がんサバイバー 0
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思いのほか松島でたっぶり歩き回った私たちは、足は棒のよう・・・カミンも目がトロンとして眠そう・・・「カミン、眠ってかれね~」と声をかけると、「え?何ですか?」と聞き返され、「寝ていってもいいよ」と言い直した。(そっか、突然方言で話しから、わからなかったか・・・^^)仙台への車の中は無言でただひたすら家路を急ぐ。カミンがどんなところに住んでいるのか、見てみたい私。半分親のような気分でアパートをのぞかせてもらった。うちのアサリちゃんとおんなじだった。物があふれて狭いスペースがごった返していた。中に入るのはやめにした。近くに国宝の八幡神社があるというので、大分暗くなりかけていたがせっかくここまできてるのだからと案内してもらう。「近いですよ」と聞いて歩いて出かけたが、結構遠くて足はまたもや棒のよう・・・でも、国宝だけあって参道や境内のたたずまいは、心が静まるような落ち着いたところだった。ゆっくりできなかったのが残念。裏道からカミンのアパートに戻り、そこでお別れ。「ありがとう。会ってくれて。一日一緒にいてくれて。本当にありがとう。来年はうちの家に来てね。必ずね。元気でがんばってね」と名残惜しく手を振りながらカミンとさよならした。振り返っても狭い路地の中だったからすぐに見えなくなった。(淋しさ感じた・・・)翌7月30日、9時過ぎに仙台を後にし、東北道、磐越道、北陸道と同じコースを戻り、夕方家に到着。あっという間の4日間だった。楽しかったです!!!!おわり
2007.08.19
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3日目(7月29日)この日は、松島観光の一日。ホテルから、カミンを迎えに行く。カミンのアパートは、八幡神社のすぐ近くとか。ちょっと手前で止まり過ぎたが、無事カミンを拾って松島に向かう。いたるところの道路案内に大きく「松島→」と掲げてあるので、ときどき地図と照らし合わせるだけで、迷うことなく行けた。日曜日ということもあって松島には観光客がたくさんいる。にぎやか。まずは、遊覧船乗り場に向かう。島巡り遊覧船の切符を買う。船は仁王丸。中に入ると1階席はほぼ満員になっている。迷わず追加の料金を払って2階グリーン席に座る。桧原湖の遊覧船に比べて格段に大きく立派な船だ。出発と同時に、かもめが群れをなしてついてくる。かもめのえさを売っていたが、私たちは買わなかった。でも、えさを買った人たちが投げてくれるのを知っていて、カモメたちは船のあとを追ってくるのだ。デッキのすぐそばを船にぶつかることなく、中に入り込むことなく上手に飛ぶかもめの白くて美しいこと!そして、投げられたえさをダイビングキャッチで、パクッと飲み込むことの上手なこと!島巡りの美しさより、群れて飛んでくるカモメの迫力と美しさのほうが印象深い乗船だった。船から下りて、船着場の道路をはさんで向かい側にある瑞巌寺へ行く。参道の杉の木立に息を呑む。まっすぐに天高く伸び、規則正しく並んでいる並木道は、木の種類は違うが韓国の南怡島の並木道を思い出す。(例の冬のソナタに出てきた並木道だよ~)樹齢どれくらいだろうか、木の幹に触れ、木の霊気を感じてみたりした。(何もわからなかったが)瑞巌寺の後、円通院のお庭を散策し、みちのく伊達正宗歴史観へ向かう。カミンの友達がここはオススメと言ってたそうだ。何の予備知識もなく入ると、たくさんの蝋人形が出迎えてくれた。東北ゆかりの有名人の蝋人形が並び、後半は伊達政宗の人生の様々なシーンがドラマ仕立てで再現されていた。見ごたえがあった。五大堂を訪れた後、最後にオルゴール博物館に入る。入館料の高さに少々驚いたが、重厚なオルゴールの演奏に迎えられ、値段の高いのもうなずけた。ピアノのような外観の中に円盤状の盤が廻って音を奏でたり、オーケストラのような様々な楽器を組み合わせた大きなオルゴールの荘厳な音にはとても驚かされた。昔の人って本当にすごい。 たくさん歩き回ってくたくた・・・松島は本当に見どころたくさんのいいところでした。
2007.08.13
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カミンは何処から来るかと、あたりをキョロキョロしながら待つこと10分。途中電話で、「青葉通りの階段の上にいるんだけど。白い上着に黒いスカートはいてるからね」と話すと、「あ、わかりました。見えました」とカミン。「今、そっちへ行きます」と電話は切れたが、どっちのほうからくるのかしらとそれらしき人を探すが、なかなかわからない。ようやく、階段を上がってくる清楚な女性に、懐かしい笑顔を見る。「カミン~!!!」と感激の再会。でも、3年の月日の長さがとても感じられたその瞬間・・・だって、とてもまんまるくなってたから・・・(ようするには太っていたということ)根が正直な私は、黙っていることができず、「カミン、なんてまるくなったの!」と感慨を込めて声をかけた。カミンは否定することはできないから、 「えー、ちょっと太っちゃって・・・」と照れ笑い。(でも、ちょっとどころではないぞ。かなり太ったぞ。3年前はとてもチャーミングな女の子だったのだから)夜も7時を過ぎていたので、食事する店を探して歩く。カミンは手に仙台のガイドブックを抱えている。「仙台ならやっぱり牛タンでしょう、と友達が言ってたので、有名な牛タンのお店に行きましょう」と、案内してくれる。有名なだけあって、満員の店内、席が空くのを待つお客もたくさんいる中、列につく。ようやく席に案内され、まずは再会を祝してビールで乾杯をする。本当に会えて嬉しいよ~!!!去年の夏に日本に来たのかと思っていたら、おととしに来て、もう2年になるとのこと。家から持っていった家族の写真を見せて、近況を知らせる。カミンは懐かしそうに見てくれる。気になる生活費のことなど尋ねてみたら、国費留学生なので、奨学金を17万円もらっていて生活には不自由しないとのことだった。(優秀な人は違うね~)今年の冬にイギリスに行って来たという話から、ジェーン・オースティンの「高慢と偏見」の話になり、私がBBC製作のコリン・ファース主演のDVDを買って持っていると話したら、カミンも私もその物語が好きでそのDVDを持っていると言い、思わぬところで話が通じて盛り上がる。映画「プライドと偏見」も見たけど、ダーシー役はやっぱりコリン・ファースのほうがいいという意見も一致した。牛タンは思ったより、お腹のふくれるものではないので、寿司を食べに行こうと駅の地下街の回転寿司に入る。マスオ君は娘みたいなカミンがかわいくて、食べろ、食べろと次々にとってやっている。カミンは「えー、いいですよ」と遠慮しながら、しっかり次々と食べていく。「カミンにとって仙台の食べ物は口に合うんだね、そういうのを“水が合う”って言うんだよ」とマスオ君。韓国から来た留学生で食べ物がおいしくて太る人は結構いるらしい。10キロ太った人もいるという。「私はそこまではいってないから・・・5キロです」とカミン。(ほんとに5キロ?もっとあるような・・・)「勉強もいいけど、ちょっとこれからは動いてシェイプアップも必要だよ」と一応若い彼女の身を心配して進言した。明日は一緒に松島に行こうね、と約束して別れる。疲れていたのもすっかり忘れて、再会の余韻に浸りながらホテルに戻り、長い一日を終えた。
2007.08.08
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東北道を気持ちよく走り、もうすぐ仙台という頃、思い込みとは怖いもので仙台南、仙台宮城、仙台とインターチェンジが続き、仙台市へは仙台で降りるものと思い込んでいた。運転していたますお君が仙台宮城で降りようとするのに、「ここじゃないって、次だよ!こんな田舎なわけがない」と強引に押し切って、路線変更しそうになってたのを無理に本線に戻した私。「ほんとかよ~。ぜったいおかしい!」とますお君。「ほんとだって」と自信たっぷりに地図を確認したら、あらら・・・「仙台」と書いてある色が違う。(やば~)「ほんとだ~、ごめーん。やっぱり宮城で降りるんだった・・・。仕方ない、次まで行こう。次は泉だって。え~遠い~!」「だから言ったんだ。俺が自分で調べたから知ってたのにー」と文句ぶちまけるますお君。 「だってね、本当にもう一つあるって思いこんでたんだもん」と平謝りの私。(といってもあんまり深く反省してないが)泉インターチェンジの前に泉スマートICがこの春できてETCカードで出入りができ、ちょっとだけお得に仙台に方向転換できる。往復20キロの無駄足になった。「今までかつて、そうかと言って引き下がったことがない。いつも俺が折れてる」と言うますお君の的を得た言葉にほんとにそうだと可笑しくなり、笑い出したらとまらなくなってしてしまった。(笑ってごまかすしかないからね)仙台宮城のインターチェンジは山の中。こんな山の中なのに、本当に仙台が近いんだろうかといぶかしく思ったが、一般道に下りてすぐの長いトンネルをくぐり抜け出てみると、あたりは都会の香りが漂っていた。わお~仙台駅近くのホテルに着いたのが5時ごろ。なんか一日中車に乗ってた気分で、疲れてぼ~とする。このまま寝てしまいたいような・・・でもとりあえず仙台に着いたことを知らせるか、とカミンに電話する。「車はもう駐車場に入れて、明日まで出せないの」と言うと、「じゃ、今からバスに乗っていきます」とカミン。会いに来てくれるんだとわかり嬉しくなる。7時ごろ、仙台駅に向かう。バスは駅と言うより、百貨店前で止まるらしい。何ていう百貨店?と聞くと「さくらの」と聞こえたが、電話が遠くて本当にそうだかよくわからない。歩いていくと、仙台駅の斜め向かいに確かに「さくら野」と書いてあるデパートが見えてきて、「あれだ」とほっとする。仙台駅の前は歩行用の通路が橋のように高いところに設置されている。バス停のある青葉通りからの階段の上でカミンを待つ。もうすぐ会えると思うと、わくわくする。なつかしいカミン、どんなふうになったかな。(つづく)
2007.08.06
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2日目(7月28日)昨日の晴天から変わって、どんより雲が立ち込めている。天気予報を聞いても曇りから雨になるという。今日の予定は磐梯山の山越えルート。雨だったら面白くないからどうする?と話しているうち、空が少し明るくなってきた。これなら行けそう、と予定通り磐梯山ゴールドラインを行く。料金所から30分ほどで桧原湖に着く。風がとても強い。空は晴れているが、天気が悪くなる徴候?せっかくだから船で湖を遊覧しようと、風をよけながら出発を待つ。明治21年(1888年)に噴火して山が一つ吹っ飛び、川をせき止めてできたという桧原湖はとても大きかった。約35分の遊覧を楽しんだ。その間どんどん黒い雲が広がり、磐梯山は雲の中。船を下りてレークラインに向かう途中、3Dワールドに寄り、磐梯山噴火の再現映像を見る。岩石が降り、転がってくるのを見て思わずのけぞってしまった。(ますお君は笑っていた)観光にはネーミングが大切だと感じたこの旅行。何の変哲のない山道も、ゴールドラインだのレークラインだのと名前がついていると、何か素敵なコースのように思ってしまう。まあ確かに眺望のよいところもあったのは確かだが・・・他にもスカイライン、グリーンライン、スカイバレーと名づけられた山岳観光ラインがある。福島県は観光お勧め上手、と感心する。 土湯の道の駅でお昼を食べ絵地図を眺めていると、東北サファリパークが目に入る。なんか面白そう?と動物園は行ったことあるけどサファリパークは初めてなので、ちょっと寄り道してみた。車に傷がつくのが心配な方は代車をどうぞと言われ、もちろん代車を借りる。最初はライオンパークなので、絶対車を止めないで走り続けてください。止まると屋根に上ってきて危険ですから、とよーく念を押され、ドキドキしながらゲートをくぐる。しばらく走ると赤茶けた広場の小高い上にライオンの姿が見えてくる。立派なたてがみの雄ライオンだ。それも1頭でないぞ。2頭、3頭、まだ向こうにもいる。ドキッ!!!と緊張が漂うがライオンは寝そべったまま動く気配はない。もしかして置物?剥製か?と思うとゆっくり首を振るのが見え、やっぱり本物だ・・・でもなんだか変。カメラをかまえて側を通り抜けるが、目はしょぼしょぼ、口は半開きのままトロ~ンとしている。去勢されているのか百獣の王らしい力強さはかけらも感じられなかった。拍子抜け。そのあとのゾーンは、窓を開けてえさをやってよいとえさが売られていたが、けちな私たちは買わなかった。えさがもらえるかと、通る道すがら次々といろんな動物が車に擦り寄ってくる。代車にしてよかったとつくづく思った。ヤギに羊にシマウマにキリンにゾウにアメリカバイソンにといろんな動物が出迎えてくれる。もう少し草や木が生えて自然らしいところなら動物たちも幸せだろうに、赤茶けた土だけのところで一日、毎日こんな生活ではかわいそうと同情した。もう少し動物たちによい環境を! 2時半、二本松より東北道に入る。山道が続いていたので、高速道は爽快。一路仙台を目指す。 カミンとの再会はこの後よ!
2007.08.03
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3泊4日の旅は、あっという間に終わってしまった。私の夏休みはもうこれで終わってしまったような淋しさ・・・(グスン)初日(27日)は会津若松へ。上越を過ぎた頃より片側1車線のみの対面通行になる。柏崎周辺は復興作業が懸命に行われており、いたるところが補修されていた。道路は波打つような段差の高低が続き、地震のすさまじさが感じられた。50キロほどのゆっくりした速度だったが、渋滞するほどではなく通行でき、長岡あたりまで来るとほぼ正常な2車線通行に戻る。新潟JCTから磐越道に入ると、1車線の対面通行になり、北陸道以上に往来の少なさを感じる。(ここも田舎なのね)家から約4時間半で会津若松着。わが町と変わらないのどかな風景が広がる・・・はるばるこんな遠くまで来れたことに、嬉しさがこみ上げる。飯盛山の駐車場に車を置き、ハイカラさん号という観光用のおしゃれなボンネットバスに乗る。お得な一日フリーパス券を買うが、案内所の方は「今から一日券ですか?」ともったいなさそう。拝観の時間が5時までと言うので、近くの白虎隊記念館やお墓は後回しにし、鶴ヶ城に向かう。←ハイカラさん号です昭和40年に復元されたという鶴ヶ城はきれいなお城だった。天守閣の頂上に上ったあと、お庭や隣接する茶室をめぐりながら、またハイカラさんのバスに乗る。バスが定期的に通っているので便利だ。次は、会津武家屋敷へ。会津藩の筆頭家老だった西郷頼母邸を復元した家老屋敷は、平屋建てだがとても大きい。ところどころに人形が当時の様子を再現するように置かれており、結構興味深かった。お風呂場のお湯は、わざわざ台所で沸かして運んだという。火事を防ぐために火を使う場所は台所のみと限られていたそうな。熱いお湯を運ぶのは大変だし、どれだけ長い距離を往復したかと生活の大変さに思いをはせる。お湯に入る者も夏はともかく、冬場は寒くなるだろうに、湯冷めは大丈夫?・・・便利な世に生まれて本当によかったとつくづく思った。ゆっくり見学しているとあっという間に時間が過ぎる。ハイカラさん号に乗って元の飯盛山に戻ってくると、もう5時近く。大急ぎで白虎隊記念館に向かうと受付はもう閉まっていたが、係員の方が親切に入れてくれた。館内にはまだ観客がおり、ホッとする。鶴ヶ城にも19人の白虎隊の少年の似顔絵が飾られていたが、16、17歳の若い少年たちが城が焼け落ちたと思って自害したという話には胸がつまる。本当は20人が自刃したらしいが幸いに一人だけが奇跡的に助かり、その人の証言で白虎隊の自刃のことがわかったという。お墓を見た後、自刃したという場所を訪れたが、そこから遠くに鶴ヶ城が見え、なんだか不思議な感傷的な気分になった。(前世が特攻隊の隊員で若くして亡くなったらしいと聞いたから、オーバーラップするのかな・・・平和であることは本当に有り難い・・・)自刃した場所から見た鶴ヶ城・・・左手遠くに見える。 この日の最後は「さざえ堂」に。なんてったって名前が名前だからぜひとも訪れなくちゃ。六角形三層のお堂でサザエの形に似ていることからさざえ堂と呼ばれているらしい。内部の回廊を右回りに上っていくと最上部で左回りになって同じところを通らずに出口に出るという、不思議な建物。何のために建てられたんだろうと、中に入って出てきてやっぱり不思議。昔の人の遊び心かしら。鶴ヶ城に、武家屋敷、飯盛山と、3箇所を歩いたというだけで足がパンパン。疲れた~日頃車ばっかりで歩かないからすぐへばる。情けないね~でも充実した一日でした。(この日の走行距離は344キロ)
2007.07.31
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明日から3泊4日で会津~仙台へ行ってきます。マスオ君と二人でのドライブです。実は仙台にいるチョン・カミンさんに会うのが一番の目的。彼女は2003年の11月に韓国大学生訪日研修団のメンバーとして来日し、うちの家に2泊ホームステイしました。大学の日本語学科の学生さんで、日本語はぺらぺら。それまでもいろいろな国の方がホームステイしましたが、言葉があまり通じなくて身振り手振りで四苦八苦。それもまた楽しと思っていましたが、言葉が通じる楽しさにはかないません。何のストレスもなく、楽しい3日間でした。翌年2004年の夏に韓国に行くことになり、彼女の住む大田(テジョン)も訪れることにしました。再会ってとても感動的です。お母さんの手料理をごちそうになり、一晩泊めていただきました。近所に住むおじいさんのお宅にも招かれて、韓国の家庭の雰囲気を味わえた一時でした。それから3年。カミンさんは東北の大学院に留学中です。去年の7月に来日し、入学試験の勉強を続け、この春から院生の生活をスタートさせました。不合格だったら会いに行けないところでした。3年ぶりに会う彼女はどんなふうに変わってるかな。会うのがとても待ち遠しいです。では行って来ま~す!
2007.07.26
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