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たまにはお酒の話をしてみよう。一応酒屋だし・・・(笑)昔は毎日晩酌をしていたのだが、最近は健康の事を考えてお酒は土日のみにしている。どんなお酒を飲むかは人それぞれで、別に何を飲んでも勝手で他人に口出しをする気はないがワタシ的には値段と品質と味を総合的に考えてコストパフォマンスで決めている。一番良く飲むのが日本酒。ただし、吟醸酒や純米酒ではない。それらのお酒はもちろん美味しいが、コストが若干高い。なので、本醸造的(微妙な表現だが)品質で味の良い物を選んでいる。具体的には一升瓶で2000円以下。実質1600円前後を狙う。2000円出すと美味しいお酒はかなりあるが1600円で美味しいお酒を探すのはかなり苦労する。で、ワタシが日常愛飲しているのが、金凰司牡丹近くのスーパーでは1600円程度で手に入るがはっきり言って抜群に美味い。っていうか、この値段でこの味かい!!!!と、唸ること間違いなしである。美味しいお酒は山程あるが、美味しさと値段と手に入りやすさとの総合的に考えると日本でトップ5に入る酒だと思っている。ワタシは司牡丹の蔵元に何度も行っている。蔵元に行けばその美味しさと安さの秘密を垣間見る事ができるのだが文面が長くなるので今回は割愛しよう。次によく飲むのがワイン。750mlで500円程度がターゲットだ。こうなると、ほとんどがチリワインとなる。たまにスペインとかイタリアがちらほらあるかな。やっぱ、チリワインは美味いね。そもそも奥深さなんてはなっから期待していないし飲んだ瞬間美味いかどうか、料理と合うかどうかで考えるとチリワインは抜群に美味い。ただ、チリワインでも白はなるべく買わないようにしている。あまりにも飲み口が良いので1本すぐに空いてしまうのだ。なので、赤でもカベルネとかシラーとかの濃いのにしている。これだと1度で飲みきらずに2度楽しめるのだ。あと、食事中ではないが寝る前に本でも読みながら飲むのはウイスキー。最近はスーパー等でスコッチが1000円以下で買える。ホワイトホースなんて900円を切っている。知らない方も多いと思うが、ホワイトホースなんて昔は3000円くらいしたんだよ。スコッチが900円で買える恐ろしい世の中になってしまったという事なのだがこうなると、焼酎や国産ウイスキーに出る幕はない。もちろん、900円でもスコッチだ。敬意を払って割ったりしない、氷も入れない。ストレートでちびちび飲む。これは抜群に美味い。・・・・・・・・話は逸れるが、最近こんな物をゲットした。スノーピーク・ノクターン・・・・・と、言いたいが本当は中国製の偽物(笑)でも、普通に使える。本来はキャンプ用品なのだが夜にちびちび酒を飲む時にこれがあるとお酒がさらに美味くなる。こんな感じ・・・・そう、夜中にお酒をちびちび飲むには照明が大切。お酒は人生を楽しくさせてくれる。ただ、飲み過ぎには注意しましょう。(笑)
2019.06.19
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2月4日は立春。いわゆる旧暦のお正月ですね。実はこの日、特別なお酒ができるのをご存知でしょうか。それが立春朝搾りというお酒です。立春の前日の夜、いわゆる節分に豆まきをするのは邪気を払い福を呼び込み、新しい春を迎えるためなのです。そこで新しい一年の始まる立春の朝に特別に仕込まれたお酒を搾ったのが立春朝搾りなのです。もちろん、生原酒。一切水で薄めない、一切熱処理しないお酒なのでかなり濃い酒です。しかし反面、非常にフルーティーな香りと味わいなので不思議とするする飲めるのです。ただ、このお酒は簡単には手に入りません。なんと立春の早朝、蔵元に行ってラベル貼りや出荷の作業を手伝い。さらに、神主さんによる祈祷を済ませお酒を直接蔵から持ち帰えらなくてはならないのです。ってな、訳でワタシも蔵元に行ってきました。立春の朝に搾ったばかりのお酒をすぐに瓶詰めその後、ラベル貼りをお手伝いするのです。さぁ、これを飲んで新しい春を迎えるとしましょうか。
2019.02.04
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昨日は11月の第三木曜日。ボージョレ・ヌーボーの解禁日でした。さっそく、特別なボージョレ・ヌーボーで乾杯です。これは「ルイ・テトーさん」の、ボージョレ・ヌーヴォです。ルイテトーさんは、家族経営の少量手作りのボージョレ生産者で大手メーカーの大量生産のボージョレ・ヌーヴォとはまったく違う、フレッシュでフルーティー香りと味わいが特徴です。ルイテトーについて語りだすと相当長くなってしまいますので割愛しますがこのボージョレ・ヌーボーはそんじょそこらのスーパーやコンビニで売ってるのとは訳が違います。しかも、そのルイテトーのボージョレ・ヌーボーを樽で輸入した物を日本で瓶詰めした物です。そもそも、ボージョレ・ヌーボーはぶどうの収穫を祝う収穫祭用のワインで仕込んだワインをすぐに飲むタイプで普通のワインに比べて熟成期間がものすごく短いのです。それゆえにワインというよりもぶどうジュースのようなフレッシュさが特徴ではあるのですがやはり熟成期間の短さは補えません。ところが、樽詰めの場合は、飲む直前まで樽の中に入っているので瓶詰めの物と比較して圧倒的に熟成期間が長く同じ仕込みのワインでもまったく別物と化しているのであります。ま、これに比べるとスーパーやコンビニで売ってる大量生産のボージョレ・ヌーボーとは次元が違うというか、そもそも別のワインです。さて、前置きが長くなりましたが今年のボージョレ・ヌーボーのお味は・・・・・・・最初に口に含んだ時は、酸を強く感じますが、酸がするっと抜けた後は滑らかな濃さの果汁が口いっぱいに広がる感じです。ボージョレなのでそもそもタンニンは強くないのですがこのボージョレ・ヌーボーはそこそこ腰が強くしっかりしてます。こういう言い方をすると怒られるかもしれませんが出来の良いサンテミリオンの滑らかさです。普段ワインを飲む習慣の少ない方だと、酸がキツイ印象があるかもしれませんがそれは飲み方を間違っています。ボージョレ・ヌーボーは仕込んだワインを充分な熟成期間をかけずにすぐに飲んでしまうワインです。人間で言えばやんちゃ坊主。ちょっとツッパリ君とでも言いましょうか?そんなツッパリ君を外観だけで判断するようなものです。こんなツッパリ君が将来大物になったりするのです。話が外れました。ボージョレ・ヌーボーに戻ります。今年のボージョレ・ヌーボーはすぐに飲んではいけません。グラスに注いで香りを嗅ぎ、多少なめたらグラスを回しながら会話を楽しみましょう。最低でも30分、グラスの中でゆっくりとワインを遊ばせるのです。・・・・・すると・・・・・・・ワインが別物に変化しています。さっきまで、やんちゃ坊主だったのがあら不思議。高級サンテミリオンのような紳士に変身しているではありませんか。おおっーーーーーーっ!(´∀`)これがルイテトーの真骨頂です。はっきり言って・・・・・・ウマ━(●゚∀゚●)━ !!!! ああ、幸せっす。(笑)
2016.11.18
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昨日は11月の第三木曜日。マスコミで騒いでいるのでご存知の方も多いと思いますがボージョレ・ヌーボーの解禁日です。普段はワインなんてあまり置いていないスーパーでもボージョレ・ヌーボーのオンパレードせっかくなのでワインを買ってきました。ボージョレーじゃなくて、ボルドーです。(笑)なんでボルドーかと言うと、単に安かったからです。(大笑)この日の夕食は鴨鍋です。鍋とワインなんて・・・・と、思う方も多いかもしれませんが鴨鍋は脂分が多くてこってりしているので、軽めの赤ワインと結構合うのです。しかし、さすがの鴨鍋でも普通のボルドーはちょっと合いません。ところが、今回買ったのは安物のACボルドー表記がないので想像ですがおそらく、カベル・ソーヴィニヨンの比率がかなり低くてカベルネ・フランの比率がかなり高いと思われました。つまり、ボルドーにしては軽くて薄くて飲みやすいタイプの可能性が高い。開栓してみると、見事、ビンゴっ!まるでボージョレかと思うほどのうすさです。これなら鴨鍋とベストマッチングです。いやぁ、鴨鍋のこってり感と、カベルネ・フランの柔らかさが絶妙なハーモニーを生み出しています。大満足の夕食でした。いやぁ、それにしても、スーパーの酒売り場にはこんな事書いてないし普通の方にはわからんだろうなぁ・・・・・(^_^;)
2015.11.20
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よく考えてみたら、本日は、11月の第3木曜日。ボージョレヌーボの解禁日じゃないですぁ!\(^o^)/ワーイわぁいヽ(∇⌒ヽ)(ノ⌒∇)ノわぁい♪ラッキー\(^^\)(/^^)/チャチャチャラッキー(/\)チャチャチャ\(^o^)/ウ-!! (/\)チャチャチャチャ \(^o^)/ハッ!! ヾ(@⌒▽⌒@)ノワーイ!・・・・・・・う?と、喜んではみたものの・・・・・・さて、ボージョレヌーボをどうやって調達しようかな?(~ヘ~)ウーン実は、私は今でも酒屋であってもちろんボージョレヌーボを仕入する事はできるのだがケース単位の仕入となる。しかし、店舗を持ってないので一般に売るのはちょっと難しい。かと、言ってボージョレヌーボをケースで飲むのもどうだか・・・・・とか、悩んでいるとピンポーン! と、玄関のチャイムがなった。クロネコヤマトさんが届けてくれた荷物を開けてみるとそこには・・・・・そこには・・・・・・・・・こ、これわっ!じゃじゃーん!ルイテットのボージョレヌーボだぁ!なんと、酒屋の友人が不憫に思ってボージョレヌーボを送ってくれたのだ。しかも、ルイテット!ルイテットと言われてもピンとくる方は少ないと思うがひとくくりにボージョレヌーボと言っても、実は多種多様にある。正直、どうしようもないのもあればまさに、神と呼ばれるほどの物もある。簡単にいうとルイテットは、神と呼ばれるほどの物である。ボージョレ地方でも最高の場所に位置し家族経営でひたすら品質を重視し決して量産しないのだ。これを、飲めばまさに天に昇る気持ちになれるキングオブボジョレーなのだ。しかも、友人が送ってくれたのは樽詰め!樽詰めワインと言ってもよくわからないかもしれないが要は樽に入ったままフランスから日本に運ばれてきた物である。それを飲む寸前に瓶に詰めるのだ。ほどんど熟成する暇もなく瓶詰めされたボージョレヌーボと較べて樽詰めボージョレヌーボはまさに、別物!これを味わった事がない方は可哀想に思えるほどである。ああ、今夜が楽しみだ。この、神のワインで今夜は酔うぞ!ちなみに、このワインに興味がある方は下記に連絡してみて下さい。運がよければ残ってるかも?通販も可です。大村屋酒店tel:053-522-0239
2013.11.21
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最終は11月の第3木曜。ボージョレヌーボの解禁日です。ですが・・・・・一足先に・・・・新酒を楽しんじゃいました。実は、これボージョレじゃないんですよ。そもそも、ボージョレヌーボはフランスのボージョレ地方の新酒のワインの事なんだけどこれはイタリアの新酒。解禁日が違うのでボージョレヌーボよりも早く飲む事ができるのです。今回飲んだのは、イタリアのファルネーゼのノヴェッロ(新酒)ボージョレヌーボとは正反対でねっとりと濃くてなめらかで、それでいてフレッシュなワイン。うーむ・・・うまい!うますぎるぅ!!!さて、いよいよ来週はボージョレヌーボですよ。(^_^)v
2011.11.10
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昨日来店されたお客さんと話していて盛り上がったネタですが皆さん、お鍋を食べながらお酒を飲むとしたら何を飲みますか? 大半の方は、ビール、もしくはビール系の物か焼酎という方が多いのじゃないかな? 正統派はやはり日本酒であろう。 ビール系のもの、もしくは焼酎は正直、大半の料理に合う。合うというよりは料理を邪魔しないので、一緒に飲む事ができる。まぁ、個人的にはお茶のような物だと考えている。料理を引き立てるよりは口の中をさっぱりさせる働きだね。 日本酒は言うに及ばず。日本酒ほど鍋を引き立てるお酒もあるまい。それに暖まるしね。 でもね。そんな正統派の答えでは満足しないのよ。私としては・・・・(笑) 例えば、キムチ鍋。キムチの味が強烈で、日本酒ではちょっと負けそうな時がある。キムチに限らず、強力な味付けの場合、日本酒の繊細な味わいではバランスが取れない時があるのだ。 こんな時は私は 掟破りであるが。 赤ワインを飲む時がある。 繰り返すが、掟破りである。繊細な香りが命のワインはスパイシーな物や、強烈な味の料理には合わない。 そんな事は百も承知なのだが鍋の時にワインを飲みたい時もあるのよ。 そういう時に飲むワインは安い赤ワインに限る 高級なものはもってのほか。1000円なんて高価なワインはだめよ。数百円のワインで充分なのだ。(注:とは言うものの、せめてぶどう100%のワインにしてね。 某国産ワインにはぶどう100%でないものも多いから(爆) さて、その赤ワインをキンキンに冷やす。時間がなければ、冷凍庫に入れる事もありうる。 で、キンキンに冷えた赤ワインは冷たいだけで、香りもなく、味も堅い。でも、冷えた渋みが妙に心地よいのだ。 これと、キムチ鍋が合うのだよ。明智君! あと、これの応用技としてキンキンに冷えた赤ワインをカレーライスに合わすという技も存在する。 いいじゃん、別に。やりたいんだから。 金子みすずさんも言ってるでしょう。 わたしと小鳥と鈴と わたしが両手を広げても お空はちっとも飛べないが 飛べる小鳥はわたしのように 地べたを早くは走れない わたしが体をゆすっても きれいな音は出ないけれど あの鳴る鈴はわたしのように たくさんな歌は知らないよ 鈴と小鳥と それからわたし みんな違って みんないい みんな違って、みんないい って、言い訳になってない?
2010.11.25
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実は以前からあるワインが気になっていたのだが私の崇拝するある親切な方にそのワインを頂いたのだ。 と、いうわけで、昨夜、さっそく死因、もとい、試飲してみることにした。 まぁ、いろいろと大人の事情というものがあるので 今回試飲したワインは名前を言ってはいけないあのワインもしくは、例のあのワインと、呼称する事にする。 一応、比較用に、うちで販売していた(もう品切れですが)ルイ・テトー ボージョレヴィラージュヌーヴォ 樽詰め替え品を、用意した。 さっそく、グラスに注いでみた。 色はあまり変わらない。色だけではどっちがどっちかよくわかりません。 例のあのワインに関してはファンタみたいだとか、駄菓子屋の凍らせてちゅーちゅ吸うアイスのようだとかネガティブな情報を聞いていたので、どれほどスゴイかと思っていたのだがグラスにそそいだ時点で、ちょっと拍子抜けした。 えっ?まともじゃん! 次に、香りをかいでみた。 うーん、すでに勝負あった。 まったく違う。ワインを冷蔵庫で冷やしていたので、実は香りがあんまりでてこない。香りがでてこないのであるが、片方は明らかに甘い香りがする。甘い香りと言っても、甘口ワインのような甘さではなくなんというか、香料? のような妙な甘い香りだ。はっきり言って不自然な香りだ。 念のために、娘(小学3年生)に香りを嗅がせてみた。すると、片方は、ぶどうの香りがする。もう、片方はぶどうソーダーの香りがする と、いうコメントをいただいた。なかなか、子供は正直だ。 さて、次に、口に含んでみる。片方は、コクがあり、なめらかな舌触りの中に酸味と渋みがマッチしていてするする飲める。おお、やっぱこれだよな。 次に、もう片方を飲んでみる。 前評判から、どれほどスゴイものかと期待していたのだが。意外や意外、思ったよりまともだ。酸が強いが、渋みもしっかりしている。水っぽいことは水っぽいが、我慢できないほどではない。 (・_・")? あれ?これで980円ならそれはそれで良いかも・・・・・・・ ~なんて、思っちゃったんだな。 この時は さて、それから、食事をしながらルイテトーと例のあのワインをだらだらと、交互に飲み比べていたのだがついに、例のあのワインが牙をむく・・・・・・・ ワインにはおいしい温度というものがある。白ワインは冷蔵庫の温度(約5度)くらがいいが赤ワインは15度くらいがいい。冷蔵庫よりは高くて、室温よりは低い。そこで、赤ワインはとりあえず、冷蔵庫で冷やしておいて早めに出し、室温で温めながら飲むという感じになる。 そこで、赤ワインの飲み始めは温度が低く香りも出ないし、味も堅い。それが、だんだん室温になじんでくると香りが花開き、味わいが鮮烈になってくる。そう、眠っていたワインが目覚めるのだ。 つまり、だんだん、良くなるのだ。 そのセオリー通りに、片方のワインはエンジンが暖まってきた。香りがどんどん弾けだし、ふくよかな旨味が口に広がる。うーん、トレビアーン! やっぱ、この辺がワインの醍醐味ですな。 ところが、もう片方のワインは違った。良くなるどころか、だんだん馬脚を現してくる 香りは相変わらず、甘い妙な香り酸は舌にぴりぴりしてくる。最初は渋みに思えた味が、いつの間にか苦みに変わっている。水っぽさがさらに増幅されてコクなどというものは皆無になってきた。 正直、なんか修行僧になった気分で飲めば飲むほど、辛くなってきた。(ホント) 思うに、最初は冷えていたので、押さえられていたのが温度が上がるにつれて本領発揮という感じだな。 飲み始めて、2時間。下痢じゃないけど、なんだかお腹がぐるぐると、妙な感じが始まりズキズキと頭が痛くなってきた。おまけに少し吐き気・・・・・・ なんですか? これは・・・・・ 今までの人生で、ワインは何千本も飲んでいると思うがこのような症状は初めて。 いや、正確に言うと、ワインでは初めて。近い例でいうと、日本酒の三醸酒を飲んだ時にこういう症状が出る。三醸酒というのは3倍に薄めた日本酒の事。米100%でつくったのが純米酒。このままだとコストが高いので、エチルアルコールと水を入れて3倍に増やす。そのままじゃ不味くて飲めないので、各種添加物で調味する。ちなみに、日本に出回っている8割はこういうお酒です。念のため。 こういう日本酒を飲んだあとは、お腹がごろごろしてきて妙な頭痛と吐き気に襲われるのだ。さすがに、ワインではこういう体験はなかった。なんといってもヨーロッパ諸国はワインを文化としている。ワインにもワイン法があり、品質に関して、厳重な決まりがあるのだ。何かで増量してブドウ100%でない物をワインと認めるなんて事は絶対にあり得ない。 絶対に許さない。だから安心して飲めるのだ。 それに対して、日本の法律はお酒を文化として認めていない。お酒は課税品であり、納税さえすれば、品質に関してはかなりアバウトなのだ。 しかしぃ、れっきとしたフランスワインのはずの名前を言っていけないあのワインを飲んでこのような症状が出るとは???? ひょっとして、なんか入っている?香りも不自然だし苦みに豹変する渋みも変だしなんか人工的な感じなんだね。 と、まぁ、いろいろと書いてはきたのだが素直な感想として名前を言ってはいけないあのワイン。普段ワインを飲まない人は気づかないかもしれない。 何が、不自然な香りなのか?何が、変な苦みなのか?わからないよね。 知らないんだから。 普段、ワインは飲まないけど、年に一度マスコミで騒ぐから、流行に乗ろうと思ってスーパーで買ってみる。家に帰って飲んでみる。マズイけど、まぁ、こんなもんか。 ・・・・・で、終わっちゃうように思えるのだ。大半の人は。 話は変わるが、私は讃岐うどんが大好きだ。以前は、しょっちゅう香川でうどん店巡りをしていた。そのうちに、讃岐うどんブームがおこって、全国で「讃岐うどんのようなもの」を売る店が大発生した。讃岐うどんのようなものは「讃岐うどん」ではない。讃岐うどんは量産ができないのだ。 しかし、日本全国の大半の方は身近に出来た「讃岐うどんのようなもの」を食べてふーん、こんなものか。 もういいや。と、思ってしまったのではないだろうか。讃岐うどんを愛する者としてはものすごく寂しい気持ちになったのだ。 今回の名前を言ってはいけないあのワインを飲んで同じ気持ちになった。 本当のおいしさを知らずにふーん、こんなものか。 もういいや・・・・・ おそらく、日本中でこんな事が起こっている。 ニセモノ大国 ニッポン。少なくとも、口に入れる物は変な物が多い。 久しぶりにワインを飲んで悲しくなった。 PS・・・大人の事情の為に、ワイン画像にモザイクをいれていたのですが それでも、「 バレバレです」とかいうご意見をいただきましたので 画像を一部修正しています。 m(_ _)m ワイン名に関してはお答え致しませんのでご了承下さい。
2010.11.23
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今年もやってきました、11月の第3木曜日。フランスのボージョレ地方の新酒ワインボージョレヌーヴォの解禁日です。このボージョレヌーヴォは法律により解禁日が決められていて本日が解禁日なのです。ばんざ~い \(^o^)/と、いうわけで、うちでは樽のボージョレヌーヴォを輸入しております。じゃじゃーん。届いた箱を開けると、そこにはフランスの空気が入っています。うーん、トレビアーン ってそれはイタリア語・・・・次にコルク抜きで、正面のコルク栓を取り除きます。すると、あたり一面。花のような、新鮮な果物のような香りに包まれます。おお、ボンジュール って、それはこんにちは。蛇口を木槌で叩き込みます。この蛇口が木製で良い味だしているんですがつくりが悪いです。(爆)さすがはフランス製。最大の関門がこれ。樽上部の木栓。かなり強く叩き込まれていて、そう簡単に外れません。あまり無茶して中のワインに被害が出ると泣くに泣けません。しか~し、私は 簡単にこの栓を開ける技を会得しているのであった。ちなみに企業秘密です。(^◇^;)と、いうわけで準備完了!樽のワインってめずらしいけど瓶とはまったく別物です。ボージョレヌーヴォは新酒のワインをすぐに飲んでしまうので正直、熟成期間がほとんどない。しかし、樽のワインだと、瓶に注ぐまで熟成が続いているのであった。普通のボージョレヌーヴォとは味も香りも次元がちがいます。さぁ、今日は楽しい日になりそうだ。
2010.11.18
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いよいよ11月になりました。11月というと、フランスの新酒のワイン。ボージョレヌーヴォの季節です。ボージョレヌーヴォは11月の第3木曜日と決まっていて今年は18日です。予約された皆様、もうすぐですよ。o(^o^)o ワクワクさて、ボージョレほど有名ではありませんが一足先にイタリアの新酒が解禁となりました。じゃじゃーん。ファルネーゼ ノヴェッロボージョレヌーヴォは軽くて飲みやすいのが特徴なんですがこのファルネーゼのノヴェッロは正反対。すっごく濃いんです。しかも、ただ濃いんじゃなくて、濃いのにフレッシュ。例えるならば、まだ10台の若者なのに、40台のような貫禄があるという感じかな?正直、めっちゃうめーです。これを飲まない人は、はっきり言って損してますよ。ここだけの話だが、ワインの通と呼ばれるような方はあまりボージョレヌーヴォは買わないのだがこのファルネーゼのノヴェッロだけは先を争って購入するのであった。このノヴェッロ・・・・・知ってました?知らない?ああ、残念だなぁ。('-'*)フフ
2010.11.04
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さて、今回は久しぶりにワインネタです。日本人が一番飲んでいるワインといえば、フランスの新酒ワイン ボージョレヌーヴォですが、昨年はペットボトル入りが登場してマスコミで騒がれました。開栓が楽、割れない、軽いというのがメリットなのでしょうけど個人的に言わせてもらうとなんでワインをペットボトルで飲まにゃいかんねん!このペットボトル入りボージョレヌーヴォはもちろん日本向けの限定品。本国フランスではこんなもの売ってません。フランス人はこんなもの許しません。と、言うわけで、こんなものを売り始めたらフランスワインの価値がカンチューハイ並に下落して取り返しの付かない事にならんかなか???などと、いらん心配をしておりました。・・・・・・・・とか、思っていたらやっぱり・・・・ワインの輸入業者から入った情報によるとフランスのボージョレヌーヴォ委員会は今後のボージョレヌーヴォのペットボトルを禁止すると採択したそうな。理由は健康被害を予防するとからしいのですが、本音はイメージダウンを避けるためだと思う。と、いうわけで、今年からペットボトルのボージョレヌーヴォは消えました。確かに世の中、楽で簡単で安くという方向に行っているのは間違いないのですがなんでもかんでもそういう方向に行っちゃうと特に伝統的な産業なんて壊滅しちゃいますよ。酒なんていくらでも安くつくれる世の中です。エチルアルコールを水で薄めて、調味料と着色料と香料を入れたような酒がバンバン大量につくられているのです。ワインはそんな土俵で勝負してもらいたくない。今回のペットボトル禁止はちょっとホットしましたね。
2010.03.12
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日本中をあげての大騒ぎ。ボージョレヌーヴォ商戦がなんとか終わりました。今年のボージョレヌーヴォはブドウの出来が良い事もあってなかなかうまかったですね。前評判通り2005年に匹敵するほどの出来でした。うちもボージョレヌーヴォの樽からの直詰めワイン。大好評でした。やれやれ・・・・(^。^;)フウそれにしても、旨い酒があると人生が楽しくなりますなぁ。o(^o^)o ワクワク
2009.11.20
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11月の第三木曜日。本日、フランスの新酒ワイン。ボージョレヌーヴォの解禁日です。ですが・・・・すでに予約でいっぱい。店頭販売分、あとわずかです。実際、あと6本・・・・・あと、何分もつかな???
2009.11.19
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昨夜の晩ご飯はハンバーグでした。ワーイ\(^o^))/…\((^0^)/ワーイと、いうわけで、セレクトしたワインはこれなんとこれアルゼンチンのワインなんです。アルゼンチンのワインなんてあるの?って、思うかもしれませんけど、あるんです。(^O^)実は、今、地球の温暖化の関係でブドウの産地の平均気温が以前より高くなっています。ぶどうの出来は良いのですが、どこのワインも酸味が弱くなって果汁が濃い感じです。つまり昔とワインの味が変わってきているのです。ところが、アルゼンチン。昔は寒すぎてぶどうができなかったのですが温暖化の影響でワイン用ぶどうの栽培がうまくいくようになりました。もともと寒い場所だったのが暖かくなってちょうど以前のヨーロッパのような気候条件です。つまり、フランスのワインがフランスらしくなくなってアルゼンチンのワインがフランスらしくなってきたのです。と、いうわけで、アルゼンチンのワイン。昔の硬派なフランスワインの面影を感じる事ができます。これが、ハンバーグにじゃすとふいっとなんだなぁ・・・・あれ? 空になった・・・・(爆)
2009.11.07
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ワインの新酒といえば、フランスのボージョレヌーヴォが有名ですがもちろん世界中でつくられています。そして、今回、ボージョレヌーヴォよりも一足先にイタリアの新酒が入荷しました。泣く子も黙る「ファルネーゼ」のノヴェッロ(新酒)です。まぁ、なんというか、スゴイワインです。軽い・うすい・飲みやすいが特徴のボージョレヌーヴォとはまったくの正反対。重い・濃い・しっかりしているというなんでこれが新酒なの?と、思わず叫びたくなるようなワインなのです。重くて濃いんだけど、当分がいくぶん残っているようで濃いのにフレッシュで飲みやすいのです。例えば悪いがブドウのジャムを飲んでいるような感じかな。このワイン、毎年飲むたびにああ、もっと仕入とけばよかったと後悔するのであった。残りあとわずかです。(^O^)
2009.11.05
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昨夜飲んだワインです。クロミラン 1997我が家で飼ってた猫が「クロ」と「ミケ」なのでクロミケワインと呼ばれています。(爆) さて、このワイン、仕入れたのがなんと10年前。仕入れて飲んだらスッゲー不味い。めちゃくちゃ濃いんだけど、すごく酸っぱくて渋くて苦い。 さすがに売る気になれなくて、そのまんま。気がつけば10年経ってました。そろそろ捨てようかなと、思って、昨夜1本開栓したのでした。 グラスに注ぐと、なんとオレンジに近い茶色。 うーむ、熟成してますなぁ。香りは悪くないから飲めるハズ。などと、恐る恐るワインを飲んでビックリ。( ゜_゜;) あれだけ飲みにくかったワインがなんともエレガントに変身していたのでした。尖っていた酸味や渋みは10年の間に角がとれて丸くなりなんとも良い味わいに変化。そして、以前は隠れていたワイン本来の味わいが目を覚ましたという感じです。上品でいて、奥深く、大人のフレッシュさとでもいうのか・・・・・とにかく、気品というのはこういう事か、と再認識させてくれたのでした。 最近は、ワインの化学分析が進んでおいしいワインを安く、早くつくる技術が確立されて世界中でそんなワインがつくられています。でも、そんな流れに抵抗しているのがフランスワイン。時代遅れなんじゃないかとも思うけどこんなワインを飲んじゃうと、年月のすごさを感じてしまう。 あんなやんちゃだったワインがこんな立派なワインになるなんて・・・・・・・ 人間も同じかな?
2009.09.16
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先日、高知へ行った時の話。司牡丹酒造の社長さんに「可杯(べくはい)」なるものを教えて頂きました。可杯とは、日本酒用の杯の事なんですが、さすがは酒飲み県「高知」の杯ちょっと違います。↓これです。おかめ、ひょっとこ、天狗の形をした杯とその3種の絵柄の入ったコマがセットになっています。 おかめの杯は一番小さく、ちょびっとしかお酒が入りませんし、そのまま机に置く事ができますがひょっとこの杯は口部分に穴があいていたり、天狗の杯はそのでっかい鼻のためにお酒を飲み干さない限り机に置く事ができません。 そして、いよいよ、酒の席が盛り上がるとベロベロの神様が降臨します。さっそく、先ほどの可杯とコマを用意します。 コマの使い方は簡単「ベロベロの神様は 正直の神様よ。××××の方へとおもむきゃれ おもむきゃれ」と、歌いながら誰かがコマを回します。 ××××の部分は適当に「オンナ癖が悪い」とか「スケベ」とかに毎回お題を変えるのです。すると、ベロベロの神様はすべてを見通しているのでそのお題に該当する人に向かってコマを止めるのです。該当した方は、そのコマの絵柄の杯の酒を飲み干さないといけないのです。 まぁ、いわゆる宴席の遊びなのですが 不思議と当たるのです。 常識で考えて、仮に5人で飲んでいてテーブルに均等に座っていた場合、コマがどこに止まるのかその確率は限りなく1/5 ところが、先日の場合いろんなお題を出したところベロベロの神様はある一人に集中砲火を浴びせたのであった。正直、これは確率論では説明できません。 と、いうことはベロベロの神様は本当にいるんです! いやぁ、スゲェよ。ベロベロの神様。すべてはお見通しです。 ねぇ、○めっちさん。 いやぁ、それにしても、高知の酒文化はスゴイ。今の日本に足りないのはこの元気だな。
2009.05.14
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昨日はボージョレヌーヴォの解禁日。日本中の家庭でボージョレヌーヴォを楽しまれた事と思います。(^○^) で、ワインといえば、食事がかかせませんがワインと一緒に食べる料理といえば、レストランで出てくる料理を想像していませんか? 昨夜の我が家の食卓はコレ↓ そう、鍋です。 このところ、急に冷え込んできました。こういう時は、やっぱり鍋でしょう。 しかしぃ、鍋は鍋でもちょっと違う。鴨鍋だったりするのです。 鴨は鳥にしては赤い肉だし、独特のにおいがあるのですがこれが、ボージョレヌーヴォととっても合うのです。ニワトリではちょっと淡泊で料理が負ける。といって、牛肉とかでは、ワインが負ける。微妙なラインですが、この組み合わせ。なかなかグッドです。 ワインと鍋ってあんまり思いつかないかもしれませんがけっこうイケルのです。 寒い夜は、こたつにはいって鍋をつつきながらワイン。 これって、うんめぇ!(#^.^#)
2008.11.21
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本日、11月20日はフランスワイン ボージョレヌーヴォの解禁日です。 ワーイ\(^o^))/…\((^0^)/ワーイわぁいヽ(∇⌒ヽ)(ノ⌒∇)ノわぁい♪ラッキー\(^^\)(/^^)/チャチャチャ まず、今年の概要から。今年のボージョレ地方は、春に気温が低い日が続き開花が平年より遅れた。さらに、夏に雹(ひょう)による被害を受けた。以上の事より、収穫量は平年より大幅に減少したとの事。また、ぶどうの粒も平年より小さいらしい。 しかし、悪い事ばかりではない。収穫量が落ちたという事は果汁の凝縮したぶどうができる可能性が高く。粒が小さいという事は、仕込みの際のぶどうの皮の比率が高くなるのでタンニンのしっかりしたコクのある味わいになる。 と、いうわけで、日付の変わった昨夜早速、試飲してみました。 一口飲んで、うっ! と、思う位、今年のボージョレヌーヴォは味が違う。大雑把に言えば、酸とタンニンが強い。フレッシュでフルーティーな味わいではあるがしっかりとしたボディ感がある。 ボージョレヌーヴォと言えば、初心者用という感もあるが今年のボージョレヌーヴォはワイン通の方でも楽しめる味わいだ。ちょっと酸が強いので、ガブガブ飲むよりは、ゆっくり食事でもしながら楽しむのが良い。飲んでるうちに酸とタンニンがまろやかになってなんとも言えない味に変化するのであった。 さぁ、ボージョレヌーヴォ本日、解禁ですよぉ。予約していない方は今すぐレッツゴー! ちなみに、今朝の地元の新聞でも掲載されました。愛媛新聞さん、ありがとう。m(_ _)mv(^^)v
2008.11.20
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本日は、ボージョレヌーヴォの入った樽から瓶に詰め替え作業しています。 辺り一面、あま~い香りに包まれて香りをかいでいるだけで、酔いそうです。 ああ、飲みてぇ~! 飲んでませんよ。飲んでませんよ。まだ、飲んでませんよ。 いよいよ、明日は解禁日。 今夜は残業の予定。 と、言うことは・・・・・あと、5時間半で解禁じゃん! はっはっはっはっはっはっは・・・・・・・・・・(謎の笑い)
2008.11.19
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本日、11月18日。ボージョレヌーヴォ解禁の2日前。ついに・・・・・ボージョレヌーヴォが到着しました。キター ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━飲もうと思えばいつでも飲めるのですがそれを言っちゃおしめぇだよ!!! 世の中には、解禁日以前に渡しちゃう酒屋さんもいるらしいがこういうのはルールを守るから楽しいのだ。 サッカーでボールを手に持ってゴールしても楽しい? そんなの楽しくない。 ボージョレヌーヴォはルールがあるから楽しいのだ。 と、いうわけで、これから発送やら詰め替えやらの準備にかかります。ああ、忙しい。忙しいけど、楽しい。 みなさん~ん、解禁日まであと2日。じ~っと、我慢の子ですよ。(^○^)
2008.11.18
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11月の第三木曜・・・・・ちょうど、来週になりますが、何の日かご存じですか? そう、ボージョレヌーヴォの解禁日なのです。ボージョレヌーヴォというのは、フランスボージョレ地方のヌーヴォ(新酒)で今年採れたぶどうからつくったできたてのワインなのです。 もちろん、来週になればマスコミがこぞって取り上げスーパーやコンビニの店頭には大量に陳列されると思うので嫌でも目についてしまうとは思いますが・・・・・・そんなのに手を出したらおいしい物には巡り会えないかもしれませんよ。 と、いうのも、ワインは所詮、農産物。手塩にかけて丁寧につくらないとおいしいものはできません。おいしいワインは大量生産できないのです。 と、いうわけで、私がおすすめするボージョレヌーヴォはルイ・テトー社のものです。もう、10年以上も扱っていますが、毎年、大絶賛。圧倒的においしいのが特徴です。さらに、今年で5年目になるボージョレヌーヴォを木樽のまま輸入します。 それを、お渡しする直前に瓶に詰め替え。ガラス瓶に入って輸入されるボージョレヌーヴォと違ってお渡しする直前まで樽熟成が続いています! 味も香りも圧倒的です。ほとんどの方はおおーっ! と、歓声をあげられます。解禁日には詰め替えをするのですが、香りだけで酔ってしまいそうです。 と、いうわけで、動画もあるので、こちら↓もクリックしてね。 こちら↓もあります。クリックしてね。 いよいよ、来週にせまった解禁日。楽しみだなぁ・・・・o(^o^)o ワクワク
2008.11.13
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いやぁ、参った参った。って、今回はワインのお話。 昨日、1ケースだけワインが届きました。箱を開けてボトルを見ても・・・・・はて? なんだっけ? このワイン。それもそのはず、このワインを注文したのは、8月。もう、とっくに記憶から消えておりました。 しばらくして、やっと思い出しました。ノヴェッロ、つまり新酒。 フランス風に言うとヌーボーですね。ヌーボーと言えば、11月20日解禁のボージョレヌーヴォが有名ですがノヴェッロはイタリア。ボージョレよりちょっぴり早い解禁なのです。 とは、いうものの、新酒っていうとやっぱりボージョレが有名。他にもたくさんの新酒があるんだけど、ボージョレ以外はあまり見向きもされないのがちょっとさみしい。 と、いうわけで、昨夜、このノヴェッロを試飲してみました。 一口飲んだ瞬間、思わず叫んでしまった。なんじゃこりゃ!!! by松田優作 プルーンやブルーベリーを凝縮したような濃さねっとりと、それでいて上品な甘み。しっかりとした渋みだが、まるでチョコレートのようななめらかさ・・・・・ これが、新酒?これが、○○○○円?何これ? 冗談抜きに、数万円するワインより圧倒的にうまいかもしれない。 ちなみに、このワインをつくったのは「ファルネーゼ」アカデミー賞授賞式に使われた事も有名だけどイタリアのワイン専門誌でも3年連続最優秀生産者に選ばれている。まさに、イタリア、いや、世界でもトップレベルの生産者なのであった。 新酒で有名なボージョレは「ガメイ」というブドウを使うのでどうしても、軽い味わいになってしまう。そのため、ワイン愛飲家からは敬遠されてしまうこともある。 ところが、このファルネーゼのノヴェッロ。これなら、そういう方からも絶賛される味わいだ。くぅ~・・・・・これだからワインはおもしろいのであった。 ちなみに、ボージョレヌーヴォがおいしくないって話ではありません。普段、あまりワインを飲んでいない方は、軽い味わいのボージョレヌーヴォの方がおいしく飲めるのは言うまでもありません。
2008.11.04
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先日の事、商店街の集まりであるお店で飲み会があった。普段こういう席では、私はビールしか飲まない。それには理由があって、そういう席でビール以外のお酒を頼むと大体、ハズれるからなのである。ビールのスーパードライなら、日本全国同じ味なのでそれ以下にはなりようがないのである。ところが、何を血迷ったか先日は、日本酒が飲みたくなった。そこで、そのお店で日本酒を注文してしまった。出てきたのは、地元では非常に有名な某大手有名清酒であった。嫌な予感がしたんだよなぁ・・・・300ml瓶でラベルには「上撰」と書いてあった。あっ、上撰というのは昔でいうところの一級酒と思えば良い。ところが、そのお酒を飲んでビックリした。甘い、めちゃ甘い!なんというか、砂糖水を飲んでいるようだ。当たり前だが、こんな甘い物が料理に合う訳もなく口の中が気持ち悪くなったのであった。やっぱりハズしました。実は、日本酒に砂糖(糖類)を入れるのは昔から行われている事なのである。戦争中、米が不足して酒がつくれなくなった時に少ない米で大量の酒を造る方法が考案された。簡単に言うと、日本酒を大量のアルコールで薄めて増量するのである。そのままでは辛くて飲めないので、砂糖(糖類)を入れて甘くするのである。その増量方法は戦後も受け継がれた。又、戦後の甘い物が不足している時期には甘い物=高級品として日本酒にバンバン、砂糖(糖類)が放り込まれたのであった。ところが、時代は変わって、現代・・・・・・アルコールで増量して、砂糖を放り込んだ日本酒は消費者にそっぽを向かれ、生産量は減少の一途をたどっている。ご存じの通り、多くの消費者は焼酎を選んだのである。もちろん、おいしい日本酒はいっぱいある。ところが、本物の日本酒は生産量も少なく値段も高い。世の中の大半の日本酒は大手メーカーの大量生産品なのだ。その大手メーカーがいまだにこんな酒をつくっているところをみると・・・・・日本酒の復権は難しいなぁ・・・・と、頭を抱えてしまったのであった。
2008.09.17
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鳥肌鳥肌(とりはだ、鳥膚)とは寒さ、恐怖、あるいは不快感などに反応して、皮膚の毛穴が強く閉じられ、鳥の毛を毟った痕のような細かい突起が出る現象である。関西弁ではさぶいぼ(寒疣)という。脳からの信号が交感神経を通り体毛を動かす筋肉である立毛筋を動かすことで起きる。寒さ以外でも鳥肌が立つのはストレスや興奮による交感神経の興奮・緊張によるもので、恐怖だけでなく強い喜びや衝撃的な事実を知った際にもこの防御反応が引きおこされる。ネコなどが毛を逆立てて威嚇をするのも鳥肌によるもの。出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』と、いうわけで、鳥肌ですが先日も、鳥肌が立つような事件に遭遇しました。ちょっと画像がわかりにくいかもしれないけどこの事件が起こった時、体中に鳥肌が立ちました。何が起こったと思います。実は、ワインなのです。お仕事で、レストランのワイン空瓶を片づけるのですがワインボトルの底の方に澱といっしょにワインが残っている場合があります。普通のワインはそうでもないのですが、高級なワインはけっこう澱が出ます。飲んでもいいのですが、ざらざらしてあんまりきもちいいものでないので普通はのみません。その澱と残ったワインをいただいちゃうって訳です。今回いただいたのは、「シャトー・ランシュバージュ85」メドック5級格付けだけど、世間の評価は2級。まぁ、フランス最高のワインの一つでしょう。そして、飲んだ瞬間・・・・言葉もでませんでした。出たのは鳥肌これほどスゴイワインはもう言葉はいらない。最近は世界中でおいしいワインがつくられるようになっています。フランス以外でもイタリア、スペイン、オーストラリア、カリフォルニア、ニュージーランド、南アフリカのもけっこういける。なんだか、年々フランスワインの立場が弱くなっているような気がするのですがこのジャンルでのフランスワインのすばらしさは圧倒的だ。他の国のワインがいくらおいしくなったと言ってもいくら飲んでも鳥肌は立たない!鳥肌が立つって事は舌で味わった感覚を脳が理解しているんじゃなくて身体全体が反応しているのかもしれない。わかりやすくいうと感心するワインじゃなくて感動するワイン。それにしても、恐るべしです。ランシュバージュ。市場価格は意外とお安いです。
2008.05.29
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さて、昨日予告した通りに飲んじゃいました。猫ワインで・・・・感想はというと・・・・ヒス副総統君・・・・これは何という飲み物なのかな?って、感じ。私も、年間、相当数ワインを飲んでいるしいろんなワインを数多くの方にお勧めしているのでウソ、偽りは言えない。だから、正直に言うと・・・・これってワインじゃない。ワインというからには、うまいとか、マズイとかの範ちゅうで判断されるのだがこの猫ワインに関しては、その範囲から外れている。でも、これじゃあ、なんの事かわからないのでわかりやすく言うと私の知っている一番近い飲み物はレモンサワー色はほとんど透明な黄色。香りはあまりない飲むと、最初甘みを感じ、次第に酸味に変わる。そして、炭酸がのどを刺激する。うーむ、思い出しても、レモンサワーだ。これをうまいとか、マズイとか判断するのはちょっと無粋な気がする。実は、昨夜の夕食は野菜づくしであった。お肉類はソーセージのみ。そんな食事にはこの猫ワイン。意外とマッチングが良かった。おかげであっという間にボトル1本空になってしまいました。1本飲んだ後で思ったけど日本で主に飲まれている酒類はビールなどの炭酸系、もしくは焼酎だ。両方に共通する事は「味がない」って事。(注:もちろん、ビールには味があるが、味の薄いドライビールが主流で、味の濃いモルトビールはそれほど売れていない、同じように焼酎もストレートやロックで味わう人は少なく、5倍ほどに薄めて飲む方が主流、これでは味がしない)良いとか、悪いとかではなく日本人ってお酒に味を求めていないのかもしれない。どちらかというと、お茶の感覚。食事中に口の中をさっぱりさせる事を飲み物に求めているのかもしれない。私としては、ワインの楽しさを多くの方に知ってもらいたいのだが「食事とお酒の融合による新しい味わい」を求める方って今の日本には少数派だと思う。さて、話は戻るが、猫ワイン。このワインって実にワインらしくないレモンサワー、もしくは、ビールよりさらに味の薄いビールのような感じ。と、いうことは、今の多くの日本人の嗜好にみごとに合っているのではないかとおもっちゃったりするのである。ひょっとすると、ワインになじみのない方とおいしいワインの世界をつなぐ架け橋になるかもしれない。・・・・・・なんか知らんが、けっこう重要なワインだったりするのかもしれない。恐るべき猫ワインである。(=^・^=)
2008.05.17
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と、いうわけで、衝動買い? ちゅーか、衝動仕入してしまいました。猫ワインです。ラベルのアップはこちらどう?いいでしょ、コレ・・・・(^◇^;)普段ワインを仕入れる時はそれなりに吟味するんだけど、それでも時々こんな冒険をしたりする。ジャケット買いならぬ、ラベル買い!!!さて、どんな味がするのだろうか?とりあえず、今晩飲んでみます。マイ奥さんによると、おいしいパンが手に入ったそうです。明日のブログをお待ち下さい。('-'*)フフ
2008.05.16
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今朝、朝一番にあるお客様がワインを買いにこられました。聞くと、当店から80Km以上離れた場所に住んでおられるそうです。そのお客様曰く、「ワインを知りたくていろいろ本を読んでみてもよくわからない」そうです。「ワインと料理の組み合わせも、いまいち、よくわからない」そうです。実は、こういうお客さん多いです。ワインに興味があって、いろいろ勉強しても、結局よくわからない。でも、実は、本質は別のところにあります。当たり前ですが、ワインの本場、フランスの普通の人々は「ワインの勉強なんかしない」のです。勉強なんかしなくっても、安いワイン、高いワインの差はわかる。そして、ワインと料理の組み合わせもわかる。なんででしょうね。(・_・")?答えは簡単です。フランスの普通の人々は毎日ワインを飲んでいるからです。毎日ワインを飲んでいれば、うまいワイン、まずいワインがおのずとわかります。そして、自分の好みもわかってきます。所詮、ワインは料理の一部。本でいくら勉強しても理解できない。要は飲むこと、数をこなすこと。スーパーのミカンはまずいとか、○○で買ったミカンはうまかったとかミカンやリンゴなど、果物の味の違いがわかる方は絶対にワインの違いもわかります。ワインといっても、所詮ぶどうです。また、ワインと料理の組み合わせについても同じ事。例えば、アンパンを想像して下さい。そして、牛乳を想像して下さい。次に、アンパンをかじりながら、牛乳を飲む事を想像して下さい。ほら、頭のなかで、牛乳とアンパンの混じった味がシミュレーションできるでしょ?ワインも同じ事、ワインをたくさん飲んでいれば、その味が頭の中で蓄積される。すると、飲む前に、頭の中でワインと料理の組み合わせをシミュレーションできるのだ。ワインだから高級で、牛乳だから低級という事は絶対にない。頭の中で起こっていることはまったく同じレベルの事。だから、頭の中で牛乳とアンパンの混じった味をシミュレーションできる方はワインの料理の組み合わせのシミュレーションもできます。困った事に、ワインって奥が深いからワインにはまるとどんどん違う世界に行ってしまう。そして、俗世間とは離れたワイン界に行ってしまうと独自の言語を使い始めるのだ。この言語を一般人は理解できない。ベルベットのようなのどごしってわかります? 私はベルベット飲んだ事がないのでわかりませんが、こういう表現は多いです。ワインについて書かれた本って、ワイン界に行っちゃった人が書くことが多いので一般人が読んでもよくわからないです。だから、ワインは、頭で考える前に飲むこと身体で感じる事・・・・当たり前の事だけど、ハッと気づいた今日の朝でした。(^○^)
2008.02.07
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ここに1本のワインがあります。名前を「My Love」というとてもロマンティックな名前です。しかし、名前と裏腹に、とっても地味なラベルです。このワインにはドラマがあります。このワインをつくったエマニュエルとローランはカナダで出会いそして一緒にワインを造ろうと決意しました。当たり前ですが、お金がない 畑もない もちろん知名度もありません。あったのは、ワインへの情熱と 愛です。その後、ワイン醸造を学び、ネゴシャン(ワイン商)を立ち上げ念願のワインづくりが実現したのです。その道のりは決して簡単なものではなかったものの、常に夫婦二人一組で困難を乗り越えてきました。そして、1997年についに『デュペレ・バレラ』が誕生したのです。この「デュペレ」はエマニュエルの「バレラ」はローランの苗字を合わせてワイナリー名にしています。 支えあい、いつくしみ合う恋人たちや夫婦がワインを飲みながら幸せな時間を過ごして欲しいという想いから生まれたワインなのです。実は、このワイン、ロマネコンティで有名なDRCから樽を譲り受けワイン造りに使用しています。「世界一のワイン」「神の飲み物」を言われるロマネコンティのDRCから樽を譲られるというのは並大抵の事ではありません。そして、最近ではフランスの有名なワインガイド‘クラスマンガイド2005’の創刊10周年巻頭特集では他の大物醸造家と肩を並べて取り上げられたり、フランスの多くの三つ星レストランで採用されるなどフランス国内で大変な評価を受けるまでになったのです。このワインのラベルが地味なのは意味があります。また、不自然な空白にも意味があります。実は、この空白の部分にキスマークをつけて大切な人に贈ってもらいたいというエマニュエルとローランの気持ちなのです。そして、バレンタインにチョコを贈る習慣のないフランスでこのワインを贈る事が大ブームとなったのです。20年に渡り様々なお酒を紹介している人気漫画『BARレモン・ハート』にも紹介されています。ちなみに、私も娘からプレゼントされてしまいました。もう、はっきり言って感動です。限定品につき、残りあとわずかです。お急ぎ下さい。
2008.01.31
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うちのお店ではボージョレ・ヌーヴォを樽で輸入して量り売りをしているのですが、当然、空樽が残ります。もちろん、その空樽も欲しい方がたくさんいらっしゃいますのでお分けしているのですが、常々考えていた事がありました。この樽、何かに使えないかな?そうして・・・・構想3年(ウソ)ついに、完成しました。ワイン樽ポストです。離れて見ると、こんな感じお手紙は裏側から取り出せます。やっぱり、道行く人々がなんじゃこれ???と、しげしげと眺めてゆくのでした。なんか、変だけど、ちょっと気に入っています。人気があれば量産して売っちゃおうかなぁ・・・・('-'*)フフ
2008.01.30
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チーズを売っています。アフィデリスモンベール ブリークリーミィーウォッシュミモレットフルムダンベールマンチェゴクリームガーリックなどなど・・・・実は、これ自家用なんだけどお店の冷蔵庫で保管しているんですよ。すると・・・お客さんが買っていく。当然、自分でも食べる。チーズってそれだけではあんまりおいしくないんだけどワインと合わすと口の中でとろけて別の食べ物に変化するんです。この味を知らない方はほんとかわいそうっておもうほどですよ。ああ、こんな事書いていたらまたチーズが食べたくなった。今夜はワインにしよう。('-'*)フフ
2007.12.08
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お取引のあるレストランに行ったところあるワインを見せてくれた。シャトーランシュバージュ ポイヤック5級格付けヴィンテージはなんと、1961年ヴィンテージチャートによると、20点満点中の20点。つまり、20世紀最高の年のワインであった。なんでも、あるお客さんが東京に出張中に発見したのだそうだ。スゲー!!!!状態もかなりよさそうです。でも、こんなワイン開けるにはものすごい理由が必要になるんだろうなぁ。などといらん心配をしてしまった。それにしても、スゴイワインだなぁ。(^。^;)
2007.11.22
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本日、ボージョレ・ヌーヴォの解禁日前日。首都圏や県外へ発送するお荷物の準備をしておりました。すると・・・・・キター━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!!!地元のテレビ局・テレビ愛媛さんが取材にやってきてくださいました。しかも、アナウンサーの方がワイン好きらしく取材そっちのけで盛り上がっていました。いやぁ、ワインってホントに楽しいですね。いよいよ明日はボージョレ・ヌーヴォの解禁日です。楽しみだなぁ・・・o(^o^)oウキウキ
2007.11.14
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なんか知りませんが・・・・ボージョレヌーヴォがキター━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!!!なんか早いんでないかい。これだけ並ぶと壮観眺め・・・・しかし、やっぱりお約束の解禁日まで3夜もある。我慢できるのだろうか?果たして・・・・・・・( ;^^)ヘ..
2007.11.12
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パソコンクラッシュにて(またかよ)更新が遅れました。ごめんなさい。m(_ _)mさて、ついに 世界唯一の宇宙酒が発売されました。司牡丹 土佐宇宙酒入荷です。宇宙酒というのは高知の宇宙を夢見たメンバーがその想いを酵母菌にたくしてロシアのソユーズロケットで宇宙に打ち上げたのです。そして、宇宙から帰ってきた酵母菌で日本酒をつくったのです。3年以上にもわたる地と汗と涙の結晶により実現した途方もないお酒なのです。このお酒、今年で2年目なのですが、昨年と同じではありません。実は、ロケットで打ち上げた酵母菌には種類があり昨年の宇宙酒に使われたのはドライ酵母といって眠っている状態の酵母菌です。それに対して、今年の宇宙酒はウエット酵母といって生きて活動している酵母菌なのです。昨年の宇宙酒が「宇宙を旅した酵母菌」によってつくられたのに対して今年の宇宙酒は「宇宙で生まれ育った酵母菌」によってつくられたのです。時はすでに21世紀。宇宙で生命が誕生しているのです。その宇宙のロマンと神秘のつまったお酒。あなたも飲んでみませんか?きっと、宇宙から地球を見たようなおおらかな気分になれる事間違いなしですよ。
2007.03.23
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冷蔵庫をごぞごぞしているとなんと、7年前の新潟の銘酒「八海山」が発掘されました。せっかくなので、飲んでみました。色は・・・・透明。まったく変化なし。7年たっていても、古酒のような感じはまったくありませんね。香りは・・・・あまり華やかな感じはない。さて、問題の味は・・・・おお、なんというか八海山ってこんなにまろやかだったけ?八海山って新潟らしい、きりっとした辛口のお酒なのですがその角がとれて、お酒がまるくなっている感じですね。7年たっているとはいえ、さすがに冷蔵庫。極端な品質の変化はないのだが、時の変化で味がとてもおちついている。お酒の熟成はなかなか奥が深いものだよなぁ・・・・ちなみに、常温で熟成実験をしているものもある。さて、どうなるか?司牡丹の竹村社長によると常温の古酒の場合、常温保存すると、徐々に味が悪くなっていき6~7年で最悪になるらしいところが、その後、味が変化し、「神の飲み物」に熟成するという(もちろん、全部ではないらしい、ダメになるのもある)それにしても、日本酒の熟成も奥が深いなぁ・・・・
2007.02.06
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モンテプルチアーノ ダブルッツォ "ポッジョ ヴァラーノ"なんと、日本には3000本程度しか輸入されておりません。私は、イタリアワインと言えば、薄い軽いお手軽と、いうイメージがあったのだがそれを見事に打ち砕いてくれたのがこのワイン。そう、このワインすごく濃くて、どっしりしていて、奥深いのです。イタリアワインのすごさを感じさせてくれたワインです。
2007.01.11
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瀧澤 本醸造某心のおやさしい親切な方からいただきました。日本一の超軟水「和田峠の黒耀の水」を仕込みに使用長野県産美山錦100%使用・・・・・・・と、書いてもなんのこっちゃわからんよね。とにかく、飲んだ感じが「酒っ~」って感じのお酒でした。具体的にいうとアルコールがじゃぶじゃぶ入った「清酒風味アルコール飲料」いわゆる酔っぱらいの酒 ではない!高級な米を中心まで磨いて究極の香りをめざした宝石のような酒とも違う!どういえばいいのか?日本の家庭で親父が威厳をもっていた頃仕事が終わった親父が食卓でつまみを食べながら飲んでいるような。古き良き日本の家庭の親父の酒とでもいうのか?とにかく、酒っ~という感じでしたな。ああ、自分もそんな年になってしまったんだという妙に懐かしい味。そんな酒でした。うーん、読んで意味わかんないでしょう。('-'*)フフ
2007.01.10
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シャトー・ド・ジロンヴィル・オーメドックなんと、銀行員のつくったワイン。あっ、ごめん、元銀行員です。生産者のヴァンサン・ムリエさんは元銀行員。ワイン好きが高じてついにシャトーを買い取ってワイン作りをはじめました。ただし、前所有者や、そこで働いていた人すべてがそのままワインづくりに携わっているので、素人がつくってたワインではありません。最近のワインづくりも2極分化していてコスト度外視でスゴイワインをつくるのか?利益重視でワインをつくるのか?と、いう感じになってきています。ところが、このワインはワインに関係ない職種の方がシャトーを買い取るくらいのワイン好きおまけに元銀行員というくらいだから、綿密にコスト計算されている。ただし、今、こんな味が流行っているからというしたたかさは感じられない。実際にワインをのんでみると、いかにもボルドーらしいちょっと堅い味。飲み手に媚びてやたら飲みやすいワインが多い中久しぶりに職人を感じる味わいでした。
2007.01.09
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土曜日の夜は今年最後のワイン会でした。1年間がんばった自分に「ありがとう」「よくやったなぁ」と、ほめてあげる意味を込めてちょっと贅沢しました。飲んだワインは5種類。あまり数を増やしてもワインに失礼なので厳選したワインをじっくり飲みました。(^^)1.☆シャンパーニュ ラルマンディエ・ベルニエ トラディション (フランス) \6,500Champagne Larmandier Bernier Tradition すでに幻と化しているシャンパンのビオディナミ生産者「ジャックセロス」 彼のシャンパンはほとんど手に入れる事は不可能ですが、今回のラルマンディエ・ベルニエの「ピエール・ラルマンディエ氏」は、実はジャック・セロス氏と、師弟関係で、そして親友関係でもある方です。日本入荷量ごくわずかで、今や世界中で大注目を浴び始めているラルマンディエ氏のシャンパンです。このシャンパン。ジャック・セロス氏のように超入手困難となっていくことは間違いないですよん。2.☆ニュイ サン ジョルジュ プルミエクリュ プロセット ブラン1999 (フランス) \8,500 Nuits-saint georges 1cru les bousseltos ロバート・パーカー氏からも4ッ星を与えられ、世界中に知られる様になっているドメーヌ ミシェル シュヴィヨンのワインです。伝統的で、豊かな果実味にあふれたワインをお楽しみください。普通、ニュイ サン ジョルジュと言えば赤なんだけど、極々少量の白もあります。それが今回飲んだワインです。生産量は年に75ケース(900本)世界で900本しかないワインですよ。しかも、99年はブルゴーニュの最高の当り年です。 3.★ル クレマンタン ド パプクレマン ルージュ1988 (フランス) \12,000 Le Clemaentin DU CHATEAU PAPE Clement 1988グラーヴ地区の、わずか15しかない格付けシャトーの中でオー・ブリオンについで2番目を誇る「シャトー・パプ・クレマン」のセカンドワインです。シャトーの歴史は古く、畑もオー・ブリオンの畑に隣接しているという恵まれた土壌でブドウは栽培されています。「偉大なオー・ブリオンやラ・ミション・オー・ブリオンに肩を並べるほどになってきている。と、市場で評価されているワインなのです。セカンドで12000円もするのかぁ・・・と、いうのと18年もたっているのに、こんなに紫(若い)のかぁ・・・と、いう驚きの声が続出しました。4.☆ コルトン・シャルルマーニュ ヴァンサン・ジラルダン 2003 (フランス) \13,000 CORTION CHARLEMAGNE GRAND CRU 2003ロバート・パーカー氏も「私はこれほど手頃な価格で、幅広く傑出したワインを届けることの出来るブルゴーニュの生産者やネゴシアンをほかに知らない。」と、絶賛している、フランスの新星 「ヴァンサン・ジラルダン氏」のワインです。しかも、ジラルダン氏のグランクリュアイテムの中でも特に人気の高いのがコルトン・シャルルマーニュです。もう、何もいいません。跪いて飲みましょう。(^0^*オッホホ5.★エシェゾー ヴァンサン・ジラルダン 2003 (フランス) \16,000 ECHEZEAUX GRAND CRU 2003天才ヴァンサン・ジラルダン氏の究極の2本目。 彼の最上級キュヴェです。 しかも、使っている葡萄はなんと、天下のDRC(ドメーヌ・ド・ラ・ロマネコンティ社)のエシェゾーです。神の恩恵の地の、最も神の恵みが厚かった畑のワインをお楽しみください。これを持ち込んだレストランのシェフもワインに負けずと血を吐きながらすばらしい料理を出してくださいました。(予算度外視・・・)レストランの皆さん、どうもありがとうございました。そして、参加した、皆さん、ご満足いただけたでしょうか?こいずみ酒店は来年もいろんなイベントを企画していく予定です。よろしくお願いいたします。m(_ _)m
2006.12.04
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今朝、朝一番に大量の荷物がやってきた。なんとはるばるフランスからやってきたボージョレ・ヌーヴォだ!ううううう・・・・これだけ並ぶとなんか楽しいなぁ・・・るんるんるん・・・・今晩、飲んじゃおうかなぁ・・・ひひひひひひしかしぃ無常にも箱にはこんな文字が・・・ご丁寧に日本語で書いてある。フランス語で書いていれば読めないとか言ってしらばっくれるのだが・・・・どうしようかなぁ・・・ああ、飲みたい!
2006.11.14
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皆さん、いよいよ11月です。ボージョレ・ヌーヴォの解禁日まであと10日。楽しみですね。ワクワクさて、今回は超簡単おいしいワインの見分け方です。ワインの知識がなくても、たちどころにおいしいワインを見分ける方法をあなたにだけこっそり教えます。いいですか?内緒の話なので、小さい声でいいますのでよく聞いてくださいね。えっとね・・・・・実はね・・・・・持った時に重たいワインがおいしいの!えっ?これだけ?そう、これだけ?ワインってボトル1本の容量は同じですよね。だいたい750mlつまり、おいしいワインは中身が凝縮しているから重いのです・・・・・・・・・・・と、いうのはまっかな嘘!ワインの液体としての重さはかわんないですよ。ほとんど・・・と、なると、おいしいワインはなぜ重いかと言うと要するに瓶が重いのです。もっと詳しく言うと、瓶のガラスの厚みが「ごつい」のです。まぁ、ぶっちゃけた話、厚みのある瓶は値段が高いのです。そして、ワインの生産者も、自分の作ったワインに自信があればあるほど良い瓶にワインを入れたくなるようなのです。つまり、おいしいワインは重い。ワインで儲けてやろうという生産者は見えないところでコストを下げる。つまり安い瓶を使っちゃうんです。普通の人はラベルしか見ないので。と、いうわけで、ワイン選びに迷ったときは重たいワインを選びましょう。たいていおいしいワインです。
2006.11.06
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おいしいワインを楽しみたいのだけど、分厚い本を勉強するのは嫌だ! と、いうワインファンの皆様こんにちは。私、そういう方大好きです。ワインの世界ってほんと奥が深いのでワインの虜になってしまうと、もう抜けられない。それはそれで良いのだけど、あまりに知識がつき過ぎると知識で飲んでしまうって事もあるんです。そして眉間にシワを寄せてワインをティスティングしたりします。それって、楽しい?やっぱりワインって楽しむものだから、もっと気軽に考えましょうね。と、言うわけで、ワインの知識なしでおいしいワインを選ぶポイントです。それは、「どこで買うか?」ってのにつきますね。良いお店を見つける事ができれば、自動的においしいワインが買えるって事です。なんの知識もなしに、おいしいワインを教えてくれるのだ。そこで、今回は「おいしいワインが買える酒屋の選び方」です。ぎくっ!〇まずは品揃えがそれなりにあるところ。たくさん在庫があれば良いというものではないがワインは嗜好品だからそれなりのバリエーションはあった方がよい。〇つぎにワインやお酒の管理をきっちりやっているかどうか?ワインは光と温度が大敵なのだ。日に当てるなんてもってのほか。〇最後に知識があるかどうか?知識と言っても本を読んだ知識じゃないよ。そのワインやお酒を店主が実際に飲んでいるかどうか? これが問題。まぁ、この辺は基本ですね。結局、ワインにこだわっている人から教えてもらって買うのが簡単においしいワインを捜しだす秘訣です。でも、ちょっと気をつけないといけない酒屋がある。それは、「こだわっているフリをしている酒屋」。こういう酒屋は「こだわっているぞぉ!」というフリをしているので一見、良い酒屋に見える。でも、実は、こだわりなどなく、売れればどうでも良いのでおいしいワインやお酒にあたる確立が低くなる。こういう酒屋に当たると大変だぁ。(実は結構多い)さて、こだわっているフリをしている酒屋の見分け方だが特徴がある。その特徴とは・・・「今、売れている物に力を入れている」って事。「売りたい物」じゃないよ。「売れている物」要するに、ワインが売れているときは、ワインにこだわり日本酒が売れると日本酒にこだわり焼酎が売れると焼酎ここだわるのだ。自分に主体性がなく、あっちふらふら、こっちふらふらしている。売れている(話題になっている)お酒を追い求め「店主が、全国を歩き回って見つけました」とか言っている。ちょっと前まで、地酒だらけだった店内はみごとに焼酎だらけになっているとかね。こういうお店には今話題のお酒はあっても無名だけど、本当においしいお酒はまずない。気をつけよう。最後に、魔法の言葉を教えましょう。酒を売っているお店の店主、もしくは担当者に「このお酒飲みました? どうでしたか?」と、聞く。飲んでません。とか、説明POPのような返答であれば、 NO GOODもうひとつ「仕入れ失敗したお酒ってあります? どうしてます?」と、いうのも聞きにくいけど、強烈な質問です。仕入れを失敗しない酒屋はありません。それをどうするか?「そんなのありません」とかいう酒屋は信用できない。「セールしている」とか「自分で飲んでる」とかいうのは良い酒屋。ここで買っても大丈夫ですよ。あと、「いやぁ、お客さん、このワインはねぇ・・・」と、いうふうに飲んだ人しかわからないような事を語るお店は間違いない。そこで、おいしいワインを教えてもらいましょうね。
2006.10.20
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昨夜は9月ワイン会でした。通常のワイン会はワインを10数種類用意して飲み比べするのですが、せかされるようにワインを飲まなければならないのとひとつのワインの量が少ないので飲んだ気がしないと、いうことで今回は、ワインの種類を減らして、じっくり、まったり会話を楽しみながらワインと料理を楽しもうという企画です。以下、飲んだワイン。1.☆ヴァルダーツ・ブリュット・リゼルヴァ (イタリア)Waldaz Brut Riserva NV スプマンテの評価専門ガイド「べーレ・スプマンテ」でも2年連続で最高評価を獲得!まさにプロセッコの第一人者の地位を揺るぎないものにしているアダミがつくったシャルドネのスプマンテ。2.☆ソアーヴェ 2004 タメッリーニ (イタリア) Soave 2004 TAMELLINI ソアーヴェというと、大量生産ワインというイメージがあったのですが、このワインを飲んでそれが間違いであったという事に気がつきます。ソアーヴェの第一人者ピエロパンにも勝るとも劣らない超A級のソアーヴェです。3.☆コート デュ ヴァントゥ ブラン キュヴェ ペルシア 2004 Cotees du Ventoux Persia 2004「コート・デュ・ヴァントゥー」というフランスではマイナーな地区のワインです。ところが、葡萄が収穫される前から売り切れてしまうという全世界完全割り当て制の入手困難なワインです。しかも、このペルシアは生産者のヴァンサンティさんが『全く利益の出ない造り方をしてしまった・・・』と自ら嘆いている、採算度外視のワインで花を凝縮して液体にしたようなすばらしく濃い味わいなのに尖ったところがなく、口に含むと舌から喉にかけて液体がつながったようになめらかさに駆け抜けていくワインです。.★ サン・ラッファエーレ・ヴァルポリチェッラ・スペリオーレ 2003 (イタリア) Valpolicella SUPERIORE 2003ヴァルポリチェッラは比較的、若飲みの軽口なワインとして親しまれている赤ワインですが今回のワインは全然別物です。生産者の「モンテ・ターボル」はワイン生産者ではありますが病院や医学の研究施設も所有する財団です。英国で最も権威あるワインガイド‘デキャンタ誌’にて最高評価である5ツ星を獲得しております。5.★モンテ・ベルナルディ・ツインガナ 2003 (イタリア) TZINGANA IGT 2003なんと、あのロバートパーカー氏がこれを上回るキャンティクラシコはないと、言わしめたのが「モンテ・ベルナルディー」のキャンティクラシコ。さらに、ベルナルディーはCHルパンに匹敵するワインをつくろうと、ロマネコンティ並みの生産量を半減させ年産3300本のキャンティクラシコ(サエッタ)をつくりあげた。さらに、それさえも上回る年産1200本のトップキュヴェがこのツインガナです。これを飲めるのは奇跡に近い。と、いうわけで、参加者の皆さんとおいしいワインと料理でワイン談義に盛り上がりました。やっぱり、ワインは手段であって、目的は会話なんだなぁと、しみじみ思いましたよ。あーあ、楽しかった。それでは、皆さん、次回のワイン会もお楽しみに。
2006.09.23
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なんかこのところばたばたしています。思い出した。今夜はワイン会です。このご時世なのに、会費を値上げして、ワインを少なくしました。さて、どうなることやら・・・・終わってのお楽しみに。ちょっと不安もあるんだよ。
2006.09.22
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皆さん、こんにちは。いよいよ9月になりました。秋っていいですよね。お酒も料理もとってもうまい季節です。さて、その秋をめーいっぱい満喫するためにイベントを開催したします。下記をご覧下さいね。('-'*)フフ9月17日 讃岐うどん行脚 ジョニーの運転する車で気絶するほどうまい讃岐うどんを一緒に食べにいきませんか? 案内人は現地でうどん修行をしているおなじみK氏 今回もガイドブックには載っていない、現地の方しか知らない恐るべきうどん屋を案内してくれるようです。車の定員の都合で限定8名のみ参加できます。 映画「UDON」の影響でますます盛り上がる讃岐うどん。でも、本当にうまいお店は現地の方しか知りません。真の讃岐うどんをあなたも体験してみませんか?※このイベントは申し込みが必要です。参加費用お一人様3,500円 当店までご連絡下さい。9月22日 ワイン会 いよいよワインのおいしい季節になりました。 ワイン大好きなあなたのために、下記の日程でワイン会を開催します。普段飲めないような高価なワインでもワイン会なら一度に何種類も楽しめます。 コース料理と料理に合わせたおいしいワインを楽しみながら、ワインのうんちく話で盛り上がる肩肘張らないワイン会です。ワインの知識は一切不要。どなたでも参加できます。ただし、定員12名様のみ。先着順で定員になり次第締め切らせていただきます。あなたもジョニーと一緒にワインを楽しんでみませんか? 日時:9月22日午後7時より 八幡浜市内レストランにて 会費:5000円 ※申し込みが必要です。当店までご連絡下さい。9月28~30日 来る福ねこまつり9月29日は 9る29の日(来る福の日)ということで9月28~30日はこいずみ酒店店内にて、福ねこまつりが開催されます。29日はお約束。ジョニーが猫に大変身。恒例のじゃんけん大会もあります。また、猫仮装コンテストも開催。期間中に猫の仮装(耳とかしっぽとか一部でも可)してご来店下さったお客様にはもれなくプレゼントがあります。また、一番すばらしい仮装をして下さった方には特別プレゼントを用意しています。ふるってご参加下さい。
2006.09.05
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前回は買ってはいけないワインでしたけど今回はこれを買おうというお話。ワインというのはぶどうからつくる←当たり前。大雑把に言ってワイン造りは次の2つの行程がある。1、ぶどうを栽培して収穫する2,ぶどうをつぶしてワインにする同じようにワインにも大雑把に言って次の2つ種類があるA、ぶどうの栽培からワインづくりまで一環してやっているワインB、農家からぶどうを買ってきてワインをつくるワインAとBのワインはどちらがうまいだろう?普通に考えてAの方がうまいような気がする。正解です。Aのようなワインを生産者元詰と言ってぶどうの栽培から始まって収穫、つぶし、発酵、熟成、瓶詰めまで全部やってしまうワインの事である。これだけの行程を全部やってしまうのだからこだわっている訳である。ワインをつくればいい、売れればいい、お金になればいいと、いうのであればぶどう農家からぶどうを買ってきてワインにすればいいのである。手間暇は半減する。要するにこだわりのワインはおいしいのだ。じゃぁ、どうすれば生産者元詰めのワインを見分ける事ができるのだろうか?こういう時は素直にバックラベルを見よう。親切な輸入業者は「生産者元詰め」とか書いています。上の写真だと2行目。「フランス名醸ワイン」の下でも、書いていない場合はどうする?しょうがない、ラベルを読むしかない。でも外国語だからってビビる必要はありません。ドイツワインだと「Gutsabfuellung」とか「Erzeugerabfuellung」とか書いています。フランスワインだと「Proprietaile」とか「Propriete」とか書いています。また、シャトーなんとかかんとか、というのも生産者元詰め「Chateau」という表示がある。また、ブルゴーニュに多い「Domaine」という表示も同じ様な意味。MIS EN BOUTELILLE PAR~とかも、生産者元詰めって意味。小さくて見えにくいかもしれないけど、下から2行目φ(.. )メモメモしておくと便利かもよ。まぁ、簡単なのはワイン売っているところの店員さんに「生産者元詰めのワインどれ?」って聞くのが一番ですね。「はぁ?」と、いう答えが返ってくるところでは買わないように。注:農家からぶどうを買ってワインにする業者の事をネゴシャンといいます。 ネゴシャンワインにももちろんおいしいのはたくさんあるのですが 話がややこしくなるので、今回は生産者元詰めに話をしぼりました。
2006.09.01
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ワイン選びというのは本当にめんどくさい。ワインというものが奥が深いのでしかたがないといえばしかたがないのだが・・・・そこで、ワインになんの知識のない人でも簡単にワインを見分ける方法がないものだろうかと思ってこの記事を書いています。まぁ、私の個人的な思いなので、違っててもごめんね。前回、ワインは300円 500円の安すぎるワインはダメって事を書いたのだけど実際1000円以下でうまいワインはなかなかないのが実状。これが1500円ほどになると、けっこううまいワインが飲めるのだ。ワインで後悔したくなければ1500円くらいを目安にしよう。次にその1500円程度のワインの中からうまいワインを探す方法なんだけどその前に不味いワインを除く作業が必要になる。どうすればいいかというと、ワインボトルの裏を見るのだ。ワインのラベルは外国語で書かれているので、ちょっとわかりにくい。そこで、裏(バックラベル)を見るのだ。そこには、たいていのワインは日本に輸入した時に輸入した業者がなんらかのラベルかシールを貼っている。表示している内容はお酒の種類、アルコール分、容量、添加物(酸化防止剤)、原産国、輸入業者名などなどここで見るのは輸入業者の名前なのだ。そして、買ってはいけない輸入業者のワインがある。それは○ールメーカーの輸入するワインなのだ。みんな知っている、○サヒとか、○ッポロとかだよ。ビー○メーカーは結構いろんなワインを輸入しているのだが私の飲んだ限り「うまいと思った事がない」以前、スゴク安くておいしいワインがあったが、ちょっと手に入りにくいワインだった。それがある日、スーパーで大量陳列しているのを発見した。不思議に思ってバックラベルを見ると、某○ールメーカーに輸入業者が変わっていた。嫌な予感がしつつも買ってかえったのだが、飲んで愕然とした。不味い!以前、すごくうまいワインだったのがみるも無惨にマズクなっていたのだ。私の経験からいうと、○ールメーカーの輸入するワインはおいしくない。だから買ってはいけない。なんで不味いのかと分析してみると1,○ールメーカーは全国に販売網を持っているので、扱うワインも大量になる。 そこで、大量生産できるワインメーカーとしか取り引きしない。したがって、 少量だけどマジメにうまいワインをつくっているところのワインは扱わない。2,○ールメーカーは既存の○ールと同じ流通ルートでワインも流している。 メーカー→一次問屋→二次問屋→小売店 温度管理の知識も、設備も、情熱もない。○ールと同じように考えているから 日の当たる場所に積み上げていたり、暑い倉庫に放置したりは当たり前。 ワインがダメになっても当たり前。3,一度の発注ロットが大きいので、○ールメーカーは相手のワインメーカーに 単価を下げさせたり値引き交渉を迫る事も考えられる。 売り上げが欲しいワインメーカーはコストを落とすワインづくりをする事 になり、さらに品質が落ちる。ってな感じだろう。不味くて当然でしょ。だから買ってはいけない。ワインは楽しむものだからね。
2006.08.31
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なんか好評なのでしばらくこのネタで続けます。前回は、安いワインは買っちゃダメって話なのですが今回は高いワインのお話。高いワインというと際限がなくなるので。1本数万円あたりの「ちょっと高い」価格のワインについて話してみよう。まず、ワインの価格はどうやって決まるかというといろんな複雑な要素が絡み合っているので一言でいうのは難しい。あえて言うならば●場所●世間の評価●人って感じになるかな?場所というのはワインの産地の事。気候とか降水量、日照、土壌、標高などなどぶどうの栽培に適した場所というのは限られてくる。ぶどうの生育に向いている土地のワインはうまいしあまり向いていない土地のワインはまずいのだ。当然値段も違ってくる次に世間の評価フランスなんかは格付けとかがあって格付けの高いワインはやっぱり値も高い。また、コンテストとかで賞を取ったようなワインも値が高くなる。やっぱり世間の評価が高いワインは高いのだ。最後に人ワインというのはおもしろいもので同じ産地でも道路を隔てた2つの畑のワインの価格が1桁違う場合がある。ワインとて所詮農産物。適当に仕事して、適当につくったワインはやっぱり適当な味になるところが、渾身の思いでつくったワインは感動する味になる。最終的にはやっぱり人なのだ。話は戻るが、1本何万円もするようなワインはどのようにつくられているかというとまず、ぶどうの栽培。冬の頃からぶどうの木の世話は始まっている。雪が降るとぶどうの木の新芽が痛む事があるので、気温が下がりそうになると明け方前に畑に水をまき、わざと凍らせる。すると、その氷が保温剤となって木を凍結から守るのだ。また、コストをかけて、畑でストーブをたく事もある。そして春。毎日朝から晩まで畑にはいってぶどうの世話をする。夏になるまえに選定してぶどうの実を落とす。極端なところはぶどうの木1本に実を1房しか残さないところもある。こうする事によって地面から吸い上げた栄養分を残った実に集中させるのだ。秋の収穫はもちろん手摘み。機械を使うと葉っぱや虫なども入ってしまうのだ。この時点で生育の悪いぶどうは捨てられる。ちなみに若いぶどうの木はぶどうの実をたくさん実らせるが根が地表の浅いところにしかないので、果実味のうすいぶどうになる。ところが、樹齢の古い木(30年以上)などは収穫量は激減するが、根が地中の奥深くまでもぐっているので相当な栄養分を吸い上げそれが数少ない味に集中して濃い果実味のぶどうになる。と、いうわけで、若い木のぶどうは安いデイリーワインに使い古い木のぶどうは高級ワインになるのだ。と、いうわけで、高級ワインは想像を絶する手間暇がかかっている。高くて当たり前なのだ。
2006.08.25
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毎日毎日しょーもない事書いているジョニーのブログですがワイン売っている酒屋なのでたまには役に立つ事でも書いてみましょう。好評だったらシリーズ化するかも・・・・今回のテーマはワイン選び。とにかくワイン選びってめんどくさい。ラベルが外国語で書かれていることが多いので何を書いているかわからない。かと言って、本屋さんへ行って分厚い本を買って勉強する気は毛頭ない。どうやったらおいしいワインを飲む事ができるのだろう?そんなあなたに酒屋歴20年のジョニーがワイン選びのコツを伝授しちゃいます。ご感想がありましたらどしどし聞かせてくださいね。さて、第1回目は「値段の高いワインはおいしいの?」と、いうワインのお値段のお話。ワインほど値段が極端なお酒はないかもしれない。安いワインなら300円ほどからあるし、高いワインになると天井知らず。1本何千万円なんてのもある。それは、極端かもしれないけど、1本なん万円もするワインはそう珍しくはない。300円のワインと1万円のワインは何が違うの?高いワインはおいしいの?さて、この話をする前に、極論から言ってしまおう。300円のワインは買ってはいけない。理由は・・・・これはワインじゃないから。ワインというのは日本語で「ぶどう酒」というくらいだからぶどうでできている。(当たり前ですね)ところが、普通に考えてスーパーでぶどうを買ってきたとしてそれをつぶしてジュースにしたとする。そして、そのぶどうジュースをワインボトル1本(750ml)を満たしたとする。さて、問題です。いったいいくらかかったでしょうか?まぁ、いろんな細かい話は抜きにして300円じゃボトル1本にならんだろう!と、いうのがお分かりになるでしょう。つまり、私に言わせると300円のワインはぶどうからつくっていない!と、いうこと。ゆえに300円のワインはワインではない。買ってはいけない。と、いうことです。あっ、500円のワインも同じだからね。ちなみに、ぶどうからつくっていないとすれば何からつくっているのかというと干しぶどうや、ぶどうジャム。濃縮還元とも言う。アルゼンチンとかの物価の安い国でのぶどうを干したりして水分を飛ばす。そして軽くしてから輸出する。それを日本に輸入して水を加えて攪拌してジュースに戻す。それを発酵させてワインのようなものにする。ちなみに、日本で発酵させているので、ラベルには「国産ワイン」と表示される。ワインに対してプライドのある国ではこういうのはワインとは言わないが日本ではお酒に関する法律が酒税法という税金を取る法律しかない。そのため、税金さえ収めればOKなのだ。こんな「ワインもどき」でも堂々とワインを名乗って流通することができる。さて、話を値段に戻そう。ヨーロッパではワインはとても安いので300円も出せばおいしいワインがたくさん飲める。ところが、それを日本に輸入すると、ヨーロッパでの運送料+船もしくは航空運賃+関税+日本国内の運送料+輸入業者のマージン+小売店のマージン+酒税+消費税と、いうふうに雪だるま式に増えていく。それを考えると、ヨーロッパで300円程度のワインは日本では1000円くらいにはなる。つまり、日本でそれなりにおいしいワインを飲もうとすると1000円は出した方がいいよ。と、言う事です。ワイン選びのポイント「ワインには最低1000円は出すべし!」でした。
2006.08.24
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