全233件 (233件中 51-100件目)
土曜日の短時間釣行…といっても、5時~9時くらいまでやれるので4時間もできる。ピンポイントで勝負すれば、そこそこの荷にはなるはず。新規開拓はこの持ち時間では無理であるにしても、実績ポイントで遊ぶことくらいなら問題ない。出だしは渋かったが、潮が動き始めるとまずまずの型が釣れ始める。だが、キスの様子がまだ本調子ではない感じだ。第1期の産卵の機が熟していないのか、釣れるキスの妊娠率は3割程度。ビッグサイズはまだちょっと期待できない。事実、オスが多く混じり、ピンも多い。産卵を控えたビッグママはまだ所定の地点に滞在してはいないようだ。少なくともワタクシのホームグラウンドとなる海域では、キスの本格化はかなり遅れ気味。今日はいつもとは違って、キス釣りにしては超フィネスでやってみた。シンカーは10号、ラインPE04号、ロッドはダイワ・ラテオ90ML。超ライトでホント身軽な釣りだ。ただし、このライトタックル、意外にもキスの掛かりは悪く、半分近く、それも大きなアタリに限って取りこぼしが多発する。以前からこの辺は認識してはいたのだが、それにしてもタックルの軽やかさとは反比例するように、ストレスのたまる釣りだ。いつもやっている釣りではほとんどオートマチックにフッキングするような場面でも、何らかの掛けるための努力が必要になってくる。シンカーがあまりに軽すぎることも原因の一つです。シンカーをフッキングのアシストとして利用するためには、最低でも23号くらいのウエイトは必要であるし、ロッドももう少し硬めが理想的。最大寸22cmと控えめな釣りとなりましたが、数は30匹をちょっと超えるくらいにはなりました。超ライトタックルでのキス釣り…ちょいテクが要りますが、こういう釣で確実にキスが掛けられるようになれば、通常の釣りではミスはほとんど起こりません。腕を磨くのにはちょうどいい釣りといえましょう。ワタクシはへこたれましたので、次回は「シンカー27号、ロッド・MHの107」くらいに戻して釣果優先で臨みます。
2017.06.29
コメント(0)
倉橋南海岸…抜群の魚影と爆発力を誇る日本屈指のキス場…ですが、スタートが鈍いのが難点ではある。毎年のことながら、ワタクシ一個人の感想では、能美方面の方が出始めは好調という印象だ。よって、これまでは4~5月は能美深江方面および定番の江田島方面に依存することが多かったのですが、今年はなぜか意地になっています。「釣れない倉橋島南海岸」にどっぷり入り浸り。6月に入れば普通に爆釣するだろうが、4~5月の感覚をつかみたいと思い、足しげく通う日々が続きます。もう何回通っただろう?どの釣りもパッといたしません。場所によっては一度のアタリもないという厳しい状況。時期はもう5月も後半。さすがに「一匹も…」ということにはなりませんが、持続力は並。全然魚の積極性が感じられない。数箇所メジャーなポイントをめぐって、小型中心に30匹程度と、どうも釈然としない。これはそのときの釣果。一番大きいのを上に置いて見た目を取り繕っておりますけど最大寸は20cmくらいか。久々に12~13cm台を10匹ほど持ち帰り。まあ、から揚げにするとこのサイズは絶品なので、食うぶんにはまったく不満はないのだけど、もうそろそろデカイのが20数匹単位でドスンと釣れてくれてもいいのにね~。ちょっと出だし鈍すぎですわ。しかも、釣り場に立つと判りますが、けっこう寒いです。風も強いので、体感温度はメッチャ低く、ブルブル震えながらの釣り。テンション下がりまくりっす。もっとも釣行の日にたまたま荒れた日があたっただけでしょうが。それにしてもまんが悪すぎさてさて、ここに来てようやく釣日和が続くようになり、全国で真夏日となる日に釣りが出来るという幸運に恵まれ、行ってきました。釣り場に着くや否や、水に手をつけてみる。まだ冷たいのだけど、先週までと比べれば、やや温んできているという感触。ホンダワラもだんだんと切れてきている。この微妙な差を感じるにはやはり通ってなんぼとは思います。これまで辛抱した甲斐がありそう。ただ、制限時間が朝の10時までとちょいと厳しい。まあ、30匹くらい1箇所でまったく動かず獲れればいいかな?というスタンスで、暗いうちから磯に立った。話しはちょっとそれますが、「磯場の夜釣り」…こいつはほんと、ジックリと腰をすえて、夕まずめ~早朝をやってはみたいのだが、イノシシと遭遇するのが怖すぎ。一人ではどうも行く気が起こらない。青虫の1匹がけでそ~っと磯際を、駆け上がりを、月の道筋を、ひこずってみたいな~。さあ、話しを元に戻して、暗いうちはまったくアタリがなかったのだが、日が昇って1時間くらいするとポツリポツリと当たり始めた。さすがモーニングサービスの時間帯は外れがない。サイズもデカイ。26cmクラスも混じる。いい感じだ。潮が動き始めるタイミングを待ちながら、次の確変が来るのを待つ。今日は一歩も動かないぞ~!一応こんな心構えです。朝7時…町内の朝を知らせる曲が流れる。あと3時間。焦る。だが、だんだん潮が動き始めてアタリが復活してきた。4色に投げ込んで2色、ちょうど蛸壺のラインでアタリが連発。ほんと蛸壺はいいポイントの目印だ。ただし、引っ掛けたときにダメージを最小限にとどめるため、ハリスを08号まで落とす。いつもは1.2~1.5号くらいなのだが、これでやると下手すると道糸と力糸の連結部がやられる。やっといつもの倉橋南海岸の本来のポテンシャルを発揮し始めてくれた。1箇所からまったく動かずリズミカルに釣れてくる。こんないいテンポのときはまったく掛け損じがない。どれもガッチリといい場所にフッキングしている。2時間くらいでおそらく20匹程度の連荘はあった。倉橋南海岸始動だ!!数は20数匹でしたが、サイズはGood! 重量もドッシリ感があり、今後に期待が持てるいい釣りになりました。18cm以上を集めるとこんな感じでした。6月に入るともうここは大丈夫でありましょう。ワタクシは他の場所の探検に出かけることにいたします。さて、先日広島方面に用事があり、その帰路で、久々にアングル小屋浦店に立ち寄りました。ここはワタクシが釣りを始めたころにお世話になった、某釣具屋さん(今はもうない)のご主人が働いておられるお店。朝一にお邪魔するといつもおられるのですが、この日は残念ながら会えませんでした。ここは場所柄、能美方面から帰ってこられるお客さんの釣果写真が掲示してあるので、参考になります。この日も写真をなめまわすように拝見。「能美方面キス絶好調!」とありました。釣れているんだな~と思いながら見ていると、ふと一枚の写真が目に留まった。なんと、ワタクシと同じ考え方の人がいたのです。釣れているキスの写真はすべてちゃんと内臓を釣り場で処理しているのでありましょう、内臓はすべてきちんと抜き取ってあります。釣れているときにこういう面倒な?作業はえてしてやりたくないもの。おそらく最初のうちはどうしても釣果を優先されておられたでありましょう(ワタクシもそうでしたから)。でも、だんだんと自身の釣りに余裕が出来て、こういうことにも気を配れるようになったのでありましょう。なんだか微笑ましいです。もうワタクシは終わりかけておりますが、こういう人がどんどん増えていってくれたらいいな~♪釣れたキスを〆て、内臓を処理し、きれいに海水洗いする、という一連の作業は、面倒くさそうですが、パターンにしてしまえば、1匹/1分くらいのペースで処理できます。バンバン釣れているときには、最初のうちは焦ってしまいますが、何事も慣れ!ご興味のある方は練習してみてください。ワタクシは魚を持って帰ってすぐに捌くことができない環境にあります。大体一日の仕事が終わった後、真夜中に捌くか、疲れているときは翌日のこれまた真夜中になってしまいます。そんなときでも内臓がちゃんと処理できていれば、お腹周りに腐敗は全くなく、身もまだ透き通っている部分が多々見られる状態です。天ぷらねたにしたときの食感もよく、冷凍保存してもその食感はほとんど変化しません。このあたりまでこだわってやると、キス釣り自体もっと楽しくなると思いますし、こういうのにはまってくれる人はけっこう多いと思うのですが…。少なくとも、技が一つ一つ熟練されていく過程は、なにものにも代え難い満足感をもたらしてくれます。
2017.05.21
コメント(6)
2月から能美を中心にキスを探っていますが、2月中平均で20匹、3月中5~6匹と、気温がぐんぐん上がってくるにつれて激渋傾向に。海水温と季節の移行には若干のタイムラグがありますから、いたしかたないことではありますが、さすがに3月中の釣果には心が折れました。ひどいときは2匹という釣行もあったほど激渋でした。4月に入って場所を倉橋南海岸に移す。まだ磯歩きには寒いので、車横付けポイントを中心に探ってみるも、やはりまだパッとせず、どこもアタリはあるが乗らないかんじで、持続性も2~3匹でストップという状況。ポイントを休ませながら探ってもぜいぜい2~3匹を追加するのが関の山、帰路につきながら目ぼしいポイントをたたいていく。んん?いい感じかなと思える場面もありましたが、連はこれでオシマイ。持続性を期待するのはまだまだ先になりそうです。途中立ち寄った某磯がらみの砂浜では、あまり大きくありませんけど35cmのタイ……ラッキー♪塩焼きにしてメッチャ美味でした!!ここは本来キスの魚影が抜群なのですけど、この日は沈黙。1匹のアタリすらないというのは、ちょっとこのポイントに対する評価に不安が…。まっ、時期を変えてまた探ってみます。結局この日獲れたのはこれだけ。サイズも16~23cmとやや小ぶり。月が変わって5月の釣り。世間はまさにGW真っ只中。予想通りどこの釣り場も釣り人で一杯だ。とても車横付けポイントで釣りができる状況ではない。ということで、今期初、倉橋島南海岸にて磯めぐり。磯場でのキスの釣り場としてワタクシが基準としているのは、1地点で最低10匹の持続性。つまり、連続でピンポイントに10回投げ込んでも散らない魚影。こういう場所は、扇型に攻めていくとだいたい5時間くらいで30~50匹、まったく動かないで確保できますから、盛期には朝の10時くらいまでに片が付いて楽チンだ。釣り時間に制限があるワタクシのような釣り人には、このような釣り場を何箇所ももっておくことが必須。そのための検索。いっさい手は抜けない。ちょっと話しが逸れるかもしれませんが、「軽い錘を使うとキスが散りにくい」という一般論があります。ワタクシは何度も実験してみて、キスの散り具合には、まあ常識的な範囲でどの号数を使っても大差なしという結論に落ち着いています。つまり、極端に軽い錘(1号とか2号)は別にして、15号にしようが30号でやろうが、着水時には結構大きな音がします。極端な話し、延べ竿でやってても、スパイクシューズで磯をガリガリ音を立てながらあるいたりするだけでもキスは散ってしまいます。よって、ワタクシはフッキングに有利な27号程度のシンカーをメインに使うことが多いです。底の様子もその方がよくわかるし、確かにフッキングに関してはいい仕事をしてくれます。着水音に関して強いて気をつけていることを挙げるとすれば、錘の先端からきれいに着水させて、「ドボン」ではなく「シュポッ」という音が鳴るようには心がけています。あと、着水時の水しぶきが2度あがるのを必ず確認します。1度目はシンカーの、タイムラグを経て2回目は仕掛けの着水した水しぶきです。これが1度目だけの場合は、仕掛けがからんでいることが多いので、効率を上げるためポイントを通過させたらすぐに回収します。案の定絡んでいることが多いです。さてさて、話しを元に戻して、時期が時期だけに、これらの持続性の条件を満たす釣り場はあろうはずもなく、そのアタリ具合から魚影を想像をするしかない。比較的太いサイズがあたってくるということも魚影の濃さを判断する材料だ。前回に比べるとちょっと積極的な食いを思わせるポイントを見つけた。最初は17~18cmくらいがメインだったが時折引っ手繰るようなアタリ(乗りませんでしたけど)があったり、普通に23cmクラスが結構イージーに獲れたりする。まだまだ本格化はしていないが、来週には盛期に近い食いも期待できそうだ。17~23cm26匹+ギザミですが、20cmオーバーの割合が高い漁獲となり、まっ、こんなもんでいいか。ワタクシも歳を食いましたから、こんだけあれば十分満ち足ります。一年の漁獲のうち7割をこの時期~7月で獲ってしまうワタクシは、戦闘モードに突入です。寸暇を惜しんでキス釣りに出かけていきます。なんだかんだ言っても、やはりこれからの季節のキス釣りは楽しいっすから!!
2017.05.05
コメント(2)
穏やかな年明けです。ポカポカ陽気に誘われて釣り始め行ってまいりました。こんな陽気だからガンガンあたってくるのでは?と思っておりましたが、第1投目のダブルがあってからはポツリポツリとまさに冬の釣りへ。時間はたっぷりあるので粘ることにして、1匹1匹と丁寧に勝負…というか、丁寧に釣らないと掛かってくれないという渋い展開に。「この時期こんなに渋かったっけ~?」と首をかしげながら、この日のパターンを模索する。必ずといっていいほど1回目のあたりでは食い込んでくれない。こんなの久しぶり。1回目のあたりはスルーして、あたった直後に30秒止め。こいつが何か今日のパターンっぽい。あたったやつか、それともそばにいたやつかはわかんないけど、そいつが2回目のアタックをしてくる。このアタリは仕掛けを止めた状態だから必ず獲ります。こんな感じてゲーム性に富んだキス釣りとなりましたが、こんな場所では20cm級の3連も(1回だけですけど)。イノシシの足跡見えます?人が入ってない証拠でもあります。とにかくこんな場所ではナイスポイントを発掘する可能性が高いです。釣れるサイズもあきらかに今日の他の地点より大きい。手前5mくらいはきわめて浅く、その沖はかなり落ちていて広範囲にくぼ地を形成しているというワタクシの大好きな地形。春には大型の越冬ギスが期待できるかもです。3月から4月の中ごろまで、重点的に攻めてみたいと思います。それまではそ~っと寝かせておくことに。釣果のほうはなかなか渋く、「17~24cmが43匹+外道少々」といった状況。穏やかで釣り易い日が必ずしもいいとはかぎらないようで…。とりあえず帰宅してここまでの状態にして仕事へ。冬の魚は手触りがもっちりしてるというかギットリしてるというか、とにかく捌いている途中からその美味しさに想像が及んでしまいます。小ぶりなものもすべて持ち帰り、天ぷらねたに。ではでは、今年もなんとか気持ちいいキス釣りで幕開けすることができました。これから、越冬→春ギス→のっ込み→落ちと、要所要所でのお便りができるように、仕事をがんばってまいります。
2017.01.07
コメント(5)
グッと秋らしくなってまいりました。ここ数ヶ月まったくといっていいほどキス釣りに行けてなかったのですが、ここにきてまとまったお休みができた。「キス釣りに行きたい!!」というか無性に磯めぐりをしてみたくなった。こんなにまとまって休めることなんて、もう二度とないかもしれない。エンジン全開でどっぷりと磯キスにはまってみたい。いつもは時間的制約がきつくて、釣れてても、あるいはよさげな磯に行きたくても、途中で引き返すケースが多いのだが、今日は何の制約もない。完全自由だ。メッチャテンション↑。夜明け前から行動開始だ。時期的にはちょっと中途半端な季節で、夏枯れを引きずっていることが多い。案の定水温は生ぬるく、釣れるキスもピンギスが多い。おまけにチャリコの活性高すぎ 「落ち」というか、もっと大人の型が我先に餌に飛びついてくる季節はもう少し水温の低下を待たなければならないだろうな~。やはり11月中旬から12月さらには1月くらいまでがベストでしょうねっ。ピンギスやチャリコをうまく避けて時折当たってくるまともなサイズを拾い釣りしながら磯を移動していきます。磯キスの面白さは、磯が変わると釣れるサイズも魚影もガラッと様変わりするところでして、ぜんぜんダメだった磯の隣磯では確変モードに突入するといったこともしばしば今日は…確変モードとまではいきませんが、磯代わりするたびに釣れるサイズがよくなったりしてそこそこ楽しめました。本日の最長寸です。まだ夏痩せ状態なのか、6月に手にするキスとはぜんぜんちがって、おなかもペチャンコでしょ!?サイズも23cmとちょいと不満。でもまあいいんです。久々のキス釣りですから、釣れること自体をもっと楽しまなければ。持続力もさすが磯キス!一箇所でずっとやってもいいのだけれど、今日の自由をエンジョイするためにどんどん移動します。途中で16リッターのクーラーボックスが満タンになり、車にもどって持ち帰り用に移し変えて再び磯へ。明日も休みなので捌く時間もたっぷりあることだし、今日は束釣りモード!「数を出すには多点バリ」という概念はおそらく磯では通用しません。餌付けの手間、キスの着き場所、釣れるサイズなどを考え合わせると、2本バリくらいでも多点バリとほとんど変わりありません。いやむしろトラブルの少なさという点を考え合わせると、とても能率的な2本バリということができましょう。17cmから23cm100匹+誤差サイズ20匹くらいで本日は磯を後にしました。いつもの1.5倍くらい時間はかけてますけど。水温がベストな状態になれば、20cm前後をメインに午前中だけでこのくらいはいけるはずです(どれだけ持って帰るかは別問題ですけど)。次回は冬のキスのころ…毎年変わり栄えがしませんが、ご興味のある方はまた覗いてみてやってくださいませ。
2016.10.12
コメント(0)
今年のキス釣り前半戦。例年だとそろそろ終了も近い時期。釣り自体以前ほど頻繁に出撃できなくなってきている昨今だが、今年は特に身動きがとれない。来年には少し暇が出来そうなのだが、今はとりあえず忙しさのピーク。キスの釣り方忘れそうだ。そんな中久々に平日釣行のチャンスが訪れた(先々週のことだけど)。今年は能美方面に2回釣行しているのみだが、いずれもキスの感触はまずまず良好だった。だからといって同じ地点は攻めたくないので、いつも素通りしていた砂浜を釣り場に選んでみた。釣れるキスはそんなに大きくないが、ポツポツ飽きない程度に魚信はある。移動が面倒なのでこの日はここの砂浜を隅から隅まで検索することに。17~18cmがメインで特筆すべきところはありませんが、手付かずの浜でしょうから、瀬戸内近辺の浜にしては魚影は濃いほうではなかろうか?と思われます。非常に浅いですが、いつまでも釣れ続きます。でかいエソと23cmくらいのメスのキュウセンも獲れたので、キスはそこそこのところで打ち止めだ。キスの最大寸は23cmといったところ。エソは尾に近い部分だけ刺身に、キスはブラの状態のものを選んでタタキにしてみたが、タタキははずれがないな~。熱々の白メシが何杯でもいける、激ウマだ!!エソの刺身は普通においしいです。キュウセンの評価が極めて高い瀬戸内。食ってみると「なるほどなっ!」…うなずけます。幼い頃から慣れ親しんだ「ギザミの煮付け」…やはりこれが最高だ。巷ではオスの「青ギザ」の評価のほうが高いが、煮付けてみるとメスに軍配が上がる。特に20cm超えのメスは貴重だ。なかなかお目にかかれません。釣り場で完全に血抜きをしたものを温度管理に注意を払ってブラの状態で持ち帰ります。こいつを甘口に煮付けると、身がパッとはじけて、そのはじけた身に濃い口醤油がしっかりと染み込み、めちゃくちゃ美味い。ワタクシの知る限りでは、これの右に出るものはいない。持ち帰りに神経使ってやや面倒ですが、ワタクシの中では「キュウセンが外道」という感覚はない。ちなみに、イソベラのでかいのを一つ持ち帰ってみました。片身は刺身、片身は煮付けにしてみたが、普通。刺身はややもっちりした食感で、まずくはないが積極的にはお勧めしない。煮付けも同じ印象。メスのキュウセンを食ってしまうと、その足元にも及びません。次回からはやはり今まで通りリリースだ。さてさて、日付け変わって15日の金曜日。またまた平日釣行の機会に恵まれた。おそらく前半戦最後のチャンス。今年は倉橋島に一度も行っていないので、迷わず「鹿島」へGo!さすが「魚影日本一」と勝手に評価している釣り場だけあって、開始早々から良型の入れ食い傾向が続きます。このペースはお昼を待たずして16ℓクーラー満タンパターンだ。2色投げて適当に一色程度引っ張るだけでガンガン当たってきます。投げ竿の必要性は感じない。エサの吸い込み具合も完全に「食い気が立っている」感触だ。ミスフッキングは皆無に近い。1~2色の間にキスが密集しており、これが帯状にこの浜の端から端まで延々と続いている感じで、とても昼までではすべてを探りつくせない、というか魚影が濃すぎて横に移動できない。各ポイントは適当に切り上げて、どんどん横へと移動してみるが、どこも同じ釣れ具合。興味の対象をキュウセンに移行させ、20cm超えを10匹程度確保したところで感触的に3kg超えとなり終了。キスの妊娠率は70%といったところ。釣り上げた魚は一つ一つ必ず〆るようにしているのだが、そのときの魚の断末魔の姿を目にしているわけで、歳のせいか、ちょっとこういうのがきつくなってきた。クーラーにそのまま放り込めばこういうのを見なくてすむけど…やはり〆るべきか?いや〆たほうが…と言い聞かせながらの釣りだ。キス釣り自体は大好きで止める気はまったくないのだけど、今はそんな精神状態なのかもしれないなぁ~。魚の卵の煮付けって、なんでこんなに美味いんだろうね~。ちょっと誘惑に勝てない美味さなのだが、こういうのもキス釣りが止められない理由の一つにはなっている。釣行回数が少ないのがせめてもの精神安定剤か?
2016.07.18
コメント(3)
長年釣り慣れた能美島某所。 「釣り慣れた」…これが案外落とし穴で、長年通ったのだからキスの付き場は知り尽くしたよ…なんて思うのは思いあがりです。 誰でも陥りやすい落とし穴。とくにワタクシのような薄っぺらい人間はすぐにこの穴に落っこちてしまいます。ただ、歳をとることのよいところは、自分の来た道を反省するようになること。 色々と思うところあって、今まで思いあがっていた部分を徹底的に見直してみようかなと。 この釣り場に関しては、釣り方とこれまでの認識に間違いはなかったようだが、釣れるポイントが年々変化していることと、先入観のために今まで全く無視していた地点がキスの付き場になっていたという収穫はあった。 いつも自分の行動をアップグレードする習慣は、歳を重ねるごとに大切です。 経験に頼り切るとそれ以上の発見はありません。 ギザミのいいのが出始めました。その引きはキスのそれをはるかに凌ぐ素晴らしいファイトだ。投げ釣りの世界は、道具も考え方も、どれもこれも遠投&キス偏重だ。キスの筋をもう一つ手前まで引けば、これだけのナイスファイターが待っているというのに。
2016.06.05
コメント(2)
5月のキス釣りは場所によってアタリハズレがかなり色濃く出る時期。暦の上では「キスは連休明けから」という一般論はございますが、一般論どおりにはいかないのが自然相手の遊び。個人的には、キス釣り自体の時間がなかな確保できない日々が続いており、突発的に時間ができたとしても準備に手間取り、結局家でおとなしくしていた…というのが多いこの頃です。昼間の釣りが無理ならば夜があるではないか!!「昼も夜もいける」…これがキス釣りの強みだ。ということで、キスのナイター…ちょっと時期尚早かな?とは思いましたが、そんなこと言ってられないし、きれいな月が出ているし、快晴かつ微風ときたら、行くしかないっしょ!!久々に本格的なげ竿を倉庫から引っ張り出して行って来ました。キスの夜釣り。さすが好条件の月夜だ。めったにこんな好条件はないぞ!水温はまだまだ冷たいのだけど、海の中はたぶんキスだらけでした。投げるたびにアタリがあり、ほとんど素バリを引くことなし。2本バリに2連もかなりの回数あって、ハリの掛かり具合も理想的だ。ほとんどのキスが完璧な捕食モードでガッツリと大バリを飲み込んでいる。安心して連を狙えるパターンだが、夜釣りの基本は「ポツリポツリと楽しむ」にあり。ガツガツしないで、深夜にこんなに活発にエサを追うキスの習性をこの手で感じながら、小気味よいアタリ一つ一つを楽しむ。あえて多点バリにはしない。サイズ的には20~24cmクラスもかなり混じって釣り応えはかなりいい。行ってよかった♪4時間ほどの短時間でしたが、抜群の魚影にあやかり、楽しい夜釣りとなりました。そろそろ瀬戸内のキスも本格化となる見込みでありましょう。6月になればまずハズシはございません。雨でもバクバク食ってくるはずです。
2016.05.20
コメント(0)
先週はこのお方と月刊釣り画報の取材で波止からの春ギスをエンジョイさせていただきました。キスの反応は芳しくなかったものの、相変わらずの釣りそのものを心から楽しまれる姿勢に助けられて、楽しい春ギス釣りとなりました。今の時期、当然の事ながら「釣れムラ」は大きく、どこへ行けばよく釣れるかは、長年この海域でキスを釣ってきたワタクシにも、ハッキリ言ってわかりません。通年狙えるキスというターゲット。その釣れ方には春夏秋冬それぞれの「顔」があります。一番楽に釣れてしかも数・サイズともに文句のつけようのない時期は、どうしても産卵がらみの乗っ込み(5月後半~7月)になります。まあ~、その食欲たるや凄まじいものがあり、10の魚影に対して10が完全に捕食態勢にあって、ただ引きで勝手にハリ掛かりいたしますので、ミスる確率はほぼゼロに等しく、掛けるのが難しい大ギスであっても9割を超える捕獲率になろうかと思われます。ワタクシの大好きな季節ではあるのですが、それよりも何よりも、「キス釣りの中で一番好きな季節は?」と問われれば、ワタクシなら「春ギス」と答えます。さて一年のうちで若干仕事の時間が自由に操作できるこの時期、週が変わって昨日、隙間時間を作ってチョコッと春ギスを楽しんでまいりました。せっかく作った時間ですから、大好きな「磯歩き」がいい。これは万人をお誘いできる釣りではないので、単独行動だ。春ギスの何がいいって、そりゃもう「キスとの駆け引きの難しさ」にあります。ゲーム性が最も高く、しかも海の中にはうるさい邪魔者が全くと言っていいほどいない、いてもそれはカレイだったりアイナメだったり嬉しい外道、つまりまず間違いなくキスとだけ対話できるのもこの時期ならでは。上の画像は一発目の魚ですが、これが上がったのが5時半から始めて7時前。総じてこの時期の早朝の食いは渋いです。10の魚影に対して捕食態勢にあるのが5くらい、いやっ、こちらが気づいてないだけでエサをつつく個体が反応以上に多いのかもしれないが、エサをつついてすぐに放すという魚側の行為は決して「魚信」となって伝わってくることはありません。「コツン」とか「ゴン」、あるいは「ブルブル」とくる魚信は、なんらかの形でどこかに一旦ハリが引っかからないと生じ得ない現象です。とにかく「エサを咥えては放す」という非常に臆病な反応?の多い時期ですから、エサを食う「間」を与えてやるのがベストな釣り方になろうかと思われます。キスが当たってくる地点は、ご存知の通り、その地形によってほぼ決まっております。その地点をいち早く特定してそこでじっくりと「待つ」ということはあるていど必要になってまいります。いわゆる「置き竿気味」の釣りになるのですが、決して「放置」ではございません。言ってみれば「攻めの置き竿」(ワタクシは決して竿は置きませんけど)。エサも動き重視のほぼ一匹掛けがいい(ワタクシはもったいないので2分の1匹掛けですけど)。よく動く部分のみを使って、しっかりアピールいたします。そして待つこと30秒くらい、たまらなくなった腹ペコのキスがしっかりと食いついてくれます。あまり待つことが好きでないワタクシも、このくらいならば許容範囲内だ。ただし、こうやって繊細な釣り方をしても1箇所で獲れるのが2~3匹。ポイントを休ませても回復しないことが多いので、とにかく他の時期の倍くらい小移動を繰り返します。ポカポカ陽気の日には、時間とともにキスの反応がよくなります。よって最もよく潮の動く時間帯がお昼くらいに重なる日ならば理想的だ。この日は決して理想的とは言い難いが、9時の満潮を過ぎて引きに入って小1時間ほどするとキスのアタリに「積極性」が感じられるようになってきた。魚影はあるはず。「やる気」のある個体だけにターゲットを絞り「速巻き」に釣り方を変更。「速巻き」という考え方は「キスを確実に掛ける」という点において極めて有効な手法です。キスの反応を見極めながらという難しさはございますが、その日のベストな速度がわかればこれほどミスフッキングの少ない釣り方はないであろうと思われます。この日はそのスピードはけっこう速く、盛期以上に速く巻いてもハリ掛かりいたしました。巻きが中途半端に遅いと違和感を抱く「間」を与えてしまうことになり、かえって吐き出されるケースが多発いたします。極端に遅くするか、逆に「えっ、こんなに速くていいの?」くらいに速く巻くかのどちらかにしか完全なフッキングが成立しにくいようなケースは、これもやはりこの時期ならではであろうと思われます。他の季節なら適当に引いていれば適当に釣れたりいたしますから、まったくの私見ですが、キス釣りの難易度としては春がもっともレベルが高いように感じております。「送り込む」という考え方もこの時期にはよく使われる手法ではありますが、ワタクシはさんざんこれをやって飽きてしまったので、個人的には10数年以上前に廃れてしまいました。今は全く送り込みません。特に大型にこれをやると、さんざん走らせた後乗ってないときの脱力感と後悔は、その後の展開に大きなダメージを与えてしまいます。大型は時期に関係なく障害物の際にタイトに付いていることが多い傾向にあります。磯歩きを始めてこのことを実感させていただいたのは大きかった。海の中の地形を常に考える習慣が出来たし、一旦投げ込んだ仕掛けはキッチリ極限まで引くという習慣も身に付いた。「釣れる限界線を勝手に引かない」…ここ数年で私が学んだ最も大切なこと。理論的にわかっているのと実際に経験しているということは全くの別物。ワタクシも「大きいのは際にいる」とは頭ではわかっていたつもりではありましたが、これほどまでとは思ってもいませんでした。24~26cmが9匹いました。うち6匹は0.5色の磯際で獲れたものです。時期的に数はそれほど出せませんでしたが、型はけっこう良く、盛期並みのラッシュも体験できて、静から始まった釣りが動へと変わるタイミングの読みも自分としてはかなり上手くできて、難しい春ギスを久々にエンジョイできました。もう休みがとれないので、しばらくは定期的な釣りはお休み。GWあたりに行けたらいいなぁ~。
2016.04.07
コメント(0)
夏休み前後くらいからクッソ忙しくなり、キス釣り関係各所では「落ち…落ち」と色めき立つ秋のこの時期を、仕事一筋?に生きなければならない年がここ数年続いております。それと同時に、仕事自体に今まで以上の面白さを感じる昨今でもあり、とても充実はしているのだけど、やはりふとした瞬間にキス釣りが恋しくなる。人生においてもう十分すぎるほどキス釣りは経験させていただいたが、俗に言う「落ち」と「夜釣り」の二つだけは未だに不可解なままで、なんとか納得のいく解明をしてみたいというのが最近のキス釣りに対する思いだ。「落ち」という言葉ほどあいまいなまま使用されている言葉はない。ただ秋になれば落ちなのか?世間一般ではそうなっているので、はっきりと「これが落ちギスだ!」という経験のない人までがただ漠然と使ってしまう言葉。ワタクシ自身、本などで紹介されている「落ちギス」に相当すると思われる爆発的な食いに遭遇したのは片手で数えるくらい。年によってはそういうのを全く経験しないまま年を越し、年明け早々に爆ったりとか、まだ真夏の真っ盛りに良型の3~5連が1時間以上、しかもピンポイントで続くという、まさに「落ち」の荒れ食いに遭遇したりと、まったくどの時期が落ちなのか特定しにくい。(上の2枚の画像は2008年の真夏に体験した「落ち」のときのもの。まさに「良型の連掛けが1時間以上続く」といった釣れ具合で、そのキスのほとんどが3色~3.5色のピンポイントに固まっているという独特の現象でした。あれよあれよという間に16Lのクーラーボックスからはみ出してしまい、急遽持ち帰り用の大型クーラーボックスに移し変えた…という、たぶん爆釣といっても差し支えないだろう釣れ具合でした。釣果写真にも収まりきらず、確か全部で150~60匹くらいいたと思います。)それと、たぶんですが、「落ち状態」があるとすればそれは期間的にほんの一瞬、感覚的に言いますと「先週絶好調だったのに、今週はもう終わってる」くらい短期間です。だから、仕事が忙しくて数週間マイポイントでキス釣りをしてなかったら、その場所はその間に終わってた…みたいなことはありがち。場所的にもバラつきが多く、前半戦で絶好調だったマイポイントが休止状態に陥るということもしばしば。とにかく、「いつ?どこで?」というのが全くわからないというのが「落ち」の特質であるようだ。全国に無数にあるキス釣りのブログを時々ですが拝見させていただくと、この時期たいていは「落ち」という言葉が出てきてはいますが、そのほとんどが「落ちはいつだ?」とか「落ちはどこなの?」といった具合でして、皆さん落ちギス探しには本当に苦労されておられるみたいです。まっ、そのくらい「落ち」を把握するのは至難の業だということであります。さて、もうひとつの謎である「キスの夜釣り」でありますが、こちらはある程度ではありますが、自分の中でも解明されつつあるかな??みたいな感触はございます。それでもまだ「理由付けや根拠」ができないケースが多く、不透明な部分が多い釣りです。その分だけ魅力的ではあるのですが…。(2013年10月)この画像にある通り、夜普通に引き釣りし、昼間と同じように連掛けを狙います。結果、昼間と同じかそれ以上の釣れ具合になります。(2013年同日)夜釣りのポイントでは、夜になると急にどこからこんなに湧いて来たの?と思うくらい「キスの群れ」が入ってきます。通常は午前中~昼くらいまで釣れて、その後ちょっとした(時期と場所によっては爆発的な)夕まずめがあり、暗くなるとアタリが途絶える…というパターンが多い?のですが、夜釣りのポイントはその全く逆を行きます。ただし、「多い」と思ってしまうのは、今のキス釣りは完全に昼間の釣りがメインで、夜を専門にやる人などほぼいないからでありまして、実際には昼間のポイントと同じだけ夜のポイントは存在すると思っております。ただみなさん探してないだけ。世間一般で言う「キスの夜釣り」は、普通竿を3本くらい出して置き竿で狙います。エサも砂虫ではなく、ホンムシやチロリといった集魚効果の高い虫餌が使われることが多く、キスも来れば大型です。これは夜特殊な釣り方でキスを狙っているだけで、その場所は基本的には昼間のポイントではないかと思われます(←このあたりはちょっと自信ございませんが)。キスの魚影がまばらになる夜なので、「集魚効果のあるエサと回遊待ち」というやり方は当然理にかなっており、こういう場所ではむやみに引き釣りはしない方が得策でありましょう。ワタクシは「キスは夜釣るもの」と最初に教わりましたので、それ以来夜釣れるポイントを血眼になって探しました。結果見つけた「夜ポイント」の特質には極めて顕著な共通点があります。つまり、昼間はがっかりするほど釣れないポイントだということ。だから人が全くと言っていいほど寄り付きません。で、先ほど述べたとおり、夜になると明らかに「群れ」を感じるほどの数のキスが入ってきます。行き当たりばったりではなく、完璧な法則に従って、計ったように釣れ始めます。夜になると「捕食」が期待できる何らかの要因が必ずそこにあるからに違いないのですが、それが何なのかは未だに解明できていない。以前は「灯りかな?」と思っていたのですが、夜ポイントが増えるにつれてその根拠?は消滅いたしました。まったく外灯も何もないところでも普通に釣れたりしますので。先日久しぶりに隙間時間ができた。釣りに行こうか家でまったりと一杯やろうか迷った挙句、急遽アオムシ100gを買って隣県某所に出かけた。現地で入れ替わりにキス釣りの人にお話が聞けました。ここは昼間も釣れないことはないのですが、どちらかというとやはり夜ポイントだ。釣果を聞くと、「親ギスに申し訳ないくらいのピンしか釣れない」とのことで、帰られるところでした。その近辺の釣り座に入らせていただき、何投かしてみるものの、確かに「こりゃダメだ~」と思ってしまうくらい、釣れるキスが小さくアタリも少ない。しばし早めの夜弁当を食いながら時間待ちをすることにした。夕方6時を過ぎて辺りがいい感じになってきた。期待に胸を膨らませてアオムシをつけた2本バリ仕掛けを5色付近に投げ込む。じっくり慎重に引き釣りし、3色に入った所で昼間とは全然違う大きなアタリ!静かにポイントから離して巻き上げると23cmとまずまずの型だ。それからは5色に投げ込んで3色で掛けるといったパターンがほぼ延々と続く。群れの捕食モードが完全にスイッチオンになっているのがよく伝わってくるひったくるようなアタリばかりだ。2連もあったりで、日付が変わるくらいまででまずまず数は獲れた。半夜にしては上出来。ストップフィッシングだ。仕事があるので仮眠をとって帰路につく。最大寸は24cm。大きいのはそんなにいませんが、お腹の中はすでにベットリとラードがついて冬支度の最中のキスばかりでした。水温はまだまだ生温い感じなのですが、魚って、微妙な温度変化に敏感に反応するということがよくわかりますね。もう海の中は冬が始まろうとしています。次回は越冬前の荒れ食い狙いですね。12月にお便りがお届けできればいいなあ…。
2015.10.13
コメント(2)
真夏は仕事が立て込み釣りの時間を見出すこと自体が困難になってきておりますが、何とか平日の隙間時間を狙って、真夜中の3時くらいから始めて朝8時くらいまでならば釣りができそうだ。もともと「夜型のキス釣り」から入ったこの世界ですから、夜釣りはまずまず得意な分野である。帰宅時間も考慮して、昨今は、近場の夜明け前~まずめを中心に釣っている。 早朝の暗いうちから釣り始め、ピークを朝7時に持っていくフォーメーションを組み、エサも夜釣り主体でアオムシを選択。時期的に砂虫は温度変化に弱く、胴体がプツプツ切れるという現象が多発し、エサとしての役割をなさないことが多い。アタリは月の影響もあって、夜中から結構活発だ。 潮周りとの関係もありますが、4時50分あたりからは昼間となんら変わらない釣れ具合になり、効率的に釣り場を回れば、5時間で50匹程度のキスは捕獲できます。 その中で持ち帰り出来そうなのが約3/5といったところ。基本的に持ち帰りの基準を18cmにしているのですが、小型主体だとどうしても全体的に大きく見えてしまい、結果16~17cmといったところも持って帰ります。15cm以下のピンギスは、うっかり素手で握ってしまったものは持ち帰るようになりますが、あとはなるべく飲み込ませない形状&サイズのフックを使って、弾くように意図しております。 サイズ的には、ひとまわり程度小ぶりなものという印象ですが、それでも単発的に26cm超えもアタックしてきます。以前、「尺ギス、もしくは大型」は真夏に突発的に食ってくることが多いという所見を寄せてくださった方もいますし、事実尺はこの時期にけっこう出ております。よって、常にこういうサイズに照準を合わせた釣りを展開するのが不意の大物を獲るコツではなかろうか、と強く思います。集中力が途切れやすい時期だからこそ、時間帯をサマータイムに設定しなおし、集中力のピークを大型の最も出やすい時間帯に合わせて、キス釣り自体を再構築するか、この時期でも盛期並みに釣れるポイントを開拓するか、といった方向性を見出すのがベスト。そうしているうちに、思わぬ「落ちギス」に遭遇する幸運にも恵まれます。落ちがこんなに早いのか?とお思いの人は、たぶん先入観だけで動いておられるものと思われます。実際に経験した者から言わせていただくと、お盆過ぎあたりからいわゆる「落ち」状態になることはよくあること。人間の感覚だけでは判断できないところがあります。 さて、時期的にコイツが活発に食ってくる頃。大きいのはしっかりと〆て、血抜きもして、さらに温度管理も怠らず持ち帰ると、ブラの状態で刺身にできます。よく刺身にするにはブラの状態では美味しくないという記事を見かけますが、キスとベラに限っていえば、個人的には絶対にブラの状態が美味いと感じます。死後硬直を起こし、身の透明度がなくなってしまうと食味はがた落ちです。持ち帰りには細心の注意を払います。画像は〆た直後のもの。こめかみのあたりを一突きでOK.しっかり内臓とエラを処理して、完全に血抜きをします。また、図らずも持ち帰ることになってしまったピンギスは、腹開きをおススメいたします。美味しさという点では捨てがたいもので、いつもリリースしようか迷うところです。腹から開いた後、中骨は料理バサミでチョキチョキやれば楽ですし、これは背開きにも応用できます。とにかくはさみは包丁と併用すると効率的です。開いた状態から今度は腹骨をすきとる作業です。ザックリと切り落としてしまうと食うところが少なくなりますので、薄く切込みを入れた後は、包丁の刃をうまく使って(画像参照)、剥ぎ取るように腹骨を除去します。ここまで剥げば、あとは指でつまんで引き剥がすこともできます。出来上がりも非常にきれいで、ピンギスでも持ち帰りたくなります。これは大型の3枚おろしにも応用できて、身を大きく残した柵が取れます。大型の場合、ワタクシはこの状態から骨抜きを使って腹に残った小骨をすべて取り去ります。これをすれば完璧に、子供にも、お年寄りにも食べさせてあげることができます。小骨をなめていると、痛い目にあいますのでご注意を。
2015.08.09
コメント(7)
先週、台風直前の釣りです。そろそろ各地でピンギスがかなりの割合で混じってくる「夏キス」の様相を呈してきている中、キス場の目利きがますます重要な要素になってきます。すでにワタクシのホームグラウンドである倉橋南海岸も、一部地域を除いて、ピンギスが湧き始めており、ビッグワンが食いつく前に彼らが食ってくるのか?あるいはすでに産卵を終えてビッグママたちは休養時期にはいってしまったのか?という状況になりつつあります。一つ浜を移動するだけで大きく明暗が分かれるということはこの時期大いにありますので、粘り強く常に冒険者の姿勢で臨むことが、釣りの腕以上に重要なことかと。さて、ワタクシは相変わらず「パラダイス」を求めて、本能の赴くまま釣り場探索に明け暮れておりますが、我が相棒はK島一帯にて、昼までの短時間釣行で大型ばかり60匹~70匹と荒らしまくっております。今年はビッグな当たり年のようです。今がピークでありましょう。ちょっと遅れ気味なのが功を奏しているようです。この相棒の釣り場を嗅ぎ分ける本能は、ワタクシのそれをはるかに超えており、学ばせていただくことが多いです。開拓した釣り場情報はお互いフルオープンにしておりますが、決して相手の領域には踏み込まないという暗黙の了解のようなものが出来上がっており、結果、同じ釣り場を年に複数回攻めるという事態にはまず至りません。永くパラダイスを保全するための不文律がここにあります。今日入った地点は、結構前から目をつけていた場所で、シーズン初期にはホンダワラの巣になっており、まったく釣りにならない地点。経験的にホンダワラが密生する沖の砂地はデカイキスがよく釣れます。たぶん釣れないことはないだろうが、どれだけ持続性があるか、これがパラダイスの決め手になるだろう。そんな心積もりで入釣したのだが、開始早々から23~25cmクラスが連発。投点は1色半といったところだ。沖はかなり落ち込んでおり、この深みにも18~23cmクラスのキスが数付いている。しかし大型は何よりホンダワラ(すでに枯れてなくなっている)のすぐ沖だ。2枚目の画像は本日イチの27.5cm。実はコイツが釣れた時、同じサイズがもう一つ付いていた。めったにない大型のダブルに、不覚にも興奮しすぎたあまり、手順を間違えてしまい、ハリを外して手に持って画像を撮ろうとした瞬間に最後の抵抗に遭い、枯れた藻の中に消えていった。2匹ともちゃんと〆てから撮影するべきだった(たいていはそうしているのだが…)。至近距離での大型ダブルの強烈な引きだけはしっかりとこの手の感触として残った。早朝5時から始めて11時までで、50匹ちょい。まだ普通に釣れるでしょうが、これで十分です。50mの範囲を行ったり来たりしながらではありますが、距離的にはほとんど「動かず」といっていいかもしれません。型も2/3が20cmを超えていますから、まずまずの釣り場として認定してよいのではなかろうか。時々車が止まっているので、もしかしたらすでに誰かに知られている可能性もあり。来年は気づかれないように、遠回りのルートで入釣するようにしよう。今年はもう行きません。行きたいけど、行かない。外道が3匹混じっておりますが、3.5キロを超えて、担ぐとややふらつくレベルにはなりました。[データ]ロッド:ダイワ モアザン107MH W(ノーマル)リール:ダイワ トーナメント サーフ ベイシア 25ライン:PE08号+リーダーPE1号1m+リーダーPE2号10mフック:がまかつ ナノグレ6号 2本バリハリス:カーボン1.5号5cmシンカー:キャストシンカー27号テンビン:形状記憶合金カゴ釣り用テンビン固定式
2015.07.19
コメント(2)
これまで何度となく探索してきたここ一帯。人を寄せつけない地だからこそ、必ずパラダイスはあると信じて何度も通ってはいるものの、どうもパッといたしません。何度やっても泣かず飛ばずの結果。釣れないのではありません。釣れるのだけど、パラダイスと呼ぶにはちょっと…。航空写真で見るかぎり、いいキス場の連続であるように見えるのだけど、たぶん探り方が悪いのでは…と、今も思っております。これだけ広い釣り場なので、とても「数回」といった中途半端な回数では解明はできません。これまで見つけてきた「パラダイス」は、どれも運良くほぼ一発で探り当てたものばかり。本当にラッキーだったとしか言いようがありません。「1箇所から全く動くことなく、どこに投げても釣れる」が理想。そんな釣り場なんてあるものか!とお思いの方もおられるとは思いますが、実際に歩いてごらんよ。ありますって![データ]ロッド:シマノ ディアルーナS1006M(穂先10cmカット)リール:ダイワ トーナメント サーフ ベイシア 25ライン:PE08号+リーダーPE1号1m+リーダーPE2号12mフック:ササメ トーナメント カワハギ6号 2本バリハリス:ホンテロン1.2号5cmシンカー:泪型25号くらいテンビン:改良名古屋テンビン全遊動これは歩いて歩いて、ちょっとずつ拾い集めた結果です。このくらいなら歩く距離に比例して釣れるには釣れますが、あまりに体力を消耗しすぎ、現時点ではとてもパラダイスとは言いがたい。一ついいことは、景色がとってもいいということ。磯歩きを楽しむには超おススメです。海の色もいいです。戦地に散っていった若者の幽霊がでそうです。そんな雰囲気もなんとなく、冒険心をかきたてるかもしれませんが、ワタクシはちょい怖いのはダメだな~。釣り場としての魅力というか雰囲気は抜群なのだけどな~。そんな雰囲気が、失敗しても何度も足を運ばせる要因かもしれません。また思い出した頃、行ってみたいと思います。さてさて、話題をちょっと変えて、コイツの季節ですからお写真でも。ワタクシは刺身よりも天ぷらのほうが好きです。刺身用を手早く捌いて、小分けして天ぷら用に冷凍しておきます。とってもきれいなコイワシでしょ!?安いのも二重丸♪こんどはオイル・サーディンにも挑戦してみたいと思っております。光り物のお刺身といえば、ワタクシの中ではコイツが最上位。小骨が気になる人けっこう多いので敬遠されがちですが、ワタクシにとってはどんな刺身よりもこれがいいです。生姜しょう油でいただくと最高。脂もよく乗っていますし、小骨も気になりません。アジのたたきのように細かく切れば小骨が気になる人にもいけるかもしれません(ワタクシは大きめにザックリ切りますけど)。値段も安く、オススメです。キスの刺身もいいのだが、個人的にはキスは死後硬直を起こす前のものが好みなので、ちょっと処理に手間がかかり(温度管理など)面倒なので、よほど「キスの刺身くいて~」と思わないかぎりやりません。今日はキスの話題が少ないので、こんな話題でも。愛用している包丁です。全然高級な包丁ではございません。2000円~5000円くらいでどこにでも売っているヤツ。上がステンレス製、下が鋼製のものです。手入れの関係からこれまでステンレスの方を多用してきましたが、使い出すと鋼の和包丁の方が魚を捌くのには向いているな~と最近は思うようになってまいりました。よって、近年は出番が逆転。手入れも楽しみのうち、と思って、下の方と付き合っております。砥ぎをちょっと勉強し始めてからは、まだ自分なりではありますが、使用後、また使用途中にはかならず砥いで新しい刃をつけるようにしております。研ぎをまじめにやるようになってからわかったことですが、安い包丁でも信じられないほど切れるようになります。今までどんなに切れない包丁で魚を捌いていたのか、ほんと恥ずかしくなるくらいです。薄っぺらい紙でもスパスパ気持ちよく切れますし、カミソリの代わりだって、余裕でこなせます。画像が撮り難いので省略しましたが、ヒゲも剃れますよ。キスていどの小魚を捌くなら、ほとんど力を入れないでとってもスムーズに刃が入るようになり、快適そのものです。研ぐことをやり始めると、結構はまります。砥石がそこそこ高価なのですが、高い高級包丁だけを買うより「いい砥石と普通の包丁」の組み合わせをおススメいたします。料理はもちろんのこと、手入れ自体が楽しくなりますよ。
2015.07.04
コメント(5)
年に片手で数えるくらいしかない土日釣行可能な週。以前なら2日とも連荘で確実に釣果が期待できる釣り場に入っていたと思うが、既存の釣り場にはもう飽き飽きしてしまっています。よって、2日のうち一日を釣り場の下見、もう一日を下見にもとづいた本番釣行、という具合に割り当ててみた。そして選んだのがこの浜。結構頻繁に人が入ってきます。そして1時間もしないうちにみんな引き上げて行ってしまいます。魚がいないか、あるいは探り方がまずいか、のどちらかでありましょうが、釣ってる筋がワタクシとは違うので、こうだ!と断言はできません。ワタクシの釣り座はみなさんが釣っていらっしゃる場所から丸見え。一つ磯を越えなければなりませんが、100mくらいしか離れていないほんの目と鼻の先です。遠目で確認したかぎりでは、磯の手前の浜はほとんどキスが上がらず、磯を越えるとパラダイス?(ちょっと食い渋っているようなので、?マーク)という状況が、辺りが薄暗くなるまで持続します。これだけ持続するということは、キス狙いでたくさんの人が入れ替わり立ち代りオモリを投げ込んでいないということを意味します。岩に張り付いた牡蠣が剥がされているところを見ると、地元の人はほぼ日常的にこの浜に足を踏み入れている模様。下見では満ち3分くらいなら、若干濡れますが、それなりの装備で入れば比較的簡単にアクセスできて、しかも歩く距離が短い。なのに全く釣り荒れていない。ちょっと視点を変えるだけなんだけどな~。まっ、この釣りが普及してしまうとほんとうに環境が破壊されるおそれがあるので、あまり声を大にして言わないことにしておきましょう。17cm~20cmとちょっと型が小さすぎますが、釣りはじめから素バリなしでコンスタントに当たってきます。これは一時的な状況なのか?たぶんそうだと願いたい。ここ1~2週間は、雨の影響なのか?大型がすっかり影を潜めてしまっています。通常ならこの時期ドスン!とくる重戦車級のアタリが14~15回くらいは味わえるのだが、ちょっと不完全燃焼が続いております。で、今日のタイトルですが、前々回からのテーマにしておりました「トーナメント・カワハギ」バリ。根気よく使い続けておりますが、今回ハリにちょっとした細工を施してみたところ、掛かり具合に「いい変化」が見られました。それは、ほとんどのキスがこのフトコロの広いハリを飲み込んでいるということで、何十匹も観察してみると、圧倒的に17~18cmの小型に顕著に現れる現象だということに気づきました。これから考察するに、たぶん、細工をほどこしたため、「いったん吸い込んだハリが、小さめのキスにとって、非常に吐き出しにくい構造になっていた」という結論に今のところ落ち着きました。抜群とまでは行きませんが、完全に一軍のラインナップに加えて問題ないレベルにまで「激変」いたしました。今日のキス全体の捕獲率は、85パーセントくらいで合格点。掛ける釣りというよりは食わす釣りに非常に向いているように感じました。いかがです?ちょっとエグイ画像で申し訳ございませんが、この画像の意味するところをお考えください。とにかく「ある細工」のおかげか?こういう掛かり方が激増いたしました。ほら、コイツもそうです。飲み込んだらいかに吐き出しにくいかを物語っていません?少なくともワタクシはそう解釈しておりますが、今後も持続的に使い込んで、しっかりしたデータをもとにまたいつかこの「トーナメント・カワハギ」バリの評価を確定させたいと思っております。さてさて、食いのほうですが、途中から潮がよく動くようになり、確変モードに突入。2本バリにパーフェクトが続きます。最近ハリの本数は、キスの食いついた数がちゃんとフォローできる2本をメインにしております。個人的には3本がついていけるぎりぎりの限界ですが、エサつけのバランスが2本バリに軍配。はっきり言って、多点バリでキスの数をちゃんとカウントできてる人は…いませんって!2本なら、場合によっては同時にキスが食ったアタリもわかることがあります。人間の集中力の限界がこのへんにあると思うのだけどな~。あ~そうそう、ロッドの調子も最高ですよ。通常のシーバスロッドよりも硬いぶん、ドスンとオートマティックなアワセが効き、すこぶる掛かりが良いです。AGSの感度に関しては、「劇的」というほどではございませんが、良好な部類に入ると思います。遠投性能も申し分なし。来期にはちょっとロッドに細工をほどこしてさらに磯キス仕様に特化したものに仕上げてみようかと考えております。ちょっと調子に乗ってやってると、小型クーラーボックスだったので、ふたがしまらなくなってしまいましたが、型は小ぶりで、最長寸は24cmどまりでした。重量もさほどではございませんでした。今年は大型の季節がいつやってくるのだろう。水の中はまだ「春」を引きずっているといった印象でした。残念ながら、今年の前半戦の釣りは、今日で最後となります。次回からは、このピーク時期を利用して、すべて新規開拓にあてたいと考えております。題して「釣りキチsankonの釣り場探検」…いい釣り場がみつかるといいなぁ~。
2015.06.14
コメント(6)
珍しく、昼から釣行です。やってみたかったのは、夕まずめのキス狙い。午前中心でやってると、どうしても昼前になればアタリも遠のき、「キスは遠くへ行ってしまった」という印象を得てしまうのですが、長年の勘で言わせていただくと、プレッシャーがきついと、キスは横へ移動するのでは?となります。で、数時間を経て、再び餌場である元の地点へ集まってくるという印象です。この「数時間」が、人間に「キスは深みに行ってしまった」という印象を与えているに過ぎないわけでありまして、キスの捕食場所がそれほど光の届きにくい深みにあろうはずもなく、岸から1~2色の間を絶えず回遊し続けているのではないだろうかという印象を持つに至ったのであります。というのも、ワタクシの移動経路が岸伝いに1~2色を探り歩く「探り釣り」であって、その持続力の長さを考え合わせると、キスは一日中捕食行動を繰り返しており、しかも、その捕食場所は岸に極めて近い部分に限られていると思われます。たぶん、理想的な捕食場所といえども、それほど高確率でエサを捕食できているわけではなく、「常に飢えている状態にあるのではなかろうか」と想像できます。時間帯が早朝であろうと、すでに昼を過ぎていようと、当日の新規のポイントにおけるキスの食い方には、全くといっていいほど差はありません。それどころか、夜のポイントをいくつか知っているワタクシの経験から言わせていただくと、時間さえゆるせば、ポイントを少しずつ移動しながら夜に突入しても、キスの食い気には全くと言っていいほど「衰え」というものを感じません。常に攻撃的であります。いつもワタクシが入っている釣り場は、地理的条件により、大きな移動がゆるされない状況にあります。にもかかわらず、あのような狭いエリアで、「コレでもか」というくらいに食い続けるわけでありますから、通常の大きく移動できる状況のキス釣りで、我々はどれほど釣り場の「見逃し」をしているのであろうか…ホント、移動できるからこその落とし穴がそこにあります。潮が満ちてきて「移動ができない」状況におかれたとき、我々はどうポイントを休ませて、どこを狙うのか?常に細かく分析しながら「小移動」を繰り返すしか手がないわけでありまして、そういう限られた状況だからこそ、「見逃していた」事象が浮き彫りになってきやすいのではなかろうか、と思われます。どれだけポイントを休ませればキスが復活するのかという「時間的感覚」も「移動できない」という状況だからこそ身につくのです。結構長く感じますが、意外と短いです。そこまでがまんできる精神力は、「どう移動しようと自由」という状況に置いては決して養い得ない「感覚」です。狙い通り、夕まずめ狙いは早朝の食いとまったく違いはありませんでした。18~20cmがメインのやや小ぶりな群れではありましたが、いくらでも釣れ続きます。夕まずめを待たずして、50匹に達した模様。26cm超えは1匹でございました。大型が少ないせいか、重量も思ったほどではありませんでhしたが、飽きることなく釣れるという瀬戸内キスの魚影の濃さには、感謝しなければいけないな~♪
2015.05.24
コメント(11)
先日仕入れたフックです♪キスバリにもこのパターンはありますよね。ちょっとマイナーではありますが。形状はこんな感じ。俗に言う「ネムリ」が入っております。たぶん、大部分の方は、この形状をキスに??と思われることでありましょう。「掛かりにくいのでは?」という意見が大半を占めることは、たぶん誰が見ても明白。しかし、その中のいったい何人の方が、実際に使い込んでそのようにお考えなのでしょう。「印象」や「先入観」だけで語るのは「思考」の部分を著しく阻害します。しっかりとした信用のおけるデータを集めた上で、あくまで実釣に裏打ちされた話をするのが筋というもの。仮にこのハリを実際に使ってみたとしましょう。第1投目でキスにはじかれました。さていかがいたしましょう。懐疑的な気持ちでこのハリを使った人ならば即ハリ交換となりましょう。問題はココです。せっかく使うのだから、気持ちもプラス思考でいかなきゃ正しいデータは集められません。はじかれたのなら、「なぜ」なのか、ハリの形状が本当に原因なのか?使い方が悪いのでは?ハリのサイズが小さいのでは?など、ちょっと考えるだけでもこれだけ検証項目が浮上してまいります。それらを検証しないで、「やはハリの形状がキスに合わないんだよ」としてしまうのは、少なくともワタクシはいやだな~。ということで、使い込んできました、「かわはぎバリ」。結果、はじかれまくりでした(笑)。通常50くらいは獲れる時期に、20くらいの取りこぼし(実際の感覚では、12~3匹程度吐き出されました)。いいんです、とりあえず扱いにくいことが証明されましたから。ただし、まだあきらめません。次回は使い方に工夫をして、このハリの生きる道を模索いたします。だって、この「ネムリ」って、意味があるからこういう形状にしてるわけでしょ!?…カワハギに対してですけど。キスとカワハギ、口の小ささは似てると思うんだけどな~。で、何よりも、一度掛かればバレにくいはずですから、そこに魅せられたワタクシのこの気持ちを何とか意味のある結論によって落ち着かせたいな~。ちなみに、気分を変えて、ちょっと重量を測ってみました。容器の重さ約90gを差し引くと、だいたい1700~1800gくらいの捕獲量です。これが重いか軽いか、ちょっと判断に苦しみますが、50匹くらいだと、クーラーボックスに入れて担ぐと結構肩にグッときます。場合によっては、ちょっと足元がふらつくことも。50匹分を今度は測定してみます。さてさて、ワタクシ、ハリを買うの大好きで、以前からキスを釣るのに「メバルバリ」や「グレバリ」をメインに使ってきました。この2種類のハリに関しましては、もう絶大な信頼を置いておりますし、これまでの実釣によってきちんとした裏はとってありますので、誰にでも自信を持ってお勧めできる優秀なハリであります。釣具屋さんに行くと、必ずハリのコーナーはなめ回すように隅から隅までじっくりと見て周り、特に特売コーナーには古い絶版のもので優秀なハリが格安で出ていることが多いので、これもしっかりとまさに「掘り出し」ます。既存のキスバリにはもう飽き飽きした感があり、目が行くのは「吐き出しにくくてキープ力の優秀そうなハリ」。今回は某釣具屋さんの特売コーナーにいいのがありましたので、大人?いや大学生買いくらいか。まとめてちょっと買い込んできました。このハリはワタクシの中ではもう「定番中の定番」で、グレバリやチヌバリは皆この形を踏襲しております。吸い込み、貫通性能、キープ力のバランスがとれたいいハリです。ちょっと大きいかな?くらいのサイズが特に優秀です。次に目が行ったのはコレ。あれだけ「ネムリ」に裏切られたにもかかわらず、この形状に魅せられたワタクシの購買意欲はとどまるところを知りません。「コレ、メッチャ掛かりよさげ~」と思って、即買い。「カワハギバリ」より掛かりよさそうじゃない!?そう思うのはワタクシだけかもしれませんが、近日中に検証してみたいと思っております。最後に、昨シーズンワタクシの絶大な信頼を勝ち取ったハリをご紹介いたします。がまかつの「アマゴ半スレひねり」コイツの7.5~8号は大ギスに対する捕獲率がほぼ100パーセント。15cm以下の捕獲率は低いという理想的なハリ。昨年で8号は使い切ってしまいました。コレが釣具屋さんにめったに置いてないんだよな~。注文になりますが、ご興味のある方はどうぞ使ってみてください。エサを、このハリの形状のごとく、クネクネ曲げて刺すのが肝です。いい仕事しますよ~♪
2015.05.18
コメント(6)
月曜日の釣行日記です。釣り場を選ぶとき、よく「鼻に立て!」と言われます。以前素人同然の時代、鹿島を釣り歩いていると、地元のおばあさんにもよく言われました。「あんた、そげいなとこで釣るんじゃのーて、出っ張ったところを狙いんさいや!」って。潮通しの関係であろうと思うのですが、たしかに真理でありましょう。よく釣れます。鼻に立てればの話ですが。地磯の先端部分って、意外と入りやすいです。みなさんが思っているほど、道なき道を…というイメージではございませんし、特に瀬戸内の干満の差を利用すれば、比較的簡単にアクセスできます。もちろん、スパイク+フローティングベスト+ヘルメットあたりの装備は常識の上での話ですけどね。まあ、キス場としての「鼻」も、おばあさんの格言通り、まずハズシがございません。しかも釣れるサイズは20cm以上がメインで、かなり釣り応えがあります。サイズがサイズだけに、その抵抗の程は半端なく、まさに必死のハリ外し行動をとられてしまいますので、時期的なものもあって、ほとんどのキスに関して、フッキングポイントのミスが多発いたします。コンマ何秒かの勝負になりますから、とても今のワタクシの老いた反射神経では対応しきれておりません。画像が示すごとく、どれも危うい掛かり方ばかり。これをいかにバラさずに取り込むかの努力は、かならず必要になろうかと思います。そのための大バリ。これに尽きます。ワタクシが使っているハリのサイズを間近でご覧になると、たぶんみなさんあきれて嘲笑されることでありましょうが、いたってワタクシは真剣です。さすがに連を狙えるサイズではないが、掛けたキスはほぼミスなく確実に取り込みます。1本だけですが、26cmオーバーも出てます。これは偶然ですが、2連もあり。同時に食いつくというよくある現象で、釣り人の腕ではございません。いくらでも釣れますが、だいたい50くらいのところでいつも止めております。外しのない鼻。誰もにお勧めするわけではございませんが、既存の釣り場に飽きたら、こういう展開も、まあ、悪くはないでありましょう。釣り場は無数に広がっておりますので、他の人とバッティングしたりすることは皆無。人知れず少しだけ荒らして、さっと引き上げることができます。この日は、引き5分で入釣して、干潮までのたった3時間程度の勝負でした。
2015.05.13
コメント(2)
5月2日の日記です。5月も連休に入り、気温もグングン上昇してきて、キスシーズンの到来を待ちわびていたキスファンの期待は、「もう50匹くらいはいけるんじゃない!?」となりがちです。個人的には、数にはもうさほど興味がなくなりつつある昨今なのですが、釣り場を見る目にはますます磨きをかけたいという思いが年々強くなる一方でありまして、今日選んだ釣り場は、これまで完全に無視していたポイント。人間の「思い込み」というのはとても盲目的で、一度「この釣り場はこうだ!」みたいな論理が自身の中で確立してしまうと、なかなかそこから抜け出せなくなります。つまり、海はこんなに広いのに、自分が過去とてもいい思いをしたピンポイントのすぐそばに別のポイントが存在していてもそれが見えない。冒頭画像の向こう側にはよく入っていたのだが、こちら側はいつもほぼ素通り。自分の中で出来上がってしまった「定番」は、確かに確実な釣果を約束してくれますが、同時に「定番」ばかりに依存するモノカルチャー状態に陥りがち。「定番」が何らかの理由でだめになったとき立ち直れなくなります。よって、なんらかのアップデートなり新規の開拓を常に意識してやっておくことが、長くキス釣りを楽しみたいのならば、必要だな~。ここ数年、ワタクシはこのへんをかなり意識して、年に数箇所ずつの新規開拓をしてきており、少しずつですが、マイポイントを増やしてきました。で、以前にも言ったかもしれませんが、新規開拓をするのならばキスの盛期がチャンスだということ。毎年毎年「定番」に依存し続ける体質から抜け出るには、本気で開拓する必要があります。ならば時期は「今でしょ!」…まっ、ちょっと早い気もしますが。ベストは5月の後半~7月ですね。今年もいくつか、おそらく誰にも知られていないキス場を開拓したいと考えております。磯歩きをすると、10メートルごとに新しいポイントがあるといっても過言ではありません。しかもキスの付き場の意外性にはホント驚愕することが多く、一般常識が通用しにくいという面白さがあります。というか、これまでワタクシが学んできたキス釣りに関する一般常識は、キスの生態のほんの一部分をとらえただけのものに過ぎなかったのだということを痛感いたします。この日入った地磯は、シンカーが着底するまでの時間が「手前カウント2、1色半沖カウント15」…かなりの絶壁です。キスはなぜかこの絶壁の駆け上がった頂上付近にしかいません。常識からすると、このような急斜面は砂地になりにくく、結果キスの付き場ではないことが多いように思うのですが、どんな感じになっているのだろう…ちょっとイメージがわいて来ないな~。シンカーから伝わる情報はたぶん間違いなく砂地で、完全に駆け上がってしまうとゴロタになっているようだ。潜水して見てみたいな~…一般論でみても、このような急斜面にはキスのポイントになっているところは、ワタクシの知るかぎりでは、ないし、ワタクシのようなマニアックなキス釣りのポイント集にも、皆無とはいいませんが、少ない。だからなのか、こういうポイントを無意識のうちにワタクシの検索から排除してきたかもしれません。あるいは2~3投しただけで、しかも手前まできちんと探らないで、ほとんどスルーしていたのかもしれないな…(反省)。わかるかな~…先入観があると完全に手前までキッチリと探れなくなってしまうのです。ここの釣り場なんてキッチリ探れない人には絶対に発見されることのないポイントです。磯場ですから近投から始めます(←コレもそろそろやめなきゃいけない先入観)。2色ほど投げてカウント20で着底。直後のアタリを20秒ほど待ってリトリーヴ開始。途中で極端にリールの巻き心地が重くなる。急斜面にさしかかったようだ。慎重に探るが一向にアタリなし。ほどなく1色の始まりが見えてきた。たいていの釣り場ではこの辺でアタリが出てもおかしくないのだが、いまだにアタリなし。力糸が見えてきた。シンカーの感触が底のゴツゴツを拾うようになってきたので、ゴロタにさしかかったようだ。そろそろ巻き上げようと思い、リールを2~3巻きしたところに「ガツーン!」と激震が。今日イチの26.5cm。今度は方向を変えて投げるもまったく無反応。先ほどアタッタ地点に投げると計ったように力糸チョイでアタリがある。その後まったく動かず、その地点ばかり狙い撃ち。アタリが途絶えることなくワンキャスト・ワンフィッシュが40数レンチャンだ。あきれるくらいに散らないキス。いったいココはどうなってるのだろう。マジで潜ってみてみたいな~。その後ようやくアタリが遠のくまで、まるでマシーンのように同じ箇所に投げ続け、50匹くらいになったであろうところでストップ・フィッシング。最近の「不思議」の一つにあげておこう。まるで釣堀でした。次回は倉橋方面で、「急斜面」をテーマに似た釣り場を探してみることにいたします。
2015.05.03
コメント(0)
ちょっと懐かしい写真を引っ張り出してきました。当時、26~28cmが同行のお2人に、まあ、爆釣といってもさしつかえないくらいの釣れ具合でございました。今ではこのくらいの、あるいはこれに肉薄する釣果は、盛期であれば比較的簡単に出せるようにはなりましたが、当時のワタクシにとっては、もちろんお二人にとっても、天に舞い上がるような気持ちにさせてくれる、まるで夢のような世界でありました。これはその年、さらに爆釣ポイントはないか?と思って、湾内を先へ先へと検索したときの釣り場の様子です。この釣り場に関するかぎり、誰よりもこの足で歩き、誰よりも詳細な情報を持ち合わせております。ここは何回画像付きで紹介しても、「私も行ってみよう」という人が後に続きません。いつ行っても無人の釣り場であります。理由は、たぶん釣り場に下りてみればわかると思います。25cmくらいまででよければ、湾内に数箇所爆釣ポイントはありますが、こと26cm以上に的を絞れば、「大型の筋」といっても差し支えないポイントは2箇所のみ。いずれも難所です。一箇所はよく網入れがありますから、漁師もよく知っているのでありましょう。もう1箇所はまったく手付かずのポイントといっていいと思われます。いついっても無視された小エリアです。これは昔の釣り友(当時高校生)が携帯で撮ってくれた画像なのですが、とてもいい雰囲気をかもし出している画像で、ワタクシの一番のお気に入りです。いかがです?大型のキスが潜んでいそうな雰囲気でしょ!?実際に、潜んでいます。とりあえず、ワタクシの家から1時間以内で行ける範囲において、「尺ギスが出るとしたらココ」と思えるような地点を持つエリアの一つにあげていいと思います。過去26~29cmをかなりの数釣り上げております。本気で大型だけに狙いを絞ってココに入るときは、丸セイゴ15号くらいの大バリに太いアオムシやホンムシをつけて「大型の筋」をじっくりとひこずります。置き竿はいたしません。さて、昨日の釣りですが、まだまだ出始めで、超臆病な状態にあります。どんなに集中していても掛け損ねが10パーセントくらい出てしまいます。盛期ではあり得ないことです。今日は大きな掛け損ねが一つありました。姿は見ていませんが、近年にない大当たりで、一瞬竿が海中に突き刺さり、動きませんでしたから大きなカレイかな?とも想像しましたが、途中のもがく魚信から、大型のキスと確信しました。まさに逃した魚は大きい。横着して小バリでやってたための失策かもしれません。結果26cm以上は3本でした。数自体もそれほど釣れ盛るといった感じではなく、1箇所で獲れる数はせいぜい10匹くらい。この時期はポイントを休ませても復活する兆しが見えてこないことが多く、この日のココも例外ではなかったようで、とにかく釣れるときに同じ箇所に何度も投げ返すという、通常のセオリーの逆をいった方が、結果としてたくさん?釣れるように感じます。あとはいかに効率よくポイントを回れるかがキーとなるでありましょう。とっておきの大型の筋にはだいたい8時くらいに到着できるようにフォーメーションを組みます。尺ギスって、時としてなんでもないところで出たりいたしますが、あくまでそれは運でしかなく、釣り上げた人の幸運はほんとうらやましいかぎりであります。そういう幸運を持ち合わせてないワタクシは、やはり自分の足で捜し歩くしかないわけでありまして、情報誌から、あるいは人から聞いて仕入れたポイントには一切足を踏み入れません。仕事に休みがないワタクシは、行動範囲も狭く、時間も午前中までという制限があるのですが、ワタクシはこの制限の中でなんとか最大限の努力をして、ワタクシの大好きな近くの釣り場で尺ギスを上げたいのです。五島列島とか対馬とかには全然興味が湧きません。生きている間に達成できればこの上ない喜びではありますが、それより何より、ワタクシはそこに至る「過程」の方を愛していますし、それがなによりスリリングで楽しいな~♪
2015.04.29
コメント(4)
よく雨が降りますね~。毎年の例で言いますと、4月初旬はポカポカ陽気が何日か続き、いいキス釣り日和になることが多いのですが、今年は悪天候続きで出鼻をくじかれた感じです。昨日も寒くて寒くて、30匹くらい獲るのが精一杯でした。不思議なことに、早朝~8時くらいの気温が低い時間帯の方が活発に?エサを追い、昼前になるとパッタリ気配がなくなってしまうのです。ほとんどが朝5時~8時までの釣果です。普通逆だと思うのですが、人間の感覚や理解がとてもおよばない何らかの理由があるのでありましょう。いずれにしましても、ブルブル震えながらのキス釣りでした。まあ、食ってくるには食ってくるのですが、やはりその食い方は渋いです。ハイシーズンにはほとんど仕掛けを止めて「待つ」ことをしないワタクシも、ポイントに仕掛けが入ったら30秒くらいストップさせて、キスが走り出すタイミングを待ちます。ポイントに関してはかなり正確な地図が頭に描けていますので、たぶんアタリはなくても食っているはずなんです。食ってじっとしている個体が多いような気がします。キスを走らせないとフッキングいたしませんから、微量の刺激をあたえてキスを走らせるか、あるいは走るまで待つかをケース・バイ・ケースで選択いたします。走り始めるその瞬間を確実に捉えて「アワセ」を入れます。そのタイミングが少しでもずれると外されてしまうので、やっててとっても肩がこる釣りになりますが、ヤバイくらいこの駆け引きがオモシロイです。誤解の多いキスへの「アワセ」。ワタクシ個人としましては、アワセは要ると思っております。もちろんロッド全体でする大アワセではありません。キスが走り出したその瞬間にカウンター気味に入れる?いや「入る」感じの「アワセ」。ハリを出来るだけ口の奥の硬い部分にフッキングさせるのが目的。この渋い時期にキスとのこのような駆け引きを探求しておくと、通常のキス釣りにおいて、まず掛け損ないは生じません。当たればほぼ100パーセント掛けることができるようになります。時期的にキスがとても神経質なこの「出始め」の活性をどういじってやるかがキーです。低活性だからといって、あまりに「待ち」すぎる釣りではおもしろ味に欠けますから、あくまでも「掛ける」釣りを演出することで、向こう任せではない、こちら側に主導権がある釣りを展開することができます。なんと言っても「即掛け」にこだわりたいワタクシは、この低活性の時期には、よく「ロッドの先端部分を約1メートルほど水中に沈ませて」引き釣りします。以前から時々はやっていたのですが、ロッドを海水に浸けることにかなり抵抗があったので、やったりやらなかったりで、その効果のほどを実証するに足るデータが不足していたのですが、最近は頻度が多くなり、まだ確証はありませんが、個人的にはかなり好意的に受け止められるようになりました。「掛かり」が非常に良好です。アタリが死んでしまうようなこともありません。釣りが終わったらいつもより念入りにロッドを洗わなければなりませんが、非常にいいフッキングの仕方をしてくれます。キスにカウンターを入れる際に、水の抵抗を利用するという発想なのですが、予想以上に「いい仕事」をしてくれます。まあ、強力におススメというわけではございませんが、キスをなるべく早いステージでいい位置にフッキングさせようとするとき、人間の感覚だけではとても追いつかないし、たんなる偶然性に支配された釣りになってしまうので、キスを掛けるといういちばんのクライマックスに、自分の意図をもっともっと反映させたいという人にはすすめてもいいかな?と思われます。俗に言われている「前アタリ」のもっと前段階、つまりキスがエサを吸い込んだ直後で勝負をすることにこだわれば、人間の感覚ではなく、キスに対してカウンターとなるあらゆる要素、つまり、シンカーの号数や形状からロッドのレングスや構え方、水の抵抗まで、利用できる要素をすべてキスを掛ける方向に向けるべきであり、そうして獲った1匹からはかけがえのない「自己満足」が得られるはずです。所詮遊びですから、自己満足がえられればいいのです。ただ漫然とキスを釣っても全然かまわないし、そういう釣りも楽しいし、個人の自由。一方、探求するのもまた個人の自由です。ワタクシは、後者の方に結構はまってしまうな~。
2015.04.10
コメント(0)
今さら?とも思える今日のタイトルなんですが、たかが「キスの背開き」といっても、ほぼ年中こればかりやってるものですから、当然のことながらその技術は素人なりにでもかなり上達してくるし、工夫に工夫を重ねて、また、様々な発見があったりして、さらにその完成度には、自分で言うのもなんですが、磨きがかかって来て当然なのです。ワタクシは料理人ではありませんが、素人なりに「キスの背開き」に特化して気づいたことを少しお話させていただこうかなと思います。先ずは準備からみなさんのご家庭でも、魚を捌くときには奥様から様々な注文がおありのことと思います。その一番の「注文」は、やはり何といっても「汚すなよ!!」ですよね。キスってとてもウロコが飛び散りやすく、自分ではかなり気を使っているつもりでも、数十匹もキスを捌いた後は、ウロコだらけ。最悪は、床に張り付いてしまってなかなか取れないやつ。よって、当然ですが、テーブルの上には新聞紙の2枚重ねをフルオープンにして敷きます。さらにその上に、3~4枚の新聞紙を半分に折りたたんだものを敷いてまな板代わりにいたします。で、さらに、テーブルの下にも新聞紙を大開きにして広範囲をカバーしておきます。特に足元には十分な気をくばってください。経験上、ウロコがもっともたくさん落ちるのが足元です。以上で準備OK。背開きの開始です。まあ、このあたりはみなさんすでに知っておられると思います。ペットボトルのキャップはとても重宝いたしますね。エッジの丸いやつはだめです。エッジがやや外側にめくれたような形状のものがベスト。ちなみに、釣って時間が経ってないものの方が、ウロコはパリパリ気持ちよくはがれます。仕事の都合上、冷蔵庫で一日寝かせたあとウロコを取ることがありますけど、魚に付着した海水がねとねとになって糊のような役割をするのか?ウロコが身に張り付いて、はがすのにちょっと苦労いたします。よって、最低でもウロコ落としだけはその日のうちにやっておかれることをおススメします。ワタクシは、持ち帰ってからの事を考えて、キスを〆たあと内臓を抜き取っています。(ああ、大型は内臓のついたまま丸蒸しにすると美味いので、内蔵は残します。)で、残った血糊は海水できれいに洗っておけば完璧(画像の奴はこの作業をし忘れてますけど…)。これからますます気温があがってくると、腹が破れやすくなります。ワタクシなりに感じた印象ですけど、胃腸の消化液が残っていると、お腹の身を融かしてしまうように思います。よって、完全に食道→胃→腸までの消化管をすべて抜き取っておけば、一日経過してもお腹は絶対に破れません。お腹が破れて自己腐敗が進んだキスを見るとワタクシは自己嫌悪に陥ります。雑な扱いを避ける…ワタクシの中では釣果よりも優先順位が上です。慣れてくると必ず両立ができるようになります。何事も「慣れ→熟練」という過程は大切です。技術が向上すれば釣り自体に余裕がでてきて、結果、様々な気配りもできるようになり、世間一般で言われている釣り人のモラルの問題など、起こりえません。モラル上の問題を起こしてしまうのは、まあ、釣り人以前の問題もありましょうけど、自分に余裕がないからに他なりません。そのうちの何パーセントかの人は、釣り技術が向上して自分に余裕がもてるようになれば、「いけないことをしたな~」と反省もできるようになろうかと…思うのです。さて、キスを開いたときに、キスの内部をよく観察してみましょう。最初の頃はそんなことまったく関心がなかったのですが、長年やっていると嫌でも観察するようになり、これが新たな発見を呼び、さらに技術の向上に必ずつながります。包丁の先っぽあたりから背骨の下に向かって、これなんだろうな~?たぶん浮き袋だと思うのですが、袋状のものが収納されてるのにはお気づきですよね。取り出してみると…こんな感じのブツです。キスを開くとき、こいつが重要なキーになります。これをさっさと外してしまってはいけません。コイツをめくると包丁の先で示したあたり(ちょうど肛門付近)のなんだろう?ウンチがでていく最後の部屋のようなものがあります。そこがめくれますから、それを浮き袋といっしょにつまんで静かにめくっていくと…ほ~ら、わかります?お腹の黒い膜がスーッとはがれていきます。力を入れすぎないようにしーずかにめくります。とってもきれいにはがれて、は~い、出来上がり。失敗して取り残してしまうこともありますが、そうしたら、包丁の背をつかってこさげてやればちゃんと黒い膜を取り去ることができます。この黒い膜をきちんときれいに取り除いておくことは、最後の水洗いをほんの一瞬で済ませることにつながりますから、背開きの過程では最も重要な部分だと思っております。黒いのが残っていると、どうしても水洗いでゴシゴシやってしまいますから、結果旨み成分が流出してしまいます。いかがでしたでしょうか。ワタクシの進化した?キスの背開き。参考にできるところがありましたら、ご活用くださいね。もっといいやりかたがありまっせ…も大歓迎です。ご紹介いただければと思います。で、最後に、包丁ですが、ワタクシは2000円くらいの安いステンレスの小出刃を使っているのですが、ネットで勉強して先日この安物包丁を30~40分かけて研ぎまくったところ、メッチャ切れるようになりました。力をいれないで包丁の重みを利用して、スーッといきます。ギコギコ何往復もさせないで済みます。今までシャープナーでササッとやっていた砥ぎの作業を丁寧に時間をかけて、教科書どおりにやってみると…、やはり基本って大切だな~、ほんとつくづくそう感じます。話がちょっとそれるかもしれませんが、100歳で他界した祖母が、昔東京に「毛抜き寿司」という寿司屋があって、そこでは小骨の多い小魚の骨を「毛抜き」で1本1本ていねいに抜いたものを寿司ネタとして提供してくれていた、という話をしてくれたことがあります。ワタクシはその話にとても感動し、今ではキスを開いた後、お腹に残っている小骨の先端部分(コイツは結構鋭利で、舌に刺さることがある)を毛抜きで丁寧に抜き取ります。天ぷらにしてしまえばどうでもいいことかもしれませんが、吸い物や酒蒸しにしたりするときには、この作業が功を奏します。マニアックな人はお試しください。
2015.03.27
コメント(3)
地球温暖化が進んできているとはいえ、冬→春となる時期はキスにとって一年で最悪の時期である。「動こうか?どうしようか?やっぱりやーめた…」みたいな気合の入ってないキスがほとんど。よって外気温がポカポカ陽気でぐんぐん上昇していっても、そういうキスからの反応は極めて薄い。定番の江田島湾といえども例外ではない。今日津久茂で捕獲したキスは、コイツを含めてたったの2匹。粘る気にもなれず即場所移動。次はどこにしようか??悩んだが、結局自分の大好きな場所を選択。この時期大型がよく出るポイントだ。深江新開…ここもやはりというか、生体反応すらない。どうしようか?今さら倉橋は遠いし、仕事の準備もあるので、今日はここで心中することに。磯場を奥へ奥へと突き進み、とある入り江にて竿出し。色々と探ってみるものである。水温自体はどこもそう変わりなく「低い」はずなのだが、何らかの条件…おそらく障害物など隠れ場所がある安全な地形とか…で、1箇所に固まっていることが多いのが寒い時期のキスの特徴的行動様式だ。結構な数が群れていました。この入り江に移動してからは、投げるたびに1~2匹のキスが付いて来る。せっかくの群れなので急いで釣りたい気持ちをグッとこらえ、一つ一つ丁寧にはがしていく釣りを心がけた。長年キス釣りをやってきて、この時期ならではの釣り方は普通の人よりはしっかりと身についている。焦るとろくなことにならない。今期初の26cmオーバーも出ました。過去この入り江では26~29cmを10本近く出しています。これに隣接するエリアには、過去すすむさんと釣りじいさんが大型を爆釣した地点もありますが、今日は不発。28cmをちょっと超えていました。「群れ」といっても時期が時期だけにそんなにたくさんは獲れません。群れを散らさないように時間を置いて少しずつ獲っていきます。春ギスの面白さでもあります。数はあまり釣れませんでしたが、結構神経使った忙しい釣りでした。わかるかな~、この感覚。どの時期にも言えることですが、アタリの出方によって、「あっ、これは外される~」と直感するアタリと「これは獲れる!」と確信できるアタリを、だいたいですが識別することができます。ブルルルルルンッという振動数の多いあたりはヤバイことが多いです。スコ-ンと入ったようなアタリはまず間違いなく飲んでいるか、奥まった安全な場所にフッキングしています。しかも、スコーンと入ったときにはその後ほとんどキスが暴れません。つまり、私としましては理想的なアタリの出方だという認識です。ワタクシはここ数年かなりこのへんを意識して釣るようにしており、高確率で意識的に「スコーン」というアタリを出させることが出来るようになってきました。竿の持ち方、ラインとロッドのなす角度、およびシンカーの寝かせ方などに関係していると思うのですが、確信はまだ得られていません。でも、結構決まります。さて、このアタリの演出には何のメリットがあるのか?ワタクシなりの思いですが、なるべくキスにストレスを与えないで取り込めるというのが一番かな?とにかく、スコーンと入ったら、静かにポイントから引き剥がすように滑走させ、ポイントを離れたら素早く回収。で、準備するものが「海水でぬらしたタオル」と「神経〆の道具」。今特訓中ですが、とりあえず今日のキスはすべて神経破壊によって即死させた状態で持ち帰っております。神経締めに関しましては、色々と勉強させていただいておりますが、賛否両論あって、ワタクシのような素人にはその是非は判断いたしかねるのですが、魚をそのままクーラーボックスへ放り込んで悶絶死させるということだけは避けたいので、一番速く死に至らしめる方法として、ワタクシは神経〆を現時点では採用しています。慣れれば10~20秒で全く動かなくなって、ブラの状態になります。「ブルブルさせない。釣った魚は決して素手で触らない。生きたままクーラーボックスに放り込まない。」以上の3か条を規則にして実践中。食味にはとくに歯ごたえという点で歴然とした差が出てきます。そうそう、ニューロッドですが。今日のところはあまり従来のロッドとの差は感じられませんでした。すみません、期待しておられた方々。またおってレポートいたします。
2015.03.26
コメント(0)
久しぶりの買い物です♪シーバスロッド……昔よく馬鹿にされてた…かな?う~ん、というよりは、こういう竿でキス本気で狙っていると、よく「上から目線で」話しかけられてました。 「それじゃ~飛ばんじゃろ~」とか、 「リールと竿のバランスが悪いんじゃない?」みたいな。「ちゃんとした?投げ竿でのキス釣り=本格的なキス釣り」なる偏見は、あからさまに言葉には出さないけれど、残念ながら存在します。キス釣りをあまりにもなめた見方と言わざるをえないかも。ワタクシは試行錯誤の過程を楽しみたいの!!いきなり結論に至って何がおもしろいのだろう?リールと竿のバランス…悪くて結構じゃない!?試行錯誤の結果、わざと「悪く」してるんですっ。「飛ばんじゃろ~」…まっ、これは仰せの通りでございます。でも何らかの工夫はしてみたいのです。ただそれだけ。最近は釣り場で人と出会うこと自体なくなったので、めったにこういう経験はしなくなりましたが、それでも油断していると年に1回くらいは経験する年もあります。結構肩身の狭い思いをしているのです、この釣りは。議論するだけの技量と弁を持ち合わせていない小心者のワタクシは、そんな人との会話はなるべく早めに切り上げて、逃げるようにしてその場を後にします。「クーラーの中見せてや~」なんて言われた日にゃ~、「いや、遠慮してください!」きっぱり断っていそいそと逃げます。「中見るよ~」なんて勝手なまねをするなど言語道断。「止めなさい!!」となります(笑)。一応マナーってやつがありますから。そんなことを何回か経験しているうちに、ワタクシ自身も洗脳されてしまったのか?バブリーな高級投げ竿を何本も買いあさって使っていた時代もあったな~。この時代は、ワタクシ自身もかなり生意気だったと思います…反省。なんだろうね~…いい道具もつとえらくなった気分になるんだろうね。いかんいかん。まあ、お金があれば、それはそれで楽しいのだけれど、めぐりめぐってなぜか最終的?かどうかはわかんないけど、再びシーバスロッドに落ち着きつつある今日この頃です。ここ数年は、投げ竿というものをほとんど使っておりません。使っても335とか365といったショートレングスのものばかり。ただ、それでもキス釣りにはオーバーパワーだな~という印象が否めません。キスというたかだか20数センチの小魚を釣る道具として、投げ竿はあまりにパワーがありすぎます。キス釣りの楽しさをとってもスポイルしているのじゃないかな~、と「ワタクシは」思うのです。竿のパワーがキスに近ければ近いほど、「ワタクシは」楽しいのです。アタリの出方、海底の起伏や障害物の種類、砂地の種類などの区別、場合によってはキスがエサを吸い込んだ気配、など、細かい情報を忠実に近い感触で伝えてくれるのも、やはりシーバスロッドやエギングロッドだ。この点では、どんな高価な投げ竿もかなわない。唯一?かどうか自信ないけど、勝っているのはやはり飛距離。とはいえ、最近のシーバスロッドはけっこうイケます。もちろん投げ竿にはかないませんが、ワタクシの釣り場は9割が磯場。ワタクシがロッドに求める飛距離は、「仕掛けを浮かせて投げて4色+力糸くらい」でかまいません。今までキス釣り用に転用してきたシーバスロッドは、どれもほぼこの条件をクリヤーしております。リールもワタクシがキス釣りにとって理想とするレベルのものがやっと出回るようになりました。あるメーカーのものには、軽量化に特化することだけに重点が置かれるあまり、リール自体の剛性がまったく無視されたケースもありましたが、それをきちんとクリヤーしてくれたのがこのリール。コイツは現時点でワタクシの理想にかなり近いところを狙って世に送り出されたものと認識しております。はっきり言って、「あのリール」には怒りを覚えます。2台も買ったにもかかわらず、いずれも同じ病気を発症。ありえません。あまりに悔しいので、ワタクシは、その対処方法を編み出しました。皮肉なことに、剛性不足ゆえの逆療法とでも名づけておきます。これをすれば釣り場でのトラブルは一時的に回避できます。みんな文句はないのだろうか?それとも泣き寝入り?ワタクシは絶対にそれはしません。今回の買い物、リールと合わせて結構な散財にはなりましたが、それでも高級投げ竿+リールの組み合わせの半値以下に収まり、磯場で使うかぎり、群を抜いたパフォーマンスを見せてくれるはずです。実釣はまだですが、先日試し投げで、仕掛けをつけて「PE1号+力糸PE2号、シンカー23号」の組み合わせ、「仕掛けを浮かせた(←磯ではこれができないと意味がない)ハーフスイング」でおよそ5.5色+力糸を完全に出しきります。素晴らしいパフォーマンス!本格的な?投げ師には完全に馬鹿にされる飛距離ですが、ワタクシの釣りにはお釣りがくるほどすばらしいです。しかも片手で長時間ロッドを操作してもまったく疲れないというロッド自体の軽さ。そして海底の状況を忠実に教えてくれる感度。このロッドにしても、キスにはかなりオーバーパワーではありますが、投げ竿の最軽量FXクラスよりも40gほど軽く、胴の部分から先端にかけて結構しっかりしているので、デカイキスが急に襲ってきても瞬時に掛けることができそうだし、その操作性は、投げ竿の比ではありません。ほぼ思い通りに操れます。新しいものにはそんなに飛びつかないのですが、恐る恐る買いました。一応最先端のガイドシステムです。おススメではありませんが、実験的に思いっきりねじってみましたが、たぶん問題ないと思われます。ネット上で検索すると、「ベチッ」とう音とともに、割れてしまった、という書き込みが結構ありましたが、このロッドのガイドに関しては思いっきり以上の力を加えても大丈夫でした。瞬間的なパワーに耐えられるかどうかはこんど実験してみたいと思います。最近ではほとんどなくなりましたが、投げにつきものの、「パッチ~ン」に耐えられなければ、シーバスロッドとしても失格でしょ!?この竿は、コツコツこれまで愚直に努力を重ねてきた自分への、ちょっとしたご褒美です。今シーズンは、オール・シーバスロッドでのキス釣りを展開していきたいと思っております。安上がりで楽しいっすよっ!みなさんにもオススメです♪
2015.02.11
コメント(20)
明けましておめでとうございます。仕事で身動きがとれず、キスの盛期である年末を初めてスルーしてしまいました。大好きな江田島湾津久茂に通えなかったのはほんとうに残念です。キスは小さい?・・・・確かにそんな側面もありましょうが、狙いどころと時期・・・・これをじっくりと考察すれば必ず良型の群れにあたるはずですし、やはり「攻め方」ではなかろうかな~・・・・などと最近つくづく思ったりしております。まあ、これはどこの釣り場にも言えることなのですけど。 そういうことはさておき、何が好きって、ワタクシはここの土地柄が何より好きなわけでして、決してキスを釣るためだけにここに通っているわけではございません。ここの人が好き、のんびりした雰囲気が好き、キスの釣れ具合が好き(忙しくなく、ワタクシのリズムに合っております)。ここにくると、「今年も一年がんばったな~」という気分に浸れるのであります。 ということで、年は明けてしまいましたが、時期的に越冬ギスが津久茂で狙えますので、何とか時間をつくって、またちょっと通ってみようかな~と思っております。 さて、話は年始の釣りへ。3日に、我が尊敬する釣り友のアジロにお邪魔させていただき、『月刊釣り画報』の実釣ルポの取材に行って来ました。詳しくはまだ語れませんが、そこそこの釣りにはなったかな?という印象で、冬のキスは元気でした。 天気が乱調だったり、気温が急に下がったり、雪が降ったり、大風が吹いたりすると、とかく我々は何の根拠もない先入観で、「こんな日は魚釣れないよ!」と判断しがちですが、「やってみなければわからないのでは?」というのが、ある程度年数だけは重ねてきた釣りの経験値から言えることだと思っております。とにかく、「自分で勝手に線を引いてしまったら、そこで止まります」・・・・釣りのみならず、人生の色々な場面で言えること。今年は先入観をすべて取っ払った釣りなり生き方なりをしてみようと、この日の釣りをしながら強く感じた次第であります。 ことしも細々とブログを更新してまいりますので、お好きな方はどうぞ、またこの一年お付き合いくださいませ。よろしくお願いいたします。
2015.01.05
コメント(4)
今シーズンもキス前半戦、あり余る恵みをいただいた。よって今日は毎年恒例の新規開拓。まだ場所によっては時間差でピークが来つつある地点も残っているので、開拓には十分条件は整っているが、仮にピークが過ぎていて、釣れるキスがピンばかりだとしても、新規開拓の意味はあります。 今高校生に教えている英文に、Even our crowded, organized modern world holds out chances for new discovery. というのがある。「人も増えて、ありとあらゆるものが整備されてしまってもう開拓の余地などのこってないように思える現代の世界でも、なお、新たな発見のチャンスを与えてくれる。」 若干の私見を交えて和訳するとたぶんこんな感じになります。で、そんな新たな発見の中でも、それほど難易度は高くなく、お金をあまりかけず、なおかつ冒険の醍醐味を味わいつつ、安全に、しかもある程度のおみやげもついてくるのが、キス場の新規開拓だと思います。この時期超おススメ! そこで、今日はいつもどんな感じで新規開拓やってるのか、実況中継っぽく紹介してみようかなと思います。もちろん、すべてノンフィクションですから、場所が特定できれば実際に同じ場所をやってみていただいてもぜんぜんかまいません。 7月某日、倉橋南海岸にて。 とある階段を降りるとそこには右手に小さな浜、左手に磯が続いている。どちらから攻めようか一瞬迷ったが、先ずは右手から始めることに。漁師が70mくらい沖で網を上げている。以前なら、網入れはNGだった。すぐに移動していたのだが、近頃は違う。網が入るということは魚が居るということ。先ずは漁師が網を上げた後を見計らって、70m沖に第1投。カウント2で着底。「メッチャあさっ」間髪いれず強烈なアタリ!このパターンはアイツだ。そう、そこはイソベラの筋・・・つまり、沖には瀬があるようだ。 「な~るほど、漁師はあの瀬に集まる魚をねらっていたのか!」今度は投点を35mに変更。ちゃんと引ける。ここはどうやら砂地だ。イソベラの筋に隣接した砂地にはデカイキスが居ることが多いから、慎重に引く。5~6mくらい引いたところでアタリ!だが小さいようだ。26cm以上に的を絞って「がまかつのグレ専8号」を使っているので、17~8cmくらいから下はほとんどハリに掛からない。アタリは手前までで複数回ある。上げてみるとエサはきれいになくなっている。たぶん正体は16~7cmクラスの小ぶりなキスだろうと思うのだが、ちょっと正体を確かめてみよう。ハリをチンタメバル7.5号に変更して、同じ地点を引いてみる。今度はきれいに乗った。3回のアタリをすべて掛けて、15~18cmの3連。沖の瀬の存在は大きい。たぶん盛期には大型も居るはず。魚影の濃さを確認するために小1時間この地点に居座って、方向を変えながら探ってみると、なんと、1色半で20cmクラスの入れ食いに遭遇。魚影も十分だ。あとは漁師の網とバッティングさえしなければ、ここはたぶんパラダイス。来年に期待することにして、今度は左磯へGO! 実は、正確にはここは2度目の開拓。去年、完全にピークを過ぎたころ、キスがいる地形かどうかを知るための調査はやっていた。ピンギスの嵐ではあったが、底はきれいな砂地で、ところどころに瀬が点在するのか、引く場所がちょっとずれると即イソベラが食ってくる。また、場所によってはかなり落ち込んでいる感触だったから、盛期には良型も期待できそうだ・・・という印象を残してはいたのだが。今シーズン、本腰調査だ。 去年ピンばかりだったきれいな砂地ポイントは、うんともすんともいわない。ダメか~・・・・諦めかけたそのとき・・・・ガツガツガツ~ン!メッチャデカイアタリ!しししかも、足元だ。1色どころか、力糸半分を残した超至近距離。即上がってきたのは24cm。さほどデカイやつではないが、この距離でのアタリはしびれる。こんなところ絶対にだれもやってないはず。こんなところで力糸半分まで探れる人がはたしているだろうか?絶対にいないぞ~!たぶん、ワタクシが初めてだと思うな~。よほど根気のある人でも1色が限界だよ、こんな磯場だもの。それからしばらく20~23cmくらいのサイズが立て続けに掛かる。すごいや~、ここは。シーバスロッドどころか、のべ竿ポイントだよ。 しかも、やや遠投気味にもいいキスがくる。はは~、沖の落ち込みについてるな~。結局、中途半端な距離ではなく、足元と4色に良型キスの付き場を確認して、今日は打ち止め。まだまだ磯は続いているから、探ればあらたなポイントの開拓につながるはずだ。しかも、とても歩きやすい。来年のメインはたぶんここで決まりだ。 同じ場所を複数回やらないためにも、やはり、新規開拓は重要だ。とにかく、1箇所でやり過ぎるとろくなことにならない。たくさんのポイントから少しずついただけば、それでよい。 新しく「階段下」ポイント仲間入りだ~。「灯台元暗し」・・・・新規開拓のキーワードといっても過言ではありません。キスは元にいます。 数はあまり意識しませんでしたが、気がついたら10時くらいまでで40匹くらいになっていたので、投げるたびにアタリはあるといってもよいでしょう。ちなみにデカイのは来シーズンのピークを攻めてみなければわかりまへ~ん。たぶんですけど、出ると思いますよ。
2014.07.18
コメント(6)
この写真に写っている範囲だけでも「超」をつけてもいいキスの一級ポイントが12箇所あります。我が釣り友も絶賛する「神の島」です。そのなかで、ボートでしか行けない場所はたった1箇所。あとはすべて車横付けか、もしくは車から歩いて10分以内(例外的に30分以上歩く地点もあります)という好条件にもかかわらず、全くといっていいほど釣り荒れていません。つまり、釣り人がキス狙いで入っていない、あるいは、入釣はしているが時期がずれていたり、キーになる核心部分にはいっさい手がつけられていない状態にあるものと想像できます。 今シーズンはこのエリアで攻めた地点はたったの5箇所。残りはとりあえずそっとしておくことにいたしました。将来のために。 サイズ的にはもう収束気味ではありますが、それでも26cmならば必ず一つは混じって、釣れるキスもおよそ3分の2が20cmを越えております。数は昼までで50匹程度とさほど釣れまくるという印象はありませんが、とにかくココのキスはまさに教科書どおりの釣れ方をして、何のテクニックもいらないところがまさにシニア向け(笑)。それだけ荒らされてないということなのでありましょう。心底キス釣りを楽しみたいときには、絶対にココだ!! 外道もかなり面白く、本格的に狙ってみたくなる。近い将来には、ズバリ!「鯛狙い」でやってみたいポイントも目白押しだ。実際、大きなマダイが上がっているのを視認しておりますし、気力が鯛にシフトすればかならずココで狙ってみたいと、少しずつですが準備はしているつもりです。 でも、あまりにキスが面白く、マダイにいつシフトできるのやら? 鹿島・・・・そろそろ前半戦終了の兆しが見えてきた今日この頃です。
2014.07.15
コメント(2)
一年のうちで最も大型(超26cm)を捕獲できる確率の高い時期。大半が「妊婦」であるということにはいささか罪悪感はあるが、止むを得ず出撃だ。 大型を確実に獲るために最も重要な要素は、やはり「場所」。これまでの経験値が多ければ多いほど、捕獲率は高い。これまでほぼ年間を通してキスのみを追いかけて来て、それなりに経験も蓄積された結果、26cmならば間違いなく確実に「出せます」。もちろん、「この時期ならば・・・・・」という条件つきですけど。 たとえばこんなところ。とってもアクセスしやすいのですが、必ず「濡れ」ますので、時期的にはやはり梅雨~真夏にかけてでないと「やる気」が沸いてきません。必ず26cmは出せる場所ですが、27cm以上となるとそれは「運まかせ」になろうかと思います。 この日は1本ですが、26cm出ました。まだ時期的に早かったか?産卵がらみの個体はほぼゼロでした。 さらにこんなところでも。ココは超有名キス場で、誰でも簡単にアクセスできてしかも濡れません。釣れなければ即場所移動できるのもメリットですが、ここのどこが大型のキーになるポイントなのかは、恐らくあまり知られていないと思われます。浜であるにもかかわらずメッチャ落ち込んでいます。 この当日ココでは25.5~26cm3本出てます。まだまだ産卵の機が熟していないからか、全体的に中型がメインでしかもオスが多く混じります。 お次はこんなところ。一見入釣しにくそうな場所なのですが、誰でも簡単にアクセスできます。ワタクシは横着してボートででることが多いポイントですが、普通に磯からシーバスロッドの4色までの釣りで、昼くらいまでやれば軽く50匹は確保できるポイント。遊びたいときにはよく立ち寄りますが、大型はこれまで上げたことがありません。25cmなら普通に獲れますけど。巡り会わせなのかな~?デカイのいそうな雰囲気プンプンなのだけどね。 ココは・・・・その~・・・・ま~・・・・なんと言っていいやら・・・・とにかく神々しいキス場だな~。過去28.5cmを筆頭に、27cmクラスならば普通に複数匹獲っている。尺ギスにはお目にかかれていないけど、「出るとしたらこの時期ココ」と思えるような地点。とにかく釣れるキスのサイズが他所より1~2cm大きいし、しかも数が出る。 この日も26cmをはるかに越えるサイズが一つと26cmクラスが二つ出た。写真は泣き尺サイズですけど、釣り上げた瞬間、「ん?いってないよな~、これ。ん~、口惜しい~!」・・・・何となく寸足らずを直感しましたが、瀬戸内では自己ベストですから、素直に嬉しいです。 メジャーを当てると29.2cmといったところ。あと約1cm・・・・・なんだけどこの差がとてつもなく大きいというのは経験者でないと実感できないであろう。 この日は数こそ多くはないけれど、開始早々からデカイのがボコボコに獲れて、16リットルのクーラーボックスにセットしておいた容器は昼を待たずして満タン。まっ、外道の容積がちょっとスペースを取ってはいるのだけどね。 一番左が24.5~29.2cm。使用するハリも26cm以上だけに照準を合わせた「がまかつのグレ専8号」と超特大サイズ。ドスンときたら絶対に外れません。キープ力抜群のハリであります。 釣行のたびごとに26cm以上の大型は出してますし、当たったものは逃していません。それでも全体に占める割合はスズメの泪ほどしかない。その難易度の高さを物語っていると言えましょう。これが1cm増すごとにその難易度は加速度的に増大していくといった印象です。 自身、26ならば普通という感覚になってきました。27になるとラッキー!28ならヤッター♪29はヤリマシタ!!そして尺ギスならば奇跡!・・・・かな? まだまだ道は遠いようですが、願わくは、コツコツこれまで努力を重ねてきたこのワタクシに奇跡を~♪
2014.06.18
コメント(6)
K島のとある小さな浜、といっても満潮時には水没してしまうはかない浜なのですが、ここで釣れるキスのサイズは、ちょっとワタクシの知る他のポイントにはないものがあります。ビッグサイズの魚影の濃さ、持続力など、どの要素をとってもなかなかここに匹敵する釣り場をワタクシは知らない。誰一人としてキス場という認識を持たないだろうな~と思える、無視された小エリア・・・・キスの居場所探しにおいて、先入観は大敵です。実際に投げてみて、シンカーの感触によって得た情報を分析しながら、キス場かどうかの判断をしてはじめてキス場となる。「こんなとこキスはいないだろう」・・・・マイポイントのうち、たいていの人がこう思うような場所が半分以上を占めています。冒頭画像今季初の26cm越え(27.5)です。迫力のあるその魚体には畏敬の念さえ抱きます。25cm以上が7本、24.5を含めると12本獲れました。その他も20cm以上が大半を占め、午前10時の時点で小型クーラーボックスは一杯になり打ち止め。数はそんなにいませんが、ズッシリと重いクーラーボックスを担いで帰路につくのは、やはり達成感があっていいな~。次回は、去年ピンギスしか釣れなかった地点を、この大型の季節に攻めてみます。
2014.05.18
コメント(4)
今年は釣行回数が少なくなる模様なので、一つ一つの釣りをなんとか濃いものにできればな~と思っております。鹿島,,,,ズバリ、今年はこの島を解明します。キスの魚影抜群,,,,サイズ・数ともに申し分ないパラダイスなのですが、時期を外すと全くダメ。去年の経験からハイシーズンは前半戦に限定される模様。だいたいのポイントは普通の人より把握しているつもりですが、それをもっと精度の高いものにしたい,,,,というのが目標。今日最初に入った浜は、早朝のサービスも手伝ってなかなかの釣れ具合。型も23~25cmがメインになって釣り応えがある。ただ、藻の帯が広範囲に切れておらず、取り込みにはかなりの経験値と頭脳プレイが要求されます。ここは以前早い時期からキスが釣れていたので、試してみたのですが、時期はすでにゴールデンウィーク。もう普通に釣れる模様ではあります。とは言え、まだまだ水温が低く、キスの活性はイマひとつ。1回のアタリをいかに素早く掛けるか、またはいかにじっくり違和感なく飲み込ませるかの両極端でしか釣りが成立しない。こういうときデルナーの柔らかいアームはかえって違和感を与えてしまいがち。即掛け派の私は円盤テンビン+30号シンカーというヘビーな組み合わせで対処。上がってくるキスのほとんどがのどの奥にきれいにフッキングしております。キスを掛けることにおいては、現時点でこの組み合わせの右に出るものはないという印象です。もちろん、「即掛けという釣りとセットで使えば」という条件つきですけど。次に移動したのは磯場。写真は非公開ですが、ここはほんとうに素晴らしい。海底の砂の質、メッチャ深い落ち込みとその肩に形成された理想的な斜面。5~6月にはここに大型のキスがわんさか回遊し始める。今日はやはりというか、活性は低く、1匹ずつの釣りとなりましたが、7~8連続でアタッテきます。今日は様子見なので、あまり荒らさないようにして切り上げた。色々と場所移動しながらの釣りで、活性もイマひとつでしたが、そこそこの釣りにはなりました、キスはもう集まりつつあるな~という印象です。このままでいけば、5月の終わりごろハイシーズンに突入だ~!
2014.05.04
コメント(8)
みなさま、ご無沙汰しております。 年明けより仕事が立て込み、釣りの機会もないままここまで来ました。4月になって、「さあ~、キスシーズンだな~.....今年も釣るぞ~!」..... 意気込みだけはあったのですが、これまた仕事が予想外の展開で、釣りに行く余裕も出来ないまま。こんなときたまたまできた隙間時間にチョコッと釣行してみたのはいいのですが、仕事の進み具合を気にしながらの釣りはいけませんねっ!その日に同じ場所でお気に入りの竿を2本も立て続けに折ってしまい、長期間釣り恐怖症状態が続き、引きこもり気味に(笑).....まっ、この引きこもりもコレはこれでやることがたくさんあるので楽しいって言えば楽しいのですけど、とにかく釣りからは完全に撤退した形となっております。で、昨日ですが、かねてからお話をいただいていたということもあって、「釣りごろ釣られごろ」の収録に傷心のまま出かけてまいりましたが、コッチは結構楽しめました。これを機に、シーズンインも近いことであるし、完全復活を.....と考えております。 さて、詳細は語れませんが、昨日のテーマは(テレビ側がどのようなタイトルにするかはわかりませんけど)、「早くからキスが釣れ始める場所の紹介」という位置づけでご覧いただければよろしいかと思われます。「釣り場の公開」は、様々な問題を含み、個人個人のこれまた様々な思いや利害(?)のようなものが絡んで、むずかしいテーマではありますが、今回ワタクシの信頼する釣り友のフィールドから、「有名どころなら,,,」ということでご紹介いただける運びとなり、みなさんの釣り場開拓のヒントとなればいいのでは、と考えております。番組をご覧になられるころには、もちろん昨日の比ではないくらいに釣れると思います(昨日はたいした釣果ではございません)。もちろん、直接行かれてみてもよろしいでしょうし、番組をヒントに自身のフィールドで似たようなシチュエーションの釣り場を探す、という方向にいかれてもよろしいかと思います。あるいは、番組で紹介されたエリアで新しい釣り場を探してみることもできますし、利用の仕方はいくらでもございましょう。ここ4~5年ほどは、早春になると必ずといっていいくらい一度はお邪魔させていただいているフィールドでして、キスが早くから釣れ始めることでは全国的に有名なところですから、地名くらいは聞かれてことがおありではないかと思われる場所なのですが、そこのどのポイントをどう攻めるかは、番組を見ただけではやはりわからないこと(ロケを行った場所に関しては分かるようには釣っておりますけど)。「通う」ということが前提になるのは当然であります。いずれにしましても、何らかの形でみなさんの釣りのお役に立てれば幸いです。
2014.04.20
コメント(11)
いや~、忙しかったな~......今日、ようやく釣り納めができました。もう冒険する体力が残っていないので、一年の締めくくりは、やはり江田島湾津久茂で。 日の出直前の良型の2連です。 日の出と同時に3連。早朝の食いはかなりいい! 太いヤツの2連。335DX+のロッドがひん曲がりました。 10時くらいまでほとんど2連~3連と釣れ続け...... 連の頻度が少なくなってきた10時過ぎ、最長寸の23cmを上げた時点で本日はストップフィッシングといたしました。 3時間で17~23cmが30数匹と、まずまず小気味よい釣りで一年を締めくくることができました。 それでは皆様、良いお年をお迎えくださいませ♪
2013.12.31
コメント(9)
先週の日記です。 久々の釣り。変革もいいんだけど、久しぶりなのでたくさんの魚信をこの手で感じたい。だから、ココ。開始早々から良型の3連。幸先が良い。海面から湯気が出ている。水温が高い証拠だ。 次も連を期待したものの、どうも程好い距離にはキスが付いていない。ギリギリまでさびいてアタリ!ゴンゴン、ガチッ....アチャ、根がかり。ポイントがかなり手前だ。 釣りやすい釣り座に小移動して再開。墓場前はだいたい遠投がいいのだけれど、実は手前に1本船道があるのをご存知だろうか。時期によってはココにたくさんのキスがたまります。スベリから投げれば2色といったところか?良型を含めて結構群れている模様。 ナイスサイズの2連だ。このスベリだけで30匹ほどを確保した。ココで思い出したようにちょっと場所移動。 この波止はいつ来ても人がいないから好きだな~。実はこの波止にも墓場前同様に盲点があります。種を明かすと釣り場が全滅しそうなので非公開です.....ゴメンナサイ。 20cmアップのダブル!15cm以下の割合も小さく、なかなか小気味良い釣りだ。この波止だけで50~60匹くらい獲ってると思います。 結局、「盲点」って、「もうキスいないよな~」と思った後でして、かなり意識しないとスルーしてしまいます。最初の墓場前にしても、今日の状況ならば、10人中8人くらいは「今日はダメ」という結論になると思いますよ。 最後の締めは、ココ。さすが人がやってないだけあって、ココは手堅いです。ウェーディングして程ほどに楽しみました。 尺メゴチ.....ゲーット! ことキス釣りに関しては、年をくっても数への欲望がなかなか衰えません。もちろん型への欲望もありますが、それとはちょっと別次元。キス食べるの大好きですから。 こんなに釣ってどうすんの!?というお叱りはなしでお願いいたします。すべて釣り場でちゃんと捌いた状態にしてありますから、帰って捌くのが大変ということもございません。個人的には極めて健全な数だと思っております。年間釣行回数もそんなに多くございませんし、決して無益な殺生ではありません。
2013.12.02
コメント(0)
秋ですね~♪ 暦の上では今日は立冬らしいのですが、海の中はまさに秋真っ盛りといった感触でした。さすがに夏はもう引きずっていない水温になりつつあり、夏の魚たちがたっぷりと食いだめをしてたっぷりと脂肪を蓄えつつある、そんな釣れ具合と釣り味、そして食味。収穫の秋....しっかりと収穫してきました。倉橋島某所.....秋にココを攻めることはこれまでほとんどなかったのだが、虫の知らせというものなのか?ちょっと例年と釣りのパターンを変えてみた。江田島湾が安定して釣れるのはもう周知の事実なので、あえてそこを外し、後半戦になるとほとんどキスの情報が途絶えてしまいがちな倉橋方面へ。やってる人はやってるのだろうけれど、これからの時期、江田島湾の情報発信頻度が高くなるために、相対的に倉橋情報の方が埋もれてしまっているのかもしれませんね。ちゃんとキスはいました。ビッグサイズはいないものの、まとまった群れとなって落ちつつあるようです。みなさんおそらく「この時期にはココ、あの時期になったらアソコ」というように独自のパターンを持っておられると思いますが、時には「安定より変革」を求めると、少しずつ釣りのヴァリエーションも広がってくるはず。ワタクシは、キスに関しましてはもう人生で十分すぎるほど釣らせていただきましたので、これからはやはり「変革」。一度、自身のキス釣りのパターンをぶっ壊してみようかと思います。その意味で、今年の前半戦は意識的に「実績場」は避けた釣りに徹してきました。後半戦は.....江田島湾、行きたいな~....だけど止めときます。いや、1~2回くらいは行くかも。でも極力行かないようにいたします。さてさて、ワタクシはキスは基本的にはリリースをいたしませんから、小さくても持ち帰るか、小さいのを掛けない釣りをします。今日はハリをやや小さめ(チンタメバル7.5号)にして持ち帰りの基準を15cmに下げてみた。若干の誤差はあるものの、ほぼ狙い通り、14cm~22cmを80匹かそこら持ち帰ることに。持ち帰ったらザ・シゴウが待っております。夕方から仕事なので、速攻で捌く。2匹/分のスピードでウロコと頭を落とすところまで完了。ここからは結構時間と手間がかかりますが、これもなんとか3時間くらいですべて開いて骨と身に分離完了!捌く過程で例の「カルキス」1匹(上の画像)検知しましたので、今日は「カルキス」の食べ方をご紹介することにいたします。準備するもの「牛乳」....これだけ。たったのコレだけであの忌まわしい「カルキ臭」はきれいに消えてなくなります。キスの身が完全にかくれるくらいまで牛乳に浸して一晩冷蔵庫で寝かします。あとは軽く牛乳を水洗いして終わりです。天ぷらでもから揚げでも塩焼きでも、何でも無問題ですよ。ただし、牛乳成分のために焦げやすくなりますから、調理には注意してください。なるべく焦げが発生する調理(塩焼きなど)は避けた方がよろしいようです。天ぷらのように衣をつけて調理する料理に向いているかと。味も普通のキスと全然変わりません。天ぷらネタとしてとても美味しくいただけますよ。お試しあれ。サイズによって仕分けして、身と骨とカルキスをわけて、は~い、出来上がり。あとは4~5匹ずつラップにくるんで冷凍庫へ。年明けから3月くらいまで無問題でおいしくいただけます。これからのキスは、ホント、ふっくらした食味で絶品ですよ。
2013.11.07
コメント(9)
穏やかだな~。釣りに行けばよかった。イメージとしては、「今日カレイやって、この連休で瀬戸内の落ちギスへ....」と思い描いていたのだが。やはり....これは一種の病気だ。「釣りに行けない病」....釣行の前日になると決まって準備が億劫になってしまう。で、何かに理由付けをして結局飲んでしまって、翌日は朝寝...というパターン。とっても不健康です。 ということで、今日はリハビリを兼ねて、昼前に起き出して、「The 投げ練!」に行ってきました。 ちょっと前の記事にも書いたのだけど、最近のワタクシの飛距離って、ほんとショボイです。以前は仕掛けエサ付きで6色は楽勝だったのだけど、昨今は4色~5色でチビチビやっております。筋力の衰えも実感しておりますが、何より、シンカーをきれいに乗せるという感覚が完全に抜け落ちており、目いっぱい投げても全然爽快感が得られません。焦れば焦るほどミスキャストを連発し、自己嫌悪。 スリークウォーター....コイツがいけねー!これやると10投中8投が引っ掛け気味の投擲になってしまいます。よって、今日は落ち着いて、リラックスして仕掛けを浮かせたオーバーヘッド投げに徹して練習してみることに。磯からの投げが多いので、この方が実践的でもあることだし。 結果、オーバーヘッドの方がはるかにオモリを載せやすいし、リリースのタイミングもつかみやすい。リラックスできるのもやはりこっちの方だ。弾道もとってもきれいな放物線を描いて飛んでいく。シンカーにまったくブレがない。きれいな飛行姿勢だ。 「スピンパワー335DX+にシンカー25号、リール:SAサーリーダーC14+30、ライン:PE1.2号、仕掛けなし」のタックルで5.5~5.8色 「ライン:PE08号、シンカー27号」にすれば6.5色平均仕掛けをつければかなり飛距離は落ちるだろうが、とりあえず「昔の感覚」がよみがえってきました。何より「美しい弾道」はとても癒しになります。爽快感を取り戻すのももうすぐかもしれない。 今のワタクシのキス釣りスタイルにはハッキリ言って「遠投」は不要....競技はあまり好きではないけれど、仮に、瀬戸内の磯が競技会場なら、シーバスロッドだけでかなりの順位には行くかもね。でも、そんなバカな空想は横に置いといて、投げ釣りである以上、磯であろうが波止であろうが砂浜であろうが、スカッと遠投して気持ちよく釣りたいという部分はあるよね。また、どうしても遠投が必要な釣り場やシーンもあることだし、今一度「投げ」ということを見つめなおす時期に来ているのだろうな~、ボク。 今日のもう一つの目的は、このリール。ったく、このSAサーフリーダーC14+30....買った当初から不具合続きでホント閉口しております。新品であるにもかかわらず実践で負荷をかけたリーリングにその欠陥をあらわにいたします。部屋でリールのハンドルくるくるまわしているだけでは決して露呈することのない爆弾を抱えているのがこのリール、と言わざるをえません。すでに3度もクレーム修理に出しているにもかかわらず、企業側にはいっこうに「原因を究明しようという姿勢」が見られません。新品のギアーをですよ!まだ1~2回しか使用していない新品同様のギアーを3回とも別の新品に入れ替えただけ。それで原因は不明とのこと。そんな修理なら素人の自分でも出来るよ!わざわざシマノに頼まなくても。で、ついに先日、このワタクシのリールだけが欠陥品なのかを確かめるためにだけ、仕方なく、もう一台新品を購入しました。果たして、1回目の使用でもろに同じ症状が。3投しかしておりません。その3投目。投げた仕掛けを回収しているときにギアーがゴロゴロ、なぜかロッドの先がブルブル、ホントあり得ん!! 代金を返せとは申しません。不具合が出ないように修理(当然無償で)して欲しいのです。で、原因を究明してそれを公表して欲しいだけ。でないと、同じ被害者が続出するのは目に見えております、事実、色々なお方のブログをココ最近拝見させていただくと、全く同じ症状に悩んでおられる方がかなりいらっしゃいます。私の知り合いにもおられます。ワタクシが所有しています経年劣化したリールにも起こらないほどひどいゴロゴロ感が新品に出るというのはどう考えても欠陥としかいいようがない。 少々語気が荒くなりましたことをお詫び申し上げます。 少し心を落ち着かせて...とにかくワタクシはこのリールが使いたいのです。だから、不具合がでれば今後もクレーム修理はお願いしようと思いますし、何より単なる部品入れ替えという安易な解決策をとるのではなく、ちゃんとフィールドテストもされてとにかく原因を究明していただきたいだけなのです、それが物をつくって売る側の最低限の責任だと思います。 こういう問題を相談するどこか第3者機関のようなものはないのだろうか? ホント、悩ましいリールですわ(笑)。
2013.10.31
コメント(2)
久々のキス釣り。ちょっと釣りから離れると釣り行きの準備が大変。どこに何を仕舞いこんでるやら完全に忘れてる。連休の後半がとりあえず時間だけ確保できた。夜に仕事がないのはいい♪なぜって、夕まずめを釣ることができるからだ。キスの夜釣りは夕まずめが有利だ。できれば満月で無風もしくは微風、なおかつ小潮くらいの満ち上がりがいいのだが、ぜいたくはいえない。時間さえ確保できればGOだ。3~4時間かけて準備を済ませ、エサを買って現地入り。小さいのも混じるが、開始早々からほとんど2連、3連と釣れる。キスのアタリはやはりいいなあ~。通しで朝までやれば3桁はいくだろう。ほどほどのところで止めるとして、夕まずめの活性を心行くまで堪能する。潮がほとんど動かない感じだが、実はこのトロ~ンとした潮がココはいいのだ。長い時間楽しめる。干潮の潮止まりくらいにひときわ大きなアタリ。26号の投げ竿がひん曲がる。チヌかな?と思いながらやりとりして抜き上げようとした瞬間、手が止まった。カレイだ!メッチャ嬉しい!しかもちょっとデカイ。抜き上げはやめて玉網ですくうことに。玉網組んでいてよかった。35cmの今期初カレイでした。しかも夜の引き釣りにヒット。こういうことがあるから夜カレイ本格的にやってみたくなるのだが、以前この場所で夜通し粘って〇ボだったからな~.....なかなか勇気が湧いてきません。だいたい15cmくらいから20cmちょいまでを持ち帰ることに。あまり大きなのはいませんが、これだけのキスのアタリをこの手で感じることができて、HAPPY!次回は大きくなっているだろうアオリをやりたいな~!
2013.10.14
コメント(6)
今日はこんな時間帯からアオリ狙いです。ワタクシのような素人エギンガーは、こういうタイミングを利用しないとなかなかアオリイカ獲れません。辺りが白々としてくるかどうかといった、際どいタイミングで朝まずめのアオリを狙います。朝一番の活性はみなさんご存知の通り。着水とほぼ同時にエギを抱きます。今年は成長が早いといううわさ・・・ただ、毎年アオリやってるわけではないので、初秋の新子がどのくらいの大きさだったか、その感覚を完全に忘れている。甲寸にしてだいたい12~13cmくらいが今日のアベレージサイズなのだが、中には10cmもいますし、15~16cmが1/3くらいの割合で混じっている、といった釣況だ。感触として、今のアオリは磯周りの浅いポイントでエサを待ち構えているといった印象。よって、磯キスの新規開拓がここに生きてくる。ワタクシのキスポイントとほとんどかぶっています。釣れるサイズも大きなキスが数釣れる地点ではアオリも若干ですが大きいかな(といっても15~16cmですが)?陽が昇るにつれて、モーニングサービスのマジックは解けていきます。ちょっと焦るワタクシ。同じエギにスレつつあるアオリ(汗)。エギのシルエットとテープの色をチェンジ。で、ビンゴ!!アタリ復活。高価ゆえにいつも使うのをためらってしまう「ハヤシ」のエギだ。すごいすごい、エギ変えてからは入れ食いモードに突入。他のエギだと1杯獲ったら見切られるのだが、このエギは、同じ箇所に何度投げ入れても食ってくる。両脇に磯をもつ小規模な砂浜の中央で、一歩も動かず釣れ続きます。エギに食い気が立ったのか、それとも単なる時合いだったのか、判断に苦しむところだが、ハヤシのエギの一軍入りは確実(笑)。干潮の潮止まりになってからは、全く食わなくなり、午前9時半、アオリの捕獲作戦終了。短時間の割にはよく釣れました。一昔前のようには釣れませんが、大小取り混ぜて29ハイ。ほとんど移動なしで釣れました。ハヤシのエギ・・・いい仕事します。
2013.09.13
コメント(3)
本日の主役はコレ。な~んだ、ギザミか~・・・・なんて馬鹿にしないでくださいね。今日は瀬戸内のギザミがなぜ魚屋に高値で出回るほど高評価なのか、心から実感いたしました。本命で狙う価値は、ワタクシの中ではかなり上昇気味。倉橋島某所。今期新規開拓したマイポイントを復習するつもりで、ギザミのポイントを攻めてみた。あわよくば尺ギスも視野に入れて。ただし、あくまで今日はギザミ狙い。冒頭画像、25cmのメスは自己最長記録。こんなにデカイメスは見たことがない。とにかく、デカギザミの巣みたいなポイントだ。釣れるギザミはすべて23cmを超えている。コイツも25cmの今度はオス。すばらしいファイトです。最後まで底に突っ込もうとする威力は同サイズのキスのパワーをはるかに超えている。もちろんキスも釣れますが、サイズはやや控え目。時々23~24cmクラスが混じるものの、17~18cmが数多くヒットする。コイツも同サイズだ。ハリは大バリを使っているにもかかわらず、今日の小型は高活性。デカイフックを丸呑みしているものが多い。狙っているギザミの数が伸び悩む中、キスが30匹くらいに達しつつあったので、ストップフィッシング。もちろんメッチャ暑いからでもある。やってらんない。水分補給のペースがいつもの倍以上に達し、とうとう底をついた。帰り道の距離を考えるとちょっとヤバイかも。一部画像にちょっと写っておりますが、ココはゴロタ石の海岸で、歩くのが非常に大変です。歩いたことのない方は、「なんで?歩くだけだろ!?」と思われるかもしれませんが、頻繁にゴロタを歩く経験をしているワタクシにとっては、磯場以上に危険だと実感しております。よって、ヘルメット、スパイクシューズ、ライフジャケットは必ず着用いたします。以前はヘルメットなしでしたが、なんでもないところでちょっと足を踏み外す危険性が最も高いのがこのゴロタです。ちょっとバランスを崩した拍子に転倒して頭を打つことは可能性としては極めて大きいと思われます。最近は砂浜混じりでも、磯にあがることを必ず想定して、ヘルメット着用は習慣づけるようになりました。で、今日の本題は、魚の活け〆。昨シーズンまでワタクシは、魚を〆るということを非常になめてました。数を釣ることばかりに重点を置きすぎるあまり、魚の鮮度を保つということにあまりに無頓着だったように思います。釣れたらそのままクーラーボックスへ放り込むだけ。中で魚がバタバタ暴れるのを平気で放置する。たぶん、たいていの方もおそらくそうしておられたのではないかと思いますが、これが一番やってはいけないことのようです。もちろん、保冷には十分に気を配ってはいましたから、持ち帰って腹が破れるような個体はほぼいませんが、クーラーボックスの中で苦しみながら死なせていたことがいかに間違っていたかを最近ようやく痛感するようになりました。で、そういう反省に立って、今シーズンからは、どんなに入れ食いであっても、必ず「即死させて、内臓はすべてその場で処理し、完全に血抜きしたもの」でないとクーラーボックスに入れないことを鉄則にしております。だいたい、キスやギザミのような小魚で3~4分、その処理にかかり、非効率的ではありますが、天ぷらネタとして冷凍保存する場合にしても食感の差となって現れますし、持ち帰ってすぐに刺身や塩焼き、煮付けなどでいただく場合にいたっては、もうその違いは歴然としております。いろいろと調べてみたところ、どうやら、〆たあとの「血抜き」の部分がとにかく一番重要な作業でして、細菌の発生しやすい血液と内臓は完全に処理しておかないと、死後硬直→腐敗の速度がかなり増すようです。かねてから興味を持っていたいわゆる「全神経破壊」は、2日目以降に刺身で食べたいときに有効な処理のようで、大型魚に行うことが多く、キスやギザミのような小魚にはあまり意味のない〆方らしいです。通常、キスやギザミは刺身なら即日ですから、「血抜き・内臓抜き」をしっかりやれば問題なく美味しいようです。画像は、左がギザミの刺身(23~25cm5匹分)、右が23cmクラスのキスを4匹刺身にしたものですが、久々に食べたギザミの刺身にワタクシは絶句いたしました。甘くてコリコリして、旨みがしっかりとあって、こんなに美味しいギザミを食べたのは、恥ずかしながら今日が初めてです。20年以上毎年のようにギザミを持ち帰ってきたにもかかわらず、これまでの19年間はその処理の仕方がまったく間違っていたのだな~、と心底実感させられました。ちなみに、下処理が完璧になされていれば、刺身になるまでの過程で一切水洗いは必要ありません。旨みをまったく逃がすことなく食べることができます。まだまだ、勉強中ではございますが、かなりの確率で乳酸のたまっていないきれいな白身を堪能できるようになってまいりました。持ち帰ってすぐに刺身で食べられる環境にある方は、ぜひ実践してみてください。
2013.08.14
コメント(8)
いつも書き込みしていただいてるキススキさんのご友人が「尺ギス」を釣り上げられました。画像掲示板は最近投稿が少なく、素通りされる方も多いと思いますので、ちょっとだけこちらでご紹介させていただきました。 おめでとうございます!!
2013.08.05
コメント(0)
ちょっとショートロッドへの入れ込みがエスカレートしてまいりました。一番上はシマノ・サーフランダー365EX。一番下のダイワ・キャスティズム27-365Tと同じレングスですが、キャスティズムよりも細身で扱いやすく、鉛負荷が25号であるにもかかわらずショート故にシャキッとしており、30号シンカーでも普通にいけます。ダイワは今シーズンからこの365のレングスをカタログ落ちさせておりますが、意図が見えてきません。385のレングスならば405と扱い感に大差はなく、あまりショートのメリットが引き出せないと、個人的には感じております。事実、下から2番目のダイワ・キャスティズム27-385Tは、バランサーを仕込んでおりますけれど、その操作感は、どうしても持ち重りを排除できず、鈍重な印象が否めません。よって、ほとんどその出番がないまま、タンスの肥やしと化しつつあるのが実情です。シマノ・サーフランダー365EX、ダイワ・キャスティズム27-365Tともに、バランサーを装着する必要はありますが、それぞれ200g、150gのウエイトを竿尻に仕込み、シマノ・サーフランダー365EXの方は、リールシート位置を少しずらせば、理想的な片手操作が可能になりそうです。さて、いったん嵌り始めると行き着くところまで行ってしまう悪いクセが出てしまい、とうとう先日、究極に手を染めてしまいました。黄竿・・・・もうこういう高級ロッドは手にしない!と固く誓ったはずなのに、某通販で半額セールになっていたのが悪魔の囁きとなってしまいました。 シマノ・スピンパワー335DX+・・・・予想通りメッチャ硬いです。硬いってもんじゃないです。普通の27号のイメージで買うと絶対に後悔しますが、今のワタクシの釣りにはこの硬さがとってもイイ!バランス的にもつつくところは全く無く、イメージしていたものに限りなく近いです。まだ使用しておりませんが、今から即掛けに使うのが楽しみであります。即掛けをするには、テンビン部分にも一工夫をした方がより精度が増します。なるべくキスのアタリを手元に感じるまでのタイムラグを排除する方向に働いてくれる天秤がベストで、もちろん全遊動のL型テンビンはその感度には文句のつけようはないのですが、どうしても仕掛け付近のラインに「折れ曲がり」が生じてしまい、それが若干のタイムラグにつながっているケースもあるのではなかろうか?と考え、なるべくラインが一直線になるような仕掛けを考えていたところに浮上したのが、画像の「棒テンビン」。普通に市販されています。安価なところがGood!ショートとロングがありますけど、ワタクシは迷わずショートを選択。これに可能なかぎり重いシンカー(ワタクシの場合27~33号)を装着して、キスの引っ張りに対してドスン!という具合にオートマティックなアワセが入るようにしております。半遊動ですが、遊動させません。実測はしていないので、あくまでも感覚的な印象でしかありませんが、L型よりもちょっとの差でアワセが早く入っているように思います。とにかくアワセは早ければ早いほどいいですし、早ければ早いほど、のどの奥の理想的な位置にフッキングいたします。で、その速さですが・・・・竿をあおってアワセを入れるやり方では、あまりに遅すぎます。まったく無意味とはいいませんけど、その操作のほとんどがキスのアタリに対して数秒単位で遅れたアワセになってしまい、「追いアワセ」にしかなっていないと思われます。いち早くキスにフッキングさせたいならば、アタリは竿先ではなくロッドを握る手元(画像の〇をつけたあたり)で取り、ロッドはラインに折れ曲がりが生じないように竿先を常に海中めがけて突き刺すような方向で保持します。ロッド→道糸→仕掛けが常に一直線になるイメージでやると掛かりに歴然とした差が生じます。そのためのショートロッドであり、バランサーであり、棒テンビンであるわけです。(追記)アタリの出方ですが、通常皆さんが感じるキスのアタリのようなブルブルではなく、竿を引きずりこむようにグルグルッと手元に来る感じでシグナルが伝わります。アワセですが、シグナルが伝わったときにはオートマチックに掛かっているように、ラインに常に大きな負荷をかけてピンピンに張りつめておきます。キスのアタリを感じてからアワセを入れようとすると、ことごくアワセ遅れてしまいます。どんなに電光石火であわせたつもりでも、かなり遅れているはずです。だから、ラインテンションを目一杯とることによって「常にあわせている」状況を作っておけばいいわけです。そのためにワタクシは常識の範囲内で可能なかぎり重いシンカーを使い、ラインも糸ふけをとり易い細い号数のもの(06~08号くらい)を使います。究極的にはラインを金属にしたいな~と思ってるくらいですから(笑)。そのくらいラインを張るということには気を配っております。で、あくまでアワセという操作は、フッキングを確実にするための「追い合わせ」であるということを認識しておけば、気分的にも落ち着くと思います。ちなみにワタクシの場合、グルグルッとシグナルを感じた瞬間にリールを高速で1~2回転させて追い合わせをしております。で、最後に、一番問題なのはやはりフック。どの大きさのキスを確実に掛けたいかによって選択するハリや号数は違ってくると思うのですが、ワタクシが絶大な信頼を置いているハリがこの2つ。号数は25cmクラスに照準をあてた大バリです。よって、17~18cmクラスより下のサイズにはかなりはじかれますが、一日5~6回当たるかどうかといった希少価値のある25cm超えのビッグサイズに的を絞るならば、ワタクシは絶対にこれです。まず外しはございません。17~18cmクラスも撮りたいときには、ひとつ号数を落とせば対応できます。以前、このブログを始めたばかりのころ、LUCKYさんのハンドルネームでよく書き込みをしてくださる方がいらっしゃいました。その当時、オールナイロンでキスを釣っていたワタクシに対してその方はPEラインに全遊動仕掛けの即掛けキス釣りを力説されておられたのがとても印象的でした。あれからもう10年くらい経ったでしょうか、当時はその即掛け理論に全くといっていいほど興味を示さなかった自分が恥ずかしいです。ワタクシがようやく気づいたその楽しさに、LUCKYさんはすでに10年以上昔から気づいておられ、また実践模索していたというところが素晴らしい。ようやく即掛けの意味と楽しさに気づかされた今、キス釣りの深みにまた一段階落ちて行きそうです。当時のLUCKYさんの書き込みが保存されてましたので、ちょっと引用しておきます。「この場合PEで硬い竿だと反発が強すぎて食い込みが悪いって意味ですよね?!この辺が今の私のテーマになってるんですよね~!例えば、普通に引き釣りしてるところに、20cm以上のキスの当たりが来たとします。私の想像では、餌に気付いたキス君は後ろからそ~と近づき、パクッと餌を吸い込みサッと反転したら餌に違和感(抵抗感)を感じて、より一層、体を揺すって、その場から離れようとします。その時、「こんな餌はもういらん吐き出してしまおう!ペッペッペ!」あるいは「ペッペ!ありゃ!何か引っ掛かった?!何じゃこりゃあ~ぁぁ!!!」………てなことが起きてるんでは無いかとイメージしてます。このイメージだと違和感を感じる部分を出来るだけ感じさせない様にすると、十分吸い込ませて獲れますよね。その為にはナイロンや柔らかい竿、吸い込み安い小さ目の針などが、有効なんだと思います。もう一つのタイミングは、キス君が反転して違和感を感じて餌を吐き出す前に、出来るだけ早くあわせてアゴに針を掛けて獲る。その為にPEで大き目の針で餌を短くして釣る釣り方。今は、この2つのうち後半のイメージでキスを釣ろうとしています。(早掛け)やっぱり私が思うには、キス君がグッグッグと強く引くときは、既に危険を感じて逃げようとしてると思います。餌と針を吐き出そうとしてると思います。sankonさん、みなさん、どう思われます?」(5月20日0時32分)キスがエサを吸い込んだあたりを取るのはほとんど不可能に近いです。よって、「キスが反転し始めたそのファーストアクションを掛ける」ことが即掛けの意味であります。その辺を理解して臨めば、キスの動きを今度は予測して釣るということも場合によっては可能になるわけで、その辺も含めて即掛けの釣りはまだまだ奥が深いといえます。
2013.08.04
コメント(11)
毎年のことですが、ワタクシの前半戦は基本的にはキスの数釣りです・・・・といっても100匹、200匹の世界からはほど遠く、いつも束釣りされておられる方からすれば、な~んだそんなもん?と馬鹿にされそうですが。で、その数釣りが終了する梅雨明けくらいから、本気で?尺を獲りにいきます。倉橋島鹿老渡・・・・よく大型が出てますよね!27とか28とか。いつもは鹿島へ行っていますから、ココは素通りすることが多く、本格的にキスをやったことがない。航空写真で見ると、オイシソウな地点が何箇所かあります。今日は新規開拓も兼ねて、尺狙い、行ってきました。尺狙いって、言うまでもないことですが、その低い捕獲率から、やはり「忍耐の釣り」なんです。だからといって「置き竿」は、ワタクシの好むところではないので、あくまで「引き釣り」にこだわりたい。引いて獲ってなんぼです。激震をこの手で感じて獲ってなんぼです。しかも即掛けじゃないといやだ。そのために考えに考え抜いたタックルおよび仕掛け。大物(26cm以上)の捕獲率はほぼ100パーセント。アタッタら絶対に獲ります。今日はショートロッドに棒テンビンという仕掛け。棒テンビン・・・・キス釣りではあまりお目にかかりませんが、アタリがビンビンで捕獲率も極めて高く、かなり使い勝手いいですよ。あと、意外ですが、飛距離も若干伸びます。みなさん実感されておられるとおり、時期的にはもうピンギスの時期。例にもれず、早朝から活発に15cmクラスがアタックしてきます。そのほとんどをなるべくハリに掛けないように引き、掛かったとしてもそのまま引き続け大型がヒットするのを待ちます。こういう意味でもやはり「忍耐の釣り」なんです。これは極私見ではありますが、大型キスは良型青ベラとほぼ同居する傾向にあります。20cm以上の青ベラがうるさく掛かるようなポイントでは、ギザミ何匹かに1匹の割合で、26cmを超えるような大型キスが来ます。その激震は青ベラの強烈なアタリとそっくりで、慣れないと区別がつきにくいですが、強いて言えば、キスの方が最後の突っ込みが甘いです。「ココはギザミの巣だ」なんて即断していないでしょうか?「待てば海路の日和」はあります。辛抱してみましょう。上の画像は、とあるゴロタ浜の左磯で獲った26.5cm。磯際は裏切りません。イソベラかキスか、のスリルもありゲーム性は高い。縮むといけないので即検寸。青ギザの猛攻撃に耐えての1匹です。なんとなくですが、「狙って獲った」感が強い1匹。もちろん自己満足の域を出ませんが、読みが当たって嬉しさは格別だ。そのまま釣り続けたいのをこらえて、魚へのプレッシャーを取り除くために、ポイント移動。他所を数箇所叩いてみたが、ピンギスに小型の赤ベラがしつこくエサを獲っているようで、小さいアタリが数回続くとエサはきれいになくなっている。先ほどのポイントが一層恋しくなる。行く手には難所が多くなかなか先へ進めませんので、途中から引き返し、先ほどのポイントへ再び入ることに。やはり、ココしかないようだ。非常に狭いエリアなので、十分にポイントを休ませながら20cm以上のサイズを20匹近く確保(したつもり)。画像は26cm。目ぼしいところは、25~26.5cmが4本。腹はぺちゃんこでしたが、しっかり抱卵しておりました。第二期産卵?の特徴でもあります。青ギザミをかなり釣りました。市販価格でいいますと5~6000円分ほどは釣ってます。ハリを飲んでいたものはキープしました。最長23cm。画像のキスは20cm以上のもの。目測を誤って持ち帰ったものを含めると、結局30匹くらいいましたから、ピンギスとベラの攻撃を縫って獲った数としては、これももちろん自己満足ですが、優秀といっていいのでは?ベラはいつも釣り場で処理しております。ベラはキスより〆るのがはるかに簡単だ。急所を突くと、一発で即死します。腹をハサミで切り裂き、内臓をすべて取り出します。エラは取り難いので、小型ペンチで引き抜きます。最終的にはきれいに海水で血抜きしたものをクーラーボックスに入れます。帰宅後はそのまま冷凍庫へ。簡単で食味に大きな差が出ます。キスは処理しやすく、エラを引き抜けば腸までズルズル一緒に取り出せます。血抜きをしたら処理完了。持ち帰って2日目でも刺身でいけます。ただ、キスはなぜかなかなか死なない。急所を外れているのだろうか?ピリピリッと痙攣はするのだが、まだ生きていることが多い。頚椎を切断したり、首折したり、は個人的には好みではないので、なるべく必殺仕置き人のようにやりたいのだが、どなたか詳しい方はいらっしゃいませんか?
2013.07.28
コメント(2)
今のワタクシのキス釣りに欠かせないのがショートロッド。ほとんどの釣り場では3色以上投げる必要がないので、3mくらいのルアーロッドに4000番台のリールをセットして事足りているのだが、まれに5色飛距離が欲しいときがある。そんなときは、やはり投げ竿が楽なのですが、4mクラスの投げ竿ではどうしてもその重量から、ルアーロッドのような片手操作には無理があるのです。以前所有していたキススペシャルEX+という超軽量かつ高性能のロッドであろうとも、片手操作はダメでした。で、紆余曲折を経てたどり着いたロッドがキャスティズム27-365Tというロッド。365というレングスは操作性をシャープにしてくれて、超速攻でキスにアワセを入れたいワタクシの釣り方にとてもマッチしているし、そこそこの遠投性能もある。しかし、それでも長時間ロッドを片手操作するとなるとキツイ側面があり、リールシートの位置をずらすか、竿尻ウエイトを入れてバランスをよくするかのどちらかを検討中だったのですが、もうほとんど出番がなくなってしまったスピンパワーSFという古いロッドのバランサーが流用できましたので、それに画像のような工夫をちょっと加えて、150gのウエイトに調整。振り出しなので、バランサーは釣るときにのみ竿尻に装着いたします。結果、操作性は抜群に改善され、早アワセ、空アワセがビシバシ決まります。ココゾと言うときに素早く対応できて、磯のキス釣りには手放せないロッドとなりました。こうなると、予備としてもう1本欲しくなるのですが、残念ながら、この号数のこのレングスは今シーズンからカタログ落ちしてしまい、手に入らなくなってしまいました。そこで色々と物色していると、皮肉にもシマノに同じ色のショートロッドが、しかもかなりリーズナブルな実売価格で出ております。サーフランダー365EX。いつもお世話になっている釣具屋さんに実物があったので、何度も継いでみて感触をたしかめてみた。バランサーを仕込み、リールシートの位置をキャスティズムに習ってずらせばOKだ。ちょっと悩んだが、ゲットいたしました。竿尻ウエイトは別注文でかなり高価。よって、自作することに。画像のようなものを300円くらいで仕入れ、ちょっと大きさを合うようにヤスリで整形した後、竿尻に埋め込み、接着剤で固定。クッションとして輪ゴムを先端付近に巻いて出来上がり。見た目は悪いですが、取り寄せるとコストがこの10倍以上かかるので、これでOKだ。重量が200gあるので、リールシートは5cmくらいずらせばバランスもいい感じだ。で、驚いたのは、EXという号数にもかかわらず、ショートレングスが故に、非常にシャキッとしており、30号のオモリでフルスイングしてみたが、普通にいける。飛距離も5色ちょっと出て、満足。磯から投げて5色も出れば十分だ。おつりがくる。このシリーズ、実は335FXというレングスもあり、とても気になるところなのですが、残念ながらお金がありません。当面は、バランスがよくなったこれら2本の365ロッドで頑張ります。405ロッドの出番がなくなってしまいます。どうしよう?
2013.07.21
コメント(2)
物事というものは自身が乗っているときに集中してやり込むと面白いし、また成果もあがる。今シーズンの気分は新規開拓モードだ。その釣行のほとんどを新規開拓に費やしてきた。成果も上々だ。今日は今シーズン前半戦最後の新規開拓。この単調な海岸線を歩いてきました。行きは細かく10mごとにアタリをつけておくだけ。よく釣れる地点でも2~3匹獲ったら我慢して50m移動し、さらに扇状に投げて検索していきます。これでだいたい10mごとのポイントは把握できますから、帰りに勝負をかけます。感触がよかった地点を集中して攻めて、そのポイントの全貌を把握いたします。どこも沖は同じような砂地なのですが、どこにでもキスが付いているわけではなく、また、キスのサイズもポイントによって全然違います。ナマリで感じた底の様子は同じなのだけど、微妙にギザミが多いとか、ズルゴチの巣だったりとか、アタリ・ハズレがハッキリしていてオモシロイ。検索の醍醐味の一つがここにある。つまり、宝探しだ。数ある雑多な普通のポイントの中から当たりくじを引き当てたときの感動は、ほかに変えるものがあまり見当たらない。それと、歩くときの気持ちよさ!最高です。季節が季節なので、ここ1ヶ月は上下スイミングスーツを着用して、水浴びを楽しみながらの釣りです。最近の水着って、よく出来ていて、速乾性能が素晴らしく、着心地も良いし、デザインも洗練されています。替えも入れて、3セット購入いたしました。早朝の「行き」において、いいポイントを発見。25cmクラスが普通に複数匹獲れます。帰りにはココで少し粘りましたが、素晴らしいの一言です。ココはまだ産卵が終わってない模様で、釣れたキスはすべてビッグママでございました。他所はほとんどが産卵も終了し、オスやピンばかりになっているのに、場所によって全然違うんだな~。こういう発見も、色々歩いたからこそだ。既存の釣り場に固執するなんて、こんなに無限の釣り場が広がっているのに、もったいない話だ。目的は検索でしたので、お昼を完全にまわってしまいました。16リッターのクーラーボックスにセットしておいたタッパーも満タンになりましたので、検索打ち止め。40匹は居たと思います。目ぼしいところでいいますと、24.5~25.5cmが数本。どれも2枚目の画像の地点で確保したものです。26超えは残念ながらなし。画像にはございませんが、ココ、ギザミがデカイです。23cm平均が25cmクラスのキスとダブルで釣れたりいたしますので、釣り味は激震ものでふございます。ギザミは今が旬なのか?先日何匹か持ち帰って食べたところ、味が微妙に美味い。微妙な差ですが、いつも持ち帰って後悔する味ではない。今日はデカイのを5本ほど、釣り場できれいに捌いて持ち帰りました。そのまま冷凍庫で1週間冷凍して、ムニエルにする予定。これにて、ワタクシの前半戦キスは終了いたします。よ~く遊びました。来週からは仕事漬けの日々が始まります。しばらくは更新もストップです。みなさん、お体にお気をつけて夏を乗り越えてください。ではっ!
2013.07.18
コメント(5)
みなさま、暑中お見舞い申し上げます。ワタクシは相変わらず地磯探検をエンジョイしております。倉橋島南海岸・・・・私たちはココのポテンシャルの一体どれほどを知っているというのだろうか?数百メートルごとにキスのポイントは熟知しているつもりですが、それでもまだまだ見逃している地点が多くあることを、今シーズンの新規開拓で知った。このあいまいな精度を数十メートルレベルまで高めたい。早朝は良型~大型が連発。25cmクラスも複数匹混じります。昨日鹿島で上げた25.5と、26cm。嬉しい外道はカワハギ27cm。鹿島で獲ったグチとキスの一部です。この日はあり得ないくらい入れ食いでしたが、持ち帰りは刺身用オンリーで控えめ。意外な場所がポイントになったりする鹿島ですが、竿だししておられる方々の釣り座を見てみると、一応情報通り。きちんと基本はおさえておられるようですが、実は少しずつズレテいるのです。ちょっとポイントをずらせば大正解なのですが・・・鹿島のキスのポテンシャルは、車横付け地点の中では特筆に価するものがあります。海水浴シーズンになり、濡れてもOKという条件を付ければ、それはそれはパラダイスの域を超越しております。先週持ち帰ったキスをタタキにしました。1匹からたくさん取れない部位って、やはり極上の美味しさがありますよね。画像は中~大型から取ったハラミです。ちょっとコツが要りますが、きれいに削ぎ取り「私専用に」保管。釣った人の特権ですなっ!極上の歯ごたえと脂の乗りはハラミならでは。もちろんハラミ以外の通常の身の部分もさっぱりして美味しいです。こちらはたくさん取れますので、お裾分けもできます。みなさんとても喜んでくださいました。薬味です。ネギ、生姜、大葉など、一般的なもので十分ですが、個人的には生姜は絶対に外せません。ネギはこの状態からさらに叩いて細かくすると風味もよく食べやすいです。これらをザックリと和えて出来上がり。適量ずつ小皿に取り、しょう油を適量ぶっかけていただきます。焼酎との相性は抜群。クセがないのでいくらでも食べられます。これは海越峠下で獲ったもの。ここも入れ食いでした。20cm以上に絞って持ち帰ることに。入釣がやや難儀いたしますが、道路からすぐ見える地点です。これも「情報通り」をちょっとずらした結果です。これは昨日の釣り座。この磯の沖2色の魚影は抜群。航空写真で見るとアクセスは簡単そうなのですが、ゴロタ石の海岸線を数百メートル歩かなければなりませんから、おそらくキス狙いでここに入ってきた人はいないのでは?来年はココをピーク時に攻めてみたいな~。ココを発見したのは昼近くの時間帯でしたが、それからは一歩も動かず釣れ続けました。ただし、ピンポイント。そこにどれだけキスがたまっているのだろう?と思うくらい持続力が半端ではありませんでした。短時間で30匹ほど確保し、釣り場を後に。キス釣り最高!!
2013.07.15
コメント(3)
今シーズンの新規開拓はハイペースだ。すでに4つの新しいパラダイスが仲間入りしています。いかがです?この地形。どこを攻めればキスが居そうかわかりやすいでしょ!?ただし、実際にやってみると砂地っぽく写っていた地点が実はイソベラの巣だったり・・・みたいなことはよくあります。だから自分の足で歩いてみることが大切。机上の空論であってはいけません。今日はこの地点から出発して、「堀切橋→鹿老渡」線を歩いてみた。基本的に釣り場を歩くことは大好きなので、全然苦になりません。決して無理はせず、先に行けそうになかったら潔く引き返す心構えさえあれば、危ない「探検」ではございません。今日は早朝と干潮が重なる潮ですから、比較的楽に移動できました。潮が上がってくるのを計算に入れながら、水没する地点を頭に入れておきます。やばい地点は必ず潮位があがる前に戻るようにしないと、泳ぐはめになります・・・季節が季節だけに、泳いでも問題ないのですが(かな~り気持ちいいっすよ)。開始早々は藻に苦戦しましたが、狙っていた磯の前はどうやら遠近どこにもキスが付いていて、連で釣れることが多かったです。ただし、釣れたのはこの地点のみで、他は見掛け倒しでございました。本日イチの25.5cmも、この地点でゲット。26オーバーは出ず。潮が上がってきたので9時半にストップフィッシング。まずまずの釣果でした。車横付け徒歩10分以内です。
2013.06.27
コメント(2)
倉橋島周りの地磯はほとんど全域「超」がつくほどの一級キス場です。今シーズンに入って3度ほどまったくの新規開拓をしていますけど、どれもほぼ当たりでした。かなりの高確率! ちなみに冒頭画像は知り合いが、私もよく行く倉橋島某所で上げた27cmですが、別の日には同じ地点で同サイズ2匹+29.5cmという泣き尺サイズまで上げておられます。 いかがです?こういうのをコンスタントに獲ることができるのも、やはりこれまでのご本人の新規開拓の努力があったからこそなのです。 一口に新規開拓といっても、いつやるの?それは、やはり「今」しかないのでは? たいていの人は、キスの盛期であるこの時期を新規開拓にあてることはしません。やはり、この時期は確実に釣れるマイポイントなり有名ポイントなりを釣り場として選択しがちなのですが、これって、結局、「毎年同じ時期同じことを繰り返している」ということでして、ちょっと言葉はキツイかもしれませんが、自分の釣り場のバリエーションはいつまで経っても広がらないということに。 盛期こそが新規開拓のチャンスなのです! 最近はワタクシもこれまで開拓した同じ釣り場にはなるべく行かないようにして、特にこのハイシーズンには、マイポイントに行きたい気持ちをグッとこらえて、全くの新しい場所を求めるようにしております。だって、倉橋島はキスのパラダイスですから。しかも、マイポイントの数を考えると、まだまだ開拓の余地は無限です。ほぼ毎日、倉橋島の細部を航空写真で研究しておりますが、すばらしいキス場であるに違いないと確信できる地点が多すぎです。 今日はその中の一つに行ってきました。以前、エギングで入ったことのある地点。そのときから「いつかはココでキスパラダイス!」と念じておりました。 パラダイスって、道なき道を危険を顧みず突き進むというイメージを抱いておられる方も多いと思いますが、ワタクシが行くキス磯は、8割がほぼ車横付けか、もしくは車から徒歩10分です。至って楽チンな釣り場が多いです。 投点は2~3色といったところか?ルアーロッドでの釣りです。かなり落ちているので3色でラインがほぼ足元に突き刺さる感じで入っていきます。で、その落ち込みが駆け上がったところに・・・・居ます居ます。今日のキスはアベレージサイズが大きめ。20cmクラスなら2連3連で釣れます。 デカイのも来ますよ。27cmには満たないものの、24~26.5が10本近く。距離が近いので激震だ。しびれる~。 50匹になった時点で本日は終了。この時点でまだ10時半。4時間の間、ほぼ入れ食いでございました。 次回は今日のポイントの対岸を攻めてみます。
2013.06.17
コメント(2)
いきなりの25~26cm5連発に・・・「今日は大当たりだ!」と大興奮でございました。ちょっと久しぶりに夢のような展開なるか???さてさて、今日は新規開拓。漁港の脇って、通常は地磯になってることが多いですね。波止から釣ってて「あ~、この地磯よさげだな~・・・」なんて思いをめぐらせたことございませんか?思ってるだけではダメです。もちろん完璧な安全対策をした上での話しですが、大きな発見をするかもしれない可能性を秘めております。超有名漁港の脇にたたずむ小規模な地磯。網入れ・タコ壷と二重の仕掛けが張り巡らされており、ちょっと神経使いますが、網とタコ壷はポイントの目印。何も入ってないところはあまり釣れません。とりあえず今日は「下見編」というスタンスで、潮位が低い2~3時間だけをやるつもりでいたのですが、結果、冒頭のようなことになりまして、それからはもうほとんど動かず扇状攻撃が始まった。25を超えるサイズは5本止まりでしたが、20cm前後が揃うというオイシイ展開に。投点は、地磯の例に漏れず、2色以内。足元でガツーンとくるビッグサイズの魚信はしびれます。ロッドが海中に突き刺さります。持ち帰りは控えめに・・・と言い聞かせてはいたのだけど、ついつい熱中してしまい、昼までフル回転してしまった。ガンガン釣れているときに途中でストップする節度が今のワタクシには必要なようです。まだまだ未熟者ですが、暖かく見守ってやってください。車横付けではありますが、車を降りてちょっとだけ歩く勇気があれば、新しい発見に恵まれるチャンスもあり。
2013.06.06
コメント(7)
もう何年ぶりだろう・・・・ここに来るのは。倉橋南海岸へ久しぶりに行ってまいりました。もちろん狙うは尺ギス!出ないかな~、尺♪ 巷のうわさでは尺オーバーも出ているのが倉橋島の南海岸だ。これほど年中キスだけを追いかけているワタクシには出なくて、何で初心者のチョイ投げに出るの!?別にひがんでませんよ。でも、ちょっと、・・・・そう、ほんのチョットだけですが、理不尽を感じます(笑)。まあ、それだけ「瀬戸内の尺ギス」ッつーのは「幻に近い存在」ということで納得はしておりますけど。でも、常に狙ってはいます。いつ尺ギスが来ても逃さないタックル(その中でもハリの選択とロッドの持ちかたには、そりゃも~コレでもかというくらいに研究をし尽くし、常に臨戦態勢にあります)で臨みます。おかげで25~26くらいのサイズなら、不意に襲ってきてもミスは絶対にございません。ハリに触れたら必ず獲ります。結果、とりあえず尺が出ました・・・・メゴチですけどね。尻尾の先まで測るの?メゴチって。そしたら余裕で尺は超えてるんだけど。尻尾切れば24cmなので、尺といってもなんだか釈然としない魚だ。まっ、自己記録ですから、話のネタとして画像載せました。キスは今シーズン何匹目だったか?26cmジャストです。むしろコチラの方が個人的には嬉しかったりいたします。倉橋南海岸・・・やはりいいキスがよく出ますね!しかも車横付けでこんなにキスがスレテいない場所は、他をどう探してもなかなかございませんよ。おススメではありませんが、おそらく大雨の中でもバンバン食ってくるはずです。昼までで普通にのんびり釣って数は結構獲れました。しかもルアーロッドでのチョイ投げです。延べ竿でもいけるかも。語弊があるかもしれませんが、たぶん本格的な投げ竿ではここまで獲れないと思いますよ。それだけキスの付き場は「灯台元暗し」だということが言いたいだけなので、本格的投げ竿派の方、気を悪くされないようにお願いいたします。そうそう、リール(SA サーフリーダーC14+ 30)は、今日も無問題で使えました。とてもいい感じですので、そろそろ替えスプールやカスタムハンドルなどに手を出して行きたいと考えております。
2013.05.30
コメント(0)
今日はスーパーエアロ・サーフリーダーC14+30ストロークの耐久テスト。できれば100匹釣り上げたいのだが。開始早々はダブルの連発で順調だ。いくら100匹といっても、あまりに小さいのはいやなので、18cm以上に的を絞っての数釣り。ハリは15cm以下をはじくように、今ワタクシが準備している中で一番大バリを使いました。チンタメバル8号3本バリです。キープ力抜群のハリです。ガツンときたらほぼハリ掛かりしており、そのまま引き続けてもバレが少ない。そして何より、不意に大型がアタックしてきてもほぼオートマチックにフッキングする。これで普通に数釣りはできますから、キスバリの4号とか5号、6号みたいな極小バリを見ると、なぜにここまで小さくする?という強い疑問が湧いてまいります。キス専用バリなら、10号か11号くらいでキス釣りは十分成立いたします。25cmがきました。さすがこれはそのまま引き続けてというわけにはいかないので、即回収。やはりこのクラスの引きは最高ですね。今日は25cmが2本でました。26cmオーバーは出ず。たまにですが、3連も数回あったりして、10時を待たずして50匹くらい上がった模様。疲れて置き竿にしていると、竿尻が大きく浮き上がる大当たりが。「これは尺かもしれないぞ~」・・・・期待を込めてリールを巻き始めるとズッシリと重い。「コレはもらったな!」・・・重量感ある引きを味わいながら海面に浮上させた魚は、30cmのカレイ♪ これはこれでメッチャ嬉しいです。この時期~梅雨にかけてキスの引き釣りによく良型カレイがヒットいたします。この時期のカレイは肉厚でとっても美味。今日の晩御飯はカレイの煮付けで決まり!お昼をまわったころには、16リットルのクーラーボックスにセットしたタッパーはほぼ満タン。100匹はいってないだろうけど、もういい。リールも悲鳴を上げることなく過酷な使用に耐えたようだ。とりあえず、一件落着。
2013.05.23
コメント(6)
キス釣りをしていて一番多く釣れる外道キュウセン。釣り場でよく話しかけてくるおじいさん、おばあさんの間では、キスよりも「青ギザ(青べら)」が評価が上だし、実際に市場価格もかなりの高値(近県だけでの現象のようですが)。釣れはじめるといくらでも釣れて、喜んで持ち帰ると調理に困ってしまう。不味くはないのですが、あまり持ち帰ると必ず後悔する魚だ。これまでこのキュウセンの調理方法といえば、煮付けか塩焼きくらいだったのですが、身が柔らかくて煮ても焼いても、あるいは揚げても食感がイマイチ・・・何度も言うようですが、不味くはありません。これまで何度も試行錯誤をかさねてきた結果たどり着いた結論は、(1) 生きたまま持ち帰り刺身(←これはもう抜群の食感と味・・・絶品です。ただし、生かすのに装備が余計に必要で、実用的ではない。)(2) 捌いたものをいったん冷凍した後調理する。以上の二つに落ち着きました。画像は、1週間冷凍しておいたものを解凍して、身に切れ目を入れ、塩コショウを切れ目からすり込むようにして味付けし、さらにガーリックパウダーもすり込んで30分ほど味を馴染ませたあと、オリーブオイルで表面がカリカリになるまでソテーしているところです。オイルをやや多めにしき、やや揚げ気味に調理するのがコツ。食感がメバルのようになり、風味もよく、とても美味しいです。今までリリースしていたもののうち、型が大きいものは次回から持ち帰るようにして、さらに美味しい食べ方を追及していきたいと思います。 次に、臭うキス「カルキス」ですが、同じ調理法で臭いが消えるかな~と思って挑戦してみましたが、ダメでした。食えません。もったいないですが、捨てました。 なるべくこの手のキスは、釣り場でにおいを嗅ぎ分けて、リリースするようにしておりますが、ワタクシ鼻が悪いので、どうしても何匹か混じってしまいます。 どなたか、いい調理方法ご存じないですかね~。次回は、牛乳につけて匂いを取り除く方法を試してみたいと思っております。
2013.05.21
コメント(4)
今日の記事はちょっと盛りだくさんです。先ずはリールから。問題のSAサーフリーダー・・・修理が完了したようです。結果を申しますと「原因不明」だそうで、とりあえずギアを総入れ替えしていただきました。初期不良ですから、当然無料。ということで、何か釈然といたしませんが、今日使ってきました。砂浜で20匹ほど釣りましたが、問題なしです。藻のきつい地点で5~6匹釣りましたが、ちょっとヤバイかな~という感触が一度ありました。ただ、それ1回きりで、その後は回転不良らしきものはなくなったかのように見受けられます。ただ、ヤバイかなと思った1回は、まさに例のゴロゴロ・ギクシャクを思い出させる1歩手前のような、いや~な感触でした。ローターがストップするようなことは起こりませんでしたから、とりあえず普通に使えそうですが、藻場はちょっときついかな~。ワタクシなら藻場ではキススペ使います。次回は100匹コースに耐えられるかの実験を行い、合格すれば無事「完治」といたしましょう。予定は来週木曜日です。同じ悩みを抱えておられる方、今しばらくお待ちください。今日の釣りですが、半分はリールテストですから、釣果は二の次でしたが、午前中は結構頻繁にアタリがあり、やや忙しい釣りになりました。良型のダブルです。本日イチの25cm。今日は26cmクラスは出ずじまい。今日は珍しいことに、砂浜全域良かったです。どこに投げてもアタリがあるといった状況で、結局行きたかった本命の磯には潮位の関係もあって行けませんでした。あまり持ち帰ると、すでに冷凍庫はパンク気味ですので、ほどほどのところで終了といたしました。さてさて、話題をちょっと変えて、今日はワタクシが実践しているキスの持ち帰り方について触れておきます。最近、魚を無造作にクーラーボックスへ放り込むという行為に少し反省をし、いかに鮮度を保った状態で持ち帰るかを本腰を入れて考えるようになってまいりました。先ずは、「〆る」・・・・これは釣り人であれば必ずやっていることですが、その〆方にも色々あって、アチコチ検索をかけてみると、いわゆる「神経〆」が最も状態よく魚を持ち帰ることができるみたいで、いずれはこれに挑戦してみようとは思っておりますが、それまでの過渡期といたしまして、一般的な「延髄損傷〆」で対処しております。ハサミでチョキッとやるか針で急所を突くかのいずれかですが、ワタクシは後者の方を今特訓中です。画像の「画びょう」を仕掛け入れに刺してサイドボックスに入れておきます。キスは体が透き通っているので、比較的簡単に急所がわかります。そこを必殺仕掛人のごとく一突きで即死させるのが今の課題です。キスは氷じめと称してそのままクーラーボックスへ入れるのが主流になっておりますが、キスがほぼ即死するくらいにキンキンに冷えた海水氷の中に突っ込むのでなければ正しい氷じめとは言えません。以前何度か正式な氷〆をやったのですが、大型のクーラーボックスに海水氷を入れて持ち歩くという行為が腰を悪くしてしまいそうなので、2~3回でやめましたが、キスの鮮度は抜群、とても美味しかったです。キスを無造作にクーラーボックスに放り込み、数分間苦しい断末魔が続けば、もがき苦しむキスにかなりのストレスがかかってしまいます。以前、漁師が〆たメバルをいただいたことがありますが、ワタクシの釣ってきたものとは食感がまるで違って、身がとても締まっていてメチャクチャ美味だったのを思い出します。このめばるには目の後ろあたりに鋭利なもので〆た跡がありました。おそらく急所を一突きにしたものであろうと思われます。さすがプロの仕事。こういうレベルに近づくのが今の目標です。内臓の処理も重要です。ワタクシは必ず釣れた都度、針で仕留めた後、内臓をすべてエラから引き抜き海に捨てます。特に腸には細心の注意を払います。腸が残っていると、その中の消化液かなにかの作用だと思うのですが、腹を溶かして破れ易くしてしまいます。帰宅してキスを捌こうとしたとき、お腹が破れて中身が出かけている個体を見ない人はまずいないと思います。あるいはお腹のウロコをとっているときにお腹が破れてしまうようなことなった経験おありでしょ?どんなに気をつけていても、特にこれからの季節、キスのお腹はとても破れやすくなりますので、内臓の処理はできるだけ早めに、出きれば海で、済ませておきたいものです。先日持ち帰った魚です。内臓をちゃんと抜き取って持ち帰ったおかげで、お腹の破れた個体はいませんでした。パーフェクトです。すべてキレイに背開きができました。キス釣りのすべてをもっともっと上手くなり、技術だけではなく、できれば精神的にももっと成長し、周囲の自然や人のことなど、あらゆることに気を配る余裕を持てるようになりたい。最後に、ここ数年前から好んで使用しているラインシステムについてちょっと触れておきます。画像でだいたいのことはおわかりだと思いますが、全遊動式テンビンを半遊動として使うためのものであると同時に、ワンタッチで固定式テンビンに変更できる機能を持たせました。状況に応じて、固定・遊動の使い分けができますので便利です。そして、何より、この仕掛け、感度がヤバイです。高級竿買って感度を追求するのではなく、テンビンを突き詰めていけばすばらしい感度を格安で得ることができます。ロッドメーカーは竿を売らなければなりませんから、こういうことには一切触れませんが、本来感度はロッドによって大きく左右されるものではないはずです。全遊動にまさる感度はいまのところどのロッドをもってしても見当たりません。
2013.05.18
コメント(7)
全233件 (233件中 51-100件目)