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仕事の関係で今日は午後から駒場へ。ただし中途半端の時間なので、少し散歩しよう。というわけで世田谷での小さい散策…。 その一軒目を、ほぼ六年ぶりの「自家製中華そば 勢得」にした。町屋時代の勢得は、日本全国でもつけめん、とりわけあつもりがおいしいとして知られていたが、佐々木店主が業界から離れてもおかしくない病気になったため閉店。その後東京農大の辺で復活したが、わしが通える場所ではない。そのため、復活した後に一回訪問したことがあるが、それきりだ。 店は小田急線の千歳船橋から歩いて15分程度のところにあるが、わしはバスで行った。バス停は店のすぐ近くににあるからだ。満席で10人ぐらいの行列ができているが、50人以上の行列ができていた勢得に通っていたわしにとって、これぐらいは平気だ。 15分ぐらい待ったら入店し、得勢釜揚げつけめんの食券を購入。並は330gある。本来ならば大盛(450g)にするはずだが、連食になりそうなので並でよい。佐々木店主一人で切り盛りと接客をしている。 まずはつけ汁の提供。動物魚介スープは復活したばかりの時に比べやや薄くなったが、むしろバランスがさらに良くなったように味わえる。 釜揚げつけめんというのは、麺を冷水で締めないものであり、あつもりではなく、釜揚げうどんとして考えてくださいということだ。中太ストレート麺は町屋時代より太くなったし、表面も少しでこぼこした。ただし弾力がすごい。間違いなく、この麺は本当につけ麺の麺らしからず、うどんのような食感と言ってもよい。 チャーシューとメンマなどのトッピングが入っている。チャーシューは昔のような大判のものでないが、トロトロしながら少し肉の硬さが保っておいしい。味玉は黄身も少し固めのものになったが、白身と黄身が少し半熟しておいしい。最後はスープ割。スープ割はエビ出汁だそうだ。これもおいしい。 あのあつもりはもう食べられないが、自家製麺のラーメン屋さんとして再起不能と言ってもよい病気になったにもかかわらず研究を重ねて復活してくれた佐々木店主のことに尊敬している。しかもこの一杯から勇気もいただいたのだ。ありがとう。
2013.07.02
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ラーメンの食べ歩きが始まったばかりの時、わしは毎週日曜日必ず町屋にあった「自家製中華そば 勢得」へあつもり中盛、チャーシュー、味玉を食った。朝10時以前に行かないと、一巡に食べられなかっただけではなく、怖い行列に巻き込まれるのも当然だった。夏でもあつもりしか注文しなかった。あつもりを注文した人も一番多かった。博士一年の後期に入った直後、一時期に忙しくなってしまったので2週間ぐらい行っていなかったが、急に閉店することになった。わしも忙しかったことによって、閉店する前に行けなかった。その後、混雑のため文京区へ移転することになったという噂もあれば、店主の体調が崩れたため閉店して療養せざるを得ない噂もあったが、再開の音沙汰のなしで2年間を過ぎたので、もう再開がないかと思い込んでいた。 しかし、急に今月上旬で、とら会議室で再開のメッセージが載せられた。嬉しいのも言うまでもないが、まさか東京の東から西の世田谷区へ移転した。しかも千歳船橋だ。これって昔のように毎週通っていたのが無理になっただけではなく、月1回にも無理だ。だがどうしても食べたいので、今年の学校のスケジュールが全部終わった今日、無理にして行ってしまった。 行く前にいろいろなことを調べた。とら会議室の常連である塩哲さんのブログによると、店主は小麦アレルギーになったため閉店せざるを得なかったという。この病気って、自家製麺のラーメン屋店主にとって、まさか再起不能な病気なのではないかと思いますが、まさかこの病気を克服して店を再開した。超らーめんナビの資料によると、パン用粉と中華麺粉をブレンドして毎朝打ち上げるそうだ。元々べんてんの東池袋大勝軒を食べ歩いて、独学で自分の味を開発した。これは、あの町屋にあった人気店「勢得」の味だった。再開した時、味も進化したそうなので、期待している。 千歳船橋とは言え、店の場所は駅からかなり離れた。そこで口コミのアドバイスに従って、渋谷からバスで行くことにした。交通代はほぼ同じだが、店の前にバスの乗り場があるから、逆にバスで行くのが便利だ。やはりそうだね。しかしバスの窓からみたら、まさか行列がない。やはり都心から遠いので、開店のブームを過ぎてから落ち着いたのではないか。しかし、店主にとってこれは一番よい状態かもしれぬ。町屋時代のようなすごい行列を作ったのも店主にとってびっくりしたことであろう。 大きい「勢得」という看板があるが、懐かしい暖簾を見た時、やはり再開したという実感があった。現在は食券制だということなので、入店して食券を買ってから着席した。カウンターは町屋時代と同じ色だ。しかも、佐々木店主とお女将さんがわしの顔を覚えていらっしゃるようだから、嬉しかった。 得勢つけめん大盛を注文した。得勢って、青葉みたいな特製だということだ。町屋時代でこのようなことがなかったね。中盛がなくして、並と大盛だけだ。大盛の量は町屋時代の中盛の量だ。しかも新しい麺の風味を損なうためあつもりを封印したということだ。あつもりばかり食べていた勢得の常連だったわしにとって、これは初めて勢得のつけめんを食べることだ。 10分ぐらい待っていてから麺が来た。麺の太さが凄くなってきた。弾力もよいし、噛めば噛むほど、麺の質がさらに感じられた。これって凄く進化してきたものだね。 醤油、酢、唐辛子などの調味料に頼らないで味を引き出したつけ汁の濃度もかなり高くなった。だが、あつもりではないので、食べれば食べるほど、ぬるくなってきた。濃度が高いので、ちょっと味わいが悪くなってきた。だが、勢得の店主だから、落ち着いた次第にさらに改良すると考えられる。結構この味はもうかなり広がってきたが、町屋時代でかなり珍しい味だった。しかし、やはりオリジナルの勢得の味だと味わえた。 チャーシュー、味玉も健在だ。チャーシューはちょっと薄くなったが、味付けと固さも相変わらずよい。半熟味玉もちょうどよい。これで、町屋時代の味を思い出させるね。 スープ割りを頼んだら、女将さんは白髪ネギや大根おろし、おろし生姜を加えてスープを入れてくれた。割りスープは昔より薄くなったが、そこまで濃度が高いつけ汁なのに、そんなにコクがあって、飲みやすいスープになったとは、すごいとしか言えない。 町屋時代のことを思い出させた味だけではなく、さらに進化してきた味だ。本当に凄かった。通うことができなくなって残念だが、復活してくれたということはほんとうによかったのだ。「この味はわしが泣いた!再開してくれてありがとう!本当にうまい! 梅里」
2007.12.28
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昨日、東京のラーメン屋さんで勢得が明日から閉店することになったメッセージを見て、驚いた。明日一日だけ閉店だと祈って、東京のラーメン屋さんの経営者大崎裕史さんにメールして、それについて聞いた。結局、それは本当なことだ。 かなり残念なことだ。わしは自分なりのラーメン ランキングを作りたくない。なぜなら、わしの好みがほかの人々の口に合うかどうかわからないからだ。しかし、つけ麺屋の中で、わしが必ずほかの人に推薦するのは勢得のみだ。わしにとって勢得はつけ麺屋の中で一番おいしい店だと思う。 大崎のホームページに載せたメッセージによると、長すぎる行列によって、店内のスペースが足りないという。また、その行列によって、トラブルに巻き込まれやすいという。やはり、わしが言ったように、混雑すぎる行列はかえって勢得にとってのマイナスとなったのではないか。 現在、勢得の再開を祈るしかなかろう。つけ麺大好きの勢得店主は簡単につけ麺を作ることをやめるわけがなかろう。わしは、勢得のあつもりが食える日を待っている。さらば勢得!
2005.10.20
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わしの帰省および店の夏休みによって、1ヵ月ぶりに勢得に行った。東池袋大勝軒はつけ麺の元祖として知られたし、都内にも盛んでいるが、今まで食ったことがあるつけ麺の店の中に、勢得は一番美味しい店だと思う。 今日行った時、1ヵ月前に比べて、さらに多くの人数が並んでいたから、驚いた。ほぼ40人ぐらいと思う。また、わしがいつも行ったところ、2人、3人ぐらい並んでいたが、今日行った時、すでに5人が並んでいた。今まで食ったことがあるラーメン屋の中に、勢得のように何年間ずっと長い行列ができている店はなかなかない。新宿の人気店である麺屋武蔵さえずっと長い行列ができない。以前に比べて、平日の行列が少なくなってきた。また、マスコミ効果によって、俺の空は都内で一番凄い行列ができたが、最近、昔のような開店1時間前に売り切れを決めることがなくなった。しかも、店の規模からみれば、勢得は何軒の支店を持つ麺屋武蔵および支店を持ちながら何人のスタッフがいる俺の空に比べて、夫婦のみで経営する小さい店だ。だから、勢得の凄さはほんとにわしを驚かせている。 相変わらず、わしはあつもりの中盛とチャーシューと味玉を注文した。それに、相変わらず美味しかった。何年間同じ味を保つのは、店主が真面目に工夫しているのではないか。特に、独学で出来上がった自家製麺のレベルはほかの店に比べて、負けないのだ。 このような怖い行列は常連客を失わせてしまうおそれがある。わしはすでに行く次数を抑えてきたが、やはり、勢得の味を忘れることができないので、1ヵ月1回、2回ぐらい通っている。しょうがないね。
2005.09.04
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東京随一美味しいつけ麺屋と言えるのは、荒川区にある勢得だ。準備の時間がかかるので、開店時間わずか昼の三時間半だけだそうだ。それに、開店一時間前に並び始まったのは、俺の空や東池袋大勝軒などの都心の激戦区にある名店だが、都心ではない荒川区に、開店一時間前に行列ができる勢得は凄いと言える つけ麺が好きの店主は東池袋大勝軒、べんてんに通って、独学したそうだ。しかし、タレにはコクがあるので、独学の人によって作られたのは思わない。また大勝軒系のつけ麺のタレはちょっと酸っぱく、甘いが、勢得が豚骨ベースのタレだから、まったく味は違う。それから、食感がよい自家製麺の太麺は、質が極めて高いと言える。それに、大勝軒より量が多い。満足できる。そして、厚いチャーシューだが、柔らかくて、食いやすい。しかし、メニューで一番人気が高いのはつけ麺ではなく、あつもりだ。あつもりというのは、麺を湯切りしてから、もう一度温めるつけ麺のことだ。熱い太麺は、さらに麺の食感を上げる。それに、つけ麺を食べた時、タレがますます冷やしたが、あつもりを食べた時、タレが最後まで熱いので、スープ割り以後、スープの旨さが味わえる。 だが、混雑というのは、名店の宿命だと言えるのではないか。いつも日曜日に通っているわしは、もともと10時45分ぐらい着いたが、さらに開店後15分ぐらい待っていたら席がある。最近、10時半以前着かないと、開店後20分以上待たなくてはならなくなった。それに、行列がもっと長くなったような気がする。たぶん常連客が増えてきたせいだと考えられる。しかし、いくら行列が長くなっても、常連客はずっと通っているというのも勢得を認めた人が増えた証明なのではないか。わしにとって、つけ麺が好きの人に絶対勧める店は勢得しかない。
2005.06.12
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