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2008年09月16日
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今日、高杢の講演会に行ってきました。
その話は次回するとして、
まず、03年、高杢が母校の柳川高校で行った講演会に対する、高校生の感想文を読んでみたいと思います。
http://www.yanagawa.ed.jp/gyoji/2003/kagaijugyou/sakubun.files/sakubun.htm

以下に、一部を抜粋します。

********

商業科 3-2 5番  

高杢さんと言えば、二年前の課外授業で生徒に挨拶をした時、声の小ささに墳慨して、「挨拶ぐらいできんのか」と一喝した事を今でも鮮明に覚えている。

国際科 3-K 2番 

 私が今回、高杢さんの講演があると聞いたとき、またあの声で、「あいさつぐらいせんか!」とどなられるのかと、正直嫌がっていました。

商業科 3年4組 41番 

11月6日、高杢禎彦氏が柳川高校に来られました。二年前にも一度来られているので、別にワクワクはしませんでした。

特進科 2-T2 32番 

この前の公開課外授業ではじめて高杢禎彦という人を知った。その人は元チェッカーズだったということだが私は名前を聞いたことがあるがほとんど知らなかった。だから、あまり話を聞きたいと思わなかった。

普通科 2-F3 3番 

話は菅原先生の質問から始まりました。高杢禎彦氏は得意げな口調で自分が思ったことを話してくれました。


*******************

特進科 1―T1 23番 

 私の母はチェッカーズのファンだったので高杢さんの公開課外授業があるのをとても楽しみにしていたけれど、私は別にファンじゃないし、第一チェッカーズは私達の世代ではないので、あまり真剣に話を聞くつもりはありませんでした。
 けれど、ガンを乗り越えた高杢さんの話はどこか引き込まれる部分があって、結局最後まで話を聞いていました。
 高杢さんは高校時代、不良だったとか言ってたけれど、話はまともで説得力ある感じだったのですごいなと思いました。私も高杢さんが出してる本を読んでみたいと思いました。
 私も高杢さんは、話を聞いていない生徒がいることを話の途中とかで、さりげなく言ったりして気にしてるのかなと思ったけれど、卒業式もまともに出てない奴には言われたくないなって思いました。
 高杢さんは、私たちからすればもう立派なおっちゃんだけど、元チェッカーズで、ちょっぴり我慢できるので、話が聞けてよかったです。


この文章、最高ですね。
学生が書く『感想文』の葛藤が滲み出た、素晴らしい作品です。
最初に、「楽しみでなかった」と書きますが、そんな話ばかり書いたら怒られるので、仕方なく「高杢さんの話はどこか引き込まれる部分があって」と書く。
「どこか」という表現で濁す。その前にも、「話はまともで説得力ある感じ」と「感じ」で濁しています。
そして、ついに高杢に対する不満が爆発したのが、次の文章です。

「高杢さんは、話を聞いていない生徒がいることを話の途中とかで、さりげなく言ったりして気にしてるのかなと思ったけれど、卒業式もまともに出てない奴には言われたくないなって思いました」

はじめ、“さん”付けされていた高杢が、最後には“奴”よばわりです。
この生徒は、おそらく高杢の講演を相当ムカつきながら聞いていたのでしょう。
しかし、あからさまな批判はできない。母校に有名人がきて、闘病の話をしている。
『良かった』以外、書けません。
しかし、このコは戦ったのです。

“卒業式もまともに出てない奴には言われたくない”

全くその通りです。
最後の文章も素晴らしい。

“高杢さんは、私たちからすればもう立派なおっちゃんだけど、元チェッカーズで、ちょっぴり我慢できるので、話が聞けてよかったです”

まず“おっちゃん”で、高杢を落としています。
そして、“我慢”。
これはおそらく、誤字と見るほうが正しいでしょう。
しかし、この誤字は、わざとではないでしょうか。

“高杢の話など聞きたくなかったけど、元チェッカーズで親に自慢できるから、我慢して聞いた”

この誤字には、そういう意味が含まれているのです。
なんと奥深いことか。
これは、今年私が読んだ文章のなかで、ベスト作品です。
『高杢の講演は納得できなかった』という自らの気持ちと先生に提出する『感想文』という狭間に見事な折り合いをつけ、最後は誤字で締める。
誤字を使って、自分の気持ちを表すとは新しい技術です。
しばりのおかげで、面白い文章を読めた。
高杢講演会の感想文を全部読みましたが、講演会の感想は以下の一言に集約されているでしょう。

***************

国際科 2-K 6番 

しかし、最後、高杢氏が退場される際の拍手の梁が少なかったことに、自分は会場全体を疑いました。


何度も書きますが、高校生は『良かった』としか書けないので、裏を読み解く必要があります。
そこで、このように客観的事実を伝える文書はとても貴重です。
結局、そういうことだったのかな。
高杢が2年前に威圧していたことで、3年生は高杢のこと嫌がっていたみたいだし。
次の文章は、高杢を的確に表現しています。

*****************

普通科 2-F3 3番 

話は菅原先生の質問から始まりました。高杢禎彦氏は得意げな口調で自分が思ったことを話してくれました。


“高杢禎彦氏は得意げな口調で”
“高杢禎彦氏は得意げな口調で”
“高杢禎彦氏は得意げな口調で”


高杢のことを知らない人たちに、“高杢禎彦氏は得意げな口調で”って言われるくらいだから、やっぱりそうなんだろうな。

“高杢禎彦氏”

っていう、他人行儀なところが良いよね。
こうやって何気なく本音書けるのって、高校生くらいまでなのかなあ。
高校生だからこそ、成せる素晴らしい表現ですよ。

“高杢禎彦氏”

*********

商業科 1-1 37番 

高杢さんの講演を聴いて、高杢さんがガンを克服して書かれた『チェカーズ』という本を読みたいと思いました。

『チェカーズ』と書いてる時点で、読みたいと思ってないだろ!!
読んだら「高杢さんって、やっぱり…」と思うはず!
江島真里奈さんには、ぜひ読んでもらいたい!!





高杢の著書、楽天では扱いなし!! アジャパア!!





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最終更新日  2014年08月14日 04時44分17秒
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