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皆様、明けましておめでとうございます。昨年度は大変お世話になりました。本年も、どうぞ宜しくお願い申し上げます。という訳で,今年も目標を10個書き上げたいと思います。毎年の事ながら、頑張っても頑張ってもできないダイエット目標からです。今年は、トレッドミルをついに購入しました。まだ自宅には届いていませんがコアリズムと共に、本気で減量頑張りたいと思います。1.10キロ痩せる(もう、かれこれ15年くらい言い続けてるんだけど)2.モデルレッスンを作る3.マニュアルを書き上げる4.出版する5.秘密です6.カリブ海に遊びに行く7.秘密です。8.デイケアを開く(これは今年では無理かもしれませんが)9.日本でサマーキャンプを開く(誰か場所貸してください)10.おいしいお米を食べる(誰かお米を下さい)以上です。あまり去年とかわらないのですが、今年もやってみようと思います。それでは、皆様にとりまして、2009年が素晴らしき年となりますよう。
2008.12.31
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さて、今日は、療育を始めたときによくある間違い、という部分についてお話したいと思います。私の通信講座のクライアント様でも療育を始めたばかり、という方が少なくありません。ご家庭でどんな療育を行っていらっしゃいますか?と伺うと大体みなさん、物の名前付けと、目合わせ、ちょうだいと言わせる、という内容を行っていらっしゃるようです。あと、少し進んでいる方の場合はマッチングと、動作模倣も行っていらっしゃいます。課題の内容は初期課題で悪くありませんが、この中にとても危険な課題があります。さて、それはどれでしょうか?答えは、「物の名前付け」です。なぜ、これが危険なのでしょうか?子どもが色々な物の名前を知っている事はいい事ですよね?それに、言葉を増やすために療育をするわけです。実は、この考え方が最も危険なのです。言葉が出ない、言葉が出ないと気持ちだけが先走り、実は発音不明瞭で、家族以外の人間が聞いたら何を言っているのか分からないのに、どんどん絵本などを指差ししながら「これ何?」「ラーン」「そうライオンだね、じゃこれは?」と先に進める、そんな経験はないでしょうか?発音不明瞭なのに、どんどん先に進んでしまう。一体そのあと何が起きるでしょうか?自閉症の子どもの場合、一度間違って物の名前や答えを覚えてしまうと後で修正が利かなくなる場合があります。(もちろん、修正できることもあります)もし、早い段階で、ぞうさん、を「どーさ」と不明瞭なまま覚えさせてしまうと、後に「ぞうさん」と言わせようとしても、何度やっても「どーさ」と子どもが答えてきて、正しく言わせようと何度もすると癇癪を起こす、そんな悪循環に陥る場合があります。(何度も言いますが、そうでない場合もあります)発音が不明瞭なのに、どんどん物の名前を言葉で答えさせ、後で修正が利かなくなる、それがとっても危険なのです。だったら、どうすればいいの?そう思われると思います。そんなときは、基本に戻り、音声模倣の課題を行います。まずは一音ずつから正確に発音できるまで練習し、きれいに発音できたら強化子(ご褒美)をあげ、一音をクリアしたら二音に移り、二音を上手く発音できるようになったら三音に移る、そうやって徐々に発音を修正していきます。その間、もちろん言葉を増やす事はいい事ですので、指差しで答えさせる課題を行います(言葉で答える課題を「表出」といい、指差しで答える課題を「受容」といいます。やり方は、覚えさせたい名詞の絵もしくは写真カードを3枚ほど机の上に並べ、例えばそれらが、「ネコ」「犬」「馬」だとすると、「馬どれ?」と子どもに質問し、指差しで「馬」と答えさせるのです。動詞や、位置の課題、マンドの課題など,指差しで答えられる課題は沢山あります。発音を音声模倣で治している間、このような課題を同時進行し、言語を増やし、一旦発音矯正が軌道に乗った段階で一気に課題を表出に移して行きます。また、発音は、お子さんの年齢があがるにつれ、良くなる場合が多いので、あくまでもどの段階で表出に移って行くか、というのは個人差があります。また、発音矯正の課題が日課になってくると、ある程度不明瞭に答えている物の名前を、発音矯正の課題に移行し、表出課題と、発音矯正の課題を同時進行することもできます。もし、皆さんがご自宅で自己流で療育を行っていらっしゃる場合は、私は丁寧に発音矯正を音声模倣の要領で行い、丁寧に教えて行くべきだと思います。その間は受容課題で言葉を増やし、不明瞭な物の発音を減らして行くことをお進め致します。ただ、どうしてもハ行やラ行だけが言えない、など、年齢相応の範囲でしたら年齢とともに良くなる場合があるので、そのあたりは難しいのですが調整しながら行ってください。いづれにしましても、焦らず、じっくり、初期の課題は行うべきでしょう。それでは、また。
2008.12.22
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アメリカに渡り既に9年が経とうとしているが未だに色々とカルチャーショックを受ける。これが、先日のカルチャーショック。1.日本語学校に娘のお弁当箱を忘れた。 2時間後にはわざわざ担任の先生から自宅に電話をいただき、お弁当箱をお忘れになったので預かっておきます。中身は申し訳ありませんが捨てさせていただき、お弁当箱はすすいでおきました、とのとても丁寧な対応。感動。2.アメリカの現地校にてお弁当箱を木曜日に忘れた。 金曜日は学校に行かなかったため、月曜日までお弁当箱を取りに行けなかった。月曜の朝、娘のロッカーにお弁当箱がそのまま置かれており、中を開けたら悪臭とカビだらけだった。もちろん電話はもとより、メール連絡もなかった。忘れた事を反省。割と、アメリカ人と日本人の国民性を反映している出来事ではなかろうか?
2008.12.21
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今日は皆さんに質問があります。「療育は早く始めれば始めるほどいいのでしょうか?」今、アメリカでは、自閉症の療育というと、ABAが主流です。ただ、ABAと一言に言っても、これは理論なので、厳密にいうと、ABAをベースとしたやり方はいくつもあります。例えば、PRT(Pivotal Response Training/Intervention)。これは一見ABAと唄っている訳ではないのですが、ABAの理論をベースにして作られた、自発語を促す一つの方法です。また,日本で有名なロバース博士の方法ですが、日本ではロバース=ABAと誤解されているかもしれませんが、ロバース博士の方法はABAの中でも、特に自閉症の療育のために開発された、ディスクリート トライアル トレーニング(DTT) という物です。これが自閉症の療育の中で、もっともよく利用される方法ですので、知らないと、自閉症療育=ABA=DTTとなってしまうのですね。さて、このように色々ある療育ですが、早くから行った方が効果があるのでしょうか?皆さんはどう思われますか?私の答えは、子どもによる、です。特に、お子さんが言葉を話し始める2歳くらいから始めるといいと言われますが、これにはやり方と、褒め方と、教材と、色々と工夫しなければいけません。例えば、2歳のお子さんは、椅子に座る事ができません。これを、始めから強化子を使いながら座らせるようにするのは一苦労です。また、そんなに椅子に長く座っていなくても良い年齢でもあります。そんな時に、お菓子を使いながら、椅子に座るように躾け、成功する場合と完全に挫折する場合があります。それはちょっともったいないと思いませんか?もしやるなら、 上手く課題を組み立て、DTT と,そうではない遊びと組み合わせて行うなど、相当工夫して行う事をお進め致します。私は、2歳の時点で挫折してしまうのであれば、3歳過ぎまで少し待ってそれから始めてもいいのではないか、と思います。尚、子どもがしっかりと物事を理解し、記憶できるようになってくる4~5歳は、本当に伸びるお子さんが多いです。是非その時期だけは逃さずに、療育をスタートしてもらえれば、と思います。ただ、ここで強調しておきたいのは、「こだわり」「問題行動」への対応です。こだわり、は本当に小さいときから訓練すべきです。これだけは、小さいときから、あきらめるように地に足をつけて親/教育者が一貫して躾けてしまうと、後が本当に楽になります。例えば、毎日同じ道を通らないと気が済まない...家の裏口からしか家に入りたがらない...音楽を聞くと耳を塞いでしまう...こういったことはないでしょうか?子どもが小さいときは、こちらがしっかりと対応しておくと、子ども自身も「泣いても無駄だ、そんなもんだ」と割とさっぱりあきらめてくれる場合があります。それをしないで、ま、いっかと好きにさせておくと、7歳頃にはてこでも動かない子どもになる可能性があります。また、「問題行動」ですが、これも言葉を与えてあげる事で減少させることができます。例えば、お腹がすくとひっくり返って泣く...この場合は「ごはん」と言葉を与える事で、無く行動を減らすことができます。また、お母さんの気を引きたくて泣く場合は、「ママ」と呼ばせることで泣く行動を減らす事ができます。問題行動に関しては、また日を改めてお話させていただきますが、机に座って学ぶ、ことは少し遅くても大丈夫です。ただ、早くから対応すべき事は数点ありますので、特記しておきました。最後に、今お子さんがもう大きくなってきているという方、今からは遅い、と言っている訳ではありません。5歳児の伸びは無いかもしれませんが、7歳から、中には12歳から始め、日常生活がぐんと楽になったご家庭が沢山あります。なので、がっかりしないでください。ちょこっとコツを掴むだけで生活を楽にすることができます。*Jドットコムの通信講座詳細はこちら...http://www.jiheisyou.com/training.htm*ミクシーコミュ「アメリカABA研究会」http://mixi.jp/view_community.pl?id=1825774*メーリングリスト登録はこちらから...グループページ: http://groups.yahoo.co.jp/group/J_com/
2008.12.11
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