それでは、原地区の美しい水田風景を載せときます。
水田越しに地域の氏神様を望む。
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瀬戸内海を望む、眺望のいい棚田です。
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アジサイも咲き始めました。
IMG_5216s.jpg


もう少し稲が伸びてくると、水田の表面が緑に覆われてくるので、空を映す水田が見れるのもこの時期だけですね。





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Last updated  2015/06/10 07:50:21 AM
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