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こちらは、ビルトイン・ガレージに用いるオーバースライドのガレージドア用ケーブル・ドラム。ガレージドアが壊れて開けられないというトラブルの多くは、ドアを持ち上げる為のトーションスプリングと呼ばれるバネが切れてしまったり、このドラムに巻き付けられたワイヤーケーブルが切れて起こることが殆どです。ただ、写真を見てお分かりになるかも知れませんが、ケーブル・ドラムもワイヤーケーブルで擦れて傷付いているのです。ケーブル・ドラムは、アルミの鋳物で出来ていますが、鋳物はちょっとした衝撃が加わると割れてしまったりします。ですから、20年も使ったガレージドアなら、トーションスプリングやワイヤーケーブルだけでなく、このケーブル・ドラムも一緒に交換することをお勧めします。固い鋳物ですから、殆どのお客様はケーブル・ドラムのことをあまり気にしていらっしゃらないみたいですが、これが欠けたり割れたりすれば、オーバースライダーのシステム自体も成り立ちません。修理・メンテナンスの際は、不具合箇所だけでなく、その他の場所も劣化がないかしっかり調査することが大切ですね。輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、私と話をしたいという方は、お問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。
2017年06月30日
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豊川市のお客様からドアノブを鍵付きのものに交換したいというご依頼を頂いたので、今日おうちに伺いました。先週頭に商品の方は届いておりましたが、お客様の都合が合わず今日になったという次第です。クイックセット(Kwikset)社のハンコック(Hancock)というシリーズのものなんですが、お饅頭のような形をしたクラシックなデザインをしています。このドアノブは、クイックセットの中でも結構お値打ちな金額で手に入りますから、洋館のような家をお値打ちに建てたいという方には持ってこいかも知れませんね。今回、無事取付けをして、お客様に確認をしてもらう際に内鍵を回すサムターンという部品が何か変ということに気付きました。内鍵の台座自体に問題はないのですが、それをカバーしている真鍮の部分に欠けがあったのです。どうやら、金型に金属を流し入れる際に十分奥まで入り切っていなかったのが原因のようです。まあ、使えないことはありませんから、交換部品が来るまで取り敢えずそのままお使い頂くことにしましたが、こんなの製造段階で分かりそうなもんですけどね。こういうトラブルは今までで初めてですが、アメリカ人って、ほんと大雑把というかチェックがいい加減というか、不思議なやつらです。早速、輸入代理店を経由して代替のものを手配してもらいますが、こんなことで目くじらを立てていたのでは、輸入資材は扱えません。心に余裕が必要なのが、輸入住宅の家づくりだと思いますよ。こういうことが気になって仕方がないという人は、止めておいた方がいいかも知れません・・・。輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、私と話をしたいという方は、お問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。
2017年06月29日
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現在、外装のリフォームをしている名古屋市の現場にある玄関ドアの塗り直しをしました。この木製ドアは、当時私たちが施工しパラペイントのティンバーケアで塗装をしたものですが、お客様自ら今まで何度か塗り直しをして頂いておりました。長年風雨に曝されていますし、ホコリやゴミも付着します。また、湿気などによってカビや藻のようなものも付くかも知れません。実際そうした数々の問題がこのドアにも降り掛かってきたのですが、この状態をどう思われますでしょうか。紫外線や酸化などによって、多少の変色や黒ずみはあると思いますが、ベイツガの木目は美しいまま。今回は、お客様ではなく私たちがティンバーケアを2度塗りしました。通常、ティンバーケアは2度塗りすれば5年は塗り直しがいらないという塗料ですが、まさにその実力や性能を遺憾なく発揮しています。木の呼吸作用を妨げない通気性のある塗料ですから、木が塗装を剥がすことはありませんし、塗装の上のミクロの通気穴は分子の大きな水分を木部へ通すこともありません。通気性がありながら防水性を長期間保つ塗料は、歴史の長いカナダ製の塗料ならではだと思います。ウッドデッキや木製の玄関ドアや外装材など、あらゆる屋外の木材を風雨から守るのが、このティンバーケアです。木部が悪くなる前に、是非お試し下さいませ。きっと、その期待を裏切らないと思いますよ。輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、私と話をしたいという方は、お問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。
2017年06月28日
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10年くらい前に友人たちとカナダ トロント郊外にある別荘地「マスコカ」に行ったことがあります。そこは、私が建材を調達しているカナダ人の友だち(実際はそのお父様)が所有している別荘なんですが、湖の島に建っています。一番の思い出は、別荘に設置されたサウナに何度も入り、暑くなったら外に飛び出して湖にダイブするという最高の瞬間でした。そんなこともあって、私はカナダのサウナ文化をHP等で紹介しているのですが、今回アッパーミドル向けの雑誌「OCEANS」の2017年8月号に、私たちの樽型サウナ(Barrel Sauna)が掲載されました。この雑誌は、「37.5歳からの夏満喫カタログ」と称して夏の遊びグッズを紹介しているのですが、1ヶ月くらい前に是非バレル・サウナを載せたいので、写真等の提供をして欲しいという依頼がありました。で、そのことをすっかり忘れていたのですが、突然この雑誌がサンプルとして送られてきて、見てみてビックリ。結構大きく取り上げられているではありませんか。樽型サウナは、大勢の家族や仲間と一緒に入ることが出来ますし、外からはあまり見えないスモークのバブル・ウィンドウからは、きっと素敵なパノラマ・ビューが広がるはずです。また、レッド・シダーの香りが、サウナの中に充満しますから、アロマ・セラピーの効果も期待出来ます。是非皆さんのお宅のお庭にも、一台設置してみませんか?<関連記事>: 屋外サウナは如何でしょうか? 輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、私と話をしたいという方は、お問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。
2017年06月27日
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20年前に輸入住宅を新築したお客様から、マーヴィン(Marvin)社のインテグリティ(Integrity)というサッシが壊れたという連絡を頂きました。それは、スライディング・パティオドアと呼ばれる掃出しサッシのロックが不調で鍵をかけることが出来なくなったというものでした。実はこのお宅では、昨年も違う掃出しサッシで同じ不具合を起しています。このモーティシー・ロックという金物には、小さなバネが内蔵されていて、その反動でラッチを出し入れする仕組みです。小さなバネですから、長年の使用で切れてしまうこともあり、15年くらいで交換するのが基本です。ですから、今回のロック金物は寿命が長かったとも言えるのですが、鍵を掛けることが出来ないというのは防犯上不安な状態になってしまいます。こうなる前には必ず予兆のような感じがあるものです。そんな異変を感じたら、壊れる前に部品の交換をするように心掛けましょう。こうしたロック部品は、マーヴィン専用というものではないですから、他のサッシメーカーの窓用としても結構簡単に手に入るものです。輸入住宅ブームの時にいろいろなメーカーの掃出しサッシが入ってきましたが、現在国内で取り扱われていないサッシが多くあります。(今日もローウェン(Loewen)社の掃出しサッシのロック金物の不具合で、別のお客様から連絡を頂きました)建てた住宅メーカーに対応を断られても、部品の大きさや形状さえ分かれば代替のパーツを取り寄せることは可能ですから、諦めないで相談して下さいね。ただ、同じようでもちょっと形状が異なるという金物は、いくつも存在しますから、確認まで少々やりとりが必要ですのでお付き合い頂くかも知れません。輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、私と話をしたいという方は、お問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。
2017年06月26日
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16年前に新築したという半田市の輸入住宅の玄関ドア。何度かご主人様も市販の塗料で塗り直しをされたようですが、防水面の性能や色の褪色といった点ではあまりいいものではなかったようです。いっそのことアルミの国産ドアに交換することも考えたそうですが、まだ何とか蘇らせることが出来そうだということで、金物類の交換・ドアのバランス調整、防犯性能の強化、パラペイントのティンバーケアでの塗り直しの実施を提案しました。まず、ドアのヒンジ(蝶番)やハンドル類を金色から全て黒っぽい色に交換して統一しました。これだけでも重厚感が出るはずですが、ダブルロックの鍵もディンプルキーの防犯強化型のものにした上で、ラッチ・バーを隠すガードプレートを装着してあります。(写真では小さくてよく分かりませんが・・・)長年の使用で垂れてしまった重いドアも、建て起こしを修正して敷居に擦らないようにしましたし、ドア枠に装着してあった気密パッキンの古いウェザーストリップも全て交換。お部屋の気密・断熱性もよくなりました。そして、最後に塗装に入る訳ですが、まずは新しい塗装が馴染むように古い塗装や汚れを除去。その上で着色剤を下塗りした上で、防水塗料のティンバーケアを2回塗ってあります。つまり、この玄関ドアの塗り直しには、3回の塗装が行われているということになります。ティンバーケアは、2度塗りすれば5年の耐久性がありますから、庇(ひさし)に奥行のある玄関であればもう少し塗り直しまで時間が稼げるように思います。リフォームを修繕で終わらせるのでは詰まりません。せっかくなら、雰囲気を新たにリノベーションまでしてみては如何でしょうか。輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、私と話をしたいという方は、お問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。
2017年06月25日
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築30年ほどの輸入住宅を購入された岐阜県のお客様から、輸入サッシの網戸が何枚か壊れているので新しい網戸を調達したいというご依頼を頂きました。当初どこの窓メーカーのものか分からないということでしたが、先日当社に網戸のサンプルをお持ち頂いた際に、横方向に開くケースメント・サッシのクランク・ハンドルも欲しいということで、ハンドルの実物をもってきて頂きました。そこには、「Hurd」の刻印があるではありませんか。ここをご案内頂ければ、窓メーカーがハードであることはすぐに分かったはずですが、これをメーカーのロゴだとは思わなかったみたいです。ケースメントのハンドルは、操作する頭の部分が取れてしまったり、オペレーターに差し込む穴のギザギザがなめてしまって、オペレーターのギアが回らなくなったりする不具合があります。ハンドルの多くは、窓部品を製造している部品メーカーの汎用品であることが殆どですから、メーカー純正品でなくてもすぐに調達することは可能です。今回ハード社に問い合わせた処、新しいものは若干形状が変わっているものの古いハンドルと互換性のある部品を供給出来るという返事をもらいました。30年も前の古い窓でもこうして部品が手に入るというのは、日本ではあり得ないことですね。勿論、日本の家は30年もすると壊されてしまうのが現実ですから、そこまで部品のサービスをする意味がないのかも知れませんが・・・。日本の住宅メーカーや建材メーカー、消費者も、家づくりの考え方をもう一度考え直すべき時が来ていると思います。輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、私と話をしたいという方は、お問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。
2017年06月24日
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今日、大阪府のお客様の処に伺って、菊竹産業のシュエット(Chouette)シリーズのシングルハング・サッシのコイル・バランサーを交換してきました。窓の手前に洗濯機があって、当初交換作業に相当苦労しましたが、洗濯機を少しずらして場所を確保したら、格段に作業が進みました。写真は、窓枠に空いた溝を広げて、新しいコイル・バランサーを挿入したところです。特殊な工具を使用して溝の幅を広げなければ、シュエットのバランサーは窓枠には入りません。また、今回は建具(障子)を外すのにも苦労しました。バランサーを交換するに当たり、まずはバランサーに差し込んであるピボット・バーを建具から外そうとしたのですが、ドライバーが入らない位置にビス留めしてあり、ピボット・バーが外せません。これが外れないと、バランサーを交換するどころではありません。試行錯誤をしながらこれを何とかクリアして、バランサーを露出させることに成功しました。ここまで来れば、もうお手の物。窓枠の溝からバランサーを外し、新しい部品を挿入してからそれを固定しました。そうそう、両サイドにあるバランサーのうち、片方のバランサーは切れて断裂していましたが、もう片方には不具合はありません。普通の人なら問題ない部品はそのままにして作業を完了するのでしょうが、私たちはそんなことは致しません。ゼンマイのようなステンレスのバネは、何も問題がないように見えても長年の使用に伴う金属疲労があるものです。もしそのまま交換せずに建具を取り付けたら、建具の左右のバランスが微妙にずれて、バランサーに内蔵されたコイルがそのうち断裂します。面倒ではありますが、正常と思われる方も必ず交換しておくことこそ、将来の不具合を防ぐ大切な作業なのです。今回は、1ヶ所のサッシのみの交換作業でしたが、ここのおうちは他に10ヶ所以上シングルハング・サッシがあるそうです。これから何回こちらに伺うことになるのかを考えると、頭がクラクラしてきそうですぅ(笑)<関連記事>: Chouetteのシングルハング用バランサー 輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、私と話をしたいという方は、お問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。
2017年06月23日
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17年前に施工されたハード(Hurd)社のダブルハング・サッシ。20年近く経つと、木製サッシは色も濃くなって、味が出ていますねぇ。今回は、静岡県のお客様からの相談で、窓を持ち上げているバランサーが不具合を起したり、バランサーが内蔵されている両サイドの樹脂製ジャムライナー(建具がスライドする為のレール)が割れてしまったりするので、交換部品が欲しいということでした。写真の白っぽい部分がそのジャムライナーですが、よ~く見るとバランサーのバネが内蔵されているのが見えるのですが、写真では小さすぎてよく分かりませんね。今回、ハード(現シエラパシッフィック)社に対しジャムライナーとバランサーの単体とを供給してもらえないか依頼したのですが、ジャムライナーとバランサーは一体で供給している為、バランサーだけでは販売出来ないと言われました。確かにジャムライナーとバランサーは一体で供給されるのが普通ですが、外して分解も出来ますから、バランサーのみの供給をして頂いてもOKのように思うのですが、そういう訳にはいかないみたいです。まあ、17年も経てば太陽光で樹脂も劣化してきているでしょうから、ジャムライナーごとバランサーを交換してもいいように思いますが、もう少し柔軟に対応してくれるとよりユーザー・フレンドリーな気がします。今回ご相談頂いた方は、ジャムライナーの交換などをしたことがおありのようですが、こうした部品を交換したことがない人にとっては結構厄介な作業ですから、慣れがいるかも知れません。でも、こうやってお客様でも交換にチャレンジ出来る部材で輸入サッシは作られていますから、是非DIYで交換をして欲しいものです。輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、私と話をしたいという方は、お問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。
2017年06月22日
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九州のお客様から、シロアリの相談を頂きました。20年近く前に新築した家だそうですが、何年か前にシロアリ予防の為に薬剤を施工したそうです。ところが、今年ご覧のように床一面に散乱するくらい羽アリが大量発生してしまったらしいのです。シロアリ業者とはこの件で揉めているそうで、私に意見を聞きたいということで連絡を頂いたという訳です。今回、私は写真をメールでお送り頂いただけで、実際の現場を見た訳ではありませんから、写真やお客様の話から判断するしかありません。シロアリ業者曰く、保証の対象は建物の床又は床下からの侵入であり、今回はサッシの水抜き穴やコーキング処理された窓枠のコーナー部分が侵入箇所と考えられるので、外壁や窓からの侵入は保証対象外と言っているそうです。ただ、基礎はベタ基礎ということですから、構造的に床下からの侵入はあり得ません。そんな状況で床下だけを保証するというのは、変な話ではあります。それから、サッシの水抜き穴は通常のサッシの構造であれば、侵入路にはなり得ません。お客様の家には木が腐ったウッドデッキが隣接していたようですから、そこを伝ってシロアリが蟻道を作り、カルチャード・ストーンの割れ目や目地のクラックから壁の中に侵入したか、外壁の下端に付けられた鈑金水切りの隙間から侵入したのではないかとも推測されます。そういった箇所からシロアリが侵入すれば、外壁の内部に巣を広げたり、床下へも蟻道を延ばす恐れもあります。ただ、家の中央部あたりの床下にシロアリの形跡があったというお客様の話もありますから、それがどのようにして侵入したものかを検証する必要がありますね。写真の羽アリは、窓の周囲に回された飾り枠の木製ケーシングに明けられた小さな穴から飛び出してきたようです。こういう場合、壁の中の状況把握や修理が必要でしょうから、外壁のカルチャード・ストーンやウッドデッキを一旦撤去して、構造を復旧すると共に下地にコンクリート製サイディングを張るなどして、シロアリの侵入に対処すべきと思います。それにしても、外壁からのシロアリの侵入は保証しないというのは、予防の意味が全くないと思いますが、そういうものなんでしょうかねぇ?<関連記事>: 外壁(外装)材の直貼りは、リスクが高い (1)<関連記事>: 薬剤でのシロアリ予防はあり得ない。最高の予防は目視! 輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、私と話をしたいという方は、お問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。
2017年06月21日
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19年前に施工したという輸入の玄関ドアに付けられたドア・ヒンジ。新築してから一度もメンテナンスをしたことがないらしいのですが、ゴールド色のヒンジの表面にバッテンが打ってある。よ~く見ると、バッテンが付けられたビスの頭のネジ山が、少し潰れてなめているようだ。これでは、ビスを外すのは一苦労でしょうね。恐らく×の印は、お客様が最近チェックした跡のような気がしますが、ネジ山の潰れは誰かが後で回したのか、最初取付けした時かも知れません。今回、名古屋市にお住まいのお客様から玄関ドアの下端が、敷居であるボトムシルに擦っているので、ドアの調整をお願い出来ないかというものでした。2枚のヒンジのつなぎ目を見ても、ご覧のように随分減ってガタガタしてきています。長年重いドアを開閉していたでしょうから、ヒンジの金属が減るのも無理はありません。勿論、ヒンジの劣化だけでなく、ドアが重みで垂れてきているということもありますから、ドアの建て起こしも調整する必要があります。そして、当然気密パッキンのウェザーストリップもヘタってきていますから、これらも交換の対象です。あと気になるのは錆びてしまったドアハンドルですが、写真で見ただけでは状況が分かりませんから、ドア調整に伺った際にチェックするしかありません。まあ、相当錆びている状況ですから、新品と交換して気持ちのよい玄関まわりにしておくこともいいかも知れませんね。輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、私と話をしたいという方は、お問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。
2017年06月20日
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以前静岡県沼津市でアイエムエス(IMS)カナダ社製のシングルハング・サッシのメンテナンスに伺ったことがありますが、そこで交換したのがコイル・バランサー。ゼンマイのようなバネが巻き上がる力を利用して、窓の開閉をスムースに行うというバランサーです。それと同じデザインのものが、菊竹産業のシュエット(Chouette)というシリーズのシングルハング・サッシにも採用されています。IMSカナダも菊竹産業も、カナダの輸入サッシの技術を導入して国内で樹脂(PVC)サッシを生産していたのですが、両社とも既にサッシの製造はしていません。そんな状況ですから、今回もシュエット用のコイル・バランサーを窓の大きさや重さに合わせて独自に調達しました。本来であれば、製造したサッシ・メーカーから消耗部品を取り寄せるのが普通でしょうが、メーカーがなければ面倒でも仕方ありません。ただ、このコイル・バランサーを手に入れたとしても、ノウハウのないお客様や地元のサッシ屋さんでは交換することは出来ないかも知れません。非常に特殊な取り付け方法でしか装着出来ない部品ですから、遠く大阪狭山市へ私共が交換に伺うこととなりました。きっとカナダでは誰もが簡単に交換出来るパーツなんでしょうが、日本では滅多に使うことのないものですから、交換方法が一般化していないという点で厄介なんですね。まあ、だからこそ私たち ホームメイドの存在意義があるとも言えるのですが・・・。<関連記事>: 来週にでもバネの交換に伺います (2017年6月14日)<関連記事>: コイル・バランサーの断裂 (2016年10月17日)輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、私と話をしたいという方は、お問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。
2017年06月19日
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米国のプライジェム(Ply Gem)社に吸収されたカナダのキャラドン(Caradon、CWD)社製サッシの網戸2枚を張り替えました。幅70cm、高さ160cmもある大きな網戸です。網戸の網(スクリーン)は、いつも使うグラスファイバー製の丈夫なものでしたが、網押さえのゴムは劣化していて、引っ張るとプツプツ切れてしまいます。また、ゴムの太さも通常のものよりも太いタイプでしたから、わざわざ通常と太さの違う新しいものを調達しました。アルミ枠のコーナー部品はプラスチックで出来ていますから、もうそろそろ使用の限界に来ている感じですが、まだ何とか使えました。外に開くケースメント・サッシの場合、網戸は環境が厳しい屋外側ではなく、材料にやさしい室内側に取付けされているものです。ですから、20年も経つ網戸であれば、いろいろ交換が必要な部品もありますが、材料の劣化のスピードは比較的遅くなっていたと思います。何れにしても、スクリーンと網押さえの糸ゴムは交換しましたから、また窓を開ける際にお使い頂けると思います。網をきれいに張るには多少のコツが必要ですが、作業がしやすい広いスペースと材料や道具さえあれば誰でも簡単に交換出来ます。暑い夏がやってくる前に、輸入住宅にお住まいの皆さんも網戸の張り替えに挑戦してみては如何でしょうか。輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、私と話をしたいという方は、お問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。
2017年06月18日
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会社の向かいにあった賃貸アパートが解体されて更地になっていたのですが、Dハウスさんがその土地を利用して建売り分譲を始めたようです。テントやテーブルを置く為に、わざわざ盛り土してあった処を削り取って砕石を敷いてあります。そこに昨日見学会用の備品を置いて、営業マンたちは去っていったようですが、今朝から誰も来ていないようです。お客が来ないから営業マンも来ないのか、お客が来る時間にしか営業マンは来ないのか、実に不思議なお向かいです。それにしても、土地の向かいが同業の会社の事務所だってことを分かってわざわざ設営したんでしょうかねぇ?。ライバルとして全く見ていないのでしょうかねぇ?。何とも挑戦的なDハウスさん。まるでマイク・タイソンみたいです。まあ、ネームバリューも資金力も全然比べ物にならないですから、相手にしていないということなんでしょう。見ていて下さい、そのうちアッと言わせてやりますから・・・(笑)輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、私と話をしたいという方は、お問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。
2017年06月17日
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北米タイプの輸入住宅で多く使われる引き戸は、ポケットドア。丁度壁の中をくり抜いた感じで、部屋のドアが壁の中に入っていく。ドアが壁の中に入ってしまうので、スペースも取らず見た目もきれいということで、アメリカやカナダの家では一般的です。ただ、最近日本では、ドアを敢えて露出させてインテリアの一部にしてしまおうという試みが流行し始めているようです。それが、写真にある外引き用の上吊りレール、バーンドアレール。ツヤを抑えた黒いアイアン・タイプのレールに、ドアを吊る大きなブラケットが2つ付けられています。このバーンドアレールは、私共が資材を調達しているところから商品紹介として写真をお送り頂いたものですが、ロートアイアン好きの方には持ってこいという感じでしょうか。上で吊っているだけでは、ドアが前後に揺れてしまいますから、何らかの揺れ留めのストッパーが下に付いているものと思いますが、なかなか面白いデザイン提案だと思います。家づくりには、コンサバティブなデザインを踏襲することで、いつまでも飽きのこない生活スタイルを維持していくことが大切ですが、何か自分だけの新しいアクセントを付け加えることが必ず隠し味として活きてくるとも思います。不易流行、皆さんの新しい家づくりにもその考え方を取り入れてみては如何でしょうか。輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、私と話をしたいという方は、お問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。
2017年06月16日
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イギリス ロンドンでタワーマンションの大規模火災が、大きなニュースになっています。非常にたくさんの人たちが住んでいて、逃げ遅れた人もたくさんいるということは痛ましい限りです。4階にあった冷蔵庫が爆発したのが原因の一因という報道もありましたが、外壁に燃えやすい発泡系の断熱材が外断熱として入れてあったのも問題だったようです。こうした断熱材については、以前中国のTV局(TVCC)のビル火災でも問題になったのが記憶に新しいですね。高層建築に詳しい識者の方は、日本の高層マンションでは防火区画や防火設備がしっかりしており、このような火災は起こらないと言っているようです。ただ、日本のマンションやビルでも発泡系の外断熱が施工されているという現実は、やはり気になるところでしょう。また、あれだけ安全だと言っていた原発でも、自然災害では全く安全対策が機能しなかったということを考えると、やはり人間の知恵には限界があると考えて行動すべきかも知れません。災害の多くは、人間の過信にあることがいろいろな事象からもはっきりしています。何かあった時に逃げられないような環境があるというのは、何とも恐ろしいことだと思います。(私は高所恐怖症ですから、尚更かも知れませんが・・・)生理的・本能的に不安に感じるようなものや場所は、やっぱり避けるべきと思うのは私だけでしょうか。<関連記事>: 外張り断熱工法は火に弱い? (2010年12月5日)輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、私と話をしたいという方は、お問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。
2017年06月15日
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大阪の方から、国産の樹脂サッシのメンテナンスについてご依頼を頂きました。そのサッシは、菊竹産業という窓メーカーが製造していたシュエット(Chouette)のシングルハング(上げ下げ窓の下窓だけが開閉する窓)。写真のように下窓を持ち上げているコイル・バランサーのバネが切れて、丸まってしまいました。こうなると、窓を開けようとしても下へ落ちてきてしまい、開いた状態で固定しておくことは出来ません。ですから、こういう場合は切れたバネを新しいものに交換して、建具(障子)がバネの力で上がるようにしてやらなければいけません。ただ、シュエットというサッシは、既に生産がされていない窓ですから、部品を手に入れるのも大変ですし交換にも特殊な道具や作業手順を用いなければなりません。そんな状況ですから、なかなかこのサッシを修理出来る業者さんが見付からなかったのでしょう。はるばる大阪から愛知県の私たちにご依頼を頂きました。今週末か来週にはバランサーの部品が入荷しますから、その後お客様の都合に合わせて交換作業に伺う予定です。たった1つのサッシの不具合の為に、遠くホームメイドに依頼するのは非効率とお考えになるかも知れませんが、どうしても直したい、誰にも直せない、という状況を解決してくれるなら、それはお金や時間には代えがたいものがあるのです。浴室の換気扇があっても浴室の窓が開かなかったら、皆さんも喉の奥に骨が挟まった感じになりますよね。そういうことを解決すれば、生活する上で精神衛生上もポジティブになれるはずです。輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、私と話をしたいという方は、お問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。
2017年06月14日
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梅雨の話題続きで、今回は輸入の木製サッシ。それも外部がアルミ板で覆われたアルミクラッド・サッシについて、主な防水箇所をお知らせします。写真が防水箇所を示したものですが、気を付けたい場所は結構あるもんでしょ。これらは主なものですから、もっと細かく見れば更に防水のメンテナンス作業をしたい場所は増えると思います。基本的には、雨水が付きそうなつなぎ目や雨が溜まってしまいそうな窓枠と建具(障子)との接点(隙間)です。アルミクラッド・サッシは、表面が金属で覆われているから雨に強いと考えられがちですが、その内側には木が隠れているということを忘れてはいけません。この木の部分に雨や結露が付いてしまえば、サッシの内側(奥)から徐々に木部を腐らせていきます。特に雨の多くなるこの梅雨の時期には、多量の水が入り込むリスクが高まります。だから、その前に防水処理をしておくのです。何年も経った輸入サッシだけでなく、新築時においてもアルミクラッドの窓に防水施工をしておくことは非常に効果的だと思います。場所に応じたコーキングやティンバーケアのような木部用の外部塗料も用意して、それぞれの箇所に適切な材料を使って作業を進めるようにして下さい。どこをどうやっていいか分からない人は、私たちのような輸入サッシの専門家にメンテナンス作業を任せるのも一つの手段です。だって、2階の窓等は足場がないと出来ないですからね。こうした処理は、それ以上のサッシの劣化を抑えることが出来ますし、真新しい窓の劣化予防ともなるはずです。いいものは、何もしなくても長持ちする訳ではありません。手入れをしっかりやってこそ、長くいい状態や性能が保たれるのです。皆さんは、輸入住宅の手入れをしっかりやっていますでしょうか?輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、私と話をしたいという方は、お問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。
2017年06月13日
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ここ名古屋でも梅雨の季節になり、曇り空の天気も多くなりました。(でも、今週は晴れ続きのようですが・・・)雨が多い季節になって気になるのは、やっぱり雨漏り。屋根や外壁、サッシ周りなどから侵入して、室内の天井や壁、床を濡らしていきます。そこで今回は、屋根からの雨漏りについて考えていきたいと思います。最近よくあるのが、写真のような屋根材の剥がれ(脱落)。新築時にはお金を掛けて家づくりをするのですが、資金的な事情や家づくりへの情熱が冷めてしまい、その後のメンテナンスがなおざりになっている家を多く見掛けます。このコンクリート製スレート屋根も築20年近い状況ですが、一度も塗装の塗り替えをしていない為か表面に苔のようなものも見受けられます。コンクリートの素材の上に防水塗装を施してあるのですが、こうなってしまうとコンクリートに水が染みてしまい、コンクリート自体を劣化させてしまいます。ただ、こういう状況をみて、多くの方は雨漏りの心配をされるようですが、屋根材の剥がれや割れ程度ですぐに雨漏りになる訳ではありません。実は、この屋根材と言われる部分は、家を雨から守る防水材ではないのです。だって、この屋根材の一枚一枚は、独立していてその間には隙間が空いているのです。また、その周囲には隙間を埋める接着剤や気密材も入っていません。ですから、強い風が吹いた雨の日には、下から吹き上げる風で雨が屋根材の下にも入り込んでしまいます。じゃあ、どうやって屋根からの雨漏りを防いでいるのか?それは、屋根材の下に敷いてあるアスファルト・ルーフィングと呼ばれる防水シートがその役目を果たしているのです。つまり、屋根材そのものは、このアスファルト・ルーフィングをカバーして、直接日光や雨風が当たらないようにしているだけなんですね。アスファルト・ルーフィングは、非常に薄いシートですから、強い風では吹き飛んでしまいます。また、直射日光や風雨に長く曝されれば、素材が硬化・劣化して破れてしまったりして、防水性能が失われてしまうかも知れません。ですから、屋根材が脱落しても雨漏りをしないからといって、そのまま放置するのは危険と言えます。雨漏り防止の最後の砦である防水シートを守る為に、10年毎の屋根材の塗り直しや脱落部分の復旧は早めに行うことが重要です。これは、輸入住宅で使われるアスファルトシングル葺きや瓦葺きでも変わりませんよ。輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、私と話をしたいという方は、お問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。
2017年06月12日
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毎年恒例梅雨の時期になると、事務所の窓に遮熱ネットを張っています。写真のように、黒いポリエステルのような素材で出来ていて、風は通すが上からの太陽光は遮ってくれます。室内は多少暗くなりますが、間接光が入ってきますから然程仕事に支障を感じません。これは、5年以上前に買ってきた農業用のネットなんですが、毎年使っても全然悪くなりませんし、ほんとコストパフォーマンスが高いと思います。うちの事務所は、倉庫兼用の賃貸建物ですから、窓ガラスも全く断熱性のない1枚ガラス。でも、このネットを張るだけで、太陽の相当の熱を室内に入れなくて済むはずです。もしかしたら、下手なペアガラスよりも遮熱性はいいかも知れませんね。まあ、見た目の問題もあるでしょうが、そこに目を瞑れば知恵と工夫で快適な職場を実現出来ると感じます。ゴーヤのグリーン・カーテンなど、皆さんの家でも簡単で合理的な夏ライフを考えては如何でしょうか。輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、私と話をしたいという方は、お問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。
2017年06月11日
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マーヴィン(Marvin)社製ダブルハング・サッシには、建具の開閉を軽くする為のバランサーが窓枠に内蔵されています。写真は、建具に引っ掛かる部品のクラッチというものですが、これがバランサーの糸とつながっているのです。ただ、このバランサーは、他の輸入サッシと同じく、経年劣化で糸やバネが切れてしまい、機能しなくなりました。高品質な有名メーカーのサッシであっても、バランサーは基本消耗品。10年程度で交換することが推奨されているのです。最近上げ下げ窓を開いても、下に落ちてきたリ左右が水平にならず傾いてきたと感じたら、バランサーの不具合を疑うべきです。朝の爽やかな空気を部屋に入れたいとお考えでしたら、是非この機会にバランサーの交換をしてみて下さいね。交換するだけで、元のスムースな開閉が蘇りますよ。輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、私と話をしたいという方は、お問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。
2017年06月10日
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昨日、アメリカのクイックセット(Kwikset)社から新商品に関するニュースレターが届きました。何だろうかと開けてみると、スマート・ロックの商品を今後増やしていくというものでした。スマート・ロックは、自動車では一般的になってきましたが、日本の住宅ではまだまだ普及が進んでおらず、未だ鍵を差してロックを開閉するといったものが主流です。クイックセットの製品では、以前Kevoというスマート・ロックの商品をご紹介したことがありますが、これはデッドロックそのものをKevoに交換するというものでした。今回、You Tubeの動画でお見せするのは、デッドロックそのものは既存のものを使い、室内側のサムターン部分を「Kevo Convert」と呼ばれる部品に交換するというものです。これだと外側のデザインも変わらず、お客さんもスマート・ロックだとは分かりません。勿論、スマート・ロックですから、iPhoneなどのスマホで鍵の開閉をすることが出来ますから、キーを持ち歩いたり、どこかに隠して置いておいたりする必要もありません。また、Kevo同様一時的に使えるスマート・キーを友人などの訪問者にスマホを通じて渡しておく機能もありますから、いちいち鍵を開けに玄関へ行く必要もありません。通常のKevoのように指でタッチして開閉をコントロールするタイプではありませんが、キーの紛失によるトラブルも避けられますから、Kwiksetの玄関ドアハンドルを施工した輸入住宅なら、お勧めかも知れませんね。「Kevo Convert」が欲しいという方は、アメリカから調達しますよ!輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、私と話をしたいという方は、お問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。
2017年06月09日
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先日より外装リフォームの現場でトイレのタイル床が湿気っているというトラブルの記事を書かせて頂いておりますが、ようやくその原因と思われるところが判明しました。写真がその箇所ですが、タイルの周囲に防水コーキングが入れてあります。ただ、これが施工されたのは新築時と思われますから、既に30年近くが経っているかも知れません。実は、RC造(コンクリート造)の建物については、周囲の足場等を固定する為に所々アンカーと呼ばれる引っ張り金物が打ち込まれます。そして、足場等を外す際に、そこだけタイルが張っていない状況ですから、足場屋さんがそこにタイルをコーキングで張っていくということがよくあります。こういう場合、タイルが少しずれていたり、傾いていたりしますから、結構分かりやすいのですが、ここだけはタイルがきれいに張ってあったので、気が付きませんでした。でも、よ~く見返してみると、床が湿気っているトイレの真上にこのような箇所を発見しました。地面からの湿気が床にまで上がってきているのかとも考えましたが、床下に乾いた感じがあったのでどうしても合点がいきませんでした。でも、ここなら2階や3階の室内には雨漏れがしていないことも理屈に合いますし、トイレの隣の外部収納スペースにも雨漏れがない状況も理解出来ます。このタイルを一旦撤去して、そこにある割れや穴を目地材でしっかり埋めた上で、防水処理を施せば恐らく問題は解決するはずです。ずっとしっくりこなかったことが、一度にスッと肚に落ちました。問題をいい加減にせずに、原因究明まで粘り強く取り組めば、必ず道は開かれるといういい例かも知れません。どうぞ皆さんも家に問題があれば、放置せずに早めに原因を突き止め、しっかり対処するように心掛けて下さいね。<関連記事>: 防水塗装をすると雨漏れする? 輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、私と話をしたいという方は、お問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。
2017年06月08日
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ローウェン(Loewen)の輸入サッシをお使いのお客様からのご相談です。幅が2.4mもある大きな掃出しサッシなんですが、ドアの開閉が固くなって開けづらいそうです。お客様は当初ドアの下側に付いている戸車が悪くなって開け閉めがしづらくなってきたのかと考えられたようですが、100kg近い重さのドアを外してもらって戸車を確認して頂くと、戸車には異常がなかったようです。で、下側のドア枠にあるレールを見た処、ドアの中央部のレールが上から押しつぶされたような感じで凹んでいたそうです。私共では、あまりレール自体が歪んだり凹んだりしたというトラブルを聞いたことはありませんが、何らかの原因があると思います。私たちがまず疑ったのは、構造体自体の問題です。窓の両サイドには、「まぐさ受け」と呼ばれる柱材が入っていて、これが上から来る建物の重量を支えて、サッシに上からの無理な力が掛からないようにしています。ただ、その力が大きいと「まぐさ受け」の下になっている構造を押し潰し、ドアの中央部よりも両サイドが下がった感じになることがあります。つまり、窓の下枠が緩やかにカーブすることがあるんです。これを私たちは「太鼓になる」と呼びます。また、大開口のところでは、窓上のまぐさがサッシを押し潰すなんてこともよくあります。こうした状況が見受けられる場合、ドアに内蔵されている戸車の高さ調整機能を使って、ドアの高さ位置を変えたりします。今回お客様はそうした機能を知っていて、今まで何度か調整したことがあるとおっしゃっておられましたので、恐らく高さ調整で解決する問題ではなさそうです。もしかしたら、レール自体の強度不足で長年の間にレールが潰れてしまったのかも知れません。でも、もしそうならレールが付いているサッシの下枠ごと交換なんてことになりますから、結構大ごとになりますよ。取り敢えず、もう少し状況を詳しく確認頂いて、もしご近所の業者さんで何とかなるならそこで対処頂いて、ダメなら私共で解決方法を探ってみるつもりです。輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、私と話をしたいという方は、お問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。
2017年06月07日
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ミルガード(Milgard)の輸入樹脂サッシをお使いのお客様から、シングルハングの上げ下げ窓の交換用バランサーについてご相談を頂いたのですが、その際に網戸の部品についても調達可能かどうかご質問を頂きました。ご相談頂いたのは、網戸をサッシから外す際に網戸自体を一旦少し持ち上げる必要があるのですが、その時に指を掛ける為の持ち手となるパーツです。ご覧のように網戸のスクリーンも随分古くなって白化しています。5年で悪くなる国産のプラスチック製の網と違い、グラスファイバーの網は丈夫で長持ちなんですが、20年近く風雨に曝されれば、いくら丈夫でもこうなってしまいます。この取っ手部品は、写真のような塩化ビニール製の他に、アルミの薄板で出来た製品もありますが、価格や大きさといったものは然程違いはないようです。ですから、多少耐久性を重視されるならアルミ製のものがいいかも知れませんが、ブリキ板のような見栄えですから、写真のようにスマートなデザインにはなりません。塩化ビニール製の部品は経年劣化して千切れてしまうこともありますが、一番多いトラブルは網戸から部品が外れてしまいどこかにいってしまったというものかも知れません。実は、こうした部品の多くは、スクリーンをアルミ枠に固定する網押さえの糸ゴムで網と一緒に枠に固定されます。ですから、網が枠から外れてしまったり、糸ゴムが劣化して網を押える機能が失われてしまったりすると、自然と網戸から落ちてしまうのです。もしこうした部品を庭に落とさないようにしたいなら、スクリーンや固定用ゴムの定期的な交換をして下さい。最悪失くしてしまっても輸入をすれば何とかなりますが、アメリカからの輸入ですから、それなりの時間と送料等が掛かります。輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、私と話をしたいという方は、お問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。
2017年06月04日
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昨日、マーヴィン(Marvin)社製輸入サッシの網戸のスクリーン・ピンについて書かせて頂きましたが、今回は掃き出しサッシ(トリムライン・スライディング・パティオ・ドア)の飾り格子を固定するグリル・ピンのお話です。写真のように、木製格子の四方枠をドアの木枠に針の付いたピンで留めるのですが、網戸と同様プラスチックの頭のつまみが経年劣化で取れてきてしまいます。それ程格子を脱着させている訳でもないのでしょうが、針が長いせいかなかなか木枠から抜くことが出来ません。無理にピンを引っ張っていると、そのうち頭のプラスチックが、針から抜けて脱落してしまうこともしばしばなんです。接着剤などで針にもう一度付け直すというやり方で修理されている方も多いと思いますが、それ程しっかりとは接着してくれません。そういう場合は、格子のピンも消耗品と諦めて、やはり新しいものに交換した方がいいように思います。だって、税別1本200円程度で手に入るものですからね。輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、私と話をしたいという方は、お問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。
2017年06月04日
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マーヴィン(Marvin)社製だけでなく、他の輸入サッシでも網戸の固定によく使われるのが、このスクリーン・ピン。でも、10年以上太陽や風雨に曝され続けていると、プラスチックで出来たつまみのパーツが黄色く変色してきます。スクリーン・ピンのシャフト(棒状の部品)や内蔵された小さなバネはあまり劣化することはないのですが、このつまみだけは早く悪くなってしまうようです。こうなってくると、つまみ自体が変質した状態ですから、そのうち割れたりピンから脱落したりして使えなくなるはずです。これからの季節、窓を開けて室内の空気を入れ替えたり、雨の翌日に木製サッシを開けて木を乾かしたりする必要性が大きくなります。網戸の固定ピンを新しいものに交換したり、破れたグラスファイバー製のスクリーンを張り替えたりして、いつでも窓を開けられる状態にしておきたいものですね。<関連記事>: 網戸の固定ピン、劣化していませんか? 輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、私と話をしたいという方は、お問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。
2017年06月03日
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こちらは、今外装リフォームを行っている名古屋市瑞穂区にあるI邸の玄関ドア。10年以上前に内装のリノベーションをした際に、こちらの木製輸入ドアに交換したのですが、その時に付けた玄関ハンドルが今でもピカピカの金色をしています。輸入住宅ブームの20年前に取り付けた玄関ハンドルの多くは、金メッキを施してあっただけですから、殆どのおうちでは茶色に錆びてしまっていると思います。でも、私たちが10年以上前から現在に至るまで施工しているクイックセット(Kwikset)の製品の多くは、ゴールド色が錆びてこないライフタイム仕上げという仕様になっています。ですから、毎日ハンドルやドアノブを磨いていなくても、このように新築時同様の美しさを保っているという訳です。勿論、同じクイックセットでもそういった仕様になっていない製品もありますから、ご依頼頂く際には専門ビルダーにお願いされることをお勧めします。そうそう、木製玄関ドアは木部防水塗料のパラペイントのティンバーケアで塗装していますから、ハンドル同様きれいですね。また、この玄関ドアのように、ガードプレートやディンプルキーのシリンダー等を一緒に施工して防犯対策を万全に行うことも忘れてはいけません。美しさと強さの両方を考えた施工こそ、家づくりには大切なことだと思います。輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、私と話をしたいという方は、お問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。
2017年06月02日
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先日、美しいガラスのモザイク・タイルのシートをご覧頂きましたが、今回それを浴室に張った様子をご覧に入れます。洗い場のモザイク・タイルは、少しダークなアンティーク感がありますし、浴槽の周囲の天板に張られたモザイク・タイルはキラキラ輝いて爽やかなイメージです。でも、これらのガラス・モザイクは、全く同じタイルなんですよ。実は、タイルの目地の色を、それぞれグレーと白にしただけなんです。素材がガラスですから、下地になった目地の色が透けて表情に現れます。だから、こんなに違うように見えるんですね。普通のタイルでも目地の色を変えれば、それぞれ違った雰囲気になりますが、これ程の差は出ないでしょうね。浴室リフォームでこういう遊びが出来るのも、個性的な私たちだからかも知れませんが、何事もチャレンジしてみなきゃ分かりません。常にお客様と一緒に家づくりにチャレンジしてこそ、新しい発見や楽しみが生まれるような気がします。皆さんも浴室と言わず、キッチンや寝室も個性的にリフォームしてみませんか。<関連記事>: まるで宝石 (2017年5月28日)<関連記事>: 浴室の防水メンテナンス (2017年5月27日)輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、私と話をしたいという方は、お問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。
2017年06月01日
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