
春の庭先にも活気が出てきました。東向き半日陰のエリアにはウッドランドエッジガーデンがあります。ウッドランドエッジとは森林と草原の境界(Woodland Edge)のことで、半日陰を好む植物が発生するエリアです。西側に塀と建物があり西日が遮られるエリアは昼間の半分ほどしか日が当たらないため、ウッドランドエッジと環境が似ているため半日陰を好む植物を植えるのに適した条件です。
この条件では瑞々しい花を咲かせる植物が多く、日向のガーデンとは違った趣を楽しむことができます。繊細な形をした花多く、コテージガーデンなどで活躍する品種も多く使うことができるので、ガーデニングが楽しめる環境だと思います。
ここでは春先にパステルカラーの組み合わせが姿を現します。背景に並んでいる鮮やかなオレンジはホメリア(Moraea flaccida)でその前方に八重咲きのアキレギアが配列されています。

アキレギア・ブルーバローは地表にある枝葉の茂みからすらっとした花茎を立ち上げその先に鮮やかで濃いブルーの花をいくつも咲かせます。花の輪郭は遠目に見ると球形に近く、
緑の中にいくつもの玉が無数に浮かんでいるような光景を作り出すことができます。

アキレギア・ローズバローはピンクの発色がよく八重咲きの花弁の輪郭もすっきりと見えています。花弁の先に向かって色が濃くなっていくのも特長です。

アイリス・シルベリービューティは透き通るようなと水色の花を咲かせています。手前にはアキレギア・ローズバローが見えます。

配置法はミックスプランティングと呼ばれる、各植物がランダムかつある程度均一に並ぶスタイルをとっています。様々な種類が混植されているため自然な印象になり、季節の移り変わりに伴って景観が変化していくのが強みです。この写真ではアイリス・シルベリービューティーが繰り返し現れる配置がよくわかると思います。繰り返しのパターンを作ることで景観的に安定感が出てきます。
4月から咲く花も多く取り入れてあるので、春先から楽しみになるようなプランティングになっていると思います。
今回の植物: