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早番。昼食。ダイヤ菊、牛すじカレーとチキンカツ定食。帰宅。日記更新。マキタスポーツのブログ「織田裕二と偽織田裕二の八百長」。この禁止令自体、ここで初めて知ったのだが、何故、自分がものまねされているのかまったくわかってないのだな。なにしろ、去年、「椿三十郎」のプロモーションで「ビバリー昼ズ」に出演した際、「椿三十郎」を自分がリメイクするまで知らなかったと当たり前のように語っていたひとだ。これだけとっても、織田裕二がいかにとぼけた感覚のひとであるかがわかる。しかし、マキタスポーツのように、ものまねする側がはっきりと悪意を自覚しているケースはじつは少ないのではないか。ものまねされる側が固有する特徴は、そのひとの長所でもあり、短所でもある。そこを発見して誇張するという作業には、好意も悪意もないのだ。もっと無邪気な衝動であることが、おそらく多いのではないか。だからこそ逆に、自覚的な悪意よりも得体のしれない威力があるのだが、織田裕二とその周辺のひとびとは、その威力に脅威を感じながらも、まだひねりつぶせると甘く見ているのが愚かしい。誰もが感づいていることだが、これはもう、止められるたぐいのものではない。織田裕二にとっては不幸なことかもしれないが、そのまま飲み込まれるしかない。ある種の災害である。災害でないという意見もあるだろうが、それも詭弁だ。織田裕二のようなタイプの俳優にとっては、これはやはり、災害なのである。テレビ。「サンデージャポン」。ゲスト、長井秀和、山本高広。山本高広はDVDのプロモーションで出演。なんてことはない、普通に織田裕二のものまねをやっていて安心する。しかし、「踊る大捜査線」が関係しているとすれば、山本の主戦場である、フジテレビ「ものまね紅白」での披露は難しいかもしれないな。はたして、フジテレビはどう対応するか。この番組中では、「あのかた」とは言われていたが、織田裕二の禁止令そのものはニュースとして扱わず。「世界陸上」のTBSも、ちょっと腰が引けざるをえない段階か。長井秀和が帰国して離婚発表会見。タイタン所属だからこの大きな扱いだが、世間のひとはまったくどうでもいいと思ってるんじゃないか。長井が生出演の直後に、フィリピン人少女強制送還のニュースという構成はいかがなものかと思ったが、長井「この件に関しては、わたくしが、一切関わらないことが彼女の将来のためですね、はい。」
2008年11月30日
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前項からの続き。山手から池袋へ。上池袋コミュニティセンター、「笑客亭」。如月亭もんさんという面白いひとが主催する素人落語会で、今回が最終回。さらに、もんさんの結婚というおめでたいこともあり、お祝いしたい気持ちがものすごくあるので駆けつけた。開演から1時間ほど遅れて到着。エレベーターで会場がある階に着いたらものすごく静かで、本当にやってるのだろうかと心配になるが、決死の覚悟で入ってみたらいきなりもんさんに出くわす。楽しみにしていた立川らく兵さんの落語は終わった直後だったようで、すれ違いになってしまった。今は仲入りで、道理で静かなはずだ。さっそく、もんさんに結婚祝いのプレゼントを渡す。このプレゼントのために、昨日、東急ハンズでラッピング用品を選んでいるときの楽しさよ。もんさんに何色が似合うか真剣に考えた結果、ピンクできれいに包んだ。中身はさておき、見た目だけは非常に良い。もんさん、普通に喜んでいるので、いやいや、なるべくひとりで開けないでくださいねと釘を刺しておく。客席、最終回だからもちろん超満員。かと思いきや、いつもどおり。吠え亭ベルカ珍風亭龍昇天災詩人立川らく兵‐仲入り‐まだかヒロシ子敷家舞笑如月亭もん仲入り後から観る。「まだかヒロシ」は男女コンビで、三線の演奏。続いて、千葉大OB・舞笑さん。知らないひとかと思ったら、知ってるひとだった。ちょいと文都師匠似。「持参金」。結婚の祝いになんでこんなひどい噺をやってるのかと、それがすごく可笑しい。トリはもちろん、もんさんで「狸賽」。噺のあとに最終回のあいさつも。まぁ、なにをしゃべったかはいっさい覚えていないが、そうとうに感動的なことを言っていたような気がする。終演後、結婚祝いのパーティー。しかし、まだ時間があるので、笑笑で1時間ほど飲む。千葉大の3人、Y見くん、Aだむさん、B笑さん、あともうひとり、Aオイさんと一緒。千葉大チームは、なにかっていうとすぐに飲むようだ。僕はもちろん、ウーロン茶。ラヂオホール。18時から20時半まで貸し切りだと。最初に想像していたよりもなんだか大々的で、正直、めんどくせぇなぁ、絶対に居心地悪そうだなぁ、「笑客亭」だけ観て帰ろうかなぁと思っていたのだが、お祝いしたい気持ちがものすごくあるので、断っては良くないと考えを改める。受付。メールを返信しなかったのだが、一応、参加になっていた。参加費、5000円をむしりとられる。飲食代とプレゼント代だって。プレゼントは個人的に渡したからもういいよ。名札を渡され、名前を書いてくれと言われる。見ず知らずのひとが集まっているわけじゃあるまいし、こんなのどうでもいいよ。一応、名前は書いたが、Y見くんの胸につけておく。それと、番号が書かれたカードをもらう。あとで、ゲーム大会で使うらしい。ポラロイドで写真を撮られる。そんなの聞いてないから顔を隠して写る。「笑客亭」は来ないで、ここから参加するひともいる。もんさんの奥様にも初めてお目にかかった。見た感じ、40歳くらいだろうか。そうこうしているうちに、東大のGオスくんの仕切りで、自己紹介タイムが始まる。なにが嫌いって、世の中で自己紹介がいちばん嫌いなのだ。これはかなわないと思って、奥の個室にこっそり避難する。自己紹介が過ぎ去ったのを待ってからそーっと戻ったら、今度は、そろそろ大喜利を始めますという。一難去ってまた一難、さっきの番号カードを持っていては危険だと思い、そっとY見くんに渡して、再び、奥の個室に避難。ひとりでそこにいたら、Y之丞くんがやってきた。「俺も自己紹介と大喜利が嫌いなんですよ」だって。うはははは。一応、マイミクで、近況は知っているのだが、ちゃんと話したことは今までなかった。なかなかいい時間を持てたと思う。われわれが奥にいたら、店員さんが気がついて、ピザを持ってきてくれた。Hさんがようやく来たとの知らせを聞いて、個室に連れてくる。そのあいだに、Y之丞くんはどこかへ行ってしまった。さらに遅れて、U家くんが到着。U家は、20時から来て5000円払ったのか。とんだ災難としか言えない。U家と会うのもひさしぶりで、正太郎くんの家を追い出されたというのも初めて知った。U家ははっきりとは言わないが、おそらく、正太郎くんのことを忌ま忌ましく思っているのであろう。あんなに仲の良かった先輩後輩が、いつの間にやら犬猿の仲。手遅れにならないうちに、いつか、ふたりの仲をとりもたねばならないと思っている。というわけで、パーティーは終了。僕からもんさんへのプレゼントはまだ開けられていないようだ。うちに帰ってから夫婦で開けたときに、なかから「泰葉 ゴールデン☆ベスト」が出てきたときのことを想像するとしのびない。なにはともあれ、ビバ!結婚!二次会は参加せず。Hさんがおっぱいパブに行こうと言うが、先月から性欲がないので遠慮する。高田馬場まで、U家と一緒。帰宅。特になし。
2008年11月29日
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休日。朝、横浜へ。横浜東口から、市営バスで本牧へ。バスなんかめったに乗らないので、なんとなくのんびりした気分でいたのだが、これがけっこう満員になるのでがっかりする。始発だから座れたけれども、座った席が悪かったか、混雑で息苦しくなり、すっかり酔ってしまった。もともと、クルマに酔いやすい体質なのだ。苦しみながら、30分。本牧三溪園前、下車。三渓園、「横浜トリエンナーレ2008」。(あとで書きます。画像も増やします。)本牧通りへ。ブックオフ。なんと、100円棚で春風亭柳昇のサイン本を発見! なんでも手にとってみるものだ。あともう1冊、100円文庫本、石川九楊。つぎの予定があるのだが、ほかの古本屋も覗いてみたくなる。歩いて、山手まで。池田屋、ブックスター、収穫なし。自然林。ここはとても良い古本屋なのだが、なかなか来る機会がない。古本、2冊購入。奥成達、斎藤晴彦。店の袋ではなく、ビックカメラの手提げ紙袋に入れてくれた。経費削減か。山手駅から、池袋へ。次項へ続く。(あとで加筆修正します。でも、たいしたことは書きません。)
2008年11月29日
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雨。早番。定期購読の「週刊金曜日」の配本がないという事件が勃発。今日は休みのSさんがキオスクにあると言っていたらしいので、キオスクまで買いに行くことになる。しかし、行ってみたら売ってない。ずいぶん、いい加減な情報だ。この駅のすべてのキオスク、念のため、NEWDAYSでも訊いてみたがどこにも置いてない。地下鉄の売店にも行ったが、ここにもない。すぐ買えると思っていたから傘を持たずに来てしまった。雨に濡れながら近くの大型書店まで走る。しかし、朝早いから、まだ開店前だった。それならばと、電車に乗って東京駅のブックエキスプレスへ。ここは売ってる記憶があったから確実だろうと思ったが、なんと、ここにもなかった。改装されたばかりで、棚面積はずいぶん減ったようだがそれと関係あるのか。まぁ、うちの店に配本がないくらいだから、なくてもしょうがないかもしれない。それから浜松町に行ったりもしたが、結局、買えず。手ぶらで戻る。その後、Oさんが品川で入手してきてなんとか解決した。昼食。新橋珈琲店、ロースカツサンド。雨上がる。横浜西口。東急ハンズ、買い物。帰宅。テレビ、あれこれ。◆「いいとも」テレフォンショッキング、清水ミチコ。タモリが香港から先に行ったことがないというおなじみの話から、清水ミチコ「そうでしたっけ? コスタリカでなんか…」と、過去のタモリの番組をしっかり観ているマニアぶりを発揮。「わたしは若いころ、タモリさんのすごいファンで、まぁ、今でもそうなんですけど、コンサートも、昼、夜、両方行ったし、あと映画も観てるんですよ。『キッドナップブルース』。」麻生太郎の“顔マネ”写真から、憑依する大竹しのぶ、なんでもエロく見立てる杉本彩、むかしのアナウンサー、などなど、まるで、「徹子の部屋」におけるタモリとは立場が逆転したかのように、“密室芸”を連発する清水ミチコだった。◆「爆笑問題の検索ちゃん」、太田激アツトークスペシャル。まとめて観ると、改めて、太田の話法のでたらめっぷりがすごい。スケールはともかくとして、太田は談志にはならずに、志ん生になるようにも思える。
2008年11月28日
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休日。午後まで睡眠。外は雨。出かけるつもりだったが、雨なのと、眠いので、やめてしまった。しかし、出かけるべきだったかもしれない。あらゆることが片づかず、夜まで鬱々と過ごす。テレビ、あれこれ。◆「笑っていいとも!」テレフォンショッキング、4日分。なんというか、今週はいつになく、“ハプニング”を演出した特殊な週。月曜、中居正広。レギュラーがこのコーナーに出演するという掟破りは、一見、「いいとも」初期のような自由な精神で、風通しの良いものに思えるが、映画「私は貝になりたい」の宣伝のためであるかぎりは自由であるはずがない。映画の宣伝が裏事情だった時代からは遠く離れて、現在は、視聴者の大部分は了解してのこと。破るべき掟が崩れているというのに、80年代を模倣したところでなんのスリルもない。その掟の破りかたまでが、きっちりとルール化されている。それでも、制作者側ははしゃいでいるのか、いつもより多くの時間がこのコーナーに割かれ、いつもの録画時間に納まらず、前後が切れてしまって観れなかった。残念。火曜、安住紳一郎。TBSアナがフジテレビに出演する掟破り。もしや、たけしが「情報7days」を休んでフジテレビに出演した埋め合わせではないかと邪推したくなるが。多局のアナウンサーでは、過去に、徳光和夫、小林完吾が出演した例があると番組中に言っていたが、これこそ、80年代の自由な精神であろう。昨日と同じく、この日も80年代の模倣に過ぎず、決定的にスリルに欠ける。水曜、大竹まこと。この出演のために、文化放送の生番組に遅刻するという積極的“ハプニング”。どうせなら、文化放送のために「いいとも」をすっぽかしたほうがよっぽど“ハプニング”なのに。木曜、光浦靖子。昨日と同様、文化放送を遅刻か。いや、それだけでなく、明日の清水ミチコにつなぐため、ニッポン放送「ラジオビバリー昼ズ」生放送中に電話という“ハプニング”も。これはまぁ、過去にも何度かあった光景だけれども、ここにまだ若干の期待があるのは、高田文夫の存在のためだろうと思う。タモリと高田文夫、めったに出会わないふたりがわずかにクロスする場面にはスリルが生じるもの。そういう意味では、もっともスリルを期待できるのは、もちろん、タモリとみのもんたの接触に違いない。これはもう、ほぼ、ドッペルゲンガーに近いといって良い。将来的にそんなことがあるかはわからないが、仮に、みのもんたが「いいとも」に出る日が訪れたら、それはおそらく、テレビというメディアの終焉を意味するのであろう。◆「爆笑問題のニッポンの教養」早稲田大学スペシャル。田原総一郎。宮沢章夫。◆「わたしが子どもだったころ」、2本。太田光。田中裕二。(あとで加筆修正します。でも、たいしたことは書きません。)
2008年11月27日
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早番。水曜はいつも遅番だが、予定を入れてしまったので早番に変えてもらった。まぁ、こんなことはそうしょっちゅうはできない。運が良かった。昼食。汐留らーめん、かにみそバターらーめん。「一個人」、購入。王子へ。モスバーガー、テリヤキチキンバーガー、オニポテセット。メールのやりとりなど。北とぴあさくらホール、「ナカハチライブ」。2階席で。東京ボーイズ。米粒写経。ナカハチトーク。ゲスト、細野晴臣。アコーディオン、MICABOX三上敏視。「ろっかばいまいべいびい~ヨシコさん」「PISTOL PACKIN' MAMA」「Pom Pom 蒸気」「幸せハッピー」 ‐仲入り‐東京ボーイズ。ゲスト、立川志の輔「親の顔」。トーク。仲八郎×細野晴臣×志の輔。ファミリーマート。楽天ブックス、商品引き取り。グラッチェガーデンズ、特製ミートソーススパゲッティ。「一個人」、ざっと読む。特集「JAZZの快楽」。ビギナー向けでありながらこれがゆるくない、より深いところへ導いてくれる、中山康樹監修の充実の内容。執筆陣には、村松友視、花村萬月といったいかにも「一個人」ぽい名もあるが、ビル・エヴァンスの項を大谷能生が、キース・ジャレットの項を南博が、「ジャズと映画の4つのマリアージュ」という文章を菊地成孔が書いていて読み応えあり。深夜1時、帰宅。特になし。(あとで加筆修正します。でも、たいしたことは書きません。)
2008年11月26日
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中番。昼食。てんや、天丼。横浜西口。すき家、お好み牛玉丼。中島義道「私の嫌いな10の言葉」、読了。新潮文庫。“戦う哲学者”中島義道のエッセイ、大部分は痛快に読んだけれども、1点のみ、些細なことだが気になったところ。「森茉莉の「嗤い」」と題した項、ちくま文庫、中野翠編「ベスト・オブ・ドッキリチャンネル」から、「そのほとんどすべてが悪意ある軽蔑的笑い」の例としていくつかの文章を引用しているのだが、そのうちのひとつ。「山田お邦はどっかの高等女学校の、家政科の先生のような名だが実に可哀いタレントである。私は彼女が出てるのを見ていると、彼女をどこかのいい料理屋に伴れて行って、美味しいものを奢りたいような気になる。」中島は「これらは、言われた当人にしたら相当怒りそうな代物」と書いているが、はたしてそうだろうか。この文にかぎっては、森茉莉は本気で山田邦子を褒めているのではないか。たまたま、手元に「ベスト・オブ・ドッキリチャンネル」があるから確認してみると、この引用箇所のあとには以下のような文がある。「音楽に乗って、漫画を書くところ、一寸出た、小さな顎をつき出すようにして白を言うところ、実に可哀い女優である。いつもシャツに半洋袴で髪は真中から分けて三つ組みにして、リボンなぞをつけ、美人女優なぞとは別種の魅力を発揮している。美人好みではない、善い人で、人物の確りした男の人のファンが、彼女にはきっと居るだろう。」この文が書かれたのは1984年、文庫本は1994年刊。中島義道のこの本の親本は2000年刊。今の山田邦子を観ると、いかにも森茉莉が嫌いそうなタレントに思えるかもしれないが、2000年の山田邦子と、1984年の山田邦子を一緒にしてはいけない。1984年の山田邦子は、いかにも森茉莉が好みそうなタレントだ。帰宅。母、不在のため、犬の散歩。夜遅いというのに、1時間近くもつきあわされる。まったく、犬というのはどうしてこうも散歩が好きか。出無精の犬というのはいないもんですかね。日記更新。テレビを観る気力もなし。
2008年11月25日
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早番。昼食。Goody、キーマカレー温玉のせ。雨。帰宅。テレビ。「たけしの日本教育白書」。今年で4回目。(あとで加筆修正します。でも、たいしたことは書きません。)
2008年11月24日
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早番。日曜は本が売れなくて、いまいち退屈。昼食。新橋珈琲店、休日プレート。横浜西口。レコファン。中古CD、4枚。□□□、片瀬那奈、ダンディ坂野、欽ちゃんファミリー。□□□「GOLDEN LOVE」。昨日からの、いとうせいこうつながりで。片瀬那奈「TELEPATHY」。昨日の「ライムスター宇多丸のウィークエンドシャッフル」を聴いたら、買うしかないでしょう。吉野家、牛丼。帰宅。テレビ、あれこれ。◆NHK「ブラタモリ」。楽しみにしてたのに、臨時ニュースで飛んじゃったんだな。まぁ、時間をずらして放送するよりかは、まるまる飛んでくれたほうがよっぽど助かる。つぎの放送日を忘れないように気をつけなくちゃ。◆「たけしの誰でもピカソ」、浅草ツアー。それほど新鮮味がある企画に思えず、あまり期待せずに観たが、なんのなんの、とても面白いじゃないか。これは昨日、浅草へ行く前に観るべきだったな。レギュラー陣、たけし、今田耕司、渡辺満里奈、篠原勝之に加えて、早乙女太一。雷門から仲見世を歩くところからスタート。たけしが浅草を歩く光景、若き日のエピソードが定着しすぎているせいかごく当たり前のものに見えてしまうが、テレビ番組としては意外と珍しいような気がしないでもない。一生懸命記憶をたどってみても、唯一、脳内検索に引っかかったのは、「元気が出るテレビ」でエンペラー吉田と浅草寺で対面したときだけだった。これだけってことはないと思うけれども、ほかになにかあるでしょうか。たけし、若き日に、東武線の浅草駅から新仲見世通りを通って松竹演芸場へ向かう途中、新仲見世と仲見世が交差するところで、一旦、立ち止まり、観音さまに向かって拝んでから行っていたと自ら思い出を語る。観音さまを拝んでいた若い芸人が今のたけしになっているかと思うと、なんともいじらしく素敵な話。番組は「アド街ック天国」のごとく、たけしゆかりのスポット、お店をめぐる。もんじゃ「つくし」の女将、神田菊子さんの証言。「あんまり、くちもききませんし、横にちょこーんと小さく座ってて、遠慮して自分の食べたいものなんにも言わないで座ってるから、わたしが勝手に焼いて、『おーい、タケぇ、食べろーっ』とか言って、お皿に乗せてやると、『いただきます』っつって、食べてる時代でした。ほんとに、今日しゃべってたら明日人気出ちゃってんだもんねぇ。こりゃ、わかんないもんだねぇ。」「師匠の横だからしゃべれなかったの。こんなんなっちゃって(うつむいて)。『そば、食べなよ』とか言っても、『あ、どうもどうも』とか言って食べてたの。そういう感じ。遠慮で、遠慮で。」「翁そば」、中村和子さんの証言。「必ずここへ座りますとね、おそばができあがるまではね、ご本を読んで、まぁ、すごく勉強家だなぁなんて思いながら見てたんですけどね。」そして、聖地、浅草フランス座、現・浅草東洋館にやってきたレギュラー陣。たけし、通りの向かい側に「一八」というそば屋を見つける。「俺、そこでエレベーターやってるわけさ。そいで、たまに腹減るとすっ飛んできて、この一杯そば、立ち食いそば。そいで、食ってそっち帰ってんだよ。」珈琲「サンテ」で、ビートきよしが加わる。ツービートのネタ合わせを2階でしたことがあるという店。最後に、名曲「浅草キッド」でおなじみの「捕鯨船」へ。店主、河野通夫さんが面白すぎる。「ほんっとにこの店をねぇ、ある程度、知らしめてくれたのはこのひと! この煮込みをねぇ、テレビで、噛んでも噛んでも噛み切れねぇって、あんた言ったでしょ。」「あぁた、こないだのさんま…、さんまって呼び捨てにしちゃうけどさぁ、彼の番組に出たんだよォ。観たぁ、テレビ? あのときのあれが“ビートたけし”だよ! あぁた、海に落ちてみな。夜。ものすごい怖いんだよォ。怖いでしょ? 61の男が出来ないよォ。還暦だよォ。船、落っこちるんだよォ。あの寒さ!」もちろん、「27時間テレビ」のことを言っているのだが、たけしが落ちたのは、真夏の沖縄の海である。◆「わたしが子どもだったころ」東貴博。「ゴールデン☆ベスト~欽スーパーヒット~」。細野晴臣の予習もかねて、はともかくとして、よせなべトリオ「大きな恋の物語」。子どもだったころに聴いた記憶があるようなないような、ほぼ初めて聴いたようなものだがこれは隠れた佳曲でしょう。作詞・島武実、作編曲・佐久間正英のテクノ歌謡。敬愛する、ダンディ坂野「オー!ナイスゲッツ!!」。これはそのうち聴きます。(あとで加筆修正します。でも、たいしたことは書きません。)
2008年11月23日
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休日。午前中、睡眠。ダビングなど。夕方、浅草へ。「したまちコメディ映画祭 in 台東」。本当は明日のほうが、高田文夫、みうらじゅん、小沢昭一、ファレリー兄弟と、観たいプログラムが集中しているのだが、来れる日が今日しかないのでしかたがない。17時から「お練り」があるというので見物に。10分ほど遅れて到着。雷門前、大変なひと込み。レッドカーペットが敷いてあるけれども、状況がよくわからない。仲見世のほうへ進む。よく外国の映画祭なんかであるような、高級車から順番に降りてきてギャラリーに手を振ったりする、セレブな雰囲気のものをイメージしていたのだが、どうやら、そういうものでもないようだ。先頭を見つけた。こんな狭い、ひとでごったがえしているところを進んでいくのか。まず、「カンナさん大成功です!」出演の、しずちゃんが目に入る。着物姿の女優らしきひとが3人いるのだが、しずちゃんしか認識できない。続いて、「デコトラの鷲」主演の哀川翔。イベント出演のデーモン小暮。さすがに目立っている。おっと、浅草を代表して内海桂子のすがたが。もう、誰が写ってるのかよくわからない。この外国人はファレリー兄弟だろうか。浅草寺境内へ先回りして、再び先頭。総合プロデューサーのいとうせいこうを始め、なぎら健壱、青空球児、三遊亭小円歌、林家いっ平、東京芸大学長の宮田亮平など、肉眼では確認できたのだが、写真ではまるで判別がつかない。どこかに写ってるとは思うのだがな。浅草寺が、初詣以外でこんなにひとでいっぱいになることはあるのか。仲見世で働くひとたちも、ちょっとはしゃぎ気味で身を乗り出したりしていたくらい。僕みたいにわかって来ている人間はおそらく少数で、大半はたまたま居合わせたひとたちだ。初めて訪れた浅草でこれに出くわしたようなひとは、いったい、どんな思い出になるんだろうか。最後に、浅草寺本堂前でマスコミ用集合写真。いっ平がはりきって、なにやら冗談を言ってるふうだった。出演者たちは、本堂のどこかへ消えていった。バレーカレー、ロースカツカレー。ROX。ドトール。時間つなぎ。浅草中映劇場。小沢昭一特集「大当り百発百中」。まぁ、たいして観たいわけではなかったのだが、せっかくなので、1本ぐらいはと思って。町山智浩「〈映画の見方〉がわかる本」、読了。映画の製作過程を徹底的に調べることで、客観的な映画の背景を浮き彫りにしていく、普通の観客にはとうてい面倒な作業なのだが、「それを代わりに調査するのが本書です。映画に関する文章でメシを食う者の仕事です。試写室で観た映画の感想文を書いてるだけじゃバチが当たります。」と、きっぱり書いているかっこよさ!映画の見方以上に、プロの姿勢というものがよくわかる1冊。帰宅。日記更新。テレビ。先週の「太田光の私が総理大臣になったら」。東ちづるが「政治家は3か月間サラリーマン研修をしてもらいます」のマニフェストを掲げ、いかにも庶民代表のような顔をして熱弁をふるっていたが、東ちづるは庶民なのか。庶民派をアピールする麻生太郎と大差ないような、いや、反対意見に対し、理解不能とでも言いたげな唖然とした表情を作る、女優・東ちづるの演技力はたしかに庶民並に思えるけれども。初登場、ナイツ、賛成席へ。塙「漫才協会の師匠たちだって、そば屋の2階借りて理事会とかやってるぐらいなんですよ。」「落語家さんとかは、例えば、前座4年間やって、二ツ目を8年間やって真打ちになるんですよ。12年ぐらいかけて。だから、12年ぐらいやったらいいんじゃないですか。」ナイツにしても、今のスタイルに固まる前には時事漫才をやっていた時期もあり、東京の漫才師の大半は、爆笑問題の影響下にあるといって間違いない。この番組に若手芸人が出ても、いや、そこそこキャリアがある芸人、例えば品川祐などが出てもたいがい凡庸なことしか言わないのだが、塙のこの、自分のフィールドに引き寄せたうえでの斬り込みかたは、非常に真っ当な感覚に思えた。
2008年11月22日
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早番。「ミシュランガイド」発売。去年と内容に大差ないような話もあり、去年のような異常な売れかたはしないけれども、もちろん、並の本よりは圧倒的なペース。昼ごろ、店内の柱の高いところに、「ミシュランガイド」のポスターを貼ろうとして肩を痛める。それとは別に、今日はむかむかすることがあった。モチベーション、下がる。昼食。リンガーハット、長崎皿うどん。電車睡眠。山手線を2周。大崎へ。大崎ニューシティー。ロッテリア、絶品ベーコンチーズバーガーセット。アトリエヘリコプター、五反田団「すてるたび」。作・演出、前田司郎。(とびきり面白くはないけど、面白かった。あとで詳しく書きます。)品川駅から、間違えて快速に乗ってしまう。品川から大船までノンストップ。大船から横浜まで戻るのに、往復で40分ほどのロス。前にも一度失敗していて、これで二度目だ。こんな危険なものを走らせるのならば、品川駅で、もっと注意を呼びかけて欲しい。深夜0時、帰宅。日記更新せず。(あとで加筆修正します。でも、たいしたことは書きません。)
2008年11月21日
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休日。部屋が寒くて怠惰になる。そろそろ、暖房を出せるように片づけなくちゃ。夜、練馬へ。池袋から西武池袋線。さすがに、横浜から練馬までははるばるという感じだ。練馬文化センター小ホール、「史上最笑の2人会 笑福亭鶴瓶 VS 昔昔亭桃太郎」。開口一番、昇々「たらちね」桃之助「熊の皮」桃太郎「ぜんざい公社」‐仲入り‐トークショー、桃太郎×鶴瓶。鶴瓶「青木先生」(トークがすごかった! 感想、後日。)松八、親子カツ丼。大江戸線で帰る。帰宅。日記更新のみ。(あとで加筆修正します。でも、たいしたことは書きません。)
2008年11月20日
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遅番。昼食。富士そば、みぞれかつ丼。横浜西口。すき家、山かけまぐろたたき丼。深夜0時半、帰宅。日記更新。部屋が寒くてはかどらない。テレビ。「いいとも」テレフォンショッキング、ミッキー・カーチス。9年ぶり。やはり、再々婚の話が主だったが、タモリが唐突に、「いつもこれ聞こうと…」と言って「UFO見てますか?」と質問を。最近は見てないというミッキーだが、過去には「宇宙人も会ってますし」とあっさり。「またその話はさ、始まると俺たち、止まんないから。」タモリとミッキー・カーチスが、UFOの話をすると止まらなくなる仲だったとは! ミッキー・カーチスはユリ・ゲラーのレコードを監修しているぐらいの超常現象肯定派だが、考えてみれば、タモリからはその手の話はあまり聞いたことがない。さらに、ミッキー師匠、「もうすぐ来るよ。」「4年後に来るね。」「いや、あらゆる占い師だとか、預言者が全員、2012年の12月になんか起きると。ほんで、学者が研究したところ、ま、地球に災害とかそういうものは多少はあるんだけど、そうじゃなくて、人間の意識が全部、ごろっと変わんだって。全地球の人間の意識がごろっと変わるにはそれしかないじゃん。だって、いきなり来たら変わるよ、みんな意識が。もう戦争なんかしてる場合じゃないんだから。」友だち紹介、「俺の弟子で、マギー」。このやりとりは、関係を知らないひとには意味がさっぱりわからない。たいがいのことには喜ぶアルタの観客が、マギーの写真が出ても、マギーが電話に出ても、最後までぼんやりした反応のまま。
2008年11月19日
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中番。今日から、新書担当をビジネス書担当者にゆずることになる。急な話だったのだが、即、了承する。昼食。なか卯、牛とじ丼、無料券でなめこ味噌汁。横浜西口。モスバーガー、マッシュルームチーズバーガー、オニポテセット。読書。柳家花緑「落語家はなぜ噺を忘れないのか」、読了。角川SSC新書。立ち読み。「SPA!」。坪内祐三×福田和也「これでいいのだ!」。福田「筑紫さんが「戦後最大のジャーナリスト」とか言われるのは、「ジャーナリズム」って言葉が、いかに日本でデフレ状態かってことだね。だって、ジャーナリストでもなんでもないじゃん、あの人。」その次のページ、鴻上尚史の連載では、「政治だけではなく、文化を本当に愛してくれたジャーナリストでした。心から冥福をお祈りします。」帰宅。テレビ。「踊る踊る!さんま御殿!!」。今週のさんま語録。「お笑いはあかんで、筋肉つけたら。お笑いは筋肉つけたら、動きとかコミカルじゃなくなんねん。」とは含蓄。このような発言を収集したら、おそらく、良い教科書ができあがる。後半、「最強家族SP」。若林豪の息子、若林久弥がかなり可笑しかった。舞台俳優をやっているようだが、是非、生で観てみたい。(あとで加筆修正します。でも、たいしたことは書きません。)
2008年11月18日
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早番。月曜はいつも中番だが、予定を入れたので早番に変えてもらった。昼食。男の焼焼、牛すじカレーうどん。「BRUTUS」、購入。有楽町へ。ドトール。「BRUTUS」、ざっと読む。特集「あなたに観てほしい映画」。よみうりホール、「東西落語研鑽会」。銀瓶「天災」たい平「干物箱」可朝「餅屋問答」‐仲入り‐仁智「源太と兄貴」鶴瓶「死神」(とても面白かった! 感想、あとで。)「裏切りのアメリカ」こと、Tさんと会う。この日記を読んでくれているひとと会うのは2回目だ。以前はばったりと会ってしまったのだが、約束して会うのは初めてのことで、朝からそわそわしていた。よみうりホールのひとつ下の階から電話をして、来てもらう。事前に「風貌は芋洗坂係長を殺伐とさせた感じ」とのメールがあり、たしかに大柄だったが、別に殺伐とはしていなかった。僕のことは、もっと怖いひとだと思っていたようだ。この日記だけだとそんな印象なのか?数寄屋橋のロッテリアが23時までやってるからのんびりできるだろうと向かう。しかし、今日にかぎって休業だった。なんとまぁ、間が悪い。少し歩くと、ウェンディーズが。やはり、23時までやってるからここに決める。ねぎ焼肉バーガーセット。Tさん、とても面白い経歴のひと。まぁ、僕の日記を読んでるくらいだから珍しいひとには違いない。同い年で、見聞きしてきたものが非常に似ていて、普段、このあたりのサブカルチャーの知識を共有できるひとと話をすることはまったくないから、いろいろとたまっていたものを吐き出せて楽しかった。最後のほうはあれも言わなきゃこれも言わなきゃでとりとめのない調子になってしまったけれども。とりあえず今日は初対面だし、互いの趣味の確認という感じだったかな。ありがたい誘いもいただく。深夜0時半、帰宅。Tさんからメールで、「『バトル・ロワイアル』論」がさっそく届く。これは読み応えあり。映画「バトル・ロワイヤル」、観直さなくちゃだな。(あとで加筆修正します。でも、たいしたことは書きません。)
2008年11月17日
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早番。昼食。Goody、ドライカレー。帰宅。ラジオ。「全国おとな電話相談室」、ゲスト・吉田豪。矢沢永吉、樹木希林など、「博士も知らないニッポンのウラ」と重複する話も多いが。博士「われわれが芸能人に会って、将来的に吉田豪につなごうと思って、その渡しをつける役っていうのを最近やってて、あのー、ヒデちゃんに、是非、吉田豪のインタビューを受けてくれとかね。話を通したり。」玉袋「中山ヒデちゃんだって、『ラジかるッ』のイメージとかね、ああいうイメージあるけど、ちゃんとしたもの持ってるからね。」吉田「ものっすごい面白いですよ。」玉袋「面白いと思うよ。今、ナンバーワンだよ。」吉田「相方の松野大介さんとはだから仲良くなってて、今度イベントもやるんですけど。」博士「あとね、最近では徳光さんね。徳光さんが吉田豪に興味を持って、『オジサンズ11』の楽屋、ずーっと吉田豪の話を徳光さんにしてるっていうね。毎週毎週だよね。」玉袋「いや、徳光さんのやっぱ、毒光さんの毒の部分だよな。」吉田「僕は大好きなんですよ、基本的に。息子さんとはつながって、お父さんの裏話はいっぱいねぇ、お父さんがいかに風俗好きなのかとかそういう話を聞いてるんですけど。」博士「ていうか、徳光さんも、吉田豪に探りを入れてるとこが面白いでしょ。」玉袋「お互いなぁ。」博士「お互い。『ちょっと待って、全部の著作を読んでくから!』」玉袋「『俺を嗅ぎまわってるらしい!』」悩み相談、ひとつ目。上司の自慢話に飽き飽きしていることを悟られない上手なあいづちや話題の変えかたを教えてください。吉田「あいづちはとにかくやっぱ重要です、ほんとに。あのー、僕、プロレスみたいなものだってよく言うんです、インタビューって。プロレスって格闘技と違って、ただ、技受けただけじゃダメなんですよね。技の痛みを伝えるとか、音を激しくさせてみるとか、そういうものが必要なわけで、これ聴いてますとか、ここ面白いとこですっていうのはほんとに聞き手に伝えなきゃいけないっていうか、だから、過剰なぐらい笑ってみたりとか、いろいろやりますよね。」「僕、インタビューのときに使ってる技術としては、僕が知ってる話とか、さっき言った話とかした場合は、すぐにかぶせるんですよ。『あ、なになにですよね!』 で、一気に飛ばすんですよ。で、著書とかで読んで知ってる場合は、それによってまた信頼関係できることになるわけですよ。『あ、なんだ、それ知ってるんだったらもう一歩深い話しようか』になるし。」悩み相談、ふたつ目。美容院が苦手で、いつも髪型をうまく伝えられない。浅草キッド、吉田豪の3人もこれに共感。史上最強のインタビュアーが、「僕もほんとに美容院は苦手ですよ。ずっと転々としてます。まだ、自分に合う美容院に出会えてないんですよ。」ってのもかなり可笑しい。
2008年11月16日
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休日。午後、外出。定期券が昨日で切れていて、今日、買わなければと、家を出る直前までは思っていたのに、駅に着いたらすっかり忘れていて、そのまま改札を通ってしまった。ほんの数年前ならば、定期が切れていれば自動改札は閉まったのだが、チャージ金額なんてものがあるばっかりに、気がつかずにそのまま通れてしまうありがた迷惑。電車のなかで気がついても、もう、どうすることもできない。知らず知らずのうちに金をかすめとられる、まったく恐ろしい、機械に支配されたロボット社会である。関内へ。「横浜トリエンナーレ2008」。2日間有効チケットの、2日目を今日使う。開催期間は11月いっぱいまでだが、自分の予定とイベントスケジュールなどを照らしあわせたら、今日が良いだろうということになる。もっと早く家を出たかったけれども、もたもたしていたら午後になってしまった。まず、日本郵船海岸通倉庫から。この前、観れなかった、勅使川原三郎が今日第一のお目当て。まぁ、今日は勅使川原三郎ではなく、佐東利穂子がパフォーマンスをする回だったが、やることはおそらく同じだ。この前もそうだったが、やはり大行列。それはもう、覚悟のうえで今日は来ているから気長に待つ。本を読んだりすれば良かったのだが、薄暗いところだったのでその気にもならない。アンケート用紙を渡され、記入したらメモ帳をもらえたりということもあったが、それもわずかの時間で、あとはただ、なにもせずに並んでいた。1時間弱は並んでいただろうか、ようやく入場。20人ほど、狭くて暗いスペースにぎゅうぎゅう詰め。目の前には、細長い、奥に向かって縦長の空間が広がる。床一面にガラスの破片が敷きつめてあり、その上に立ち、ゆっくりと、しなやかに薄着の女性がダンスをしている。13時から18時まで、休みなく、ぶっ通しでこれを続けるということに、まず、驚く。その5時間の、ほんの一部分だけを大半の客は観ているということだ。ごうーっと鳴り響く、強弱がつくだけのシンプルな音響に、踏まれてかしゃかしゃと鳴るガラスの音が入り混じる。ときおり、誰もいないところのガラスが細かく鳴り出すが、なにか振動する機械でも仕掛けてあるのだろうか。破片は側壁にもびっしりと刺さっていて、それらが柔らかな光を反射させ、照明の変化とともにさまざまな表情を見せる。暗いときに見るシルエットも充分に美しくエロティックだったが、明るくなり、手前に迫ってくると、乳首がうっすら透けているのが初めてわかった。途中、横になる場面もあり、痛くないのかと心配になるが、5時間立ちっ放しで踊るよりも、からだに負担はかからないかもしれない。ことによると、最後のほうは血だらけで踊ってたりして。退場は各自好きなタイミングで良く、いつまでも観てられるような心地好いものだったが、ほかも観てまわらなきゃと思うので30分ほどで出る。同フロアのショップ「NADiff」で、カタログを購入。前回買ったのは、カタログではなくガイドブックだったようだ。せっかくなので、前回観ているけれども、上の階もざっとまわる。3階へあがったときに変な匂いがする。最初はてっきり、そばにいた中年の男性の体臭かと思ったのだが、そのひとから離れても匂いは続く。疑って申し訳なかった。どうやら、3階全体が臭いようで、臭いのもアートかと思ったが、そんなことはない。ただ、臭いのだ。前回はこんなことはなかったのに。湿気かなにかのせいか。1階で、さまざまなチラシをもらう。横浜スタジアムへ。大巻伸嗣のシャボン玉のパフォーマンス。12時と15時半の回があって、本当は12時に観てから日本郵船海岸通倉庫に向かったほうが楽だったのだが、家を出るのが遅れたからしかたがない。15時半から。シャボン玉が出てくる、白いバケツ状の機械が並んでいる。そういえば、前回来たときにも新港ピアの前に並べられていたのだのだが、ここからシャボン玉が出てくるものだとは、そのときは知らなかった。時間が迫り、ギャラリーが増えていく。「横浜トリエンナーレ」だとわかって観に来ているひとはそんなにいないか。まず、メガホンで、緑のシャツを着たスタッフの女性から作品についての説明、それから、「横浜トリエンナーレ」の説明があって、ようやくシャボン玉の噴射。ただのシャボン玉なんだけど、それが大量にある壮観さ。街のなかでやっているのがやっぱり重要で、通りすがりのひともどんどん寄ってくるのが、この作品のちからだろう。子どもたち、大喜び。アートなんかわからなくても、誰が観ても楽しい。どう締めくくるのかも気になったが、ほどほどできりあげて移動。大さん橋へ。雨上がる。馬車道。ディスクユニオン。なにも買わず。伊勢佐木町。帯広亭、豚丼。ブックオフ。なにも買わず。日ノ出町駅から京浜急行。帰宅。日記更新。ラジオ。「ライムスター宇多丸のウィークエンドシャッフル」をオンタイムで聴いて、23時半からはFM横浜に切り替えて、「本牧レッドホットストリート」の後半だけ聴く。なんと、クレイジーケンバンド「亀」のPVを根本敬先生にお願いしたというので、さっそく、CKBのホームページを確認すると、YouTubeが貼ってあって観ることができた。「でもやるんだ」の歌詞はわかるひとには一目瞭然なのだが、このPVができたことでよりはっきりする。キャラクターグッズなんかも、是非、作って欲しいなぁ。(あとで加筆修正します。でも、たいしたことは書きません。)
2008年11月15日
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早番。昼食。なか卯、あいがけカレー。無料券で卵。帰宅前に、近所のドトール。読書。立川談志「談志映画噺」、読了。朝日新書。いやぁ、こんなに読了感の気持ちいい本もなかなかないなぁ。家元が好きな映画について好きなことを書きまくってる、愛情たっぷりの、とてもかわいらしく、楽しい本。「談志絶倒昭和落語家伝」も愛情たっぷりの素敵な本だったが、落語家が落語について書くときには、なかなか楽しいことばかりというわけにはいかない。そういう意味では、立川談志の数多い著書のなかでも、この「談志映画噺」がもっとも楽しい本といってもいいんじゃないか。しかし、立川談志がこれほど映画好きだというのは、談志ファンには常識だが一般的にはあまり知られていないだろう。ましてや、ここにあるような映画の趣味だとは、パブリックイメージからは遠いもので、談志ファンを自認するひとのなかでも、立川談志の激しい部分を好んでいるようなひとだと、おそらく、誤解している部分がけっこうある。「子供時代から青春時代へかけて、大人の映画を見なかったことはないとはいえ、一口に言うと『若草物語』('49)のような、愛らしい映画が好きだった、いや今でも好きである。」「幼い頃から、家元は見終わると、なんとなくレモンティの一杯も飲みたくなるような、そんな映画が好きなんである。」「映画はチャップリンからポール・ニューマンまでだと、ざっとこう区切っている映画ファンであり、加えてグロテスクなものは大嫌い。」「『街の灯』のセンチメンタリズムの魅力がわからないヤツに、『ワンダとダイヤと優しいやつら』のアナーキーさの素晴らしさも判るまいと、家元は言っておこうかしら。」「ワンダとダイヤと優しい奴ら」ならば、立川談志の激しさ、またはイリュージョンとも直結する。しかし、「ワンダとダイヤ…」以外の、モンティ・パイソン作品については家元からあまり聴いたことがないが、どう思ってるのだろう。「マルクス・ブラザーズの言葉以外のギャグっていうのも、あまりにも内容がブッ飛んじゃってる。今で言うイリュージョンの世界であって、後年、世界的に評価が高くなるけど、イリュージョンだから内容はほとんど判んない。悪く言えばキザ、そこがまた映画ファン、コメディ・マニアのヤツには堪んないという、フェチな世界になるのであります。」「形あるものはぶっ壊せ、平和に暮らしているところには乱入してメチャクチャにして行っちまえ!という、徹底的にアナーキーな、ほとんど無政府主義のテロリスト的な了見ってのが、マルクス・ブラザーズの身上であります。」または、「アナーキーなのがバスター・キートンで、あたしはバスター・キートンが一番なのです。」とも書いてあり、“笑い”に関してはやはりアナーキー好みと思って間違いなく、ここにはまったく矛盾はない。「チャップリンからポール・ニューマンまで」とあるとおり、紹介されている作品の大半は、ざっくり言ってしまえば「ニューシネマ」以前ということになるだろうか。それでも、最近の作品も少しは出てくる。僕らにもなじみのある、90年代以降の作品をピックアップしてみれば、「アラジン」、「靴をなくした天使」、「デーヴ」、「ノッティングヒルの恋人」、「シラノ・ド・ベルジュラック」、「バウンド」、「髪結いの亭主」、「ルビー&カンタン」、「八月のクリスマス」、「リュミエールの子供たち」、「ジュラシック・パーク」、「サハラに舞う羽根」、「マッチ工場の少女」と、こんなところか。ひとつ不満をいえば、この本、索引をつけて欲しかった。もっとも意外なところでは、「『ピピとべないホタル』('96)もよかった。ユーミンの主題歌もよく、珍しくこの種の歌に入り込んだ。家元、宮崎ナントカはダメ。」家元からユーミンの名が出るなんて、なかなかあることじゃないですよ。 帰宅。早めに寝る。
2008年11月14日
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休日。ラジオ。「ビバリー昼ズ」。高田先生と清水ミチコ、まさかの「イエス、フォーリンラブ!」。昼寝。日記更新。夜、新宿へ。ロフトプラスワン、松野大介×吉田豪「お笑い・TVブッタ斬りトーク」。拳。枡野浩一。上々軍団。佐藤義和。 やんばる、やんばるそば。立ち読み。「POPEYE」。吉田豪10000字インタビュー、浅井健一。これまたものすごく面白い。細木数子について「あの人は志が高いから好き(キッパリ)。」と語っていたりとか、ロッキング・オンの雑誌では絶対に掘り下げない部分だろう。 深夜1時、帰宅。特になし。(あとで加筆修正します。でも、たいしたことは書きません。)
2008年11月13日
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遅番。変則で、1時間早く出勤。昼食。かつや、エビ玉チーズ丼。明日発売の雑誌。「週刊文春」。今週の小林信彦。「下北沢と伊東四朗」と題して、最後に「学おじさん」のことを。「いずれ、WOWOWで放送するでしょうから、ぜひ、そちらで観てください。」横浜西口。ドン.キホーテ、買い物。グラッチェガーデンズ、若鶏のテリヤキピッツァ。読書。鈴木志保「ちむちむ☆パレード」、読む。ヴィレッジヴァンガードで平積みされていて気になっていたマンガ。読んでみたら、やっぱりすごかった。今まで鈴木志保を知らなかったとは、じつにもったいないことをしたと思えるほど。まず、絵がとても魅力的。まるで図形的な、アスキーアートにも似た印象を持つ閉じない線で描かれたキャラクターなのだけれども、オタク的な湿り気はない、クールにして愛くるしい筆致。物語はといえば、「トイ・ストーリー」のような、「オズの魔法使い」のような、「星の王子さま」のような、といって、そのどれにも似ていない、きわめて純度の高い、崇高にして示唆に富んだ作品に思える。それにしても、もっと知られても良い作品。マンガファンよりもむしろ、児童文学のファンに読んでもらったほうが良い反応が得られるのではないか。そんな気がする。書店員としては、これは強力に、ちょっとしたプレゼントにおすすめしたい。深夜1時、帰宅。ボイスレコーダーのデータをパソコンへ移す作業。億劫がってずっとあとまわしにしていたが、説明書を見つつ、ようやくやってみたら意外と簡単。すいすい片づく。もっと早くやれば良かった。
2008年11月12日
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朝日朝刊。デイヴ平尾、死去。心不全、63歳。今月末、ゴールデン・カップスでライブがあるようだけれどもどうなるか。中番。病欠が出たため、閉店まで残る。昼食。富士そば、さけの天丼セット。新書の新刊を2冊購入。立川談志「談志映画噺」、柳家花緑「落語家はなぜ噺を忘れないのか」。横浜西口。浅間町。モスバーガー、テリヤキチキンバーガー、オニポテセット。オノ・ナツメ「Tesoro」、読む。深夜1時、帰宅。ネット。ロケット団三浦のブログ「ニヤリ日記」。ついに、ロケット団が「レッドカーペット」に出るぞ!(あとで加筆修正します。でも、たいしたことは書きません。)
2008年11月11日
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中番。昼食。Goody、ドライカレー。「お笑いTV LIFE」Vol.2、購入。表紙、バッファロー吾郎。総力特集「キングオブコント」。バッファロー吾郎、インタビュー。取材・文、富田陽美。木村「準決勝まで残ってる芸人を見ていたら、僕らが最年長だったというのがわかりまして。「それなら、優勝させてよ!」と、思いましたね。ここまできたんやったら、「もうええやん」と(笑)。このルールじゃなかったら、僕らの優勝はゼロやったと思いますね。たとえば、渋谷を歩いているギャル100人が審査員やったら、絶対に僕ら無理ですから。こんなこと言うと怒られるかもしれませんが、19年辛抱してたんやから、「たまにはええんちゃう」という気持ちです。」竹若「基準はいろいろあっていいと思いますから。先輩にしか入れへんと思っている芸人もいれば、その日の仕上がりで入れるつもりでしたと言う芸人もおると。そういうルールに乗っ取ってのことですし。ごちゃごちゃになるのは、みんなが、その出来事に興味があるからのことですし。」横浜西口。モスバーガー、ロースカツバーガー、オニポテセット。読書。山藤章二「アタクシ絵日記 忘月忘日6」、読了。文春文庫。この本、読んだか読んでないか、買ったか買ってないかを覚えておらず、ブックオフで見るたびに買うのをためらっていたが、だぶってもいいやと思ってついに買う。読んだかわからなくなっているのは、たぶん、発売当時、立ち読みでだいたい読んでしまったからだ。「オール読物」連載、1994年12月から1996年11月まで。つまり、激動の阪神大震災とオウム事件を含む期間なのだが、笑芸的には、たけしからダウンタウンへと実質上の政権交代が起こった時期。表紙画にもなっている、たけしの「山藤亭」出演、それと、松本人志対談遅刻事件が非常に象徴的。帰宅。朝日夕刊。チャンバラトリオ前田竹千代、死去。胃癌、55歳。トリオなのに4人組という指摘は定番だが、その後、5人組の時期があったことは検索してもなかなか出てこない事実である。北野武監督「みんな~やってるか!」はその時期に出演している。伊吹太郎が脱退し、前田竹千代、志茂山高也が加入で5人組。結城哲也が脱退し、再び4人組に。そして、前田の死去で、ついに本当のトリオになった。テレビ、あれこれ。◆「徹子の部屋」ミッキー・カーチス。◆「SMAP×SMAP」。「ビストロSMAP」、爆笑問題、立川談志。(あとで加筆修正します。でも、たいしたことは書きません。)
2008年11月10日
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早番。余裕あり。ひさしぶりに、POP作りに労力を費やせた。昼食。新橋珈琲店、休日プレート。小雨。渋谷へ。雨がふっているけれども、傘を安く買える店がない。雨は強くなるが、かまわず歩く。センター街、通過。まんだらけ。評判の、やまだないと「ビアティチュード」を買いたくて探しにきてみたが、まだ出たばかりだし、さすがにないか。代わりに、マンガ2冊。鈴木志保、オノ・ナツメ。パルコパート1、6階。パルコファクトリー、「手塚治虫の遺伝子 闇の中の光展」。今年は手塚治虫の生誕80周年にあたり、誕生日、11月3日をはさんで前後2年間、さまざまなイベントが催されるらしい。この展覧会もそのひとつ。まぁ、手塚治虫ぐらいになると、記念行事関係なく、しょっちゅう、なにかしらやっているような気がするけれども。チラシによると、手塚作品が持つ「光と闇」をテーマに、「30組以上のアーティストたちが、新たな表現方法を通して手塚治虫の遺伝子を蘇らせます。」とあり、15年前にラフォーレ原宿で観た「私のアトム展」とか、または、5年前の「THEドラえもん展」と同じようなものを想像したのだが、来てみたら、実際はそれらよりもずっと小規模なもの。だいたい、会場が狭い。すぐに観終わってしまう。料金は300円と安いが、それすらも惜しく思えるほどで、悔しいからぐるぐると2周まわった。メインの展示は、アーティストによるオンデマンド単行本か。来場者は手にとって読むことができる。みんな、読んでたけど、中身は市販のもので読めるんだから、わざわざこんなところで読まなくてもなぁ。なんだか、ちょっと高級なマンガ喫茶に来ちゃったみたいな感じ。もしくは、メインは物販だったのかな。再び、センター街へ降りる。雨はまた小雨になる。ブックオフ。重くなるからあまり買わないようにしようと思っていたのだが、ついつい、100円文庫本、8冊。泉麻人、清水義範、林真理子、柴崎友香、平安寿子、中島義道、山藤章二、内藤陳。桂花ラーメン、太肉麺。丸山健二「夜、でっかい犬が笑う」、読了。文春文庫。歴代、飼った犬についてのエッセイ。同じ愛犬家でも、小型犬を愛するものと、大型犬を愛するものとでは根本的にメンタリティが違うのだな。丸山は徹底的に大型犬好み。ときどき、犬の話から脱線して、まったく関係ないマッチョな主張を始めるのには辟易したが、読み進めるうちに、それもまた滑稽な味に思えてきて面白くなってきた。帰宅。日記更新。テレビ。「サンデージャポン」。ゲスト、田中義剛。特に根拠はないが、高橋ジョージよりも、田中義剛のほうがケンカが強そうな気がする。
2008年11月09日
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休日。午前中、睡眠。ひさしぶりに、1日中、家にいる。日記、加筆修正。ダビングなど。テレビ、あれこれ。◆「めちゃイケ」、「中かま騒ぎ」後半戦。芸人が子を持つことの悩みの話になると、玉袋筋太郎には誰もかなわない。そこから、玉袋の父の「ウツボ」の話を引き出す矢部。やはり、ナインティナインのふたりは知る話か。13年のときを経て、「浅ヤン」での共演がここで効く。◆1週間前放送、「これでいいのだ!! 赤塚不二夫伝説」。それほど期待して観たわけではないが、たいした番組ではなかった。冒頭、「突然な訃報が報じられたのは…」というナレーションがあったが、病状は公になっていたのに、「突然」ってことはないだろう。そこでちょっと番組の厳密さを疑う。ナレーションを常盤貴子が務めていたのは、トキワ荘にちなんでのことか、それとも偶然か。偶然だとしたら、それもまた無頓着な話だ。なにより、ドラマでも、ドキュメントでもない、中途半端な“再現ドラマ”の連続がどうしようもなくかったるい。呆れたのは、古き良き時代を表すのに「ALWAYS三丁目の夕日」のテーマ曲を流してしまう臆面のなさ、そう思うと、赤塚を演じる俳優の演技もまるで吉岡秀隆調に見えてくるが、さらには、しんみりする場面に「涙そうそう」をくり返し流すのはいったいどういうつもりか。パロディでもオマージュでもなく、よくこういうことをぬけぬけとやれるものだ。もう10年以上前になるが、生前、赤塚不二夫が「ダウンタウン汁」に出演した際、山崎邦正の芸に対して、「ラッキィ池田の真似なんかするんじゃないよ」と酷評していたことを思い出す。実際に、山崎邦正がラッキィ池田の真似をしていたはずはないのでこれはズレた発言なのだが、「三丁目の夕日」の真似は、確実に赤塚不二夫の意に反するだろう。いや、ドラマ部分以外の、赤塚りえ子、タモリ、藤子不二雄Aら、さまざまなひとの証言は良いものだったのだけれど、番組全体の志がきわめて低いところに設定されているせいで台無し。ギャグマンガの巨匠を安っぽいヒューマニズムで描くことに、なんの疑問も感じないようでは話にならない。ラジオ、あれこれ。◆「ライムスター宇多丸のウィークエンドシャッフル」。さっそくの小室哲哉特集、濃密な内容に感服。録音せずにオンタイムで聴いてたのだが、こういうのはポッドキャスティングでは流さないだろうし、なるべく録音したほうが良いな。◆めったに聴かない「放送室」を、これもオンタイムで。一部、松本人志休養宣言と報じられてたので聴いてみたのだが、なかなかその話をしない。聴きながら、そのまま眠ってしまう。
2008年11月08日
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早番。昼食。Goody、ビーフカレー。気がつけば、所持金が小銭のみ。買いたい雑誌も買えず。帰宅。睡眠。ケータイのニュースで、筑紫哲也の死去を知る。テレビ、あれこれ。◆「NEWS23」、トップニュースで筑紫哲也の訃報。肺癌、73歳。「NEWS23」のキャスターを務めたのは、1989年10月から18年半か。少し意外な気がしたが、「TBSは死んだ」と言ってからのほうが長いのだ。筑紫哲也の発言でもっとも印象に残っているのは、やはり、この、1996年の「TBSは死んだ」であり、足跡をたどるVTRでは、上祐史浩が出演する場面は流していたが、このセリフは出てこなかった。阪神大震災の現場をレポートする映像も流れていたが、被災地を温泉地に例えて顰蹙をかった名言ももちろん出てこない。ネット用に収録していた最期の「多事争論」、「この国というのは、ひとことで言えば、癌にかかっている。」とは、なんとも陳腐な表現で苦笑してしまった。肺癌を公表したのは、去年の5月14日放送の「多事争論」。日記を読み直してみれば、うちの父が癌だとわかったのはその1週間後のことだった。 ◆「いいとも」テレフォンショッキング、大杉漣。2年ぶり。年に2、3回、全国の、シネコンの影響で閉ざした映画館を会場にして、ライブ活動をやっているそうで。「俳優の田口トモロヲさんという、あの、『プロジェクトX』の声をやってらっしゃるかたですね。映画監督でもあるんですけど。彼が、もともと、ばちかぶりというパンクバンドをやってまして。そいであのー、漣さんもじゃあ、イベントでなんか、歌、歌ったらどうですか、っていうことがきっかけだったんです。そいで、バンドを組んだんですよね。」「今は、わりとこう、ちょっとあのー、猫かぶってるわけではないですけど、少しあれですよ、舞台立つとわりと、あの、えぇ、はじけちゃったり…、するんですよ。意外でしょ? なに、このオッサン、て感じになってますが、あのー、ちょっととめどなくいっちゃったりすることもあるんで。去年やったやつはですね、予定2時間のライブが、終わったら11時半だったんですよ。お客さん、どうやって帰っていいかわかんないってくらい。僕的には2時間しかやってない感じだったんですけど、気がついたら、えーと、4時間半ですか。うち、3時間はしゃべってたと思います。」◆「タモリ倶楽部」、定番の飲み企画「刺身のツマをつまみに呑む」。浅草キッド、なぎら健壱。ほかのメンバーのときもあるが、浅草キッドとなぎら、または、井筒監督というのが断固としてベスト。とにかく、玉袋筋太郎は欠かすべきではない。玉袋筋太郎の魅力がもっとも発揮される番組だと思う。◆「爆笑問題の検索ちゃん」。清水ミチコ、初登場。爆笑問題と清水ミチコ、「冗談画報」から「TV Bros.」まで、つねに近いところにいる関係ではあるが、共演はそんなにないような。
2008年11月07日
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休日。午前中、睡眠。気力なし。夜、桜木町へ。京浜東北線がストップのため、振替乗車券で市営地下鉄を使う。横浜にぎわい座、「志らく百席」。今回も2階席。サイドの席なので、1階後方よりは舞台に近い。電車遅延のため、5分遅れで開演。開口一番、志ららさん。「NHK新人演芸大賞」本選出場のエピソードをひっさげて。優勝発表の直前に、「三」の文字が見えてしまったというだけでも可笑しいが、「三分短くやった立川志らら」だと思ったとつけ足すところはさすが。「替り目」。やはり、志らく一門のなかでは独特の口調。志らく師。家元についての本を書きあげたそうで、来春の発売になるとか。もともとは、立川談志全音源を解説するという企画だったが、弟子が若いころの談志を解説して良いものかというところで悩み、変更して、談志から学んだ落語論を志らく師が読み解くような本になるようだ。談春師「赤めだか」とはまた違う談志像、特に、談志のイリュージョンの面を理解し、実践している弟子は志らく師のみと言って良いのだから期待大。「赤めだか」は、立川談志の人間的魅力を伝える点ではベストの本だが、落語家・立川談志を伝える本としては、志らく師の本がベストになる可能性はある。もちろん、出版社には「赤めだか」の売り上げに乗っかろうとする思惑はあるだろうが、頼むから、ヘタな装丁、ヘタなタイトルだけは避けてくれよな。時事ネタ、小室哲哉、泰葉。あまり語られないことだが、時事問題をただ話題にするのではなく、ネタに仕立てる落語家は志らく師だけではないか。一席目「粗忽の釘」。この「志らく百席」、得意な噺は最初のほうにやってしまったとしょっちゅうこぼしていながら、まだ、「粗忽の釘」が残っていたのだ。イリュージョン、たっぷり。しかし、特に新しいギャグが入っているわけでもなく、師匠にとっては過去の十八番ということになるか。二席目「お化け長屋」。「粗忽の釘」ほど突飛ではないが、これもギャグたくさん。‐仲入り‐三席目「薮入り」。むしろ、今日はこの噺を新鮮に聴いた。志らく師の中年期は、人情噺をやる際には童顔が壁になるような気がずっとしていて、早く老けて欲しいと願っているのだが、その時期は、意外と早く通過するかもしれないと思えるような「藪入り」だった。志らく師の本領は、老人になってからのような気がしてならない。12月のにぎわい座は、観たい公演と仕事の都合がつかず。開館以来、初めて行かない月になりそう。バーミヤン、海老ときのこ・秋のあんかけチャーハン。日ノ出町駅から京浜急行。立ち読み。「ぴあ」。今週から隔週の発売に。出版部門は大幅に縮小されるらしく、雑誌から始まった会社が、だんだん、ただのチケット屋になろうとしている。これは情報サービスだけの問題なのか。個人的な感想をいえば、「ぴあ」は判型が大きくなったあたりから、読み物としての魅力が失われていったように感じる。雑誌を雑誌として作らず、ただの情報にしていったから堕落したのではないのか。だいたい、ただの情報に特化したくせに、サイズを大きくするとはなにごとか。情報誌なんてものは持ち歩けるサイズのほうが便利なのだ。携帯電話が「ぴあ」と同じサイズだったら、誰も携帯しないだろう。少なくとも、パソコンを開くよりは楽だと思わせないと、ネットの情報に負けるに決まっている。まぁ、だから「ぴあ」はネットに移ってるのだが、実態のないものを売り買いする商売がはたして安泰だろうか。少しは、「東京かわら版」の野心のなさを見習って考え直したほうが良いと思う。深夜0時、帰宅。日記更新のみ。
2008年11月06日
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遅番。昼食。バルチックカレー、若鶏カレー。明日発売の雑誌。「週刊文春」。今週の小林信彦。「綾瀬はるかが盲目の旅芸人、市に扮する映画があることは、去年の秋から知っていた。小さな広告を見かけたからである。なぜ早く上映しないのかと焦れったく思っていたのも事実だ。」横浜西口。モスバーガー、マッシュルームチーズバーガー、オニポテセット。読書。深夜0時半、帰宅。日記更新。テレビ、あれこれ。◆「いいとも」テレフォンショッキング、大宮エリー。初登場。1975年生まれ。同い年の有名人というのはそれだけで気になるものであるが、東大卒、電通出身という経歴、それに加えて、コメディの作り手であるという点でもなにかと妬ましい存在だ。収入はいくらあるのだろうか。このひとの仕事は、今までそれほど興味を持って観たことはないのだが、なんだか、「大宮エリー」という名前にダマされているような気がしないでもない。本名の「大宮恵里子」だったら、同じ仕事をしていてもおそらく平凡に見えるよ、きっと。◆「踊る!さんま御殿!!」。はるな愛。酔ってウンコをもらしたことを大沢あかねにばらされていた。ああ、やっぱりと、いろいろと想像させるものがあるエピソードである。
2008年11月05日
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朝日朝刊。「小室哲哉氏逮捕へ 著作権譲渡話5億円詐欺容疑」。このニュース、なんだかすでに知っているような気がするぞと思ったら、少し前に日刊サイゾーで読んでいたのだった。しかし、それにしても驚きがない。いや、いかにもウラで悪いことをやっていそうだということでもなく、小室は悪人には見えないが、しっかりした人間にも見えないからだ。本当の悪人よりも、犯罪者になる率が高いのはしっかりしてないやつのほうであるような気がする。早番。昼食。蘭苑菜館、スブタ定食。川崎へ。チッタデッラ、寄り道。ヴィレッジヴァンガードがある上の階に、歴史時代もの専門の本屋、時代屋があることを初めて知った。いつからあるのだろう。同じフロアには、古本屋のブックマートもあり。仮にも「チッタデッラ」なのに、このフロアだけ、イタリアっぽさが皆無。どちらの店も閑散としていたが、いつまで保つか。ミウラ、寄り道。ラゾーナ。中村屋、牛すじカレーうどん。109シネマズ川崎、「アイアンマン」。深夜0時半、帰宅。日記更新のみ。(あとで加筆修正します。でも、たいしたことは書きません。)
2008年11月04日
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早番。昨日と同様、人手不足。昼食、コンビニのサンドイッチ。しかし、祝日で仕事はヒマだったので、ひさしぶりに棚を大工事する。10月は好調のまま終えたので、攻めに転じよう。横浜西口。ジョイナス地下。リオ、ハヤシビーフ。帰宅。テレビ、あれこれ。◆オンタイムで、NHK「わが心の大阪メロディー」を途中から観る。ちょうど、木村充揮と大西ユカリがデュエットで「天王寺」という歌を歌っているところ。天童よしみ、中村美律子ら、演歌のひとたち、さらには関ジャニなども出ていたが、“大阪”というひとつの色でくくって違和感がない。桂小枝がミス花子の現在をレポートしていて、「生活笑百科」の大道具をやっているのにも軽い驚きだが、そのあとの「河内のオッサンの唄」「好っきゃねん」のメドレーはなかなかの迫力。続く、キダ・タロー生誕78周年を祝した、キダ先生自ら指揮棒をふる荘厳な「キダ・タロー組曲」もそうとうなもので、NHKだが、CM曲もメロディーだけはしっかり演奏していたし、ラスト、「アホの坂田」の大合唱から、坂田利夫がお祝いに駆けつける流れは完璧すぎるでしょう。HDD残量不足で録画をあきらめたが、ほかを消去してでも録っておくべきだったか。◆「いいとも」テレフォンショッキング、宮藤官九郎。◆「やりすぎコージー」、営業リッチ芸人大集合。ラサール石井、ナポレオンズ、ノブ&フッキー、テツandトモ、博多華丸大吉、江戸むらさき、ホリ。ラジオ、ポッドキャストで「ストリーム」。「コラムの花道」、吉田豪。先日の、「創」トークライブの話。(あとで加筆修正します。でも、たいしたことは書きません。)
2008年11月03日
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いつもは早番だが、病欠ありのため、通し。休憩時間も抜けられず。昼食。コンビニでサンドイッチ。横浜西口。浜虎、醤そば。帰宅。日記更新。テレビ。「サンデージャポン」。泰葉の記者会見、初めて観る。評判だけを断片的に知っていたが、これは想像以上にすごい。そりゃあ、いろんなひとがリアクションするはずだ。しかし、こういう常軌を逸したひとがいると、なんでもかんでも心の問題で解釈したがるひとがいるが、それはどうもあやしい。会見のなかで、「すいません、低血糖なので砂糖なめさせてください。」といって角砂糖をほうばる場面があったが、原因はここにあるのではないか。ウィキペディアの「血糖値」の項によると、血糖値が約65から70mg/dLに低下すると、血糖値をあげるためにアドレナリンが大量に放出されるそうだ。そのために、交感神経刺激症状が起こり、手足が震えたりする。また、アドレナリンとは、「攻撃ホルモン」とも呼ばれるホルモンで、それが大量に放出された状態でしゃべっているのがあの会見だということは前提にしておきたい。以下、メルクマニュアル家庭版から引用。太字、引用者。「低血糖に対する体の最初の反応は、副腎からエピネフリン(アドレナリン)を放出することです。エピネフリンが蓄えられている糖を放出するよう刺激しますが、同時に不安発作に似た症状をもたらします。それは発汗、神経過敏、ふるえ、失神、動悸、空腹感などです。さらに重度の低血糖になると脳への糖の供給が不足して、めまい、疲労感、脱力、頭痛、集中力の欠如、錯乱、酩酊(めいてい)と間違えられるような不適当な行動、不明瞭な話し方、眼のかすみ、発作、昏睡などが起こります。」つまり、精神よりも健康の問題であると思われ、そもそも、小朝師というひとは擬似心理学を好むひとだから、泰葉のこのような部分が見えていなかった可能性はないだろうか。もし、仮に、「ためしてガッテン」の司会が志の輔師でなく小朝師であったならば、また違う展開が起こり得たかもしれない。
2008年11月02日
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休日。午前中、睡眠。昨日買ったCD。「WET DREAMER」。1991年発売。小林克也、ケント・フリックが出演・プロデュースということで買ったが、期待したほどは面白くなかった。要は、スネークマンショーのスタイルなのだが、どうせならば、ケント・フリックの芸をもっと聴かせて欲しかったところ。テレビ。昨日の「いいとも」。いつも、「テレフォンショッキング」だけを確認するために録画しているのだが、1時間すべてを録っているわけではなく、12時8分から25分間を予約録画している。経験則から、だいたいその時間で納まるように決まってきた。この日はオープニングに、本物のビヨンセが登場。冒頭8分は観てないのだが、そのあとの、渡辺直美との対面はしっかりと観ることができた。「クレイジー・イン・ラヴ」だと、おもにダンスの真似だからデフォルメするより工夫のしようがなく、ビヨンセ本人にぶつけるには「ドリームガールズ」のほうがより驚かせたような気がしないでもないが、でも、ビヨンセからしたら可愛らしい感じはあった。このネタを始めたころには、まさか、1年足らずで本人に会うことになるとは夢にも思わなかっただろう。なかなか良い光景。夜、下北沢へ。本多劇場、「学おじさん」。作・演出、水谷龍二。伊東四朗、平田満、片桐はいり、馬渕英俚可、森本亮治、飯田基祐、吉田麻起子。(とても面白かった! 感想、後日。)終演後、小宮孝泰、東京03・豊本を目撃。ヴィレッジヴァンガード、寄り道。DORAMA。中古CD、1枚。「フリー・ソウル」のマーヴィン・ゲイ。古本もじっくり見たが、収穫なし。渋谷。若狭家、ねぎとろ・マグロ・サーモン。帰宅。日記更新のみ。(あとで加筆修正します。でも、たいしたことは書きません。)
2008年11月01日
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