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昨日、空き巣や泥棒の被害の話を書きましたが、この時期家だけでなく愛車の盗難やイタズラ被害も多くなります。家には駐車場があると言っても、簡単なゲートがあるくらいで普通は道路から隔てるものは何もないという感じが多いと思います。アジア・アフリカでは丈夫な日本車の人気も高いですし、輸入車となれば解体して部品としても高く売れます。そんな日本ですから、2020年に向けて各家庭でもビルトイン・ガレージの需要は高まってくるような気がします。人材不足による外国人労働者の流入や所得の低い若年層も増えてきます。家の前に少し余裕のある人は、頑丈な輸入ガレージドア付きのインナー・ガレージを検討しては如何でしょうか。車内からリモコンで開閉操作が可能ですし、ドアを破壊しない限り屋外からは絶対に開けることが出来ません。(オープナーがOFFの際はロック・ストッパーが掛かります)勿論、車がいつも雨風に当たることもなくなりますから、外装の劣化を気にしなくて済むという利点もありますね。但し、気持ちよくガレージをお使い頂くには、車のように定期的な点検・整備が必要ですから、一連のメンテナンスが出来る施工業者に建築をお願いすることが大切ですよ。輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、私と話をしたいという方は、お問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。
2017年11月30日
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もうすぐ12月。年の瀬も迫ってきましたが、このシーズンに多くなるのが空き巣や泥棒の被害です。窓ガラスを割られたり、玄関ドアをこじ開けられたり、その手口は乱暴なケースも見受けられるようになりました。私たちが手掛ける輸入住宅でも例外ではなく、毎年何件かの相談を頂きますが、一番多いのが被害を受けるまで何もしていなかったというものです。セキュリティ対策の為、警備会社に高いお金を出して機器を設置して毎月費用を支払うという方もいらっしゃいますが、一定時間警備員が来ないことを知っている空き巣たちは、簡単に侵入出来そうであれば気にせず室内を物色します。そういう状態にしないように、まずは入りにくい環境を作ることが一番の防犯対策となるのです。最も簡単で効果が高いのは、玄関ドアのこのガードプレート。ドアの隙間から見えるデッドロック・バーを、このように隠します。ガードプレートは厚みが3.4mmもありますから、バールのようなものでも簡単に壊すことは難しいのです。外開きのドアにビスで取り付けるだけのことですから、お客様自身でも取付け出来ますし、費用も然程ではありません。泥棒たちもおうちの状況を見ていますから、こうした対策をしているだけで犯罪の抑止力となるものです。うちは大丈夫とお考えの方は、まずこれから始めては如何でしょうか?<関連記事>:輸入玄関ドアの安全対策 輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、私と話をしたいという方は、お問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。
2017年11月29日
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今日、岐阜県海津市でスライディング・パティオドア(掃出しサッシ)やケースメント・サッシ等の交換をしてきました。こちらは、和室の掃出しサッシですが、建具の木部が完全に腐ってしまい、ハメ殺しも可動サッシも両方交換しなくてはなりませんでした。原因は、外装のアルミ・カバーとガラスとの間に雨が侵入し、長い時間を掛けて中の木を腐らせてしまったことです。ご覧のようにまるでシロアリに食われたように、木がボロボロになっています。よくここまで持ちこたえたというのが私の印象でした。Pella社のパティオドアは、組み付けが非常に頑丈になっています。特にFIXのハメ殺しサッシの方は、サッシ枠の下や上からいくつもの長い釘でしっかり固定されていますから、枠を残して建具だけを外すというのは至難の業です。それでも、何とか太い釘を切断してようやくここまで外すことが出来ました。(写真では、矢印の部分の建具枠がまだ残っています)マーヴィンやアンダーセンといったサッシでは、これ程大掛かりな解体作業にはなりませんが、ペラの掃出しサッシだけは、普通の大工さんでは太刀打ち出来ないかも知れません。そう言いながら、私たちはちゃんと建具の入れ替えを完了しました。サッシの雨漏れでお困りの方は、早めに対処しないとこんな大掛かりな修理が必要になりますから、注意して下さいね。因みに、ちゃんと適切にメンテナンスしていれば、木製サッシでも雨で腐ることはありません。<関連記事>: ドアが腐ったペラの掃き出しサッシ輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、私と話をしたいという方は、お問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。
2017年11月28日
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私たち ホームメイドが施工する際は、こんなことはあり得ないのですが、いろいろなおうちの修理やリフォームをさせて頂いていると、よく見かけます。写真は、内開きで施工されたマーヴィン(Marvin)社製フレンチ・ドア。白と金色のコンビネーションが美しいのですが、白いドア枠材に黒く引きずったような跡が見受けられます。これは、ドア・ラッチの爪が枠を擦った跡なんですが、ドア枠側に取り付けるラッチ受け(ストライク)が枠材とほぼ同じあることが原因です。通常は、枠材の位置をラッチ受けよりも外側にして、ラッチの爪が当たらないような納まりにしなければならないのですが、そういう配慮が欠けた結果こうなりました。これは、施工上の問題のように思えますが、構造的に枠材が逃げられないような設計だったのかも知れません。何れにしても、これでお客様に引き渡すのは、どんなものかと思います。ただ、こうした問題が発生しても、枠に引きずることを回避する方法はあるのです。デザイン的に少々気になる方もいらっしゃるかも知れませんが、ラッチストライクを長くしたものを用いて、引きずってしまう部分までカバーするという方法です。北米ではそうしたラッチ・エクステンションが作られていて、長さもいろいろあるのです。(勿論、非常識に長いものはありません)このように納まりの問題を抱えているような方は、もしかすると私たちで解決出来るかも知れませんよ。輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、私と話をしたいという方は、お問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。
2017年11月27日
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先日、岐阜県海津市で玄関ドアとドア飾りを取り付けたという記事を書かせて頂きましたが、その飾り柱の足元(ベース)をご覧に入れましょう。白いのがファイポン(Fypon)社製のウレタン樹脂で出来た柱材ですが、玄関ポーチの床タイルから少しだけ浮いているのが分かりますか?普通は床面に柱が着いていないとリアリティがないなんて言われるでしょうが、そうすることは実はあまりいいことではありません。発泡材のウレタンというものは水を吸いやすく出来ていますから、床と接するように施工すれば雨水がタイルと柱材との間に滞留してしまいます。そういう状態になると雨水はなかなか乾かない状況になりますから、ウレタンが劣化してきたりカビが生えたりしてきます。それだけでなく、水分を含んで柔らかくなったウレタンは、シロアリなどの格好の餌食となるかも知れません。だって、ウレタンの中に入ってしまえば、薄暗くて誰からも見られることなく思う存分食べられますからね。こうやって5mm~1cm程度隙間を空けておけば、床に落ちた雨水もそのうち乾いてしまいますし、ウレタンの柱材にも影響はありません。勿論、絶対劣化しないとか虫が入らないとかは言えませんが、そのリスクは減らせることが出来るはずです。こういうところにも知識と経験、気遣いが大切だと思いませんか?<関連記事>: 玄関ドア周囲の飾り材施工 輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、私と話をしたいという方は、お問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。
2017年11月26日
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こちらは、岐阜県海津市で取り付けた新しい玄関ドアのヒンジです。輸入住宅の玄関ドアに限らず、玄関は人の出入りが一番多い場所ですから、ドアのヒンジに掛かる負担も多くなります。ましてや輸入の玄関ドアは、室内ドアに比べて格段に重いですから、その重量を支えるだけでも大変です。こうしたドア・ヒンジは、2枚の蝶番が噛み合わさって出来ていますから、それらの金属が徐々に摩耗してきます。写真のような銀色のものや輸入住宅らしい金色のものなど、色は様々ありますが、私たちが使うヒンジは全て丈夫なステンレス製。それでも摩耗による劣化は起こりますので、10年程度で定期的に交換頂くようにお願いしております。勿論、出来るだけ長く使って欲しいという思いから、蝶番同士の間にステンレスのワッシャーを噛ませてその摩耗を少しでも抑える工夫をしています。皆さんのお住まいが新築から10年以上経過していたら、是非玄関ドアのヒンジもチェックしてみて下さい。きっと、そろそろ交換して欲しいと悲鳴を上げているはずです。もしそうなっていたら、こうしたワッシャー入りの新しいヒンジをお使い下さいね。<関連記事>: 摩耗した玄関ドアのヒンジ 輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、私と話をしたいという方は、お問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。
2017年11月25日
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既に本体カバーが取り外され、電子基板が露出した状態となっているガレージドアの電動オープナー。スタンレー(Stanley)社の古いオープナーですが、どのくらいの年数使われているのかは定かではありません。中古物件に設置されているようで、ちゃんと動かせるようにしないと販売することが出来ないという判断から、修理を相談されました。ただ、単純にオープナーを交換すれば直ってしまうものかと言えば、そうではありません。ドライブ・チェーンも伸びて弛んでいる感じですから、ドアの重量が相当オープナーへの負担となっていたことが伺えます。ガレージ・オープナーの破損は、無理なドアの開閉によって起こります。そういう場合、ドアの開閉を支えるトーションスプリングのバネが、弱ってきていてうまくドアを持ち上げられなくなっている可能性が否定出来ません。また、ドアの左右のバランスが崩れていたり、左右のドラムワイヤーが片方だけ伸びてしまっていたりすれば、ドアの開閉は重くなります。一つの不具合の発生は、それに関連する部分の不具合によって引き起こされているかも知れないということを忘れてはいけません。交換の依頼をされただけだから、それをちゃんとやれば後は知らないという仕事の仕方は、プロとは言えません。知識と経験によって深読み出来るのが、本物ではないでしょうか。輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、私と話をしたいという方は、お問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。
2017年11月24日
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玄関ドアは常に人が出入りする処ですし、すきま風が入りやすい点では気密性を上げておきたい場所でもあります。そういった観点から、輸入ドアのドア枠には四方にウェザーストリップと呼ばれる気密パッキンが装着されているのです。そして、雨が吹き込みやすいドア下の隙間に対処する為に、輸入住宅ブームの際に建てられたおうちにはボトム・ウェザーストリップと呼ばれる雨返し材(防風材)が取り付けられるのが普通でした。ただ、この材料には長めのフィンがいくつも付いていて、これがボトム・シル(敷居材)に当たってドアの開閉に支障をきたすという問題がありました。そうした状況から、今ではこのボトム・ウェザーストリップ自体をドアには取り付けしないで、ボトム・シルに付けられたウェザーストリップだけで防水・防風・気密の性能を確保しようという方向になっています。ただ、ドアの建て付け施工が悪かったり、長い間の使用でドアの位置が正常な状況でなくなったりしてしまうと、これらの性能が発揮されないことにもなってしまいます。当然、ウェザーストリップは緩衝材の目的もあり、ウレタン樹脂が採用されていますので、そのうち縮んだり小さくなったりしてきます。ですから、10年程度で新しいものに交換する必要もありますよ。今でもボトム・ウェザーストリップは供給可能ですが、そういった状況ですから、メンテナンスの際にはこちらは交換しない方向でいった方がいいかも知れません。輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、私と話をしたいという方は、お問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。
2017年11月23日
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昨日、岐阜県海津市の輸入住宅で玄関ドアの交換工事を行ったとの記事を書きましたが、今日はそれを更に美しく、そしてきれいに納める仕事をしてきました。それが、一昨日当社の倉庫で仕上げ塗装を行った輸入玄関ドア用の飾り材を取り付けるという工事です。ドアの開口部を広げた為、レンガ・タイルをカットした木口(こぐち)が露出して納まりが悪かったので、それを上からカバーするのが目的ですが、こうすることで外装の防水性を確保出来ますし、何と言っても豪華さが違ってきます。当然、その手間や材料も多く掛かってきますから面倒も多いのですが、手間が掛かっていると感じてもらえる仕事こそ、誰からも素敵と感じて頂けるものだと信じています。ギリシャ・ローマ時代のデザイン装飾ですから、それを出来るだけ忠実に再現してこそ様式美が感じられると思いますから、細かな点も注意しながら施工しています。大理石を模した柱材の下には、「礎石」となるベースがなければいけません。そして、その柱材の上にもキャップ(プリンス・ブロック)と呼ばれる「まぐさ受け」が載せられます。その上にはクロスヘッドと呼ばれる装飾された「まぐさ」がドア上の建物重量を支えるのですが、これも元々石で出来ていましたから、ピラスターよりも少し幅を広げて神社の鳥居のような安定感を演出します。ギリシャ・ローマ時代の建物は、クロスヘッドの中央に「くさび石」のキーストーンを入れることで石やレンガで出来た建物が崩れない構造となりましたから、これも安定感を出すアイテムと言えるかも知れません。勿論、こうした材料は、全てウレタン樹脂で出来た装飾材ですから、古代の建物ような機能がある訳ではありませんが、代々人間の脳に刻み込まれた美しさへの観念は自然とこれを意識させるのです。日本人のあなたにも、実はそれが刷り込まれているはずですよ。こうしたことを知っていて建築するのと知らずに建てるのでは、その完成度は自ずと変わってくると思いませんか?<関連記事>: 施工前に塗装しました<関連記事>: まだ途中ですが、こんなに素敵になりました輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、私と話をしたいという方は、お問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。
2017年11月22日
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岐阜県海津市の輸入住宅で玄関ドアの内部に下地材が入っていない状況で、ドア・ヒンジやドア・クローザーのビスが利いていないという記事を以前書かせて頂きました。もうドアの納まりもガタガタで、修理・メンテナンスをして使えるようにすることも出来なかった為、今回ドアを新しいものに交換しました。ドア自体も何故か通常より幅が狭いタイプでしたので、10cm程建物の開口部を広くして、大きめのファイバーグラス製のドアを取り付けました。それが、こちらの写真。夕陽が当たって、美しく光ってますねぇ。構造的に無理をして取り付けたのでは、輸入住宅ビルダーとは言えませんから、慎重に構造を確認しながら補強を加えていきました。外壁はレンガ・タイル張りでしたから、こちらもきれいにカットしながらの作業で相当時間も掛かりましたよ。でも、こんな素敵なステンドグラスの輸入玄関ドアが付けば、その苦労もどこかに吹き飛んでしまうくらいです。あとは、ドアの周囲をきれいに納める為に、昨日紹介したファイポン(Fypon)の飾りを取り付けて、ドアを塗装すれば完成です。また、その様子は追ってご案内します。<関連記事>: ビスが留まらないグラスファイバー製玄関ドア輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、私と話をしたいという方は、お問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。
2017年11月21日
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こちらは、輸入住宅の玄関ドアの周囲に付けるピラスターとクロスヘッド。ピラスターは両サイドに付ける柱材、クロスヘッドはドアの上に載せる豪華な飾りです。(ホワイトハウスみたいな感じになりますよ)どちらもファイポン(Fypon)社が製造しているウレタン成型の飾り材です。これを、今リフォーム中の海津市のおうちに取り付けるのですが、その前に会社の倉庫で白い塗装をしたところです。こちらの商品は、元々白い色で塗装をしてあるのですが、その塗装はプライマーと言って下塗りの塗装なんです。輸入材を知らない施工業者だと、既に仕上げをしてあると勘違いをしてそのまま取り付けるだけで終わってしまうこともあるようです。そんなことをすると、5年もしないうちに塗装が剥げてきて、素材のウレタンが直射日光に当たって劣化してきます。そうなることを避ける為に、上塗りのパラペイント(外装用防水塗料)を2回丁寧に塗りました。セミグロス(8分ツヤ)ですから、下品に見えるツヤが抑えられてなかなか美しい仕上がりになりました。尚、よくツヤ消しのマットな感じを好まれる方もいるようですが、外部用でツヤがないのは塗装の寿命を縮めるだけでなく、汚れも付きやすくなりますから、絶対に止めましょう。さて、玄関ドアに装着したらどんな風になるか、乞うご期待!輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、私と話をしたいという方は、お問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。
2017年11月20日
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シャフト取付け型の電動オープナーと言えば、ウェイン・ダルトン(Wayne Dalton)社製の「i Drive」を思い浮かべますが、こちらのガレージドア・システムはトーション・スプリングが内蔵されたトルクマスターという特有のシリーズだけのものでした。一般的なシャフト露出型のトーション・スプリングと異なり、国内では交換品の在庫をしているところがない状況ですので、チューブ・シャフト(トルク・チューブ)の使用には問題があると言わざるを得ません。当然、これを標準的なトーション・スプリングのシャフトに交換すれば、「i Drive」も標準品に交換する必要があります。もしチューブ・シャフトに問題がなく「i Drive」のみを交換したいとしても、この「i Drive」は国内に在庫はありませんから、一般的なチェーン・ドライブやスクリュー・ドライブ、ベルト・ドライブのガレージ・オープナーに交換することになります。ただ、最近発売されたリフトマスター(Liftmaster)社製のオープナーなら、「i Drive」と同様にシャフトに直接取り付けるタイプとなりますから、ガレージドアと天井の間のスペースがあまりない天井の低いガレージには持って来いかも知れません。(通常の電動オープナーを取り付ける場合は、ドア開口の上端と天井との間は、最低40cmの空間が必要となります)でも、新しいタイプの電動オープナーは、本体の大きさ故にガレージドアと袖壁(側面の壁)との間にスペースが必要です。そういう寸法的な問題をクリア出来れば、スッキリとしたガレージになるでしょうし、今話題のスマート・スピーカー(AIスピーカー)のようなNET機器を接続すれば、スマホでドアの開閉が自動で行えるようですよ。(別売のリモート・ライトといった照明装置も追加可能です)何かガレージ・ライフもどんどん進化してきていますねぇ。<関連記事>: ウェイン・ダルトン社製のガレージ・モーター「iDrive」 (2015年7月10日)輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、私と話をしたいという方は、お問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。
2017年11月19日
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美しいゴールドのハンドルが、その豪華さを物語るローウェン(Loewen)社製の4枚引き戸(4 WIDE SLIDING PATIO DOOR)。そのロックセットの鍵が掛からなくなったということで、今回ご相談を頂きました。こちらの掃出しサッシは、非常に高価なもので本当にこだわりのあるお客様しか採用されなかったように思います。価格に伴い、取付けられているハンドルセットやロック金物も防犯性が高く、デザインも美しいと思います。ロックは「3 Point Lock」と言って、室内側のサムターンを回すと3ヶ所で鍵が固定されてしまうというスグレモノ。国産でも輸入でも掃出しサッシは、通常1ヶ所しかロック出来ませんから、その堅牢さは折り紙付きです。ただ、鎌錠タイプのロックラッチを出し入れする仕組みは、ロックケースに内蔵された小さなバネ部品に依存することから、ここが破損してしまうと鍵が掛からなくなってしまいます。ロックケースは分解することが出来ませんから、当然部品の交換も不可能です。(尚、不具合箇所をちゃんと特定するには、金物をドアから外して確認することをして下さいね)こういう場合、どうしてもロックケースやその周囲の部品の交換が必要となってきますが、金物類の交換もそれなりに高価なものとなってしまいます。当然受注生産品となっていますから、カナダで製作してもらって交換するまでには数ヶ月の時間も要します。本当は、セキュリティや将来のトラブルに備えて、予備のロック・パーツを一緒にご購入頂くようにお勧めしたいのですが、価格故にそこまでお考え頂ける方はなかなかいらっしゃらないかも知れません。輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、私と話をしたいという方は、お問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。
2017年11月18日
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こちらは、マーヴィン(Marvin)社製のアルミクラッド・ベイ・ウィンドウ(台形出窓)のケースメントです。随分とサッシの枠が汚くなっているように見えますが、これは木部塗装が剥がれてきているのと、防水材のウレタン・フォームが窓の隙間に塗り付けられているからです。よく見て頂くと、建具(障子)が少し外に開いている感じが分かると思います。建具自体の歪みなのか、建具を支える金物の歪みなのかは不明ですが、窓の建て起こしが狂って建具が窓枠の中に引き込めなくなった為、雨風が入らないようにとお客様自身がその隙間を埋めたようです。対応してもらえる建築業者がいなかったのが問題ですが、恐らく建具も腐ってきていますし、金物の交換も必要でしょうから、作業は結構面倒かも知れません。何とかしようと考えたのでしょうが、素人考えでは更に余分な仕事が増えてしまうこともありますから、私共のような専門家にまずは相談して欲しいと思います。それにしても、建てたら建てっぱなしという住宅メーカーが多いですし、必要なメンテナンスにお金を掛けない住み手もいらっしゃいます。これではせっかくの財産である輸入住宅も、ゴミのように壊され捨てられてしまいますよね。適切で早めのメンテナンスこそが、おうちの寿命を左右します。輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、私と話をしたいという方は、お問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。
2017年11月17日
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こちらは、カナダ キャラドン(Caradon、CWD)社製のシングルハング・サッシの写真です。建具(障子)枠の上にチルト・ラッチと呼ばれる脱着部品が装着されていますが、その部品が割れてしまっているのが分かります。このチルト・ラッチは、可動する下窓(ボトム・サッシュ)を室内側に倒して、ガラスの外側を掃除したりバランサーを交換したりする時に動かします。通常の窓の開閉には使わない部分ですから、あまり関心がないという人が多いのですが、いざ必要という時に破損していると建具を窓枠に留めておくことが出来なくなりますから、非常に困ることとなります。この部品は、樹脂製であることが殆どですから、長くお使い頂いていると紫外線等で徐々に劣化していることに気付かないこともしばしばです。輸入サッシは常に開閉を行って、調子をチェックすることは勿論、部品類に不具合がないかを確認することを怠らないで下さいね。キャラドンのように既にメーカーが存在しない場合でも、こうした部品は北米のパーツ・メーカーからも調達可能です。ただ、海外からの輸入になりますから、今日オーダーすれば明日届くという感じにはなりません。ですから、早めに交換のご相談をお願いします。輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、私と話をしたいという方は、お問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。
2017年11月16日
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こちらは、1999年に施工したマーヴィン(Marvin)社製のアルミクラッド・ダブルハングの上下建具(障子)を外して、窓枠だけにした状態です。窓枠の両サイドには、グレー・ベージュ色をした樹脂製のジャムライナーが装着されていますが、その溝にはクラッチと糸でつながったバランス・チューブが内蔵されています。このバランス・チューブが、北米の上げ下げ窓で一般に使われているバランサーに相当します。クラッチと呼ばれる部品の上に建具のピボットバーを載せると、クラッチの固定が外れて建具の重量を支えるバネが利いてくる仕組みになっています(今のマーヴィンとは部品形状が異なりますが、基本的な仕組みは同じです)。バランス・チューブが2つ見えるのは、上窓(アッパー・サッシュ)と下窓(ボトム・サッシュ)のそれぞれを持ち上げる為にあります。今回、このバランス・チューブに内蔵されたバネが弱くなって、建具が自然と下がってきてしまうという不具合が起こりました。新築時から18年も交換せずに使ってきたということですから、バランス・チューブの寿命は既に過ぎているという感じですね。単に下がってくるだけということで、何もせずにそのまま使うという人がいるかも知れませんが、そのことを忘れて建具から手を離してしまうと、建具が勢いよく落ちてガラスや建具が破損するなんてことになり危険です。こういう消耗部品については、マーヴィンのような有力メーカーは今でも部品供給をしてくれますから、早めに交換して下さい。ただ、こうした部品を知らなかったり、交換方法が分からなかったりする輸入住宅ビルダーやサッシ屋さんが殆どですから、一般の皆さんはやれる人を探すのは大変かも知れません。だからこそ、家を新築する際の業者選びは、重要なんですよね。輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、私と話をしたいという方は、お問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。
2017年11月15日
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こちらは、愛知県岡崎市でリフォーム中の中古の輸入住宅。輸入資材の修理やメンテナンス方法は、皆目見当が付かないということで、リフォームしている業者さんから相談を受けました。そこで現地で状況を確認したのですが、写真はインシュレート(Insulate)社製の掃出しサッシ(スライディング・パティオドア)。ご覧のようにガラスが真っ黒に汚れています。また、スライドレールの下枠に砂やゴミが一杯詰まっている状態でした。随分長く放置された状態だったとも考えられますが、以前ここに住んでいた住人もあまり掃除をしていなかった感じがします。ドアの動きが重くて開閉しづらいということでしたが、そりゃこれだけゴミが詰まっていては、滑車がレールの上をスムースに走る訳はありません。勿論、スムースに動くようにドアを調整することは可能ですが、まずはゴミやホコリを取り除いてきれいにしてあげることが先決です。その上で調整が必要ということなら、私たちに出番が回ってきます。ペアガラス内部の曇りや結露、汚れについては、交換以外方法はありません。ただ、不動産屋さんから依頼されたリフォーム業者さんは予算が限られているらしく、ガラスが割れている状況ではないので、家の購入者にはこのままの状態で引き渡すつもりらしいです。でも、この家を買うお客さんは、これをどうにかしてくれるような専門家を知らないでしょうし、きっと困ってしまうでしょう。私たちに依頼頂くメンテナンスは、非常に限られたものとなってしまうかも知れませんから、私たちの名前だけでも買い手の方にお伝え頂きたいものです。それにしても、こうやって悪くなっていく輸入住宅を見るのは、忍びないですねぇ。輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、私と話をしたいという方は、お問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。
2017年11月14日
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こちらは、マーヴィン(Marvin)社製のアルミクラッド・ダブルハング。外側はアルミで被覆されているのですが、アルミ・カバーのつなぎ目やガラスと接する部分の防水が切れてしまうと、中にある木に雨水が付いてしまいます。そうした水分は乾くことなく、常に木に接している状態になりますから最後には木を腐らせてしまう訳です。でも、当初は室内側に木の腐れは表れませんから、住んでいる家族も気付かないのです。木の腐食が進んでこのように目に見える状況になって、初めてその問題の大きさに気付かされます。手前側の下窓の建具(障子)は、白い塗装が割れてきているばかりか、持ち上げる為の取っ手が脱落しかかってきています。写真奥の上窓の建具は、下窓との重なりの部分が、大きく劣化してしまい気密パッキンのウェザーストリップも外れかけています。ここまで来ると上下の建具を復旧することは出来ませんから、マーヴィンに新しい同じ建具を作ってもらうこととなります。20年近い年月が経っていますが、しっかりした輸入サッシ・メーカーであれば、代替えの部材の供給は心配ありません。ただ、製造時期や窓の形式、寸法、ガラスの仕様といった詳細を細かく知らせてあげないと、メーカーは対応してくれません。また、メーカーによってどんな情報が必要かは違いますから、私たちのようなプロがメーカーごとに情報を集約してあげることが大切です。1990年代のアルミクラッド・木製サッシは、構造的に雨仕舞があまりよくありませんでしたし、施工する住宅メーカーも輸入窓に対する知識や経験がありませんでした。だから、木部に塗る塗料は防水性のない内装用の塗料を使い、窓の外回りにも防水への配慮がなされませんでした。これではどんなにいいサッシを使おうとも、その寿命は短くなってしまいます。最近のマーヴィンやアンダーセン、ペラといった輸入サッシは、防水性能で相当な改善がなされていますが、取付け時の気遣いは昔も今も全く変わりません。もし素敵な木製サッシを家づくりで採用したいのであれば、施工時に木部への防水塗装や外装への防水処理を忘れず実施して下さいね。そうすれば、きっと長くお使い頂けるはずですから・・・。輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、私と話をしたいという方は、お問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。
2017年11月13日
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こちらは、マーヴィン(Marvin)社製のアルミクラッド・スライディングパティオドア(掃出しサッシ)の外回りです。安城市のお客様から輸入サッシの建具(障子)が腐って黒くなっているので、メンテナンスの相談に乗って欲しいというご依頼を頂きました。そこで現地を見るべくお伺いしたのですが、窓の建具だけでなく、窓の枠からも雨漏れしている箇所があるということで、確認させて頂いたのがこの写真です。サッシの上枠に付いている白いカバーを外すと、中に見える木部が黒ずんでいて、指で押すと柔らかい状態になっています。サッシの木枠の腐食が進んできているようですが、サッシの周囲をよく見てみると、腐った場所のほぼ真上の外壁にヘアクラックが入っています。それは、外壁に張られたカルチャード・ブリック(レンガ・タイル)の上にも、一直線に続いていたのです。本来壁の防水というものは、一番表面にあるサイディングやタイルが雨の侵入から家を守ります。そこが突破された場合でも、壁の中の通気層によって雨が下へと落ちていき構造体に影響を及ぼすことがないように設計・施工します。それでも雨が中まで入り込むような(強い雨風が打ち付けるような)場合に備えて、透湿性防水シートが構造を包み込んでいますし、サッシ周りもこのシートが巻き込んであったり、周囲を防水テープ等で保護しています。ただ、輸入住宅が流行りの時代は、新規参入した住宅メーカーや工務店が見よう見まねで施工したケースが多く、アメリカで行われているような正しい施工がなされていなかった家が殆どです。ですから、この場合は輸入サッシの問題というよりは、施工方法の問題であると考えた方がいいでしょう。簡易に補修するのであれば、割れた部分にコーキングやモルタルを詰めたり、表面に防水塗装を塗ることも考えられますが、それだと臭いものにフタをするだけで、施工という原因を何も見直さないというに他なりません。表面を取り繕っただけでは、またいつか割れが入ってしまった時に同じトラブルを引き起こすだけです。その時サッシは更にダメージを負うでしょうし、またお金を掛けて同様の補修を繰り返すだけとなります。臭いものは根本から絶つという判断は、「急がば回れ」なんですね。後々の心配や補修費用を考えれば、そちらの方が得なことも多いのです。それにしても、お客様はよくこの不具合を見付けたものです。だって、雨漏れした場所は、ガラスの入った建具(ドア)の外側ですし、枠にはカバーがされていますから、気を付けていないと見逃してしまうような処です。日頃のチェックが、ものを言ったということだと思います。輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、私と話をしたいという方は、お問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。
2017年11月12日
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以前日進市で建てさせて頂いた輸入住宅ですが、カーテンが古くなってきたので交換したいという相談を頂きました。2週間前に奥様と打合せをさせて頂き、選んで頂いた生地で製作したものを、昨日取付けしてきました。写真右に見えるギンガム・チェックの柄のものが、新築時に取り付けたカーテンです。イギリス製の輸入生地でなかなかいいものだったのですが、素材がコットン100%だった為、紫外線で布が徐々に傷んできてしまいました。自然素材の生地は質感もよくて素敵ですが、耐久性という点では化学繊維には及びません。そこで今回は、耐久性を考えながら、デザインや手触りもいいちょっとだけ高級なカーテンを選んで頂きました。それが写真左側の白っぽいカーテンです。デザインはラベンダーなどの小さな花が咲いた植物柄で、日差しを美しく取り入れることが出来る透明感のあるカーテンにしました。以前のチェック柄に比べて、明るくて爽やかな印象のリビング・ダイニングになったと思いませんか?ドライウォールなら、壁や天井を違う色の塗料で塗り替えて模様替えをする方法もありますが、こうしてカーテンを変えただけでもこれだけイメージを一新出来るのです。カーテンは皆さんの洋服と同じです。いつまでも色褪せたものを付けていたのでは、美しいインテリアとは言えません。車を買い替えようと思われているならもう1回車検を通して、残ったお金で古くなったカーテンを交換しては如何でしょうか?きっと、素敵な暮らしが広がりますよ。輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、私と話をしたいという方は、お問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。
2017年11月11日
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昨日に引き続き、名古屋市八事にオープンしたコーラー(Kohler)のショールームのお話を書かせて頂きます。今日ご紹介するのは、エプロンフロントシンク。ホーロー製のシンクですが、このようにシンクが前方までせり出してきています。こうしたデザインのシンクは、クラシカルな方向にもっていくのが普通ですが、モダンな男のキッチンといった感じで飾られていました。鶴首のワンレバー・タイプのシャワー水栓も太くてガッチリとしたデザインになっていて、しっかり感がありますね。最近のコーラーの水栓金具は、キッチンに限らず洗面用も大きめのものが主流になってきています。繊細でエレガントなものというより、輸入水栓としての存在感や使い勝手を意識したコンセプトなのかも知れませんね。さて、皆さんはこうした輸入キッチンのデザインをご覧になってどう思われますでしょうか。国産キッチンでは味わうことが難しいオリジナリティや存在感をご自宅にデザインしたいという方は、参考にして下さい。本物を見たいという方は、ショールームにお連れしますよ。<関連記事>: エプロンフロントシンク (2015年6月16日)輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、私と話をしたいという方は、お問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。
2017年11月10日
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月曜に八事でオープンしたコーラー(Kohler)のショールームのレセプションにお邪魔してきました。所狭しと並ぶ輸入の水栓金具やシンクボウルが一杯ある上に、輸入住宅の建築に関連する業者さんたちで、狭い空間はごった返していました。そんな中でも、面白い商品をいろいろ見てきましたよ。まずご紹介したいのは、このバー・シンク(パーティ・シンク)用の水栓金具。頑丈そうな長くて太い水栓金具のデザインは、小さなバー・シンクには不釣り合いなくらいの存在感があります。ワンレバーの開閉金具やクラシックな吐水口は、何やらビール・サーバーを思わせますね。もしかしたらそういう使い方も出来るかも知れませんが、基本は水とお湯の両方を出せる混合水栓になっています。まあ、ビール・サーバーに使うなら、片方を接続せずにしておけばいいのかも知れませんが、バー・カウンター付きの厨房を付けたいという酒好きには持ってこいでしょうか?但し、本当に設置するなら、使えるかどうかを予めチェックしてからにして下さいね。(インテリア・デザインとしてでもOKですが・・)輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、私と話をしたいという方は、お問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。
2017年11月09日
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この写真のハンドルは、ヴァイスロイ(Viceroy)社製掃出しサッシに取り付けられたロック付きハンドルです。カナダのヴァイスロイ社は、地道に日本に輸入住宅を販売していますが、東海地方ではそれ程のシェアはないかも知れません。ただ、20年も前から建てられていますから、数としては結構多いのではないでしょうか。今回ご相談頂いたのは、このハンドルの交換品。写真は不具合のない正常なハンドルですが、他のスライディング・パティオドアでは内外のハンドルやロックレバーが破損していて、交換が必要になっているようです。デザイン的にはあまり見たことがないような形状をしていますが、構造や寸法的にはミルガード(Milgard)のものに近いように思います。取り敢えず、ヴァイスロイ社へ調達可能かどうかを直接聞いてみますが、もし手に入らないようなら部品メーカーに供給依頼が出来るかも知れません。掃出しサッシに使われているロック金物(モーティシー・ロック)は、ある程度同じものが採用されていますから、それに対応するロック・ハンドルも規格が一定であることが多いのです。ヴァイスロイ社が今後も国内でセールスを展開していきたいのであれば、補修メンテナンスのアフターサービスもしっかりした体制でやっていくことが大切ですよ。輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、私と話をしたいという方は、お問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。
2017年11月08日
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こちらは、名古屋市のとある輸入住宅に取り付けられたダブルサイドライト(両袖子扉)付きのダブル玄関ドア。大小4枚のドアが横一線に並んだ様子は、圧巻です。このオーク木製の玄関ドアは、シンプソン(Simpson)社製でも最も高価な部類の玄関ドアでしたから、このおうちがどの程度の家なのかは想像に難くありません。そうそう、玄関ハンドルも高級なボールドウィン(Baldwin)のものが使われています。今回、このドアも20年以上経ってしまっていることから、屋外側の塗装の塗り直しについてご相談頂きました。写真にある室内側は、本当にきれいな状態を保っているのですが、風雨や紫外線に曝される外部はどうしても劣化してしまいます。ただ、ベタ塗りのペンキなどを使って木目を塗り潰してしまうといった安易な補修をしていないようですから、何とか木目を活かした感じで再生出来るかも知れません。木の細かな割れがいくつも出ているようですから、それを気にしないということなら大丈夫ですが、それを何とかしたいということなら、真っ白く塗装することも選択肢に入れる必要があります。まあ、そうすると本当にアメリカンな感じになって素敵だと思いますが、そうした変化を受け入れるだけの大胆さも必要です。何れにしても、今後は10年に一度塗り直しをして下さいね。輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、私と話をしたいという方は、お問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。
2017年11月07日
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こちらのハンドル・ロックは、今はなきアルメトコ(Almetco)社製掃出しサッシに付いているものです。4枚ドアのうち両袖の2枚がハメ殺し(固定)で、中央の2枚のドアが引き分けで開く掃出しサッシの為、鎌錠のロック部分の他にカンヌキとなる部分が飛び出す構造になっています。この形状のロックだと、サッシを閉めた時のガタつきも少なく、しっかりした安心感があるかも知れません。今回ご相談頂いたお客様は、最近このロックが掛かりにくくなってきたので、ロック部分を交換したいというものでした。その原因がロック金物そのものにあるのか、それとも掃出しサッシの建て起こしの問題なのかは、遠く兵庫県神戸市の輸入住宅なので写真だけでは判断出来ません。とは言え、こうした頑丈なモーティシー・ロック(モーティス・ロックとも言います)でも、いずれかのタイミングで破損することを考えると予備の金物を調達しておくことは、防犯上安心かも知れません。それにしても、いろいろな種類・形式のロック金物がありますよね。因みに、北米製の掃出しサッシは、セキュリティ性能の高いモーティシー・ロックが基本です。輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、私と話をしたいという方は、お問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。
2017年11月06日
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最近、何故だか立て続けにご相談頂いているローウェン(Loewen)社サッシのメンテナンス。写真の窓は、北欧製のサッシのように回転して、上下が逆転するアクセス・ウィンドウ(Access Window)というサッシです。窓枠の両サイドの中央に回転軸が付いていて、そこを中心にクルクル回る構造になっています。ただ、そのままだと風で動いてしまうので、ロト・アームと呼ばれる金物で固定も出来るようになっています。今回は、ロト・アームと建具(障子)とをつなげる為の固定金具が壊れてしまったので部品を調達したいという問い合わせでした。プラスチックで出来た部品ですから、どうしたって経年劣化で割れたり欠損したりしてしまうのは必然です。10年以上前に製造された特殊なサッシですが、メーカーから未だに修理部品が供給されているのは驚きです。こうした部品をカナダから取り寄せるのですから、海外送料や手数料はどうしても多く掛かってしまうのですが、手に入るという状況だけでも幸せなことではないでしょうか。輸入資材を調達出来る専門家は日本では限られていますが、皆さんが何とかしたいという情熱さえあれば、必ず元通りになることを忘れないで頂きたいと思います。輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、私と話をしたいという方は、お問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。
2017年11月05日
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こちらの写真は、築24年の輸入住宅に取り付けられたマーヴィン(Marvin)社のケースメント・サッシです。窓を開けたところにたくさんの木クズが散乱していますが、これらは建具(障子)の木枠が腐ってボロボロ脱落した跡です。当時のマーヴィンは、構造的に雨仕舞があまりよくなかったということもありますが、木部に塗るべき塗料が内装用のニスであって、防水性を向上させる専用塗料でなかったこともトラブルの原因の1つです。勿論、この窓が風雨の当たる南側に面していたということもありますし、それを承知して雨の後に窓を開けて乾燥させるという習慣がなかったことも問題でした。ただ、ここまでなるには相当の時間があったと思いますし、お客様自身も気付いていたはずです。相談すべき住宅メーカーが既に輸入住宅事業から撤退していて、誰からも面倒を見てもらえなかったというのもお気の毒な話ですが、だからといって長く放置してしまっては、状況を悪くするだけです。輸入住宅に限らずどんな家でも、10年毎に新築費用の10%程度を掛けて家のメンテナンスを行うことが大切です。つまり、100年経ったらもう1軒家が建つというくらいでないと、家を美しく維持していくことは出来ません。家を新築する時は、それだけの長期的な見通しが必要なんです。ただ、今の日本の住宅環境にも問題があります。25年で家の価値がゼロとみなされる状況では誰も家に投資をしないのも理解出来ます。欧米のように、投資に見合った価値の上昇があってこそ、家を大切にしようと人はお金を掛けるのです。家やサッシのメンテナンス、将来計画について何もアドバイスしなかった住宅メーカーの責任は非常に重いですが、こだわったおうちを大切にしていこうという覚悟がないと日本の財産はどんどん減っていってしまう気がします。だからこそ、元々価値があまり高くない安普請の建売り住宅を購入してはいけないと私は思います。世間の常識を変えるには、まず家づくりに対する自分自身の考えを変えなければなりませんね。皆さん、価値が上がる家を目指しましょう。<関連記事>: 誰しも、資産価値が上がるものには投資をしたい (2013年5月8日)輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、私と話をしたいという方は、お問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。
2017年11月04日
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写真を見て、何かよく分からない部品とお思いの方も多いと思います。これは、ローウェン(Loewen)社のダブルハング・サッシに装着されているバランサーを一定の場所に固定させておく為の部品です。この上に建具(障子)に取り付けられたピボット・バーが載ることで、建具の重量をバランサーが支えるという仕組みです。ですから、このパーツが外れてしまうと、バランサーが機能しなくなりますから、窓の上げ下げが出来なくなります。こういう場合、この部品さえ交換すればバランサーが直せるかと言えば必ずしもそうではありません。この部品が壊れるくらい年数が経っていると、バランサー自体も劣化が進んでいますから、安全の為にバランサー全体を交換すべきだと思います。また、20年近く何もしていないサッシであれば、メーカーはバランサーを内蔵している両サイドの樹脂製サッシ枠(ジャムライナーと呼ばれます)も同時に交換することを推奨しています。それは、ジャムライナーが建具を挟み込む力が弱くなってきていることと、バランサーを交換する際に劣化した樹脂が割れる可能性があるという理由からです。慣れていれば交換は比較的簡単ですが、やったことがない場合は専門家に相談した方がいいですよ。壊したら、大変ですもんね。輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、私と話をしたいという方は、お問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。
2017年11月03日
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息子の友だちが結婚して、岩倉市で家を建てました。うちの会社で建てた訳ではありませんが、建築会社はこの地域ではなかなか評判のいいところです。そんな中、家の完成の目途が立ったので、外構工事をホームメイドでやってもらえないかという話を頂きました。きっと、私たちに気を遣ってくれたのだと思いますが、有り難い話ですからご依頼を受けさせて頂くこととなりました。台風の関係で他の現場の工事が少し遅れ気味となっていましたが、無事火曜日に着工させて頂きました。駐車スペースには浄化槽の大きなフタも露出していますから、家を建てた建築会社さんとも連携を取りながら、工事を進めさせて頂きます。11月の半ばくらいには完了するかと思いますが、また出来上がりましたら、お見せしますね。輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、私と話をしたいという方は、お問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。
2017年11月02日
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浴室に取り付けられた輸入の樹脂サッシ。(もしかしたら、OEMで国内で製造されたものかも知れませんが・・・)サッシ・メーカーが分からない状況ですが、こういう場合はハンドルの奥にあるオペレーター・ギアが錆び等で破損して脱落しているように思います。ケースメント窓のオペレーター・ギアが固定されていない状況で、ビスも脱落してしまいハンドルやカバーも外れてしまったのでしょう。でも、こうした部品は、どこの輸入サッシ・メーカーでも使われている汎用部品です。ですから、部品のサイズやデザインを確認すれば、比較的簡単にアメリカから入手出来ると思います。こうした輸入住宅のメンテナンスを相談出来るところがないというお客様はたくさんいらっしゃるでしょうが、私たちなら何とかなります。諦めて放置しておかないで、おうちがいいコンディションに戻るように是非ご相談下さいね。輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、私と話をしたいという方は、お問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。
2017年11月01日
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