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【パナマ・レリダ・パカマラ】(150gパック)秋が深まってくるとお届けしているパカマラ種です・・・今年は名門パナマ・レリダ農園のパカマラ種です・・・「パカマラ種」が年々価格高騰して使いきれなくなっていますが「パナマ・レリダ・パカマラ」は手が届く価格で買えましたので、これ幸いとお届けします。ひと口目、レリダ農園らしい上品で柔らかな口当たりからパカマラ種特有のフローラル感、フルーツ感、ブルゴーニュの赤ワインのような余韻と堪能できます。少し冷めると・・・円やかな味わいにアプリコット、マスカット、フローラル、ジューシー、オレンジ、レモン・・・スパイシー、口当たりは柔らかくまろやかで、余韻の甘さが優しく、静かできれいな酸は甘さに包まれて一体となっています。冷め切った最後のひと口のシトリック系のブライトな余韻はまさにパカマラ種の際立つだった魅力だと思います。華やかでエレガント・・・優しく上品・妖艶で・・・長く魅力的な余韻・・・「パナマ・レリダ・パカマラ」の魅力をお楽しみください。品種: パカマラ種栽培地: ボケテ地域 北西部 ロスナランホ地区農園: レリダ農園(Finca)内のアメリア農園(Estate),フローラ農園(Estate)農園主: アモルソ一家収穫時期: 1月から3月生産処理: 水洗方式(FW)、天日乾燥ゲイシャ種で最近話題のパナマですが、パナマのコーヒーはその甘い風味で日本の消費者に親しまれてきました。コスタリカ国境沿いのボケテ地域は、コーヒー生産で最も有名な地域です。花卉栽培が盛んな同地域は、気候が良く、近年欧米からの観光客が増加しており、レリダ農園など、コーヒー農園内にホテル(ロッジ)を併設しているところがあります。また最近同地域内では宅地化が進んでおり、コーヒー栽培が難しい環境にあります。元来生産量がコスタリカの一か月分といわれ、生産量が少なく、品種、処理方法、マイクロロットなど個性と品質で勝負というのが最近のパナマの傾向です。レリダ農園は、1929 年にパナマ産コーヒーを初めてドイツに輸出しました。これにより、パナマはヨーロッパで最高品質の希少なコーヒーの生産者として高い評価を受けるようになりました。また、同農園はパナマで最も標高の高い、素晴らしい生産環境に恵まれた農園の一つです。この農園で素晴らしいコーヒーが出来ないわけがないと関係者からいわれていた程です。2001 年のベストオブパナマ品評会で見事優勝、その後数回の入賞を経て、高品質コーヒーを産出する農園として認知されてきました。しかしながら 2000 年代後半、経営上の問題から品質が低下し、市場から姿を消しました。2011 年より新しいオーナーによる経営がスタートし、農業技師を招き、新しい生産体制が始まり、農園内のホテル、レストランもリニューアルオープンしました。農園内は特殊性気候や条件による違いのあるロットごとに分けられています。今日まで、レリダ農園は 100 年以上にわたりコーヒーを輸出しており、その品質は常に特筆すべきものであり、一貫性のある生産工程、素晴らしい精製、非常に丁寧な仕上げにより、パナマの最高のコーヒーのサプライヤーのひとつとなっています。レリダ農園は 5 つの農園から構成されています。所有順に。。。1 Esplendorosa Estate 1500~1600m、始まりの農園、バル山を一望できるエリア、ゲイシャ種2 Flora Estate 1500~1600m、8ha、青々とした植林、パカマラ種・カツアイ・SL343 AMELIA Estate 1500~1650m、32ha(他 10ha の保護林)、ゲイシャ、パカマラ(BOP で多数入賞)、ティピカ、カツアイ、曾祖母の名前から名付けられる4 Lerida Estate 1600~2050m、70ha(他 30ha の自然林)、水洗~乾燥工場もある中枢農園、ゲイシャ、ティピカ、カツアイ、オレンジブルボン、SL28,SL345 Michella Estate 1600m、35ha, ティピカ、カツアイ、パカマラ、SL34
2023.10.23
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プロのつぶやき1233「パナマ・レリダ・パカマラ、アフターダーク」カード払い用ネットショップ http://sakamotocoffee.shop/ おかげさまで毎日常連のお客さまにご利用頂いています、PayPay払い、Amazon pay払いも使えるようになりました。今朝11.5℃でした、秋が深まって好きな季節になってきました・・・10℃切ると好きではなくなるんですが(笑)今週はロッテマリーンズがクライマックスシリーズで頑張って・・・テニスのジャパンオープンでは20歳の望月慎太郎選手がツアーレベルでやっと初勝利上げたら、第1シードの10位フリッツ選手、そしてポプリン選手にも勝って錦織選手以来のベスト4と才能が爆発して・・・日本世界のテニスファンが驚きました。そうそう、昨日土曜日は千葉市更科公民館でのこーひーレッスン・・・こちらではコロナ禍を挟んで3回目になります、来年の依頼も受けましたので、毎年恒例になってきました、励みになります。11月も市内の公民館であります。2時間3種類のこーひー飲みながらお話ししたり、質問に答えたりしていると、さかもとこーひーのコアーな常連さんとは少し違った一般のお客さんの暮らしや疑問点が伝わってきます。そんなこんなで・・・深まる秋に向けてのこーひーのご紹介です。年々高騰して使いずらくなってしまったパカマラ種ですが名門パナマ・レリダ農園のパカマラ種を使える価格で手に入れました。そこで・・・華やかでエレガント、優しく上品、妖艶な魅力の「パナマ・レリダ・パカマラ」・・・そのパカマラ種をたっぷりブレンドした10年目の「アフターダーク」・・・2種類のご紹介です、お楽しみください。【パナマ・レリダ・パカマラ】(150gパック)秋が深まってくるとお届けしているパカマラ種です・・・今年は名門パナマ・レリダ農園のパカマラ種です・・・「パカマラ種」が年々価格高騰して使いきれなくなっていますが「パナマ・レリダ・パカマラ」は手が届く価格で買えましたので、これ幸いとお届けします。ひと口目、レリダ農園らしい上品で柔らかな口当たりからパカマラ種特有のフローラル感、フルーツ感、ブルゴーニュの赤ワインのような余韻と堪能できます。少し冷めると・・・円やかな味わいにアプリコット、マスカット、フローラル、ジューシー、オレンジ、レモン・・・スパイシー、口当たりは柔らかくまろやかで、余韻の甘さが優しく、静かできれいな酸は甘さに包まれて一体となっています。冷め切った最後のひと口のシトリック系のブライトな余韻はまさにパカマラ種の際立つだった魅力だと思います。華やかでエレガント・・・優しく上品・妖艶で・・・長く魅力的な余韻・・・「パナマ・レリダ・パカマラ」の魅力をお楽しみください。品種: パカマラ種栽培地: ボケテ地域 北西部 ロスナランホ地区農園: レリダ農園(Finca)内のアメリア農園(Estate),フローラ農園(Estate)農園主: アモルソ一家収穫時期: 1月から3月生産処理: 水洗方式(FW)、天日乾燥ゲイシャ種で最近話題のパナマですが、パナマのコーヒーはその甘い風味で日本の消費者に親しまれてきました。コスタリカ国境沿いのボケテ地域は、コーヒー生産で最も有名な地域です。花卉栽培が盛んな同地域は、気候が良く、近年欧米からの観光客が増加しており、レリダ農園など、コーヒー農園内にホテル(ロッジ)を併設しているところがあります。また最近同地域内では宅地化が進んでおり、コーヒー栽培が難しい環境にあります。元来生産量がコスタリカの一か月分といわれ、生産量が少なく、品種、処理方法、マイクロロットなど個性と品質で勝負というのが最近のパナマの傾向です。レリダ農園は、1929 年にパナマ産コーヒーを初めてドイツに輸出しました。これにより、パナマはヨーロッパで最高品質の希少なコーヒーの生産者として高い評価を受けるようになりました。また、同農園はパナマで最も標高の高い、素晴らしい生産環境に恵まれた農園の一つです。この農園で素晴らしいコーヒーが出来ないわけがないと関係者からいわれていた程です。2001 年のベストオブパナマ品評会で見事優勝、その後数回の入賞を経て、高品質コーヒーを産出する農園として認知されてきました。しかしながら 2000 年代後半、経営上の問題から品質が低下し、市場から姿を消しました。2011 年より新しいオーナーによる経営がスタートし、農業技師を招き、新しい生産体制が始まり、農園内のホテル、レストランもリニューアルオープンしました。農園内は特殊性気候や条件による違いのあるロットごとに分けられています。今日まで、レリダ農園は 100 年以上にわたりコーヒーを輸出しており、その品質は常に特筆すべきものであり、一貫性のある生産工程、素晴らしい精製、非常に丁寧な仕上げにより、パナマの最高のコーヒーのサプライヤーのひとつとなっています。レリダ農園は 5 つの農園から構成されています。所有順に。。。1 Esplendorosa Estate 1500~1600m、始まりの農園、バル山を一望できるエリア、ゲイシャ種2 Flora Estate 1500~1600m、8ha、青々とした植林、パカマラ種・カツアイ・SL343 AMELIA Estate 1500~1650m、32ha(他 10ha の保護林)、ゲイシャ、パカマラ(BOP で多数入賞)、ティピカ、カツアイ、曾祖母の名前から名付けられる4 Lerida Estate 1600~2050m、70ha(他 30ha の自然林)、水洗~乾燥工場もある中枢農園、ゲイシャ、ティピカ、カツアイ、オレンジブルボン、SL28,SL345 Michella Estate 1600m、35ha, ティピカ、カツアイ、パカマラ、SL342160円/150gパック(税込)【アフターダーク】(200gパック)よりダークに、より華やかに、まろやかでメロウな魅力に・・・リニューアルした10年目の「アフターダーク」です。余韻で舌の上に心地よく残るメロウなチョコとフルーツな感じはたっぷりブレンドした「パナマ・レリダ・パカマラ」の魅力です。さかもとこーひーを代表する深まる秋のブレンド「アフターダーク」・・・「パナマ・レリダ・パカマラ」の仕入れ価格が抑えられ、量も確保できたので・・・今までよりもたっぷりブレンドできました。ただパカマラの量を増やしてもバランス崩れますし・・・面白くも無いので・・・さかもとこーひーを代表するブレンドの一つの「アフターダーク」を10年目でリニューアルです。元々のイメージは・・・After Dark Before Light 暗闇の後、光りの前…という言葉から・・・ダークな中に見える明るい魅力です、それを進化させました。アラ古希になって、スペシャルティコーヒーのブレンドの深み、厚み、艶かしい味わいをお届けします。なかなかの出来だと一人ニヤついています、お楽しみください。出来上がって最初の1杯をゆっくりと味わうと・・・今までよりもダークでディープ、まろやかでメロウな、苦味や酸味とは別世界の、熟したフルーツやフローラル感に仕上げました。去年までは「深煎りコロンビア、深煎りグアテマラ、深煎りエルサルバドル、パカマラ」でしたが・・・今年は「バークレーロースト、深煎りインドネシア・ブルボン、パカマラ」とブレンドを作り直して、勿論パカマラの量を増やしました。10年前最初のイメージは・・・深煎りの新境地と言いますか・・・昭和の深煎り自家焙煎でも無い・・・ピーツやスタバのような深煎りでも無い・・・スペシャルティコーヒーに出会って20年経ったさかもとこーひーが今のスペシャルティコーヒーの魅力を生かした深煎りブレンドを作りたいなぁーということなんです・・・円やかな深煎りの味わいに「エルインヘルト・パカマラ」の輝くような魅力が顔を出して他に無い魅力でした。そのイメージをさらにダークに味わい深く、パカマラの妖艶な魅力を生かしました。「アフター・ダーク」は…サックスの土岐英史さんのアルバムに入っていて、年に何回かライブで聴いていて大好きな曲なんですが…お嬢さんの土岐麻子さんが新しいアルバムで英語詩を付けて歌ったんです。それを聴いていて…After Dark Before Light 暗闇の後、光りの前…という言葉がピッタリだと思いました、是非お楽しみください。(土岐さんが2021年6月71歳で逝去されました。ライブであの生音を浴びることができないのかと寂しいのですが、CDでヘビロテしてます。R.I.P.)1620円/200gパック(税込)さかもとこーひーは「部屋中にひろがる香りと後味の美味しさ」を大切にしています。
2023.10.22
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プロのつぶやき1231「最新のプロバット12kgで焙煎してきました」カード払い用ネットショップ http://sakamotocoffee.shop/ おかげさまで毎日常連のお客さまにご利用頂いています、PayPay払い、Amazon pay払いも使えるようになりました。朝20℃を切るようになって、急に肌寒さを感じています。あの長かった暑さはどこに行ってしまったんでしょう?日中は半袖で心地よく、朝晩は少し冷え込んで・・・いい季節にやっとなりました。10月になって仲間が新しいプロバット焙煎機12kgを入れたので・・・水木とそのセッティングサポートに行ってきました。2日間で20数回焙煎してはカッピングの繰り返しなので、終わるとくたくたに疲れてしまいました。数年前とは違いますね(笑)帰宅してシャワーしたら9時前にはバタッと倒れ込んで、朝5時半までぐっすり・・・翌日は新しくこーひーを使ってくださっている本八幡駅近くのアンジュールカフェさんでランチしてきました。お昼前に着いて挨拶したら・・・いきなり達郎や佐野元春、談笑師国立演芸場独演会の話題で盛り上がって・・・坂本より少し年下とわかってきました。青山のパティスリーで修行し、独立して24年の繁盛店です。チーズオムレツに自家製のパンのトースト、マカロニサラダ・・・アイスクリームやソルベ、こーひーが付くランチです。我が家の自家製パンをトーストして、自分でオムレツ作ったブランチのようなご機嫌さです。焼き菓子やフレッシュなケーキもたくさんあって・・・どれも歪みのない腕の確かな美味しさで、若い人のカフェとは違う落ち着いた居心地のよさ・・・そんなお店でこーひーを淹れてくださって、とっても励みになります。そんなこんなで・・・最新のプロバット焙煎機12kgのセッティングサポートしてきました。基本的な構造はさかもとこーひーの12kgプロバット焙煎機と同じなんですが・・・タッチパネルのデジタルになったことと、豆の温度を測る熱電対の位置がドラムの下の方に移ったのが大きな違いです。タッチパネルは慣れれば火力がデジタルですから使い勝手良いでしょう。豆温も慣れれば大きな違いはありません。ボトムの温度の検証とロースティングポイントの調整で大丈夫です。勿論、排気はダンパーの微調整で見つけていきます。1日目はまず各基準を探していきます・・・焙煎機を暖機運転して安定させて・・・豆を投入して焙煎スタートすると、豆の温度が下がってボトムと言われる一番下の温度になってから上昇していきます。まずは、このボトムの適正温度を見つけます・・・この温度が高いと表面焼けになって、深煎りにすると焦げてざらつき不快な苦味になりますし・・・中煎り浅煎りでも水分抜けは悪いし、舌に刺激的な辛味と呼んでいる味わいになって、重い酸味にもなりますので要注意です。お店によっては浅煎りのコーヒーにこの状態が時々あります・・・後味がすっきりしないのですが、お店の人が気づいていないことがあります。場合によっては酸味がとっても不快な酸っぱいものになっています。(後味の重さをコクだと思っている人が時々いますね)ボトムが低すぎると、焙煎初期のカロリー不足になりますので・・・豆の成分のデベロップ不足になって、味わいの薄い、ぼやけた味になることが多いです。焙煎は水分抜き工程からロースティング工程へと進みますが・・・基準としては排気の強い弱いを見つけていきます。ダンパーと呼ばれる排気弁を調整します。プロバット焙煎機の場合は強制排気で排気が強いのでダンパーの調整がデリケートになります。排気が強いとカロリーが豆に伝わりづらく、デベロップ不足になりがちで、火力を強めると温度の高い熱風が速いスピードで豆の表面を抜けるので、場合によっては表面焼けになります。排気が弱いと煙がこもったり、焦げの原因になりますので・・・カッピングでちょうど良い排気を見つけます。これは外の煙突の高さにも影響受けますし、適正な排気はカッピングでの判断になるのでなかなか厄介です。風力計付けても、その排気が適正かどうかは風力計は教えてくれません(笑)この辺が決まってくると水分抜き工程の火力、ロースティング工程の火力、深煎りの工程の火力とカッピングで見つけていきます。以上を、初日に10回くらい繰り返して、一つ一つの基準をカッピングで見つけます。基準が決まってしまえば、その基準にしたがって焙煎を進行すれば良いのでデジタルのデータが役立ちますが・・・基準はカッピングで見つけるしかありませんので、カッピングスキルや味覚レベルが低いとその基準が甘いものになってしまいますので・・・焙煎機がデジタル化されても、結局はアナログな味覚レベル次第となるのが、味の仕事の怖いところだと思います。で、2日目は一つ一つのコーヒーを商品のロースティングポイントで焼いて、確認を繰り返します。扱っている豆を順番に午前午後と焙煎してはカッピングの繰り返しです。当然小さい焙煎機とはロースティングポイントが少しずれていますので・・・ロースティングポイントの少し前からサンプルスプーンで豆の香りを頻繁に嗅いで、豆の成分がデベロップしたタイミングで煎り止めて、カッピングで確認します。微妙な香りの変化で、今豆がどうなっているかを瞬間瞬間で判断して、バランスよくデベロップした香りになった瞬間に釜から出します。これが一瞬一瞬の判断で嗅覚やイメージを使うので脳が疲れます。全種類ドンピシャで決めましたので、豆の無駄が出ません(笑)無事終わって帰ろうと思ったら・・・ブレンドの相談があって・・・そこから5種類のブレンドをカッピングで仕上げました。どういうお客さん、お好みに合わせるブレンドなのか、季節は、価格はと聞きながら仕上げました。さらにディスプレイの相談、お客さんからの質問の相談、価格の話しとスタッフさんからも熱心な質問が続きました。5kg焙煎機よりも安定した焙煎ができて、生産量増えますし、同じ豆でも比べるとデベロップの状態が良くなって、一つ一つカッピングする度にスタッフさんが自然な笑顔になって美味しくなったと伝わってきました。ホームコーヒーがもっと広がると嬉しいです。さかもとこーひーは「部屋中にひろがる香りと後味の美味しさ」を大切にしています。
2023.10.08
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プロのつぶやき1230「30年ぶりに復活、ビクトリア・サンドイッチ・ケーキ」カード払い用ネットショップ http://sakamotocoffee.shop/ おかげさまで毎日常連のお客さまにご利用頂いています、PayPay払い、Amazon pay払いも使えるようになりました。涼しくなるかと思っていたら・・・昼間はまだまだ暑く・・・あっという間に10月になってしまいました。仲間が新しくプロバット焙煎機の12kgを入れるので、水木と焙煎のサポートに行ってきます。地域の常連さんが増えて、焙煎機を大きくします。12kgの焙煎機にすると生産量が増えますが・・・実は同じ生豆を同じプロバット焙煎機で焙煎しても・・・5kgよりも12kg焙煎機の方が味が良くなるようです。さかもとこーひーがサポートしているお店から、自店とさかもとこーひーの同じ豆を比較すると少し差があって、どうしたら良いのか聞かれることがあります。答えは・・・お客さんを増やして焙煎量を増やすこと、そして大きな焙煎機を使えるようになることと伝えます。大きな工場の焙煎機になると違ってきますが・・・自営レベルでは少量では安定して焙煎出来ない問題がありますし、熱の伝わり方も違いがあるようで・・・適正な大きさ・焙煎量があると思っています。同じ生豆、同じプロバット、同じ焙煎方法で何店も比較するとわかってきました、カロリーの伝わり方の違いでしょうか。業界では1kgの焙煎機が多いそうですが・・・このような比較はなかなか出来ないので知られていないでしょう。なので、さかもとこーひーでは自営レベルのマイクロロースターは12kg焙煎機からと考えています。勿論、経営的にも健全になってくる販売量です(喫茶もやっているとなかなか大変です、何をやらないのかが大切です)。さかもとこーひーの仲間では4台目になります・・・みんな地道に常連さん増えてきてホームこーひーが広がって嬉しいです。そうそう、金曜日に千葉市稲毛区の草野公民館でこーひーレッスンがあり・・・いよいよ秋シーズンになりました。10月11月と公民館でのこーひーレッスンが続けてあります。草野公民館は2回目で・・・質問も多く、和気藹々と楽しく盛り上がりました。内容はいつも通りで・・・「コーヒーはフルーツだ!」で農産物としてのコーヒー、土壌や完熟した実の大切さを話しながら・・・豆や粉に挽いた香り・・・そして3種類のこーひーをお菓子とともに比べながら楽しんでいただきました。3つの味わいの違いや雑味えぐみのない、後味の心地よさを感じてもらえたと思います。そんなこんなで・・・30年ぶりに、ビクトリア・サンドイッチ・ケーキが復活しました。さかもとこーひーホームページの「さかもとこーひーの基本・バックナンバー」のケーキブックにレシピがありますが http://www.sakamotocoffee.com/cake/vict.html ・・・焼くのはとっても簡単なのですが、なかなか自分で焼く気持ちにならなくて、津田沼ブラウンサウンドコーヒーのmarucoff まるちゃんの焼くケーキが手作り感溢れてとっても美味しくて気に入っているので・・・「ビクトリア・サンドイッチ・ケーキ」焼いてと頼んでいたら、なんと焼いてくれました。坂本はセルクルで丸く焼いて3枚にカットしてカシスのジャムを挟みましたが・・・まるちゃんはパウンド型で焼いて、しかも生地はやさしい味わいに仕上げて・・・カシスジャムにクリームも加えて・・・女の子らしい美味しさになってました。なんてことない地味なイギリスの家庭のお菓子ですが・・・ラテやミルクティと一緒にいただくと、それはそれは美味しいものです。イギリスの家庭菓子の良さですね。イチゴやブルーベリーのジャムもよく使うようですが、バターたっぷりのリッチな生地なので、カシスが気に入っています。ケーキ屋さん、フランス菓子屋さんでは作らないお菓子だと思いますが・・・お茶のひと時に大満足な美味しさだと思います、ただバターたっぷりですので、その辺は要注意でしょう(笑)季節のフルーツたっぷりなケーキも嬉しいですが・・・こういう家庭のお菓子を紅茶やこーひーと一緒に頂く方が好きです。ただ混ぜて焼くだけですので・・・是非お試しください。イギリスの代表的な家庭菓子です。 正式には「ヴィクトリアサンドイッチケーキ」というそうです。本来は薄く2枚焼いてジャムをぬり、重ねるようですが、セルクルで焼いて半分に切り作りました。バターケーキにジャムをはさむだけですので、バターとジャムの美味しさがポイントです。ジャムは濃い味のほうが生地に負けないで美味しく出来ます。メレンゲを作らないで全卵で混ぜますから、さらに簡単なお菓子です。この生地を基本にして、型を変えたりナッツやドライフルーツ、スパイス等でアレンジしても楽しいお菓子になります。マーブルケーキにしても美味です。まず簡単なのが好評です。家庭菓子のほのぼのとした美味しさが魅力的です。バターと卵、牛乳の基本の材料の良さにジャムの香りと酸味がアクセントになってます。珍しい物はなにも使っていませんが、ひとつひとつの品質が落ちると美味しさのかけらも無い色あせたお菓子になってしまいます。大地の豊かな実りを素朴で魅力的なお菓子に仕立て上げたイギリスの良さがいっぱいの美味しさです。さかもとこーひーは「部屋中にひろがる香りと後味の美味しさ」を大切にしています。
2023.10.01
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プロのつぶやき1229「今、これからのさかもとこーひー」カード払い用ネットショップ http://sakamotocoffee.shop/ おかげさまで毎日常連のお客さまにご利用頂いています、PayPay払い、Amazon pay払いも使えるようになりました。土曜の朝玄関を出たら・・・肌寒い! もうTシャツ一枚の季節は終わりですねー、ほっとします。9月もあっという間にあと1週間、気がつくと今年が終わってしまう季節になりました。今週は公民館でのこーひーレッスンがあって、10月も別の公民館がありまして・・・新しいプロバット12kg焙煎機のサポートで2日間の出張・・・落語にコンサート・・・スケジュールが詰まっています。ボクシングのビックマッチが終わって、今度はテニスが女子・男子と続きます・・・先日パデルの国際大会が地元であったので少し観戦してきましたが・・・やはり生での観戦は迫力が違います・・・ボクシングもテニスも観戦行きたいのですが、仕事もありますし、半日1日がかりだとハードル上がってしまいます。そんなこんなで・・・プロバット焙煎機でのスペシャルティコーヒーの味わいから「今、これからのさかもとこーひー」です。さかもとこーひー30周年で、この30年40年を振り返ってきましたが・・・いよいよ、今のさかもとこーひーへ通じてきます。スペシャルティコーヒーという農産物として素晴らしい素材に出会って、その素材も安定して使えるようになって、それまでのフジローヤル5kg直火式焙煎機から今使っているドイツ製プロバット12kg焙煎機に変更しました。そして、今本店店長をしている次男が店に入ることになり・・・その前にスタバで3年間働きました。同時にグアテマラやコスタリカの産地訪問を3年連続でしました。グアテマラ・エルインヘルト農園にも訪問して、2回目3回目と農園のディープなところまで案内してくださいました。やはり最初にトップの農園を知っておくと、他の農園に行ったときに比較しやすいものです。まぁ、スペシャルティコーヒーの農園と言っても当然レベルの違いはあります。そして店に入って・・・カッピングのトレーニングをしながら、焙煎も覚えていきました。そうこうしていると、今おゆみ野店店長をしている長男も店に入ることになって・・・やはり1年間ドトールで働き、おゆみ野店を出すタイミングで店に入りました。次男と同じように・・・カッピングのトレーニングをしながら、焙煎も覚えていきました。店主坂本が50才60才をすぎて、70才がそこまできていますが・・・息子ふたりが成長してきていますので、任せられる仕事が増えて・・・坂本の仕事量を減らして70代を健康で仕事していけそうです。一方、安定したクオリティの素材を使えるようになって、こーひーの品揃えを整えていきました。シングルオリジン、定番のブレンド、季節のブレンド・・・卸先が徐々に増えてきて、それぞれのお店に合ったブレンド作りも増えていきました。同時に、お客さんの反応からお好みも明確になってきました・・・同業の最近の若い人たちは、素材の差別化につぐ差別化からどんどんマイナーな産地や精選方法、品種のコーヒーを競っているように感じていますが・・・さかもとこーひーでは伝統的な産地の底力や魅力が常連さんにとって如何に魅力的なのかを実感しています。やはり昔からのメインの産地には長く培ってきたノウハウや恵まれた条件があるように感じています。ブラジル、コロンビア、グアテマラ、インドネシア、エチオピアを柱にして・・・コスタリカ、エルサルバドル、パナマ、ケニア、タンザニア等々の産地が軸になっています。幸にしてそれらの産地の優秀な生産者の豆を安定して使えるので恵まれています。フジローヤル直火式5kg焙煎機からプロバット12kgに替えたのは・・・まず、焙煎量が5kg焙煎機では間に合わなくなったことと・・・開店した時は直火式の深煎りコーヒーのダークな魅力をメインにしていましたが・・・スペシャルティコーヒーのクリーンカップ、アフターテイスト、マウスフィール、アシディティ、スイートネス、フレーバーをより際立った魅力にするにはより安定した再現性と焦さずにダークな魅力のコーヒーを焙きたいという2点が大きな理由でした。その結果今人気の「バークレーロースト」やバークレー・ローストを使ったブレンドをお届けできるようになりました。微妙なカロリーのコントロールをしやすい結果です。勿論、中煎り浅煎りの苦味を抑えた華やかな魅力も生き生きと感じられるようになってきました。浅く焙いても酸味を甘さが包み込んで心地よい味わいになっていきました。もっとも、たまに友人の焙く直火式深煎りコーヒーを飲むと、いいもんだなぁーとも思います。こういう味わいはお金払っても飲みたいなぁーとも思います。そんないい感じになってきたところに・・・この数年の相場高騰、円安の向かい風・・・そしてコロナ禍でした。まぁ、コロナ禍は致し方無いのですが・・・相場高騰、円安に、さらに輸送費、消耗品、送料、光熱費等々なんでも値上がりしてきてしまいました。さかもとこーひーは常連のみなさんのこーひーのある暮らしに向けた商品を作っていますし・・・ヘビーユーザーの常連さんが多いのでこーひーの値上がりはとっても心苦しいのですが・・・できるだけ値上げを抑えて暮らしの中のこーひーを大切にしています。勿論、こーひーの魅力も・・・常連さんのお好みや暮らしの変化と坂本の変化、素材の移り変わりの中で・・・少しづつ今までに無い魅力をお届けしようと思っています。最近は30年前からの常連さんは一緒に歳を重ねて、幼稚園ママだったみなさんが還暦や古希になって・・・赤ちゃんや幼稚園保育園に通っていたお子さんが社会人になったり、結婚したり、お子さん産まれたりです。同時に息子世代の30代40代の常連のお客さんも増えていますので・・・暮らしぶり、ライフスタイルも多様になってきました。世代毎にライフスタイルもお好みも違ってきますが・・・不易流行、変わる美味しさと変わらない美味しさがあると思っています。その辺は、50年になる味の仕事、50年間美味しいの不味いの・・・なぜ美味しいのか?なぜ不味いのか?・・・考えてきましたので・・・流行りの美味しさ、本質的な美味しさ、明確になっています。これからも、時代を感じながらいつも変わらない美味しさのこーひーを追い求めて行こうと思っています。まぁ、お陰さまで、楽しい仕事ですし、仕事量は減らしますが、まだまだ現役でやっていけそうです。さかもとこーひーは「部屋中にひろがる香りと後味の美味しさ」を大切にしています。
2023.09.24
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【深煎りインドネシア・ブルボン】(200gパック)「カフェ・ノワール30」で活躍している「深煎りインドネシア・ブルボン」です。ダークな味わいの余韻に爽やかな甘さを感じて「深煎りインドネシア・ブルボン」のブルボン種の個性が魅力になっているなぁーと思います。上品で繊細なビター感、ダークテイスト・・・マンデリンの滑らかさとブルボン種の柔らかな口当たりからの余韻がとっても気持ちいいです。そして、余韻にはビター感ダーク感と一緒にカラメルやダークチョコ、バニラ・・・さらにダークな中のフローラル感もあります、余韻はやさしい甘さです。「マンデリン・タノバタック」はさかもとこーひーのロングセラーです。その同じインドネシアのマンデリンで珍しい「ブルボン種」です。マンデリンの質感とブルボン種の質感を活かして、焦げる手前の火力で、ぐーっとダークにディープに深煎りにしました。ブルボン種は「グアテマラ・エルインヘルト・ブルボン」やブラジルのブルボン種を今までご紹介してきました。在来の伝統的な品種で・・・口当たりの上品な柔らかさや甘さは品種改良を繰り返されたものには無い繊細な魅力だと思っています。中米のブルボン種(グアテマラ・エルインヘルト・ブルボン等)は繊細でやさしい味わいと甘さに包まれた酸が華やかさや余韻の魅力を引き立てていますが・・・この「深煎りインドネシア・ブルボン」はインドネシアの伝統的な精製方法ですので酸が表に出ていませんので、それをダークに深煎りに仕上げることで今までにない深煎りの魅力になっていると思います。Aceh Mandheling Classic Bourbon エ リ ア:スマトラ島 アチェ州 プ ロ セ ス:セミウォッシュド乾 燥:天日乾燥品 種:ブルボン標 高:1,500~1600m生産者:ザイラニ氏農園名:Zailani estateマンデリンには珍しい単一農園栽培、さらにブルボン種です。1980 年代にオランダ系のコーヒー商社が種を持ち込んだことからこの地での栽培が根付いたと言われるブルボン。残念ながらその後アチェ自由運動(GAM)とインドネシア政府軍の衝突が激化し、生産者が避難したことで農地は荒廃が進むことに。2005 年に両者の間で和平が成立し、USAID の援助もあって人も戻りコーヒー栽培は劇的に回復しましたが、その過程で新たに導入されたのは短期間で収穫できるハイブリッド種でした。ほとんどの生産者がハイブリッド種の栽培を進めて行った中、かつてのブルボン種が残る農園があることを知ったザイラニ氏はこの希少なコーヒーを存続させるため、その農園の一部8ha を買取りました。山間部にたたずむその農園で今も、彼はいにしえのブルボンを実直に栽培しています。【カッピングコメント】 スイート・アーシー、トロピカルフルーツ、スムースマウスフィール、コンプレックス
2023.09.22
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【カフェ・ノワール30】(200gパック)おかげさまで「アニバーサリー30」がご好評頂き・・・ではと、30周年ブレンド第2弾として、いつものさかもとこーひーの深煎りブレンドの味わいとは違うブレンドをイメージしました。深煎りの柔らかな口当たりからの円熟した味わい深さとベリー系の余韻・・・後味は苦さや重さを避けて、軽やかに心地よく・・・。以前の「カフェ・ノワール」は・・・円やかで一体化した深煎りの味わいの余韻に黒いベリーやビターチョコレート、スパイシーさが魅力的で、それでいて後味の華やかさキレの良さ・・・な感じでした。ノワールのイメージは引き継ぎながら、全く違う印象の深煎りをブレンドして「カフェ・ノワール30」としました。使った豆は・・・深煎りインドネシア・ブルボン、深煎りモカ・シダモ、バークレーローストです。ブレンドのイメージは使わない豆を決めることが大切です・・・さかもとこーひーのブレンドでよく使われるグアテマラやコロンビア、マンデリン・タノバタック、モカ・イルガチェフェ(ハマ)、エチオピア・モカナチュラル、ブラジル等々使っていません。グアテマラのハニーライクな華やかさ・・・コロンビアのまろやかな魅力・・・マンデリン・タノバタックのクリーミーさスパイシーさ・・・モカ・イルガチェフェ(ハマ)やエチオピア・モカナチュラルの際立った個性・・・ブラジルの親しみやすさや甘さ・・・どれもブレンドで活しますが、使いません。まぁ、バークレー・ローストはグアテマラの深煎りですが、ベースには使わずに・・・深煎りインドネシア・ブルボンをベースにすることで今までにない味わいになっています。
2023.09.21
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【つるべ糸】(200gパック)まろやか滑らかな口あたりで、余韻の味わい深さが深まる秋にぴったりです。「グアテマラ・エルインヘルト・ブルボン」をベースにした・・・秋向け、栗・チョコレート・ナッツをイメージしたブレンドです・・・季節柄おいもにも合いますね。ほっと落ち着くような味わいですが、そこは「グアテマラ・エルインヘルト・ブルボン」がベースですので上質さ上品さが際立っています。エルインヘルト・ブルボンの上質さ、豊かな味わい、なめらかさまろやかさ、フローラル感、フルーツ感、余韻の心地よさ・・・をベースにして・・・栗やおいも、チョコレート、ナッツ系のお菓子をひきたて、こーひーもひきたつ・・・なめらか、まろやか、味わい深く・・・フローラル、赤ワイン、スパイシーな感じです。使ったのは・・・「グアテマラ・エルインヘルト・ブルボン」「エチオピア・モカナチュラル」「マンデリン・タノバタック」・・・ブレンドが出来上がってプレスで淹れてスタッフさんと一緒に飲んだら・・・Kさん「う~~ん、高級な味」・・・さすがさかもとこーひーのスタッフさんは味わいで高級感を感じるようです(笑)さかもとこーひーの秋の定番こーひーになってきました。5年目の「つるべ糸」です・・秋の日はつるべおとし、そんな季節のブレンドです。(もっとも最近は、つるべおとし死語になっているようです)・・・まろやか滑らかな口あたりで、余韻の味わい深さが季節にぴったりです。そうだ矢野顕子さんが小坂忠さんの1975年の名作アルバム「ほうろう」に「つるべ糸」書いてたと思い出して決めました。この時は鈴木晶子でしたね・・・秋のつるべおとしの残照を美しく切り取ったあっこちゃんデビュー前20歳の時の曲です。
2023.09.20
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【グアテマラ・エルインヘルト・ブルボン】(200gパック)グアテマラ・コーヒーの最高峰の透明でまろやかなめらかな口当たりから、上品で華やかな印象・・・余韻のチョコレート感と甘さ・・・香りはフローラル、フルーツ、チョコレート・・・ブルボン種の繊細な魅力がエレガントさを感じさせます。時々お客様から坂本が個人的に好きなコーヒーを聞かれますが・・・普段は言葉を濁しますが・・・この「グアテマラ・エルインヘルト・ブルボン」を飲むと別格の魅力を感じますので、個人的に好きなこーひーと言えそうです。粉に挽いた時の香りから柔らかくなんとも惹きつけられる魅力が素晴らしいです。温かいうちは…あまりにも滑らかで柔らか円やかな味わいから…華やかさと上品な甘さが伝わって来ます…気品、滑らかさ、円やかさ…バランスの良さ。ピーチ、フローラル、アプリコット…フローラル、レモン&オレンジ、ハニーライク、ベリー…ジューシーな甘さ、クリーミー&ラウンド、エレガント、コンプレックス…メモが止まりません…余韻のピーチ&フローラルと包み込むような甘さが圧倒的な個性でしょう。冷めると、円やかなコクと華やかな余韻がこの「グアテマラ・エルインヘルト・ブルボン」の素晴らしさを印象的にしています…上品さと複雑さが圧倒的な印象と魅力になっていますね。そして、甘さといっても・・・色々な質とキャラを感じるのですが・・・この「グアテマラ・エルインヘルト・ブルボン」の甘さには・・・こーひーの上質な甘さと柔らか滑らかな質感・・・その甘さを引き立てるフルーツ感のバランスの素晴らしさを感じています・・・まぁ、そういう魅力を感じるとエレガントと言ってしまいますが・・・。ぜひ、冷め切ってからのエレガントさ、ピーチ&フローラルな魅力をお楽しみください。このような素晴らしい素材のポテンシャルを生かすために焙煎のスキル、カッピングスキルの向上が欠かせません。使い始めた頃にさかもとこーひーの焙煎やカッピングスキルを鍛えてくれました。今では当たり前にこの「グアテマラ・エルインヘルト・ブルボン」をさかもとこーひーの定番シングルオリジンとしてお届けしていますが・・・使えるようになるまでは、手の届かない憧れの農園でした。(去年に続いて今年も輸入量が少なくて、確保に苦労しました、仕入価格も上がっています)さかもとこーひーが世界最高レベルのコーヒー農園だと感じていて、3年連続で息子が訪問しました。グアテマラのカップオブエクセレンスでエルインヘルト農園の名声を高めたのが、このブルボン種でした。その後、パカマラ種やゲイシャ種でさらに有名になりましたが…。パカマラが出る迄はブルボンがエルインヘルト農園の代名詞だったでしょう。エルインヘルト農園の土壌栽培の素晴らしさ、完熟度合いの揃った収穫、的確な精選処理・・・全てにトップクオリティの農園の実力が素材や魅力につながっています。農園名:エル インヘルト農園責任者:アルトゥーロ アギーレエ リ ア:ウエウエテナンゴ県 リベルタープ ロ セ ス:フリーウォッシュド品 種:ブルボン標 高:1,500-1,600mエル・インヘルト農園は、グアテマラ北西部ウエウエテナンゴ県の谷沿いに深く入ったラ・リベルタ(La Libertad)村に位置し、敷地面積750ヘクタール(コーヒー栽培エリア300ヘクタール)の広大な敷地の中で営まれています。この地区は平均気温が16-28°Cと冷涼で、年間降水量1,800-2,000mmと適度な湿度があり、有機物質に富んだ火山性の土壌を有します。明確な乾季が均等な開花熟成を生み、結果として最上級の酸味、ボディ、味わい、ほのかなワインのようなアロマをもったコーヒーを生み出します。農園は大変良く手入れされており、樹の形、枝の勢い、葉の色・実の付き方が素晴らしく、一目で判ります。堆肥には、ミミズを使って作り出した有機を使用するなど環境にも細心の注意を払っています。敷地内の350ヘクタールの天然雨林は、動植物の自生を維持するとともに、この農園に最適な気候をもたらします。収穫では完熟赤実のみが手摘みされ、伝統的な水洗処理工程を守って精製処理されます。果肉除去された後60-72時間をかけて醗酵槽に浸けられて熟成し、山から流れてくる豊富な湧き水を利用し洗浄します。こうして充分に甘味を持ったパーチメントがパティオ(天日乾燥場)で丁寧に乾燥されます。また、農園独自にドライ・ミル(選別工場)を所有しており、すべての工程を一貫して行っております。良いコーヒーを生産する為に、オーナー自身の徹底した研究・管理のもとで、伝統的なグアテマラのコーヒー生産技術に守られたコーヒーは素晴らしい味わいを有しています。このエル・インヘルト農園のコーヒーはグァテマラのスペシャルティコーヒーコンペティションにおいて、毎年上位に入賞しており、まさにグァテマラの頂点に位置するスペシャルティコーヒーといえるでしょう。
2023.09.19
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プロのつぶやき1228「グアテマラ・エルインヘルト・ブルボン、つるべ糸、カフェ・ノワール30、深煎りインドネシア・ブルボン」カード払い用ネットショップ http://sakamotocoffee.shop/ おかげさまで毎日常連のお客さまにご利用頂いています、PayPay払い、Amazon pay払いも使えるようになりました。9月も半ば、朝晩は涼しくなったものの日中はまだまだ暑いです。水曜日に半蔵門の国立演芸場で立川談笑師「慶安太平記」全9回のうち6回目に行ってきました。いつも日曜でしたので、買えなかった一元屋さんのきんつばも買えて・・・同じ通りのグルニエアパンさんでカルネ、クロワッサン、パンドミーと買って帰りました。同じ通りに一元屋、グルニエアパンとお気に入りの店があって、半蔵門に住みたくなります(笑)しかも行列が無いので気楽に買えます。国立演芸場が改装のため閉館となるので・・・半蔵門通いから遠ざかります、グルニエアパンでサンドイッチ買って齧りながら坂道歩いたのが懐かしいです。そんなこんなで、まだ日中は暑いですが、ようやく夏から秋へ季節が動いてきました・・・秋の深まりを感じるこーひー4種類のご紹介です。個人的にに一番好きなシングルオリジン「グアテマラ・エルインヘルト・ブルボン」・・・5年目のまろやかで味わい深い「つるべ糸」・・・いつもとは違う味わいの新作深煎り「カフェ・ノワール30」・・・珍しいマンデリンのブルボン種「深煎りインドネシア・ブルボン」・・・お楽しみください。【グアテマラ・エルインヘルト・ブルボン】(200gパック)グアテマラ・コーヒーの最高峰の透明でまろやかなめらかな口当たりから、上品で華やかな印象・・・余韻のチョコレート感と甘さ・・・香りはフローラル、フルーツ、チョコレート・・・ブルボン種の繊細な魅力がエレガントさを感じさせます。時々お客様から坂本が個人的に好きなコーヒーを聞かれますが・・・普段は言葉を濁しますが・・・この「グアテマラ・エルインヘルト・ブルボン」を飲むと別格の魅力を感じますので、個人的に好きなこーひーと言えそうです。粉に挽いた時の香りから柔らかくなんとも惹きつけられる魅力が素晴らしいです。温かいうちは…あまりにも滑らかで柔らか円やかな味わいから…華やかさと上品な甘さが伝わって来ます…気品、滑らかさ、円やかさ…バランスの良さ。ピーチ、フローラル、アプリコット…フローラル、レモン&オレンジ、ハニーライク、ベリー…ジューシーな甘さ、クリーミー&ラウンド、エレガント、コンプレックス…メモが止まりません…余韻のピーチ&フローラルと包み込むような甘さが圧倒的な個性でしょう。冷めると、円やかなコクと華やかな余韻がこの「グアテマラ・エルインヘルト・ブルボン」の素晴らしさを印象的にしています…上品さと複雑さが圧倒的な印象と魅力になっていますね。そして、甘さといっても・・・色々な質とキャラを感じるのですが・・・この「グアテマラ・エルインヘルト・ブルボン」の甘さには・・・こーひーの上質な甘さと柔らか滑らかな質感・・・その甘さを引き立てるフルーツ感のバランスの素晴らしさを感じています・・・まぁ、そういう魅力を感じるとエレガントと言ってしまいますが・・・。ぜひ、冷め切ってからのエレガントさ、ピーチ&フローラルな魅力をお楽しみください。このような素晴らしい素材のポテンシャルを生かすために焙煎のスキル、カッピングスキルの向上が欠かせません。使い始めた頃にさかもとこーひーの焙煎やカッピングスキルを鍛えてくれました。今では当たり前にこの「グアテマラ・エルインヘルト・ブルボン」をさかもとこーひーの定番シングルオリジンとしてお届けしていますが・・・使えるようになるまでは、手の届かない憧れの農園でした。(去年に続いて今年も輸入量が少なくて、確保に苦労しました、仕入価格も上がっています)さかもとこーひーが世界最高レベルのコーヒー農園だと感じていて、3年連続で息子が訪問しました。グアテマラのカップオブエクセレンスでエルインヘルト農園の名声を高めたのが、このブルボン種でした。その後、パカマラ種やゲイシャ種でさらに有名になりましたが…。パカマラが出る迄はブルボンがエルインヘルト農園の代名詞だったでしょう。エルインヘルト農園の土壌栽培の素晴らしさ、完熟度合いの揃った収穫、的確な精選処理・・・全てにトップクオリティの農園の実力が素材や魅力につながっています。農園名:エル インヘルト農園責任者:アルトゥーロ アギーレエ リ ア:ウエウエテナンゴ県 リベルタープ ロ セ ス:フリーウォッシュド品 種:ブルボン標 高:1,500-1,600mエル・インヘルト農園は、グアテマラ北西部ウエウエテナンゴ県の谷沿いに深く入ったラ・リベルタ(La Libertad)村に位置し、敷地面積750ヘクタール(コーヒー栽培エリア300ヘクタール)の広大な敷地の中で営まれています。この地区は平均気温が16-28°Cと冷涼で、年間降水量1,800-2,000mmと適度な湿度があり、有機物質に富んだ火山性の土壌を有します。明確な乾季が均等な開花熟成を生み、結果として最上級の酸味、ボディ、味わい、ほのかなワインのようなアロマをもったコーヒーを生み出します。農園は大変良く手入れされており、樹の形、枝の勢い、葉の色・実の付き方が素晴らしく、一目で判ります。堆肥には、ミミズを使って作り出した有機を使用するなど環境にも細心の注意を払っています。敷地内の350ヘクタールの天然雨林は、動植物の自生を維持するとともに、この農園に最適な気候をもたらします。収穫では完熟赤実のみが手摘みされ、伝統的な水洗処理工程を守って精製処理されます。果肉除去された後60-72時間をかけて醗酵槽に浸けられて熟成し、山から流れてくる豊富な湧き水を利用し洗浄します。こうして充分に甘味を持ったパーチメントがパティオ(天日乾燥場)で丁寧に乾燥されます。また、農園独自にドライ・ミル(選別工場)を所有しており、すべての工程を一貫して行っております。良いコーヒーを生産する為に、オーナー自身の徹底した研究・管理のもとで、伝統的なグアテマラのコーヒー生産技術に守られたコーヒーは素晴らしい味わいを有しています。このエル・インヘルト農園のコーヒーはグァテマラのスペシャルティコーヒーコンペティションにおいて、毎年上位に入賞しており、まさにグァテマラの頂点に位置するスペシャルティコーヒーといえるでしょう。2160円/200gパック(税込)【つるべ糸】(200gパック)まろやか滑らかな口あたりで、余韻の味わい深さが深まる秋にぴったりです。「グアテマラ・エルインヘルト・ブルボン」をベースにした・・・秋向け、栗・チョコレート・ナッツをイメージしたブレンドです・・・季節柄おいもにも合いますね。ほっと落ち着くような味わいですが、そこは「グアテマラ・エルインヘルト・ブルボン」がベースですので上質さ上品さが際立っています。エルインヘルト・ブルボンの上質さ、豊かな味わい、なめらかさまろやかさ、フローラル感、フルーツ感、余韻の心地よさ・・・をベースにして・・・栗やおいも、チョコレート、ナッツ系のお菓子をひきたて、こーひーもひきたつ・・・なめらか、まろやか、味わい深く・・・フローラル、赤ワイン、スパイシーな感じです。使ったのは・・・「グアテマラ・エルインヘルト・ブルボン」「エチオピア・モカナチュラル」「マンデリン・タノバタック」・・・ブレンドが出来上がってプレスで淹れてスタッフさんと一緒に飲んだら・・・Kさん「う~~ん、高級な味」・・・さすがさかもとこーひーのスタッフさんは味わいで高級感を感じるようです(笑)さかもとこーひーの秋の定番こーひーになってきました。5年目の「つるべ糸」です・・秋の日はつるべおとし、そんな季節のブレンドです。(もっとも最近は、つるべおとし死語になっているようです)・・・まろやか滑らかな口あたりで、余韻の味わい深さが季節にぴったりです。そうだ矢野顕子さんが小坂忠さんの1975年の名作アルバム「ほうろう」に「つるべ糸」書いてたと思い出して決めました。この時は鈴木晶子でしたね・・・秋のつるべおとしの残照を美しく切り取ったあっこちゃんデビュー前20歳の時の曲です。1620円/200gパック(税込)【カフェ・ノワール30】(200gパック)おかげさまで「アニバーサリー30」がご好評頂き・・・ではと、30周年ブレンド第2弾として、いつものさかもとこーひーの深煎りブレンドの味わいとは違うブレンドをイメージしました。深煎りの柔らかな口当たりからの円熟した味わい深さとベリー系の余韻・・・後味は苦さや重さを避けて、軽やかに心地よく・・・。以前の「カフェ・ノワール」は・・・円やかで一体化した深煎りの味わいの余韻に黒いベリーやビターチョコレート、スパイシーさが魅力的で、それでいて後味の華やかさキレの良さ・・・な感じでした。ノワールのイメージは引き継ぎながら、全く違う印象の深煎りをブレンドして「カフェ・ノワール30」としました。使った豆は・・・深煎りインドネシア・ブルボン、深煎りモカ・シダモ、バークレーローストです。ブレンドのイメージは使わない豆を決めることが大切です・・・さかもとこーひーのブレンドでよく使われるグアテマラやコロンビア、マンデリン・タノバタック、モカ・イルガチェフェ(ハマ)、エチオピア・モカナチュラル、ブラジル等々使っていません。グアテマラのハニーライクな華やかさ・・・コロンビアのまろやかな魅力・・・マンデリン・タノバタックのクリーミーさスパイシーさ・・・モカ・イルガチェフェ(ハマ)やエチオピア・モカナチュラルの際立った個性・・・ブラジルの親しみやすさや甘さ・・・どれもブレンドで活しますが、使いません。まぁ、バークレー・ローストはグアテマラの深煎りですが、ベースには使わずに・・・深煎りインドネシア・ブルボンをベースにすることで今までにない味わいになっています。1620円/200gパック(税込)【深煎りインドネシア・ブルボン】(200gパック)「カフェ・ノワール30」で活躍している「深煎りインドネシア・ブルボン」です。ダークな味わいの余韻に爽やかな甘さを感じて「深煎りインドネシア・ブルボン」のブルボン種の個性が魅力になっているなぁーと思います。上品で繊細なビター感、ダークテイスト・・・マンデリンの滑らかさとブルボン種の柔らかな口当たりからの余韻がとっても気持ちいいです。そして、余韻にはビター感ダーク感と一緒にカラメルやダークチョコ、バニラ・・・さらにダークな中のフローラル感もあります、余韻はやさしい甘さです。「マンデリン・タノバタック」はさかもとこーひーのロングセラーです。その同じインドネシアのマンデリンで珍しい「ブルボン種」です。マンデリンの質感とブルボン種の質感を活かして、焦げる手前の火力で、ぐーっとダークにディープに深煎りにしました。ブルボン種は「グアテマラ・エルインヘルト・ブルボン」やブラジルのブルボン種を今までご紹介してきました。在来の伝統的な品種で・・・口当たりの上品な柔らかさや甘さは品種改良を繰り返されたものには無い繊細な魅力だと思っています。中米のブルボン種(グアテマラ・エルインヘルト・ブルボン等)は繊細でやさしい味わいと甘さに包まれた酸が華やかさや余韻の魅力を引き立てていますが・・・この「深煎りインドネシア・ブルボン」はインドネシアの伝統的な精製方法ですので酸が表に出ていませんので、それをダークに深煎りに仕上げることで今までにない深煎りの魅力になっていると思います。Aceh Mandheling Classic Bourbon エ リ ア:スマトラ島 アチェ州 プ ロ セ ス:セミウォッシュド乾 燥:天日乾燥品 種:ブルボン標 高:1,500~1600m生産者:ザイラニ氏農園名:Zailani estateマンデリンには珍しい単一農園栽培、さらにブルボン種です。1980 年代にオランダ系のコーヒー商社が種を持ち込んだことからこの地での栽培が根付いたと言われるブルボン。残念ながらその後アチェ自由運動(GAM)とインドネシア政府軍の衝突が激化し、生産者が避難したことで農地は荒廃が進むことに。2005 年に両者の間で和平が成立し、USAID の援助もあって人も戻りコーヒー栽培は劇的に回復しましたが、その過程で新たに導入されたのは短期間で収穫できるハイブリッド種でした。ほとんどの生産者がハイブリッド種の栽培を進めて行った中、かつてのブルボン種が残る農園があることを知ったザイラニ氏はこの希少なコーヒーを存続させるため、その農園の一部8ha を買取りました。山間部にたたずむその農園で今も、彼はいにしえのブルボンを実直に栽培しています。【カッピングコメント】 スイート・アーシー、トロピカルフルーツ、スムースマウスフィール、コンプレックス1620円/200gパック(税込)さかもとこーひーは「部屋中にひろがる香りと後味の美味しさ」を大切にしています。
2023.09.17
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プロのつぶやき1227「スペシャルティコーヒーを仕入れて、焙煎の日々」カード払い用ネットショップ http://sakamotocoffee.shop/ おかげさまで毎日常連のお客さまにご利用頂いています、PayPay払い、Amazon pay払いも使えるようになりました。まだ暑いですが、さすがに8月の35℃の暑さはなくなりました。そして、台風大したことないと思っていたら千葉県は豪雨で・・・我家や店は大丈夫でしたが、千葉県内あちこちで大きな被害になっています。ニュースで知って驚きました、自然の脅威が身に沁みます。台風が来る前ですが・・・今週は火曜日にさだまさし50周年ツアー市川文化会館・・・木曜日に山下達郎NHKホール・・・とコンサートに2回行ってきました。さだまさしは初めてで、評判通り喋りが長い、そして上手い・・・フリートークとしては鶴瓶師といい勝負でしょう。70代60代のご婦人のコアなファンにどっかんどっかん受けてました、別に面白いこと言うわけでは無いのですが、間で笑わせます、名人ですね。知っている歌多いし・・・終わったら3時間弱でした。71才でもうすぐコンサートが4600回だそうです、リピートのご常連ばかり、さすがです。達郎はチケットが外れに外れて、ツアーで1回だけというのは電話でチケット取っていた30年くらい前以来でしょう。MCでNHKホール使い出して25年だと言ってましたが、その時のこと良く覚えてますが、25年も前なのかぁー。コロナでお酒をやめたら声がよく出るようになったらしく・・・実際以前より豊かな印象で・・・鳥山雄司さんが新しくギターで入ってバンドの色合いが少し変わって、それも良かったし、サックスの宮里陽太君音色に磨きがかかってきて素晴らしかったです。2階席後方だったんですが、音のバランスよく、演奏も歌もよく、周りのお客さんもよくて、すごいグルーブで満足満足でした。セットリストがかなりご機嫌で、レアな好きな曲が何曲もありました・・・「FUTARI」という曲のピアノの難波さんの美しいイントロ聴いていたらブレンドがイメージできてきました・・・なんのことは無く、以前「FUTARI」というブレンド作ってました(笑)ただブレンドの内容は少し違いますけど・・・きれいで眩い音色からインスパイアーされるようです。アンコールから30分といつも通りボリュームたっぷりでしたがきちんと3時間に収めて・・・アラ古希としてはお腹いっぱいでご機嫌でした・・・以前のように3時間半だともう倒れてしまいます(笑)あのリズムとグルーブに浸る3時間は癖になります・・・そして確かに若い人が増えていて、チケット取れないのも納得ですが、長年の常連をなんとかしてほしい。そんなこんなで・・・「スペシャルティコーヒーを仕入れて、焙煎の日々」です。スペシャルティコーヒーに出会って、アメリカのカンファレンスに毎年行ったり、産地訪問したりして知った農産物として素晴らしい素材を使いたいと、その頃の仲間と動き始めました。まだ日本のインポーターは売れるかどうか分からないスペシャルティコーヒーの輸入には積極的ではありませんでした。実際、アメリカのカンファレンスにはスペシャルティコーヒーに向いている規模の中小ロースターはあまり見かけませんでした。我々のような自営レベルの自家焙煎店が蠢いている状況でした。それなら自分たちで輸入しようと・・・とりあえずカップオブエクセレンス(COE)で落札してそれを使ったり、さらにブラジルのカップオブエクセレンスの1位を落札して評判になったりして、産地に知られるようにもなっていきました。それが2005年前後の話しです。さかもとこーひーとしては「プロのつぶやき」でその辺をレポートしていて・・・カップオブエクセレンスの豆をお客さんに紹介したりして・・・今までのコーヒーとどう違うかを伝えていきました。スペシャルティコーヒーで最初に学んだことは・・・「クリーンカップ」が大切なこと、そして口当たり・マウスフィールや余韻の甘さと心地よさ・・・そして酸味・アシディティの質やキャラクターにボリューム・・・さらに香りの特徴等々です。今の若手はスペシャルティコーヒーというと様々な香りや個性にフォーカスしている印象を受けていて・・・それらは魅力の一部なんですね。香りが目立っても・・・クリーンカップやマウスフィールや余韻に問題があったら台無しですし・・・お客さんには美味しさが伝わりにくいものです。あとはスペシャルティコーヒーは「カスタマーオリエンテッド」だと言うことと「クラフト」であると言うことです。つまり、栽培・収穫・精選処理から・・・焙煎・ブレンドまでクラフトの精神で作りあげること(大量生産と違いますね、最近はクラフトビールとかクラフトコーラとか広まっています)・・・カスタマーオリエンテッドですからお客さんが魅力的で美味しいと感じなければ意味が無いのです。すると、お客さんによってそれぞれお好みがありますから・・・その際立つ美味しさは自店のお客さんのお好みに合わせる必要になってきます。誰にでも美味しいとうのは際立つ美味しさではなくて・・・不味さが少ないとなります・・・それではスペシャルティコーヒーではなくて、スペシャルティコーヒー以前のコマーシャルコーヒーとかコモデティコーヒー、プレミアムコーヒーと業界で言われるものになってしまいます。際立てば際立つほどお好みが分かれるものです。なので、さかもとこーひーの常連さんのお好みに合わせながら・・・焙煎やブレンドの検証を繰り返していました。特に焙煎はスペシャルティコーヒー以前ではある程度完成していましたが・・・スペシャルティコーヒーの素材になるとポテンシャルが素晴らしいので、わずかな違いによってそのポテンシャルが発揮されたり、今一つになったりしていました。その違いはどこにあるのか?・・・ひたすら細かな検証を繰り返して3年から5年で再現性が高まって・・・今ではサポートしているお店から届く10gの豆をカッピングすれば、その焙煎のどこに問題があるのか分かって、その焙煎を修正アドバイスできています。それができるのも、同じ焙煎機で同じ生豆で同じ焙煎方法で焙いた豆を手書きデータと擦り合わせてきた結果です。その点、プロバット焙煎機は安定した焙煎ができるので気に入っています、再現性が高まると細かな検証をできますので・・・勿論カッピングスキルが向上しないと意味ありませんが・・・。そのプロバット焙煎機を使い始めたのが2012年でした・・・それまでは5kgの焙煎機でしたが、12kgの焙煎機にしました。その数年前に、その頃の仲間とのグループから離れました。元々組織に合わない性格だから自営商売しているのに、グループ内でも色々な考え方が当然出てきて方向性に疑問を感じるようになって、さらに家族の大病もあって、その看病・サポートに時間もエネルギーも使うので・・・離れました。そして、15年以上経ちましたが・・・家族は健康になっていますし、組織に縛られず自分の思いのままのスタイルで商売できているので、良い結果になっています。次回は「プロバット焙煎機でのスペシャルティコーヒーの味わい」です。さかもとこーひーは「部屋中にひろがる香りと後味の美味しさ」を大切にしています。
2023.09.10
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プロのつぶやき1225「自宅ガレージでの独立」カード払い用ネットショップ http://sakamotocoffee.shop/ おかげさまで毎日常連のお客さまにご利用頂いています、PayPay払い、Amazon pay払いも使えるようになりました。8月も終わりですね・・・昼間の陽射しはきついですが、夕方はようやく風を心地よく感じるようになりました。テニスでは千葉県大網白里町出身で世界30位まで行った土居美咲選手が引退発表して、錦織選手はUSオープン前で記者会見して、膝の状態がまだ十分では無いと言いながらも、これからの復活の自信や自負が伝わってきました。鮮やかなプレーをすればするほど身体への負担が大きく、悩ましいものです。土居選手は腰の故障が原因のようですが、身長159cm、錦織選手は178cmと無差別級で個人競技のテニスですから大変です。8/22(火)スタッフさんと家族が集まって、幕張本郷サンクオピエさんでさかもとこーひー30周年の食事会をしました。コーヒーと紅茶専門でなんとか食べてこられたのはスタッフさんと家族の支えがあってのものです。僕は定期的にサンクで食事してますが・・・家族はたまにですし、初めてのスタッフさんもいて・・・みんなシェフの料理やデザートに目を見張って喜んでいました・・・こーひーは「アニバーサリー30」を淹れてもらいました。(因みに、サンクオピエさんは食べログの東関東フレンチ百名店に選ばれ、千葉県で選ばれた4店舗のうち最高得点になっていました。隠れた小さなお店ですが、常連としては満足しています。そして、千葉市中央区のエピセさんと花見川区のサンクオピエさんがさかもとこーひーを使ってくださっています。)そんなこんなで・・・8月も終わっていきます、さかもとこーひー30年を振り返るシリーズで・・・今回は「自宅ガレージでの独立」からスタートです。最初の独立の紅茶の店テ・カーマリーで3年くらい経ったら・・・喫茶店では子供を育てられないなと思いはじめて、自家焙煎のビーンズショップを考えるようになりました。(理由はいくつかありますが・・・リピート商売というのと、同じ素材でも焙煎やブレンドによって他に無い味わいを作れる職人仕事というのが大きな理由でしょう。さかもとこーひーで目指したのは・・・ピークを作らない商いです。トレンドやムーブメントを避けて、一年一年常連さんを少しずつ増やしていけば、ピークを作らずに伸びていけるだろうと。おかげさまで、30年経っても微増が続いています。気が長い話しですが(笑)ピークを過ぎたら下るのが道理ですので。)手網での焙煎は週に4回5回しながら・・・喫茶店は飲食業、ビーンズショップは製造小売り販売業と違う業種なので、製造小売り販売の勉強も始めました。そして10年、常連さんの知り合いで喫茶店をしたい方を紹介されて・・・話しがまとまりました。即ビーンズショップ始めようとも思いましたが・・・1年間生産管理の派遣の仕事を契約して、稼ぎながら製造業の生産管理や在庫管理等々も学べました。アッセンブルのパートさんに計画通りの生産をしてもらう仕事で・・・毎月ある成績発表に向けて生産性向上を果たしていきます。3ヶ月で生産性を30%以上アップして驚かれました(笑)まぁ、段取り次第なのはどの職人仕事も同じですから。正社員に転籍の誘いを受けたのですが・・・最初の計画通りに自家焙煎のビーンズショップをスタートです。お金が無いし、ビーンズショップは常連さん増えるまで時間がかかるので・・・まずは自宅のガレージを改装しました。親父のクルマを追い出して、棚から入り口から何でも作ってもらって・・・ひどい息子です(笑)親は心配してたでしょう(笑)焙煎機はフジローヤルの直火5キロでした・・・焙煎のセミナーや見学は数回しましたが・・・手網での焙煎していたので、香りや豆の色、煙や音の変化が分かって、焙煎はそれほど苦労しませんでした。(セミナーや見学はあまり役に立ちませんでした)生豆問屋さんから高級な豆を仕入れて・・・深煎り自家焙煎・・・焙煎後はハンドピックと言って欠点豆を拾っていました。(これが大変で、売上増えてくるとハンドピックで時間を取られてしまいます)お客さんは来ないので(笑)・・・パン屋さんに置いてもらったり、レストランやカフェにサンプル持って行ったりしましたが・・・そうは簡単に売れません。テ・カーマリーの近くにサンケイリビング編集室があって、編集の皆さんお茶しに通ってくれていたので・・・さかもとこーひー開店の挨拶状を編集長に出したら・・・電話がかかってきて、呼び出され、説明したら・・・サンケイリビング主催でコーヒー教室を開いてくれました。その時参加された皆さんからコーヒー教室に呼ばれて・・・お宅だったり、幼稚園小中学校PTAの文化教室、生協等々呼ばれるようになって30年、今でもこーひーレッスンやワークショップとして続いています。その特徴は「絶対にコーヒーを売らないこと」なんです・・・すると「商売っ気無いわねー」と言われることもありましたが、次々と呼ばれましたのできっと良かったのでしょう。まぁ、そうは言っても暇なのは変わらないのですが・・・配達の注文が増えてきて、夕方4時から千葉市内四街道市内を毎日配達していました。で、配達が回りきれなくなって、通販に切り替えていきました・・・その頃からインターネットが広まってきて、自家焙煎の同業者と知り合うようになって・・・スペシャルティコーヒーという素晴らしい素材があると知りました。開店して6年7年くらい経った2000年前後でしょうか・・・スペシャルティコーヒーと出会いました。なかなか終わりませんが・・・次回はスペシャルティコーヒーと出会ってからのさかもとこーひーです。さかもとこーひーは「部屋中にひろがる香りと後味の美味しさ」を大切にしています。
2023.08.27
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【カフェフィガロ】(200gパック、500gパック)発売して10年が経ち、すっかり深煎りブレンドの定番になりました。少しダークでまろやかで豊かなコーヒー感、酸味が無くて、強い苦味も無い、クリーンですーっと飲みやすいコーヒーらしいこーひーだと思います。深煎りこーひーの豊かなコク、ボディ感と香りをマンデリンと深煎りブラジルのブレンドでイメージしています。他の豆は…中米のグアテマラ、コスタリカ、エルサルバドル、コロンビア等から深煎り豆を3-4種類ブレンドします。深煎りこーひーの味わい深さ、コク、ボディ、甘さ、香りが楽しめると思います。濃いめといっても、強い苦味は避けています。勿論、不快な苦味ざらついた苦味なんてありません、すっきりとした後味が次のひと口を誘います。さらに、ミルクを入れて思わずニッコリするようなミルクとの相性の良さがあること。季節によっては、アイスこーひーにも出来るようになっています。濃いめのドリップバッグ(今はコーヒーバッグでも人気になっています)としてデビューして、常連さんにご好評いただき、豆でも販売するようになりました。さかもとこーひーの深煎り定番こーひーとして末永くお楽しみください、今回ご好評頂いている500g袋もご用意いたしました。
2023.08.25
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【ペーパームーン】(200gパック)16年目の秋の爽やか系ブレンド「ペーパームーン」はボリビア・アルベルトをブレンドして少しリニューアルしました。爽やか系のキャラはそのままで・・・まろやかさと豊かな口当たり、さらにボリビアのハーブやフローラルな魅力をイメージしました。親しみやすいまろやかでやさしい味わいと甘さが穏やかに落ち着いたひと時にぴったりでしょう・・・冷めると甘さにほのかな柑橘系のキャラが一体となって、爽やかさやキレの良さを引き立てています・・・クッキーやラスク、落雁なんか最高に合うでしょう。日が暮れるのがどんどん早くなってくる季節、夕方買い物にでた帰り、車から見上げるお月さんの奇麗な事、そんな季節に合わせました。1973年のテイタム・オニールとライアン・オニールが父娘共演した思い出の映画からネーミングしました。上品で華やかな香りと余韻、ベースは親しみやすい口当たりと優しい甘さで…爽やかで華やかな香りが魅力的だと思います。ブレンドはブラジルクラシクス、タンザニア・ムベヤ、ボリビア・アルベルトです・・・ブラジルクラシクスの親しみやすい味わいにタンザニア・ムベヤとボリビア・アルベルトが際立った香りと味わい、余韻にしてくれます。夜空の透明感から、秋の爽やかさをイメージする上品さや優しい味わいがより魅力的になったと思います。「ボリビア・アルベルト」のハーブやフローラルに、「タンザニア・ムベヤ」の柑橘系の魅力が一体となったなんともいえない香りがご機嫌な仕上がりになりました。その香りがいつまでも心地よく続きます…バージョンアップして、いいペーパームーンになったと思います、お楽しみください。
2023.08.24
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【ベラ・ノッテ】(200gパック)ダークで華やかで後味のキレの良い・・・さかもとこーひーを代表する季節の深煎りブレンドです。秋冬むけで・・・ダークな深煎りの魅力に華やかな香りと余韻、ミルクやチョコレートとの相性の良いキレの良さ・・・冷めるとまろやかな口あたりが次のひと口を誘います。2001年にデビューしてさかもとこーひーを代表するブレンドになった23年目の「ベラ・ノッテ」…こーひーで常連のみなさんの暮らしに季節感を感じて頂きたいと思って作りましたが…「ベラ・ノッテ」で秋を感じるみなさんが増えました。最近、スペシャルティコーヒー業界の若い人が浅煎りだけでは無く、深煎りの魅力にも注目しているようですが・・・さかもとこーひーは20年以上前からスペシャルティコーヒーの深煎りの魅力をお届けしてきました。スペシャルティコーヒーらしい深煎りブレンドをイメージしました・・・ざらついた苦味や重い酸味ではなくて・・・きれいな味わい、後味のキレの良さ、深煎りのダーク感・・そしてミルクに合うように・・・ベラ・ノッテはきれいな夜という意味だそうで・・・深煎りを夜に、そして秋の夜に輝く星の美しさをイメージしました。深煎りグアテマラ、深煎りエルサルバドル、タンザニア・ムベヤのブレンドです。スペシャルティコーヒーの深煎りの焙煎は、より繊細なコントロールを求められます・・・焦がさずにダークな魅力に焙けると、素材の良さが生かされます。以下は最初の頃の「ベラ・ノッテ」ご紹介文です。・・・1993年の秋でしたから、そう、もう、8年も前になるんですね。《シーズンズ・グリーティングス アンド・モア》達郎のクリスマスシーズンに向けてのひとりアカペラとオーケストラをバックにしてのアルバムです。」…2001年に「ベラ・ノッテ」を発売した時の書き出しです。その《シーズンズ・グリーティングス アンド・モア》がこの夏に20周年リマスターで発売されました。「そのアルバムの2曲目に、『♪This is the night,it's a beautiful night~♪』ではじまる綺麗な歌詞とメロディ・・・。それが『Bella Notte』 でした。1955年僕の生まれた年のディズニー・アニメ映画『わんわん物語(Lady & The Tramp)』の挿入歌です。子供の頃に見た思い出とスタンダードになっている名曲なので、度々聞いて、馴染んでましたが、達郎の見事な歌い上げで益々好きな1曲になりました。『Bella Notte』とは、イタリア語で『美しい夜』という意味だそうです。」…お陰さまで、さかもとこーひーを代表する季節のブレンドになり…「ベラ・ノッテ」を発売すると、毎年「あぁ!もーベラ・ノッテの季節ねー」といった感じで、常連さんの暮らしに馴染んでいます。「それから、毎年毎年、秋から冬にかけて繰り返し聞くうちに、あぁ、良いタイトルだな~♪と思い始めました。いつか『Bella Notte』というブレンドをつくりたいな~!秋から初冬にかけて澄んでいく空、輝きをます星、ピ~ンと張りつめる冷気、深い闇・・・そんな『美しい夜』のイメージです。」…深煎りのブレンドというと当然苦味のキャラクターになりますが…ちょうどスペシャルティコーヒーの素晴らしい素材に出会った頃で…深煎りでも透明感のある、後味のキレの良いブレンドを作りたいなぁーと思いました。「ベラ・ノッテ」は…深グアテマラ、深エルサルバドル、ケニアのブレンドで…最近深煎りのご注文が増えているので…少し深煎りの感じを強め、なおかつ円やか滑らかさのバランスに仕上げました。最近「深煎りグアテマラ」の仕上の火力を微妙に強めてダークな印象を強めましたので…「ベラ・ノッテ」の夜のイメージに合っているかなと思います。深煎りのグアテマラをメインにして、エルサルバドルを使い、そしてケニアで後味のキレの良さを出します。深く円やかな味わい、甘い苦味、キレの良い後味、香りはやさしく華やかさもあって…こんなイメージです。深煎りのブレンドですが、苦味よりも円やかさきれいさ味わいの深みの魅力をイメージしています。この「ベラ・ノッテ」を作った時…こんなタイプの深煎りブレンドは無いだろうと思いましたが…17年経っても見かけないですね…知らないところであるのかな?初秋から晩秋…初冬から厳冬…グアテマラ、ケニア、エルサルバドルを使って微妙にブレンドを変えていきます。季節の人気ブレンドになった「ベラ・ノッテ」をこれから約半年…お楽しみください。サブレやマカロン、リッチな味わいのパイや勿論チョコレート系のお菓子、フルーツたっぷりのお菓子、シュークリームやエクレアにもご機嫌な組み合わせになると思います。
2023.08.23
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【ケニア・ニエリ】(200gパック)秋に向けて華やかさと柔らかな口当たりが魅力的な「ケニア・ニエリ」をお届けします。前回は「ケニア・キリニャガ」でしたので・・・キリニャガ地区からニエリ地区と違う名産地になります。華やかでクリーンな味わい・・・柔らかな口当たりから豊かな余韻へと・・・ケニアのトップクオリティの魅力が伝わってきます。シトリック系フローラルからベリー系の甘さの余韻をゆっくりと味わうとこれもコーヒーの個性の一つなんだと、スペシャルティコーヒーの可能性を感じます。少し冷めると繊細な質感さからエレガントさを感じられ・・・オレンジのキャラと甘さが一体となり・・・ブルゴーニュの赤ワインを思わせるような余韻がご機嫌です。ケニアのトップクオリティのコーヒーは豊かなボリュームが特徴的なものが多いのですが・・・その酸味のボリュームはお好みが分かれますので・・・多くのサンプルから数少ない柔らかな質感の豆を選んでいます。まぁ、そういう豆はなかなか無いのですが、選び抜きます。ケニアは昔から好きなコーヒーで・・・スペシャルティコーヒーに出会うまでは深煎りに仕上げていました。20年近く前にケニアのトップクオリティに出会ってからは、中煎りにして、その香りや味わいのボリューム感がお気に入りでしたが・・・さらにトップのケニアに出会ったら、より完熟度が高く、酸が甘さに包まれて、柔らかな口当たりで、どなたにもお勧めしやすくなりました。お楽しみください。品 種: SL28、SL34栽培地: ニェリ地域 マシラ地区 カラティナ、 ケニア山の南麓 ギカンダ農協標 高: 1700~1800m土壌: 肥沃な赤色の沖積土 有機物に富み、水はけに優れ、空気を良く含むコーヒーの樹にとって良質な土壌。収穫時期: 11月~12月生産処理: 1 工場周辺の生産者が収穫したチェリーを工場に搬入2 赤い実のみを手選別 (右下写真)3 工場所有の水流比重選別方式でパルピング、発酵、ソーキング(きれいな水に浸ける。)、水洗4 アフリカンベッドで天日乾燥、脱穀工場でドライミリング後、精製ケニアは世界の中で最も優れたコーヒーを生産する国の一つとして知られています。 トップクラスのロットには、ワイン、フルーツ、スパイスの様な香り、良質な明るい酸味、ボディ、甘味があり、他国のコーヒーとの違いが明らかに分かります。 ケニアでは昔ながらの伝統的かつ丁寧な生産が行われております。村の中に水洗工場があり、そこに生産者がチェリーを搬入します。搬入前に写真右のようにチェリーの手選別をしなければなりません。その後、水流比重選別式パルパーによる皮むき、発酵工程、ソーキング(綺麗な水に一昼夜浸漬)、水路での水洗、アフリカンベッド(棚)でのパーチメントの天日乾燥、パーチメントの安定化(30~40日程度木製サイロで寝かせる工程。風味の安定の為実施。)を経て、脱穀精製されます。栽培、施肥、農薬など水洗工場から指導を受けているかどうか、実行しているかどうかが、品質に大きく影響します。また各農家は農地1ha以下、収量は生豆換算2-3袋程度で、更に支払いも半年以上先になるので、現在の価格レベルでも他の作物に比べて魅力が少ないという現状があります。なおケニアでは年2回の収穫期があり、大きな収穫であるメインクロップ(9月~12月)、サブのフライクロップ(5~7月)となっています。一般的にケニアの特徴が豊な品質の高いものは、メインクロップから出ることが多いようです。 ケニアのロット全てが良質な特徴を持つケニアコーヒーではありません。品質にはかなりの格差があり、品質マインドの高い生産者、栽培、施肥管理、収穫、生産処理、選別が大きく影響します。 良質なロットの選抜には多大な労力を要します。ンダロイニ水洗工場は、ケニアの中でも特に特徴のある味わいを生み出す、ニェリ地域マシラ地区に位置します。名前のンダロイニ(Ndaroini)とは、土地の言葉であるキクユ語で“沼地”を意味します。この周辺は以前から沼地に囲まれ、バナナやサツマイモなどの農産物の名産地でもあり、農業に適した環境が整っています。
2023.08.22
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【はじまりの秋】(200gパック)ベースに使った「ケニア・ニエリ」の柔らかな質感と華やかな味わいが8年目の「はじまりの秋」をより魅力的にしてくれたと思います。60代記念ブレンドが、ご好評頂きまして定番化しました…秋向けのブレンド「はじまりの秋」です。(60になって・・・あっという間に8年目の「はじまりの秋」になってしまいました。)まろやかな味わいと華やかな香り、余韻の甘さが「はじまりの秋」の楽しい季節を感じさせてくれます・・・涼しくなってきてこーひーを飲みながらゆっくりとしたり、お菓子と一緒に味わったり・・・そんなひと時をイメージしました。まろやかなコクと口当たりから甘さの余韻へ流れていき、ゆっくりと味わうと色々なキャラクターが感じられます・・・まろやかなコクとキレの良い後味、色々な味わいを感じる少し複雑な魅力は、秋のお菓子にぴったりと合うと思います。ベースになるこーひーは・・・「ケニア・ニエリ」・・・脇の「モカ・イルガチェフェ(ハマ)」と「タンザニア・ムベヤ」は変わりません。「ケニア・ニエリ」の柔らかで繊細な味わいがまろやかさをより魅力的にしていると思います。華やかな3つのこーひーを使って・・・バランス良く、口当たりの心地よい魅力、そして味わい深くい華やかな余韻・・・10年前20年前では作れなかった魅力のブレンドだと思っています。スペシェルティーコーヒー20年のブレンドだと思っています。タンザニア・ムベヤによって、より優しく上品な質感にできたと思います。口当たりの上品な柔らかさに続く甘さ、余韻の華やかさがご機嫌です。ひと口目の口当たりの良さや余韻の華やかさと・・・言葉にすると同じになってしまうのですが・・・。以下は、8年前に「はじまりの秋」を作った時のご案内です・・・あっという間に8年経って、人生の秋を歩いています。・・・デビューの時からファンの外山安樹子トリオが10年を迎えるそうですが…その5枚目のアルバム「TRES TRICK」のライブでこの「はじまりの秋」を聴いていて浮かんだ新しいブレンドです。秋と言っても人生の秋…60代を人生の秋というそうですが…冬の前の秋というよりは、秋がはじまるといったエネルギーを感じさせるネーミングです。味の仕事に就いて43年…「はじまりの秋」のテーマは…オーソドックスに、バランスよく、さりげなくとんでもない…そんなイメージからスタートしました。まずブレンドしたのが…グアテマラ・エルインヘルト・イエローナンス、モカ・イルガチェフェ(ハマ)、ケニアの3つで…結局決まったのもこの3つでした、ブレンド比率も最初にカッピングしたもので決定、1分もかからずほとんど頭の中でできたものを確認しただけでした。(息子には比率を変えての検証カッピングをさせましたが…。)まず、華やかな印象がポイントです…フローラルやオレンジの印象…後味のキレが良くて…ひと口目から柔らかな口当たり…余韻は華やかな甘さからバランスの良さが次のひと口を誘います。どなたにも親しみやすくバランスの良いオーソドックスな魅力…超常連さんには味わえば味わう程味わい深い…お楽しみください。パウンドケーキや柑橘系、チョコレート系のケーキ…生クリーム系にも勿論合いますね。「外山安樹子トリオの5枚目のアルバム「TRES TRICK」のライブで…ピアノの恩師の還暦の会で「これから乗馬、英会話、介護の資格、海外旅行バンバンするの」と先生が仰ったそうで…そんなエネルギッシュな先生への感謝の気持ちから曲が出来て…還暦を過ぎると「人生の秋」と言われるそうですが先生にとっては「はじまりの秋」なんだなぁーとネーミングされたそうです。」先日イッセー尾形さんが「人生は秋からが楽しい」とインタビューで仰ってましたが…まぁ、そんなイメージです。
2023.08.21
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プロのつぶやき1223「27歳で最初の独立」カード払い用ネットショップ http://sakamotocoffee.shop/ おかげさまで毎日常連のお客さまにご利用頂いています、PayPay払い、Amazon pay払いも使えるようになりました。*8/12(土)~8/15(火)夏休みになります、よろしくお願いします。夏休み頂いています・・・お盆でお墓参りしたり、孫が来たり、映画観たり、のんびりです。台風が来ているのが心配ですが・・・14日月曜日は立川談笑師の国立演芸場で慶安太平記全9話のうち5話目で「正雪暗殺」と盛り上がりそうです。いつもは仕事おわりで駆けつけていますが、今月は夏休みの夜ですので少し早めに出て神田から麹町半蔵門とぶらついてみようかなと思ってます。そんなこんなで前回の「さかもとこーひー30周年を振り返る」で喫茶業界に入ったきっかけから最初の独立まで振り返りました。今回は40年前の紅茶の店テ・カーマリーでの独立から、さかもとこーひーへの切り替えを思い出してみます。19から喫茶店修行で働いていて、25には結婚していましたが・・・今でも同じだと思いますが、喫茶業界はそんなに給料もらえないので、このままでは暮らしがどうなるのだろう?という不安もありましたし・・・大きな勘違いだったのですが、自信満々で早く独立したいというエネルギーが充満していました。まぁ、二十歳くらいから業界誌で月刊喫茶店経営とか食堂とか専門料理に飲食店経営とか、単行本もコーヒー紅茶に製菓製パン料理と喫茶店にあまり関係無いものまで読み漁っていました。当然、あちこちの有名店コーヒーやケーキ洋食や色々と足を運んでいました。今のような情報が無かったですし、まだグルメ時代の前でしたので・・・飲食店経営などで紹介された老舗のお店に行くことが多かったです。そうそう、紅茶の店タカノ時代は神保町の裏路地のお店でランチするのが楽しみでした・・・今でも年に数回寄る和菓子のささまさんはその頃に初めて食べて高級な最中や上生菓子の魅力に目覚めました。紅茶では、サンプルがたくさん届くので、そのテイスティングが勉強になりました・・・同じ産地でもグレードや農園違いでのテイストの違いは、まだまだテイスティングと言えるようなレベルでは無かったのですが、今思えば一生の宝になっています。自家焙煎店では銀座ランブル、吉祥寺もか、新宿あんねて、日本堤バッハなど代表的なお店でした・・・大阪の紅茶ムジカも当然行きました、神戸の西村珈琲とか色々と・・・。そして、いよいよ独立です、紅茶の店で働いていたので・・・独立はそのまま紅茶の専門店をやろうと・・・貯金もないのに無謀にもお金を集めて・・・今思えば親がよく反対しなかったものです。まぁ、この息子には何を言っても聞かないと思っていたんでしょう(笑)千葉市中央、県庁や裁判所と銀座通りやパルコ等の間の地下のお店でした、約30席、8人掛けの大テーブル、6人掛け、4人掛け、2人掛けが3つにカウンター・・・損保や広告代理店、建設会社の千葉支店が多かったエリアです。そうそう「テ・カーマリー」というネーミングはスリランカのシンハリ語でティールーム、喫茶店だからティールームでシンハリ語ならかっこいいかなと思いましたが・・・デカマリ、ティーカーマリー等々間違えられることばかりで、失敗・・・さかもとこーひーは分かりやすく、子供でも読めるように、その時の反省からきています(笑)ポットサービスの紅茶にサンドイッチやサラダに、手作りのケーキ・・・そしてスコーン、スコーンがこんなに人気になるとは全く思わなかった40年前でした。ケーキは素人ですが、パウンドケーキとスポンジが焼けたので、そのバリエーションでオリジナルを作っていました。一つ完成するまで微妙にレシピ変えて10数回試作していたのですが、常連さんはその度に試食できるので、喜んでました(笑)試食して「美味しい、もう売れるでしょ」って言われて・・・また試作すると「この前より美味しくなってる」・・・そんな繰り返しです。この完成の味わいをイメージできるかどうかが味の仕事の楽しさなんだと思っています。紅茶はミルクティの魅力を広めたいと必死でしたね・・・レモンティを注文されると毎回説明していました。ランチはいつもいっぱいでした・・・黒パンのサンドイッチに手作りハムマリネのサラダ(珍しかったワインビネガー使って)・・・スコーンは12時に焼き上がるようにオーブンに入れて、手作りのジャムやマーマレード添えて、12時10分には売り切れてました。ケーキは色々なパウンドケーキやショートケーキ・・・りんごのケーキやバナナのチョコレートケーキにキルシュトルテ、ビクトリアサンドイッチケーキ・・・。あの頃SNSがあったらどうなっていたかなぁ~?と思うことがありますが、まぁいつもやることが30年早いと言われますので、きっと同じなんでしょう(笑)友人の店主さんには、僕が感動したりお気に入りになったらその商品やメニューは要注意、一般受けしないと言ってます。最近はその辺自覚しているので、とんがったお店は避けて、老舗で繁盛しているお店に行くようにしています、やはり長く繁盛するにはきちんとしたわけがありますね。3年くらいしたらランチはいっぱいでも午後や夜が暇でこのままでは子供育てられないと・・・週に5日くらい閉店後銀杏煎る網でコーヒー焙いていたので・・・自家焙煎のビーンズショップをやろうと準備に入り・・・10年経った時に知り合いの紹介で店を譲りました。その頃のお客さんが今でも常連さんだったりして・・・二十歳くらいだった方が還暦近くなって、なかなか感慨深いものです。紅茶教室やケーキ教室もやってましたし・・・バス借り切ってスキーツアーやったり・・・若かったんですね。そして、さかもとこーひーの開店です・・・準備のために1年くらい派遣で生産管理の仕事していて、これも上場企業の工場の仕事を経験できて得るものが大きかったです。6人くらいのグループで在庫や生産管理をしたのですが・・・月末に成績発表があって・・・工場の中で最下位クラスだったのを半年くらいで上位まで持っていきました・・・まぁ、厨房も工場も基本は同じなんだと・・・。相変わらずお金は無いし・・・ビーンズショップは売上軌道に乗るまで時間かかりそうだし、家賃払うのも大変そうなので・・・自宅の親父の車を追いやって・・・車一台分3坪のスペースにガスや電気引いて、焙煎機置いて、棚や作業台作って、電話とファックスで開店しました。(大工仕事はみんな親父がやってくれたんですけど(笑))まさに正真正銘のガレージショップでした。8月の暑い日に妹と3人で2日かけて汗だくになってポスティングしたのが懐かしいです。さかもとこーひーは「部屋中にひろがる香りと後味の美味しさ」を大切にしています。
2023.08.13
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【アイスこーひー】すっきりとしたきれいな味わいのアイスこーひー向けのブレンドです。基本は「アトムの子」と一緒です。がぶ飲みのアイスこーひーにお勧めです。水の量をホットで淹れる時の60%にして…氷をたっぷりと用意し…オンザロック式で急冷するのをお勧めしています。冷蔵庫で保存する時でも・・・氷でオンザロック式で急冷して、冷蔵庫で保存すると翌日でもきれいな味わいをお楽しみ頂けます。透明感のある、後味のきれいな、ガブガブ飲めるアイスこーひー用ブレンドです。
2023.08.03
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【カフェコージー】ティーポットを保温するティーコージーからネーミングしました。居心地の良い、寛いだって感じでしょうか。苦味の弱い、円やかさや優しい味わいのブレンドです。中煎りですが、酸味は穏やかで、酸味が苦手っていう方が酸味感じないと仰ることが多いですね。(嫌な酸味は勿論ありませんので)中煎りの中米の豆2-3種類(グアテマラ、コロンビア、エルサルバドル、コスタリカ等)とブラジルをブレンドして…バランス良く、優しいフルーティさです。苦味や濃い目が苦手な方向けです。
2023.08.02
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【カフェヴィータ】暮らしの中のこーひーをイメージして「カフェヴィータ」とネーミングしました。「アトムの子」「カフェヴィータ」「カフェコージー」の中で真ん中の濃さ、味わいです。「カフェコージー」に「アトムの子」をブレンドしています。ベーシックなブレンドでも、やはりみなさん苦味濃さにお好みがありますので…3つのタイプを用意しました。濃いめは苦手だけど、すこししっかりしたコーヒー感も欲しいといった常連さん向けです。「アトムの子」で50%…「カフェヴィータ」25%…「カフェコージー」25%…そんな感じで人気お好みが分かれています。
2023.08.01
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【アトムの子】さかもとこーひーで一番売れている深煎りブレンド「アトムの子」ですので・・・さかもとこーひーを代表するブレンドのひとつになります。2000年頃、子供の時に鉄腕アトムを読んでいて21世紀ってどんな未来なんだろうと思っていた21世紀にもうすぐなるんだとハッとして…ちょうどスペシャルティコーヒーという素晴らしい素材を知った頃だったので…今迄の強い苦味の深煎りでは無く…きれいな味わいのさかもとこーひーの21世紀のベーシックな深煎りを作ろうと思ったブレンドです。(なので、もう20年くらいになるブレンドです。)そして、後味のきれいな、雑味や焦げた嫌な苦味の無い深煎りブレンド「アトムの子」が・・・さかもとこーひーの一番人気になりました。中米の豆3-4種類を使い(グアテマラ、コスタリカ、エルサルバドル、コロンビア等)…深煎りのコーヒー感、きれいな味わい、すっきりとした後味、円やかなバランスを大切にしています。また、お店やオフィス等で色々な方が召し上がりますので・・・ブレンドする豆の種類を増やすことで個性を抑えています。また、多くの豆を使うことで年によったり季節によって豆が変わっても全体の味わいを一定に保てるようにしています。その辺にブレンドの役割もあります。ヘビーユーザーの常連さん、オフィスで、カフェやレストランで・・・様々な方に気軽に楽しんで頂いていますが・・・毎日の暮らしの中で…こーひーだけでも、お菓子やパンと一緒でも、食後にもぴったり・・・そんな感じで毎日お届けしていて・・・もう少し柔らかな円やかな口当たりと甘さに包まれた余韻にしたいと思っていました。それには・・・スペシャルティコーヒーを知ってこの20年で何回か出会った素晴らしいクオリティのロブスタ種がピッタリだと・・・業界ではロブスタ種はクオリティが低い、価格も安い、増量によく使われる・・・そんなネガティブなイメージなんですが・・・中にはクオリティの高いものもあって(価格も高い)・・・クリーンで甘さがあって口当たりの優しい魅力があるんです。ただ、華やかさや魅力的な香りや余韻などのタイプでは無いので、上手にブレンドに使いたいと思っていました。今は、素晴らしいクオリティのロブスタ種を手に入れ・・・アトムの子にほんの少しブレンドして・・・雑味のないきれいな味わい、深煎りのキレの良いコーヒー感、焦げが無くざらついた苦味が無い・・・柔らか円やかな口当たりに甘さに包まれた余韻とイメージ通りに仕上げています。さかもとこーひーのベーシックなブレンドの魅力をお楽しみください。(この価格で、このクオリティや魅力はさかもとこーひーの基準です。)
2023.07.31
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プロのつぶやき1221「ベーシックな500gパック4種類価格改定のお知らせ(2023/ 08/02(水)販売・発送分から)」カード払い用ネットショップ http://sakamotocoffee.shop/ おかげさまで毎日常連のお客さまにご利用頂いています、PayPay払い、Amazon pay払いも使えるようになりました。35℃超えの猛暑日ばかりで、かなり消耗してしまいます、自宅でゆっくりとして、睡眠もたっぷりとっていますので、朝晩ストレッチした後はコンデション良いです。しかし、若者や小さな子供のいる家族のように遊びに出る気持ちにはなりません(笑)今週は井上尚弥チャンプの見事なKO劇と錦織圭選手のツアー復活でのいきなりの勝利が重なって・・・忙しい日々(笑)でした。TwitterのTLが井上尚弥・錦織圭で埋まり・・・ネット記事やYouTubeでマニアからプロまでの解説・感想を一つも見逃さないように追いかけて・・・Twitterでは世界中のコメントは入ってくるし・・・楽しい時代になっています。以前でしたら、翌日のスポーツ新聞に月刊の専門雑誌くらいでしたから・・・情報量が違いすぎます、楽しみいっぱいです。井上尚弥・錦織圭両選手ともに歴史上類まれな日本が誇るアスリートでしょう。心技体頭脳を求められて、個人戦で、錦織選手はさらに階級の無い無差別級ですから脅威です。二人の活躍を観られる幸運な世代でしょう。そんなこんなで・・・大変に心苦しいのですが・・・「ベーシックな500gパック4種類の価格改定」(2023/ 08/02(水)販売・発送分から)のお知らせです。スペシャルティコーヒーのクリーンな味わいを普段の暮らしの中で楽しんで欲しいとヘビーユーザーの常連さん向けに・・・「アトムの子」「カフェ ヴィータ」「カフェコージー」「アイスコーヒー」4種類にエネルギーを注いで、価格を抑えてきました。全体での販売量でもこの500gパックが多くなっています。(そして、この4種類が一番原価率が高くなっています。)昨年価格改定させて頂いてから1年ですが、今年の生豆の買付け・仕入れ価格がさらに高騰しています。今のところ、伝統的な産地で、さかもとこーひーでの使用が多い・・・コロンビア、グアテマラ、ブラジル、エチオピア、インドネシアの高騰が激しく、安い豆での代替もできないために、今回の価格改定になりました。(運賃、包材、消耗品の高騰も大きいです。)昨年買い付けた生豆の在庫も無くなっていますので、どうにもならず、クオリティ守りながらどこまで価格を維持できるかにエネルギー使う日々です。(今回の価格改定で100g当たり¥400になりますが、このクオリティの生豆を使うお店は100g当たり¥600~¥1000くらいが多いので、よろしくご理解をお願いします。)*2023 年08月02日(水)の販売・発送分から・・・「アトムの子」「カフェ ヴィータ」「カフェコージー」「アイスコーヒー」の500gパック4種類を・・・¥2160/500g(税込)、¥1080/200g(税込)に価格改定したく、ご理解ご了承をよろしくお願いします。これからも、クリーンな味わいのスペシャルティコーヒーのクオリティを大切にしながら、価格を抑えて、日常のこーひーとしてどなたにも親しみやすく飽きのこない味わい・バランスに仕上げていきます。(クリーンで明るい爽やかな味わい、心地よい口当たりと余韻がさかもとこーひーのクオリティの基準です。)大変に心苦しいのですが、重ねてご理解・ご了承をよろしくお願いします。【アトムの子】さかもとこーひーで一番売れている深煎りブレンド「アトムの子」ですので・・・さかもとこーひーを代表するブレンドのひとつになります。2000年頃、子供の時に鉄腕アトムを読んでいて21世紀ってどんな未来なんだろうと思っていた21世紀にもうすぐなるんだとハッとして…ちょうどスペシャルティコーヒーという素晴らしい素材を知った頃だったので…今迄の強い苦味の深煎りでは無く…きれいな味わいのさかもとこーひーの21世紀のベーシックな深煎りを作ろうと思ったブレンドです。(なので、もう20年くらいになるブレンドです。)そして、後味のきれいな、雑味や焦げた嫌な苦味の無い深煎りブレンド「アトムの子」が・・・さかもとこーひーの一番人気になりました。中米の豆3-4種類を使い(グアテマラ、コスタリカ、エルサルバドル、コロンビア等)…深煎りのコーヒー感、きれいな味わい、すっきりとした後味、円やかなバランスを大切にしています。また、お店やオフィス等で色々な方が召し上がりますので・・・ブレンドする豆の種類を増やすことで個性を抑えています。また、多くの豆を使うことで年によったり季節によって豆が変わっても全体の味わいを一定に保てるようにしています。その辺にブレンドの役割もあります。ヘビーユーザーの常連さん、オフィスで、カフェやレストランで・・・様々な方に気軽に楽しんで頂いていますが・・・毎日の暮らしの中で…こーひーだけでも、お菓子やパンと一緒でも、食後にもぴったり・・・そんな感じで毎日お届けしていて・・・もう少し柔らかな円やかな口当たりと甘さに包まれた余韻にしたいと思っていました。それには・・・スペシャルティコーヒーを知ってこの20年で何回か出会った素晴らしいクオリティのロブスタ種がピッタリだと・・・業界ではロブスタ種はクオリティが低い、価格も安い、増量によく使われる・・・そんなネガティブなイメージなんですが・・・中にはクオリティの高いものもあって(価格も高い)・・・クリーンで甘さがあって口当たりの優しい魅力があるんです。ただ、華やかさや魅力的な香りや余韻などのタイプでは無いので、上手にブレンドに使いたいと思っていました。今は、素晴らしいクオリティのロブスタ種を手に入れ・・・アトムの子にほんの少しブレンドして・・・雑味のないきれいな味わい、深煎りのキレの良いコーヒー感、焦げが無くざらついた苦味が無い・・・柔らか円やかな口当たりに甘さに包まれた余韻とイメージ通りに仕上げています。さかもとこーひーのベーシックなブレンドの魅力をお楽しみください。(この価格で、このクオリティや魅力はさかもとこーひーの基準です。)1080円/200gパック(税込)2160円/500gパック(税込)(2023/08/02(水)販売・発送から)【カフェヴィータ】暮らしの中のこーひーをイメージして「カフェヴィータ」とネーミングしました。「アトムの子」「カフェヴィータ」「カフェコージー」の中で真ん中の濃さ、味わいです。「カフェコージー」に「アトムの子」をブレンドしています。ベーシックなブレンドでも、やはりみなさん苦味濃さにお好みがありますので…3つのタイプを用意しました。濃いめは苦手だけど、すこししっかりしたコーヒー感も欲しいといった常連さん向けです。「アトムの子」で50%…「カフェヴィータ」25%…「カフェコージー」25%…そんな感じで人気お好みが分かれています。1080円/200gパック(税込)2160円/500gパック(税込)(2023/08/02(水)販売・発送から)【カフェコージー】ティーポットを保温するティーコージーからネーミングしました。居心地の良い、寛いだって感じでしょうか。苦味の弱い、円やかさや優しい味わいのブレンドです。中煎りですが、酸味は穏やかで、酸味が苦手っていう方が酸味感じないと仰ることが多いですね。(嫌な酸味は勿論ありませんので)中煎りの中米の豆2-3種類(グアテマラ、コロンビア、エルサルバドル、コスタリカ等)とブラジルをブレンドして…バランス良く、優しいフルーティさです。苦味や濃い目が苦手な方向けです。1080円/200gパック(税込)2160円/500gパック(税込)(2023/08/02(水)販売・発送から)【アイスこーひー】すっきりとしたきれいな味わいのアイスこーひー向けのブレンドです。基本は「アトムの子」と一緒です。がぶ飲みのアイスこーひーにお勧めです。水の量をホットで淹れる時の60%にして…氷をたっぷりと用意し…オンザロック式で急冷するのをお勧めしています。冷蔵庫で保存する時でも・・・氷でオンザロック式で急冷して、冷蔵庫で保存すると翌日でもきれいな味わいをお楽しみ頂けます。透明感のある、後味のきれいな、ガブガブ飲めるアイスこーひー用ブレンドです。1080円/200gパック(税込)2160円/500gパック(税込)(2023/08/02(水)販売・発送から)さかもとこーひーは「部屋中にひろがる香りと後味の美味しさ」を大切にしています。
2023.07.30
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【深煎りインドネシア・ブルボン】(200gパック)ダークな味わいの余韻に爽やかな甘さを感じて「深煎りインドネシア・ブルボン」のブルボン種の個性が魅力になっているなぁーと思います。上品で繊細なビター感、ダークテイスト・・・マンデリンの滑らかさとブルボン種の柔らかな口当たりからの余韻がとっても気持ちいいです。そして、余韻にはビター感ダーク感と一緒にカラメルやダークチョコ、バニラ・・・さらにダークな中のフローラル感もあります、余韻はやさしい甘さです。「マンデリン・タノバタック」はさかもとこーひーのロングセラーです。その同じインドネシアのマンデリンで珍しい「ブルボン種」です。マンデリンの質感とブルボン種の質感を活かして、焦げる手前の火力で、ぐーっとダークにディープに深煎りにしました。ブルボン種は「グアテマラ・エルインヘルト・ブルボン」やブラジルのブルボン種を今までご紹介してきました。在来の伝統的な品種で・・・口当たりの上品な柔らかさや甘さは品種改良を繰り返されたものには無い繊細な魅力だと思っています。中米のブルボン種(グアテマラ・エルインヘルト・ブルボン等)は繊細でやさしい味わいと甘さに包まれた酸が華やかさや余韻の魅力を引き立てていますが・・・この「深煎りインドネシア・ブルボン」はインドネシアの伝統的な精製方法ですので酸が表に出ていませんので、それをダークに深煎りに仕上げることで今までにない深煎りの魅力になっていると思います。Aceh Mandheling Classic Bourbon エ リ ア:スマトラ島 アチェ州 プ ロ セ ス:セミウォッシュド乾 燥:天日乾燥品 種:ブルボン標 高:1,500~1600m生産者:ザイラニ氏農園名:Zailani estateマンデリンには珍しい単一農園栽培、さらにブルボン種です。1980 年代にオランダ系のコーヒー商社が種を持ち込んだことからこの地での栽培が根付いたと言われるブルボン。残念ながらその後アチェ自由運動(GAM)とインドネシア政府軍の衝突が激化し、生産者が避難したことで農地は荒廃が進むことに。2005 年に両者の間で和平が成立し、USAID の援助もあって人も戻りコーヒー栽培は劇的に回復しましたが、その過程で新たに導入されたのは短期間で収穫できるハイブリッド種でした。ほとんどの生産者がハイブリッド種の栽培を進めて行った中、かつてのブルボン種が残る農園があることを知ったザイラニ氏はこの希少なコーヒーを存続させるため、その農園の一部8ha を買取りました。山間部にたたずむその農園で今も、彼はいにしえのブルボンを実直に栽培しています。【カッピングコメント】 スイート・アーシー、トロピカルフルーツ、スムースマウスフィール、コンプレックス
2023.07.26
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【アニバーサリー30】(200gパック)8月に開店したのでこの時期に毎年アニバーサリーブレンドをお届けしています。いつもの流れですと「アニバーサリー2023」となって、その年のさかもとこーひーの新しい魅力をブレンドするのですが・・・今年は30周年ですので・・・「アニバーサリー30」で行こうと決めて、その時にブレンドのイメージができました。刺激って大切ですね(笑)30年コーヒー屋やってきて、今の自分好みのブレンドにしようと・・・口当たりが柔らかくまろやかなコーヒー感で、初めての方も、常連さんも超常連さんにも、親しみやすく飲みやすい・・・素直に美味しいと感じてもらえるようにとイメージしました。そしてマニアの方にも同業者にも「これはどうなっているんだ?」と感じてもらえるような静かで深い複雑な魅力もブレンドしました。まろやかなダークな味わい・・・爽やかで華やかで・・・シトリック・オレンジ・スパイシー・フローラルな余韻の魅力に仕上げました。使った豆は「バークレーロースト」「コスタリカ・シンリミテス」「ボリビア・アルベルト」です。先月発売してご好評いただいている「夏の月」はやさしい柔らかな味わいで余韻の魅力・・・「アニバーサリー30」はダークで円やかな味わいに、余韻の複雑な魅力と・・・やさしさを共通にしながら、違う個性・魅力になっています。その辺が今の坂本好みの感覚なんでしょう。どちらも30年経ってできたブレンドです。若い頃には思いもしなかったブレンドになりました、どこにもお手本はありません、素材と自分の問答の結果ですね。そんなキャラや魅力があるのか、それならこうしたらどうだ、勿論さかもとこーひーの常連さんのお好みはこちらの身体に入っていますし・・・自分好みということでも「まぁ、いいんじゃないの、よくできました」って感じで、気に入っています。
2023.07.25
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【コスタリカ・シンリミテス】(200gパック)さかもとこーひーがコスタリカで一番魅力的だと思っている「コスタリカ・シンリミテス」のご紹介です・・・ひと口目からのときめき感、ブライト、エレガントと言われる洗練さ、クオリティの高さ素晴らしいです・・・そして、豊かな余韻が際立っています。毎年最初の焙煎してすぐ淹れて、ひと口飲むと・・・あぁーこれこれって感じで・・・滑らかでエレガントな印象、華やかなときめく余韻・・・クリーミー、シルキー、エレガント、スイート・・・個人的にも楽しみにしている「コスタリカ・シンリミテス」です。繊細なのに豊かなコクや複雑な味わいに圧倒されます・・・最初の印象はエレガント…薄衣を1枚1枚重ねたような奥行きや厚みと言ったら良いでしょうか。フローラル、オレンジ、アールグレイ、チェリー、クランベリー、アプリコット、ストロベリー、オレンジ、ジューシー…挽いた時の香りから飲み終わっての余韻まで…圧倒的な魅力余韻で…ひたすら心地よく、うっとりとしてしまいます。コーヒーで「酸味」という言葉はデリケートで、伝え方や伝える人によってはとってもネガティブになってしまいます。しかし、この「コスタリカ・シンリミテス」を際立つ魅力にさせているのは素晴らしいクオリティと魅力の「酸味」なんです。勿論、酸っぱい「酸味」とは別世界の魅力だと思います。ひと口目の華やかなときめき感から長く豊かに続く余韻までこの理想的な「酸味」が支えています。土壌・栽培・収穫・精選・乾燥の工程を如何に抜かりなくコントロールしているかが、そのクオリティと魅力から伝わってきます。まぁ、そんな面倒なことはさておいて、何も考えずにこの「コスタリカ・シンリミテス」をゆっくりゆったりと味わっても楽しめると思います。コスタリカのトップスペシャルティコーヒーの魅力を心行くまでお楽しみください。農園名 : Sin Limites(シン・リミテス)農園主 : Jose Jaime Cardenas (ホセ ハイメ カルデナス)農園面積 : 1.4ha 栽培地:コスタリカ、ウエストバレー地域、ロオールデスデナランホ地区マイクロミル名:シンミルテス生産者:ハイメ&メイベルカルデナス品種:ヴィジャサルチ標 高: 1,600m 収穫時期:2月~3月生産処理:イエローハニー製法(粘着質を50%程度残し、乾燥する。)コスタリカでは、従来農協系や大手会社によるコーヒーが主流でしたが、ここ数年発展してきたマイクロミルのコーヒーがそのユニークさ及び品質の高さから注目を受けております。同国では、他の中米と異なり、農園規模は小さく、収穫したチェリーを農協系またはプライベート加工業者に搬入する分業制が主体でありました。この場合、各農家のコーヒーは大きなロットの一部になってしまいます。過去10年、先進的な農家は、家族や親類など農園が小規模な水洗処理設備、乾燥設備を共有し、地区特性を反映した品質の高いコーヒーを一貫して生産する動きがマイクロミルです。コスタリカ全土でその数は180を超えるといわれ、従来のコスタリカコーヒーの概念を覆す高品質を実現しています。それもそのはず、樹の管理から水洗処理、乾燥、中にはドライミルまで所有し、生産者自身のプライドを賭けた商品として作っているからです。 シンリミテスは、マイクロミルの中でも五本の指に入ると言っても過言ではないでしょう。小さなミルですが、綺麗に整備された乾燥テーブルなど、如何に手間暇をかけて生産しているかがわかります。正に職人マイクロミル(ARTISAN)です。カルデナス氏は、特にハニー製法に熱心に取り組んでおり、彼がコスタリカハニーコーヒーを更に上のステージに引き上げたと言っても過言ではありません。 2008年のCOEでは堂々の2位を獲得し、その後も入賞を果たしております。また、WBC大会では鈴木バリスタがシンリミテスコーヒーと共に世界を相手に奮闘し上位入賞を果たしております。『シンリミテス』とは『無限』の意味ですが、この豆の持つウエストバレー特有のオレンジ系風味とコク、芳醇な甘味からは、コスタリカコーヒーの無限の可能性を感じる素晴らしい一品です。
2023.07.24
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プロのつぶやき1220「コスタリカ・シンリミテス、アニバーサリー30、深煎りインドネシア・ブルボン」カード払い用ネットショップ http://sakamotocoffee.shop/ おかげさまで毎日常連のお客さまにご利用頂いています、PayPay払い、Amazon pay払いも使えるようになりました。35℃前後の猛暑日が続き、30℃くらいだと涼しく感じる毎日ですが、千葉はまだ梅雨明けしていないようです、くれぐれもご自愛ください。そんな暑さの中、自宅町内の一番近所の公民館にさかもとこーひー30年で初めてこーひーレッスンに呼ばれました。先日はおゆみ野店のすぐ近所の公民館に2daysで呼ばれましたが・・・ご近所は嬉しいものです。15年以上前から千葉市の公民館に年に3回くらいは呼ばれていますが・・・コロナ禍で中止になっていたのですがこのGW前後で8回行ってひと段落、次は秋です。いつも女性が多く、男性は数名なんですが、今回は半数くらい男性で少し雰囲気が違いました。質問も多く、楽しく盛り上がりました。「丁寧な暮らし」と「コーヒーはフルーツだ!」の話から・・・夏の月、スプラッシュカフェ、モカ・イルガチェフェ(ハマ)と3種類のこーひーをカフェプレスで淹れて楽しんでいただきました。そんなこんなで・・・8月にさかもとこーひーは30周年を迎えますので、30周年に向けたこーひーをお届けします。コスタリカで一番魅力的だと思っている「コスタリカ・シンリミテス」・・・30周年でたどり着いた魅力の「アニバーサリー30」・・・インドネシアのめずらしいブルボン種「深煎りインドネシア・ブルボン」・・・3つのこーひー、お楽しみください。「夏の月」「木陰」「スプラッシュカフェ」「ブラジル・パッセイオ」「ボリビア・アルベルト」はもうひと月あります。【コスタリカ・シンリミテス】(200gパック)さかもとこーひーがコスタリカで一番魅力的だと思っている「コスタリカ・シンリミテス」のご紹介です・・・ひと口目からのときめき感、ブライト、エレガントと言われる洗練さ、クオリティの高さ素晴らしいです・・・そして、豊かな余韻が際立っています。毎年最初の焙煎してすぐ淹れて、ひと口飲むと・・・あぁーこれこれって感じで・・・滑らかでエレガントな印象、華やかなときめく余韻・・・クリーミー、シルキー、エレガント、スイート・・・個人的にも楽しみにしている「コスタリカ・シンリミテス」です。繊細なのに豊かなコクや複雑な味わいに圧倒されます・・・最初の印象はエレガント…薄衣を1枚1枚重ねたような奥行きや厚みと言ったら良いでしょうか。フローラル、オレンジ、アールグレイ、チェリー、クランベリー、アプリコット、ストロベリー、オレンジ、ジューシー…挽いた時の香りから飲み終わっての余韻まで…圧倒的な魅力余韻で…ひたすら心地よく、うっとりとしてしまいます。コーヒーで「酸味」という言葉はデリケートで、伝え方や伝える人によってはとってもネガティブになってしまいます。しかし、この「コスタリカ・シンリミテス」を際立つ魅力にさせているのは素晴らしいクオリティと魅力の「酸味」なんです。勿論、酸っぱい「酸味」とは別世界の魅力だと思います。ひと口目の華やかなときめき感から長く豊かに続く余韻までこの理想的な「酸味」が支えています。土壌・栽培・収穫・精選・乾燥の工程を如何に抜かりなくコントロールしているかが、そのクオリティと魅力から伝わってきます。まぁ、そんな面倒なことはさておいて、何も考えずにこの「コスタリカ・シンリミテス」をゆっくりゆったりと味わっても楽しめると思います。コスタリカのトップスペシャルティコーヒーの魅力を心行くまでお楽しみください。農園名 : Sin Limites(シン・リミテス)農園主 : Jose Jaime Cardenas (ホセ ハイメ カルデナス)農園面積 : 1.4ha 栽培地:コスタリカ、ウエストバレー地域、ロオールデスデナランホ地区マイクロミル名:シンミルテス生産者:ハイメ&メイベルカルデナス品種:ヴィジャサルチ標 高: 1,600m 収穫時期:2月~3月生産処理:イエローハニー製法(粘着質を50%程度残し、乾燥する。)コスタリカでは、従来農協系や大手会社によるコーヒーが主流でしたが、ここ数年発展してきたマイクロミルのコーヒーがそのユニークさ及び品質の高さから注目を受けております。同国では、他の中米と異なり、農園規模は小さく、収穫したチェリーを農協系またはプライベート加工業者に搬入する分業制が主体でありました。この場合、各農家のコーヒーは大きなロットの一部になってしまいます。過去10年、先進的な農家は、家族や親類など農園が小規模な水洗処理設備、乾燥設備を共有し、地区特性を反映した品質の高いコーヒーを一貫して生産する動きがマイクロミルです。コスタリカ全土でその数は180を超えるといわれ、従来のコスタリカコーヒーの概念を覆す高品質を実現しています。それもそのはず、樹の管理から水洗処理、乾燥、中にはドライミルまで所有し、生産者自身のプライドを賭けた商品として作っているからです。 シンリミテスは、マイクロミルの中でも五本の指に入ると言っても過言ではないでしょう。小さなミルですが、綺麗に整備された乾燥テーブルなど、如何に手間暇をかけて生産しているかがわかります。正に職人マイクロミル(ARTISAN)です。カルデナス氏は、特にハニー製法に熱心に取り組んでおり、彼がコスタリカハニーコーヒーを更に上のステージに引き上げたと言っても過言ではありません。 2008年のCOEでは堂々の2位を獲得し、その後も入賞を果たしております。また、WBC大会では鈴木バリスタがシンリミテスコーヒーと共に世界を相手に奮闘し上位入賞を果たしております。『シンリミテス』とは『無限』の意味ですが、この豆の持つウエストバレー特有のオレンジ系風味とコク、芳醇な甘味からは、コスタリカコーヒーの無限の可能性を感じる素晴らしい一品です。1620円/200gパック(税込)【アニバーサリー30】(200gパック)8月に開店したのでこの時期に毎年アニバーサリーブレンドをお届けしています。いつもの流れですと「アニバーサリー2023」となって、その年のさかもとこーひーの新しい魅力をブレンドするのですが・・・今年は30周年ですので・・・「アニバーサリー30」で行こうと決めて、その時にブレンドのイメージができました。刺激って大切ですね(笑)30年コーヒー屋やってきて、今の自分好みのブレンドにしようと・・・口当たりが柔らかくまろやかなコーヒー感で、初めての方も、常連さんも超常連さんにも、親しみやすく飲みやすい・・・素直に美味しいと感じてもらえるようにとイメージしました。そしてマニアの方にも同業者にも「これはどうなっているんだ?」と感じてもらえるような静かで深い複雑な魅力もブレンドしました。まろやかなダークな味わい・・・爽やかで華やかで・・・シトリック・オレンジ・スパイシー・フローラルな余韻の魅力に仕上げました。使った豆は「バークレーロースト」「コスタリカ・シンリミテス」「ボリビア・アルベルト」です。先月発売してご好評いただいている「夏の月」はやさしい柔らかな味わいで余韻の魅力・・・「アニバーサリー30」はダークで円やかな味わいに、余韻の複雑な魅力と・・・やさしさを共通にしながら、違う個性・魅力になっています。その辺が今の坂本好みの感覚なんでしょう。どちらも30年経ってできたブレンドです。若い頃には思いもしなかったブレンドになりました、どこにもお手本はありません、素材と自分の問答の結果ですね。そんなキャラや魅力があるのか、それならこうしたらどうだ、勿論さかもとこーひーの常連さんのお好みはこちらの身体に入っていますし・・・自分好みということでも「まぁ、いいんじゃないの、よくできました」って感じで、気に入っています。1620円/200gパック(税込)【深煎りインドネシア・ブルボン】(200gパック)ダークな味わいの余韻に爽やかな甘さを感じて「深煎りインドネシア・ブルボン」のブルボン種の個性が魅力になっているなぁーと思います。上品で繊細なビター感、ダークテイスト・・・マンデリンの滑らかさとブルボン種の柔らかな口当たりからの余韻がとっても気持ちいいです。そして、余韻にはビター感ダーク感と一緒にカラメルやダークチョコ、バニラ・・・さらにダークな中のフローラル感もあります、余韻はやさしい甘さです。「マンデリン・タノバタック」はさかもとこーひーのロングセラーです。その同じインドネシアのマンデリンで珍しい「ブルボン種」です。マンデリンの質感とブルボン種の質感を活かして、焦げる手前の火力で、ぐーっとダークにディープに深煎りにしました。ブルボン種は「グアテマラ・エルインヘルト・ブルボン」やブラジルのブルボン種を今までご紹介してきました。在来の伝統的な品種で・・・口当たりの上品な柔らかさや甘さは品種改良を繰り返されたものには無い繊細な魅力だと思っています。中米のブルボン種(グアテマラ・エルインヘルト・ブルボン等)は繊細でやさしい味わいと甘さに包まれた酸が華やかさや余韻の魅力を引き立てていますが・・・この「深煎りインドネシア・ブルボン」はインドネシアの伝統的な精製方法ですので酸が表に出ていませんので、それをダークに深煎りに仕上げることで今までにない深煎りの魅力になっていると思います。Aceh Mandheling Classic Bourbon エ リ ア:スマトラ島 アチェ州 プ ロ セ ス:セミウォッシュド乾 燥:天日乾燥品 種:ブルボン標 高:1,500~1600m生産者:ザイラニ氏農園名:Zailani estateマンデリンには珍しい単一農園栽培、さらにブルボン種です。1980 年代にオランダ系のコーヒー商社が種を持ち込んだことからこの地での栽培が根付いたと言われるブルボン。残念ながらその後アチェ自由運動(GAM)とインドネシア政府軍の衝突が激化し、生産者が避難したことで農地は荒廃が進むことに。2005 年に両者の間で和平が成立し、USAID の援助もあって人も戻りコーヒー栽培は劇的に回復しましたが、その過程で新たに導入されたのは短期間で収穫できるハイブリッド種でした。ほとんどの生産者がハイブリッド種の栽培を進めて行った中、かつてのブルボン種が残る農園があることを知ったザイラニ氏はこの希少なコーヒーを存続させるため、その農園の一部8ha を買取りました。山間部にたたずむその農園で今も、彼はいにしえのブルボンを実直に栽培しています。【カッピングコメント】 スイート・アーシー、トロピカルフルーツ、スムースマウスフィール、コンプレックス2021/04/181620円/200gパック(税込)さかもとこーひーは「部屋中にひろがる香りと後味の美味しさ」を大切にしています。
2023.07.23
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プロのつぶやき1218「女性店主の心地よい雰囲気」カード払い用ネットショップ http://sakamotocoffee.shop/ おかげさまで毎日常連のお客さまにご利用頂いています、PayPay払い、Amazon pay払いも使えるようになりました。蒸し暑い日が続いている千葉です・・・30℃超えると夏の暑さで嫌になりますね、くれぐれもご自愛ください。今週は錦織選手の復帰戦とウィンブルドンが重なってテニス観戦三昧でした。錦織選手は思いの外コンデション良くて、目の覚めるような鮮やかなショットもあって・・・さすがだと思いました。復帰第二戦は2試合目で負けてしまいましたが、調子が悪い日がやってきて、その調子の悪さから上げていけるかいけないかを冷静にコメントしていました。やはりトップに登った選手は違いますね。そんなこんなで・・・水曜にお誘い受けて二度目の三軒茶屋緒はなさんに行ってきました。カウンター8席の小さなお店を女性店主が一人で切り盛りしています。出汁を大切にした料理とその料理に合わせたお酒が次々と8種類ほど出てきてどれも丁寧に料理されていて美味しく楽しいですが・・・にこやかな雰囲気が魅力です。料理もお酒もひと言説明ありますが、それも邪魔にならず楽しいです。カウンター8席の小さなお店ですが・・・和やかなお客さんとやさしい笑い声が絶えず、そこに美味しい料理とお酒・・・やさしい、明るい、穏やかな心地よい雰囲気のひと時で予約がいっぱいなのも分かります。まぁ、自分が昭和の男ですし・・・紅茶やコーヒーの専門店で食べてきましたので、専門性を売りにしてきましたが・・・なんか専門性を出さない女性店主の心地よい雰囲気に惹かれています。さかもとこーひーのお客さんの津田沼ブラウンサウンドコーヒーさんも女性店主の雰囲気の良さが魅力になっていると思っています。勿論、コーヒーの勉強は裏で熱心なんですが・・・先日も我々自家焙煎店のカッピング会に参加して、産地の最新状況やサンプルのカッピングを一緒にして、学んでいました・・・しかし、お店では専門性をあまり出さずに近所のお客さんがリラックスしてブラウンサウンドでのひと時を心地よく過ごせるようになっています。自分も含めて男性店主の圧迫感はいらないなぁーと思ってしまいます。スペシャルティコーヒー店ではシングルオリジンがどうしたこうした、精選方法や品種がどうした、ドリップはどうこう・・・と専門性のアピールが強い店が多いです。しかし、お客さんは気軽に美味しいコーヒーでカフェで過ごしたいだけの人が多いんです。(勿論、質問には分かりやすく説明すればよいです。)さかもとこーひーに相談にくる独立希望の人には、自家焙煎のビーンズショップは女性向きの商売なんだと話しをします。お客さんも女性が多いですしね。(坂本自身はフルーツパーラー、紅茶専門店、自家焙煎店と女性のお客さんばかりの仕事してきているので、少し女性の要素入っている感じです(笑))まぁ、女性店主でも差別化、ブランディング、ポジショニングが前に出ていると敷居が高くなってしまいますけどね。飲食業の男性店主は「勝負」が好きな雰囲気ありますが・・・飲食は和やかにこやかな心地よさが大切でしょう。さかもとこーひーは「部屋中にひろがる香りと後味の美味しさ」を大切にしています。
2023.07.09
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プロのつぶやき1217「セミリタイアへの道」カード払い用ネットショップ http://sakamotocoffee.shop/ おかげさまで毎日常連のお客さまにご利用頂いています、PayPay払い、Amazon pay払いも使えるようになりました。6月があっという間に終わって、今年後半に入りました。雨はそれほどでも無い千葉ですが、蒸し暑くなって、朝店に来たら最初にエアコンつけるようになりました。6月は卸先のカフェのオリジナルのコーヒーバッグ制作がたくさんあって、そのスケジュール調整や焙煎に追われたり・・・中米のコーヒーのサンプルカッピングや年間数量の手当(仕入れ価格の高騰が続いて頭痛いです)・・・他にもなんだかんだ片付けないといけないことが多く・・・なんとか6月末までに終わり、ひと安心でした。一方で、達郎のチケットが外れまくって全く当たりません・・・一年50回前後のツアーが39回に減って、さらにご新規のファンも増えているらしいので当然ですけど・・・。地方遠征して、3回も4回参加できたのは遠い昔になってしまいました。(埼玉の初日は2時間45分だったようです。昨年が3時間・・・それ以前は3時間オーバー、3時間半も珍しくなかったので、やはり古希バージョンに移行してますね、当たり前ですが。まぁ、観る方も3時間半は流石に辛くなって、3時間でも目一杯なので助かります(笑))おかげさまで、7/1で68才になりました・・・運転免許証の更新(やっとゴールドになりました)もして、次回からは高齢者講習が必要だそうで・・・まぁ、前期高齢者の立場にも慣れてきました。そんなこんなで・・・8月でさかもとこーひー30年、その前の紅茶の店テ・カーマリーが10年で、自営40年になりますので・・・さかもとこーひーの事業承継とセミリタイアが現実になってきました。まぁ、同級生は完全にリタイア世代ですから当たり前ですけども。60才になった時は60代を全盛期にしようと思って・・・コロナ前はかなり意欲的にスペシャルティコーヒーの魅力やホームタウンこーひーとして地域のお客さんに向けての店作りもしてきました。コロナ禍では、どこも同じだと思いますが、制約の多い中さかもとこーひーの維持に努めてきました。現実としては・・・すでにさかもとこーひーの日常的な仕事の70%は本店店長・おゆみ野店店長の息子二人に任せています。坂本自身は朝6時過ぎに本店に行って・・・9時頃にはおゆみ野店へ行き、10時頃まで自分の仕事をして・・・ランチしながらお客さんのカフェに顔出したり、自宅で事務仕事したり・・・4時には帰ります。あと2年古希の前後には・・・午前中で仕事は終わり、あとはフリー・・・そんなセミリタイアをイメージしています。80%90%は息子二人に任せようと思っています。息子が店に入る前は肩がガチガチになったり、帰宅すると疲労困憊でしたが・・・最近は疲れないように気をつけているので、かなりコンデション良くなってきました。働きすぎはダメージ溜まりますね。不死身な体と自営商売なのとで、独立してから休み無し、12時間労働は当たり前でした。最近のカフェは独立直後から臨時休業はするし、営業時間は短いし、休みもしっかりとるし・・・それほど繁盛していそうに無いのに心配になります。もう不死身では無いので・・・人並みの労働時間に朝晩のストレッチ、十分な睡眠を守っています。で、今でもサポートしている自家焙煎のビーンズショップが全国に10店舗くらいありますので、そのサポートはしっかりとして各店のレベルアップは大切にしたいです。まぁ、増えるかどうかはわかりませんが、1年2年に一度くらい焙煎見学からサポートするお店がありますので・・・そういう相性の良いやる気のある人はサポートできるかなと思っています。とにかく、この20年スペシャルティコーヒーという・・・土壌・栽培・収穫・精選クオリティアップした、それ以前では考えられなかった良い素材が手に入るようになっているので・・・相談に来られる方皆さんが困っている焙煎やブレンドのサポート・・・そしてビーンズショップの商売の仕方をサポートすれば・・・地域に必要とされる繁盛自家焙煎のビーンズショップが増えて、それが暮らしの豊かさに繋がっていいかなぁーと思っています。時々、さかもとこーひーが支店増やせばと言われることありますが・・・坂本に縁の無い土地で「さかもとこーひー」の看板出してもなんかチープな感じなんです。(拡大意欲も能力も無いですしね。)やはり、その街の人が商売している、その街に親しまれるビーンズショップがあるって豊かな感じなんですね。先日大きなモールの人がさかもとこーひーに出店しませんかと来ましたが・・・ビーンズショップがいかに儲からないか、拡大に向かないかを詳しく話ししたら、それでおしまいになりました(笑)替わりに地元で人気の和菓子屋さんがあると嬉しいなぁーと伝えておきました。チェーンの和菓子は食べようと思わないので、餡子好きとしては不便なんです(笑)さかもとこーひーはデパ地下に出店しない繁盛老舗和菓子屋さんを目指してきたんですが・・・そういう老舗にしかない豊かさを大切にしたいんです。そうそう、卸先のカフェのサポートも大切です(今もしてますが)・・・カフェで食べていくのはビーンズショップよりも大変なところがあるので・・・してはいけない事している店が多いので、その辺してはいけない事とかアドバイスして受け入れてもらえると同じように頑張っていても上手くいくことが多いです。まぁ、基本真面目じゃないと難しいですけどね。勿論、チェーン店は真面目になってきたし、やはり便利なので、使い勝手良いのですが・・・そういうチェーン店があって、魅力的な個人店があると暮らしやすいと思っているんです。さかもとこーひーは「部屋中にひろがる香りと後味の美味しさ」を大切にしています。
2023.07.02
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【エスプレッソNo6 】(200gパック、500gパック)「エスプレッソNo5」から「エスプレッソNo6」にリニューアルして3年半経ちました。ご家庭でのエスプレッソブレンドとしてすっかり定着しました。カフェ用のエスプレッソブレンドは各店用や季節ごとのエスプレッソブレンド作りも数多く・・・多分20とか30以上のエスプレッソブレンドを作ってきましたし・・・これからもバリスタさんのご要望やイメージに合わせて作っていくでしょう。「エスプレッソ」で多様な魅力をお届けできるようになりました。そして、さかもとこーひーの常連さんが家庭でエスプレッソを淹れている方が増えて・・・将来カフェの開店を目指していて、エスプレッソのトレーニングをしている方もいますし・・・では、家庭でもより淹れやすく、エスプレッソのまろやかでボリュームの豊かな魅力を味わいやすいブレンドを作りました・・・「エスプレッソNo6」になります。専門のバリスタが淹れるのなら話しは別なのですが・・・バリスタがいるわけでは無い・・・でも、エスプレッソやラテ、カプチーノを楽しみたい。その辺はブレンドで解決するのが一番だろうと思って来ました。深煎りブラジル、ブラジルクラシクス、マンデリン・タノバタック、インドのブレンドです。グアテマラとコロンビアを使わないでブレンドしました。家庭や小さなカフェやレストランでの抽出にもより対応できたと思います・・・家庭用のエスプレッソマシーン、レストランでよく使われている全自動のエスプレッソマシーンでも調整がしやすいと思います。さかもとこーひーのエスプレッソブレンドの基本の魅力・・・きれいで華やかな味わいといつまでも続く余韻・・・エスプレッソにお砂糖を加えると、チョコレート感とフルーツ感が浮き上がりクリーミーでまろやかな口当たりとともに極上のデザートにような魅力になります。イタリアスタイルでも、シアトルやサードウエイブでも無い魅力になりそうです・・・お楽しみください。勿論・・・「エスプレッソNo5」も作れますのでお申し付けください・・・さらに、レストランやカフェ用でお店専用に作ったエスプレッソブレンドがいくつも裏にありますので・・・カフェやレストランの方はご相談ください。季節によってエスプレッソブレンドを変えるバリスタさんが何名もいらっしゃいます。今回、ご好評いただいている500gのお得パック「2160円/500gパック(税込)」をご用意いたしました。コーヒー仕入価格が高騰していますが、さかもとこーひーの常連のみなさんはヘビーユーザーで、日常の暮らしの中でこーひーを楽しんでいらっしゃいますので・・・500gパックで少しでも割安にお楽しみください。
2023.06.28
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【深煎りブラジル】(200gパック、500gパック))開店当初から人気で…定番となっている「深煎りブラジル」をリニューアルして・・・「とびっきり普通に美味しいブラジル」が「ブラジル・クラシクス」と「深煎りブラジル」とそろい踏み・・・6年経ちました。「ブラジル・クラシクス」と同じ素材を…少し深煎りに仕上げています。親しみやすいブラジル特有の円やか柔らかな口当たりと甘さ…チョコレートからダークチョコレートのキャラクター…雑味の無いきれいな味わい…強い苦味はありません。酸味も無いです…或はほとんど感じないと思います…少しダークな味わいと柔らかな口当たり、甘さの余韻が心地よいと思います。雑味えぐみの無いきれいな余韻が伝統的一般的レベルのブラジルとこの「深煎りブラジル」の大きな違いで…冷めてからの美味しさも素晴らしいと思います。「ブラジル・クラシクス」と同じ素材ですが、この素材を手当するのに時間がかかりました。さかもとこーひーの進化した定番こーひー…「とびっきり普通に美味しいブラジル」の「深煎りブラジル」をお楽しみください。今回、ご好評いただいている500gのお得パック「2160円/500gパック(税込)」をご用意いたしました。コーヒー仕入価格が高騰していますが、さかもとこーひーの常連のみなさんはヘビーユーザーで、日常の暮らしの中でこーひーを楽しんでいらっしゃいますので・・・500gパックで少しでも割安にお楽しみください。
2023.06.27
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【ブラジルクラシクス】(200gパック、500gパック)「とびっきり普通に美味しいブラジル」…6年前に発売して、すっかり定番のこーひーになりました。シングルオリジンでブレンドで大活躍しています。柔らかな口当たりと甘さ、ミルクチョコレートやアーモンドの余韻、酸味や苦味は感じないと思います。今の本店に移転してから・・・ご近所のはじめてのお客様から時々言われていた・・・「特別なコーヒーいらないから、普通のコーヒーはどれ?」・・・さかもとこーひーは特別な際立つ魅力のコーヒーにフォーカスしているのになんなんだと最初思いました。しかし、何人もの方から言われると・・・なるほど、特別な香りや味わいでなくて・・・普段普通に飲んで美味しいコーヒーのことかと・・・そこで、プロの技術や感性の出番です。日本のスペシャルティコーヒーを扱うインポーターも特別な豆、珍しい豆を探しています。そこで、クリーンで甘さがあって、余計な個性や香りは抑えた豆を欲しいと伝えました。最初はインポーターも何を言っているのか伝わりずらかったのですが・・・何年かかかって・・・ブラジルの鑑定士に伝えて・・・候補のサンプルから選んだのがこの「ブラジルクラシクス」なんです。国内にはとびっきりで無いブラジルがたくさんあるんですが・・・レスクリーンといって味わいがクリーンでなかったり、甘さが不足していたりするんです。そこで、クリーンで甘さのある豆を選ぶ出すカッピングスキルがプロの仕事なんです。フレーバーを言葉にするだけがカッピングでは無いんです。(Classicus(クラシクス)は、ラテン語で「最初の」、「第一級の」という意味を表し、転じて「古典」や「第一級の作品」を表す言葉となりました。…と、さかもとこーひーの常連さんのお話しを伺い、ネーミングしました。)ブラジル伝統的な口当たりの柔らかさや甘さの余韻を大切にしました…勿論きれいな味わいで、雑味えぐみ等クリアーしています…キャラクターはミルクチョコレートの心地よさをイメージしています。苦く無く、酸味も感じず、口当たりが良くて、コーヒーらしい香り、心地よい余韻…普通に美味しく飲めますが…ありそうで無いクオリティだと思います。さかもとこーひーの常連さんの日常の暮らしをこーひーで少し心地よいものにしたいと思うと…とびっきりの際立った魅力だけでなく…「とびっきり普通の美味しさ」も大切だと思ってます。こういった素材、ほんと無いんです…たまにあっても年間安定して使えない…ここにたどり着く迄3年5年かかりましたね。今回、ご好評いただいている500gのお得パック「2160円/500gパック(税込)」をご用意いたしました。コーヒー仕入価格が高騰していますが、さかもとこーひーの常連のみなさんはヘビーユーザーで、日常の暮らしの中でこーひーを楽しんでいらっしゃいますので・・・500gパックで少しでも割安にお楽しみください。
2023.06.26
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プロのつぶやき1216「ブラジルクラシクス、深煎りブラジル、エスプレッソNo6」カード払い用ネットショップ http://sakamotocoffee.shop/ おかげさまで毎日常連のお客さまにご利用頂いています、PayPay払い、Amazon pay払いも使えるようになりました。梅雨の夏至・・・朝6時すぎの出勤時には陽が高くなっています。千葉は雨もそれほど降ってませんし、まだ暑いほどではありませんので過ごしやすいです。卸先のカフェのオリジナルのコーヒーバッグ依頼がいくつも重なって・・・ミスの無いようスケジュール調整や焙煎の段取りに神経使っています。(あまり得意ではありませんので(笑))お陰さまで、さかもとこーひーのコーヒーバッグもたくさんお届けしていますが・・・カフェのお客さんにもご自宅で、そのカフェのコーヒーを楽しんでもらえたら嬉しいなぁーとお勧めしてきたんですが・・・なかなかいい感じになってきています。ディップスタイルというティーバッグのようにお湯に浸けるだけで簡単便利失敗もないので、これは良いと力を入れてきましたが・・・広まって嬉しいです。これも淹れ方の上手下手関係ない、素材・焙煎・ブレンドで完成度高められるスペシャルティコーヒーの良さだと思っています。そんなこんなで・・・常連さんから500gパックのリクエストが来ていた・・・定番の「ブラジルクラシクス」「深煎りブラジル」「エスプレッソNo6」の200パックと500gパックのご紹介です。大変に心苦しいのですが・・・相変わらずの仕入価格の高騰から200gパックになっています。そして500gパックによって、お得な価格にしています。【ブラジルクラシクス】(200gパック、500gパック)「とびっきり普通に美味しいブラジル」…6年前に発売して、すっかり定番のこーひーになりました。シングルオリジンでブレンドで大活躍しています。柔らかな口当たりと甘さ、ミルクチョコレートやアーモンドの余韻、酸味や苦味は感じないと思います。今の本店に移転してから・・・ご近所のはじめてのお客様から時々言われていた・・・「特別なコーヒーいらないから、普通のコーヒーはどれ?」・・・さかもとこーひーは特別な際立つ魅力のコーヒーにフォーカスしているのになんなんだと最初思いました。しかし、何人もの方から言われると・・・なるほど、特別な香りや味わいでなくて・・・普段普通に飲んで美味しいコーヒーのことかと・・・そこで、プロの技術や感性の出番です。日本のスペシャルティコーヒーを扱うインポーターも特別な豆、珍しい豆を探しています。そこで、クリーンで甘さがあって、余計な個性や香りは抑えた豆を欲しいと伝えました。最初はインポーターも何を言っているのか伝わりずらかったのですが・・・何年かかかって・・・ブラジルの鑑定士に伝えて・・・候補のサンプルから選んだのがこの「ブラジルクラシクス」なんです。国内にはとびっきりで無いブラジルがたくさんあるんですが・・・レスクリーンといって味わいがクリーンでなかったり、甘さが不足していたりするんです。そこで、クリーンで甘さのある豆を選ぶ出すカッピングスキルがプロの仕事なんです。フレーバーを言葉にするだけがカッピングでは無いんです。(Classicus(クラシクス)は、ラテン語で「最初の」、「第一級の」という意味を表し、転じて「古典」や「第一級の作品」を表す言葉となりました。…と、さかもとこーひーの常連さんのお話しを伺い、ネーミングしました。)ブラジル伝統的な口当たりの柔らかさや甘さの余韻を大切にしました…勿論きれいな味わいで、雑味えぐみ等クリアーしています…キャラクターはミルクチョコレートの心地よさをイメージしています。苦く無く、酸味も感じず、口当たりが良くて、コーヒーらしい香り、心地よい余韻…普通に美味しく飲めますが…ありそうで無いクオリティだと思います。さかもとこーひーの常連さんの日常の暮らしをこーひーで少し心地よいものにしたいと思うと…とびっきりの際立った魅力だけでなく…「とびっきり普通の美味しさ」も大切だと思ってます。こういった素材、ほんと無いんです…たまにあっても年間安定して使えない…ここにたどり着く迄3年5年かかりましたね。今回、ご好評いただいている500gのお得パック「2160円/500gパック(税込)」をご用意いたしました。コーヒー仕入価格が高騰していますが、さかもとこーひーの常連のみなさんはヘビーユーザーで、日常の暮らしの中でこーひーを楽しんでいらっしゃいますので・・・500gパックで少しでも割安にお楽しみください。1080円/200gパック、2160円/500gパック(税込)【深煎りブラジル】(200gパック、500gパック))開店当初から人気で…定番となっている「深煎りブラジル」をリニューアルして・・・「とびっきり普通に美味しいブラジル」が「ブラジル・クラシクス」と「深煎りブラジル」とそろい踏み・・・6年経ちました。「ブラジル・クラシクス」と同じ素材を…少し深煎りに仕上げています。親しみやすいブラジル特有の円やか柔らかな口当たりと甘さ…チョコレートからダークチョコレートのキャラクター…雑味の無いきれいな味わい…強い苦味はありません。酸味も無いです…或はほとんど感じないと思います…少しダークな味わいと柔らかな口当たり、甘さの余韻が心地よいと思います。雑味えぐみの無いきれいな余韻が伝統的一般的レベルのブラジルとこの「深煎りブラジル」の大きな違いで…冷めてからの美味しさも素晴らしいと思います。「ブラジル・クラシクス」と同じ素材ですが、この素材を手当するのに時間がかかりました。さかもとこーひーの進化した定番こーひー…「とびっきり普通に美味しいブラジル」の「深煎りブラジル」をお楽しみください。今回、ご好評いただいている500gのお得パック「2160円/500gパック(税込)」をご用意いたしました。コーヒー仕入価格が高騰していますが、さかもとこーひーの常連のみなさんはヘビーユーザーで、日常の暮らしの中でこーひーを楽しんでいらっしゃいますので・・・500gパックで少しでも割安にお楽しみください。1080円/200gパック、2160円/500gパック(税込)【エスプレッソNo6 】(200gパック、500gパック)「エスプレッソNo5」から「エスプレッソNo6」にリニューアルして3年半経ちました。ご家庭でのエスプレッソブレンドとしてすっかり定着しました。カフェ用のエスプレッソブレンドは各店用や季節ごとのエスプレッソブレンド作りも数多く・・・多分20とか30以上のエスプレッソブレンドを作ってきましたし・・・これからもバリスタさんのご要望やイメージに合わせて作っていくでしょう。「エスプレッソ」で多様な魅力をお届けできるようになりました。そして、さかもとこーひーの常連さんが家庭でエスプレッソを淹れている方が増えて・・・将来カフェの開店を目指していて、エスプレッソのトレーニングをしている方もいますし・・・では、家庭でもより淹れやすく、エスプレッソのまろやかでボリュームの豊かな魅力を味わいやすいブレンドを作りました・・・「エスプレッソNo6」になります。専門のバリスタが淹れるのなら話しは別なのですが・・・バリスタがいるわけでは無い・・・でも、エスプレッソやラテ、カプチーノを楽しみたい。その辺はブレンドで解決するのが一番だろうと思って来ました。深煎りブラジル、ブラジルクラシクス、マンデリン・タノバタック、インドのブレンドです。グアテマラとコロンビアを使わないでブレンドしました。家庭や小さなカフェやレストランでの抽出にもより対応できたと思います・・・家庭用のエスプレッソマシーン、レストランでよく使われている全自動のエスプレッソマシーンでも調整がしやすいと思います。さかもとこーひーのエスプレッソブレンドの基本の魅力・・・きれいで華やかな味わいといつまでも続く余韻・・・エスプレッソにお砂糖を加えると、チョコレート感とフルーツ感が浮き上がりクリーミーでまろやかな口当たりとともに極上のデザートにような魅力になります。イタリアスタイルでも、シアトルやサードウエイブでも無い魅力になりそうです・・・お楽しみください。勿論・・・「エスプレッソNo5」も作れますのでお申し付けください・・・さらに、レストランやカフェ用でお店専用に作ったエスプレッソブレンドがいくつも裏にありますので・・・カフェやレストランの方はご相談ください。季節によってエスプレッソブレンドを変えるバリスタさんが何名もいらっしゃいます。今回、ご好評いただいている500gのお得パック「2160円/500gパック(税込)」をご用意いたしました。コーヒー仕入価格が高騰していますが、さかもとこーひーの常連のみなさんはヘビーユーザーで、日常の暮らしの中でこーひーを楽しんでいらっしゃいますので・・・500gパックで少しでも割安にお楽しみください。1080円/200gパック、2160円/500gパック(税込)さかもとこーひーは「部屋中にひろがる香りと後味の美味しさ」を大切にしています。
2023.06.25
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【木陰】まろやかさと爽やかさ・・・16年目の夏向け季節のブレンド「木陰」ですが・・・夏の日差しの中、木陰を吹き抜ける風の爽やかさをイメージしました。暑さにも、エアコンの風や冷たい飲み物にも疲れた身体に優しい、上品で美しい透明感が魅力的だと思います。そして柔らかな心地よい口当たり、余韻が爽やかな風のように優しいこーひーだと思います。「コロンビア」と「ボリビア・アルベルト」のブレンドです。どちらも円やかで親しみやすい味わいですから・・・暮らしの中のこーひーとしておすすめできます・・・そして、ふと意識するとボリビアの爽やかな味わいがとっても魅力的に感じると思い・・・そのまま心地よい余韻が続くでしょう。実は、違う豆も使って、色々とブレンドのパターンを試してみましたが・・・結局同じブレンドが一番魅力的でした。「中煎りのコロンビア」の円やかな口当たり、フローラルな華やかな香り、余韻の爽やか円やかさ甘さが…「ボリビア・アルベルト」のミントキャラと一緒になって香りも味わいも素晴らしく、ほんと涼やか爽やかな「木陰」になりました・・・暑さに負けず、涼やかにお楽しみください。
2023.06.23
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【夏の月】(200gパック)久々の新作です・・・暑さを感じるようになって、ホットコーヒーで涼やかな味わいのブレンドを作りたいと思いました。やさしい味わいで心地よい甘さと上品な香りの余韻です。6月に入って、夕食後2階に行ったら、窓の外にきれいなお月さんが輝いていました。ストロベリームーンというそうで、アメリカ圏の6月の満月の呼び方だそうです、最小の満月とも言われるそうです。へぇーと思いながら「いい月だなぁ~」としばらく眺めていたんですが・・・「あれ? こういうブレンドいいなぁー」と思いつき、梅雨から夏にかけて、ホットコーヒーで飲んで、軽やか爽やか涼やかな味わいにしようと・・・そうなったら、イメージはすぐできます、あとは、実際のカッピングで確認するだけです。使った豆は、ブラジルクラシクス、ブラジル・パッセイオ、モカ・イルガチェフェ(ハマ)です。ブラジルクラシクスの素直な親しみやすい味わいをベースにして、ブラジル・パッセイオの柔らかな味わい、甘さに包まれたフルーツ感、モカ・イルガチェフェ(ハマ)の上品なフローラルやシトリックな香りと余韻をブレンドしました。軽やか爽やかな味わいで、心静かに、落ち着いた心もちで、少し元気になるような浮き立つような余韻をイメージしました。最近高騰する豆のやりくりで没頭していましたが・・・季節にマッチした新しいブレンドができました、お楽しみください。
2023.06.22
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【ボリビア・アルベルト】(200gパック)初夏から夏にかけて毎年お届けしている「ボリビア・アルベルト」です。やさしく爽やかな口あたりから、軽やかなココア感が続いて・・・今年も「ボリビア・アルベルト」の季節になったなぁーと感じます。蒸し暑い季節に「ボリビア・アルベルト」の爽やかで軽やかな味わいはぴったりです。柔らかな口当たりとやさしい甘さ、余韻のほのかなミントやハーブのキャラが爽やかさを引き立てて・・・冷めると柔らかくまるい味わいにジューシーさとやさしい甘さが寄り添います。軽やかなココア感があるので酸味は感じないです。勿論、そこに華やかな甘さが寄り添いますので、さりげなく個性が際立っています。チョコレートまでいかないココア的なコクが加わると、優しい口当たりだけでは無い満足感が高まってくると思います。さらに…ハーブのような、ミントのような爽やかな印象が寄り添っています。ほんとさりげないミントの印象なんですが…さりげなくても、このミントのキャラクターがあることで、グッとキャラが立ってきます。余韻には、オレンジのような柑橘系の魅力があって、華やかさを加えています。完全に冷めてから、たっぷりのミルクを加えるのが、僕の好きな飲み方です。(アイスこーひーにすると…コーヒーとは思えないきれいで爽やかな味わいを楽しめます。)透明できれいな味わいと、余韻のほのかなミントのキャラクターが夏にぴったりです…この「ボリビア・アルベルト」が人気になっている理由のひとつだと思います。農園名:カフェ アルベルト ポマ生産者:アルベルト ポマエリア:カラナビプロセス:フリーウォッシュド品種:カトゥアイ標高:1,700mカラナビ地方、ロア地区に居を構える農協、APROCAFEに所属する当農園の生産者は1970年からコーヒーの栽培に携わり、家族の協力を得ながら素晴らしい品質のコーヒーを生産しています。コーヒーの栽培は肥沃な土壌の恩恵を受け、それによって得られた収穫で彼らの生活が成り立っています。栽培に関わってから30年、農園は常に品質の向上に努めてきました。近年ラジオ放送によって知ることとなったカップオブエクセレンスにも精力的に参加しており、その品質には定評があります。
2023.06.21
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【ブラジル・パッセイオ】(200gパック)ブラジルのトップクオリティの農園の中でも、この「ブラジル・パッセイオ」はブラジルの伝統的な魅力をさらにスペシャルティコーヒーに引き上げた印象で、とってもお気に入りです。繊細で柔らかな質感に、華やかな甘さ・・・最初のひと口の印象です。少し経つとジューシーさと高級なミルクチョコのような余韻が漂ってきます。冷めてくると、甘さに包まれたフルーツ感が際立ってきて・・・やっぱり美味しいなぁーとうっとりしました。気持ちが落ち着きながら、少し元気ももらえる感じです。お気に入りの「ブラジル・パッセイオ農園」のブルボン種ナチュラル式です。クリーンで柔らかな口当たりと甘さが印象的で、余韻にジューシーなベリー感、ミルクチョコの質感からスパイシーさが魅力的です。ブルボン種&ナチュラル式の甘さや質感が嬉しいです。熟度、甘さ、余韻、質感と流石の素晴らしい農園です。パッセイオ農園の生き生きとした魅力・・・なめらかな口当たり・・・上質魅力的な甘さ・・・シルキーなミルクチョコレート感・・・冷めてほのかに感じるベリー感とスパイシーさ・・・さらに冷めるとまるい甘さに満たされます。ベリー感からより複雑な魅力を感じるのは、ピーチのキャラが裏に隠れているからかもしれません。この20年ブラジルの色々なスペシャルティコーヒーをお届けしてきましたが・・・20年の洗練さや成熟を感じる農園だと思います、素晴らしい農園です。農園名:パッセイオ農園主:アドルフォ エンリケ フェレイラエ リ ア:南ミナスプ ロ セ ス:ナチュラル品 種:ブルボン標 高:1,100m~1,200mパッセイオ農園は、南ミナス地区のコーヒー生産地帯のほぼ中心に位置するMonte Beloにあります。標高1100m~1200mの丘陵地帯に農園が広がっており、火山性ミネラルを含んだ肥沃な土壌に恵まれています。植付けのための土壌整備からコーヒーチェリーのピッキングまでの作業は、訓練され、技術を持った作業者によって成り立っています。当農園は、3世代にわたりコーヒーの生産を行なっており、そのつど生産技術の革新を行い、効率性の向上を求めています。自然環境に対する配慮も抜群で、75ヘクタールの自然林を残しており、農薬の使用量も減らしています。作業者の生活、教育環境の整備等社会問題の解決にも積極的に取り組んでいます。パッセイオ農園はCOEやLate Harvest Competitionの常連として、世界のスペシャルティコーヒーのロースターに知られています。COEの前身であるITCのグルメコーヒープロジェクトの農園として1997年に初めて水流によるチェリーの比重選別機とグリーンセパレータを導入したことも、パッセイオの品質に関するアドバンテージを維持する要素となっています。
2023.06.20
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プロのつぶやき1215「ブラジル・パッセイオ、ボリビア・アルベルト、夏の月、木陰」カード払い用ネットショップ http://sakamotocoffee.shop/ おかげさまで毎日常連のお客さまにご利用頂いています、PayPay払い、Amazon pay払いも使えるようになりました。来週は夏至だそうです・・・まだ6月なのに梅雨明けが待ち遠しいです。しかし、真夏の暑さも勘弁してほしいし・・・今朝も朝から暑くなってきました。今週はインポーターさん2件とのミーティングがありました。産地や生豆買付けの情報、価格高騰の聞きたくない話し、業界の色々と噂話し・・・・コロナ禍ではメールのやり取りでしたが、実際に会って話すと余計な話題まで弾んで貴重な情報が入ります。とりあえず、それらの情報を元にしてこれから1年の生豆の確保で頭に汗かいています。エチオピアやマンデリン、グアテマラなどの高騰は辛いものがあります。クオリティはしっかりと守って、オーベースペックにならないように、価格を睨みながら選んでいます。一方、錦織選手復帰試合が始まって・・・日本の午前中に試合が組まれているので、チラ見しながら・・・結果を知った帰宅後じっくりと観戦しています。18ヶ月ぶりの試合なのに、相変わらずのあっと言わせる鮮やかなショットが出て、安定感もあり、勝ち上がっています。キャリア後半の大人なプレイが楽しみです。そんなこんなで・・・梅雨から夏に向けての爽やか、軽やかなこーひーをお届けします。試飲でも注文でもアイスコーヒーが増えていますが・・・今回はホットこーひーで爽やかな涼やかな味わいのこーひーを用意しました。柔らかな口当たりと甘さに包まれたジューシーさが際立っている「ブラジル・パッセイオ」・・・夏向けの爽やかな「ボリビア・アルベルト」・・・新作上品で涼やかな「夏の月」・・・16年目まろやか爽やかな「木陰」・・・4つのこーひー、お楽しみください。【ブラジル・パッセイオ】(200gパック)ブラジルのトップクオリティの農園の中でも、この「ブラジル・パッセイオ」はブラジルの伝統的な魅力をさらにスペシャルティコーヒーに引き上げた印象で、とってもお気に入りです。繊細で柔らかな質感に、華やかな甘さ・・・最初のひと口の印象です。少し経つとジューシーさと高級なミルクチョコのような余韻が漂ってきます。冷めてくると、甘さに包まれたフルーツ感が際立ってきて・・・やっぱり美味しいなぁーとうっとりしました。気持ちが落ち着きながら、少し元気ももらえる感じです。お気に入りの「ブラジル・パッセイオ農園」のブルボン種ナチュラル式です。クリーンで柔らかな口当たりと甘さが印象的で、余韻にジューシーなベリー感、ミルクチョコの質感からスパイシーさが魅力的です。ブルボン種&ナチュラル式の甘さや質感が嬉しいです。熟度、甘さ、余韻、質感と流石の素晴らしい農園です。パッセイオ農園の生き生きとした魅力・・・なめらかな口当たり・・・上質魅力的な甘さ・・・シルキーなミルクチョコレート感・・・冷めてほのかに感じるベリー感とスパイシーさ・・・さらに冷めるとまるい甘さに満たされます。ベリー感からより複雑な魅力を感じるのは、ピーチのキャラが裏に隠れているからかもしれません。この20年ブラジルの色々なスペシャルティコーヒーをお届けしてきましたが・・・20年の洗練さや成熟を感じる農園だと思います、素晴らしい農園です。農園名:パッセイオ農園主:アドルフォ エンリケ フェレイラエ リ ア:南ミナスプ ロ セ ス:ナチュラル品 種:ブルボン標 高:1,100m~1,200mパッセイオ農園は、南ミナス地区のコーヒー生産地帯のほぼ中心に位置するMonte Beloにあります。標高1100m~1200mの丘陵地帯に農園が広がっており、火山性ミネラルを含んだ肥沃な土壌に恵まれています。植付けのための土壌整備からコーヒーチェリーのピッキングまでの作業は、訓練され、技術を持った作業者によって成り立っています。当農園は、3世代にわたりコーヒーの生産を行なっており、そのつど生産技術の革新を行い、効率性の向上を求めています。自然環境に対する配慮も抜群で、75ヘクタールの自然林を残しており、農薬の使用量も減らしています。作業者の生活、教育環境の整備等社会問題の解決にも積極的に取り組んでいます。パッセイオ農園はCOEやLate Harvest Competitionの常連として、世界のスペシャルティコーヒーのロースターに知られています。COEの前身であるITCのグルメコーヒープロジェクトの農園として1997年に初めて水流によるチェリーの比重選別機とグリーンセパレータを導入したことも、パッセイオの品質に関するアドバンテージを維持する要素となっています。1620円/200gパック(税込)【ボリビア・アルベルト】(200gパック)初夏から夏にかけて毎年お届けしている「ボリビア・アルベルト」です。やさしく爽やかな口あたりから、軽やかなココア感が続いて・・・今年も「ボリビア・アルベルト」の季節になったなぁーと感じます。蒸し暑い季節に「ボリビア・アルベルト」の爽やかで軽やかな味わいはぴったりです。柔らかな口当たりとやさしい甘さ、余韻のほのかなミントやハーブのキャラが爽やかさを引き立てて・・・冷めると柔らかくまるい味わいにジューシーさとやさしい甘さが寄り添います。軽やかなココア感があるので酸味は感じないです。勿論、そこに華やかな甘さが寄り添いますので、さりげなく個性が際立っています。チョコレートまでいかないココア的なコクが加わると、優しい口当たりだけでは無い満足感が高まってくると思います。さらに…ハーブのような、ミントのような爽やかな印象が寄り添っています。ほんとさりげないミントの印象なんですが…さりげなくても、このミントのキャラクターがあることで、グッとキャラが立ってきます。余韻には、オレンジのような柑橘系の魅力があって、華やかさを加えています。完全に冷めてから、たっぷりのミルクを加えるのが、僕の好きな飲み方です。(アイスこーひーにすると…コーヒーとは思えないきれいで爽やかな味わいを楽しめます。)透明できれいな味わいと、余韻のほのかなミントのキャラクターが夏にぴったりです…この「ボリビア・アルベルト」が人気になっている理由のひとつだと思います。農園名:カフェ アルベルト ポマ生産者:アルベルト ポマエリア:カラナビプロセス:フリーウォッシュド品種:カトゥアイ標高:1,700mカラナビ地方、ロア地区に居を構える農協、APROCAFEに所属する当農園の生産者は1970年からコーヒーの栽培に携わり、家族の協力を得ながら素晴らしい品質のコーヒーを生産しています。コーヒーの栽培は肥沃な土壌の恩恵を受け、それによって得られた収穫で彼らの生活が成り立っています。栽培に関わってから30年、農園は常に品質の向上に努めてきました。近年ラジオ放送によって知ることとなったカップオブエクセレンスにも精力的に参加しており、その品質には定評があります。1620円/200gパック(税込)【夏の月】(200gパック)久々の新作です・・・暑さを感じるようになって、ホットコーヒーで涼やかな味わいのブレンドを作りたいと思いました。やさしい味わいで心地よい甘さと上品な香りの余韻です。6月に入って、夕食後2階に行ったら、窓の外にきれいなお月さんが輝いていました。ストロベリームーンというそうで、アメリカ圏の6月の満月の呼び方だそうです、最小の満月とも言われるそうです。へぇーと思いながら「いい月だなぁ~」としばらく眺めていたんですが・・・「あれ? こういうブレンドいいなぁー」と思いつき、梅雨から夏にかけて、ホットコーヒーで飲んで、軽やか爽やか涼やかな味わいにしようと・・・そうなったら、イメージはすぐできます、あとは、実際のカッピングで確認するだけです。使った豆は、ブラジルクラシクス、ブラジル・パッセイオ、モカ・イルガチェフェ(ハマ)です。ブラジルクラシクスの素直な親しみやすい味わいをベースにして、ブラジル・パッセイオの柔らかな味わい、甘さに包まれたフルーツ感、モカ・イルガチェフェ(ハマ)の上品なフローラルやシトリックな香りと余韻をブレンドしました。軽やか爽やかな味わいで、心静かに、落ち着いた心もちで、少し元気になるような浮き立つような余韻をイメージしました。最近高騰する豆のやりくりで没頭していましたが・・・季節にマッチした新しいブレンドができました、お楽しみください。1080円/200gパック(税込)【木陰】まろやかさと爽やかさ・・・16年目の夏向け季節のブレンド「木陰」ですが・・・夏の日差しの中、木陰を吹き抜ける風の爽やかさをイメージしました。暑さにも、エアコンの風や冷たい飲み物にも疲れた身体に優しい、上品で美しい透明感が魅力的だと思います。そして柔らかな心地よい口当たり、余韻が爽やかな風のように優しいこーひーだと思います。「コロンビア」と「ボリビア・アルベルト」のブレンドです。どちらも円やかで親しみやすい味わいですから・・・暮らしの中のこーひーとしておすすめできます・・・そして、ふと意識するとボリビアの爽やかな味わいがとっても魅力的に感じると思い・・・そのまま心地よい余韻が続くでしょう。実は、違う豆も使って、色々とブレンドのパターンを試してみましたが・・・結局同じブレンドが一番魅力的でした。「中煎りのコロンビア」の円やかな口当たり、フローラルな華やかな香り、余韻の爽やか円やかさ甘さが…「ボリビア・アルベルト」のミントキャラと一緒になって香りも味わいも素晴らしく、ほんと涼やか爽やかな「木陰」になりました・・・暑さに負けず、涼やかにお楽しみください。1080円/225gパック(税込)さかもとこーひーは「部屋中にひろがる香りと後味の美味しさ」を大切にしています。
2023.06.18
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プロのつぶやき1214「日常の暮らしにフィットするこーひーと価格」カード払い用ネットショップ http://sakamotocoffee.shop/ おかげさまで毎日常連のお客さまにご利用頂いています、PayPay払い、Amazon pay払いも使えるようになりました。梅雨入りしました、今朝も雨が強くなっています・・・午後から曇りになるようですが8時になって空が明るくなってきました。明日はコロナ前以来、3年以上ぶりの生豆新着ロットのカッピングと産地状況の勉強会です。仲間が集まるので、顔を合わせて近況報告もできます・・・内心は価格高騰がどうなっているか心配ですが・・・。テニス全仏で加藤未唯選手がミックスダブルスで見事に優勝・・・ダブルスでは失格にされてしまって、時の人になりました。身体能力抜群で、キレキレの動き、強気の攻めが魅力的で二十歳すぎから応援してますからとっても嬉しい結果でした。Instagramでオフのトレーニングを見ていてもその動きの良さが素晴らしいです。錦織選手も長い怪我からやっと復活、プエルトリコのチャレンジャーに向かう写真がアップされました・・・トップに戻るまで1年くらいはかかるだろうと本人の弁ですが・・・そこに身体さえ戻ればトップに戻れるという揺るぎない自信が垣間見えて嬉しいです。今朝は現地での最初の練習動画はアップされました。そして、昨日は車椅子テニスで小田凱人(ときと)選手が全仏初優勝・ランキング1位、しかも17歳の最年少。速く、強く、観ていて楽しい素晴らしいプレイでした。解説の国枝さんとのやりとりにジーンときました。そんなこんなで・・・この10年スペシャルティコーヒーの仕入れ価格が高騰し続けて、さかもとこーひーでも何度か値上げしてきました。メディアでも報じられているように・・・コーヒー相場に物流費の高騰と円安が重なって買付け・仕入れ価格がさらに高騰しています。そして、今年春からの買付け、この夏の買付けと価格が出てきまして・・・残念なことですが高騰しています。さかもとこーひーでは、特にこの数年、さらに去年とベーシックな価格を値上げし・・・今年になっても通常の価格と卸の価格も値上げしてきました。まぁ、ご常連のみなさんはご理解されている方が多いのですが・・・さかもとこーひーは「ホームこーひー」「ホームタウンこーひー」を唱えて・・・日常的に楽しめる価格を重視しています。(それでもここ数年で高くなってきましたが)さかもとこーひーと同じくらいのクオリティの素材を使っている同業者の半分くらいの価格になっていますと、時々お客さんに話すことがあるのですが・・・さかもとこーひーのベーシックな価格が100g当たり¥400-¥500になっていまして、同業者は¥700-¥1000くらいになっています。以前は100g当たり¥300(500g袋)もあったのですが、無理になってしまいました。よろしくご理解お願いします。そのために12kg焙煎機を導入してクオリティと生産性の向上を目指し・・・最近では500g袋の品揃えを増やして生産性を上げ、アルミ袋のコストを抑え、お手頃な価格をお届けしています。それでも、今年になってからの仕入れ・買付け価格の高騰には頭を悩ませています。まず・・・特別な魅力のシングルオリジン(ストレートコーヒー)と、ベーシックなこーひーとある中・・・ベーシックなこーひーの価格を抑えられるようにしています。しかし・・・ブラジル、グアテマラ、コロンビア、エチオピア、インドネシアとベーシックなブレンドで活躍する豆の高騰が激しくなっています。(アトムの子、カフェヴィータ、コージーの3種類の原価の高騰が厳しいです)明日、中米の到着ロットのカッピング会がありますが、クオリティと価格を見比べて、クオリティを維持しながら、常連さんの暮らしにバランスの良い魅力のこーひーを作っていこうと思っています。スペシャルティコーヒーは際立つ魅力・香りや味わいがあると価格が上がります。さかもとこーひーがスペシャルティコーヒーを使い始めた頃は(20年くらい前)日本にスペシャルティコーヒーの魅力を紹介したいという思いも強く・・・また価格も今ほどではありませんでしたので・・・今だととっても高価格になるクオリティ・魅力の豆を気軽にお届けできました。ちなみに、さかもとこーひーの高いこーひー、ベーシックなこーひーの違いを聞かれることがありますが・・・高いこーひーは際立った魅力・個性なのでそれが大好きな方もいますし、それほど魅力を感じない方もいます。ベーシックなこーひーは基本的な雑味のないきれいな味わいやまろやかな口当たりで、あとは濃いめ軽めとお好みに合うようにしています、個性は抑えているのでどなたにもお勧めやすい味わいにしています。で、状況が変わり・・・そのような際立った香りや味わいは弱くても・・・雑味のないクリーンなクオリティ、まろやかな心地よい口当たり、爽やかなキレの良い余韻のベーシックなクオリティがしっかりとある素材を見極めて(価格を抑えられます)・・・それらを日常の暮らしの中で気軽に楽しんでもらえるようブレンドも駆使してお届けしていきます。(今までもそうしてきましたが、よりシビアになってきました)勿論、産地ごとに個性も違えば、良さも違いますので・・・基本の雑味の無いクリーンカップは共通ですが・・・甘さが良い産地、酸味の質が良い産地、まろやかな口当たりが良い産地等々をシビアに選んで、それぞれの良さを活かすようにブレンドします。さかもとこーひーはブレンドの種類も多いので・・・ベーシックなブレンドにキャラの立つ豆を加えて、ブレンドの多様な魅力にも仕上げます。素材の中には・・・香りが良いのに、微妙に未完熟豆や過熟豆の不快な味わいがあったり、味わいが薄かったり・・・同じような価格でも色々ですので、その辺の選び方でお客様にお届けするクオリティが違ってきます。(カッピングスキルが問われます)当然、焙煎のクオリティも影響してきます。そして、シングルオリジンのような素材の価格がそのまま反映されてしまうこーひーはそれなりに高い価格になっていくと思います。(心苦しいことです)正直、50年近いキャリアの中で一番腕を試される状況になっていると思いますし・・・そこにモチベーションを感じています。素晴らしい魅力のシングルオリジンをより魅力的に・・・ベーシックなクオリティ・・・雑味のない後味のきれいな味わい、まろやかな口当たり、心地よい余韻・・・を大切にしながら、日常の暮らしにジャストフィットするような(勿論、価格も)魅力のこーひーをお届けしたいと思っています。コロナ禍の暮らしや、実質賃金が下がるなかでの物価上昇と息苦しい日々になっていますが・・・さかもとこーひーのご常連のみなさんには少しでもやすらぎのひと時をお届けできたらと思っています。さかもとこーひーは「部屋中にひろがる香りと後味の美味しさ」を大切にしています。
2023.06.11
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プロのつぶやき1213「説得力あったな~!」カード払い用ネットショップ http://sakamotocoffee.shop/ おかげさまで毎日常連のお客さまにご利用頂いています、PayPay払い、Amazon pay払いも使えるようになりました。6月に入って、いきなり台風と前線の影響で豪雨となりました。千葉は警報出ましたが被害はそれほどでもありませんでしたが・・・大きな被害が出てしまった地方があります。ひと晩で人生変わってしまう天災には立ちすくんでしまいます。くれぐれもお気をつけください。そんな豪雨の前日・・・仕事終わってひとっ飛び、渋谷に移転したBODY&SOULに向かいました。 公園通りをNHKホールに向かう坂の途中、左手2階のモスバーガーの下の半地下にありました。クリヤマコト、納浩一、則竹裕之のACOUSTIC WEATHER REPORT ライブです。2週間前にはチケット売り切れの人気ユニットですが・・・チケット取った常連さんからお誘い受けて、何の苦労もなく参加できて、楽しめました。50席くらいのいい雰囲気のお店で、まずはギネスとフレンチフライで一杯やっていると開演に・・・納さんのベースが太く鳴ってスタート、そこに則竹さんのドラムが入り、クリヤさんのピアノと来ると一気に三位一体の響の渦に巻き込まれあっという間の2セットが終わり・・・アンコールはマリーンが飛び入りで「レフトアローン」歌って、熱のこもった拍手とともに盛り上がりました。そんなこんなで・・・帰りの電車でつらつらと余韻を味わってましたが・・・最初の曲で感じたのは「説得力あるよな~」でした。きれいな音、厚い音、強烈なリズム、グルーブ・・・僕はなんにも演奏できないですが、専門的なことわからなくても、有無を言わさず巻き込み圧倒され・・・3人の音の重なりの迫力と心地よさに浸っているとあっという間に3時間近く経っていました。トリオなのに恐ろしいほどの音圧とグルーブで・・・まぁ、ジャンルは違いますが、達郎のアコースティックトリオもギター、ベース、ピアノのドラムレスなのに音圧とグルーブがすごくて、めちゃくちゃロックしてますが・・・ともに圧倒的な説得力感じますね~。一人一人の演奏とハーモニーが絶妙に重なってのことなんでしょう・・・そう考えると、美味しさの世界では、素材の見極めと焙煎や調理が一体化した時の有無を言わせない美味しさにも通じるかなと思います。クリヤさんが一つの音を出すと、それはクリヤさんの音・・・サンクオピエで野菜にしてもポワレにしてもひと口でシェフの味わいを感じます。(クリヤさんはサンクのシェフの親友で、その縁で繋がって・・・先日も休憩時間に少しお話しできました。)余談ですが、クリヤさんと最初に握手した時、その掌のひらの一般人との違いに驚きました・・・プロのピアニストは掌のひらもアスリートなんだと・・・昔サックスの土岐英史さんの演奏を目の前で観た時、喉から顔から筋肉の動きに腰を抜かして、五十の手習でサックスしようかなと思っていたのに、いきなり諦めました(笑)さかもとこーひーもおひとりおひとりお好みはあっても説得力のある味わいを心がけているので・・・エネルギーもらいました。落語でも座布団に座ってお辞儀して・・・「え~」とぼそぼそ話し出しますが、そのお辞儀から「え~」までで名人とその他で違うものです、それも説得力でしょう。今日は半蔵門国立演芸場での立川談笑師「慶安太平記」全9話のうち3話目で「丸橋忠弥」・・・談笑師は勿論。先日の明治座での志の輔師や談春師もいつも説得力いっぱいです。さかもとこーひーの常連さんは、詳しいこと分からなくてもコーヒー大好きなヘビーユーザーさんが多いのですが・・・そういう方にシンプルに説得力のある美味しさが届いたら嬉しいです。音楽の世界には「ミュージシャンズミュージシャン」という言葉があるそうで・・・プロが認めるプロって感じでしょうか。さかもとこーひーもプロ同士で恥ずかしくないものをと意識していますが・・・それよりも初めての方にも説得力のある美味しさの方をより意識しています。特に最近はカフェ向けの卸が増えているので・・・それぞれのカフェのお客さんに素直に届く美味しさがより大切になっています。いつの時代も嫌なことがついてまわりますが、せめて日常の暮らしを心地よく過ごしたいものです。(達郎のツアーのチケットが6月は先行も一般も全滅なのが心地よくありませんが、申し込まないと当たらないので、ひたすら申し込みます(笑))さかもとこーひーは「部屋中にひろがる香りと後味の美味しさ」を大切にしています。
2023.06.04
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プロのつぶやき1212「アイスこーひー・2023」カード払い用ネットショップ http://sakamotocoffee.shop/ おかげさまで毎日常連のお客さまにご利用頂いています、PayPay払い、Amazon pay払いも使えるようになりました。GWが終わって5月から6月へと進んでいますが・・・お天気も曇りと傘の予報になってきました。金曜夜の地震はちょうど夕食どきでアラームが鳴り、驚きました。千葉で先日の木更津君津があって、銚子と続いて不安になります。GW前後の公民館6回の疲れが抜け切りません・・・朝からなんとなく怠い日が増えて、疲れが抜けないのは単なる加齢なのか・・・朝晩のストレッチでコンデション整えています。以前から股関節と肩まわりのストレッチはしているんですが・・・膝と足首を子供の頃の準備体操のように回してみたら、固くてびっくりしました。早速膝も足首も取り入れました。そんな中でも・・・年に1度の和食屋さん行ったり、ワイン会があったり・・・クリヤマコトさんのライブや、立川談笑師の慶安太平記9回シリーズ行ったり・・・結構予定が入っています。昼間暑さを感じるようになりましたので・・・今週から、おゆみ野店の試飲こーひーが「グアテマラ・アゾテァ」のホットとアイスこーひーになりました。ホットでは・・・香りが良くて、上品で柔らかな味わいで、どなたにもお勧めやすい「グアテマラ・アゾテァ」です。それをアイスこーひーにすると・・・ハニーライクと言われるフローラル感と甘さが爽やかできれいな味わいをより魅力的にして・・・さらに華やかな余韻が10分20分30分と感じられて・・・苦めのアイスコーヒーとはまた違った美味しさになります。深煎りとは違う華やかなアイスこーひーの魅力もいいものです、お勧めします。そんなこんなで・・・ 「アイスこーひー・2023」でさかもとこーひーのアイスこーひーのお話しです。まず、アイスコーヒーの淹れ方ですが・・・普段のホットコーヒーと淹れ方も豆の量も同じようにしますが・・・お湯の量だけ60%くらいに減らしてください。少ない出来上がりに氷をたっぷり入れて急冷します。氷が溶けるとちょうど良い量になって出来上がりです。1杯2杯分でも、まとめて淹れる場合も同じです、コーヒーメーカーやカフェプレスでも水の量だけ減らして氷で急冷すると簡単です。普段と同じように淹れますので・・・分かりやすく、間違えにくい・・・すぐ出来る・・・冷水ポット等で冷蔵庫で保存しても1日くらいは劣化が遅く、キレの良さがあります。(暑い時のアイスコーヒーには余韻のキレの良さが大切でしょう)水出しの場合は・・・1Lの水に対して、50gの細挽きの粉を入れて、ひと晩・・・朝には出来上がっています。氷で急冷も水出しも・・・濃いめ、薄めは・・・粉の量で加減してください。次にどんなコーヒーがアイスコーヒーに向いているかですね。最近は、若い方のカフェでは・・・アイスコーヒーと注文すると、どれにしますかとコーヒーを自分で選ぶことが増えています。今、おゆみ野店店長が毎日違うコーヒーでアイスコーヒー淹れて・・・その味わいをFacebook、Twitter、Instagramでアップしていますが・・・普段お気に入りの豆をアイスコーヒーにするのもお勧めです。それぞれの魅力、美味しさが楽しめます。一応さかもとこーひー基本のアイスコーヒーは・・・アイスコーヒー、特上アイスコーヒー、スプラッシュカフェになります。-「アイスこーひー」…後味のきれいなすっきりガブ飲みタイプです。-「特上アイスこーひー」…しっかりとコクのあるまろやかなアイスこーひーをお楽しみください。-「スプラッシュカフェ]…コクと切れの良さが一番だと思い、お勧めです。ミルクを入れても味わいの深さと切れの良さが生きてます。そして、最近増えているシングルオリジンでのアイスコーヒーは・・・モカ・イルガチェフェ(ハマ)、エチオピア・モカナチュラル、深煎りグアテマラ、バークレー・ロースト、タンザニア・ムベヤが定番で・・・あと季節のシングルオリジンでも、それぞれの魅力になります。シングルオリジンはフルーティだったり、フローラルだったり、紅茶やスパイシーな感じがあると・・・それが昔からのアイスコーヒーとは別世界の新しい魅力になります。さかもとこーひーの豆を使ったアイスコーヒーは・・・にがにがした苦味や重い後味が無いので・・・暑い日にぴったりな爽快感、すっきり感、後味のキレの良さがお勧めです。そして、コーヒーバッグで水出しにするのも簡単便利です・・・「コーヒーバッグ・特上フレンチ&特上アイスコーヒー」が良いです。では、アイスこーひーの基本的な淹れ方からご紹介します。*アイスこーひー・オンザロックス-粉の挽き具合、量はホットと同じで大丈夫です。(細挽き、95℃以上の熱湯、粉少なめ)-カフェプレスでも、ペーパードリップでも、コーヒーメーカーでも、豆の量、挽き方といつもと同じです。-お湯の量だけ、いつもの60%位に減らしてください。-すると、濃いめになりますので…それを、たっぷりの氷に一気に注ぎ混ぜ、急冷します。*水だしアイスこーひー-冷水ポット、1000ccで説明します。-「やや細挽き」(さかもとこーひーの通常の挽き具合です。)を使います。-50-80g位が目安です。-爽やかゴクゴクタイプは「50g」-コクまろ満足タイプは「80g」-お好みで、粉の量を加減してください。-水を注ぎ入れ「8時間-ひと晩」冷蔵庫に置きます。*コーヒーバッグでの水だしアイスこーひー-1000ccに対して「コーヒーバッグ・特上フレンチ&特上アイスコーヒー」2個、冷蔵庫でひと晩置きます。(1.5Lの水に2~3個浸けてひと晩で出来上がります。(1Lだと2個、2Lだと3個くらい、濃さはお好みで調整してください。)-他のコーヒーバッグでも同様です。(種類によって味わいが違います)-500ccのタンブラーに水とコーヒーバッグ1個入れてひと晩置けば・・・一人分の水出しになります。(お湯で淹れる時は、150ccくらいの熱湯で4分以上浸けて、氷で急冷、アイスコーヒーの出来上がりです。)爽やかで後味のキレのよいアイスこーひーをお楽しみください。さかもとこーひーは「部屋中にひろがる香りと後味の美味しさ」を大切にしています。
2023.05.28
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【特上アイスコーヒー】(200gパック)しっかりとコクのある円やかなアイスコーヒー用ブレンドです。「特上フレンチ」と基本的に同じブレンドで・・・すっきり爽やかな「アイスこーひー」に対して・・・しっかりとコクのある円やかな「特上アイスコーヒー」になっています。淹れ方は…ホットコーヒーと同じで、水の量だけ60%に減らします。たっぷりの氷を用意して、水を60%に減らして淹れたこーひーを一気に注ぎ、オンザロック方式で急冷して出来上がりです。1杯でも、数杯でも同じ考え方です。まとめて淹れて冷蔵庫で保存する時もオンザロック方式で急冷して冷蔵する方が…味わいがきれいですし、後で飲む時もコンデションが良いと思います。水出しのアイスコーヒーには・・・1Lの水に対して、50gの細挽きの粉を入れて、冷蔵庫でひと晩で出来上がりです。オンザロック式の急冷も、水出しも、濃いめ薄めはお好みですから、粉の量で加減してください、
2023.05.27
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【特上フレンチ】(200gパック)しっかり濃いめの深煎りブレンドです・・・年々人気が高まっている深煎りのラインナップの中で・・・開店以来30年近く続いているマンデリンを使った定番ブレンド「特上フレンチ」です。ダークでディープな味わいから・・・クリーミーなマウスフィールと深煎りの甘さとスパイシーアーシーな余韻。深煎りの円やかなコク、焦げの無いきれいな余韻・・・ビターチョコレート、カラメル・・・ほのかなバニラ、余韻の明るい華やかな印象・・・ひと口目にビター感や強い苦味を感じないよう、日々の暮らしに寄り添い、親しみやすい柔らかな口当たりを大切にしました。勿論、いままで通りアイスこーひーとしても最適です。使った豆は「深煎りコロンビア」「ウガンダ・マウントエルゴン」「バークレー・ロースト」「マンデリン」です。さかもとこーひー開店以来長く人気の「特上フレンチ」の進化する魅力をお楽しみください。
2023.05.26
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【カフェボッサ】(200gパック)「酸っぱくなくて、円やかで甘さがあって、柔らかな口当たりのこーひー」です・・・「真ん中のこーひー」と説明すると伝わりやすくなっていて、発売して5年になります。はじめてのお客さんに勧めるのもこの「カフェボッサ」です。まろやかで嫌な酸っぱさやエグ味雑味が無く・・・口当たりが柔らかい・・・冷めてさらに心地よさが感じやすくなります。そして、ヘビーユーザーの方に少しでもお値頃、お値打ちで毎日の暮らしで楽しんでいただけたらと・・・¥2160/500g袋(税込)をご用意しました。はじめてのお客様から・・・酸っぱくなくて、苦くなくて、美味しいコーヒー・・・と聞かれたら「ブラジルクラシクス」と「カフェボッサ」を説明します。ブラジルクラシクスの方が少し軽やかな味わいで、カフェボッサの方がまろやかで甘さを感じやすい味わいです。フローラルやフルーティでは無くて…円やかなコーヒー感があって…酸味の無い…そして、苦く無い…円やかなコクのあるこーひー…甘さを感じるこーひー…飲みやすいコーヒー感のある…「カフェボッサ」です。まず、ブレンドをする時に候補の豆を選んでカッピンググラスを並べるんですが…まぁ、実はこの時にほとんど決まってしまいます。どの豆を使うかの選び方でブレンドの可能性が決まってしまいます。そして…今回は何を使うかでは無くて…何を使わないかを優先しました。さかもとこーひーのブレンドでいつも活躍しているグアテマラを使わないことにしました。これで、グアテマラの華やかさ、余韻、甘さ、コクを使えません。で、並べたのが…「深煎りエルサルバドル」「深煎りブラジル」「マンデリン・タノバタック」「深煎りコロンビア」でした。どれも酸味が無い!!穏やか!!…厳密にいうとそれぞれほのかに酸味があるのですが、それを言うとややこしくなるので…イメージできたパターンを3つ4つ試して…良かった2つを並べてさらに比べてみました。円やかなコクと甘さが魅力で…酸っぱくなくて…そして、苦く無い…飲みやすいコーヒー感…使った豆は…「深煎りコロンビア」「深煎りブラジル」「マンデリン・タノバタック」です…「マンデリン・タノバタック」が余韻の味わい深さに活躍しています・・・そして、今回ダークな「ウガンダ」をブレンドしました。お楽しみください。
2023.05.25
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【マンデリン・タノバタック】(200gパック)クリーミーでスパイシー・・・この「マンデリン・タノバタック」の際立つ魅力です。多くのマンデリンのサンプルをカッピングしますが・・・そしてクオリティの高いマンデリンはありますが・・・この滑らかまろやかでクリーミーなマウスフィール感はなかなかありません。クリーンでクリーミー、まろやかさが素晴らしいです・・・風味は、マンデリン特有のスパイシー、ハーブ系の風味に加え、チョコレート、バターのような質感、更にアーシーな風味をお楽しみいただけます。まろやかでコーヒー感豊かで酸味を感じないコーヒーといったお好みのお客様におすすめしています。深煎りで、苦いというよりはダークな味わいの印象です。・・・スマトラ島のアラビカコーヒーは、マンデリンとも呼ばれ、深い緑色の生豆、コクのある風味で日本人のコーヒー通に親しまれてきました。スマトラ島のトバ湖南部のリントンニフタ村があります。リントン周辺にはキリスト教を信仰するバタック族が居住し、コーヒーを中心とした農業を営んでいます。バタック族は、言語の違いによる6つ民族(トバ族、カロ族、シマルングン族、パッパク族、マンデリン族、ニアス族)から成り立っています。名称である「タノバタック」は「民族の大地」を意味します。様々な民族からなるバタック族にとって、コーヒーは共通の重要な農産物です。伝統的なスマトラ式での精選方法を代々受け継いでいます。火山灰土壌、有機物に富んだ肥沃な土壌とマメ科植物をシェードツリーとし(窒素固定)、肥沃度や土壌水分の安定の為のマルチング、手作業による除草、牛豚の排泄物+コーヒーパルプ+雑草を原料としたコンポストに化学肥料を年間1、2回施肥し、理想的な環境下で栽培しています。コーヒーの樹から収穫された、熟したチェリーを、各農家が木製のパルパーで皮むきし、パーチメントを10-12時間プラスチック桶で発酵処理します。その後、浮く未熟な豆と夾雑物を除去、粘液質をきれいな水で洗い流し、天日乾燥します。輸出業者で再度乾燥された後、パーチメントは脱穀され、比重、大きさ、ハンドピックで選別され、良い風味を出すよう最良の状態に仕上げます。エチオピア同様、他に替えの無い魅力のマンデリンですが…高品質の豆が少なく…品質は安定しないこともあって…なかなか難しい産地です…小農家から集める仕組みで高品質な豆が少ないです。しかし…タノバッタクは、生産者、仲買人、輸出業者が連携し、安定的、継続的な取引により、高品質を維持しております。 以下は、2011/09/18にアップしたものです。「10年ちょっと前にはじめてアメリカに行き、色々と回ったスペシャルティコーヒーの店で驚いたのが…マンデリンのきれいな味わいとスパイシーなキャラクターでした。日本のマンデリンは、マンデリンくささといわれるようなタイプばかりだったので、こんなマンデリン使いたいなぁーと思ったものです。その後、日本には入っていないタイプのマンデリンを使えるようになり、ずーっと使っていました。その後、そのルートのマンデリンに飽き足らなくなり…さらに魅力的なマンデリンを探して来たのですが…知り合いのバイヤーの方が紹介してくれたのが、この「マンデリン・ボナンドロク」です、そして新しいクロップになりました。ボナンドロクという小さな村に選別の指導に入って…徹底した選別による素晴らしいマンデリンだと思います。クオリティの基本となる…味わいのきれいさや、スパイシーさ、円やかなマウスフィールは勿論のこと…そこに繊細さが際立っていると思います。クリーミーでシルキーなマウスフィールがご機嫌です。そこに、ハーブなキャラクターやスパイシーさが際立って…ほのかなフローラルやチョコレートな感じもあって、華やかさに繋がっていると思います。冷めてからの心地よく円やかな苦味は他に無い魅力でしょう。」スマトラ リントン スペシャル タノバタック栽培地:スマトラ島リントン地区標高:1,400~1,600m(斜面の多い山岳地帯)土壌:火山灰土壌、豊富なミネラルを含む肥沃な大地生産処理:伝統的なスマトラ式インドネシアはブラジル、ベトナム、コロンビアに次ぐ第4位の生産国です。更にスマトラ、ジャワ、スラウェシ、バリ島等、島々で個性のあるコーヒーを産出する国です。コーヒー生産量はロブスター90%に対しアラビカ種が10%のみとなっています。それは20世紀初頭にかけて葉さび病によりアラビカコーヒーの大部分が壊滅し、生き残った標高1,000m以上の地域のみでしかアラビカ種が栽培されていない為です。スマトラ島のアラビカコーヒーは、マンデリンとも呼ばれ、深い緑色の生豆、コクのある風味で日本人のコーヒー通に親しまれてきました。近年のスペシャルティコーヒー産業の発展から、アメリカ市場でもそのコクのある風味から、大変人気のあるコーヒーです。スマトラ島のトバ湖南部のリントンニフタ村があります。リントン周辺にはキリスト教を信仰するバタック族が居住し、コーヒーを中心とした農業を営んでいます。バタック族は、言語の違いによる6つ民族(トバ族、カロ族、シマルングン族、パッパク族、マンデリン族、ニアス族)から成り立っています。名称である「タノバタック」は「民族の大地」を意味します。様々な民族からなるバタック族にとって、コーヒーは共通の重要な農産物です。伝統的なスマトラ式での精選方法を代々受け継いでいます。火山灰土壌、有機物に富んだ肥沃な土壌とマメ科植物をシェードツリーとし(窒素固定)、肥沃度や土壌水分の安定の為のマルチング、手作業による除草、牛豚の排泄物+コーヒーパルプ+雑草を原料としたコンポストに化学肥料を年間1、2回施肥し、理想的な環境下で栽培しています。コーヒーの樹から収穫された、熟したチェリーを、各農家が木製のパルパーで皮むきし、パーチメントを10-12時間プラスチック桶で発酵処理します。その後、浮く未熟な豆と夾雑物を除去、粘液質をきれいな水で洗い流し、天日乾燥します。輸出業者で再度乾燥された後、パーチメントは脱穀され、比重、大きさ、ハンドピックで選別され、良い風味を出すよう最良の状態に仕上げます。タノバッタクは、生産者、仲買人、輸出業者が連携し、安定的、継続的な取引により、高品質を維持しております。 風味は、マンデリン特有のハーブ系の風味に加え、チョコレート、バターのような触感、更に雑味が少なく、クリーンな風味をお楽しみいただけます。
2023.05.24
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【グアテマラ・アゾテァ】(200gパック)香りがよくて甘さを感じやすい柔らかな味わい、どなたにもお勧めしやすい「グアテマラ・アゾテァ」です。さかもとこーひーがグアテマラに求めるハニーライク(フローラルと甘さ)さと爽やかな味わいを夏に向かう季節にお届けします。親しみやすくまろやかな甘さとコク、ハニーライクと言われるフローラルさと甘さの余韻・・・グアテマラのメインの産地アンティグア地区の魅力がいっぱいです。ひと口目に感じる柔らかな味わいと甘さの印象から・・・ハニーライク、フローラル、スイート・・・クリーンでスムースで親しみやすくなめらかな味わい、余韻の心地よい香りと甘さを引き立てるグアテマラらしいハニーライクさはグアテマラのトップクオリティによる魅力でしょう。優しい味わい、華やかさと甘さ・・・フローラル感と甘さが一体となったハニーライクさ・・・冷めるとミルクチョコレートから・・・オレンジやチェリーの印象も感じられます。冷めてからの余韻のオレンジのキャラが際立ちますね・・・親しみやすくて、コーヒーのとびっきりの魅力を味わえると思います。チョコレートや生クリーム、チーズ系のスイーツに特におすすめです、もうひと口もうひと口とフォークが止まらず少し危険(笑)でしょう。そうそう、バターの風味豊かなクッキーやサブレにもぴったりです。品 種: ブルボン、カツーラ、ティピカ栽培地: グアテマラ アンティグア地域 (中心部よりやや北部)標 高: 1,550m 年平均気温20°C、相対湿度65%土壌: 火山灰質農園規模: 21ha、年間生産量 約3,000袋収穫時期: 1月から2月生産処理: 水洗方式(FW)、天日乾燥古都アンティグア周辺にそびえ立つ3つの火山(アグア、フエゴ、アカテナンゴ)は、アンティグアの伝統とその美しい景観を引き立たせています。 アンティグアはアナカフェが認定する8つの地域の中で、最も有名な産地の一つです。18世紀にキューバの宣教師によってコーヒーがグアテマラにもたらされましたが、アンティグアとしてのコーヒーは1939年に認定されました。2000 年には34の農園主が集まり、アンティグアコーヒー生産者協会が設立され、アンティグアの原産地統制呼称(アペラシオン)を守り、アンティグアコーヒーを価値あるものとなるよう活動を行ってきました。またアナカフェが支援する GPS を使用したアンティグア・パイロットプロジェクトでは、各農園の地理的情報、土壌、気候条件、その他生産者情報がデータベース化され、ワインのような価値ある方向に向かう、今日のスペシャルティコーヒーにおけるアペラシオンのお手本になっています。アンティグアのコーヒーは、古くはドイツ等欧州の高級コーヒーとして使用されてきましたが、その後米国スペシャルティコーヒー産業の発展により、消費地が米国にシフトしていきました。実際、その確りとした風味とコクは、深煎りにも負けない、現在では世界の産地でも数少ない貴重なコーヒーです。アゾテア農園は1883年にマルセロ・オリベ氏により、コーヒー農園として生まれ変わりましたが、以前は染料用の植物を栽培しておりました。1908年には農園の拡張、本格的な水洗工場が出来ました。現在のオーナーはチェコスロバキア系のグアテマラ人です。軽い火山灰質の土壌、平地に並ぶ、コーヒーの木々とシェードツリー、好天と山をバックにした乾燥場、農園は典型的なアンティグアの風景です。赤い実の収穫、48時間の醗酵処理、水洗、乾燥場での天日乾燥によってコーヒーは出来上がります。同農園には農園の歴史を伝える古い機器類(水洗設備等)そしてコーヒーの収穫や生産処理を知ることのできる美術館も併設されております。アゾテアの確りとした風味、コクをお楽しみください。
2023.05.23
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プロのつぶやき1211「グアテマラ・アゾテァ、マンデリン・タノバタック、カフェボッサ、特上アイスコーヒー、特上フレンチ」カード払い用ネットショップ http://sakamotocoffee.shop/ おかげさまで毎日常連のお客さまにご利用頂いています、PayPay払い、Amazon pay払いも使えるようになりました。GW終わってから入梅までが爽やかで好きな季節です。GW前後の公民館でのコーヒー講座6回が無事終わりました、次回は7月に自宅町内の公民館が入っています。コーヒー講座と言っても勉強や淹れ方教室ではなくて・・・3種類のこーひーを飲みながら寛いでもらう2時間になっています。農産物としての土壌や栽培、そして完熟実を選別収穫することの重要性・・・焙煎の話しとともに、様々な質問に答えています。家庭やオフィスでのホームこーひー、暮らしの中のこーひーを伝えています。日曜日は半蔵門国立演芸場での立川談笑師独演会で・・・慶安太平記から市ヶ谷の闇討ち・・・全9回のうちの2回目に行ってきました。慶安太平記と言っても僕の世代を含めても過去のものになっていると思いますが、神田伯山で人気になっている講談ではメジャーな演目です。まぁ、昔の連続ドラマのようです。落語と言っても笑いは少なく・・・400人が高座と一体になって息を凝らして、息を飲んでの空間はライブならでのものでしょう。コロナ禍がひと段落して、このようなライブ体験が少しずつ戻ってきています。(公演数が減った達郎の先行予約は外れ続けています、長期戦になりそうです)そんなこんなで・・・初夏向けの爽やかなで和む魅力のこーひーをご紹介します。爽やかな甘さの余韻が魅力的な「グアテマラ・アゾテァ」・・・クリーミーさスパイシーさが素晴らしい「マンデリン・タノバタック」・・・さかもとこーひー初めての方にお勧めする「カフェボッサ」・・・しっかり濃いめの「特上アイスコーヒー」・・・長年人気の深煎りブレンド「特上フレンチ」・・・以上、5種類です、お楽しみください。【グアテマラ・アゾテァ】(200gパック)香りがよくて甘さを感じやすい柔らかな味わい、どなたにもお勧めしやすい「グアテマラ・アゾテァ」です。さかもとこーひーがグアテマラに求めるハニーライク(フローラルと甘さ)さと爽やかな味わいを夏に向かう季節にお届けします。親しみやすくまろやかな甘さとコク、ハニーライクと言われるフローラルさと甘さの余韻・・・グアテマラのメインの産地アンティグア地区の魅力がいっぱいです。ひと口目に感じる柔らかな味わいと甘さの印象から・・・ハニーライク、フローラル、スイート・・・クリーンでスムースで親しみやすくなめらかな味わい、余韻の心地よい香りと甘さを引き立てるグアテマラらしいハニーライクさはグアテマラのトップクオリティによる魅力でしょう。優しい味わい、華やかさと甘さ・・・フローラル感と甘さが一体となったハニーライクさ・・・冷めるとミルクチョコレートから・・・オレンジやチェリーの印象も感じられます。冷めてからの余韻のオレンジのキャラが際立ちますね・・・親しみやすくて、コーヒーのとびっきりの魅力を味わえると思います。チョコレートや生クリーム、チーズ系のスイーツに特におすすめです、もうひと口もうひと口とフォークが止まらず少し危険(笑)でしょう。そうそう、バターの風味豊かなクッキーやサブレにもぴったりです。品 種: ブルボン、カツーラ、ティピカ栽培地: グアテマラ アンティグア地域 (中心部よりやや北部)標 高: 1,550m 年平均気温20°C、相対湿度65%土壌: 火山灰質農園規模: 21ha、年間生産量 約3,000袋収穫時期: 1月から2月生産処理: 水洗方式(FW)、天日乾燥古都アンティグア周辺にそびえ立つ3つの火山(アグア、フエゴ、アカテナンゴ)は、アンティグアの伝統とその美しい景観を引き立たせています。 アンティグアはアナカフェが認定する8つの地域の中で、最も有名な産地の一つです。18世紀にキューバの宣教師によってコーヒーがグアテマラにもたらされましたが、アンティグアとしてのコーヒーは1939年に認定されました。2000 年には34の農園主が集まり、アンティグアコーヒー生産者協会が設立され、アンティグアの原産地統制呼称(アペラシオン)を守り、アンティグアコーヒーを価値あるものとなるよう活動を行ってきました。またアナカフェが支援する GPS を使用したアンティグア・パイロットプロジェクトでは、各農園の地理的情報、土壌、気候条件、その他生産者情報がデータベース化され、ワインのような価値ある方向に向かう、今日のスペシャルティコーヒーにおけるアペラシオンのお手本になっています。アンティグアのコーヒーは、古くはドイツ等欧州の高級コーヒーとして使用されてきましたが、その後米国スペシャルティコーヒー産業の発展により、消費地が米国にシフトしていきました。実際、その確りとした風味とコクは、深煎りにも負けない、現在では世界の産地でも数少ない貴重なコーヒーです。アゾテア農園は1883年にマルセロ・オリベ氏により、コーヒー農園として生まれ変わりましたが、以前は染料用の植物を栽培しておりました。1908年には農園の拡張、本格的な水洗工場が出来ました。現在のオーナーはチェコスロバキア系のグアテマラ人です。軽い火山灰質の土壌、平地に並ぶ、コーヒーの木々とシェードツリー、好天と山をバックにした乾燥場、農園は典型的なアンティグアの風景です。赤い実の収穫、48時間の醗酵処理、水洗、乾燥場での天日乾燥によってコーヒーは出来上がります。同農園には農園の歴史を伝える古い機器類(水洗設備等)そしてコーヒーの収穫や生産処理を知ることのできる美術館も併設されております。アゾテアの確りとした風味、コクをお楽しみください。1620円/200gパック(税込)【マンデリン・タノバタック】(200gパック)クリーミーでスパイシー・・・この「マンデリン・タノバタック」の際立つ魅力です。多くのマンデリンのサンプルをカッピングしますが・・・そしてクオリティの高いマンデリンはありますが・・・この滑らかまろやかでクリーミーなマウスフィール感はなかなかありません。クリーンでクリーミー、まろやかさが素晴らしいです・・・風味は、マンデリン特有のスパイシー、ハーブ系の風味に加え、チョコレート、バターのような質感、更にアーシーな風味をお楽しみいただけます。まろやかでコーヒー感豊かで酸味を感じないコーヒーといったお好みのお客様におすすめしています。深煎りで、苦いというよりはダークな味わいの印象です。・・・スマトラ島のアラビカコーヒーは、マンデリンとも呼ばれ、深い緑色の生豆、コクのある風味で日本人のコーヒー通に親しまれてきました。スマトラ島のトバ湖南部のリントンニフタ村があります。リントン周辺にはキリスト教を信仰するバタック族が居住し、コーヒーを中心とした農業を営んでいます。バタック族は、言語の違いによる6つ民族(トバ族、カロ族、シマルングン族、パッパク族、マンデリン族、ニアス族)から成り立っています。名称である「タノバタック」は「民族の大地」を意味します。様々な民族からなるバタック族にとって、コーヒーは共通の重要な農産物です。伝統的なスマトラ式での精選方法を代々受け継いでいます。火山灰土壌、有機物に富んだ肥沃な土壌とマメ科植物をシェードツリーとし(窒素固定)、肥沃度や土壌水分の安定の為のマルチング、手作業による除草、牛豚の排泄物+コーヒーパルプ+雑草を原料としたコンポストに化学肥料を年間1、2回施肥し、理想的な環境下で栽培しています。コーヒーの樹から収穫された、熟したチェリーを、各農家が木製のパルパーで皮むきし、パーチメントを10-12時間プラスチック桶で発酵処理します。その後、浮く未熟な豆と夾雑物を除去、粘液質をきれいな水で洗い流し、天日乾燥します。輸出業者で再度乾燥された後、パーチメントは脱穀され、比重、大きさ、ハンドピックで選別され、良い風味を出すよう最良の状態に仕上げます。エチオピア同様、他に替えの無い魅力のマンデリンですが…高品質の豆が少なく…品質は安定しないこともあって…なかなか難しい産地です…小農家から集める仕組みで高品質な豆が少ないです。しかし…タノバッタクは、生産者、仲買人、輸出業者が連携し、安定的、継続的な取引により、高品質を維持しております。 以下は、2011/09/18にアップしたものです。「10年ちょっと前にはじめてアメリカに行き、色々と回ったスペシャルティコーヒーの店で驚いたのが…マンデリンのきれいな味わいとスパイシーなキャラクターでした。日本のマンデリンは、マンデリンくささといわれるようなタイプばかりだったので、こんなマンデリン使いたいなぁーと思ったものです。その後、日本には入っていないタイプのマンデリンを使えるようになり、ずーっと使っていました。その後、そのルートのマンデリンに飽き足らなくなり…さらに魅力的なマンデリンを探して来たのですが…知り合いのバイヤーの方が紹介してくれたのが、この「マンデリン・ボナンドロク」です、そして新しいクロップになりました。ボナンドロクという小さな村に選別の指導に入って…徹底した選別による素晴らしいマンデリンだと思います。クオリティの基本となる…味わいのきれいさや、スパイシーさ、円やかなマウスフィールは勿論のこと…そこに繊細さが際立っていると思います。クリーミーでシルキーなマウスフィールがご機嫌です。そこに、ハーブなキャラクターやスパイシーさが際立って…ほのかなフローラルやチョコレートな感じもあって、華やかさに繋がっていると思います。冷めてからの心地よく円やかな苦味は他に無い魅力でしょう。」スマトラ リントン スペシャル タノバタック栽培地:スマトラ島リントン地区標高:1,400~1,600m(斜面の多い山岳地帯)土壌:火山灰土壌、豊富なミネラルを含む肥沃な大地生産処理:伝統的なスマトラ式インドネシアはブラジル、ベトナム、コロンビアに次ぐ第4位の生産国です。更にスマトラ、ジャワ、スラウェシ、バリ島等、島々で個性のあるコーヒーを産出する国です。コーヒー生産量はロブスター90%に対しアラビカ種が10%のみとなっています。それは20世紀初頭にかけて葉さび病によりアラビカコーヒーの大部分が壊滅し、生き残った標高1,000m以上の地域のみでしかアラビカ種が栽培されていない為です。スマトラ島のアラビカコーヒーは、マンデリンとも呼ばれ、深い緑色の生豆、コクのある風味で日本人のコーヒー通に親しまれてきました。近年のスペシャルティコーヒー産業の発展から、アメリカ市場でもそのコクのある風味から、大変人気のあるコーヒーです。スマトラ島のトバ湖南部のリントンニフタ村があります。リントン周辺にはキリスト教を信仰するバタック族が居住し、コーヒーを中心とした農業を営んでいます。バタック族は、言語の違いによる6つ民族(トバ族、カロ族、シマルングン族、パッパク族、マンデリン族、ニアス族)から成り立っています。名称である「タノバタック」は「民族の大地」を意味します。様々な民族からなるバタック族にとって、コーヒーは共通の重要な農産物です。伝統的なスマトラ式での精選方法を代々受け継いでいます。火山灰土壌、有機物に富んだ肥沃な土壌とマメ科植物をシェードツリーとし(窒素固定)、肥沃度や土壌水分の安定の為のマルチング、手作業による除草、牛豚の排泄物+コーヒーパルプ+雑草を原料としたコンポストに化学肥料を年間1、2回施肥し、理想的な環境下で栽培しています。コーヒーの樹から収穫された、熟したチェリーを、各農家が木製のパルパーで皮むきし、パーチメントを10-12時間プラスチック桶で発酵処理します。その後、浮く未熟な豆と夾雑物を除去、粘液質をきれいな水で洗い流し、天日乾燥します。輸出業者で再度乾燥された後、パーチメントは脱穀され、比重、大きさ、ハンドピックで選別され、良い風味を出すよう最良の状態に仕上げます。タノバッタクは、生産者、仲買人、輸出業者が連携し、安定的、継続的な取引により、高品質を維持しております。 風味は、マンデリン特有のハーブ系の風味に加え、チョコレート、バターのような触感、更に雑味が少なく、クリーンな風味をお楽しみいただけます。1620円/200gパック(税込)【カフェボッサ】(200gパック)「酸っぱくなくて、円やかで甘さがあって、柔らかな口当たりのこーひー」です・・・「真ん中のこーひー」と説明すると伝わりやすくなっていて、発売して5年になります。はじめてのお客さんに勧めるのもこの「カフェボッサ」です。まろやかで嫌な酸っぱさやエグ味雑味が無く・・・口当たりが柔らかい・・・冷めてさらに心地よさが感じやすくなります。そして、ヘビーユーザーの方に少しでもお値頃、お値打ちで毎日の暮らしで楽しんでいただけたらと・・・¥2160/500g袋(税込)をご用意しました。はじめてのお客様から・・・酸っぱくなくて、苦くなくて、美味しいコーヒー・・・と聞かれたら「ブラジルクラシクス」と「カフェボッサ」を説明します。ブラジルクラシクスの方が少し軽やかな味わいで、カフェボッサの方がまろやかで甘さを感じやすい味わいです。フローラルやフルーティでは無くて…円やかなコーヒー感があって…酸味の無い…そして、苦く無い…円やかなコクのあるこーひー…甘さを感じるこーひー…飲みやすいコーヒー感のある…「カフェボッサ」です。まず、ブレンドをする時に候補の豆を選んでカッピンググラスを並べるんですが…まぁ、実はこの時にほとんど決まってしまいます。どの豆を使うかの選び方でブレンドの可能性が決まってしまいます。そして…今回は何を使うかでは無くて…何を使わないかを優先しました。さかもとこーひーのブレンドでいつも活躍しているグアテマラを使わないことにしました。これで、グアテマラの華やかさ、余韻、甘さ、コクを使えません。で、並べたのが…「深煎りエルサルバドル」「深煎りブラジル」「マンデリン・タノバタック」「深煎りコロンビア」でした。どれも酸味が無い!!穏やか!!…厳密にいうとそれぞれほのかに酸味があるのですが、それを言うとややこしくなるので…イメージできたパターンを3つ4つ試して…良かった2つを並べてさらに比べてみました。円やかなコクと甘さが魅力で…酸っぱくなくて…そして、苦く無い…飲みやすいコーヒー感…使った豆は…「深煎りコロンビア」「深煎りブラジル」「マンデリン・タノバタック」です…「マンデリン・タノバタック」が余韻の味わい深さに活躍しています・・・そして、今回ダークな「ウガンダ」をブレンドしました。お楽しみください。1080円/200gパック、2160円/500gパック(税込)【特上アイスコーヒー】(200gパック)しっかりとコクのある円やかなアイスコーヒー用ブレンドです。「特上フレンチ」と基本的に同じブレンドで・・・すっきり爽やかな「アイスこーひー」に対して・・・しっかりとコクのある円やかな「特上アイスコーヒー」になっています。淹れ方は…ホットコーヒーと同じで、水の量だけ60%に減らします。たっぷりの氷を用意して、水を60%に減らして淹れたこーひーを一気に注ぎ、オンザロック方式で急冷して出来上がりです。1杯でも、数杯でも同じ考え方です。まとめて淹れて冷蔵庫で保存する時もオンザロック方式で急冷して冷蔵する方が…味わいがきれいですし、後で飲む時もコンデションが良いと思います。水出しのアイスコーヒーには・・・1Lの水に対して、50gの細挽きの粉を入れて、冷蔵庫でひと晩で出来上がりです。オンザロック式の急冷も、水出しも、濃いめ薄めはお好みですから、粉の量で加減してください、1080円/200gパック、2160円/500gパック(税込)【特上フレンチ】(200gパック)しっかり濃いめの深煎りブレンドです・・・年々人気が高まっている深煎りのラインナップの中で・・・開店以来30年近く続いているマンデリンを使った定番ブレンド「特上フレンチ」です。ダークでディープな味わいから・・・クリーミーなマウスフィールと深煎りの甘さとスパイシーアーシーな余韻。深煎りの円やかなコク、焦げの無いきれいな余韻・・・ビターチョコレート、カラメル・・・ほのかなバニラ、余韻の明るい華やかな印象・・・ひと口目にビター感や強い苦味を感じないよう、日々の暮らしに寄り添い、親しみやすい柔らかな口当たりを大切にしました。勿論、いままで通りアイスこーひーとしても最適です。使った豆は「深煎りコロンビア」「ウガンダ・マウントエルゴン」「バークレー・ロースト」「マンデリン」です。さかもとこーひー開店以来長く人気の「特上フレンチ」の進化する魅力をお楽しみください。1080円/200gパック、2160円/500gパック(税込)さかもとこーひーは「部屋中にひろがる香りと後味の美味しさ」を大切にしています。
2023.05.21
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プロのつぶやき1210「続・ひと月で6回、公民館コーヒー講座の再現実況」カード払い用ネットショップ http://sakamotocoffee.shop/ おかげさまで毎日常連のお客さまにご利用頂いています、PayPay払い、Amazon pay払いも使えるようになりました。5月半ば・・・地震があったり、朝は肌寒さがあったりの千葉ですが・・・定休日の月曜日に大阪まで日帰り出張してきました。新しく開店準備中のお店のマシンのセッティングです。メーカー担当者のマシン設置待ちがありまして少し待ちました。全自動マシンで実際にエスプレッソで抽出してカッピングして、ほぼ良いのですが、乳化が甘かったので少し細かく調整してもらい抽出してきれいに乳化してまろやかで豊かな香り味わいのエスプレッソになり・・・次はラテ・・・次はアイスコーヒーと30分1時間で仕上がりました。味は実際に行かないと微妙な調整ができません。スタッフさんにも一緒に確認してもらいましたが・・・最初のエスプレッソで「美味しい」・・・次のエスプレッソで「え~~、美味しいーーー!違いますねー」と微妙な違いを実感していただけました。ラテも同じようにして・・・やはりピッタリと抽出できているとそのおいしさが伝わりますね。そして、大阪といえばお好み焼き・・・大阪のお好み焼きやたこ焼きの美味しさを知らない関東人でして・・・40数年前に紅茶の店ムジカに行ったついでになんば花月に行った時と・・・数年前大阪フェスティバルホールの達郎チケットが当たってとんぼ帰りしたくらいしか大阪に行っていないのです。それで、空き時間に梅田の地下街のお好み焼き屋さんにぶらっと入り食べました・・・ふわっと柔らかいんですね~、キャベツが細かく刻んであって、ソースとマヨネーズがたっぷりで・・・お好み焼きは二十歳くらいの時に通って自慢の焼きをできますが・・・全く違って、美味しかったです。そんなこんなで・・・4月後半に10日間で5回、GW明けの昨日1回、公民館でおこなった「コーヒー講座」再現実況の続きをしてみます。さかもとこーひーの大きな2つのテーマ「丁寧な暮らし」と「コーヒーはフルーツだ」のお話しから・・・1.5Lの大きな業務用カフェプレスで3種類・・・「モカ・イルガチェフェ(ハマ)」「ブラジルクラシクス」「スプラッシュカフェ」を淹れました。(20分ほど話していて)それでは、喉も渇いてきましたので・・・3種類のこーひーを淹れましょう。まず・・・コーヒーといえば「モカ」・・・「モカ・イルガチェフェ(ハマ)」というエチオピアのイルガチェフェという名産地のハマという狭いエリアを特定したモカで・・・さかもとこーひーでは10年以上使っていて・・・年々クオリティが上がっていると感じています。最初に香りを嗅いでください・・・(封を開けて)豆の状態での香りです・・・(各テーブルを回りながら)どうですか?香りますよね。順番に回っていると段々部屋中に香りが広がって行っていると思います。次は粉に挽いた香りです・・・これはカリタのCM50という家庭用のプロペラ式というミルです。ミルサーと同じですね、10g当たり5秒挽いて、軽く振り、また5秒挽きます。30g入れたので3回繰り返します。こうすると細かめにきれいに揃って挽けます。10gの時は5秒挽いて、振ってもう数秒挽きます、そういないとプロペラの周辺部と中心部で荒さが違ってしまいます。これが挽いた粉の香りです・・・先ほどより強く感じますよね。(おひとりおひとりの様々な感想が飛び交って、リラックスしてきます)では、カフェプレスとかフレンチプレスと言いますが、この器具で淹れてみます。粉を入れて・・・沸騰しているお湯を一気に注ぎます・・・これはペーパーでは無くて、このような金網になっています。ペーパーで漉してしまう成分が漉されないで入るのと、ドリップはお湯が上から下に通過しますが、プレスは4分間漬けるので、しっかりと抽出されます。4分以上経ったら、ゆっくりとプレスします。(各テーブルに注いで回ります)まず注意です・・・とっても熱いので、火傷に注意してください。そして熱さは刺激で、味わいが感じ辛いので、ゆっくりと召し上がってください。そして完全に冷めた時にも味わってください。はい、どうぞ~。モカは好きな方も多いですが、苦手な方もいらっしゃいます・・・モカの酸味が苦手な方が多いのですが・・・如何ですか?冷めてくるとほんのりと酸味を感じる方がいると思いますが・・・酸っぱさとは違うと思います。これが完熟したコーヒーの甘さと一体になった酸味です。このモカは年々熟し具合の揃いが素晴らしく、クオリティにそれが出ていると感じるのですが・・・以前この「モカ・イルガチェフェ(ハマ)」のプレゼンの時に如何に熟した豆だけを選別しているか、強く熱心にアピールされました・・・確かにそれがクオリティや味わいの素晴らしさに出ています・・・手間がかかりますから「高い」んですが、納得です。次は「ブラジルクラシクス」・・・初めてのお客さんからよく言われるのが「私は特別なのでなくていいから、普通のコーヒー、酸っぱくなくて、苦くなくて、まろやかで美味しいの頂戴」なんです。さかもとこーひーは専門店ですので特別なこーひーを一生懸命作っているのに「普通の~」ってどういうことと、昔はムッとしましたが(笑)・・・なるほど、普段普通に気軽に飲めて美味しいコーヒーがいいのかと・・・わざわざ作ったのがこの「ブラジルクラシクス」なんです。商社には「普通にまずい豆」はたくさんあるんですが・・・「普通に美味しい豆」は無いんです・・・勿論「とびきりクオリティの高い豆」は今探しやすいです。それで、パートナーのインポーターがブラジルに飛んで、鑑定士に説明して、サンプルをいくつか作ってもらって・・・そこから選んだのがこの「ブラジルクラシクス」なんです。さかもとこーひーでは「とびっきり、普通に美味しい」と言って(笑)とっても人気になっています。どうですか・・・飲みやすいと思います・・・このくらいの濃さがお好みの方、もっと濃かったり苦かったりがお好みの方といらっしゃると思います。濃さは粉の量で加減できますし・・・苦目がお好みでしたら、次に淹れる深煎り、よく焙いたものが良いと思います、その辺はお好み次第です。最後は季節の深煎りコーヒーで「スプラッシュカフェ」です。少し苦めですっきりとした後味、ホットでもアイスでも、ミルクにも相性の良いコーヒーです。黒っぽくなるまで深煎りにしていますが・・・焦げる直前の火力でグーッと深煎りにしていますので、焦げた苦々しい味わいはありません。深煎りコーヒーだと油ギトギトの豆がありますが、あれは焦げて油が出てきているんですね、これは油が出ていないと思います。さかもとこーひーの焙煎機はドイツ製で他のメーカーの焙煎機よりも重いんです、そこが気に入っています(笑)鋳物も使っていて冷めにくいし、熱の伝わり方が安定して気に入っています。安定すると細かい検証がしやすいんです。そして、焦げにくいのもありますが、焦げないギリギリの火力を見つけやすく、再現しやすいので、このような焦げないダークな焙煎をできます。粉に挽いた香りもダークと言いますか、コーヒーらしいと言いますか・・・先ほどとは違うと思います。先ほどのモカ・イルガチェフェ(ハマ)やブラジルクラシクスはクッキーがよく合ったと思いますが・・・このスプラッシュカフェはチョコレートにピッタリだと思います。ホットでもアイスコーヒーでも大丈夫です・・・アイスの場合はお湯の量だけ6割くらいに減らして、あとはホットと同じように淹れてください。これだと覚えやすいです。出来上がりが少なくなりますので、それをたっぷりの氷に一気に注いで混ぜると出来上がりです・・・そのまま冷蔵庫に入れておいたら翌日でもスッキリとして美味しいと思います。冷めてくるとまろやかなダークさが感じられると思います。どうぞ、お気軽に質問してください・・・30分くらい質問が続くことがあり・・・時には専門的な質問に答えることもあります。今15~20名分のコーヒーを淹れましたが・・・使った豆は60g、通常は一人分10gと言われてまして、まとめて淹れると少なめで済みますのでだいたい100gから120gくらいになります。今は60g、少なくてお財布に優しいです(笑)どこの家庭でも毎月の予算がありますから・・・さかもとこーひーとしては気軽にコーヒーのある暮らしをしてほしいので・・・豆の使用量も少ない方が良いと思っています。そのためには・・・細挽きで、沸騰しているような熱湯を使い、ドリップの場合は蒸らし無しで、蒸らすとだいぶ冷めるし、家庭では蒸らしでの失敗が多いですから・・・ドリッパーの真ん中くらいにずーっとお湯を注いで淹れます。細挽きだとよく抽出できます・・・熱湯だとよく抽出できます・・・なので豆が少なくて済みます・・・プレスだと4分浸すのでさらによく抽出できます。完熟実を選別した生豆を適正に焙煎すると嫌な味わいがないですから・・・細挽き、熱湯、蒸らし無し、豆は少なくで淹れられます。一般的な上手な淹れ方は・・・粗挽き、お湯を少し冷まして(お店によって90℃85℃とか色々あります)上手に蒸らして淹れます。そういうお店でコーヒーが美味しくて、豆を買って帰り淹れると、お店の味にならない・・・僕自身も20代の頃色々な専門店に行って豆を買って帰ってお店のような味にならない経験をしました。喫茶店やカフェならプロの淹れ方でそれでも良いと思いますが・・・さかもとこーひーは家庭向けのビーンズショップなので家で美味しくなければ、お客さんいなくなってしまいます(笑)なので、そのお店の豆の淹れ方はその店で聞くのが良いです。なんか上手な淹れ方っていうと、どのコーヒーにも通じるような説明なのでお客さんは混乱してしまいます。うちのコーヒーはこう淹れてくださいと前提をきちんと言ってほしいです。こんな感じで・・・様々な質問位答えているとあっという間に2時間経ってします。保存方法、使用する水の話しだったり、ペーパードリップやネルドリップ、なぜコーヒー屋になったのか、エスプレッソ、コンビニコーヒー等々多い質問です。この夏でさかもとこーひー30年になりますが・・・最初から「こーひーのある暮らし・ホームこーひー」をお届けするために、このような「こーひーレッスン」を続けてきました。コロナ禍が少し落ち着いて、以前のようなペースで再開できそうです。我が家では簡単シンプルで淹れやすいのでカフェプレスで淹れていますが・・・一般的にはコーヒーメーカーでスイッチ入れるだけでお気に入りの味わいを楽しむのがいいのかなと思っています。NetflixやAmazon primeでアメリカの地方都市のホームドラマをよく観ていますが・・・キッチンのシーンで朝コーヒーメーカー(大きいので10杯用かな?)でコーヒー淹れてあって、各人がマグカップに注いで飲んだり、タンブラーに注いで出勤したりのシーンが多く・・・しかも30年くらい前のシーンだとサーバーがガラスで、今の時代になると保温のステンレスポットになっていて・・・毎日のコーヒーのある暮らしぶりが伝わってきます。日本では40年くらい前から家庭でコーヒーを淹れることが増えてきて・・・ちょうどペーパードリップやコーヒーメーカーが普及した時代です・・・自家焙煎店も増えましたが・・・その頃から「上手な淹れ方」の情報ばかり、いまだに若い人たちもハンドドリップのアピールが目立っています。公民館の担当の方がみなさんのご感想をメールしてくださいますが・・・色々なご感想がありますが・・・「コーヒーの知らなかったお話し聞いて、コーヒー飲んで、楽しい時間でした」というのが一番多く・・・さかもとこーひーとしても一番嬉しいご感想です。「コーヒーは淹れるものじゃなくて、飲むものだ」と30年間伝えてきているこーひーレッスンですが・・・「飲んで楽しい、くつろぐもの」ですね。さかもとこーひーは「部屋中にひろがる香りと後味の美味しさ」を大切にしています。
2023.05.14
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プロのつぶやき1209「ひと月で6回、公民館コーヒー講座の再現実況」カード払い用ネットショップ http://sakamotocoffee.shop/ おかげさまで毎日常連のお客さまにご利用頂いています、PayPay払い、Amazon pay払いも使えるようになりました。・・・「送料改定のお知らせ」*2023/05/03(水)発送分から送料改定になりました。ヤマト運輸は2023/04/03(月)から、宅急便等の届出運賃を改定すると発表しました。さかもとこーひーにも値上げの通知が来まして、遠い地域や大きいサイズほど値上がり幅が大きくなっています。勿論、さかもとこーひーも値上がり分の負担を致しますが、週に4日はある横浜の定温倉庫からの生豆輸送運賃も同じように上がり、生豆の仕入れ価格も上がっていますので、かなりの負担増になります。心苦しいのですが、送料改定のご理解をよろしくお願いします。*送料が以下に変わりました。(2023/05/03発送分より)(税込み)-関東(豆代、税込)・3240円未満(850円)・3240円以上3780円未満(500円)・3780円以上5400円未満(300円)・5400円以上8640円未満(200円)・8640円以上(送料無料)-東北、信越、北陸、中部、関西、中国(豆代)(関東の送料+100円)-北海道、四国、九州(豆代)(関東の送料+300円)-沖縄県(豆代)(関東の送料+1,000円)・・・立夏になっていよいよ初夏の気持ちの良い季節になっていきますが・・・GW最終日、雨の千葉です。五月晴れだったり、昨日は大風吹いて・・・自宅の近所の蘇我スポーツ公園ではジャパンジャムが行われていて(混雑避けて近寄りません)、夜の花火が音と共に2階からきれいに見えていたのに、金土は風で花火上がりませんでした。一方、コーヒーとしてはこれからニュークロップ(新豆)のサンプルや見積りが届く季節なんですが・・・エチオピア・イルガチェフェの素晴らしいクオリティのサンプルに感動したり、あまりの価格高騰に腰を抜かしたりしています。グアテマラやコロンビア、インドネシアも同じように高騰しています・・・まだ在庫がありますが、今からどういう豆をどうやって使い、クオリティや美味しさを落とさないか、頭に汗をかいています。コロナ禍の非常事態がひと段落したと思ったら・・・コーヒー業界は価格高騰と円安に運賃高騰とこちらが非常時になっています。まぁ、50年も業界にいるので、このような事態は何回もありました・・・こういう時は生産者やインポーターとの普段からの関係や情報が助けになります。ホームこーひー、日常のこーひーの美味しさを大切にしていきます。そんなこんなで・・・コロナ禍がひと段落して、4月後半に10日間で5回、GW明けに1回、公民館での「コーヒー講座」になりました。毎年年に2回3回公民館から呼ばれますが・・・コロナ禍の3年間は中止になっていましたので、一気に開催が重なりました。1回で約2時間、15名~30名の参加者で行いますが・・・はじめての方が多く、最初の30くらいは緊張感ありますし、結構エネルギー使います。かなり集中して行いますが・・・アンケートでは「リラックスできた」「親しみやすい話しだった」「ゆとりを感じるひとときでした」「コーヒー自体への理解が深まった」「わかりやすかった」・・・「コーヒーがおいしく、楽しかった」等々、励みになるご感想をいただいています。ポイントは「コーヒーの上手な淹れ方教室」では無いことなんです・・・そして「勉強にならないように」・・・しています。みなさん忙しい日々の中でコーヒー飲みながらリラックスしたひとときになるようにしています。コーヒーは淹れるものではない、学ぶものでもない・・・そんな裏テーマで開店以来30年間やっています。では、どのような内容なのか、少し再現実況してみます。こんにちは、さかもとこーひーの坂本です。本店が中央区の生実町、支店が緑区のおゆみ野にありまして、今年で30年になります。次男が本店店長、長男がおゆみ野店店長していて、家族経営です。カフェでは無くて、ビーンズショップ、豆の販売です・・・お店で販売したり、通販だったり、カフェやレストランへの卸だったりです。そして、開店当初からこのような「こーひーレッスン」を公民館、幼稚園小中学校のPTA文化部、店でやったり、お客さんのお宅に伺ったりして続けています、もう何百回したか数えていませんが。(生豆を手にテーブルを回って)これが焙煎する前の生豆「なままめ」とか「きまめ」とか言いますが・・・焙煎する前の豆と言いますか種ですね・・・これを毎朝7時頃から大きな焙煎機で、1℃単位秒単位でコントロールして記録して焙煎しています。(コーヒー豆屋ではなくて、コーヒー種屋なんですが、それでは売れないですね、八街行くと豆屋ばかりで、こんなにコーヒーの豆売り多いのかと思ったら、落花生でした(笑))さかもとこーひーの大きなテーマが2つありまして・・・一つが「コーヒーはフルーツだ」そして「丁寧な暮らし」です。「丁寧な暮らし」って言うと堅苦しくなりますが・・・コーヒーを淹れて、一人で、友達と、家族でくつろぐひととき、あるいは家事から仕事へとスイッチを切り替えたり・・・ホームこーひーと言いますか、日常的にコーヒーのある暮らしをお届けしたくて30年やっています。もうひとつ「コーヒーはフルーツだ」は・・・コーヒーというと黒い液体だったり、粉だったり・・・あまり農産物というイメージがありません。(コーヒーの花の写真を各テーブルで見ていただきながら)こうやって花が咲いて、実がなります。ジャスミンのような可愛らしい小さな花で、産地でタイミングがいいと花を見られます。実がなって青い実が熟していきます・・・この一番下の紫っぽい赤い実が完熟です、いちごでもみかんでもそろそろさくらんぼの季節ですが・・・完熟した実は香りもいいし、甘くて、心地よい酸味がほのかにあって美味しいです。熟し具合が足らないと酸っぱかったり、渋かったり、えぐみや雑味があったりします。コーヒーもフルーツなので、完熟実だけを揃えるのが理想なんです・・・そうは言っても都合よく行かないで・・・同じ枝に完熟実や未熟な実、少し未熟な実、熟しすぎた実と混ざっているのが現実です。(未熟実や完熟実の写真を見ていただきます)それを選別するのですが・・・その選別にもレベルがありますので・・・未熟か過熟な実が混じっていると・・・酸っぱかったり、渋かったり、重い味わいだったり、雑味があったりします。(ハンドピックと言って、豆の手選別しているお店がありますが、見てもわからない、きれいに揃っている豆の未完熟や少しの過熟が問題で、それはカッピングで判断します。これで使う素材が決まってしまいますから、とっても大切です。収穫から精選処理、乾燥と選別を繰り返しています。なので、ハンドピックしている店を見ると、もっといい豆使えばと思ってしまいます。)20年少し前に土壌や栽培が良くて、完熟実を選別して揃えた理想的な豆があると知って・・・アメリカのカンファレンスに行って情報得たり、産地に行ったりして・・・そういう豆を使いたいなぁーと色々と試行錯誤しました。そして15年ほど前から安定した素晴らしい豆を使えるようになり・・・今はパートナーのインポーターの協力で長く継続的な付き合いをしている優秀な生産者もいますし・・・恵まれた環境になっています。勿論、素材だけ良くても・・・焙煎で少し生焙けだったり、少し焦がしたりすると台無しです・・・どんな素晴らしい魚や肉でもプロが見事に焼いたのと、素人があんまり上手に焼けなかったのとでは別物になるのと似ています。焙煎機はドイツ製プロバット焙煎機で12kgと個人店では大きめのものです。この焙煎機を選んだのは他の焙煎機よりも倍くらい重くて・・・鋳物も使っていて蓄熱がいいんです。色々な焙煎機が集まってのセミナーがあると・・・最後に完全に冷ましてから電源落とすのですが・・・このプロバットの担当者は帰るのが最後になるそうです。それだけなかなか冷めないのです。そうすると焙煎が安定しやすいので気に入っています・・・安定すると再現性が良いんです、火の当たり方も良い感じで、焦げないようにコントロールしやすいです。そして、毎朝同じ時間に同じように安定して焙煎できるようにしていますし・・・これがカッピングスプーンと言って、一番の商売道具なんですが・・・テイスティングのことをコーヒーカップからカッピングと言いまして・・・このように口の中に吹き付けて、口を閉じて、鼻に息を抜いて・・・香りや味わいをテイスティングします。素材の良し悪し、焙煎の良し悪し、ブレンドの良し悪し・・・このスプーンで判断します。素材の色々、熟し具合やらなんやら・・・焙煎のどこに問題があるか・・・全てこのカッピングで判断します。(息子二人も毎日トレーニングしていますが、最初の2年間くらいは何を言われているのかわからなかったようですが、地道にトレーニングしていると細かいことがわかるようになって、今は3人が同じようにテイスティングできるようになりました。このカッピングが一番のキモです。)だいぶ疲れてきたので・・・コーヒー淹れましょうか・・・そのような熟した豆の味わいが気になってきたと思います。今日は3種類のコーヒーを持ってきましたので、3つのうち、これが好きとか、これは苦手とか、感じてもらえると嬉しいです。最初は・・・コーヒーといえば「モカ」・・・「モカ・イルガチェフェ(ハマ)」というエチオピアのイルガチェフェという名産地のハマという狭いエリアを特定したモカで・・・さかもとこーひーでは10年以上使っていて・・・年々クオリティが上がっていると感じています。以前この「モカ・イルガチェフェ(ハマ)」のプレゼンの時に如何に熟した豆だけを選別しているか、強く熱心にアピールされました・・・確かにそれがクオリティや味わいの素晴らしさに出ています・・・手間がかかりますから「高い」んですが、納得です。次は「ブラジルクラシクス」・・・初めてのお客さんからよく言われるのが「私は特別なのでなくていいから、普通のコーヒー、酸っぱくなくて、苦くなくて、まろやかで美味しいの頂戴」なんです。さかもとこーひーは専門店ですので「普通の~」ってどういうことと、昔はムッとしましたが・・・なるほど、普段普通に気軽に飲めて美味しいコーヒーがいいのかと・・・わざわざ作ったのがこの「ブラジルクラシクス」なんです。最後は季節の深煎りコーヒーで「スプラッシュカフェ」です。少し苦めですっきりとした後味、ホットでもアイスでも、ミルクにも相性の良いコーヒーです。では、順番に淹れていきます。(次回のプロのつぶやきに続きます)さかもとこーひーは「部屋中にひろがる香りと後味の美味しさ」を大切にしています。
2023.05.07
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プロのつぶやき1208「毎度、言いますが、芸事は客を呼ぶんじゃない、お客は来るものなんですよ。」カード払い用ネットショップ http://sakamotocoffee.shop/ おかげさまで毎日常連のお客さまにご利用頂いています、PayPay払い、Amazon pay払いも使えるようになりました。・・・「送料改定のお知らせ」*2023/05/03(水)発送分から送料改定になります。ヤマト運輸は2023/04/03(月)から、宅急便等の届出運賃を改定すると発表しました。さかもとこーひーにも値上げの通知が来まして、遠い地域や大きいサイズほど値上がり幅が大きくなっています。勿論、さかもとこーひーも値上がり分の負担を致しますが、週に4日はある横浜の定温倉庫からの生豆輸送運賃も同じように上がり、生豆の仕入れ価格も上がっていますので、かなりの負担増になります。心苦しいのですが、送料改定のご理解をよろしくお願いします。*送料が以下に変わりました。(2023/05/03発送分より)(税込み)-関東(豆代、税込)・3240円未満(850円)・3240円以上3780円未満(500円)・3780円以上5400円未満(300円)・5400円以上8640円未満(200円)・8640円以上(送料無料)-東北、信越、北陸、中部、関西、中国(豆代)(関東の送料+100円)-北海道、四国、九州(豆代)(関東の送料+300円)-沖縄県(豆代)(関東の送料+1,000円)・・・朝晩冷えたり、昼間は初夏の陽気だったり、体調管理に気を使います・・・陽が伸びたのは嬉しいです。世間はGWですが、さかもとこーひーは月火定休日でいつも通りに営業しています。今週はコロナ前以来の中学の同級生の呑み会が地元の同級生がやっているステーキレストランでありました。コロナ前は年に数回行っていましたから3年ぶりになります。気がつけば4時間賑わっていました。女子から坂本くんと君付けで呼ばれると一瞬で10代に戻ります(笑)その前には、GW前の千葉市公民館ツアーで・・・「椎名公民館」「山王公民館」「おゆみ野公民館」・・・この土日は「小中台公民館2days」・・・GW明けには追加公演で「おゆみ野公民館」・・・さらに、夏前後に2ヶ所の公民館が予定されています。特に自宅町内の生浜公民館で30年目で初めて呼ばれました。と書いていたら、去年行った公民館から9月の予約が入りました・・・なんか一斉に世の中が動き出したようです。公民館ですと、最初緊張感に包まれて固い雰囲気なんですが(まぁ、お互い初めてなので当たり前です)、おゆみ野店のすぐ近所のおゆみ野公民館では最初からいい雰囲気で、みなさん、さかもとこーひーの名前は知っていたり、質問やコミニケーションがよく、和やかさが心地よくできました。山下達郎のライブに行っているファンにはお馴染みで、LINEスタンプにもある「ええ お客はんや~」はこういうことなのかと思いました・・・「ええ お客はんや~」でした(笑)やっぱりライブはお客さんと演者と一緒に作るものですねー、いい雰囲気でした。まぁ、お初の場所でも30分経って、豆や挽いた粉の香りをかいで、最初の1杯を飲み始めると一気に和んで徐々に盛り上がってきますけれども・・・。そんなこんなで・・・山下達郎のファンクラブ会報「TATSURO MANIA」のインタビューで ・・・「毎度、言いますが、芸事は客を呼ぶんじゃない、お客は来るものなんですよ。」とありました。「客を呼ぶんじゃない、お客は来るものなんです」は度々インタビューで言われています。さかもとこーひーでは息子に「お客さんを主語にして考える」と言っています。集客するんじゃない、お客さんが来やすいように、売るんじゃない、買いやすいようにと心がけています。なので、販売促進という言葉も使いません。最近は開店したばかりの店主や主婦のみなさんも「ターゲット」と言いますが、お客さんを「ターゲット」なんてとんでもありません。自分が「ターゲット」にされていたらどう感じるか・・・自分は「的」にされている?売上の的なのか?(意識高い系のお店がターゲットと言っているととっても違和感感じます)欧米は狩猟民族だからターゲットなんて言うんでしょう。大企業から個人店まで、お客をターゲットにして、売りつける存在、売上目標のための存在?なんとも失礼です。「客を呼ぶんじゃない、お客は来るものなんです」は一見強気なように聞こえますが、お客を主語にしていて、共感します。来たいと思うようなライブにする、買いたいと思うような商品や店にするってことでしょう。余談ですが・・・アリーナやスタジアム・ドームでコンサートしないで1500人2000人規模のホールで行うのは伝えたいアンサンブル等が伝わりやすいと言うのが主な理由ですが(あとは停電してもアコースティックで声が届くとか)・・・裏ではアリーナやドームの規模だと集客が大変だそうです。するとお客を呼ぶ・集めるようになってリスクやコストがかかり不安定になるらしいです。1500人2000人規模だとコンサートの数こなすのは大変ですが・・・ミュージシャンにもイベンターにも裏方さんにも安定した仕事になって、三方よしのようです。コロナ禍がひと段落して・・・色々なお店を見ているとかなり二極化がはっきりしてきたように思います。常連さんとの関係性が良いお店は安定していますね。さかもとこーひーは「部屋中にひろがる香りと後味の美味しさ」を大切にしています。
2023.04.30
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